JPH0977052A - 抗菌飲料用紙器 - Google Patents
抗菌飲料用紙器Info
- Publication number
- JPH0977052A JPH0977052A JP25188295A JP25188295A JPH0977052A JP H0977052 A JPH0977052 A JP H0977052A JP 25188295 A JP25188295 A JP 25188295A JP 25188295 A JP25188295 A JP 25188295A JP H0977052 A JPH0977052 A JP H0977052A
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- Japan
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- antibacterial
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本願発明は、紙カップや液体紙容器等の飲料
用紙器などを製造する過程において、紙器外面に抗菌剤
を塗布して抗菌作用を持たせたいわゆる抗菌飲料用紙器
に関する。特に雑菌等が付着する事を防ぎ、清潔さを必
要とされる飲料用紙器を提供する。 【解決手段】 飲料用紙器の外側面に、抗菌層を設けて
なる抗菌飲料用紙器で、抗菌層は抗菌剤含有液を印刷、
塗布又は吹き付けて乾燥定着させてなることを特徴とし
ている。
用紙器などを製造する過程において、紙器外面に抗菌剤
を塗布して抗菌作用を持たせたいわゆる抗菌飲料用紙器
に関する。特に雑菌等が付着する事を防ぎ、清潔さを必
要とされる飲料用紙器を提供する。 【解決手段】 飲料用紙器の外側面に、抗菌層を設けて
なる抗菌飲料用紙器で、抗菌層は抗菌剤含有液を印刷、
塗布又は吹き付けて乾燥定着させてなることを特徴とし
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、紙カップや液体
紙容器等の飲料用紙器などを製造する過程において、紙
器外面に抗菌剤を塗布して抗菌作用を持たせたいわゆる
抗菌飲料用紙器に関する。特に雑菌等が付着する事を防
ぎ、清潔さを必要とされる飲料用紙器に関するものであ
る。
紙容器等の飲料用紙器などを製造する過程において、紙
器外面に抗菌剤を塗布して抗菌作用を持たせたいわゆる
抗菌飲料用紙器に関する。特に雑菌等が付着する事を防
ぎ、清潔さを必要とされる飲料用紙器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙器の内側を過酸化水素等の殺菌
液で洗浄して内面を無菌にしておいてから、ジュースな
どの内容物を充填するという無菌充填システムは実用化
されていた。
液で洗浄して内面を無菌にしておいてから、ジュースな
どの内容物を充填するという無菌充填システムは実用化
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、流通段階及び
消費者に渡って、開口後も含めて、発生するかもしれな
い雑菌等に対する積極的なガードとしては、不充分であ
った。さらに、飲料用紙器を扱う人の健康を考える=
「人に優しい」という観点での技術が反映されなかっ
た。一方、抗菌ブームで安価な合成抗菌剤の開発が進ん
できた。これらの中でも、抗菌性ゼオライトに代表され
る無機系抗菌剤は、カビその他の菌に対する抗菌性能も
良くまた持続性の点で特に優れている。本願発明はこれ
らのことに着眼して、抗菌性ゼオライトなどの無機系抗
菌剤を紙器に印刷、塗布または吹き付けすることによ
り、安全性が高く人に優しい上に、優れた抗菌性能を示
す飲料用紙器を提供することを目的とする。
消費者に渡って、開口後も含めて、発生するかもしれな
い雑菌等に対する積極的なガードとしては、不充分であ
った。さらに、飲料用紙器を扱う人の健康を考える=
「人に優しい」という観点での技術が反映されなかっ
た。一方、抗菌ブームで安価な合成抗菌剤の開発が進ん
できた。これらの中でも、抗菌性ゼオライトに代表され
る無機系抗菌剤は、カビその他の菌に対する抗菌性能も
良くまた持続性の点で特に優れている。本願発明はこれ
らのことに着眼して、抗菌性ゼオライトなどの無機系抗
菌剤を紙器に印刷、塗布または吹き付けすることによ
り、安全性が高く人に優しい上に、優れた抗菌性能を示
す飲料用紙器を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明の抗菌飲料用紙
器は、上記目的(課題)を達成するために、以下の5つ
の発明からなる。すなわち、 (請求項1) 飲料用紙器の外側面に、抗菌層を設けて
なる抗菌飲料用紙器。 (請求項2) 抗菌層は抗菌剤含有液を印刷、塗布又は
吹き付けて乾燥定着させてなる請求項1記載の抗菌飲料
用紙器。 (請求項3) 抗菌剤含有液は無機系抗菌剤が接着性バ
インダーに混合されてなるものである請求項2記載の抗
菌飲料用紙器。 (請求項4) 無機系抗菌剤が、銀系無機抗菌剤、銅系
無機抗菌剤または亜鉛系無機抗菌剤であることを特徴と
する請求項3記載の抗菌飲料用紙器。 (請求項5) 無機系抗菌剤が、ゼオライトのイオン交
換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な
くとも一種の金属で置換して得られる抗菌性ゼオライト
であることを特徴とする請求項3記載の抗菌飲料用紙
器。 である。
器は、上記目的(課題)を達成するために、以下の5つ
の発明からなる。すなわち、 (請求項1) 飲料用紙器の外側面に、抗菌層を設けて
なる抗菌飲料用紙器。 (請求項2) 抗菌層は抗菌剤含有液を印刷、塗布又は
吹き付けて乾燥定着させてなる請求項1記載の抗菌飲料
用紙器。 (請求項3) 抗菌剤含有液は無機系抗菌剤が接着性バ
インダーに混合されてなるものである請求項2記載の抗
菌飲料用紙器。 (請求項4) 無機系抗菌剤が、銀系無機抗菌剤、銅系
無機抗菌剤または亜鉛系無機抗菌剤であることを特徴と
する請求項3記載の抗菌飲料用紙器。 (請求項5) 無機系抗菌剤が、ゼオライトのイオン交
換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な
くとも一種の金属で置換して得られる抗菌性ゼオライト
であることを特徴とする請求項3記載の抗菌飲料用紙
器。 である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明で用いる紙器としては、紙
カップ、液体紙容器、固体紙容器等の少なくとも紙を層
構成に含む飲料用紙器および固形食料用紙器のことであ
る。紙カップとしては、図1に示すような形態で層構成
が以下のようなものである。 (外面)カップ原紙(接液面) (外面)カップ原紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/カップ原紙/ポリエチレン
(接液面) また、液体紙容器としては、例えば、図2に示すような
ゲーベルトップ型(屋根型)カートンのような形態で層
構成が以下のようなものがある。 (外面)紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/ポリエステルフィルム/ポリ
エチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン/接着剤/
シリカ蒸着ポリエステルフィルム/ポリエチレン(接液
面) 等がある。内容物である飲料としては、ジュース、牛
乳、お茶、ミネラルウォーター、お酒その他アルコール
含有飲料等がある。その他固形または液状のアイスクリ
ーム、プリン、ヨーグルト等も含むものとする。
カップ、液体紙容器、固体紙容器等の少なくとも紙を層
構成に含む飲料用紙器および固形食料用紙器のことであ
る。紙カップとしては、図1に示すような形態で層構成
が以下のようなものである。 (外面)カップ原紙(接液面) (外面)カップ原紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/カップ原紙/ポリエチレン
(接液面) また、液体紙容器としては、例えば、図2に示すような
ゲーベルトップ型(屋根型)カートンのような形態で層
構成が以下のようなものがある。 (外面)紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン/接着剤/
アルミニウム箔/接着剤/ポリエステルフィルム/ポリ
エチレン(接液面) (外面)ポリエチレン/紙/ポリエチレン/接着剤/
シリカ蒸着ポリエステルフィルム/ポリエチレン(接液
面) 等がある。内容物である飲料としては、ジュース、牛
乳、お茶、ミネラルウォーター、お酒その他アルコール
含有飲料等がある。その他固形または液状のアイスクリ
ーム、プリン、ヨーグルト等も含むものとする。
【0006】これら飲料用紙器の外側面(内容物側とは
反対側の面、外面)には、抗菌層を設ける。抗菌層は、
接着性バインダー中に、無機系抗菌剤を所定量混合して
なる抗菌剤含有液を印刷、塗布又は吹き付けて乾燥定着
させて形成されるものである。より具体的にいうと、抗
菌層の形成方法は、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケトンなど適
当な溶剤を加えた接着性バインダーに無機系抗菌剤を所
定量混合、攪拌したのち、スプレー塗装、印刷、塗布な
どの方法により可能である。無機系抗菌剤の接着性バイ
ンダーへの配合方法は、樹脂を重合する時でも良いし、
溶剤中に溶かしている際に添加して、均一に混連−分散
する方法でも良い。接着性バインダー中に混合する無機
系抗菌剤の量は、紙の表面積に対して0.1〜1、0g
/m2 程度あればよい。
反対側の面、外面)には、抗菌層を設ける。抗菌層は、
接着性バインダー中に、無機系抗菌剤を所定量混合して
なる抗菌剤含有液を印刷、塗布又は吹き付けて乾燥定着
させて形成されるものである。より具体的にいうと、抗
菌層の形成方法は、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、酢酸エチル、トルエン、メチルエチルケトンなど適
当な溶剤を加えた接着性バインダーに無機系抗菌剤を所
定量混合、攪拌したのち、スプレー塗装、印刷、塗布な
どの方法により可能である。無機系抗菌剤の接着性バイ
ンダーへの配合方法は、樹脂を重合する時でも良いし、
溶剤中に溶かしている際に添加して、均一に混連−分散
する方法でも良い。接着性バインダー中に混合する無機
系抗菌剤の量は、紙の表面積に対して0.1〜1、0g
/m2 程度あればよい。
【0007】接着性バインダーとしては、特に制限はな
いが、具体的にはポリアミド系樹脂、セルロース系樹
脂、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン、ポリビニールアルコール、アクリル
樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などの
