JPH0976620A - 孔版印刷装置 - Google Patents
孔版印刷装置Info
- Publication number
- JPH0976620A JPH0976620A JP23226595A JP23226595A JPH0976620A JP H0976620 A JPH0976620 A JP H0976620A JP 23226595 A JP23226595 A JP 23226595A JP 23226595 A JP23226595 A JP 23226595A JP H0976620 A JPH0976620 A JP H0976620A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate cylinder
- press roller
- sheet member
- plate
- master
- Prior art date
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- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 着版時、シート部材が用紙搬送ガイド板やプ
レスローラに衝突することがなくて、シート部材を作動
位置または待機位置に、確実に変位または退避させるこ
とができて、通常印刷時、印刷用紙のジャムが発生しな
い孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 製版されて所定の長さに切断されたマス
タ１を外周に巻装する多孔剛体の版胴２と、版胴２に巻
装されマスタ１を押圧するプレスローラ６と、版胴２の
内周からインキを供給するインキ供給手段４と、版胴全
長にわたって延びるシート部材19を、版胴２とプレスロ
ーラ６との間の作動位置に挿入する駆動手段とを有する
孔版印刷装置のシート部材19がプレスローラ６に接触し
ないように、シート部材19とプレスローラ６との間に位
置して、第１ガイド部材53を設けた。
レスローラに衝突することがなくて、シート部材を作動
位置または待機位置に、確実に変位または退避させるこ
とができて、通常印刷時、印刷用紙のジャムが発生しな
い孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 製版されて所定の長さに切断されたマス
タ１を外周に巻装する多孔剛体の版胴２と、版胴２に巻
装されマスタ１を押圧するプレスローラ６と、版胴２の
内周からインキを供給するインキ供給手段４と、版胴全
長にわたって延びるシート部材19を、版胴２とプレスロ
ーラ６との間の作動位置に挿入する駆動手段とを有する
孔版印刷装置のシート部材19がプレスローラ６に接触し
ないように、シート部材19とプレスローラ６との間に位
置して、第１ガイド部材53を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、孔版印刷装置に
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の孔版印刷装置として、連
続印刷後長時間放置して印刷を再開する際、版付け時か
ら良好な印刷物がえられて、やれ紙が発生するのを低減
することができるものとして、特開平4-129787号公報に
開示されたようなものがある。それは図１〜４に示され
たこの発明の実施形態と同様に構成されているので、こ
れを参照して説明する。これは製版されて所定の長さに
切断されたマスタ１を外周に巻装する多孔剛体の版胴２
と、印刷用紙15を版胴２に巻装したマスタ１に押圧する
プレスローラ６と、版胴２の内周からインキを供給する
インキ供給手段４とを有し、版胴２に巻装されたマスタ
１の先端は版胴２の外周に設けられたクランパ３によっ
て挾持され、版胴２の回転方向下流側に隣接して弾性部
材５が設けられていて、この弾性部材５はプレスローラ
６が版胴２から離間しているときプレスローラ６と接触
してプレスローラ６を回転させて印刷用紙15のレジスト
を良好に保つものである。
続印刷後長時間放置して印刷を再開する際、版付け時か
ら良好な印刷物がえられて、やれ紙が発生するのを低減
することができるものとして、特開平4-129787号公報に
開示されたようなものがある。それは図１〜４に示され
たこの発明の実施形態と同様に構成されているので、こ
れを参照して説明する。これは製版されて所定の長さに
切断されたマスタ１を外周に巻装する多孔剛体の版胴２
と、印刷用紙15を版胴２に巻装したマスタ１に押圧する
プレスローラ６と、版胴２の内周からインキを供給する
インキ供給手段４とを有し、版胴２に巻装されたマスタ
１の先端は版胴２の外周に設けられたクランパ３によっ
て挾持され、版胴２の回転方向下流側に隣接して弾性部
材５が設けられていて、この弾性部材５はプレスローラ
６が版胴２から離間しているときプレスローラ６と接触
してプレスローラ６を回転させて印刷用紙15のレジスト
を良好に保つものである。
【０００３】アーム11を軸支する、図示しない装置の機
枠に設けられた支軸11ａに、プレスローラ６を軸支した
プレスローラ駆動アーム50が固着されており、このプレ
スローラ駆動アーム50に支持アーム13が取付けられてお
り、また、アーム11の動きを支持アーム13に伝達するス
テー51がアーム11に取付けられていて、このステー51に
は、版胴２とプレスローラ６とのニップ部に搬送される
印刷用紙15を案内する用紙搬送ガイド板52が取付けられ
ている。
枠に設けられた支軸11ａに、プレスローラ６を軸支した
プレスローラ駆動アーム50が固着されており、このプレ
スローラ駆動アーム50に支持アーム13が取付けられてお
り、また、アーム11の動きを支持アーム13に伝達するス
テー51がアーム11に取付けられていて、このステー51に
は、版胴２とプレスローラ６とのニップ部に搬送される
印刷用紙15を案内する用紙搬送ガイド板52が取付けられ
ている。
【０００４】版胴全長にわたって延び、可撓性を有する
シート部材19を、版胴２とプレスローラ６との間の作動
位置に挿入する駆動手段は、第１ソレノイド22と、第１
ソレノイド22の作動杆23と、リンク24と、作動杆23に設
けたスプリング25とからなり、また、支持アーム13の突
出部14の下端に、中間部をプレスローラ６に沿って、図
３に示すように屈曲させたシート部材19を保持する板部
材20が軸支されており、板部材20の枢軸21は支持アーム
13に固定された第１ソレノイド22によって作動杆23、リ
ンク24を介して回動されるようになっている。また、ア
ーム11の下端を係止し、プレスローラ６を版胴２から離
間した位置に保持するストッパ10を用紙検知フイーラ９
によらないで解除する解除部材27を変位させる第２ソレ
ノイド26が設けられており、版胴２の回転と、第１ソレ
ノイド22と、第２ソレノイド26との駆動を制御する図示
しない制御手段が設けられている。
シート部材19を、版胴２とプレスローラ６との間の作動
位置に挿入する駆動手段は、第１ソレノイド22と、第１
ソレノイド22の作動杆23と、リンク24と、作動杆23に設
けたスプリング25とからなり、また、支持アーム13の突
出部14の下端に、中間部をプレスローラ６に沿って、図
３に示すように屈曲させたシート部材19を保持する板部
材20が軸支されており、板部材20の枢軸21は支持アーム
13に固定された第１ソレノイド22によって作動杆23、リ
ンク24を介して回動されるようになっている。また、ア
ーム11の下端を係止し、プレスローラ６を版胴２から離
間した位置に保持するストッパ10を用紙検知フイーラ９
によらないで解除する解除部材27を変位させる第２ソレ
ノイド26が設けられており、版胴２の回転と、第１ソレ
ノイド22と、第２ソレノイド26との駆動を制御する図示
しない制御手段が設けられている。
【０００５】このようなものにあって、製版されたマス
タ１が版胴２の外周に巻装されて回動され、インキ供給
手段４によって供給されたインキがマスタ１の透孔から
しみ出て、プレスローラ６によってマスタ１に押圧され
る印刷用紙15に印刷する。このようにして印刷が終了し
て、ある時間放置後に着版指令が出ると、版胴２が回動
するとともに、図示しないインキ検知部材によってイン
キ量を検知した後、第１ソレノイド22がオンされて、シ
ート部材19が版胴２とプレスローラ６との間に挿入され
る、図２に示す作動位置に変位し、ついで第２ソレノイ
ド26がオンされてアーム11のカムフォロワ16がカム８の
突出部に係合しているときストッパ10が解除され、カム
フォロワ16がカム８の基準円部に対向する位置にくる
と、アーム11はスプリング12に引かれて支持アーム13と
ともに回動し、プレスローラ６はシート部材19をマスタ
１に押圧する。
タ１が版胴２の外周に巻装されて回動され、インキ供給
手段４によって供給されたインキがマスタ１の透孔から
しみ出て、プレスローラ６によってマスタ１に押圧され
る印刷用紙15に印刷する。このようにして印刷が終了し
て、ある時間放置後に着版指令が出ると、版胴２が回動
するとともに、図示しないインキ検知部材によってイン
キ量を検知した後、第１ソレノイド22がオンされて、シ
ート部材19が版胴２とプレスローラ６との間に挿入され
