JPH0977251A - 物品取出し装置 - Google Patents

物品取出し装置

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JPH0977251A
JPH0977251A JP25811995A JP25811995A JPH0977251A JP H0977251 A JPH0977251 A JP H0977251A JP 25811995 A JP25811995 A JP 25811995A JP 25811995 A JP25811995 A JP 25811995A JP H0977251 A JPH0977251 A JP H0977251A
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JP
Japan
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article
suction
articles
take
suction arm
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JP25811995A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Fukuyama
宏明 福山
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NARASAKI SANGYO KK
Original Assignee
NARASAKI SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引腕と物品の位置との間に多少の誤差があ
っても、取出し対象となる物品が短い間隔で連続して搬
送されてきても確実に取り出すことが可能な物品取出し
装置を提供すること。 【解決手段】 物品搬送路12の側方に立設される中心
軸25の周囲を、物品搬送路12の搬送方向に対して順
方向に回動する多数の吸引腕23を有する取出しロボッ
ト16と、搬送される物品の種別を判別する判別装置を
備え、吸引腕23の吸引部37の軌跡の一部が物品搬送
路12の上方に臨み、吸引腕23は吸引部37が物品搬
送路12の上方に達した時に降下して、一定距離物品搬
送路12に沿って同速度で移動し、判別装置からの判別
信号に応じて吸引部37で対応する物品を吸着し、吸引
部37が物品搬送路12の外方において物品を解放す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品搬送路上を連続
して搬送される物品、例えば胡瓜等の野菜や果実を選別
して取り出す物品取出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンベア等の搬送路上を移送され
る物品をその等級あるいは階級に応じて選別して取り出
す装置として、搬送路の上方に前記物品の等階級を判別
して信号を発する判別装置を設け、判別装置より下流に
おいて搬送路の側方に取出しロボットを設置し、判別装
置からの信号に対応する物品がロボットの位置に達した
時、該ロボットが側方から搬送路上に吸引アームを突き
出して物品を吸着し、次いで吸引アームを引き込み、搬
送路の外方において吸着された物品を収納箱等に受け渡
すものが知られている。
【0003】しかし、このような従来の取出し装置によ
れば、物品が移動するタイミングと吸着アームを突き出
すタイミングとが合わないと物品がそのまま通り過ぎて
しまう虞があり、同じ等階級の物品が短い間隔で連続し
て搬送されると、吸引アームによる取出し動作が間に合
わないこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、吸引腕と物
品の位置との間に多少の誤差があっても該物品を確実に
吸着して取り出すことができ、取出し対象となる物品が
短い間隔で連続して搬送されてきても漏れなく取り出す
ことが可能な物品取出し装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の物品取出し装置