合成樹脂などをあげることができる。
いが、具体的にはポリアミド系樹脂、セルロース系樹
脂、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
のポリオレフィン、ポリビニールアルコール、アクリル
樹脂、スチレン樹脂、ウレタン樹脂、フッ素樹脂などの
合成樹脂などをあげることができる。
【0008】無機系抗菌剤としては、銀系無機抗菌剤、
銅系無機抗菌剤または亜鉛系無機抗菌剤が使用できる。
銀系無機抗菌剤としては、銀イオンを担持させた無機化
合物であれば特に制限はないが、具体的には、活性炭、
活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオライ
ト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコニウム、リン
酸チタン、チタン酸カリウム等の無機イオン交換体が挙
げられる。
銅系無機抗菌剤または亜鉛系無機抗菌剤が使用できる。
銀系無機抗菌剤としては、銀イオンを担持させた無機化
合物であれば特に制限はないが、具体的には、活性炭、
活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着剤、ゼオライ
ト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコニウム、リン
酸チタン、チタン酸カリウム等の無機イオン交換体が挙
げられる。
【0009】銅系無機抗菌剤としては、銅イオンを担持
させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体的に
は、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着
剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコ
ニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機イオ
ン交換体が挙げられる。
させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体的に
は、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系吸着
剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジルコ
ニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機イオ
ン交換体が挙げられる。
【0010】亜鉛系無機抗菌剤としては、亜鉛イオンを
担持させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体
的には、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系
吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジ
ルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機
イオン交換体が挙げられる。
担持させた無機化合物であれば特に制限はないが、具体
的には、活性炭、活性アルミナ、シリカゲル等の無機系
吸着剤、ゼオライト、ヒドロキシアパタイト、リン酸ジ
ルコニウム、リン酸チタン、チタン酸カリウム等の無機
イオン交換体が挙げられる。
【0011】これらの中でも、安全性が最も優れている
のは、銀系無機抗菌剤である。ゼオライトの場合、ゼオ
ライトのイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛
から選ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られる
抗菌性ゼオライト等が使用される。
のは、銀系無機抗菌剤である。ゼオライトの場合、ゼオ
ライトのイオン交換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛
から選ばれる少なくとも一種の金属で置換して得られる
抗菌性ゼオライト等が使用される。
【0012】本発明において、抗菌層を形成する接着性
バインダーは、無機系抗菌剤を分散し、紙器の外面とな
る紙やポリエチレンなどのプラスチックにこれらを固着
させるためのものである。そして、この抗菌層の無機系
抗菌剤が大腸菌、化膿菌、食中毒菌、その他の雑菌に作
用し、その相互作用によってきわめて長期の抗菌性を発
揮する。
バインダーは、無機系抗菌剤を分散し、紙器の外面とな
る紙やポリエチレンなどのプラスチックにこれらを固着
させるためのものである。そして、この抗菌層の無機系
抗菌剤が大腸菌、化膿菌、食中毒菌、その他の雑菌に作
用し、その相互作用によってきわめて長期の抗菌性を発
揮する。
【0013】
【実施例】以下、実施例に基づいて本願発明をより具体
的に説明する。 〔実施例1〕カップ原紙にポリエチレンを押し出しラミ
ネートしてできたシートのカップ原紙面に絵柄をグラビ
ア印刷した。次に抗菌剤含有液をベタ状にグラビア印刷
した。抗菌剤含有液としては、無機系抗菌剤として銀系
抗菌性ゼオライト、接着性バインダーとしてポリアミド
系樹脂を主成分とするものを用いた。接着性バインダー
1kg中に無機系抗菌剤を40g混合し、カップ原紙
に、グラビア印刷法にて無機系抗菌剤が表面積比約0.