る、図２に示す作動位置に変位し、ついで第２ソレノイ
ド26がオンされてアーム11のカムフォロワ16がカム８の
突出部に係合しているときストッパ10が解除され、カム
フォロワ16がカム８の基準円部に対向する位置にくる
と、アーム11はスプリング12に引かれて支持アーム13と
ともに回動し、プレスローラ６はシート部材19をマスタ
１に押圧する。
【０００６】シート部材19及びマスタ１を介してプレス
ローラ６に押圧された版胴２は、放置時間に応じて版胴
２の開口にインキが充分充填されるように設定されてい
る所定の回転数だけ回転するように制御手段によって制
御されており、その所定回転数だけ回転が終了すると、
第２ソレノイド26がオフしてストッパ10が自由となり、
アーム11のカムフォロワ16がカム８の突出部に係合した
ときアーム11が反時計方向に回動して下端がストッパ10
に係止されて、プレスローラ６は離間した位置に保持さ
れ、第１ソレノイド22がオフされてシート部材19が版胴
２とプレスローラ６との接触圧から開放されて、両者の
間から退避して待機位置に保持される。
ローラ６に押圧された版胴２は、放置時間に応じて版胴
２の開口にインキが充分充填されるように設定されてい
る所定の回転数だけ回転するように制御手段によって制
御されており、その所定回転数だけ回転が終了すると、
第２ソレノイド26がオフしてストッパ10が自由となり、
アーム11のカムフォロワ16がカム８の突出部に係合した
ときアーム11が反時計方向に回動して下端がストッパ10
に係止されて、プレスローラ６は離間した位置に保持さ
れ、第１ソレノイド22がオフされてシート部材19が版胴
２とプレスローラ６との接触圧から開放されて、両者の
間から退避して待機位置に保持される。
【０００７】その後図示しない排版装置でマスタ１が排
版され、新マスタが版胴２に着版される。その後印刷用
紙15が用紙搬送ガイド板52の上を通過して搬送されて版
胴２と押圧するプレスローラ６とのニップ部に給紙さ
れ、また、フイーラ９の上を通過する際にストッパ10が
はずれてプレスローラ６が上昇し、印刷用紙15がマスタ
１に押圧されて版付けが行なわれ、印刷可能となる。こ
のとき、マスタ１の排版前に版胴２が所定回転数だけ回
転している間に版胴２の開口部、版胴２の外表面がイン
キで充填されており、新マスタの着版時に新しいインキ
が版胴２の開口部、版胴２の外表面まで達しているの
で、着版当初から良好な印刷画像が得られる。
版され、新マスタが版胴２に着版される。その後印刷用
紙15が用紙搬送ガイド板52の上を通過して搬送されて版
胴２と押圧するプレスローラ６とのニップ部に給紙さ
れ、また、フイーラ９の上を通過する際にストッパ10が
はずれてプレスローラ６が上昇し、印刷用紙15がマスタ
１に押圧されて版付けが行なわれ、印刷可能となる。こ
のとき、マスタ１の排版前に版胴２が所定回転数だけ回
転している間に版胴２の開口部、版胴２の外表面がイン
キで充填されており、新マスタの着版時に新しいインキ
が版胴２の開口部、版胴２の外表面まで達しているの
で、着版当初から良好な印刷画像が得られる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなも
のにあっては、アームの支軸にプレスローラ駆動アーム
が固定されており、又、プレスローラ駆動アームに支持
アームが取付けられており、アームの動きを支持アーム
に伝達するステーがアームに取付けられているうえ、ス
テーには印刷用紙の用紙搬送ガイド板が設けられてい
て、シート部材が変位する際の通路のスペースが狭くな
っている。そしてシート部材は、ポリエチレン、ポリエ
ステル、フッ素樹脂、またはゴムなどの可撓性を有する
薄いシートを用いているので、寸法精度をよく加工する
ことは困難であり、また、前記のような材料を用いたシ
ート部材は、待機位置にあるときは時間の経過とともに
変形、特に中間の屈曲部が経時的に復元しようとしてプ
レスローラと反対側に変形しやすい。このようなシート
部材を着版時に、印刷用紙搬送経路から退避した待機位
置から作動位置に変位させたとき、用紙搬送ガイド板に
衝突し、また作動位置にあるときには、プレスローラと
版胴との接触圧によってプレスローラの外周に沿うよう
な形状に変形していて、作動位置から待機位置に退避す
る際、プレスローラに接触して正常な変位ができなくな
る。またプレスローラ側に変形したシート部材は、続く
通常の印刷時において、プレスローラは版胴の弾性部材
によって版胴と逆方向に回転させられており、プレスロ
ーラに接触してプレスローラの摩擦力によってその回転
に引きずられて作動位置に変位してしまい、この変位し
たシート部材によって、搬送される印刷用紙が正常に搬
送されなくてジャムが発生するという問題がある。
のにあっては、アームの支軸にプレスローラ駆動アーム
が固定されており、又、プレスローラ駆動アームに支持
アームが取付けられており、アームの動きを支持アーム
に伝達するステーがアームに取付けられているうえ、ス
テーには印刷用紙の用紙搬送ガイド板が設けられてい
て、シート部材が変位する際の通路のスペースが狭くな
っている。そしてシート部材は、ポリエチレン、ポリエ
ステル、フッ素樹脂、またはゴムなどの可撓性を有する
薄いシートを用いているので、寸法精度をよく加工する
ことは困難であり、また、前記のような材料を用いたシ
ート部材は、待機位置にあるときは時間の経過とともに
変形、特に中間の屈曲部が経時的に復元しようとしてプ
レスローラと反対側に変形しやすい。このようなシート
部材を着版時に、印刷用紙搬送経路から退避した待機位
置から作動位置に変位させたとき、用紙搬送ガイド板に
衝突し、また作動位置にあるときには、プレスローラと
版胴との接触圧によってプレスローラの外周に沿うよう
な形状に変形していて、作動位置から待機位置に退避す
る際、プレスローラに接触して正常な変位ができなくな
る。またプレスローラ側に変形したシート部材は、続く
通常の印刷時において、プレスローラは版胴の弾性部材
によって版胴と逆方向に回転させられており、プレスロ
ーラに接触してプレスローラの摩擦力によってその回転
に引きずられて作動位置に変位してしまい、この変位し
たシート部材によって、搬送される印刷用紙が正常に搬
送されなくてジャムが発生するという問題がある。
【０００９】そこでこの発明の目的は、前記のような従
来の孔版印刷装置のもつ問題を解消し、着版時、シート
部材が用紙搬送ガイド板やプレスローラに衝突すること
がなくて、シート部材を作動位置または待機位置に、確
実に変位または退避させることができて、通常印刷時、
印刷用紙のジャムが発生しない孔版印刷装置を提供する
にある。
来の孔版印刷装置のもつ問題を解消し、着版時、シート
部材が用紙搬送ガイド板やプレスローラに衝突すること
がなくて、シート部材を作動位置または待機位置に、確
実に変位または退避させることができて、通常印刷時、
印刷用紙のジャムが発生しない孔版印刷装置を提供する
にある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記のよう
な目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、前
記のような孔版印刷装置において、シート部材とプレス
ローラとの間に位置して、第１ガイド部材を設けたこと
を特徴とするものである。請求項２に記載の発明は、前
記のような孔版印刷装置において、シート部材と所定の
間隙を有して、用紙搬送ガイド板の先端部をシート部材
に沿って屈曲させて第２ガイド部材を形成したことを特
徴とするものである。請求項３に記載の発明は、前記の
ような孔版印刷装置において、シート部材と用紙搬送ガ
イド板との間に位置して、第３ガイド部材を設けたこと
を特徴とするものである。請求項４に記載の発明は、請
求項１ないし３のいずれかに記載の発明において、シー
ト部材が可撓性を有する部材からなることを特徴とする
ものである。
な目的を達成するために、請求項１に記載の発明は、前
記のような孔版印刷装置において、シート部材とプレス
ローラとの間に位置して、第１ガイド部材を設けたこと
を特徴とするものである。請求項２に記載の発明は、前
記のような孔版印刷装置において、シート部材と所定の
間隙を有して、用紙搬送ガイド板の先端部をシート部材
に沿って屈曲させて第２ガイド部材を形成したことを特
徴とするものである。請求項３に記載の発明は、前記の
ような孔版印刷装置において、シート部材と用紙搬送ガ
イド板との間に位置して、第３ガイド部材を設けたこと
を特徴とするものである。請求項４に記載の発明は、請
求項１ないし３のいずれかに記載の発明において、シー
ト部材が可撓性を有する部材からなることを特徴とする
ものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】図１〜４に示すこの発明の実施形
態は、多くの部分が前記従来のものと同様であるので、
同様の部分については同一の符号を引用して説明を省略
して主として異なる部分について説明する。この発明の
第１実施形態を示す図１〜３において、２は版胴、６は
その下方に配置されてアーム11と係合する支持アーム13
によって版胴２と接離するプレスローラ、19は版胴２と
プレスローラ６との間に挿入された作動位置と、版胴２
とプレスローラ６との間から離間した待機位置との間を
移動可能となっているシート部材19であって、このシー
ト部材19は、一側上部が枢軸21によって図示しない装置
の機枠に枢支されたレバー24の枢軸21と反対側に取付け
られ、レバー24の下部にはピン28が取付けられていて、
このピン28は前記機枠に装着した第１ソレノイド22の作
動杆23の一端部を枢支しており、このようなものに第１
ガイド部材53と、第２ガイド部材54とを設けたものであ
る。
態は、多くの部分が前記従来のものと同様であるので、
同様の部分については同一の符号を引用して説明を省略
して主として異なる部分について説明する。この発明の
第１実施形態を示す図１〜３において、２は版胴、６は
その下方に配置されてアーム11と係合する支持アーム13
によって版胴２と接離するプレスローラ、19は版胴２と
プレスローラ６との間に挿入された作動位置と、版胴２
とプレスローラ６との間から離間した待機位置との間を
移動可能となっているシート部材19であって、このシー
ト部材19は、一側上部が枢軸21によって図示しない装置
の機枠に枢支されたレバー24の枢軸21と反対側に取付け
られ、レバー24の下部にはピン28が取付けられていて、
このピン28は前記機枠に装着した第１ソレノイド22の作
動杆23の一端部を枢支しており、このようなものに第１
ガイド部材53と、第２ガイド部材54とを設けたものであ
る。
【００１２】シート部材19は、ポリエチレン、ポリエス
テル、フッ素樹脂、ゴム等の可撓性を有するシートを用
いて中間部をプレスローラ６の外周に沿うように屈曲さ
せて成形加工して板部材20に接着したものである。
テル、フッ素樹脂、ゴム等の可撓性を有するシートを用
いて中間部をプレスローラ６の外周に沿うように屈曲さ
せて成形加工して板部材20に接着したものである。
【００１３】第１ガイド部材53は、プレスローラ６の外
周に沿って0.5〜２mmの間隙を有してシート部材19が通
過する部位を被覆する板状の弯曲部分53ａと、この弯曲
部分を保持する保持部材53ｂとからなり、この保持部材
53ｂの弯曲部分53ａを保持しない他側を、支持アーム13
に設けられた図示しない支軸とプレスローラ６の軸６ａ
とに軸支する。
周に沿って0.5〜２mmの間隙を有してシート部材19が通
過する部位を被覆する板状の弯曲部分53ａと、この弯曲
部分を保持する保持部材53ｂとからなり、この保持部材
53ｂの弯曲部分53ａを保持しない他側を、支持アーム13
に設けられた図示しない支軸とプレスローラ６の軸６ａ
とに軸支する。
【００１４】第２ガイド部材54は、用紙搬送ガイド板52
の先端部をシート部材19の背面に沿ってシート部材19と
所定の間隔を有して屈曲させたものである。
の先端部をシート部材19の背面に沿ってシート部材19と
所定の間隔を有して屈曲させたものである。
【００１５】このようなものにあって、ある時間印刷を
休止した後、再び印刷を開始する際、版胴２を設定され
た回転数だけ回転させる着版時において、シート部材19
が経時的に第２ガイド部材54側に変形しても、版胴２の
１回転毎にシート部材19が作動位置に変位する際、シー
ト部材19の先端が第２ガイド部材54に案内されて用紙搬
送ガイド板52に衝突することなく円滑、かつ確実にシー
ト部材19を作動位置に変位することができ、また、シー
ト部材19が作動位置にあって、プレスローラ６側に変形
していて、その状態から待機位置に変位する際、第１ガ
イド部材53に案内されてプレスローラ６に接触すること
なく確実に退避させることができて、通常印刷時に印刷
用紙のジャムが発生しない。
休止した後、再び印刷を開始する際、版胴２を設定され
た回転数だけ回転させる着版時において、シート部材19
が経時的に第２ガイド部材54側に変形しても、版胴２の
１回転毎にシート部材19が作動位置に変位する際、シー
ト部材19の先端が第２ガイド部材54に案内されて用紙搬
送ガイド板52に衝突することなく円滑、かつ確実にシー
ト部材19を作動位置に変位することができ、また、シー
ト部材19が作動位置にあって、プレスローラ６側に変形
していて、その状態から待機位置に変位する際、第１ガ
イド部材53に案内されてプレスローラ６に接触すること
なく確実に退避させることができて、通常印刷時に印刷
用紙のジャムが発生しない。
【００１６】また、シート部材19が待機位置にあって、
通常の印刷が行われる際、シート部材19が経時的復元に
よって第１ガイド部材53側に変形していても、プレスロ
ーラ６に接触せず、プレスローラ６の回転に引きずられ
て作動位置に飛び出すことがなくて、印刷用紙のジャム
が発生しない。
通常の印刷が行われる際、シート部材19が経時的復元に
よって第１ガイド部材53側に変形していても、プレスロ
ーラ６に接触せず、プレスローラ６の回転に引きずられ
て作動位置に飛び出すことがなくて、印刷用紙のジャム
が発生しない。
【００１７】なお、第１実施形態において、第１ガイド
部材53と、第２ガイド部材54とを組付けてあるが、第１
ガイド部材53、または第２ガイド部材54を単独に設けた
ものであってもよい。
部材53と、第２ガイド部材54とを組付けてあるが、第１
ガイド部材53、または第２ガイド部材54を単独に設けた
ものであってもよい。
【００１８】図４に示す第２実施形態は、第１実施形態
の第２ガイド部材54を除去し、先端部が中間からシート
部材19の方向に屈折した板状部材からなる第３ガイド部
材54′を、シート部材19の背面と、第２ガイド部材54の
部分を除去した残部の用紙搬送ガイド板52の先端部との
間に位置してステー51に固着し、この第３ガイド部材5
4′の先端部54ａ′が用紙搬送ガイド板52の上面から突
出しないように設けたものである以外第１実施形態と異
なるところがない。
の第２ガイド部材54を除去し、先端部が中間からシート
部材19の方向に屈折した板状部材からなる第３ガイド部
材54′を、シート部材19の背面と、第２ガイド部材54の
部分を除去した残部の用紙搬送ガイド板52の先端部との
間に位置してステー51に固着し、この第３ガイド部材5
4′の先端部54ａ′が用紙搬送ガイド板52の上面から突
出しないように設けたものである以外第１実施形態と異
なるところがない。
【００１９】なお、第２実施形態において、第１ガイド
部材53と、第３ガイド部材54′とを組付けてあるが、第
１ガイド部材53、または第３ガイド部材54′を単独に設
けたものであってもよい。
部材53と、第３ガイド部材54′とを組付けてあるが、第
１ガイド部材53、または第３ガイド部材54′を単独に設
けたものであってもよい。
【００２０】
【発明の効果】この発明は、前記のようであって、請求
項１に記載の発明は、前記のような孔版印刷装置におい
て、シート部材とプレスローラとの間に位置して、第１
ガイド部材を設けたことを特徴とするので、シート部材
がプレスローラ側に変形しても確実にシート部材を作動
位置に変位させることができ、また、待機時にシート部
材が作動位置に変位して発生する印刷用紙のジャム発生
を防止することができるという効果がある。請求項２に
記載の発明は、前記のような孔版印刷装置において、シ
ート部材と所定の間隙を有して、用紙搬送ガイド板の先
端部をシート部材に沿って屈曲させて第２ガイド部材を
形成したことを特徴とするものであり、請求項３に記載
の発明は、前記のような孔版印刷装置において、シート
部材と用紙搬送ガイド板との間に位置して、第３ガイド
部材を設けたことを特徴とするので、シート部材が経時
的に用紙搬送ガイド板側に変形しても用紙搬送ガイド板
に接触することなくて確実にシート部材を作動位置に変
位でき、または待機位置に退避させることができて、印
刷用紙のジャム発生を防止することが出来るという効果
がある。請求項４に記載の発明は、シート部材が可撓性
を有する部材からなることを特徴とするので、シート部
材を安価に製造することができるという効果がある。
項１に記載の発明は、前記のような孔版印刷装置におい
て、シート部材とプレスローラとの間に位置して、第１
ガイド部材を設けたことを特徴とするので、シート部材
がプレスローラ側に変形しても確実にシート部材を作動
位置に変位させることができ、また、待機時にシート部
材が作動位置に変位して発生する印刷用紙のジャム発生
を防止することができるという効果がある。請求項２に
記載の発明は、前記のような孔版印刷装置において、シ
ート部材と所定の間隙を有して、用紙搬送ガイド板の先
端部をシート部材に沿って屈曲させて第２ガイド部材を
形成したことを特徴とするものであり、請求項３に記載
の発明は、前記のような孔版印刷装置において、シート
部材と用紙搬送ガイド板との間に位置して、第３ガイド
部材を設けたことを特徴とするので、シート部材が経時
的に用紙搬送ガイド板側に変形しても用紙搬送ガイド板
に接触することなくて確実にシート部材を作動位置に変
位でき、または待機位置に退避させることができて、印
刷用紙のジャム発生を防止することが出来るという効果
がある。請求項４に記載の発明は、シート部材が可撓性
を有する部材からなることを特徴とするので、シート部
材を安価に製造することができるという効果がある。
【図１】この発明の第１実施形態の概略縦断面図であ
る。
る。
【図２】同上のシート部材が作動位置に変位した状態を
示す概略縦断図である。
示す概略縦断図である。
【図３】同上のシート部材の斜視図である。
【図４】同上の第２実施形態の概略縦断面図である。
１ マスタ ２ 版胴 ４ インキ供給手段 ６ プレスローラ 11 アーム 13 支持アーム 15 印刷用紙 19 シート部材 52 用紙搬送ガイド板 53 第１ガイド部材 54 第２ガイド部材 54′ 第３ガイド部材
Claims (4)
- 【請求項１】 製版されて所定の長さに切断されたマス
タを外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装され
マスタを押圧するプレスローラと、版胴の内周からイン
キを供給するインキ供給手段と、版胴全長にわたって延
びるシート部材を、版胴とプレスローラとの間の作動位
置に挿入する駆動手段とを有する孔版印刷装置におい
て、シート部材とプレスローラとの間に位置して、第１
ガイド部材を設けたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項２】 製版されて所定の長さに切断されたマス
タを外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装され
マスタを押圧するプレスローラと、版胴の内周からイン
キを供給するインキ供給手段と、版胴全長にわたって延
びるシート部材を、版胴とプレスローラとの間の作動位
置に挿入する駆動手段と、給紙搬送方向にあってプレス
ローラの上流側に位置して搬送される印刷用紙を案内す
る用紙搬送ガイド板とを有する孔版印刷装置において、
シート部材と所定の間隙を有して、用紙搬送ガイド板の
先端部をシート部材に沿って屈曲させて第２ガイド部材
を形成したことを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項３】 製版されて所定の長さに切断されたマス
タを外周に巻装する多孔剛体の版胴と、版胴に巻装され
マスタを押圧するプレスローラと、版胴の内周からイン
キを供給するインキ供給手段と、版胴全長にわたって延
びるシート部材を、版胴とプレスローラとの間の作動位
置に挿入する駆動手段と、給紙搬送方向にあってプレス
ローラの上流側に位置して搬送される印刷用紙を案内す
る用紙搬送ガイド板とを有する孔版印刷装置において、
シート部材と用紙搬送ガイド板との間に位置して、第３
ガイド部材を設けたことを特徴とする孔版印刷装置。 - 【請求項４】 シート部材が可撓性を有する部材からな
ることを特徴とする請求項１ないし３のいずれかに記載
の孔版印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23226595A JP3801239B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 孔版印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23226595A JP3801239B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 孔版印刷装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976620A true JPH0976620A (ja) | 1997-03-25 |
| JP3801239B2 JP3801239B2 (ja) | 2006-07-26 |
Family
ID=16936547
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23226595A Expired - Fee Related JP3801239B2 (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 孔版印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3801239B2 (ja) |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP23226595A patent/JP3801239B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3801239B2 (ja) | 2006-07-26 |
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