は、物品搬送路の側方に立設される中心軸の周囲を、前
記物品搬送路の搬送方向に対して順方向に回動する多数
の吸引腕を有する取出しロボットと、前記物品搬送路に
よって搬送される物品の種別を判別する判別装置とを備
え、該吸引腕の吸引部の軌跡の一部が前記物品搬送路の
上方に臨み、前記吸引腕はその吸引部が前記物品搬送路
の上方に達した時に降下すると共に、一定距離前記物品
搬送路に沿って同速度で移動され、前記判別装置からの
吸引信号に応じて前記吸引部により対応する物品を吸着
し、前記吸引部が前記物品搬送路の外方において吸着さ
れた物品を解放する。これにより、吸引腕が回動して物
品搬送路の上方に達したとき、物品搬送路上を搬送され
る物品と共に移動しながら降下し、判別装置からの吸引
信号に対応する物品を吸着し、さらに回動を継続して吸
着した物品を搬送路外に取り出す。
【0006】また、吸引腕が前記中心軸を囲んで配置さ
れたレールによって支持されると共に、該レールが前記
物品搬送路に臨む位置において最も低くなるように傾斜
したことにより、吸引腕がレールに沿って回動した結
果、吸引部が物品搬送路の上方に達したとき自動的に吸
引腕が降下するようになっている。
【0007】各吸引部がそれぞれ弁で開閉される分岐管
を介して真空発生源に連通されているため、判別装置か
らの判別信号に応じて開いた弁に対応する吸引部が物品
を吸着する。
【0008】
【発明の実施の形態】図9は物品を選別して箱詰めする
選別箱詰め装置1を示し、この実施形態では胡瓜が選果
選別箱詰めされる。選別箱詰め装置1は集積場の内部に
設置され、コンテナ11に詰められて搬入された物品を
集める入荷ライン3と、物品を大きさ・質の違いに基づ
く等階級ごとに選別して箱詰めする選別箱詰めライン4
と、箱詰めされた物品を送り出す出荷ライン5を備え
る。
【0009】入荷ライン3は、一端に受入れ口6を有す
る複数の平行な入荷コンベア7と、入荷コンベア7の末
端に連結される入荷コンテナ搬送コンベア8と、入荷コ
ンテナ搬送コンベア8の中間部に設けられるアンスタッ
カー10から成る。
【0010】各入荷コンベア7の受け入れ口6には、そ
れぞれ物品が詰められたコンテナ11が3段に重ねて載
せられ、これらのコンテナ11は入荷コンベア7で運ば
れて入荷コンテナ搬送コンベア8に受け渡され、3段に
重ねられたコンテナ11はアンスタッカー10によって
1段ずつに引き離され、選別箱詰めライン4に向けて1
段積みの状態で入荷コンテナ搬送コンベア8で搬送され
る。
【0011】選別箱詰めライン4は、物品搬送路12
と、物品搬送路12の中間部に設けられて物品を搬送方
向に沿って適宜間隔毎に一列に並べる自動整列装置13
と、物品搬送路12の中間部において自動整列装置13
の搬送方向下流側に設置された物品取出し装置と、物品
搬送路12の末端部に適宜間隔をおいて設置され、物品
を等階級の区分ごとに箱詰めする複数の箱詰め装置15
とを備える。物品搬送路12は、ベルトコンベア或いは
多数の搬送ローラが平行に装着されたチェーンが回動す
るものであって、その始点部にはコンテナ搬送コンベア
8の末端が連絡され、コンテナ搬送コンベア8によって
搬送されてきた物品は箱出しロボット17によってコン
テナ11から取り出され、物品搬送路12の上に移され
る。なお、この箱出し作業は人手によって行う場合もあ
る。また、多数の搬送ローラが移動するタイプの物品搬
送路12の場合には、物品が傷付かないように隣接する
搬送ローラ間の窪みに1個おき乃至複数個おきに物品を
載せる。
【0012】物品取出し装置は、物品搬送路12の上方
に設けられて物品の等階級を自動的に判別する判別装置
14と、物品の等階級の区分に対応して物品搬送路12
で搬送されてきた物品を箱詰め装置15に移送する複数
の取出しロボット16から構成される。
【0013】なお、判別装置14によって自動的に判別
された等階級のそれぞれの個数は生産者ごとに集計され
る。また、物品が取り出されて空になったコンテナ11
は、コンテナ搬送コンベア8の末端に隣接して設けられ
た空コンテナ回収コンベア18に載せられて回収され
る。
【0014】自動整列装置13は、図11に示すよう
に、搬送方向に凸部19と溝部20が交互に連続して配
置される波状ベルトを有する2個の波状コンベア13
´,13´が、その端部を重合するように搬送方向に接
続されて構成されている。そして、自動整列装置13に
送り込まれた物品は各溝部20に入って整列され、自動
整列装置13から送り出された時には溝部20のピッチ
に相当する間隔をおいて並べられるようになっている。
なお、人手によってコンテナ11から取り出された物品
を物品搬送路12の上に並べる場合は、自動整列装置1
3を設置する必要はない。
【0015】判別装置14は、物品搬送路12の上方に
設置されて物品(胡瓜)の形状と大きさを把握するため
のカメラを備え、カメラで捉えた物品の映像と予め記憶
されている規格の形状と大きさとを比較する,いわゆる
画像処理の手法により物品の等階級を自動的に判別し、
判別信号を取出しロボット16の制御装置に発信する。
物品は、その色・艶・形状等の質の違いに応じてA,
B,C等の等級と、大きさの違いに応じてLL,L,
M,S等の階級が判定され、等級と階級の組み合わせに
よってALL,AL,AM…のように複数のグループに
区分される。
【0016】取出しロボット16は、図1及び図2に示
すように、物品搬送路12の側方に設置される基台21
と、基台21の中央に立設される中心軸25と、中心軸
25を囲んで配置されるレール22と、レール22に支
持されて中心軸25の周囲を回動する多数の吸引腕23
と、レール22の上方において中心軸25から側方へ張
り出されるターンテーブル24とを備える。
【0017】基台21の四隅下端に、図2に示すよう
に、それぞれキャスター26が装着されると共に、固定
脚27が昇降可能に装着され、固定脚27を上昇させる
とキャスター26で支持された取出しロボット16を移
動することができ、固定脚27を降下させると取出しロ
ボット16を適宜位置に固定的に設置することができる
ようになっている。また、図3に示すように、基台21
の上面の四隅部にそれぞれスプロケットホイール28が
回動自在に配置され、スプロケットホイール28の外周
にチェーン29が巻掛されている。そして、スプロケッ
ロホイール28の内の一個がモータ30によって回動駆
動され、この結果、チェーン29が物品搬送路12の搬
送方向と順方向にほぼ同速度で回動するようになってい
る。
【0018】図3及び図4に示すように、チェーン29
の外周に多数の揺動アーム31の一端が適宜間隔毎に回
動自在に枢着され、揺動アーム31の他端に支持台32
がそれぞれ回動自在に取り付けられる。図5に示すよう
に、これら支持台32の下面の外周寄り及び内周寄りに
対向するガイドローラ33,33がそれぞれ水平方向に
回動自在に2対づつ取付けられる。そして、このガイド
ローラ33,33が基台21の上面においてチェーン2
9の外側に配置された軌道34の両側に摺動可能に係合
されている。また、支持第32の上面にそれぞれ一対の
ガイドバー35が立設される。
【0019】吸引腕23は支持台32の上面から基台2
1の外側に向けて張り出され、その一端部にガイドバー
35が摺動可能に挿通されており、吸引腕23がガイド
バー35に沿って昇降できるようになっている。また、
吸引腕23の先端部に中空のパイプ36が垂直方向に貫
通され、パイプ36の下端にこれと連通する大径の吸引
部37が装着される。さらに、パイプ36は2分割され
ると共に、各分割された部分が一定範囲内で摺動可能で
あり、このため、吸引部37は吸引腕23に対して接近
したり離れたりすることができる。そして、チェーン2
9が回動して吸引腕23が基台21の外側を回動する
と、吸引部37の軌跡の一部が物品搬送路12の上方に
臨むようになっている。
【0020】また、吸引腕23の下面中間部に外周をゴ
ム等の弾性体で形成した走行輪38が回動自在に設けら
れ、この走行輪38が基台21の上面において軌道34
の外側に配設されたレール22上を走行するようになっ
ている。レール22は、図1に示すように、物品搬送路
12に臨む一辺において最も低くなりこれに対向する他
辺において最も高くなるように、上記一辺及び他辺に交
叉する両辺が傾斜して配置されている。従って、吸引腕
