JP3509375B2 - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

Info

Publication number
JP3509375B2
JP3509375B2 JP7704796A JP7704796A JP3509375B2 JP 3509375 B2 JP3509375 B2 JP 3509375B2 JP 7704796 A JP7704796 A JP 7704796A JP 7704796 A JP7704796 A JP 7704796A JP 3509375 B2 JP3509375 B2 JP 3509375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
inclined surface
sheet
pressing member
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7704796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09267940A (ja
Inventor
浩幸 加藤
慎 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP7704796A priority Critical patent/JP3509375B2/ja
Publication of JPH09267940A publication Critical patent/JPH09267940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3509375B2 publication Critical patent/JP3509375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホッパ内に積み上
げられた用紙を給紙ローラによって一枚ずつ送り出す給
紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この発明者が先に提案した給紙装置とし
て、図5に示すようなものがある。これは、その本体フ
レーム1上に、用紙2の流れ方向に沿って、用紙2を積
み重ねたものを収納するホッパー3と、該ホッパー3内
の最上層の用紙2を送り出す給紙ローラ4と、該給紙ロ
ーラ4から送られる用紙2を受け取って印刷ヘッド5の
方へ搬送する搬送ローラ6と、該搬送ローラ6と共に用
紙2を挟む従動ローラ7とを有している。また、ホッパ
ー3下から印刷ヘッド5へと用紙2の案内面8が形成さ
れ、この案内面8はホッパー3内から出ようとする用紙
2の前端が臨む箇所が徐々に上昇するように傾斜した傾
斜面8aとなっている。
【0003】しかして、給紙ローラ4の回転により最上
層の用紙2に送り力が加えられると、その用紙2は前端
が前記傾斜面8aに接しそこで抵抗を受けつつ下層の用
紙から引き離され、一枚ずつ搬送ローラ6の方へ送られ
る。そして搬送ローラ6により印刷ヘッド5の方へ送ら
れ、印刷に供されることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙に
は腰の強いものや弱いものがあり、腰の強弱によって傾
斜面から受ける抵抗力が相違してくる。そのため、厚紙
のように腰の強い用紙を送る場合は、緩やかな傾斜面で
あっても下層の用紙から確実に分離できても、薄紙のよ
うに腰の弱い用紙を送る場合は、その角度の傾斜面を抵
抗なく抜けてしまい重送を生じる。また、腰の弱い用紙
を確実に分離できるような急角度の傾斜面では、腰の強
い用紙に対して抵抗が強すぎ、用紙が供給されないで給
紙ローラのみ空転するいわゆる空送を生じることがあ
る。
【0005】従って、本発明は、用紙の腰の強弱の如何
を問わず適正に給紙することができる手段を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するた
め、請求項1の発明は、用紙10を積載収容するホッパ
ー11と、そのホッパー11内の用紙10に当接して、
その用紙10を送り出す給紙ローラ12と、前記ホッパ
ー11から送り出される用紙10の前端10aが当接す
る箇所から徐々に上昇するように傾斜した傾斜面13
と、一端が前記用紙上面に当接し、他端が固定部位18
に固定された弾性板によって形成され、前記給紙ローラ
12よりも前記傾斜面13寄りの位置において、送り出
された用紙10の前端10aを前記傾斜面側へ押すよう
に、前記用紙10の上面を押圧する押圧部材14と、を
備えた給紙装置において、前記押圧部材14は、前記固
定部位18における接線が前記給紙ローラ12と前記用
紙10との当接点より用紙送り出し方向上流側において
