JPH0977613A - 水田用除草剤組成物 - Google Patents

水田用除草剤組成物

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JPH0977613A
JPH0977613A JP7258108A JP25810895A JPH0977613A JP H0977613 A JPH0977613 A JP H0977613A JP 7258108 A JP7258108 A JP 7258108A JP 25810895 A JP25810895 A JP 25810895A JP H0977613 A JPH0977613 A JP H0977613A
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昭彦 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少量の有効成分で、単子葉類、双子葉類のい
ずれの重要雑草をも長期にわたり的確に防除する水田用
除草剤組成物の提供。 【構成】 式(I)(式中、AはS(O)n 1 基(R
1 は低級アルキル、シクロアルキル、(置換)ベンジ
ル、(置換アミノ置換)フェニル;nは0又は2)又は
OR2 基(R2 は(置換)フェニル);Bはハロゲン、
ニトロ、低級アルキル、低級アルキルスルホニル;Dは
H、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アルコキシメ
チル、低級アルコキシカルボニル;Eはハロゲン、(置
換)低級アルコキシ、低級アルキルチオ、低級アルキル
スルホニルまたは低級アルキルスルホニルオキシ)で示
される置換ベンゾイルサイクリックエノン誘導体とトリ
アジン類あるいはナフトキノン類、カルボチオエート
類、オキサジアゾール類あるいはベンゾチアジアジン類
に属する除草活性を有する化合物とを含有する水田用除
草剤組成物。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2種類の除草活性化
合物を併用する水田用除草剤組成物に関する。より詳し
く言えば、特定構造の置換ベンゾイルサイクリックエノ
ン誘導体および他の除草活性を有するも化合物を有効成
分として含む相乗的作用効果を示す薬剤組成物であっ
て、水稲に対する薬害が少なく、少量の適用量で水田中
の雑草を枯死に至らしめる水田用除草剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水田用除草剤としては、フェノキシ酢酸
系、ジフェニルエーテル系、カ−バメート系、ヘテロ環
系、尿素系等、種々の化合物や混合剤が知られている。
しかしながら、これらの除草剤は、適用対象となる各種
の雑草に対して広く十分な効果をあげるためには比較的
多量の有効成分を必要としたり、処理時期、残効性等、
水稲作の実際場面における要求を満たすためには、耕作
期毎に複数回の除草剤処理が必要であった。このため、
除草剤コスト、労力の点で問題が多い。本願発明者ら
は、先に、水田用除草剤として使用したとき、稲に対す
る安全性が高く、かつ特に稲科の雑草種に対して長期に
わたり卓越した効果を示す、下記一般式(I)
【0003】
【化2】 (式中の記号は後記と同じ意味を表わす。)で示される
置換ベンゾイルサイクリックエノン誘導体(以下、化合
物Aという。)を提案した(特開平6-25144 号)。しか
し、一般式(I)で示される化合物は、生育の進んだ多
年生広葉雑草やノビエに対しては必ずしも十分満足でき
る効果が期待できないことがある。
【0004】一方、水稲に対して安全性が高く、一年生
雑草、ウキクサや藻類に対して極めて高活性を示す除草
剤としてトリアジン誘導体やナフトキノン類、カルボチ
オエート類、オキサジアゾール類あるいはベンゾチアジ
アジン類の化合物が開発されている。例えば、市販され
ているこれらの除草剤成分としては (1)シメトリン:2,4−ビス(エチルアミノ)−6−
メチルチオ−1,3,5−トリアジン(以下、化合物B
という。)、
【0005】(2)キノクラミン:2−アミノ−3−クロ
ロ−1,4−ナフトキノン(以下、化合物Dとい
う。)、 (3)ジチオピル:S,S−ジメチル−2−(ジフルオロ
メチル)−4−(2−メチルピロピル)−6−(トリフ
ルオロメチル)−3,5−ピリジンジカルボチオエート
(以下、化合物Eという。)、 (4)オキサジアルギル:5−tert−ブチル−3−(2,
4−ジクロロ−5−プロパルギルオキシフェニル)−
1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オン(以
下、化合物Fという。)、あるいは (5)ベンタゾン:3−イソプロピル−1H−2,1,3