23は、チェーン29の回動に伴って回動して物品搬送
路12に臨む位置に達すると、その自重によってガイド
バー35に沿って下降し、その先端に設けられた吸引部
37が物品搬送路12の上面に接することになる。
【0021】そして、その後吸引腕23が下降しても、
2分割されたパイプ36が互いに嵌合されるだけとな
り、吸引部37はそれ以上物品搬送路12を押圧するこ
とはなく、一定距離物品搬送路12に沿って同速度で移
動される。
【0022】中心軸25は、図2及び図6に示すよう
に、中空部39が形成された固定軸40と、固定軸40
の上部外周に嵌装される回転筒41とから構成される。
固定軸40は基台21に取り付けられた環状のベース4
2及びその上面に立設されたカラー60に挿通され、固
定軸40の上部に中空部39と外部とを連通する複数の
貫通孔43が周囲に沿って適宜間隔毎に穿設されてい
る。また、中空部39の下端は基台21の下部に設置さ
れた真空発生機よりなる真空発生源77に連絡されてい
る。
【0023】回転筒41はその内周の上下端部に設けら
れたベアリング44を介して固定軸40の外周囲に回動
自在に嵌合され、固定軸40の貫通孔43に対応する高
さに大径部45が形成されている。この大径部45の内
周において固定軸40との間にリング状の空洞部46が
形成され、大径部45に空洞部46と外部とを連通する
複数の(図に示す実施例では6個の)接続筒47が周囲
に沿って適宜間隔毎に設けられている。なお、固定軸4
0の外面と回転筒41の内面との間において、空洞部4
6を挟んで上下両側にパッキング61が介在され、空洞
部46の気密性が保たれている。
【0024】また、回転筒41の下部外周囲にタイミン
グベルトプーリ48が取付けられると共に、モータ30
によって回動されるスプロケットホイール28の回転軸
に連絡されるタイミングベルト49がこのタイミングベ
ルトプーリ48に巻回され、これにより、チェーン29
と回転筒41とが同一回転速度で回動するようになって
いる。
【0025】さらに、回転軸41の上端にターンテーブ
ル24が一体に取り付けられる。図7及び図8に示すよ
うに、ターンテーブル24の上面外周部において接続筒
47と対応する位置にそれぞれ中空箱状のマニホールド
50が設置される。また、マニホールド50の下面に設
けられた中空管51がターンテーブル24を貫通して突
設され、図2及び図6に示すように、中空管51と接続
筒47がダクト52で接続される。
【0026】マニホールド50の上面に複数の(図に示
す実施例では5個の)弁ハウジング53が取付けられる
と共に、マニホールド50と各弁ハウジング53が接続
孔54によって連通される。また、弁ハウジング53の
上面において接続孔54の上方にそれぞれエアーシリン
ダ55によって昇降される弁56が設けられると共に、
各エアーシリンダ55に対するエアーの供給路を開閉す
る電磁弁59がマニホールド50の上面に設けられる。
そして、弁56が降下すると接続孔54が閉塞され、弁
56が上昇すると接続孔54が開放されるようになって
いる。
【0027】さらに、弁ハウジング53の上面にその内
部と外部とを連通する短管57が突設され、図1に示す
ように、短管57と吸引腕23の先端に設けられたパイ
プ36の上端とが分岐管58によって接続される。従っ
て、弁56が上昇して接続孔54が開放されると、真空
発生源77、ダクト52、マニホールド50、分岐管5
8及びパイプ36が連通されて吸引部37が物品を吸着
し、弁56が降下して接続孔54が閉塞されると、吸引
部37による吸引が停止される。
【0028】また、各取出しロボット16は物品の等階
級の区分の一つ乃至二つ以上にそれぞれ対応しており、
搬送装置12の両側に搬送方向に沿って適宜間隔をおい
て設置され、各取出しロボット16の制御装置は判別装
置14と接続されている。すなわち前記の判別信号は、
判別した等階級の物品を取出す取出しロボット16を作
動させる作動信号であって、判別された物品がその等階
級に対応する取出しロボット16の側部に達したとき作
動して、この物品に接するよう降下した吸引部37に連
通される分岐管58が開放され、この結果、物品が吸引