前記用紙と交差し、前記一端が前記傾斜面13近傍まで
延びており、前記給紙ローラ12によって送り出される
前記用紙10に湾曲しながら接触する給紙装置とし、請
求項2の発明は、請求項1において、前記押圧部材14
は、樹脂フィルムによって形成されている給紙装置と
し、請求項3の発明は、請求項1又は請求項2におい
て、前記押圧部材14は、前記給紙ローラ12に対向す
る箇所が切り欠けられている給紙装置としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。この給紙装置は、図1及び図2に示
すような構成であり、それ自体印刷機としても機能する
ようになっている。
【0008】これらの図において符号9は給紙装置の本
体フレームを示し、該本体フレーム9上に、用紙10を
積載収容するホッパー11と、そのホッパー11内の用
紙10に当接して、その用紙10を送り出す給紙ローラ
12と、前記ホッパー11から送り出される用紙10の
前端10aが当接する箇所から徐々に上昇しながら送り
方向へ傾斜した傾斜面13と、前記給紙ローラ12より
も前記傾斜面13寄りの位置において、送り出された用
紙10の前端10aを前記傾斜面13側へ押圧するよう
に、用紙10の上面に当接する押圧部材14とを備えて
いる。
【0009】前記ホッパー11は、本体フレーム9と一
体でもよいが、この実施の形態では前記給紙ローラ12
の上流側から当該給紙装置の本体フレーム9に着脱可能
に挿入されている。このホッパー11は、本体フレーム
9の凹部9b内に送り方向に下降傾斜した状態で嵌め込
まれる箱状のカセット15と、該カセット15内に収納
される押上板16とを有している。カセット15の上面
は開口しており、そこから押上板16が露出している。
押上板16は上流側の端部の軸6aを中心にして上下方
向に回動可能にカセット15に軸支され、またその上に
乗せられる用紙10を給紙ローラ12に向けて押し上げ
るようにスプリング17により常時付勢されている。
【0010】前記給紙ローラ12は、円弧部の一部を切
り欠いた欠円部12aを有するローラであり、本体フレ
ーム9の左右両側壁9a間に橋渡したシャフト12bに
固定され、図示しない駆動部により駆動される。給紙ロ
ーラ12が円弧部を用紙10と接触して回転することに
より最上層の用紙10をホッパー11から搬送ローラ2
1まで送り出すようになっている。給紙ローラ12が一
回転して欠円部12aが用紙10と対向した位置で、シ
ャフト12bに回転自在に設けられたカラー19によ
り、給紙ローラ12は用紙と間隔をおいて停止する。こ
の給紙ローラ12により送り出される過程において用紙
10の前端10aは前記傾斜面13に沿って湾曲しなが
ら送られることになる。
【0011】前記傾斜面13は、前記給紙ローラ12に
より送られる用紙10の前端10aが当たる箇所から徐
々に上昇しながら送り方向へ倒れるように傾斜している
ことから、この傾斜面13に当たる最上層の用紙10は
抵抗を受けて上方へ湾曲しそれよりも下層の用紙10か
ら分離し、単独で送り出されることになる。しかし、上
述のように用紙10が腰の強いものであるか弱いもので
あるかによって傾斜面13の分離性能は異なってくるこ
とから、これを前記押圧部材14で補うようにしてい
る。
【0012】前記押圧部材14は、ホッパー11から送
り出された用紙10の前端10aを前記傾斜面13側へ
押圧することにより腰の弱い用紙10でも傾斜面13に
確実に沿わせて湾曲し、腰の強さの如何を問わず用紙1
0の分離を確実ならしめようというもので、合成樹脂フ
ィルム等の弾性板により作られ、その一端は両側壁9a
間に橋渡した固定部材18に固定され、自由端14aが
用紙10の上面に当接するようになっている。また、弾
性板としての押圧部材14は、前記給紙ローラ12の上
流側から下流側へ湾曲しながら延びて用紙10に接触す
るようになっている。すなわち、弾性変形することによ
り給紙ローラ12よりも傾斜面13寄り位置の用紙10
の前端10aを適度な力で押圧している。傾斜面13の
角度及びその傾斜面13と給紙ローラ12との間隔は、
ハガキ程度の厚紙すなわち腰の強い用紙が給紙ローラ1
2の下から急角度で立ち上がってその送り出しを妨げる
ことがなく、かつ一枚ずつ分離できる程度の大きさに設
定される。また、押圧部材14の弾性力は、上記のハガ
キ程度の厚紙の前端が傾斜面13に沿って上昇するとき
その用紙に追従して上昇し、かつ通常の薄紙すなわち腰
の弱い用紙の場合には上昇しない程度の大きさに設定さ
れる。
【0013】なお、この押圧部材14は、図2に示すよ
うに望ましくはホッパー11の略全幅に亘って設けら
れ、前記給紙ローラ12及びカラー19に対向する箇所
は切り欠かれている。
【0014】前記傾斜面13には用紙10の送り方向に