−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジ
オキサイド(以下、化合物Gという。)等が知られてい
る。
【0006】化合物Bはスイス特許第337019号等に、化
合物Dは米国特許第2999810 号等に、化合物Eは特開昭
60-78965号公報等に、化合物FはAG CHEM NEW COMPOUND
REVIEW, vol.12, 1994, p.71 等に、化合物Gは米国特
許第3708277 号等に既に開示されている。化合物B、D
は、一年生雑草、イネ科雑草のノビエやカヤツリグサ科
多年生雑草などに対する効果は低く、これらに対して単
剤での雑草防除効果は期待できない。また、若齢イネに
使用すると薬害が生じること、効果の持続する期間が短
いことが知られている。化合物Eは、葉齢の進展したノ
ビエ、カヤツリグサ科雑草や多年生雑草には効果が劣
り、これらに対しては単剤での雑草防除効果は期待でき
ない。また、浅植え条件等の不良環境条件下では薬害を
生じることが報告されている。化合物Fは、ノビエやマ
ツバイ等に対して効果が劣り、その効果は水変動の影響
を受けやすいことが知られている。また、化合物Gは、
ウリカワ、ホタルイ、ミズガヤツリ等の多年生雑草には
効果が不十分である。上記のように、一般式(I)で表
される化合物Aおよび化合物B〜Gは、それぞれの単独
で使用したときには十分満足できる除草効果が期待でき
ないことがあり、特に化合物B〜Fは、若齢イネに対し
ての使用が困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
水稲作での雑草防除の現状に鑑み、本発明者らが提案し
た一般式(I)で示される化合物の除草活性スペクトラ
ムを拡大すると共に、より少量の有効成分で、単子葉
類、双子葉類のいずれの重要雑草をも的確にかつ長期に
わたり防除できる水田用除草剤組成物を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、一般式
(I)で表わされる化合物Aと他の除草活性化合物の併
用について鋭意研究を続けた結果、化合物Aと前記化合
物B〜Gの化合物類との混合物が予想できない驚くべき
相乗作用を示し、各々の単剤の使用に比べはるかに少量
の施用で水田の重要雑草を的確にしかも一回の処理で長
期にわたり防除し、なおかつ水稲に対し害を与えること
なく、雑草の発生前から生育期までの幅広い処理時期で
使用できることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明は、 1) 一般式(I)
【化3】 〔式中、Aは、S(O)n 1 基(基中、R1 は (i)置
換されていてもよい低級アルキル基、(ii)シクロアルキ
ル基、(iii) 置換されていてもよいベンジル基、または
(iv)置換アミノ基により置換されていてもよいフェニル
基を表わし、nは0または2である。)またはOR2
(基中、R2 は置換されていてもよいフェニル基を表わ
す。)を表わし;Bはハロゲン原子、ニトロ基、低級ア
ルキル基または低級アルキルスルホニル基を表わし;D
は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級
アルコキシメチル基または低級アルコキシカルボニル基
を表わし;Eはハロゲン原子、置換されていてもよい低
級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルス
ルホニル基または低級アルキルスルホニルオキシ基を表
わす。〕で示される少なくとも1種類の置換ベンゾイル
サイクリックエノン誘導体と、2,4−ビス(エチルア
ミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、2
−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン、S,
S′−ジメチル−2−(ジフルオロメチル)−4−(2
−メチルピロピル)−6−(トリフルオロメチル)−
3,5−ピリジンジカルボチオエート、5−tert−ブチ
ル−3−(2,4−ジクロロ−5−プロパルギルオキシ
フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オンおよび3−イソプロピル−1H−2,1,3
−ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジ
オキサイドから選択される除草活性を有する少なくとも
1種類の化合物とを有効成分として含有することを特徴
とする水田用除草剤組成物を提供する。
【0010】本発明の水田用除草剤組成物に含まれる第
一の有効成分は、上記一般式(I)で表わされる置換ベ
ンゾイルサイクリックエノン誘導体である。一般式
(I)中、Aが−S(O)n 1 基を表わす場合、R1
は以下の(i) 〜(iv)のいずれかである。
【0011】(i) 置換されていてもよい低級アルキル
基。アルキル主鎖は好ましくは1〜4個の炭素原子を含
む。好適な置換基としては炭素数2〜3の低級アルコキ
シカルボニル基が挙げられる。 (ii)シクロアルキル基、好ましくは、炭素数3〜6のシ
クロアルキル基。 (iii) 置換されていてもよいベンジル基。好適な置換基
としてはハロゲン原子、メチル基およびニトロ基が挙げ
られる。これらの置換基のうち同一または異なる基によ
り1〜3個の水素原子が置換されたベンジル基が好まし
い。 (iv)置換アミノ基で置換されていてもよいフェニル基。
好適な置換アミノ基としては、1〜5個のハロゲン原
子、1〜3個の炭素数1〜4個の低級アルキル基、炭素
数1〜4個の低級アルコキシ基、ハロメチル基、ニトロ
基、シアノ基、および/または炭素数1〜2のアルキル
基またはアルキルスルホニル基により置換されたアミノ
基が挙げられる。
【0012】一般式(I)中、AがOR2 基を表わす場
合、R2 は置換されていてもよいフェニル基である。R
2 の好適な置換基としては、1〜5個のハロゲン原子お
よび/または炭素数1〜3の低級アルキル基が挙げられ
る。一般式(I)中、Bはハロゲン原子、ニトロ基、低
級アルキル(好ましくは炭素数1〜2)または低級アル
キルスルホニル基(好ましくは炭素数1〜2)である。
【0013】また、Dは水素原子、低級アルキル(好ま
しくは炭素数1〜2)、低級アルコキシ(好ましくは炭
素数1〜4)、低級アルコキシメチル(好ましくは炭素
数1〜3)または低級アルコキシカルボニル基(好まし
くは炭素数2〜5)である。Eはハロゲン原子、置換さ
れていてもよい低級アルコキシ、低級アルキルチオ(好
ましくは炭素数1〜3)、低級アルキルスルホニルまた
は低級アルキルスルホニルオキシ基(好ましくは炭素数
1〜3)であり、低級アルコキシと低級アルキルスルホ
ニルは、好ましくは1〜3個の炭素数を有し、1〜3個
のフッ素原子によって置換されていてもよい。
【0014】上記一般式(I)で示される化合物のう
ち、除草活性、殺草スペクトラム、選択性、水に対する
溶解度、土壌への浸透性、魚毒性、土壌中の安定性と崩
壊性のバランス等から、次式(III)
【化4】 〔式中、A′は−S(O)n R11基(基中、R11は、無
置換のフェニル基または1〜5個のハロゲン原子もしく
は1〜3個の炭素数1〜4個のアルキル基によって置換
されているフェニル基を表わし、nは0または2であ
る。)を表わし;B′はハロゲン原子またはニトロ基を
表わし;D′は水素原子を表わし;E′はハロゲン原子
または1〜3個のフッ素原子によって置換されていても
よい炭素数1〜3個の低級アルキルスルホニル基を表わ
す。〕で示される化合物が特に好ましい。
【0015】好ましい化合物の具体例を挙げれば下記の
通りである。 (1)3−(2−クロロ−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)−4−フェニルチオ−ビシクロ[3.2.1]オク
ト−3−エン−2−オン(式(III) で、A′=C6 5
S、B′=Cl、D′=H、E′=CH3 SO2 の化合
物)、(2)3−(2−クロロ−4−メチルスルホニルベ
ンゾイル)−4−(3−メチルフェニルチオ)ビシクロ
[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(式(III)
で、A′=3−CH3 6 4 S、B′=Cl、D′=
H、E′=CH3 SO2の化合物)、(3)3−(2−クロ
ロ−4−メチルスルホニルベンゾイル)−4−フェニル
スルホニル−ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン
−2−オン(式(III) で、A′=C6 5 SO2 、B′
=Cl、D′=H、E′=CH3 SO2 の化合物)、
(4)3−(2−クロロ−4−メチルスルホニルベンゾイ
ル)−4−(2,6−ジメチルフェニルチオ)−ビシク
ロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(式(II
I) で、A′=2,6−(CH3 2 6 3 S、B′
=Cl、D′=H、E′=CH3 SO2 の化合物)、
【0016】(5)3−(2−クロロ−4−メチルスルホ
ニルベンゾイル)−4−(3−クロロフェニルチオ)−
ビシクロ[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン
(式(III) で、A′=3−ClC6 4 S、B′=C
l、D′=H、E′=CH3 SO2の化合物)、(6)3−
(2−ニトロ−4−メチルスルホニルベンゾイル)−4
−(2,6−ジメチルフェニルチオビシクロ)[3.
2.1]オクト−3−エン−2−オン(式(III) で、
A′=2,6−(CH3 2 6 3 S、B′=N
2 、D′=H、E′=CH3 SO2 の化合物)、(7)
3−(2−ニトロ−4−メチルスルホニルベンゾイル)
−4−(2,6−ジクロロフェニルチオビシクロ)−
[3.2.1]オクト−3−エン−2−オン(式(III)
で、A′=2,6−(Cl)2 6 3 S、B′=NO
2 、D′=H、E′=CH3 SO2 の化合物)、(8)3
−(2−ニトロ−4−メチルチオベンゾイル)−4−
(3−クロロフェニルチオビシクロ)−[3.2.1]
オクト−3−エン−2−オン(式(III) で、A′=3−
ClC6 4 S、B′=NO2 、D′=H、E′=CH
3 Sの化合物)、(9)3−(2−クロロ−4−メチルス
ルホニルベンゾイル)−4−(2,6−ジクロロフェニ
ルチオビシクロ)−[3.2.1]オクト−3−エン−
2−オン(式(III) で、A′=2,6−(Cl)2 6
3 S、B′=Cl、D′=H、E′=CH3 SO2
化合物)。これらの化合物は特開平6-25144 号に記載の
方法によって合成することができる。
【0017】本発明の組成物に含まれる第二の有効成分
は、2−エチルアミノ−4−(1,2−ジメチルプロピ
ルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン
トリアジン誘導体、2−アミノ−3−クロロ−1,4−
ナフトキノン、S,S−ジメチル−2−(ジフルオロメ
チル)−4−イソブチル−6−(トリフルオロメチル)
−3,5−ピリジンジカルボチオエート、5−tert−ブ
チル−3−(2,4−ジクロロ−5−プロパルギルオキ
シフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オンおよび3−イソプロピル−1H−ベンゾチア
ジアジン−(4)−2,2−ジオキサイドから選択され
る除草活性を有する少なくとも1種類の化合物である。
【0018】本発明による水田用除草剤組成物は、上記
の第一成分と第二成分とを混合してなる。一般に、薬剤
化合物を混合することによる除草活性が、個々の化合物
による活性の単純な合計(期待される活性)よりも大き
くなることを相乗作用という。2種の除草剤の特定の組
合わせにより期待される活性は、次のようにして算出す
ることが出来る(Colby S.R.除草剤の組み合わせの相乗
及び拮抗作用反応の計算「Weed」15巻20〜22頁、1967年
を参照。)。
【0019】
【数1】E=α+β−α・β÷10 α:除草剤Aをakg/ha の量で施用したときの抑制率 β:除草剤Bをbkg/ha の量で施用したときの抑制率 E:除草剤Aをakg/ha 、除草剤Bをbkg/ha の量で併
用した場合に期待される抑制率
【0020】実際の抑制率が、上記計算式による理論値
Eより大きいならば、個々の除草活性の単なる和以上の
効果が示されたことになる。すなわち、組み合わせによ
る相乗作用が認められると言うことができる。後述の通
り、本願発明の組成物による雑草抑制率は、種々の雑草
に対し理論値よりも大きな値を示しており、広範囲の種
の雑草に対し相乗的除草効果が認められる。また、いず
れか一方の成分のみの施用では効果が小さく、十分な効
果をあげるためには多量の薬剤を必要とし、結果として
稲への薬害が避けられないような場合であっても、本願
の組成物を用いる場合には、実質的に稲への薬害をもた
らすことのない施用量で十分な効果をあげることができ
る。
【0021】本発明組成物における置換ベンゾイルサイ
クリックエノン誘導体(第一成分)とベンジル−アリー
ル(アルキル)置換尿素誘導体との組合わせは文献未記
載の新規なものであり、勿論その特異的な効力増強に言
及した文献もない。本発明に係る相乗作用は広い範囲の
混合比で認められる。一般式(I)で示される第一成分
化合物1重量部に対して、第二成分化合物を各々0.01〜
10重量部、好ましくは1: 0.1〜1:5重量部の割合
で混合して、有用な除草剤を得ることができる。なお、
第一成分、第二成分とも、それぞれ一種類の化合物でも
よいし、複数の化合物の組合わせでもよい。
【0022】本発明の除草剤組成物は、農薬製薬上の常
法に従い、使用上都合のよい形状に製剤化して使用する
のが一般的である。すなわち、上記の各有効成分を、適
当な不活性担体に、要するなら補助剤と一緒に、適当な
割合で配合して溶解、分離、懸濁、混合、含浸、吸着ま
たは付着させるか、あるいは適当な噴射剤等と混合し
て、適宜の剤型、例えば懸濁液、乳剤、溶液、水和剤、
粉剤、粒剤、錠剤、フロアブル剤、エアロゾル剤等に製
剤することができる。補助剤としては、界面活性剤、不
活性担体、結合剤、分解防止剤、着色剤や各種農薬類な
どを必要量含有することができる。これらの成分は、従
来の農薬製剤分野において用いられているものであれば
特に限定されるものではない。
【0023】例えば、界面活性剤は有効成分化合物の乳
化、分散、可溶化および/または湿潤の目的でいられ