部37に吸着される。
【0029】さらに、吸引腕23が回動を継続すると、
吸着された物品は吸引腕23の上昇に伴って徐々に上昇
すると共に、物品搬送路12の側方に取り出される。そ
して、吸引部37が箱詰め装置15の上方に達したと
き、この吸引部37に対応する弁56が降下して吸引経
路が閉塞され、吸着されていた物品が箱詰め装置15上
に落下する。
【0030】物品がその等階級に対応した取出しロボッ
ト16の吸着地点に達したか否かは物品の通過数をカウ
ントして判別する。上記した取出しロボット16の作動
を行わせる手段は、取出しロボット16の制御装置にお
ける入出力回路やカウントのためのセンサー,演算回路
およびRAMやROMの記憶手段などで構成されてい
る。
【0031】箱詰め装置15は、図9及び図10に示す
ように、取出しロボット16で移送された物品を受けて
排出する排出コンベア62と、排出コンベア62で移送
された物品を箱63に詰める箱詰め部64と、箱詰め部
64に箱63を供給する供給コンベア76と、箱入り物
品搬送コンベア65と、箱入り物品搬送コンベア65の
途中に順次設けられた計量機66及び封函機67を備え
る。
【0032】図12に示すように、排出コンベア62の
支持面は物品搬送路12の支持面よりやや高い位置に設
けられ、その末端に搬送方向に沿う3乃至4本の支持棒
75が並列されている。支持棒75は端部寄りのものよ
り中央部寄りのものが順次高くなるように配置されてい
るので、胡瓜のように湾曲している物品はどのような向
きで支持棒75の上に載せられても、支持棒75の傾斜
に沿って両端部が下方に向くよう姿勢を変える。
【0033】姿勢を整えられた物品は、そのままの状態
で吸着移送装置によって箱63の中に収納される。この
際、物品はすべて上方に凸に湾曲するよう並べられるの
で、箱63の上方から見たときに収穫物の湾曲が目立た
ない。箱63の中に収穫物を所定の数(胡瓜の場合は、
9本×2列×3段の合計54本)詰めたら、これを箱詰
め部64から箱入り物品搬送コンベア65に受け渡し、
計量機66で計量した後、封函機67でこれを封函し、
出荷ライン5に向けて搬送する。
【0034】なお、漬物用などの規格外の物品(等階級
としてはCM,CSなど)は箱詰め装置15に移送せ
ず、最後方に設置された取出しロボット16によって取
り出され、搬送装置12の末端に設けられた手詰めライ
ン2に受け渡される。
【0035】出荷ライン5は、梱包部コンベア68と搬
出コンベア69を有し、梱包部コンベア68に搬送方向
前方から順に組み合わせプール70、段積み機71及び
梱包機72が設けられ、梱包部コンベア32の末端部に
パレタイジング用ロボット9が設置される。そして、組
み合わせプール70において、同じ等階級の物品を詰め
た箱63が2乃至3個集まるのを待ち、これらの箱63
を連続して段積み機71まで搬送し、段積み機71で2
乃至3段に積み重ねる。
【0036】この積み重ねた箱63を梱包機72で梱包
して梱包部コンベア68の末端まで搬送し、パレタイジ
ング用ロボット9によって等階級ごとにパレット73に
載せ、パレット搬送コンベア74に受け渡す。パレット
搬送コンベア74の末端には、物品の等階級の区分に対
応する複数の平行な搬出コンベア69が適宜間隔をあけ
て接続されている。
【0037】なお、選別箱詰め装置1によって選別箱詰
めされる物品は、胡瓜以外の収穫物や、工業製品であっ
ても良い。また、物品が玉葱等のように球形に近い場合
は、その形状に合わせて吸引部37、排出コンベア62
等の構造が適宜変更され、物品が工業製品の場合は、単
に不良品と規格品とを選別するだけなので、箱詰め装置
15及び取出しロボット16の数は収穫物を選別箱詰め
するものに比べて少なくて済む。
【0038】
【発明の効果】請求項1の構成によれば、吸引腕が回動
して物品搬送路に臨む位置に達したとき、降下して物品
搬送路に接近すると共に、一定距離物品と同じ方向に同
速度で移動するので、吸引部と物品の位置との間に多少
の誤差があっても該物品を確実に吸着して取り出すこと
ができる。また、多数の吸引腕及び吸引部が次々に物品
搬送路の上方を移動するので、取出し対象となる物品が