3g/m2 となるようにコーティングした。このように
してできた抗菌積層シートを紙カップにするための形状
に裁断もしくは打ち抜いて、カップ形状にし、本発明に
よる抗菌飲料用紙器である図1に示すような紙カップを
得た。この抗菌飲料用紙器をジュース用紙カップとして
使用したところ、使用前はもとより使用後も1年以上も
無菌状態が続いた。
的に説明する。 〔実施例1〕カップ原紙にポリエチレンを押し出しラミ
ネートしてできたシートのカップ原紙面に絵柄をグラビ
ア印刷した。次に抗菌剤含有液をベタ状にグラビア印刷
した。抗菌剤含有液としては、無機系抗菌剤として銀系
抗菌性ゼオライト、接着性バインダーとしてポリアミド
系樹脂を主成分とするものを用いた。接着性バインダー
1kg中に無機系抗菌剤を40g混合し、カップ原紙
に、グラビア印刷法にて無機系抗菌剤が表面積比約0.
3g/m2 となるようにコーティングした。このように
してできた抗菌積層シートを紙カップにするための形状
に裁断もしくは打ち抜いて、カップ形状にし、本発明に
よる抗菌飲料用紙器である図1に示すような紙カップを
得た。この抗菌飲料用紙器をジュース用紙カップとして
使用したところ、使用前はもとより使用後も1年以上も
無菌状態が続いた。
【0014】〔実施例2〕(外面)ポリエチレン/絵柄
印刷/紙/ポリエチレン/接着剤/アルミニウム箔/接
着剤/ポリエステルフィルム/ポリエチレン(接液面)
からなる積層シートの外面に抗菌剤含有液をベタ状にグ
ラビア印刷した。抗菌剤含有液としては、無機系抗菌剤
として銀系抗菌性ゼオライト、接着性バインダーとして
ニトロセルロース系樹脂を主成分とするものを用いた。
接着性バインダー1kg中に無機系抗菌剤を30g混合
し、外面のポリエチレンに、グラビア印刷法にて無機系
抗菌剤が表面積比約0.2g/m2 となるようにコーテ
ィングした。このようにしてできた抗菌積層シート及び
注出口から図2のようなゲーベルトップ型の紙容器を製
造した。この抗菌飲料用紙器を日本酒用紙容器として使
用したところ、日本酒を注ぐときにこぼれやすい注出口
周辺の外面でも開封後1年以上も無菌状態が続いた。
印刷/紙/ポリエチレン/接着剤/アルミニウム箔/接
着剤/ポリエステルフィルム/ポリエチレン(接液面)
からなる積層シートの外面に抗菌剤含有液をベタ状にグ
ラビア印刷した。抗菌剤含有液としては、無機系抗菌剤
として銀系抗菌性ゼオライト、接着性バインダーとして
ニトロセルロース系樹脂を主成分とするものを用いた。
接着性バインダー1kg中に無機系抗菌剤を30g混合
し、外面のポリエチレンに、グラビア印刷法にて無機系
抗菌剤が表面積比約0.2g/m2 となるようにコーテ
ィングした。このようにしてできた抗菌積層シート及び
注出口から図2のようなゲーベルトップ型の紙容器を製
造した。この抗菌飲料用紙器を日本酒用紙容器として使
用したところ、日本酒を注ぐときにこぼれやすい注出口
周辺の外面でも開封後1年以上も無菌状態が続いた。
【0015】
【発明の効果】本発明による抗菌飲料用紙器は、消費者
が直接唇を当てて中身を飲んだりしても大腸菌や化膿
菌、各種食中毒菌、その他の雑菌等を体内に入れること
がないという物理的効果と雑菌等が抗菌飲料用紙器につ
いても死滅してしまうという事で生産者、流通業者、消
費者等それらを扱う人に長期間にわたり安心感を与え続
けるというイメージ効果がある。特に、お酒、ワイン等
の場合、開口後直ちに全てを飲用しないで、しばらく保
存する事も多いので、紙器の外側面特に開口部周辺が抗
菌処理されている事は、消費者に多大の安心を与える効
果がある。
が直接唇を当てて中身を飲んだりしても大腸菌や化膿
菌、各種食中毒菌、その他の雑菌等を体内に入れること
がないという物理的効果と雑菌等が抗菌飲料用紙器につ
いても死滅してしまうという事で生産者、流通業者、消
費者等それらを扱う人に長期間にわたり安心感を与え続
けるというイメージ効果がある。特に、お酒、ワイン等
の場合、開口後直ちに全てを飲用しないで、しばらく保
存する事も多いので、紙器の外側面特に開口部周辺が抗
菌処理されている事は、消費者に多大の安心を与える効
果がある。
【図1】本発明の抗菌飲料用紙器の実施例(紙カップ)
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明の抗菌飲料用紙器の実施例を示す斜視図
である。
