JPH0977032A - 筒状フィルムの装着方法及びその装置 - Google Patents

筒状フィルムの装着方法及びその装置

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JPH0977032A
JPH0977032A JP23030295A JP23030295A JPH0977032A JP H0977032 A JPH0977032 A JP H0977032A JP 23030295 A JP23030295 A JP 23030295A JP 23030295 A JP23030295 A JP 23030295A JP H0977032 A JPH0977032 A JP H0977032A
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mandrel
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 切断されたフィルムを確実且つ迅速に開口さ
せることができ、フィルムの切断から装着までの一連の
高速作業を行うことができるようにする。 【課題解決の手段】 送り出される偏平に折り合わされ
た筒状のフィルム12を、所定長さに切断し、更に、切断
されたフィルム12を一対のマンドレル44,44aに搬送
し、マンドレル44,44aが互いに接近したときに該マン
ドレル44,44aにフィルム12を被嵌し、マンドレル44,
44aを離間させることより、フィルム12を拡開させ、し
かも、マンドレル44,44aと容器7を相対移動させるこ
とにより、該フィルム12を容器7に装着するようにした
筒状フィルムの装着方法であって、前記フィルム12をマ
ンドレル44,44a側に搬送する際に、一対のベルト21,
21aにより該フィルム12を挟持し且つ蛇行させながら搬
送することにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、瓶やPETボトル
等の容器に、偏平の筒状フィルムからなるラベル、特
に、自己弾性伸縮性を有するストレッチラベルを装着す
る筒状フィルムの装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、特開昭53─
125183号公報及び特開平1─111646号公報に記載のもの
がある。これらの公報に記載の装置は、偏平状に折り合
わされた筒状の自己弾性を有するストレッチフィルムか
らなる長尺状のラベルを、切断手段で所定長さに切断
し、切断されたラベルを吸着体で開口させ、更に、両方
が互いに揺動するマンドレルでフィルムを拡開させ、し
かも、マンドレルと容器を相対移動させることにより、
該フィルムを容器に装着するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のいずれの装置もラベルを安定し且つ高速で供給し得
るものではなく、特に、ラベルがポリエチレン系樹脂フ
ィルム等で形成されるストレッチフィルムからなる場
合、ラベルは、その切断時に筒状フィルムの開口部が密
着し易く、その結果、開口性が悪くなるため、高速化を
図れない原因となっていた。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたもので、切断されたフィルムを確実且つ迅速に開口
させることができ、フィルムの切断から装着までの一連
の高速作業を行うことができるようにすることを課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が上記課題を解決
するために筒状フィルムの装着方法及びその装置として
なされたもので、筒状フィルムの装着方法としての特徴
は、送り出される偏平に折り合わされた筒状のフィルム
12を、所定長さに切断し、更に、切断されたフィルム12
を一対のマンドレル44,44aに搬送し、マンドレル44,
44aが互いに接近したときに該マンドレル44,44aにフ
ィルム12を被嵌し、マンドレル44,44aを離間させるこ
とより、フィルム12を拡開させ、しかも、マンドレル4
4,44aと容器7を相対移動させることにより、該フィ
ルム12を容器7に装着するようにした筒状フィルムの装
着方法であって、前記フィルム12をマンドレル44,44a
側に搬送する際に、一対のベルト21,21aにより該フィ
ルム12を挟持し且つ蛇行させながら搬送することにあ
る。
【0006】また、前記マンドレル44,44a及び容器7
をロータリー装置1で搬送し、移動方向に対して前後に
配置されたマンドレル44,44aにおける後方のマンドレ
ル44を前方のマンドレル44a側に傾斜させた状態でフィ
ルム12をマンドレル44,44aに被嵌させることにある。
【0007】筒状フィルムの装着装置としての特徴は、
偏平に折り合わされた筒状のフィルム12を送り出すため
の繰り出し手段14と、所定長さ送り出されたフィルム3
を切断するための切断手段15と、切断されたフィルム12
を一対のマンドレル44,44aに供給するための搬送装置
20を備え、マンドレル44,44aが互いに接近したときに
該マンドレル44,44aに拡開手段で拡開されたフィルム
12が被嵌され、マンドレル44,44aを離間させることよ
り、フィルム12を拡開させ、しかも、マンドレル44,44
aと容器7を相対移動させることにより、該フィルム12
を容器7に装着するようにした筒状フィルムの装着装置
であって、前記搬送装置20はフィルム12を挟持する一対
のベルト体21,21aと、各ベルト体21,21aが巻き掛け
られる上部プーリ22aと下部プーリ2323aとを備え、フ
ィルム12が蛇行するように両ベルト体21,21aを一方側
に押圧させる押圧手段25が設けられてなることにある。
【0008】また、前記マンドレル44,44a及び容器7
を搬送させるロータリー装置1とを備え、マンドレル4
4,44aは移動方向に対して前後に配置され、しかも、
後方のマンドレル44は前方のマンドレル44a側に傾斜可
能に設けたことにある。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態例に
ついて図面に従って説明する。図12において、1はロー
タリー装置で、回転軸3を中心にして矢印方向に回転す
る回転テーブル5を備える。6は容器7を前記ロータリ
ー装置1に搬送する搬送コンベア、9は搬送コンベア6
から容器7を受け取り前記ロータリー装置1に供給する
スターホイールである。
【0010】ロータリー装置1は、筒状のフィルムを容
器7に被嵌させる被嵌装置10が回転テーブル5の周方向
の2箇所に配置されている。このように、被嵌装置10を
複数設けたのは、フィルム12の容器7への被嵌作業を高
速に行えるようにするためである。
【0011】上記被嵌装置10について説明する。図1に
おいて、12はポリエチレン系樹脂よりなる自己弾性伸縮
性を有する軟質で薄肉の合成樹脂製フィルムを筒状に形
成してなるストレッチラベルの長尺フィルムで、偏平状
に折り合わされた状態である。13は該フィルム12を繰り
出し自在に巻回した原反を示す。14は該原反13からガイ
ドローラ17等を経てフィルム12を順次繰出すための繰出
用手段としての駆動回転自在な一対の繰出用ローラであ
る。
【0012】15は繰出ローラ14にて繰出されるフィルム
12を所定の長さに切断するための切断装置で、固定カッ
ター刃15aと、該固定カッター刃15aとの協働によりフ
ィルム12を切断する回転カッター刃15bとからなり、前
記繰出ローラ14の下方に設けられている。18は繰り出さ
れるフィルム12に印刷された所定のマークを検出するた
めの検出センサーで、上記ガイドローラ17の上方に設け
られている。従って、フィルム12を所定の位置で切断す
べく、該検出センサー18による信号に基づいて切断装置
15及び繰出用ローラ14が連動駆動するように制御されて
いる。
【0013】20は前記切断装置15により切断されたフィ
ルム12を下方に搬送するためのベルト搬送装置で、搬送
装置20は図2に示す如くフィルム12を挟持する左右一対
のベルト体21,21aと、該ベルト体21,21a を案内する
複数の第1〜第3小プーリ22a ,22b ,22cと、互いに
同一速度で回転する最下部の駆動プーリ23,23a とを備
えている。尚、第1小プーリ22aは互いに所定間隔を有
している。また、駆動プーリ23,23a は中央に大径部29
aが、両側に小径部29b が形成されている。
【0014】25は前記一対のベルト体21,21aを一方の
駆動プーリ23aに押圧するための押圧手段としてのベル
ト押圧用ローラ装置で、前記第3小プーリ22cと駆動プ
ーリ23,23aとの間に設けられている。ベルト押圧用ロ
ーラ装置25は、ベルト体21,21aが巻き掛けられる押圧
ローラ26と、該押圧ローラ26とのに複数の線条ベルト27
が巻き掛けられたガイドローラ28とからなる。
【0015】押圧ローラ26は図4に示す如く、前記線条
ベルト27が巻き掛けられる大径部26a と、両ベルト体2
1,21aを駆動プーリ23aの小径部29b に押圧する小径
部26bとからなり、両側の小径部26b に前記ベルト体2
1,21aが巻き掛けられている。
【0016】30は切断されたフィルム12を下降させなが
ら開口させるための拡開用ベルト搬送装置で、前記駆動
プーリ23,23a の大径部29aに巻き掛けられ且つ多数の
吸引開口を有する一対の吸着用ベルト体32,32a と、各
ベルト体32,32a が巻き掛けられた大小のガイドローラ
34a,34bと、各吸着用ベルト体32,32a の内側にそれ
ぞれ設けられた一対の真空吸引チャンバー35を備えてい
る。吸着用ベルト体32,32a は、図4に示す如く前記ベ
ルト体21,21a の間に位置し、ベルト体21,21a よりも
若干速い移送速度で回転する。
【0017】所定長さに切断されたフィルム12は、前記
ロータリー装置1に供給されるのであるが、次に、この
ロータリー装置1について説明する。ロータリー装置1
には、図8に示す如く前記回転テーブル5の周方向に支
持軸37を介して所定間隔を有して一定高さに設定された
複数の容器用テーブル38が配置されている。
【0018】40は前記回転軸3を中心にして回転する回
転ドラムで、その周面には、各容器用テーブル38に対応
してマンドレル用カム体41が固定されている。
【0019】43は図5〜図8に示す如く、前記フィルム
12を拡開させる一対のマンドレル44,44aと、該マンド
レル44,44aとでフィルム12を解除自在に挟持するクラ
ンパー45,45a を有するフィルム供給手段で、各容器用
テーブル38に対応して設けられ、且つ、マンドレル44,
44a及びクランパー45,45a は回転テーブル5の回転方
向(移動方向)において、前後となるように配置されて
いる。しかも、マンドレル44,44aの拡開部69,69aが
前記吸着用ベルト体32,32a の下方で且つガイドローラ
34a,34bの間を通過するようになっている。
【0020】フィルム供給手段43の基台47の下面には支
持バー50が固定され、該支持バー50の下端に設けられた
カムフォロアー51が、環状のカム53に嵌合されている。
従って、回転テーブル5の回転と共に、フィルム供給手
段43は昇降する。即ち、各フィルム供給手段43は前記ベ
ルト体32,32a の下方を通過する際に最も上昇し、その
後次第に下降して図12に示すフィルム被嵌完了位置Aで
最も下降するようになっている。
【0021】前記クランパー45,45a は、図6に示す如
く枢支軸54を中心にしてそれぞれの挟持部55が接離する
ように開閉自在に枢支され、一方のクランパー45には、
カムフォロアー57が固定されている。他方のクランパー
45a には、前記一方のクランパー45から内側に突設され
た係止部58に係合する凹部60を有するブラケット61が内
側に突設され、一方のクランパー45の揺動により、他方
のクランパー45a も連動して揺動するようになってい
る。
【0022】63はクランパー45,45a を開閉させるため
の揺動カムで、クランパー45,45aの後方側で且つフィ
ルム供給手段43の昇降ストロークの全長にわたって設け
られている。揺動カム63は図8に示す如く、その上下両
端部が縦方向のガイドバー64に揺動自在に外嵌されてお
り、しかも、上部に設けられたカムレバー65が、回転ド
ラム40の上方に設けられた固定のカム67周面を転動する
ことにより、揺動カム63を揺動させることができ、この
揺動カム63の揺動がクランパー45,45a を開閉させる。
【0023】前記マンドレル44,44aの拡開部69,69a
は上方に突出し且つ薄肉で凸状に湾曲し、図7に示す如
く前後一対間隔を有して設けられたスライドガイド71に
沿って互いに接離自在である。即ち、前方のマンドレル
44aの基部73は、スライドガイド71上を摺動するスライ
ド72に取付けられた架設部材68に固定されている。これ
に対して後方のマンドレル44は各スライド72に設けられ
たベース75に回転軸76が枢支され、該回転軸76にマンド
レル44の基部73が固定されていると共に、該回転軸76の
先端には、前記基台47に取付けられたカム板79のカム溝
80に沿って移動するカムフォロアー81を有するカムレバ
ー81aが固定されている。
【0024】このカム溝80は、図9に示す如くマンドレ
ル44,44aの移動する左右方向で且つ、回転軸76を回転
させて後方のマンドレル44を傾斜すべく下方に屈曲して
形成されている。従って、カムフォロアー81がカム溝80
の傾斜部80b の端部に位置する場合には、マンドレル4
4,44aは互いに接近すると共に、後方のマンドレル44
の拡開部69は前方のマンドレル44a側に傾斜した状態と
なり、カムフォロアー81がカム溝80の水平部80a の端に
位置する場合には、マンドレル44,44aの両拡開部69,
69aは上方向きとなり、互いに離間する。
【0025】次に、両マンドレル44,44aを開閉させる
手段について説明すると、図5及び図7において、前記
架設部材68及びベース75の背面には縦方向の凹溝87がそ
れぞれ設けられ、各凹溝87には、各支持軸83に固定され
たカムレバー84のローラ85がそれぞれ嵌合されている。
また、各支持軸83の後端は、カムフォロアー88,88aを
有するカムレバー89,89aが固定されている。
【0026】該カムフォロアー88,88a は、前記回転ド
ラム40の周面に固定されたマンドレル用カム体41のカム
溝90a,90b に嵌合されている。カム溝90a,90b は、
図10(イ)に示す如く上部に位置し両マンドレル44,44
aを接近させる接近部91と、下方に向けて間隔が大きく
なる傾斜部92と間隔を有して上下方向に平行な直線部93
とからなる。
【0027】95は図12に示す如く、前記ロータリー装置
1においてフィルム12が被嵌された容器7を受け取るス
ターホイールで、96は該スターホイール95から受け取っ
た容器7を次工程に搬送する搬送コンベアである。
【0028】次に本発明に係る筒状フィルム嵌装装置を
使用してフィルム12を容器7に装着する場合について説
明する。先ず、フィルム原反13を繰出ローラ14の回転駆
動によって下方に連続的に繰出すと、連動して切断装置
15が長尺フィルム12を切断する。
【0029】更に、切断されたフィルム12はベルト体2
1,21a 間に落下して該ベルト体21,21a に挟持される
と、フィルム12は先ず、図3に示す如く押圧ローラ26の
周面に沿って湾曲され、次に、一方の駆動プーリ23a 側
に押圧され反対方向に湾曲する。また、ベルト体21,21
a は駆動プーリ23,23a により互いに同じ速度で回転す
るが、ベルト体21,21a は押圧ローラ26から駆動プーリ
23,23a までの間に相対的なずれが生じようとし、この
結果、フィルム12は波打つように蛇行しながら搬送さ
れ、この際に、フィルム12の両片12a はその送り方向に
相対的なずれが生じる。
【0030】しかも、フィルム12が押圧ローラ26上を通
過する場合には、押圧ローラ26の中央部分は両側よりも
大径となっていることから、図4に示す如くフィルム12
は幅方向にも屈曲しながら搬送される。このため、フィ
ルム12は上記のように送り方向のずれと幅方向のずれと
が生じ、フィルム12が切断されたときに開口部が密着し
たり、内面同士がブロッキング等により付着している場
合であっても、両片12aは互いに離間し易くなる。
【0031】更に、フィルム12は、拡開用ベルト搬送装
置30に供給され、吸着用ベルト体32,32a に移送される
のである。このとき、真空吸引チャンバー35の吸引力に
より、吸着用ベルト体32,32a は偏平状のフィルム12の
両片12aを吸着し、フィルム1を下流側に送り、更にフ
ィルム12は真空吸引チャンバー35に吸引されて開口す
る。このとき、フィルム12は予め上記ベルト搬送装置20
により送り方向及び幅方向にずらされていることから、
容易に離間させることができる。
【0032】一方、ロータリー装置1の容器用テーブル
38には、前記搬送コンベア6から搬送された容器7が載
置され、しかも、回転テーブル5は回転しているため、
フィルム12の供給と同期してフィルム供給手段43が拡開
されたフィルム12の下方に位置する。このとき、フィル
ム供給手段43は上昇していると共に、クランパー45,45
a は開いた状態にある。且つ、マンドレル44,44aは、
図9(イ)に示す如く接近すると共に後方のマンドレル
44の拡開部69は、前方のマンドレル44aの拡開部69a側
に傾斜している。
【0033】従って、フィルム12は図10(ロ)及び図11
(イ)に示す如く、フィルム12を閉じているマンドレル
44,44aとクランパー45,45a との間に確実に供給する
ことができ、しかも、回転方向の前方のマンドレル44a
は上方に立設されているので、マンドレルが高速で回転
して移動した状態であってもマンドレル44aから外れ抜
けることはない。
【0034】更に、回転テーブル5の回転に伴って、フ
ィルム供給手段43が下降すると、マンドレル44,44a側
のカムフォロアー88,88a がマンドレル用カム体41の傾
斜部92を通過する際に、カムレバー89が揺動して支持軸
83を回転させる。各支持軸83はカムレバー84を揺動さ
せ、両マンドレル44,44aを離間させることとなる。後
方のマンドレル44の移動時に、カム板79のカム溝80に沿
ってカムフォロアー81が移動するため、カムレバー81a
はマンドレル44を上下方向に起立させるべく回転軸76を
回転させる。
【0035】マンドレル44,44aが離間して起立状態と
なると、クランパー側の揺動カム63が揺動してクランパ
ー45,45a の挟持部55を接近させ、各クランパー45,45
a はマンドレル44,44aとでフィルム12を挟持する(図
11(ロ)参照)。
【0036】フィルム供給手段43が更に下降すると、上
記マンドレル44,44a側のカムフォロアー88,88a がカ
ム体41の直線部93を通過するため、マンドレル44,44a
は離間した状態が維持されると共に、クランパー45,45
a 側のカムフォロアー57が揺動カム63上を転動し、クラ
ンパー45,45a の閉状態を維持する。
【0037】更に、フィルム供給手段43が容器7に対す
る所定の位置まで下降し(同図(ハ))、クランパー4
5,45a 側の揺動カム63は、クランパー45,45a を開放
するべく揺動する。このとき、フィルム12の上部は弾性
収縮力により容器7の表面に密着していることから、こ
のフィルム12を残したままフィルム供給手段43は容器7
の下方に下降し、前記被嵌完了位置Aにおいてフィルム
12の装着が完了する(同図(ニ))。
【0038】フィルム12が装着された容器7は、スター
ホイール95に受け取られ、搬送コンベア96に供給され
る。前記容器7が取り出されるとフィルム供給手段43は
再び上昇し、この際にマンドレル44,44aが接近すると
共に後方のマンドレル44が傾斜し、以後上記作業が繰り
返される。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ベルト搬送装
置でフィルムを搬送する際に、フィルムを蛇行させなが
ら搬送するので、仮に切断時にフィルムの開口部が密着
状態になったり、偏平状のフィルムがブロッキングを起
こして付着したりする場合であっても、フィルムの搬送
時にその両片を迅速且つ確実に離間させることが可能と
なり、フィルムを確実に開口させてマンドレルにスムー
スに被嵌させることができ、安定した高速化を図れる。
【0040】また、移動方向に対して前後に配置された
マンドレルの接近時に、後方のマンドレルが後方のマン
ドレル側に傾斜した姿勢となり、これらマンドレルに拡
開されたフィルムが被嵌されるので、移動するマンドレ
ルから抜け落ちたりするようなことはなく、確実にフィ
ルムをマンドレルに供給することが可能となり、フィル
ムを連続に送って一連の高速作業を確実且つ安定して行
うことが可能となる。
【0041】また、上記筒状フィルムの装着装置におい
ては、上記装着作業の自動化を容易に達成することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態例を示す全体概略正面
図。
【図2】同要部を示す一部断面を含む正面図。
【図3】同フィルムがベルト搬送装置で搬送される状態
を示す要部断面図。
【図4】同要部を示す断面平面図。
【図5】供給装置を示す断面正面図。
【図6】クランパーを示す一部断面を含む平面図。
【図7】マンドレルを示す一部断面を含む平面図。
【図8】ロータリー装置を示す断面正面図。
【図9】マンドレルの開閉状態を示し、(イ)はマンド
レルの閉じた状態の側面図、(ロ)は同開いた状態の側
面図。
【図10】(イ)はマンドレル用カム体の正面図、(ロ)
はマンドレルにフィルムが被嵌された状態の平面図。
【図11】(イ)〜(ニ)はフィルムが容器に装着される
工程をそれぞれ示す一部断面を含む概略図。
【図12】全体を示す概略平面図。
【符号の説明】
1…ロータリー装置、7…容器、12…フィルム、15…切
断手段、20…ベルト搬送装置、21,21a…ベルト体、22
a…第1小プーリ(上部プーリ)、23,23a…駆動プー
リ(下部プーリ)、25…押圧手段、44,44a…マンドレ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送り出される偏平に折り合わされた筒状
    のフィルム(12)を、所定長さに切断し、更に、切断さ
    れたフィルム(12)を一対のマンドレル(44),(44
    a)に搬送し、マンドレル(44),(44a)が互いに接
    近したときに該マンドレル(44),(44a)にフィルム
    (12)を被嵌し、マンドレル(44),(44a)を離間さ
    せることより、フィルム(12)を拡開させ、しかも、マ
    ンドレル(44),(44a)と容器(7)を相対移動させ
    ることにより、該フィルム(12)を容器(7)に装着す
    るようにした筒状フィルムの装着方法であって、前記フ
    ィルム(12)をマンドレル(44),(44a)側に搬送す
    る際に、一対のベルト(21),(21a)により該フィル
    ム(12)を挟持し且つ蛇行させながら搬送することを特
    徴とする筒状フィルムの装着方法。
  2. 【請求項2】 偏平に折り合わされた筒状のフィルム
    (12)を送り出すための繰り出し手段(14)と、所定長
    さ送り出されたフィルム(3)を切断するための切断手
    段(15)と、切断されたフィルム(12)を一対のマンド
    レル(44),(44a)に供給するための搬送装置(20)
    を備え、マンドレル(44),(44a)が互いに接近した
    ときに該マンドレル(44),(44a)に拡開手段で拡開
    されたフィルム(12)が被嵌され、マンドレル(44),
    (44a)を離間させることより、フィルム(12)を拡開
    させ、しかも、マンドレル(44),(44a)と容器
    (7)を相対移動させることにより、該フィルム(12)
    を容器(7)に装着するようにした筒状フィルムの装着
    装置であって、前記搬送装置(20)はフィルム(12)を
    挟持する一対のベルト体(21),(21a)と、各ベルト
    体(21),(21a)が巻き掛けられる上部プーリ(22
    a)と下部プーリ(23)(23a)とを備え、フィルム
    (12)が蛇行するように両ベルト体(21),(21a)を
    一方側に押圧させる押圧手段(25)が設けられてなるこ
    とを特徴とする筒状フィルムの装着装置。
  3. 【請求項3】 送り出される偏平に折り合わされた筒状
    のフィルム(12)を、所定長さに切断し、更に、切断さ
    れたフィルム(12)を一対のマンドレル(44),(44
    a)に搬送し、マンドレル(44),(44a)が互いに接
    近したときに該マンドレル(44),(44a)にフィルム
    (12)を被嵌し、マンドレル(44),(44a)を離間さ
    せることより、フィルム(12)を拡開させ、しかも、マ
    ンドレル(44),(44a)と容器(7)を相対移動させ
    ることにより、該フィルム(12)を容器(7)に装着す
    るようにした筒状フィルムの装着方法であって、前記マ
    ンドレル(44),(44a)及び容器(7)をロータリー
    装置(1)で搬送し、移動方向に対して前後に配置され
    たマンドレル(44),(44a)における後方のマンドレ
    ル(44)を前方のマンドレル(44a)側に傾斜させた状
    態でフィルム(12)をマンドレル(44),(44a)に被
    嵌させることを特徴とする筒状フィルムの装着方法。
  4. 【請求項4】 偏平に折り合わされた筒状のフィルム
    (12)を送り出すための繰り出し手段(14)と、所定長
    さ送り出されたフィルム(3)を切断するための切断手
    段(15)と、切断されたフィルム(12)を一対のマンド
    レル(44),(44a)に供給するための搬送装置(20)
    と、マンドレル(44),(44a)が互いに接近したとき
    に該マンドレル(44),(44a)に拡開手段で拡開され
    たフィルム(12)が被嵌され、マンドレル(44),(44
    a)を離間させることより、フィルム(12)を拡開さ
    せ、しかも、マンドレル(44),(44a)と容器(7)
    を相対移動させることにより、該フィルム(12)を容器
    (7)に装着するようにした筒状フィルムの装着装置で
    あって、前記マンドレル(44),(44a)及び容器
    (7)を搬送させるロータリー装置(1)とを備え、マ
    ンドレル(44),(44a)は移動方向に対して前後に配
    置され、しかも、後方のマンドレル(44)は前方のマン
    ドレル(44a)側に傾斜可能に設けたことを特徴とする
    筒状フィルムの装着装置。
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