短い間隔で連続して搬送されてきても漏れなく取り出す
ことが可能である。
【0039】請求項2の構成によれば、吸引腕が物品搬
送路の上方に達するとその自重によって降下し、自動的
に物品搬送路の上面に接近すると共に、物品搬送路から
離れると上昇するので、吸引腕を昇降させるための制御
装置等が不要であり、この結果、装置の構造が簡単とな
って製造コストが低廉で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】取出しロボット及び物品搬送路の斜視図
【図2】取出しロボットの側面図
【図3】取出しロボットの平面図
【図4】図3の要部拡大図
【図5】図4のA−A線断面図
【図6】中心軸の一部破断側面図
【図7】ターンテーブルの要部平面図
【図8】図7のB−B線断面図
【図9】選別箱詰め装置の平面図
【図10】箱詰め装置の平面図
【図11】自動整列装置の側面図
【図12】支持棒部分の断面図
【符号の説明】
1 選別箱詰め装置 2 手詰め装置 3 入荷ライン 4 選別箱詰めライン 5 出荷ライン 6 受入れ口 7 入荷コンベア 8 コンテナ搬送コンベア 9 パレタイジング用ロボット 10 アンスタッカー 11 コンテナ 12 物品搬送路 13 自動整列装置 13´ 波状コンベア 14 判別装置 15 箱詰め装置 16 取出しロボット 17 箱出しロボット 18 空コンテナ回収コンベア 19 凸部 20 溝部 21 基台 22 レール 23 吸引腕 24 ターンテーブル 25 中心軸 26 キャスター 27 固定脚 28 スプロケットホイール 29 チェーン 30 モータ 31 揺動アーム 32 支持台 33 ガイドローラ 34 軌道 35 ガイドバー 36 パイプ 37 吸引部 38 走行輪 39 中空部 40 固定軸 41 回転筒 42 ベース 43 貫通孔 44 ベアリング 45 大径部 46 空洞部 47 接続筒 48 タイミングベルトプーリ 49 タイミングベルト 50 マニホールド 51 中空管 52 ダクト 53 弁ハウジング 54 接続孔 55 エアーシリンダ 56 弁 57 短管 58 分岐管 59 電磁弁 60 カラー 61 パッキング 62 排出コンベア 63 箱 64 箱詰め部 65 箱入り物品搬送コンベア 66 計量機 67 封緘機 68 梱包部コンベア 69 搬出コンベア 70 組み合わせプール 71 段積み機 72 梱包機 73 パレット 74 パレット搬送コンベア 75 支持棒 76 供給コンベア 77 真空発生源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品搬送路の側方に立設される中心軸の
    周囲を、前記物品搬送路の搬送方向に対して順方向に回
    動する多数の吸引腕を有する取出しロボットと、前記物
    品搬送路によって搬送される物品の種別を判別する判別
    装置とを備え、該吸引腕の吸引部の軌跡の一部が前記物
    品搬送路の上方に臨み、前記吸引腕はその吸引部が前記
    物品搬送路の上方に達した時に降下すると共に、一定距
    離前記物品搬送路に沿って同速度で移動され、前記判別
    装置からの判別信号に応じて前記吸引部により対応する
    物品を吸着し、前記吸引部が前記物品搬送路の外方にお
    いて吸着された物品を解放することを特徴とする物品取
    出し装置。
  2. 【請求項2】 前記吸引腕が前記中心軸を囲んで配置さ
    れたレールによって支持されると共に、該レールが前記
    物品搬送路に臨む位置において最も低くなるように傾斜
    していることを特徴とする請求項1に記載された物品取
    出し装置。
  3. 【請求項3】 各吸引部が、それぞれ判別信号に応答し
    て開閉する弁を備えた分岐管を介して真空発生源に連通
    されている請求項1又は2に記載された物品取出し装
    置。
JP25811995A 1995-09-11 1995-09-11 物品取出し装置 Pending JPH0977251A (ja)

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