である。
1 抗菌層 2 抗菌飲料用紙器(紙カップ) 3 抗菌層 4 抗菌飲料用紙器(液体紙容器) 5 注出口
Claims (5)
- 【請求項1】 飲料用紙器の外側面に、抗菌層を設けて
なる抗菌飲料用紙器。 - 【請求項2】 抗菌層は抗菌剤含有液を印刷、塗布又は
吹き付けて乾燥定着させてなる請求項1記載の抗菌飲料
用紙器。 - 【請求項3】 抗菌剤含有液は無機系抗菌剤が接着性バ
インダーに混合されてなるものである請求項2記載の抗
菌飲料用紙器。 - 【請求項4】 無機系抗菌剤が、銀系無機抗菌剤、銅系
無機抗菌剤または亜鉛系無機抗菌剤であることを特徴と
する請求項3記載の抗菌飲料用紙器。 - 【請求項5】 無機系抗菌剤が、ゼオライトのイオン交
換可能な金属の一部を、銀、銅、亜鉛から選ばれる少な
くとも一種の金属で置換して得られる抗菌性ゼオライト
であることを特徴とする請求項3記載の抗菌飲料用紙
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25188295A JPH0977052A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 抗菌飲料用紙器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25188295A JPH0977052A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 抗菌飲料用紙器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0977052A true JPH0977052A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17229351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25188295A Pending JPH0977052A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 抗菌飲料用紙器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0977052A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022018907A1 (ja) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 日本製紙株式会社 | 飲料用紙容器 |
CN114589957A (zh) * | 2020-12-07 | 2022-06-07 | 台山市志力包装有限公司 | 一种抑菌包装纸箱的制备方法 |
WO2024076189A1 (ko) * | 2022-10-07 | 2024-04-11 | 유홍설 | 위생구조를 포함하는 성찬식 빵 포도주 포장용기 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP25188295A patent/JPH0977052A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022018907A1 (ja) * | 2020-07-22 | 2022-01-27 | 日本製紙株式会社 | 飲料用紙容器 |
CN114589957A (zh) * | 2020-12-07 | 2022-06-07 | 台山市志力包装有限公司 | 一种抑菌包装纸箱的制备方法 |
WO2024076189A1 (ko) * | 2022-10-07 | 2024-04-11 | 유홍설 | 위생구조를 포함하는 성찬식 빵 포도주 포장용기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050301 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050308 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050908 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |