JPH0976143A - 刃先調整装置 - Google Patents
刃先調整装置Info
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- JPH0976143A JPH0976143A JP23747995A JP23747995A JPH0976143A JP H0976143 A JPH0976143 A JP H0976143A JP 23747995 A JP23747995 A JP 23747995A JP 23747995 A JP23747995 A JP 23747995A JP H0976143 A JPH0976143 A JP H0976143A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 マスターや工具の交換の度に、ダイヤルゲー
ジを設置し直す必要があり、作業が面倒であるととも
に、装着誤差のために測定誤差が発生しやすいといった
問題が生じていた。 【解決手段】 ベース10に水平方向にスライド自在に
支持されたスライド部材11と、該スライド部材11上
に一定角度範囲で回転可能に支持されたアダプタ12
と、該アダプタ12上において該アダプタ12と同一の
回転軸線を中心として支持されたマスター13または工
具の刃先位置の移動軌跡近傍に、その測定杆14aの先
端14bを位置させて支持されたダイヤルゲージ14と
で概略構成されている。前記マスター13や工具のホル
ダは、アダプタ12に対して手動により着脱可能になっ
ている。
ジを設置し直す必要があり、作業が面倒であるととも
に、装着誤差のために測定誤差が発生しやすいといった
問題が生じていた。 【解決手段】 ベース10に水平方向にスライド自在に
支持されたスライド部材11と、該スライド部材11上
に一定角度範囲で回転可能に支持されたアダプタ12
と、該アダプタ12上において該アダプタ12と同一の
回転軸線を中心として支持されたマスター13または工
具の刃先位置の移動軌跡近傍に、その測定杆14aの先
端14bを位置させて支持されたダイヤルゲージ14と
で概略構成されている。前記マスター13や工具のホル
ダは、アダプタ12に対して手動により着脱可能になっ
ている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切削工具の刃先寸
法を調整するための調整装置に関する。
法を調整するための調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボーリングホルダの様に刃先寸法が調整
可能な切削工具においては、一般に刃先の位置決め作業
性が悪く、精度良く位置決めを行なうには手間がかかる
ケースが多いため、刃先寸法の調整装置を用いて刃先の
位置決め作業の精度および作業性を向上することが提案
されている。
可能な切削工具においては、一般に刃先の位置決め作業
性が悪く、精度良く位置決めを行なうには手間がかかる
ケースが多いため、刃先寸法の調整装置を用いて刃先の
位置決め作業の精度および作業性を向上することが提案
されている。
【0003】前記調整装置としては、例えば、図6およ
び図7に示すものがある。この調整装置1は、ベース2
に垂直に立設され、刃先寸法を調整すべき工具における
ホルダ4または該ホルダ4の刃先寸法の規範となるマス
ターを水平に支持する支持板3と、該ホルダ4またはマ
スターの刃先寸法を測定するダイヤルゲージ6およびこ
のダイヤルゲージ6をホルダ4支持位置の上方において
支持する支持バー5とで概略構成されている。
び図7に示すものがある。この調整装置1は、ベース2
に垂直に立設され、刃先寸法を調整すべき工具における
ホルダ4または該ホルダ4の刃先寸法の規範となるマス
ターを水平に支持する支持板3と、該ホルダ4またはマ
スターの刃先寸法を測定するダイヤルゲージ6およびこ
のダイヤルゲージ6をホルダ4支持位置の上方において
支持する支持バー5とで概略構成されている。
【0004】ホルダ4は、チップC付きのカートリッジ
Kがその先端に装着されることにより、このカートリッ
ジKを介して当該カートリッジKに装着されたチップC
を任意の刃先寸法をもって支持するようにした略円柱状
の部材であって、支持板3に突設された装着台7に着脱
自在に装着されるようになっている。前記装着台7は、
ホルダ4やマスターの底面が当接される平坦な当接面7
aを有し、この当接面7a中央部にホルダ4やマスター
の底部に設けられた図示しない嵌合部と嵌合するロック
部材7bが突設されている。該ロック部材7bは、装着
台7外周部に設けられたレバー7cを回動操作すること
により、当接面7aに対してロック部材7bを出没さ
せ、かつ任意位置で固定できるようになっている。
Kがその先端に装着されることにより、このカートリッ
ジKを介して当該カートリッジKに装着されたチップC
を任意の刃先寸法をもって支持するようにした略円柱状
の部材であって、支持板3に突設された装着台7に着脱
自在に装着されるようになっている。前記装着台7は、
ホルダ4やマスターの底面が当接される平坦な当接面7
aを有し、この当接面7a中央部にホルダ4やマスター
の底部に設けられた図示しない嵌合部と嵌合するロック
部材7bが突設されている。該ロック部材7bは、装着
台7外周部に設けられたレバー7cを回動操作すること
により、当接面7aに対してロック部材7bを出没さ
せ、かつ任意位置で固定できるようになっている。
【0005】前記マスターは、チップC付きのカートリ
ッジKが正確に装着されたホルダ4と同様の形状に形成
され、ホルダ4と同様に装着台7に着脱可能に構成され
ている。図8に示すように、このマスターMは、基準ピ
ース挿入穴M1に挿入した基準ピースM2をクランプネジ
M3、調整ネジM4で固定することによって、該基準ピー
スM2の先端部外面がチップCの正確な刃先位置を形成
するようになっている。また、マスターMには、装着台
7に前記ロック部材7bの隣に突設された位置決め突起
7dと係合することにより、ロック部材7bに装着する
際の回転範囲を規制する図示しない係合溝が設けられて
いる。図7に示すように、支持バー5は、マグネットベ
ース9を介して前記支持板3に対して垂直に片持ち状態
で支持されるようになっている。マグネットベース9
は、その先端が前記ホルダ4の外周面に摺動可能に当接
する脚部8、8を有している。これら脚部8、8は、マ
グネットベース9の幅方向両側部から共に等しい角度で
斜め下方に突出されている。また、脚部8、8は、磁性
材料で形成され、通常時に磁気によって前記装着台7に
吸着し、マグネットベース9に設けられたスイッチ9a
を操作することによって前記磁気の発生が停止して装着
台7の吸着が解除されるようになっている。脚部8、8
の装着台7の外周に沿った移動に伴ってマグネットベー
ス9が支持板3表面と摺動しつつ装着台7の外周を移動
するので、支持バー5は、支持板3に対する垂直を保持
したまま装着台7の外周回りに移動するようになってい
る。
ッジKが正確に装着されたホルダ4と同様の形状に形成
され、ホルダ4と同様に装着台7に着脱可能に構成され
ている。図8に示すように、このマスターMは、基準ピ
ース挿入穴M1に挿入した基準ピースM2をクランプネジ
M3、調整ネジM4で固定することによって、該基準ピー
スM2の先端部外面がチップCの正確な刃先位置を形成
するようになっている。また、マスターMには、装着台
7に前記ロック部材7bの隣に突設された位置決め突起
7dと係合することにより、ロック部材7bに装着する
際の回転範囲を規制する図示しない係合溝が設けられて
いる。図7に示すように、支持バー5は、マグネットベ
ース9を介して前記支持板3に対して垂直に片持ち状態
で支持されるようになっている。マグネットベース9
は、その先端が前記ホルダ4の外周面に摺動可能に当接
する脚部8、8を有している。これら脚部8、8は、マ
グネットベース9の幅方向両側部から共に等しい角度で
斜め下方に突出されている。また、脚部8、8は、磁性
材料で形成され、通常時に磁気によって前記装着台7に
吸着し、マグネットベース9に設けられたスイッチ9a
を操作することによって前記磁気の発生が停止して装着
台7の吸着が解除されるようになっている。脚部8、8
の装着台7の外周に沿った移動に伴ってマグネットベー
ス9が支持板3表面と摺動しつつ装着台7の外周を移動
するので、支持バー5は、支持板3に対する垂直を保持
したまま装着台7の外周回りに移動するようになってい
る。
【0006】前記調整装置1によってホルダまたは切削
工具の刃先寸法の調整するには、まず、マスターを装着
台7に固定し、次いでダイヤルゲージ6付きの支持バー
5のマグネットベース9を装着台7の上部に載せ、ダイ
ヤルゲージ6の測定杆先端をマスターの刃先位置設定部
分近傍に位置させる。次に、マグネットベース9を装着
台7の外周に沿って双方向に微小移動し、ダイヤルゲー
ジ6の示す最大値を読み取る。次に、前記マスターをホ
ルダまたは工具に付け替え、以下、マスターの場合と同
様の操作を行なうことにより刃先寸法を測定する。工具
の刃先寸法の測定値がマスターの値を示さない時にはチ
ップCまたはカートリッジKの取り付け位置を調整した
後再度測定し、この操作を繰り返すことにより刃先寸法
を所定の値に揃える。
工具の刃先寸法の調整するには、まず、マスターを装着
台7に固定し、次いでダイヤルゲージ6付きの支持バー
5のマグネットベース9を装着台7の上部に載せ、ダイ
ヤルゲージ6の測定杆先端をマスターの刃先位置設定部
分近傍に位置させる。次に、マグネットベース9を装着
台7の外周に沿って双方向に微小移動し、ダイヤルゲー
ジ6の示す最大値を読み取る。次に、前記マスターをホ
ルダまたは工具に付け替え、以下、マスターの場合と同
様の操作を行なうことにより刃先寸法を測定する。工具
の刃先寸法の測定値がマスターの値を示さない時にはチ
ップCまたはカートリッジKの取り付け位置を調整した
後再度測定し、この操作を繰り返すことにより刃先寸法
を所定の値に揃える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な調整装置の場合、マスターや工具の交換の度に、ダイ
ヤルゲージ6を設置し直す必要があり、作業が面倒であ
るとともに、装着誤差のために測定誤差が発生しやすい
といった問題が生じていた。
な調整装置の場合、マスターや工具の交換の度に、ダイ
ヤルゲージ6を設置し直す必要があり、作業が面倒であ
るとともに、装着誤差のために測定誤差が発生しやすい
といった問題が生じていた。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、刃先寸法の調整の精度および作業性が向上する刃
先調整装置を提供することを目的とするものである。
ので、刃先寸法の調整の精度および作業性が向上する刃
先調整装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の刃先調整装置では、中心軸に対してチップの取
り付け位置が調整可能な切削工具において刃先寸法を調
整するための調整装置であって、ベースと、このベース
に設けられたスライド面にスライド自在に支持されたス
ライド部材と、該スライド部材に一体的に移動可能に支
持され、前記工具のホルダを任意の向きで支持するアダ
プタと、その測定杆の先端を前記アダプタの移動軌跡の
近傍として支持されたダイヤルゲージとを備えてなるこ
とを前記課題の解決手段とした。
決するため、以下の構成を採用した。すなわち、請求項
1記載の刃先調整装置では、中心軸に対してチップの取
り付け位置が調整可能な切削工具において刃先寸法を調
整するための調整装置であって、ベースと、このベース
に設けられたスライド面にスライド自在に支持されたス
ライド部材と、該スライド部材に一体的に移動可能に支
持され、前記工具のホルダを任意の向きで支持するアダ
プタと、その測定杆の先端を前記アダプタの移動軌跡の
近傍として支持されたダイヤルゲージとを備えてなるこ
とを前記課題の解決手段とした。
【0010】請求項2記載の刃先調整装置では、前記ア
ダプタは、手動により前記ホルダを着脱可能な着脱機構
を有し、かつ着脱機構を介して装着された前記ホルダと
ともに前記スライド部材の移動方向に対して一定の角度
傾斜された前記ホルダの軸線回りに一体回転可能とされ
ていることを前記課題の解決手段とした。
ダプタは、手動により前記ホルダを着脱可能な着脱機構
を有し、かつ着脱機構を介して装着された前記ホルダと
ともに前記スライド部材の移動方向に対して一定の角度
傾斜された前記ホルダの軸線回りに一体回転可能とされ
ていることを前記課題の解決手段とした。
【0011】請求項3記載の刃先調整装置では、前記ス
ライド部材の側方に、該スライド部材をベースに対して
スライド移動自在に操作可能な操作用ハンドルが設けら