る。具体例としては、リグニンスルホン酸塩,アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、ジアルキルスルホサクシネ−ト、アルキルアリ−ル
スルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ
−テルサルフェ−ト、ポリオキシエチレンスチリルフェ
ニルエ−テルサルフェ−ト、ラウリル硫酸塩、ポリカル
ボン酸型高分子活性剤等の、アニオン性界面活性剤、ポ
リオキシエチレンアルキルアリルエ−テル、ポリオキシ
エチレンスチリルフェニルエ−テル、ポリオキシエチレ
ンアルキルエ−テル、ポリオキシエチレンノニルフェニ
ルエ−テル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキレ−
ト、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
ポリマ−、ショ糖脂肪酸エステル、ポリエチレングルコ
−ル等の非イオン性界面活性剤などをあげることができ
る。これらの界面活性剤は、1種だけの単独で用いて
も、あるいは2種以上混合して用いてもよく、その場合
の混合比も任意に選択できる。
【0024】本発明で使用することのできる不活性担体
としては、固体、液体のいずれであってもよい。固体の
担体となりうる材料としては、例えば、ダイズ粉、穀物
粉、木粉、樹皮粉、鋸粉、タバコ茎粉、クルミ穀粉、ふ
すま、繊維類粉末、植物エキス抽出後の残滓等の植物性
粉末;紙、ダンボール、ふるぎれ等の繊維製品;粉砕合
成樹脂等の合成重合体;粘土類(例えばカオリン、ベン
トナイト、酸性白土)、タルク類(例えばタルク、ヒロ
フィライト)、シリカ類(例えば珪藻土、珪砂、雲母、
ホワイトカーボン〔含水微粉珪素、含水珪酸とも言われ
る合成高分散珪酸で、製品により珪酸カルシウムを主成
分として含有するものがある。〕)、活性炭、イオウ粉
末、軽石、焼成珪藻土、レンガ粉砕物、フライアッシ
ュ、砂、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、パライト
等の無機鉱物性粉末;炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸カルシウム、硫酸ナトリウム、クエン酸、コ
ハク酸、フマル酸、乳糖、果糖、ブドウ糖等の水溶性粉
末;硫安、燐安、硝安、尿素、塩安等の化学肥料、堆肥
等を挙げることができる。これらは単独で用いても2種
以上の混合物の形で用いてもよい。
【0025】液体の担体となりうる材料としては、それ
自体溶媒能を有するもののほか、溶媒能を有さずとも補
助剤の助けにより有効成分化合物を分散させうることと
なるものから選ばれ、例えば、水、アルコール類(例え
ばエタノール、メタノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、エチレングリコール)、ケトン類(例えばアセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジ
イソブチルケトン、シクロヘキサノン)。エーテル類
(例えばエチルエーテル、ジオキサン、セロソルブ、ジ
プルピルエーテル、テトラヒドロフラン)、脂肪族炭化
水素類(例えばガソリン、鉱油)、芳香族炭化水素類
(例えばベンゼン、トルエン、キシレン、ソルベントナ
フサ、アルキルナフタレン)、ハロゲン化炭化水素類
(例えばジクロロエタン、塩素化ベンゼン、クロロホル
ム、四塩化炭素)、エステル類(例えば酢酸エチル、ジ
ブチルフタレート、ジイソプロピルフタレート、ジオク
チルフタレート)、酸アミド類(例えばジメチルホルム
アミド、ジエチルホルムアミドジメチルアセトアミ
ド)、ニトリル類(例えばアセトニトリル)、ジメチル
スルホキシド等が挙げられる。これらは単独で用いても
2種以上の混合物の形で用いてもよい。
【0026】その他の補助剤としては、下記のものを挙
げることができる。これらの補助剤は目的に応じて使用
される。有効成分化合物の分散安定化、粘着および/ま
たは結合の目的のためには、例えば次のものを用いるこ
ともよい:カゼイン、ゼラチン、澱粉、アルギン酸、メ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビ
アゴム、ポリビニルアルコール、松根油、糖油、ベント
ナイト、リグニンスルホン酸塩等が挙げられる。
【0027】固体製品の流動性の改良のためには、例え
ばワックス類、ステアリン酸塩、燐酸アルキルエステル
等が使用できる。懸濁性製品の解膠剤としては、例えば
ナフタレンスルホン酸縮合物、縮合燐酸等が使用でき
る。消泡剤、例えばシリコーン油等を添加することも可
能である。
【0028】本発明組成物において、有効成分の配合量
は必要に応じて加減し得る。粉剤あるいは粒剤とする場
合は、第一成分および第二成分の合計量として、通常、
0.2〜20重量%、また、乳剤あるいは水和剤とする場
合は、 0.1〜50重量%が適当である。このようにして
得られた混合物の施用量は混合物の有効成分量として0.
01kg〜5kg/haの広い範囲で使用可能であるが、
標準的には0.05〜1kg/haの範囲での使用が好まし
い。本発明に係る除草剤組成物は雑草の発生前から生育
期の広い範囲で任意の時期に施用でき、高い効果を得る
ことができる。本発明による除草剤組成物は、他の除草
剤の1種または2種以上、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調
節剤等の農薬、土壌改良材または肥料等と混合使用が可
能であるのはもちろんのこと、これらと混合製剤するこ
とも可能であり、場合によっては相乗効果も期待できる
場合がある。特に除草剤として一層の効果の向上のため
に他の除草剤を併用することが望ましい場合がある。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例(配合例、試験例)に
よりさらに具体的に説明するが、本発明における化合
物、製剤量、剤形等はこれらのみに限定されるものでは
ない。 以下の記載において、第一成分化合物とは一般
式(I)で表される置換ベンゾイルサイクリックエノン
誘導体を意味する。第一成分化合物としては下記第1表
に示す化合物A-No.1〜A-No.6を用いた。また、第二
成分化合物としては前記の化合物B、D、E、Fおよび
Gを用いた。なお、「部」は全て重量部を意味する。
【0030】
【表1】
【0031】配合例1:水和剤
【表2】 第2表 成 分 割合 化合物A-No.1 1.0部 化合物B 5.0部 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 2.0部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩 3.0部 ホワイトカーボン 3.0部 クレー 86部 上記の配合成分を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0032】配合例2:水和剤
【表3】 第3表 成 分 割合 化合物A-No.2 3.0部 化合物E 5,0部 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム 2.0部 ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩 3.0部 ホワイトカーボン 3.0部 クレー 4部 上記配合成分を均一に混合粉砕して水和剤とした。
【0033】配合例3:粒剤
【表4】 第4表 成 分 割 合 化合物A-No.1 1部 化合物B 3部 ベントナイト 30部 クレー 62.5部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5部 ポリカルボン酸型高分子活性剤 3.0部 上記配合成分を均一に混合粉砕して後少量の水を加えて
撹拌混合捏和し、押し出し式造粒機で造粒し、乾燥して
粒剤にした。
【0034】配合例4:粒剤
【表5】 第5表 成 分 割 合 化合物A-No.2 3部 化合物E 5部 ベントナイト 30部 クレー 58.5部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5部 ポリカルボン酸型高分子活性剤 3.0部 上記配合成分を均一に混合粉砕して後少量の水を加えて
撹拌混合捏和し、押し出し式造粒機で造粒し、乾燥して
粒剤にした。
【0035】配合例5:懸濁剤
【表6】 第6表 成 分 割 合 化合物A-No.4 1部 化合物B 4部 ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル 3部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5部 変性シリコーン 0.3部 水 76.2部 上記配合成分を混合したものを湿式粉砕機し、この懸濁
液に2%キサンタンガム水溶液15gを加えて撹拌混合
し、懸濁状組成物100gを得た。
【0036】配合例6:懸濁剤
【表7】(化合物配合量を再確認して下さい。) 第7表 成 分 割 合 化合物A-No.4 3部 化合物D 10部 ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル 3部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 0.5部 変性シリコーン 0.3部 水 68.2部 上記配合成分を混合したものを湿式粉砕機し、この懸濁
液に2%キサンタンガム水溶液15gを加えて撹拌混合
し、懸濁状組成物100gを得た。
【0037】試験例1:湛水土壌処理ポット試験(雑草
発生前処理) 1/2000ア−ルのワグネルポットに、沖積土壌を充填し、
入水代かきの後、水深を3cmに保持した。翌日クログ
ワイ、ウリカワの塊茎を3cmの深さに埋めこんだ後、
タイヌビエ、ホタルイを土壌表層から1cmの深さに混
層播種し、コナギ種子、ミズガヤツリ塊茎を土壌表面に
置床した。さらに 2.5葉期のイネ苗(品種コシヒカリ)
を1株1本植えで3cmの深度に4株移植した。薬剤処
理は、播種3日後に配合例1、2に準拠して製造した水
和剤の所定量を水2mlに希釈して、ピペットにてポッ
ト内に均一になるように水面に滴下処理を行った。処理
翌日から3日間、1日あたり3cmの漏水操作を行なっ
た。なお、試験は23〜30℃のガラス温室内で実施し
た。調査は薬剤処理後30日目に概況観察し、除草効果
および薬害を評価した。結果を第9表から第18表に示
す。表中の除草効果および薬害の判定基準および略記号
の意味は以下の通りである。また、理論値は前述のColb
y の式により算出した値である。除草効果および薬害の
判定基準:
【0038】
【表8】 第8表 数値 除草効果 作物薬害 10 殺抑草率96%以上 被害率96%以上 9 〃 86〜95% 〃 86〜95% 8 〃 76〜85% 〃 76〜85% 7 〃 66〜75% 〃 66〜75% 6 〃 56〜65% 〃 56〜65% 5 〃 46〜55% 〃 46〜55% 4 〃 36〜45% 〃 36〜45% 3 〃 26〜35% 〃 26〜35% 2 〃 16〜25% 〃 16〜25% 1 〃 6〜15% 〃 6〜15% 0 〃 5%以下 無害
【0039】第9表〜第18表中の略記号: E.C.:タイヌビエ、 S.J.:ホタルイ、 M.