沿って案内面20が連設されており、該案内面20上に
は前記給紙ローラ12により送られる用紙10を受け取
ってさらに下流側に送るための搬送ローラ21及びこれ
に接する従動ローラ22が配置されている。
【0015】前記案内面20上のさらに下流側には、案
内面20上の用紙10に対しインク滴を噴出して印刷動
作をするインクジェット式印刷ヘッド23が設けられて
いる。この印刷ヘッド23は、本体フレーム9に掛け渡
されたガイドレール24上を移動するキャリッジ25に
取り付けられ、同じくキャリッジ25に装填されたイン
クカートリッジ26よりインクの供給を受けて前記用紙
10にインク滴を噴出するようになっている。
【0016】次に、この給紙装置の作用について説明す
る。この給紙装置の駆動により、給紙ローラ12が回転
すると、ホッパー11内に堆積した用紙10は最上層の
ものから送り出され、傾斜面13に当たろうとする。そ
して、用紙10はその前端10aから傾斜面13に沿っ
て上方へ湾曲し、それよりも下層の用紙10から離れよ
うとする。その場合、用紙10が剛性の高い腰の強いも
のであるときは、第3図に示すように、押圧部材14の
押圧力に打ち勝って傾斜面13を湾曲しながら上昇し下
層の用紙から分離した後、案内面20上へと離脱するこ
とになる。一方、用紙10が剛性の低い腰の弱いもので
あるときは、第4図に示すように、用紙10が押圧部材
14による押圧力に負け、下層の用紙と重なった状態か
ら押圧部材14の先端により傾斜面13に押し付けられ
ながら急角度で湾曲され、直下の用紙10から分離せし
められた後、案内面20上へと向かうこととなる。
【0017】この後、用紙10は搬送ローラ21により
搬送され、印刷ヘッド23下で印刷に供され、供給装置
外に排出される。押圧部材14は給紙ローラ12の上流
側から下流側へ湾曲しながら延びて用紙の上面に当接し
ているから、押圧部材14に対して特別な操作をするこ
となく、ホッパー11を給紙ローラ12の上流側へその
まま引き抜き、また同側から給紙ローラ12の下へ挿入
するだけで用意に着脱することができ、用紙の交換また
は補充を容易に行うことができる。
【0018】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、例えば印字ヘッド23はインクジェッ
ト方式のほか他の印刷方式のヘッドに変更可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明の給紙装置によれば、押圧部材
は、固定部位における接線が給紙ローラと用紙との当接
点より用紙送り出し方向上流側において用紙と交差し、
一端が傾斜面近傍まで延びており、給紙ローラによって
送り出される用紙に湾曲しながら接触するので、用紙の
腰の強弱の如何を問わず同じ給紙装置により重送、空送
を発生することなく適正に給紙することができる。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給紙装置の部分切欠縦断面図であ
る。
【図2】本発明に係る給紙装置の要部を示す部分切欠平
面図である。
【図3】腰の強い用紙の送り状態を部分断面で示す説明
図である。
【図4】腰の強い用紙の送り状態を部分断面で示す説明
図である。
【図5】本発明者が先に提案した給紙装置の部分切欠縦
断面図である。
【符号の説明】
9…給紙装置の本体フレーム 10…用紙 10a…用紙の前端 11…ホッパー 12…給紙ローラ 13…傾斜面 14…押圧部材 14a…押圧部材の自由端 18…固定部位 23…インクジェット式印刷ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積載収容するホッパーと、 そのホッパー内の用紙に当接して、その用紙を送り出す
    給紙ローラと、 前記ホッパーから送り出される用紙の前端が当接する箇
    所から徐々に上昇するように傾斜した傾斜面と、 一端が前記用紙上面に当接し、他端が固定部位に固定さ
    れた弾性板によって形成され、前記給紙ローラよりも前
    記傾斜面寄りの位置において、送り出された用紙の前端
    を前記傾斜面側へ押すように、前記用紙の上面を押圧す
    る押圧部材とを備えた給紙装置において、 前記押圧部材は、前記固定部位における接線が前記給紙
    ローラと前記用紙との当接点より用紙送り出し方向上流
    側において前記用紙と交差し、前記一端が前記傾斜面近
    傍まで延びており、前記給紙ローラによって送り出され
    る前記用紙に湾曲しながら接触することを特徴とする給
    紙装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記押圧部材は、樹脂
    フィルムによって形成されていることを特徴とする給紙
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2において、前記押圧
    部材は、前記給紙ローラに対向する箇所が切り欠けられ
    ていることを特徴とする給紙装置。
JP7704796A 1996-03-29 1996-03-29 給紙装置 Expired - Fee Related JP3509375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7704796A JP3509375B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 給紙装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7704796A JP3509375B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 給紙装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09267940A JPH09267940A (ja) 1997-10-14
JP3509375B2 true JP3509375B2 (ja) 2004-03-22

Family

ID=13622874

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7704796A Expired - Fee Related JP3509375B2 (ja) 1996-03-29 1996-03-29 給紙装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3509375B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108081760A (zh) * 2018-01-08 2018-05-29 厦门爱印科技有限公司 一种便携式打印机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09267940A (ja) 1997-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3731260B2 (ja) 給紙装置及びそれを備える画像記録機
JP3870104B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた記録装置
JP4419804B2 (ja) 被搬送媒体
US5775688A (en) Paper feed device
JP3509375B2 (ja) 給紙装置
JP3574223B2 (ja) プリンタにおける印字開始方法
JP3922336B2 (ja) フラップ押さえ部材及び該部材を備える記録装置
JPH08309967A (ja) インクジェットプリンタにおける給排紙方法
EP1619150A1 (en) Feeding device and recording device
KR100561478B1 (ko) 2 가지 방식의 용지 픽업 시스템
JP2003104590A (ja) 給排紙トレー、記録装置
JP3738819B2 (ja) 給紙装置および記録装置
JP3478660B2 (ja) 給紙装置及びこれを用いた印刷装置
JP3897082B2 (ja) 被記録材エッジガイド,該被記録材エッジガイドを備えたシートフィーダ,該シートフィーダを備えた記録装置
JP2003095518A (ja) 排紙スタッカ及び該排紙スタッカを備えた記録装置
JP3646397B2 (ja) 給紙装置及びこれを用いた印刷装置
JP3444319B2 (ja) プリンタ装置の排紙機構
JPH0543110A (ja) 用紙排出装置
EP0433022B1 (en) Printer with improved antiskew mechanisms
JP2001233464A (ja) 給紙装置,記録装置,および補助ローラ
JP2000226130A (ja) 用紙分離方法及び用紙搬送装置並びにインクジェット記録装置
JP4770974B2 (ja) 被搬送媒体および記録装置システム
JP3947910B2 (ja) ペーパーサポート及び給紙装置
JPH0754185Y2 (ja) 給紙カセット
JP2002255430A (ja) シート側部整合積載装置とこの装置を備えた画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20031222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees