JPH0976489A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH0976489A JPH0976489A JP26487995A JP26487995A JPH0976489A JP H0976489 A JPH0976489 A JP H0976489A JP 26487995 A JP26487995 A JP 26487995A JP 26487995 A JP26487995 A JP 26487995A JP H0976489 A JPH0976489 A JP H0976489A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- coil spring
- paper
- sheet
- holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリンタのコンパクト化を図ると同時に、ギ
ザローラを支持しているコイルスプリングの抜けを防止
する。 【解決手段】 用紙にインク滴を吐出して印字するヘッ
ドによって印字された用紙の裏面と接触して用紙に搬送
力を付与する排紙ローラに対して用紙を介して付勢手段
により付勢されるギザローラ7がボス部7bを有してい
るとともに、コイルスプリング8がボス部に挿通されて
いることによってギザローラが回転可能に支持されてい
る。ギザローラのボス部と当接することによって、コイ
ルスプリングが撓みすぎないように規制するストッパ1
4がホルダに設けられている。
ザローラを支持しているコイルスプリングの抜けを防止
する。 【解決手段】 用紙にインク滴を吐出して印字するヘッ
ドによって印字された用紙の裏面と接触して用紙に搬送
力を付与する排紙ローラに対して用紙を介して付勢手段
により付勢されるギザローラ7がボス部7bを有してい
るとともに、コイルスプリング8がボス部に挿通されて
いることによってギザローラが回転可能に支持されてい
る。ギザローラのボス部と当接することによって、コイ
ルスプリングが撓みすぎないように規制するストッパ1
4がホルダに設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙にインク滴を
吐出して印字するインクジェットプリンタに関する。特
に、印字済の用紙の印字面と接触するギザローラの支持
構造の改良に関するものである。
吐出して印字するインクジェットプリンタに関する。特
に、印字済の用紙の印字面と接触するギザローラの支持
構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタの一例を
図8に示す。
図8に示す。
【0003】図1において、1は給紙トレイ、2は給紙
ローラ、3は搬送ローラ、4はピンチローラ、5はイン
クジェットヘッド、6は排紙ローラ、7はギザローラ
(薄板状のスターホイル,以下同じ)である。
ローラ、3は搬送ローラ、4はピンチローラ、5はイン
クジェットヘッド、6は排紙ローラ、7はギザローラ
(薄板状のスターホイル,以下同じ)である。
【0004】給紙トレイ1には、用紙Sが複数枚積層状
態でセットされる。給紙トレイ1は、用紙の給送時に給
紙ローラ2に向けて用紙Sを所定の力F1で押圧する。
態でセットされる。給紙トレイ1は、用紙の給送時に給
紙ローラ2に向けて用紙Sを所定の力F1で押圧する。
【0005】給紙ローラ2はゴムローラ(少なくともそ
の表面にゴム層を有しているローラをいう。以下同じ)
であり、給送時に回転して、最上位にある用紙S1を給
送する。
の表面にゴム層を有しているローラをいう。以下同じ)
であり、給送時に回転して、最上位にある用紙S1を給
送する。
【0006】搬送ローラ3はゴムローラであり、これに
ピンチローラ4が所定の力F2で押圧されている。少な
くとも搬送ローラ3は駆動ローラとして構成されてい
る。したがって、給送された用紙Sは搬送ローラ3とピ
ンチローラ4とで挟圧されながら搬送される。
ピンチローラ4が所定の力F2で押圧されている。少な
くとも搬送ローラ3は駆動ローラとして構成されてい
る。したがって、給送された用紙Sは搬送ローラ3とピ
ンチローラ4とで挟圧されながら搬送される。
【0007】インクジェットヘッド5は、用紙Sにイン
ク滴を吐出し画像を形成する。