V.:コナギ、C.S.:ミズガヤツリ、E.K.:ク
ログワイ、ABL:一年生広葉雑草、O.S.:移植水
稲。
【0040】
【表9】
【0041】
【表10】
【0042】
【表11】
【0043】
【表12】
【0044】
【表13】
【0045】
【表14】
【0046】
【表15】
【0047】
【表16】
【0048】
【表17】
【0049】
【表18】
【0050】試験例2:湛水土壌処理ポット試験(雑草
生育期処理) 1/2000ア−ルのワグネルポットに、沖積土壌を充填
し、入水代かきの後、水深を3cmに保持した。翌日ク
ログワイの塊茎を3cmの深さに埋めこんだ後、タイヌ
ビエ、ホタルイを土壌表層から1cmの深さに混層播種
し、コナギ種子、ミズガヤツリ塊茎を土壌表面に置床し
た。さらに 2.5葉期のイネ苗(品種コシヒカリ)を1株
1本植えで3cmの深度に4株移植した。薬剤処理は、
播種7日後タイヌビエ 1.5葉期の時期に配合例1、2に
準拠して製造した水和剤の所定量を水2mlに希釈し
て、ピペットにてポット内に均一になるように水面に滴
下処理を行った。処理翌日から3日間、1日あたり3c
mの漏水操作を行なった。なお、試験は23〜30℃の
ガラス温室内で実施した。調査は薬剤処理後30日に前
述の基準で概況観察し、除草効果を評価した。結果を第
19表から第第30表に示す。表中の除草効果および薬
害の判定基準および略記号(E.C.〜O.S.)の意
味は第9表〜第18表と同じである。ESS(表層剥
離)の評価基準の数値は、第8表(除草効果および薬害
の判定基準)に準じ、被覆率96%以上を10(剥離効
果あり)、被覆率5%以下を0(剥離効果なし)として
いる。
【0051】
【表19】
【0052】
【表20】
【0053】
【表21】
【0054】
【表22】
【0055】
【表23】
【0056】
【表24】
【0057】
【表25】
【0058】
【表26】
【0059】
【表27】
【0060】
【表28】
【0061】
【表29】
【0062】
【表30】
【0063】試験例3:湛水土壌処理圃場試験 水田圃場をプラスチック板により1m2 の方形区に区切
り、代かきと同時にタイヌビエ、ホタルイを播種した。
田面均平化の後、各5つのクログワイの塊茎を、3cm
の深度に、ミズガヤツリの塊茎を土壌表面に置床した。
1週間後、2.5葉期のイネ苗(品種コシヒカリ)を1株
2本として田植えを行った。田植え1週間後、タイヌビ
エ 1.5葉期のの時に配合例4に準拠して製造した粒剤の
所定量を散布した。なお試験地は関東北部、土質は埴壌
土、減水深 1.5cm/日であり、5月中旬から試験を行
った。調査は薬剤処理後30日目に残草量を測定して対
無処理区比を求め、前述の基準で評価した。結果を第3
1表から第36表に示す。また、薬剤処理後42日目に
おける雑草発生抑制状況を表中の42日の欄に記す(表
中の除草効果および薬害の判定基準および略記号の意味
は第19表〜第30表に同じ)。
【0064】
【表31】
【0065】
【表32】
【0066】
【表33】
【0067】
【表34】
【0068】
【表35】
【0069】
【表36】
【0070】以上の試験例1、2、3に示されるよう
に、本発明による除草剤組成物は稲に害を与えることな
く、田植え前から雑草生育期までの広い範囲で多年生雑
草を含む、水田の重要雑草を的確に防除できた。すなわ
ち、本発明の除草剤組成物においては、混合剤化による
相補作用により殺草スペクトラムが拡大されている。ま
た、これらの結果より、一般式(I)で示される化合物
のうち少なくとも1種以上と、2,4−ビス(エチルア
ミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、2
−アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン、S,S
−ジメチル−2−(ジフルオロメチル)−4−(2−メ
チルプロピル)−6−(トリフルオロメチル)−3,5
−ピリジンジカルボチオエート、5−tert−ブチル−3
−(2,4−ジクロロ−5−プロパルギルオキシフェニ
ル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−オ
ンもしくは3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベン
ゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキサ
イドとを含有する混合物により、それぞれの単独の薬剤
の効果からは予想もできない顕著な相乗作用を示される
ことがわかる。すなわち、その除草効果はそれぞれの単
剤に比べ優れたものであり、かかる相乗効果を奏する結
果、各々の化合物を単独で使用して同等の効果を得よう
とする場合よりも少ない薬量での使用が可能である。さ
らにまた、本発明による除草剤組成物は、雑草発生時期
から雑草生育期までの任意の時期に施用しても顕著な効
果を示し、かつ一回の処理でほぼ完全に水田の重要雑草
を防除でき、しかも、6週間(42日間)以上の長期に
わたって雑草抑草効果を示している。
【0071】
【発明の効果】本発明の水田用除草剤組成物は、単子葉
類、双子葉類、一年草、多年草の広い範囲に及ぶ殺草ス
ペクトラムを有する。かつ、成分薬剤の相乗効果によ
り、イネに対し薬害の発生のない少量の使用で対象とす
る雑草類を的確に除草する。しかも、残効期間の延長に
より、1回の施用で稲の生育に重要な期間を通しての雑
草の抑制が実現できる。このため、除草剤の散布に要す
る労力やコストを大きく低減することができる。また、
近年、抑草型水田用除草剤の普及に伴い、水田雑草草種
の変遷が起こり、これに起因する難防除雑草の発生拡大
が各地で報告されているが、本発明の除草剤組成物は、
広い殺草スペクトラムを有し、重量雑草を長期にわたり
的確に防除できることから、こうした雑草草種の変遷に
起因する問題の解消にも寄与することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 33:20) (A01N 43/54 33:20) (72)発明者 鳥居 仁 茨城県つくば市緑ケ原2丁目1番 株式会 社エス・ディー・エスバイオテックつくば 研究所内 (72)発明者 藤田 昭彦 茨城県つくば市緑ケ原2丁目1番 株式会 社エス・ディー・エスバイオテックつくば 研究所内 (72)発明者 佐藤 正 茨城県つくば市緑ケ原2丁目1番 株式会 社エス・ディー・エスバイオテックつくば 研究所内 (72)発明者 関野 景介 茨城県つくば市緑ケ原2丁目1番 株式会 社エス・ディー・エスバイオテックつくば 研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔式中、Aは、S(O)n 1 基(基中、R1 は (i)置
    換されていてもよい低級アルキル基、(ii)シクロアルキ
    ル基、(iii) 置換されていてもよいベンジル基、または
    (iv)置換アミノ基により置換されていてもよいフェニル
    基を表わし、nは0または2である。)またはOR2
    (基中、R2 は置換されていてもよいフェニル基を表わ
    す。)を表わし;Bはハロゲン原子、ニトロ基、低級ア
    ルキル基または低級アルキルスルホニル基を表わし;D
    は水素原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級
    アルコキシメチル基または低級アルコキシカルボニル基
    を表わし;Eはハロゲン原子、置換されていてもよい低
    級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルス
    ルホニル基または低級アルキルスルホニルオキシ基を表
    わす。〕で示される少なくとも1種類の置換ベンゾイル
    サイクリックエノン誘導体と、2,4−ビス(エチルア
    ミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン、2
    −アミノ−3−クロロ−1,4−ナフトキノン、S,
    S′−ジメチル−2−(ジフルオロメチル)−4−(2
    −メチルピロピル)−6−(トリフルオロメチル)−
    3,5−ピリジンジカルボチオエート、5−tert−ブチ
    ル−3−(2,4−ジクロロ−5−プロパルギルオキシ
    フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
    H)−オンおよび3−イソプロピル−1H−2,1,3
    −ベンゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジ
    オキサイドから選択される除草活性を有する少なくとも
    1種類の化合物とを有効成分として含有することを特徴
    とする水田用除草剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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