ク滴を吐出し画像を形成する。
【0008】排紙ローラ6はゴムローラであり、これに
ギザローラ7が所定の付勢力F3で押圧されている。排
紙ローラ6は駆動ローラとして構成されており、通常ギ
ザローラ7は従動ローラとして構成されている。したが
って、記録済の用紙は、排紙ローラ6とギザローラ7と
で挟圧されながら搬送され、そして排出される。
ギザローラ7が所定の付勢力F3で押圧されている。排
紙ローラ6は駆動ローラとして構成されており、通常ギ
ザローラ7は従動ローラとして構成されている。したが
って、記録済の用紙は、排紙ローラ6とギザローラ7と
で挟圧されながら搬送され、そして排出される。
【0009】以上のようなインクジェットプリンタにお
いて、ギザローラ7は、図9に示すように、ボス部7a
を有しているとともに、丸棒状(正確にはパイプ状)に
形成されたコイルスプリング8がギザローラ7のボス部
7aに挿通されていることによって回転可能に支持され
ている。すなわち、コイルスプリング8は、ギザローラ
7の軸としての役割も果たすものであり、適宜の支持部
9によって支持されている。支持部9は、ギザローラ7
がプリンタに組み込まれて排紙ローラ6に当接した際
に、上述した付勢力F3が生じるように、予めコイルス
プリング8が図9に示すように多少上方に撓むように構
成されている。
いて、ギザローラ7は、図9に示すように、ボス部7a
を有しているとともに、丸棒状(正確にはパイプ状)に
形成されたコイルスプリング8がギザローラ7のボス部
7aに挿通されていることによって回転可能に支持され
ている。すなわち、コイルスプリング8は、ギザローラ
7の軸としての役割も果たすものであり、適宜の支持部
9によって支持されている。支持部9は、ギザローラ7
がプリンタに組み込まれて排紙ローラ6に当接した際
に、上述した付勢力F3が生じるように、予めコイルス
プリング8が図9に示すように多少上方に撓むように構
成されている。
【0010】このような構成によると、ギザローラ7
は、用紙Sが封筒などの厚紙である場合には、用紙を極
端に押さえることなく図9においてさらに上方(矢印Y
1方向)に逃げるため、ギザローラ7が負荷になって生
じる紙送り精度の低下を防止することができる。
は、用紙Sが封筒などの厚紙である場合には、用紙を極
端に押さえることなく図9においてさらに上方(矢印Y
1方向)に逃げるため、ギザローラ7が負荷になって生
じる紙送り精度の低下を防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上のようなインクジ
ェットプリンタにおいては、小型化、設計の自由度、お
よび製造工程の簡素化等を図るために、上述したギザロ
ーラ7、コイルスプリング8、およびその支持部材をユ
ニット化することが望ましい。
ェットプリンタにおいては、小型化、設計の自由度、お
よび製造工程の簡素化等を図るために、上述したギザロ
ーラ7、コイルスプリング8、およびその支持部材をユ
ニット化することが望ましい。
【0012】このようなユニットは、例えば図10に示
すようにして構成することができる。図3(a)は正断
面図であり、(b)は拡大部分側面図である。
すようにして構成することができる。図3(a)は正断
面図であり、(b)は拡大部分側面図である。
【0013】図10において、10はホルダであり、一
対の支持部11,11を有している。
対の支持部11,11を有している。
【0014】12,12は、コイルスプリング8の懸架
部である。懸架部12,12のうちの少なくとも一方
は、可撓性を有しており、図(b)において矢印a方向
に撓むことが可能である。懸架部12の先端12aはフ
ック状に形成されている。
部である。懸架部12,12のうちの少なくとも一方
は、可撓性を有しており、図(b)において矢印a方向
に撓むことが可能である。懸架部12の先端12aはフ
ック状に形成されている。
【0015】このようなユニットは、ギザローラ7のボ
ス部7aにコイルスプリング8を挿通した後、コイルス
プリング8を懸架部12,12間に圧入することにより
組み立てることができる。組み立てられた状態では、コ
イルスプリング8が懸架部12によって懸架され、ま
た、コイルスプリング8の端部8aが、ホルダ10の側
板13に当接することによって矢印X1,X2方向への
抜けが防止される。
ス部7aにコイルスプリング8を挿通した後、コイルス
プリング8を懸架部12,12間に圧入することにより
組み立てることができる。組み立てられた状態では、コ
イルスプリング8が懸架部12によって懸架され、ま
た、コイルスプリング8の端部8aが、ホルダ10の側
板13に当接することによって矢印X1,X2方向への
抜けが防止される。
【0016】このユニットは、ホルダ10をプリンタの
フレームFに取り付けることによってプリンタに組み込
まれる。
フレームFに取り付けることによってプリンタに組み込
まれる。
【0017】しかしながら、以上のようなユニットでは
以下のような問題がある。
以下のような問題がある。
【0018】インクジェットプリンタにおいては、前述
したように、用紙にインク滴を吐出することで印字を行
なうから、印字密度が大きくなると、用紙に吸収される
水分も多くなる。このような場合、図12(a)に示す
ように、用紙Sが、その排出方向からみて波打ったよう
な状態となることがあり、その山部Saが同図に示すよ
うにギザローラ7を押し上げる状態になることがある。
また、図12(b)に示すように、インクジェットプリ
ンタ断面からみて用紙Sが大きな山部Sbの状態とな
り、ギザローラ7を押し上げる状態にもなる。このよう
な状態になると、図11に示すようにコイルスプリング
8が撓みすぎ、その端部8aがホルダの側板13よりも
下方に逸脱し得る状態となる。このような状態において
は、コイルスプリング8とギザローラ7のボス部7aと
が比較的強く圧接された状態となるため、コイルスプリ
ング8はギザローラ7と一緒になって回転するととも
に、支持部11の角部11aに圧接されて回転する状態
となる。コイルスプリング8は、素線を螺旋状に巻いて
構成されているものであるから、その外周面にはネジが
形成されたような状態となっており、これが支持部11
の角部11aに圧接された状態で回転するため、コイル
スプリング8は矢印X1またはX2方向に進行すること
となる。したがって、このような状態が続くと(例えば
1枚のシートが排出されるまで続く、あるいは連続紙に
印字することにより続くと)、コイルスプリング8が矢
印X1またはX2方向に抜けてしまい、結果としてギザ
ローラ7がホルダ10から外れてしまうという事態が生
じる。なお、コイルスプリング8の進行方向が矢印X1
方向であるのかX2方向であるのかは素線の巻方向によ
って決まる。
したように、用紙にインク滴を吐出することで印字を行
なうから、印字密度が大きくなると、用紙に吸収される
水分も多くなる。このような場合、図12(a)に示す
ように、用紙Sが、その排出方向からみて波打ったよう
な状態となることがあり、その山部Saが同図に示すよ
うにギザローラ7を押し上げる状態になることがある。
また、図12(b)に示すように、インクジェットプリ
ンタ断面からみて用紙Sが大きな山部Sbの状態とな
り、ギザローラ7を押し上げる状態にもなる。このよう
な状態になると、図11に示すようにコイルスプリング
8が撓みすぎ、その端部8aがホルダの側板13よりも
下方に逸脱し得る状態となる。このような状態において
は、コイルスプリング8とギザローラ7のボス部7aと
が比較的強く圧接された状態となるため、コイルスプリ
ング8はギザローラ7と一緒になって回転するととも
に、支持部11の角部11aに圧接されて回転する状態
となる。コイルスプリング8は、素線を螺旋状に巻いて
構成されているものであるから、その外周面にはネジが
形成されたような状態となっており、これが支持部11
の角部11aに圧接された状態で回転するため、コイル
スプリング8は矢印X1またはX2方向に進行すること
となる。したがって、このような状態が続くと(例えば
1枚のシートが排出されるまで続く、あるいは連続紙に
印字することにより続くと)、コイルスプリング8が矢
印X1またはX2方向に抜けてしまい、結果としてギザ
ローラ7がホルダ10から外れてしまうという事態が生
じる。なお、コイルスプリング8の進行方向が矢印X1
方向であるのかX2方向であるのかは素線の巻方向によ
って決まる。
【0019】このような事態を回避するためには、側板
13をさらに下方に延ばすことも考えられるが、そうす
ると、側板の下縁が、乾いていないインクが付着してい
る用紙の印字済面と摺接し易くなり、印字済面が汚れて
しまい易くなるという別の問題が生じる。
13をさらに下方に延ばすことも考えられるが、そうす
ると、側板の下縁が、乾いていないインクが付着してい
る用紙の印字済面と摺接し易くなり、印字済面が汚れて
しまい易くなるという別の問題が生じる。
【0020】また、コイルスプリング8をもっと長くす
れば、撓んだときの曲率半径が大きくなるから、その端
部8aがホルダの側板13よりも下方に逸脱し得る状態
となることを避けることができる。しかしながら、そう
すると、支持部11,11間の距離も大きくしなければ
ならず、結果としてユニット幅も大きくなり、小型化お
よび設計の自由度の増大を図るという初期の目的を達成
することができなくなる。
れば、撓んだときの曲率半径が大きくなるから、その端
部8aがホルダの側板13よりも下方に逸脱し得る状態
となることを避けることができる。しかしながら、そう
すると、支持部11,11間の距離も大きくしなければ
ならず、結果としてユニット幅も大きくなり、小型化お
よび設計の自由度の増大を図るという初期の目的を達成
することができなくなる。
【0021】本発明の目的は、以上のような問題点を解
決し、初期の目的を達成しつつ、コイルスプリングが抜
け出すことがないようにすることにある。
決し、初期の目的を達成しつつ、コイルスプリングが抜
け出すことがないようにすることにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のインクジェットプリンタは、用紙にイ
ンク滴を吐出して印字するヘッドと、このヘッドによっ
て印字された用紙の裏面と接触して用紙に搬送力を付与
する排紙ローラと、この排紙ローラに対して前記用紙を
介して付勢手段により付勢されるギザローラとを備え、
前記ギザローラはボス部を有しているとともに、前記付
勢手段は丸棒状に形成されたコイルスプリングで構成さ
れ、このコイルスプリングが前記ギザローラのボス部に
挿通されていることによってギザローラが回転可能に支
持され、そのコイルスプリングがホルダによって支持さ
れているインクジェットプリンタであって、前記ギザロ
ーラのボス部と当接することによって、前記コイルスプ
リングが撓みすぎないように規制するストッパが前記ホ
ルダに設けられていることを特徴とする。
に請求項1記載のインクジェットプリンタは、用紙にイ
ンク滴を吐出して印字するヘッドと、このヘッドによっ
て印字された用紙の裏面と接触して用紙に搬送力を付与
する排紙ローラと、この排紙ローラに対して前記用紙を
介して付勢手段により付勢されるギザローラとを備え、
前記ギザローラはボス部を有しているとともに、前記付
勢手段は丸棒状に形成されたコイルスプリングで構成さ
れ、このコイルスプリングが前記ギザローラのボス部に
挿通されていることによってギザローラが回転可能に支
持され、そのコイルスプリングがホルダによって支持さ
れているインクジェットプリンタであって、前記ギザロ
ーラのボス部と当接することによって、前記コイルスプ
リングが撓みすぎないように規制するストッパが前記ホ
ルダに設けられていることを特徴とする。
【0023】
【作用効果】請求項1記載のインクジェットプリンタに
よれば、ヘッドによって用紙にインク滴が吐出されて印
字され、印字された用紙は、その裏面と接触して用紙に
搬送力を付与する排紙ローラと、この排紙ローラに対し
て前記用紙を介して付勢手段により付勢されるギザロー
ラとによって排出される。
よれば、ヘッドによって用紙にインク滴が吐出されて印
字され、印字された用紙は、その裏面と接触して用紙に
搬送力を付与する排紙ローラと、この排紙ローラに対し
て前記用紙を介して付勢手段により付勢されるギザロー
ラとによって排出される。
【0024】ギザローラはボス部を有しているととも
に、前記付勢手段は丸棒状に形成されたコイルスプリン
グで構成され、このコイルスプリングが前記ギザローラ
のボス部に挿通されていることによってギザローラが回
転可能に支持され、そのコイルスプリングがホルダによ
って支持されているので、用紙が封筒などの厚紙である
場合でも、用紙が極端に押さえられることなく、ギザロ
ーラが負荷になって生じる紙送り精度の低下が防止され
る。
に、前記付勢手段は丸棒状に形成されたコイルスプリン
グで構成され、このコイルスプリングが前記ギザローラ
のボス部に挿通されていることによってギザローラが回
転可能に支持され、そのコイルスプリングがホルダによ
って支持されているので、用紙が封筒などの厚紙である
場合でも、用紙が極端に押さえられることなく、ギザロ
ーラが負荷になって生じる紙送り精度の低下が防止され
る。
【0025】そして、前記ホルダにはストッパが設けら
れており、このストッパがギザローラのボス部と当接す
ることによって、前記コイルスプリングの撓みすぎが規
制されるので、コイルスプリングの前述した抜けが防止
される。なお、コイルスプリングの撓みすぎが規制され
ることにより、用紙に対する押圧力は多少増加すること
となるが、この押圧力の増加分は、用紙が波打ったその
山部(図12(a)のSa,図12(b)のSb参照)
に作用するので、山部が多少凹むだけであり、用紙表面
にギザ跡が残る等の不都合は生じない。
れており、このストッパがギザローラのボス部と当接す
ることによって、前記コイルスプリングの撓みすぎが規
制されるので、コイルスプリングの前述した抜けが防止
される。なお、コイルスプリングの撓みすぎが規制され
ることにより、用紙に対する押圧力は多少増加すること
となるが、この押圧力の増加分は、用紙が波打ったその
山部(図12(a)のSa,図12(b)のSb参照)
に作用するので、山部が多少凹むだけであり、用紙表面
にギザ跡が残る等の不都合は生じない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0027】図1は本発明に係るインクジェットプリン
タの一実施形態におけるギザローラユニットの基本構成
図である。この図において、図10に示したユニットと
同一部分には、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
タの一実施形態におけるギザローラユニットの基本構成
図である。この図において、図10に示したユニットと
同一部分には、同一の符号を付してその説明は省略す
る。
【0028】図1に示すユニットの特徴は、ギザローラ
7のボス部7bと当接することによって、コイルスプリ
ング8が撓みすぎないように規制するストッパ14を、
ホルダ10’に設けた点にある。ストッパ14はホルダ
10’と一体的に形成してある。
7のボス部7bと当接することによって、コイルスプリ
ング8が撓みすぎないように規制するストッパ14を、
ホルダ10’に設けた点にある。ストッパ14はホルダ
10’と一体的に形成してある。
【0029】また、ボス部7bは肉厚(幅広)に形成し
てあり、コイルスプリング8が撓みすぎようとしたとき
に、確実にストッパ14に当接するように構成してあ
る。
てあり、コイルスプリング8が撓みすぎようとしたとき
に、確実にストッパ14に当接するように構成してあ
る。
【0030】以上のような構成とすると、図2に示すよ
うに、コイルスプリング8が撓みすぎようとしたとき
に、ボス部7bがストッパ14の下面14aに当接する
ので、コイルスプリング8の撓みすぎが規制される。
うに、コイルスプリング8が撓みすぎようとしたとき
に、ボス部7bがストッパ14の下面14aに当接する
ので、コイルスプリング8の撓みすぎが規制される。
【0031】したがって、コイルスプリング8の端部8
aがホルダの側板13よりも下方に逸脱し得る状態とは
ならず、コイルスプリング8がギザローラ7と一緒にな
って回転し、コイルスプリング8が矢印X1またはX2
方向に進行しようとしても、端部8aが側板に当接する
ため、その進行が阻止されることとなる。これによっ
て、コイルスプリング8の抜けが防止され、ギザローラ
7がホルダ10’から外れてしまうという事態が防止さ
れる。
aがホルダの側板13よりも下方に逸脱し得る状態とは
ならず、コイルスプリング8がギザローラ7と一緒にな
って回転し、コイルスプリング8が矢印X1またはX2
方向に進行しようとしても、端部8aが側板に当接する
ため、その進行が阻止されることとなる。これによっ
て、コイルスプリング8の抜けが防止され、ギザローラ
7がホルダ10’から外れてしまうという事態が防止さ
れる。
【0032】図3は、さらなる改良を加えたユニットを
示す図であり、図1に示した部品に対応する部品には同
じ符号を付してある。
示す図であり、図1に示した部品に対応する部品には同
じ符号を付してある。
【0033】改良点は、ボス7bにおける、コイルスプ
リング8の挿通口7dの両縁部に面取り7cを施した点
と、コイルスプリング8が圧接される支持部11の角部
11bを丸く面取りした点にある。
リング8の挿通口7dの両縁部に面取り7cを施した点
と、コイルスプリング8が圧接される支持部11の角部
11bを丸く面取りした点にある。
【0034】コイルスプリング8の挿通口7dの両縁部
に面取り7cを施したことにより、ボス7bを幅広に形
成しているにも拘らず、コイルスプリング8が撓んだと
きの曲率半径を大きくすることができ、したがって、端
部8aがホルダの側板13から逸脱し難くなるので、一
層コイルスプリングの長さを短くしてユニットの小型化
を図ることができる。
に面取り7cを施したことにより、ボス7bを幅広に形
成しているにも拘らず、コイルスプリング8が撓んだと
きの曲率半径を大きくすることができ、したがって、端
部8aがホルダの側板13から逸脱し難くなるので、一
層コイルスプリングの長さを短くしてユニットの小型化
を図ることができる。
【0035】また、コイルスプリング8が圧接される支
持部11の角部11bを丸く面取りしたことにより、コ
イルスプリング8の、いわばネジとしての作用を軽減す
ることができ、したがって、抜け方向への移動力を弱め
ることができる。
持部11の角部11bを丸く面取りしたことにより、コ
イルスプリング8の、いわばネジとしての作用を軽減す
ることができ、したがって、抜け方向への移動力を弱め
ることができる。
【0036】このような構成のユニットによれば、上記
改良点の相乗効果により、一層の小型化を図ることがで
きると同時に、コイルスプリングの抜け防止をより確実
なものとすることができる。
改良点の相乗効果により、一層の小型化を図ることがで
きると同時に、コイルスプリングの抜け防止をより確実
なものとすることができる。
【0037】図4は本発明に係るインクジェットプリン
タの実施形態の要部を示す側断面図、図5は部分省略平
面図である。
タの実施形態の要部を示す側断面図、図5は部分省略平
面図である。
【0038】これらの図において、20は搬送ローラ、
21,22はピンチローラ、23はインクジェットヘッ
ド、24は第1の排紙ローラ、25は第1のギザロー
ラ、26は第1のクリーニングローラ、27は第2の排
紙ローラ、28は第2のギザローラ、29は第2のクリ
ーニングローラ、30は排紙口である。
21,22はピンチローラ、23はインクジェットヘッ
ド、24は第1の排紙ローラ、25は第1のギザロー
ラ、26は第1のクリーニングローラ、27は第2の排
紙ローラ、28は第2のギザローラ、29は第2のクリ
ーニングローラ、30は排紙口である。
【0039】このプリンタは、図示しない従来と同様の
給紙トレイと給紙ローラとを備えている。給紙トレイか
らの用紙は経路P1を通って搬送ローラ20に巻回され
るように給送される。また、図1の右方には図示しない
トラクタユニットを装着することができるようになって
おり、経路P2によって連続紙を供給することができ
る。
給紙トレイと給紙ローラとを備えている。給紙トレイか
らの用紙は経路P1を通って搬送ローラ20に巻回され
るように給送される。また、図1の右方には図示しない
トラクタユニットを装着することができるようになって
おり、経路P2によって連続紙を供給することができ
る。
【0040】給送された図示しない用紙(連続紙を含
む)は搬送ローラ20とピンチローラ22とで挟圧され
ながら搬送される。
む)は搬送ローラ20とピンチローラ22とで挟圧され
ながら搬送される。
【0041】インクジェットヘッド23は、紙面と直交
する方向に往復動可能なキャリッジ23aに搭載されて
おり、用紙にインク滴を吐出し画像を形成する。
する方向に往復動可能なキャリッジ23aに搭載されて
おり、用紙にインク滴を吐出し画像を形成する。
【0042】排紙ローラ24,27は、下フレーム31
に回転可能に支持されており、搬送ローラ20を駆動す
る図示しない駆動機構によって回転駆動される。また、
このフレーム31のヘッド23と対向する上面には、用
紙の下面を案内するリブ31aが形成されている。
に回転可能に支持されており、搬送ローラ20を駆動す
る図示しない駆動機構によって回転駆動される。また、
このフレーム31のヘッド23と対向する上面には、用
紙の下面を案内するリブ31aが形成されている。
【0043】第1のギザローラ25および第1のクリー
ニングローラ26は、第1のホルダ40によって支持さ
れており、第2のギザローラ28および第2のクリーニ
ングローラ29は、第2のホルダ50によって支持され
ている。これらホルダ40,50は、上フレーム32に
取り付けられている。
ニングローラ26は、第1のホルダ40によって支持さ
れており、第2のギザローラ28および第2のクリーニ
ングローラ29は、第2のホルダ50によって支持され
ている。これらホルダ40,50は、上フレーム32に
取り付けられている。
【0044】そして、ホルダ40、ホルダ50には、図
3に示した構造が基本的に作用されている。
3に示した構造が基本的に作用されている。
【0045】図6は第1のホルダ40を示す図で、
(a)は側面図、(b)は図(a)におけるb矢視図、
(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図
(b)におけるd−d断面図である。この図において、
図3に示したホルダ10’の各部に対応する部分には同
じ符号を付して、その説明は省略する。
(a)は側面図、(b)は図(a)におけるb矢視図、
(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図
(b)におけるd−d断面図である。この図において、
図3に示したホルダ10’の各部に対応する部分には同
じ符号を付して、その説明は省略する。
【0046】図(d)から明らかなように、このホルダ
40においては、ストッパ14の上面14a’をボス部
7(b)と同径の凹状の円弧面で構成してある。
40においては、ストッパ14の上面14a’をボス部
7(b)と同径の凹状の円弧面で構成してある。
【0047】なお、図(d)において、41は排出され
る用紙の先端を案内するガイド面、42は、上フレーム
32に取り付けるためのフック部である。
る用紙の先端を案内するガイド面、42は、上フレーム
32に取り付けるためのフック部である。
【0048】43はクリーニングローラ26の軸受部で
ある。
ある。
【0049】図7は第2のホルダ50を示す図で、
(a)は側面図、(b)は図(a)におけるb矢視図、
(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図
(b)におけるd−d断面図である。この図において、
図3に示したホルダ10’の各部に対応する部分には同
じ符号を付して、その説明は省略する。
(a)は側面図、(b)は図(a)におけるb矢視図、
(c)は図(b)におけるc−c断面図、(d)は図
(b)におけるd−d断面図である。この図において、
図3に示したホルダ10’の各部に対応する部分には同
じ符号を付して、その説明は省略する。
【0050】図(d)から明らかなように、このホルダ
50においても、ストッパ14の上面14a’をボス部
7(b)と同径の凹状の円弧面で構成してある。
50においても、ストッパ14の上面14a’をボス部
7(b)と同径の凹状の円弧面で構成してある。
【0051】なお、図(d)において、52は、上フレ
ーム32に取り付けるためのフック部、53はクリーニ
ングローラ29の軸受部である。
ーム32に取り付けるためのフック部、53はクリーニ
ングローラ29の軸受部である。
【0052】なお、クリーニングローラ26,29は、
吸湿性に優れた多孔質の弾性体(例えばスポンジ)で構
成されている。クリーニングローラは、ギザローラと接
触して回転し、ギザローラの先端に付着したインクを除
去するようになっている。
吸湿性に優れた多孔質の弾性体(例えばスポンジ)で構
成されている。クリーニングローラは、ギザローラと接
触して回転し、ギザローラの先端に付着したインクを除
去するようになっている。
【0053】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
たが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではな
く、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能で
ある。
【0054】
【図1】本発明に係るインクジェットプリンタの一実施
形態におけるギザローラユニットの基本構成図(正断面
図)。
形態におけるギザローラユニットの基本構成図(正断面
図)。
【図2】同じく作用説明図。
【図3】本発明に係るインクジェットプリンタの一実施
形態における、図1にし目下ものとは異なるギザローラ
ユニットの基本構成図(正断面図)。
形態における、図1にし目下ものとは異なるギザローラ
ユニットの基本構成図(正断面図)。
【図4】本発明に係るインクジェットプリンタの実施形
態の要部を示す側断面図。
態の要部を示す側断面図。
【図5】図5は同じく部分省略平面図。
【図6】第1のホルダ40を示す図で、(a)は側面
図、(b)は図(a)におけるb矢視図、(c)は図
(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけ
るd−d断面図。
図、(b)は図(a)におけるb矢視図、(c)は図
(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけ
るd−d断面図。
【図7】第2のホルダ50を示す図で、(a)は側面
図、(b)は図(a)におけるb矢視図、(c)は図
(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけ
るd−d断面図。
図、(b)は図(a)におけるb矢視図、(c)は図
(b)におけるc−c断面図、(d)は図(b)におけ
るd−d断面図。
【図8】従来技術の説明図。
【図9】従来技術の説明図。
【図10】(a)(b)は従来技術の説明図。
【図11】従来技術の説明図。
【図12】(a)(b)は従来技術の説明図。
7 ギザローラ 7b ボス部 8 コイルスプリング 10’ ホルダ 14 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏原 一敏 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 岸田 剛夫 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 下村 正樹 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 用紙にインク滴を吐出して印字するヘッ
ドと、このヘッドによって印字された用紙の裏面と接触
して用紙に搬送力を付与する排紙ローラと、この排紙ロ
ーラに対して前記用紙を介して付勢手段により付勢され
るギザローラとを備え、 前記ギザローラはボス部を有しているとともに、前記付
勢手段は丸棒状に形成されたコイルスプリングで構成さ
れ、このコイルスプリングが前記ギザローラのボス部に
挿通されていることによってギザローラが回転可能に支
持され、そのコイルスプリングがホルダによって支持さ
れているインクジェットプリンタであって、 前記ギザローラのボス部と当接することによって、前記
コイルスプリングが撓みすぎないように規制するストッ
パが前記ホルダに設けられていることを特徴とするイン
クジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26487995A JPH0976489A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26487995A JPH0976489A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976489A true JPH0976489A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17409500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26487995A Pending JPH0976489A (ja) | 1995-09-19 | 1995-09-19 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0976489A (ja) |
-
1995
- 1995-09-19 JP JP26487995A patent/JPH0976489A/ja active Pending
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