れていることを前記課題の解決手段とした。
ライド部材の側方に、該スライド部材をベースに対して
スライド移動自在に操作可能な操作用ハンドルが設けら
れていることを前記課題の解決手段とした。
【0012】請求項4記載の刃先調整装置では、前記ス
ライド面が、スライド部材の移動軌跡に対して垂直の方
向に沿って互いが次第に接近または離間し、かつそれぞ
れスライド部材のスライド方向に沿って延在するテーパ
状の1以上の対とされ、前記スライド部材にはこれらス
ライド面に摺動自在に当接する摺動面が設けられている
ことを前記課題の解決手段とした。
ライド面が、スライド部材の移動軌跡に対して垂直の方
向に沿って互いが次第に接近または離間し、かつそれぞ
れスライド部材のスライド方向に沿って延在するテーパ
状の1以上の対とされ、前記スライド部材にはこれらス
ライド面に摺動自在に当接する摺動面が設けられている
ことを前記課題の解決手段とした。
【0013】請求項5記載の刃先調整装置では、前記ス
ライド面は、前記ベースの上面とされ、かつ刃先寸法測
定時のスライド部材の停止位置から離間するにしたがっ
て上方となるように傾斜されていることを前記課題の解
決手段とした。
ライド面は、前記ベースの上面とされ、かつ刃先寸法測
定時のスライド部材の停止位置から離間するにしたがっ
て上方となるように傾斜されていることを前記課題の解
決手段とした。
【0014】前記解決手段の有する作用は以下の通りで
ある。請求項1記載の刃先調整装置によれば、刃先位置
を調整するには、まず、マスターをアダプタに装着し
て、ベースに対するスライド部材のスライド移動とアダ
プタによる支持方向の調整とによって、アダプタによっ
て支持されたマスターの刃先位置設定部分をダイヤルゲ
ージの測定杆に接近させ、アダプタの支持方向を微動さ
せることによりダイヤルゲージに表示される最大値を読
み取る。次いで、アダプタをダイヤルゲージから離間し
た位置に移動させて、アダプタにおいてマスターを工具
に付け替え、以下、マスターの場合と同様の手順で工具
の刃先寸法を測定する。チップの支持位置の調整と、刃
先寸法の測定とを繰り返すことにより、工具を目的の刃
先寸法に調整する。
ある。請求項1記載の刃先調整装置によれば、刃先位置
を調整するには、まず、マスターをアダプタに装着し
て、ベースに対するスライド部材のスライド移動とアダ
プタによる支持方向の調整とによって、アダプタによっ
て支持されたマスターの刃先位置設定部分をダイヤルゲ
ージの測定杆に接近させ、アダプタの支持方向を微動さ
せることによりダイヤルゲージに表示される最大値を読
み取る。次いで、アダプタをダイヤルゲージから離間し
た位置に移動させて、アダプタにおいてマスターを工具
に付け替え、以下、マスターの場合と同様の手順で工具
の刃先寸法を測定する。チップの支持位置の調整と、刃
先寸法の測定とを繰り返すことにより、工具を目的の刃
先寸法に調整する。
【0015】請求項2記載の刃先調整装置によれば、ア
ダプタに対するマスターや工具の交換は、これらマスタ
ーや工具を着脱機構に着脱することによりなされる。ア
ダプタを回転することによって、アダプタに装着したマ
スターまたは工具の支持向きを変更する。
ダプタに対するマスターや工具の交換は、これらマスタ
ーや工具を着脱機構に着脱することによりなされる。ア
ダプタを回転することによって、アダプタに装着したマ
スターまたは工具の支持向きを変更する。
【0016】請求項3記載の刃先調整装置によれば、操
作用ハンドルを操作してスライド部材をスライドするこ
とにより、刃先のダイヤルゲージに対する移動が容易に
なされる。
作用ハンドルを操作してスライド部材をスライドするこ
とにより、刃先のダイヤルゲージに対する移動が容易に
なされる。
【0017】請求項4記載の刃先調整装置によれば、テ
ーパ状のスライド面とスライド部材の摺動面とが噛み合
った状態となるので、スライド部材がテーパを構成する
スライド面の対の配列方向において正確に支持される。
ーパ状のスライド面とスライド部材の摺動面とが噛み合
った状態となるので、スライド部材がテーパを構成する
スライド面の対の配列方向において正確に支持される。
【0018】請求項5記載の刃先調整装置によれば、ス
ライド部材および該スライド部材に支持された各部材の
重量によってスライド部材に刃先寸法測定時の停止位置
方向への変位力が作用するため、スライド部材を刃先寸
法測定時の停止位置に移動した際に、振動力等によって
スライド部材が前記停止位置から移動することなく、ス
ライド部材の該停止位置における停止状態が安定に保持
される。
ライド部材および該スライド部材に支持された各部材の
重量によってスライド部材に刃先寸法測定時の停止位置
方向への変位力が作用するため、スライド部材を刃先寸
法測定時の停止位置に移動した際に、振動力等によって
スライド部材が前記停止位置から移動することなく、ス
ライド部材の該停止位置における停止状態が安定に保持
される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の刃先調整装置の一実
施例を、図1から図5を参照して説明する。本発明の刃
先調整装置は、図1に示すように、略水平として配置さ
れたベース10と、このベース10に水平方向にスライ
ド自在に支持されたスライド部材11と、該スライド部
材11の上部に一定の角度内で回転可能に設けられたア
ダプタ12と、測定杆14aの先端14bが前記アダプ
タ12上に支持されたマスター13または工具の移動軌
跡に対応する目的の刃先位置の軌跡に近接して設置され
たダイヤルゲージ14とで概略構成されている。
施例を、図1から図5を参照して説明する。本発明の刃
先調整装置は、図1に示すように、略水平として配置さ
れたベース10と、このベース10に水平方向にスライ
ド自在に支持されたスライド部材11と、該スライド部
材11の上部に一定の角度内で回転可能に設けられたア
ダプタ12と、測定杆14aの先端14bが前記アダプ
タ12上に支持されたマスター13または工具の移動軌
跡に対応する目的の刃先位置の軌跡に近接して設置され
たダイヤルゲージ14とで概略構成されている。
【0020】前記ベース10の上面には、前記スライド
部材11を水平方向にスライド自在に支持するスライド
台15が形成されている。このスライド台15は、図2
に示すように、断面視左右対称の台形に形成され水平直
線上に沿って延びる突条とされている。スライド台15
の上面はスライド部材11のスライド方向においてスラ
イド部材11の刃先寸法測定時のスライド部材11の停
止位置(図3左端)から離間するにしたがって上側に0
〜15°傾斜する傾斜面であり、かつスライド部材11
と嵌合した際にスライド部材11の下面との間に隙間を
介して対向されるスライド対向面16aとされている。
またスライド台15は、このスライド対向面16aの幅
方向両側からスライド台15の底辺に至る傾斜面が、表
面が平滑で異物の侵入防止溝が設けられた傾斜スライド
面16b、16bとされている。前記傾斜スライド面1
6b、16bの対は、スライド台15の断面幅方向中央
を通る軸線を中心として互いに線対称となるように、ス
ライド部材11側に行くほど両者の間が接近するテーパ
状であり、かつスライド部材11のスライド方向におい
て刃先寸法測定時のスライド部材11の停止位置(図3
左端)から離間するにしたがって上側に0〜15°傾斜
する傾斜面に形成されている。
部材11を水平方向にスライド自在に支持するスライド
台15が形成されている。このスライド台15は、図2
に示すように、断面視左右対称の台形に形成され水平直
線上に沿って延びる突条とされている。スライド台15
の上面はスライド部材11のスライド方向においてスラ
イド部材11の刃先寸法測定時のスライド部材11の停
止位置(図3左端)から離間するにしたがって上側に0
〜15°傾斜する傾斜面であり、かつスライド部材11
と嵌合した際にスライド部材11の下面との間に隙間を
介して対向されるスライド対向面16aとされている。
またスライド台15は、このスライド対向面16aの幅
方向両側からスライド台15の底辺に至る傾斜面が、表
面が平滑で異物の侵入防止溝が設けられた傾斜スライド
面16b、16bとされている。前記傾斜スライド面1
6b、16bの対は、スライド台15の断面幅方向中央
を通る軸線を中心として互いに線対称となるように、ス
ライド部材11側に行くほど両者の間が接近するテーパ
状であり、かつスライド部材11のスライド方向におい
て刃先寸法測定時のスライド部材11の停止位置(図3
左端)から離間するにしたがって上側に0〜15°傾斜
する傾斜面に形成されている。
【0021】図2および図3に示すように、ベース10
においてスライド台15の下方側部には、前記スライド
部材11を安定にスライドさせるための係合溝17が前
記スライド台15に沿って形成されている。この係合溝
17には前記スライド部材11の側部に固定された係合
金具18が該係合溝17の長さ方向に沿って移動可能に
係合されている。図2に示すように、前記係合金具18
は、一側先端に係合部18aが設けられた概略L字状の
板材であって、一端が前記スライド部材11の側部に固
定されているとともに、他端先端に設けられた前記係合
部18aが前記係合溝17内に嵌入されている。前記係
合部18aには、その厚さ方向に貫通してプランジャー
付きのネジ18bが前記係合溝17内においてスライド
部材11側の内側面に当接するように螺合されており、
係合溝17とスライド部材11との間が離間することが
防止されている。
においてスライド台15の下方側部には、前記スライド
部材11を安定にスライドさせるための係合溝17が前
記スライド台15に沿って形成されている。この係合溝
17には前記スライド部材11の側部に固定された係合
金具18が該係合溝17の長さ方向に沿って移動可能に
係合されている。図2に示すように、前記係合金具18
は、一側先端に係合部18aが設けられた概略L字状の
板材であって、一端が前記スライド部材11の側部に固
定されているとともに、他端先端に設けられた前記係合
部18aが前記係合溝17内に嵌入されている。前記係
合部18aには、その厚さ方向に貫通してプランジャー
付きのネジ18bが前記係合溝17内においてスライド
部材11側の内側面に当接するように螺合されており、
係合溝17とスライド部材11との間が離間することが
防止されている。
【0022】ベース10におけるスライド部材11のス
ライド方向の両端には、スライド部材11のスライド範
囲を規制する第1、第2の規制部材S1、S2が取り付け
られている。スライド方向前方(図1、図3左側)の第
1の規制部材S1は、ベース10上に突設された固定板
S3と、この固定板S3に螺着され、前記スライド方向に
沿って延在する調整ネジS4、S4とで構成されている。
前記調整ネジS4、S4は、固定板S3から前記スライド
方向後方に突出され、前記スライド部材11の前面に当
接可能とされ、突出量を調整することによりスライド部
材11のスライド範囲を調整可能になっている。前記第
2の規制部材S2は、前記スライド方向後方において、
ベース10に螺着されたネジであって、ベース10上に
突出状態とされることにより、スライド部材11のスラ
イド方向後方におけるスライド範囲を規制している。
ライド方向の両端には、スライド部材11のスライド範
囲を規制する第1、第2の規制部材S1、S2が取り付け
られている。スライド方向前方(図1、図3左側)の第
1の規制部材S1は、ベース10上に突設された固定板
S3と、この固定板S3に螺着され、前記スライド方向に
沿って延在する調整ネジS4、S4とで構成されている。
前記調整ネジS4、S4は、固定板S3から前記スライド
方向後方に突出され、前記スライド部材11の前面に当
接可能とされ、突出量を調整することによりスライド部
材11のスライド範囲を調整可能になっている。前記第
2の規制部材S2は、前記スライド方向後方において、
ベース10に螺着されたネジであって、ベース10上に
突出状態とされることにより、スライド部材11のスラ
イド方向後方におけるスライド範囲を規制している。
【0023】前記スライド部材11は、図2に示すよう
に、下面に前記スライド台15と嵌合する凹部19を有
する断面視概略コ字状に形成されたブロック状であっ
て、前記凹部19が前記スライド台15に嵌合された状
態でスライド台15上を長手方向にスライド自在に配置
されている。前記凹部19内周面は、全面が前記スライ
ド台15の傾斜スライド面16b、16b表面を摺動可
能な摺動面20とされている。この摺動面20の奥部
は、前記スライド対向面16aと常時隙間を介して対向
配置される対向平面20aとされている。
に、下面に前記スライド台15と嵌合する凹部19を有
する断面視概略コ字状に形成されたブロック状であっ
て、前記凹部19が前記スライド台15に嵌合された状
態でスライド台15上を長手方向にスライド自在に配置
されている。前記凹部19内周面は、全面が前記スライ
ド台15の傾斜スライド面16b、16b表面を摺動可
能な摺動面20とされている。この摺動面20の奥部
は、前記スライド対向面16aと常時隙間を介して対向
配置される対向平面20aとされている。
【0024】前記スライド部材11の上部には、前記ア
ダプタ12の下面からアダプタ12の中心軸線と同軸状
に突設された軸状の回転支持部21が軸回りに回転自在
に嵌合されている。スライド部材11の上面は、前記ア
ダプタ12の底面22を摺動自在に支持する平滑な摺動
支持面23とされている。また、前記スライド部材11
の側部には、図1から図3に示すように、手動でスライ
ド台15長手方向に沿ってスライド移動するための操作
用ハンドル24が取り付けられている。
ダプタ12の下面からアダプタ12の中心軸線と同軸状
に突設された軸状の回転支持部21が軸回りに回転自在
に嵌合されている。スライド部材11の上面は、前記ア
ダプタ12の底面22を摺動自在に支持する平滑な摺動
支持面23とされている。また、前記スライド部材11
の側部には、図1から図3に示すように、手動でスライ
ド台15長手方向に沿ってスライド移動するための操作
用ハンドル24が取り付けられている。
【0025】前記アダプタ12は、外面視円柱状のブロ
ック体であって、前記回転支持部21が前記スライド部
材11に支持され、自身の中心を通る鉛直軸線を中心と
して一定角度内で回転自在とされている。アダプタ12
の上部には、図2に示すように、前記マスター13また
はホルダを手動で着脱するための着脱機構25の一部を
構成するロック部材26が突設されている。このロック
部材26は、マスター13、工具のホルダの底部に設け
られた図示しないロック爪と嵌合することにより、マス
ター13、前記ホルダを安定支持可能に形成されてい
る。ロック部材26は、アダプタ12から突設された軸
部27とこの軸部27の先端に設けられた頭部28とか
ら構成されている。頭部28は、軸部27の先端周囲に
突設された膨出部であって、その外周部にそれぞれ同様
の形状に形成された多数のロック爪29、29…が所定
間隔で突設されている。アダプタ12の内部には、該ロ
ック部材26をアダプタ12の軸線に沿って上下動させ
る上下動機構が内蔵されており、アダプタ12の側部に
はこの上下動機構を手動で操作することができる操作金
具Rが設けられている。
ック体であって、前記回転支持部21が前記スライド部
材11に支持され、自身の中心を通る鉛直軸線を中心と
して一定角度内で回転自在とされている。アダプタ12
の上部には、図2に示すように、前記マスター13また
はホルダを手動で着脱するための着脱機構25の一部を
構成するロック部材26が突設されている。このロック
部材26は、マスター13、工具のホルダの底部に設け
られた図示しないロック爪と嵌合することにより、マス
ター13、前記ホルダを安定支持可能に形成されてい
る。ロック部材26は、アダプタ12から突設された軸
部27とこの軸部27の先端に設けられた頭部28とか
ら構成されている。頭部28は、軸部27の先端周囲に
突設された膨出部であって、その外周部にそれぞれ同様
の形状に形成された多数のロック爪29、29…が所定
間隔で突設されている。アダプタ12の内部には、該ロ
ック部材26をアダプタ12の軸線に沿って上下動させ
る上下動機構が内蔵されており、アダプタ12の側部に
はこの上下動機構を手動で操作することができる操作金
具Rが設けられている。
【0026】前記回転支持部21の側部には、図4およ
び図5に示すように、アダプタ12の回転範囲を規制す
るための回転規制穴21aが、回転支持部21の中心角
φにおける10度程度の範囲にわたって回転支持部21
の周方向に沿って形成されている。この回転規制穴21
aに前記スライド部材11のスライド前方側(図3左
側)に螺着された止めネジ11aの先端が嵌合されるこ
とにより、アダプタ12の回転角度が回転規制穴21a
の周方向寸法の範囲に規制される。アダプタ12の上面
12aは、図2および図3に示すように、前記マスター
13や工具を支持する平坦面に形成されている。この上
面12aの前記ロック部材26と離間した位置には、前
記マスター13や工具の、ロック部材26と係合する際
の係合位置を位置決めする位置決め突起12bが突設さ
れている。
び図5に示すように、アダプタ12の回転範囲を規制す
るための回転規制穴21aが、回転支持部21の中心角
φにおける10度程度の範囲にわたって回転支持部21
の周方向に沿って形成されている。この回転規制穴21
aに前記スライド部材11のスライド前方側(図3左
側)に螺着された止めネジ11aの先端が嵌合されるこ
とにより、アダプタ12の回転角度が回転規制穴21a
の周方向寸法の範囲に規制される。アダプタ12の上面
12aは、図2および図3に示すように、前記マスター
13や工具を支持する平坦面に形成されている。この上
面12aの前記ロック部材26と離間した位置には、前
記マスター13や工具の、ロック部材26と係合する際
の係合位置を位置決めする位置決め突起12bが突設さ
れている。
【0027】マスター13は、図1および図2に示すよ
うに、本願刃先寸法調整装置において調整すべき目的の
正確な刃先寸法を有する切削工具と同等の寸法で形成さ
れた比較測定基準の工具模範であり、底部が末広がりに
形成された剛の概略円柱体であって、底面30を前記ア
ダプタ12の上面12a上に載置することにより設置さ
れる。このマスター13の底面30の中央部には、マス
ター13が前記ロック部材26と嵌合するための図示し
ない嵌合凹部が開口されている。この嵌合凹部の深部に
は、前記ロック部材26のロック爪29と係脱自在に噛
み合う図示しないロック爪が設けられている。このロッ
ク爪は、前記ロック部材26のロック爪29と嵌合した
際にアダプタ12とマスター13とを一体回転可能に固
定する構成とされている。
うに、本願刃先寸法調整装置において調整すべき目的の
正確な刃先寸法を有する切削工具と同等の寸法で形成さ
れた比較測定基準の工具模範であり、底部が末広がりに
形成された剛の概略円柱体であって、底面30を前記ア
ダプタ12の上面12a上に載置することにより設置さ
れる。このマスター13の底面30の中央部には、マス
ター13が前記ロック部材26と嵌合するための図示し
ない嵌合凹部が開口されている。この嵌合凹部の深部に
は、前記ロック部材26のロック爪29と係脱自在に噛
み合う図示しないロック爪が設けられている。このロッ
ク爪は、前記ロック部材26のロック爪29と嵌合した
際にアダプタ12とマスター13とを一体回転可能に固
定する構成とされている。
【0028】マスター13の底面30の外周部には、ア
ダプタ12の上面12aに設けられた位置決め突起12
bと嵌合する嵌合溝13aが該底面の周方向に沿って形
成されている。この嵌合溝13aは、マスター13の前
記ロック爪内にアダプタ12のロック部材26を挿入さ
せた際に、前記位置決め突起12bが内部に挿入状態と
なり、この状態を保持しつつマスター13を嵌合溝13
aの端部が位置決め突起12bに当接するまで自身の軸
回りに回転させることにより、前記ロック部材26とロ
ック爪とが係合状態となる寸法に形成されている。マス
ター13の先端には、調整すべき切削工具の刃先に相当
する刃先寸法形成部Hが設けられている。この刃先寸法
形成部Hは、マスター13の先端において外方に突設さ
れ、その突出量が前記切削工具の目的の刃先寸法と正確
に一致されている。
ダプタ12の上面12aに設けられた位置決め突起12
bと嵌合する嵌合溝13aが該底面の周方向に沿って形
成されている。この嵌合溝13aは、マスター13の前
記ロック爪内にアダプタ12のロック部材26を挿入さ
せた際に、前記位置決め突起12bが内部に挿入状態と
なり、この状態を保持しつつマスター13を嵌合溝13
aの端部が位置決め突起12bに当接するまで自身の軸
回りに回転させることにより、前記ロック部材26とロ
ック爪とが係合状態となる寸法に形成されている。マス
ター13の先端には、調整すべき切削工具の刃先に相当
する刃先寸法形成部Hが設けられている。この刃先寸法
形成部Hは、マスター13の先端において外方に突設さ
れ、その突出量が前記切削工具の目的の刃先寸法と正確
に一致されている。
【0029】前記ダイヤルゲージ14は、前記ベース1
0に立設された固定部材Bに支持され、その先端がアダ
プタ12に支持されたマスター13または工具上端部の
移動軌跡の近傍に位置されている。ダイヤルゲージ14
の測定杆14aの先端14bは、マスター13または工
具がダイヤルゲージ14近傍においてアダプタ12を回
転した際に、マスター13の刃先寸法形成部Hまたは工
具のチップC刃先と接触可能に位置されている。また、
ダイヤルゲージ14は、固定部材B上端の取り付け治具
33に対する取り付け位置を調整することにより、幅広
くマスター13の刃先寸法形成部Hや切削工具の刃先の
位置に対応して接触可能とすることができるようになっ
ている。
0に立設された固定部材Bに支持され、その先端がアダ
プタ12に支持されたマスター13または工具上端部の
移動軌跡の近傍に位置されている。ダイヤルゲージ14
の測定杆14aの先端14bは、マスター13または工
具がダイヤルゲージ14近傍においてアダプタ12を回
転した際に、マスター13の刃先寸法形成部Hまたは工
具のチップC刃先と接触可能に位置されている。また、
ダイヤルゲージ14は、固定部材B上端の取り付け治具
33に対する取り付け位置を調整することにより、幅広
くマスター13の刃先寸法形成部Hや切削工具の刃先の
位置に対応して接触可能とすることができるようになっ
ている。
【0030】前記工具は、チップCを支持するカートリ
ッジKと、このカートリッジKをその先端において支持
するホルダ4とで構成されている(図6および図7参
照)。チップCとカートリッジKとの間およびカートリ
ッジKとホルダ4との間の内少なくとも一方は、相対位
置が変更可能となっている。カートリッジKは、チップ
Cの少なくとも先端をホルダ4のカートリッジKの装着
部の外方に突出させた状態で支持するようになってい
る。工具の底面には、前記マスター13と同様に、前記
ロック部材26と嵌合可能なロック爪および前記位置決
め突起12bと嵌合可能な図示しない嵌合溝が設けられ
ている。
ッジKと、このカートリッジKをその先端において支持
するホルダ4とで構成されている(図6および図7参
照)。チップCとカートリッジKとの間およびカートリ
ッジKとホルダ4との間の内少なくとも一方は、相対位
置が変更可能となっている。カートリッジKは、チップ
Cの少なくとも先端をホルダ4のカートリッジKの装着
部の外方に突出させた状態で支持するようになってい
る。工具の底面には、前記マスター13と同様に、前記
ロック部材26と嵌合可能なロック爪および前記位置決
め突起12bと嵌合可能な図示しない嵌合溝が設けられ
ている。
【0031】以下、前記刃先調整装置を用いて前記切削
工具の刃先寸法を調整する手順を説明する。まず、スラ
イド部材11を前記ダイヤルゲージ14から離間した位
置に移動し、前記マスター13のロック爪をロック部材
26と嵌合して、マスター13をアダプタ12上に正確
に固定する。前記ロック爪とロック部材26との嵌合
は、マスター13のロック爪をロック部材26のロック
爪29、29の間の隙間を通過させてロック爪29より
ロック部材26の基端側に位置させ、この状態において
軸回りに回転することにより、マスター13のロック爪
とロック部材26のロック爪29とを重合させる。この
際、マスター13のロック爪がロック部材26の基端側
に位置した時に、マスター13の底面30がアダプタ1
2の上面12aと接し、嵌合溝13a内に位置決め突起
12bが挿入状態となるが、この状態を保持しつつマス
ター13を嵌合溝13aの端部に位置決め突起12bが
当接するまで自身の軸回りに回転することにより、マス
ター13の回転が前記嵌合溝13aと位置決め突起12
bとの当接によって規制され、マスター13のロック爪
がロック部材26のロック爪29との重合位置に正確に
停止するようになっている。マスター13のロック爪と
ロック部材26のロック爪29とが重合した状態におい
て、マスター13のロック部材26からの引き抜きが規
制されるが、操作金具Rを操作してロック部材26をア
ダプタ12内部に引き込むことにより、マスター13が
アダプタ12上面12aに押圧されてマスター13のア
ダプタ12への固定がなされる。
工具の刃先寸法を調整する手順を説明する。まず、スラ
イド部材11を前記ダイヤルゲージ14から離間した位
置に移動し、前記マスター13のロック爪をロック部材
26と嵌合して、マスター13をアダプタ12上に正確
に固定する。前記ロック爪とロック部材26との嵌合
は、マスター13のロック爪をロック部材26のロック
爪29、29の間の隙間を通過させてロック爪29より
ロック部材26の基端側に位置させ、この状態において
軸回りに回転することにより、マスター13のロック爪
とロック部材26のロック爪29とを重合させる。この
際、マスター13のロック爪がロック部材26の基端側
に位置した時に、マスター13の底面30がアダプタ1
2の上面12aと接し、嵌合溝13a内に位置決め突起
12bが挿入状態となるが、この状態を保持しつつマス
ター13を嵌合溝13aの端部に位置決め突起12bが
当接するまで自身の軸回りに回転することにより、マス
ター13の回転が前記嵌合溝13aと位置決め突起12
bとの当接によって規制され、マスター13のロック爪
がロック部材26のロック爪29との重合位置に正確に
停止するようになっている。マスター13のロック爪と
ロック部材26のロック爪29とが重合した状態におい
て、マスター13のロック部材26からの引き抜きが規
制されるが、操作金具Rを操作してロック部材26をア
ダプタ12内部に引き込むことにより、マスター13が
アダプタ12上面12aに押圧されてマスター13のア
ダプタ12への固定がなされる。
【0032】次に、操作用ハンドル24を操作して、マ
スター13と固定部材Bの互いの軸がスライド部材11
の移動方向に垂直な同一垂直面上となる位置にスライド
部材11を移動し、ダイヤルゲージ14の測定杆14a
の先端14bを前記マスター13の刃先寸法形成部Hの
先端に当接するとともに、アダプタ12を前記回転規制
穴21aの範囲内で水平回転してダイヤルゲージ14の
目盛の最大値を読み込む。この際、前記第1の規制部材
S1の調整ネジS4、S4の突出量を予め調整しておき、
スライド部材11の前面が調整ネジS4、S4に当接され
た際に、マスター13が正確に位置決めされるようにし
ておく。また、アダプタ12をダイヤルゲージ14にさ
せた際に、マスター13の刃先寸法形成部Hがダイヤル
ゲージ14側を向くように、アダプタ12へのマスター
13の装着向きを予め調整しておく。
スター13と固定部材Bの互いの軸がスライド部材11
の移動方向に垂直な同一垂直面上となる位置にスライド
部材11を移動し、ダイヤルゲージ14の測定杆14a
の先端14bを前記マスター13の刃先寸法形成部Hの
先端に当接するとともに、アダプタ12を前記回転規制
穴21aの範囲内で水平回転してダイヤルゲージ14の
目盛の最大値を読み込む。この際、前記第1の規制部材
S1の調整ネジS4、S4の突出量を予め調整しておき、
スライド部材11の前面が調整ネジS4、S4に当接され
た際に、マスター13が正確に位置決めされるようにし
ておく。また、アダプタ12をダイヤルゲージ14にさ
せた際に、マスター13の刃先寸法形成部Hがダイヤル
ゲージ14側を向くように、アダプタ12へのマスター
13の装着向きを予め調整しておく。
【0033】次に、スライド部材11をダイヤルゲージ
14から離間して、前記マスター13を刃先寸法を調整
する切削工具に交換する。マスター13をアダプタ12
から取り外す際には、操作金具Rを操作してロック部材
26を上面12a上方に突出させ、マスター13を軸回
りに回転させることにより、ロック爪とロック爪29と
の係合を解除して抜き取る。
14から離間して、前記マスター13を刃先寸法を調整
する切削工具に交換する。マスター13をアダプタ12
から取り外す際には、操作金具Rを操作してロック部材
26を上面12a上方に突出させ、マスター13を軸回
りに回転させることにより、ロック爪とロック爪29と
の係合を解除して抜き取る。
【0034】次に、切削工具をアダプタ12上に取り付
け、操作用ハンドル24を操作してスライド部材11を
移動し、その前面を前記調整ネジS4、S4に当接させ、
チップCの刃先をダイヤルゲージ14の測定杆14aの
先端14b近傍に位置させ、アダプタ12を回転可能範
囲内で水平回転させることにより、前記チップC先端を
ダイヤルゲージ14に当接しダイヤルゲージ14の示す
最大値を読み込む。読み込みが完了したら、アダプタ1
2をダイヤルゲージ14から離間させ、チップCの位置
を調整するか、別のチップCに交換する。工具をアダプ
タ12に装着する場合には、チップCを予めダイヤルゲ
ージ14側に向けておく。ダイヤルゲージ14の示す数
値がマスター13装着時に設定した数値と異なる場合に
は、工具のホルダへのカートリッジKの取り付け位置、
または、カートリッジKへのチップCの取り付け位置を
調整して前記操作を繰り返し、ダイヤルゲージ14が前
記マスター13の場合と同じ値を示すようにする。
け、操作用ハンドル24を操作してスライド部材11を
移動し、その前面を前記調整ネジS4、S4に当接させ、
チップCの刃先をダイヤルゲージ14の測定杆14aの
先端14b近傍に位置させ、アダプタ12を回転可能範
囲内で水平回転させることにより、前記チップC先端を
ダイヤルゲージ14に当接しダイヤルゲージ14の示す
最大値を読み込む。読み込みが完了したら、アダプタ1
2をダイヤルゲージ14から離間させ、チップCの位置
を調整するか、別のチップCに交換する。工具をアダプ
タ12に装着する場合には、チップCを予めダイヤルゲ
ージ14側に向けておく。ダイヤルゲージ14の示す数
値がマスター13装着時に設定した数値と異なる場合に
は、工具のホルダへのカートリッジKの取り付け位置、
または、カートリッジKへのチップCの取り付け位置を
調整して前記操作を繰り返し、ダイヤルゲージ14が前
記マスター13の場合と同じ値を示すようにする。
【0035】工具におけるチップC支持位置の変更は、
アダプタ12から工具を離脱して行なう。この場合、工
具のアダプタ12への着脱は手動で簡単に何度でも行な
うことができる。
アダプタ12から工具を離脱して行なう。この場合、工
具のアダプタ12への着脱は手動で簡単に何度でも行な
うことができる。
【0036】前記刃先調整装置によれば、アダプタ12
へのマスター13や工具の着脱時に、これらマスター1
3や工具をアダプタ12、スライド部材11ごと移動し
てダイヤルゲージ14から離間させるので、着脱作業が
前記ダイヤルゲージ14と干渉せず、ダイヤルゲージ1
4を移動する必要が無く、その作業性を確保することが
でき、ダイヤルゲージ14の移動による誤差の発生を防
止することができ、刃先寸法の調整精度を確保すること
ができる。
へのマスター13や工具の着脱時に、これらマスター1
3や工具をアダプタ12、スライド部材11ごと移動し
てダイヤルゲージ14から離間させるので、着脱作業が
前記ダイヤルゲージ14と干渉せず、ダイヤルゲージ1
4を移動する必要が無く、その作業性を確保することが
でき、ダイヤルゲージ14の移動による誤差の発生を防
止することができ、刃先寸法の調整精度を確保すること
ができる。
【0037】また、マスター13および工具をアダプタ
12に対して手動で簡単に着脱できるので、各種刃先寸
法に対してマスター13や工具を交換するだけで容易に
対応することができ、刃先調整装置の汎用性が向上する
とともに、マスター13や工具をアダプタ12から離脱
することにより、マスター13や工具の刃先位置等の調
整作業を刃先調整装置外の適切位置で行なうことがで
き、その作業性が向上する。
12に対して手動で簡単に着脱できるので、各種刃先寸
法に対してマスター13や工具を交換するだけで容易に
対応することができ、刃先調整装置の汎用性が向上する
とともに、マスター13や工具をアダプタ12から離脱
することにより、マスター13や工具の刃先位置等の調
整作業を刃先調整装置外の適切位置で行なうことがで
き、その作業性が向上する。
【0038】アダプタ12の側方に設けられた操作用ハ
ンドル24を操作することによって、マスター13や工
具をベース10に対して容易にスライド移動することが
でき、調整の作業性が向上する。
ンドル24を操作することによって、マスター13や工
具をベース10に対して容易にスライド移動することが
でき、調整の作業性が向上する。
【0039】テーパ状の対を形成する傾斜スライド面1
6b、16bの対と摺動面20、20とが摺動自在に当
接され、かつ、スライド台15のスライド対向面16a
と凹部19の奥側の対向平面20aとの間が離間される
ようになっているので、スライド部材11の自重で摺動
面20、20が傾斜スライド面16b、16bに食い込
んで、スライド部材11が傾斜スライド面16b、16
bの配列方向に正確に位置決めされるとともに、スライ
ド部材11の移動の安定性を保持することができる。
6b、16bの対と摺動面20、20とが摺動自在に当
接され、かつ、スライド台15のスライド対向面16a
と凹部19の奥側の対向平面20aとの間が離間される
ようになっているので、スライド部材11の自重で摺動
面20、20が傾斜スライド面16b、16bに食い込
んで、スライド部材11が傾斜スライド面16b、16
bの配列方向に正確に位置決めされるとともに、スライ
ド部材11の移動の安定性を保持することができる。
【0040】前記傾斜スライド面16b、16bにおい
てスライド部材11の刃先寸法測定時の停止位置は最低
位に位置しているため、スライド部材11には自重によ
って常時前記停止位置方向への変位力が作用しており、
スライド部材11が調整ネジS4、S4に当接された際に
振動力等によるスライド部材11の戻りが防止されるの
で、刃先寸法の測定精度および作業能率が一層向上す
る。
てスライド部材11の刃先寸法測定時の停止位置は最低
位に位置しているため、スライド部材11には自重によ
って常時前記停止位置方向への変位力が作用しており、
スライド部材11が調整ネジS4、S4に当接された際に
振動力等によるスライド部材11の戻りが防止されるの
で、刃先寸法の測定精度および作業能率が一層向上す
る。
【0041】なお、スライド部材11をベース10の上
部以外、ベース10の下部や側部に配置した構成であっ
ても構わない。前記傾斜スライド面16b、16bは、
スライド部材11のスライド方向に垂直な平面において
互いに線対称になっていない構成であっても構わない。
また、傾斜スライド面16b、16bは、ベース10の
スライド部材11方向に沿って水平方向の形状が変化す
るテーパ状であっても構わない。さらに、傾斜スライド
面16bおよびこれに対応する摺動面20の数は、それ
ぞれ3以上であってもよい。前記実施例においては、チ
ップ付きカートリッジをホルダに装着して構成された工
具以外、チップをホルダに直接装着してなる工具をアダ
プタ12に取り付けてもよい。また、マスターや工具と
しては、互いの刃先寸法の相対関係が明確に判断できる
ものであれば概略円柱状以外の形状であっても構わな
い。
部以外、ベース10の下部や側部に配置した構成であっ
ても構わない。前記傾斜スライド面16b、16bは、
スライド部材11のスライド方向に垂直な平面において
互いに線対称になっていない構成であっても構わない。
また、傾斜スライド面16b、16bは、ベース10の
スライド部材11方向に沿って水平方向の形状が変化す
るテーパ状であっても構わない。さらに、傾斜スライド
面16bおよびこれに対応する摺動面20の数は、それ
ぞれ3以上であってもよい。前記実施例においては、チ
ップ付きカートリッジをホルダに装着して構成された工
具以外、チップをホルダに直接装着してなる工具をアダ
プタ12に取り付けてもよい。また、マスターや工具と
しては、互いの刃先寸法の相対関係が明確に判断できる
ものであれば概略円柱状以外の形状であっても構わな
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の刃
先調整装置によれば、工具やマスターの着脱時に工具ま
たはマスターをアダプタごと移動してダイヤルゲージか
ら離間させるので、着脱作業を前記ダイヤルゲージと干
渉することなく行なうことができ、その作業性を確保す
ることができるとともに、ほぼ同一の刃先寸法の調整の
場合、ダイヤルゲージを移動する必要が無いので移動に
よる誤差の発生を防止することができ、刃先寸法の調整
精度を確保することができる。
先調整装置によれば、工具やマスターの着脱時に工具ま
たはマスターをアダプタごと移動してダイヤルゲージか
ら離間させるので、着脱作業を前記ダイヤルゲージと干
渉することなく行なうことができ、その作業性を確保す
ることができるとともに、ほぼ同一の刃先寸法の調整の
場合、ダイヤルゲージを移動する必要が無いので移動に
よる誤差の発生を防止することができ、刃先寸法の調整
精度を確保することができる。
【0043】請求項2記載の刃先調整装置によれば、各
種刃先寸法に対してホルダまたはマスターを交換するだ
けで対応することができるので、その汎用性が向上する
とともに、アダプタから工具またはマスターを取り外す
ことにより、工具またはマスターの調整作業を装置外の
適切な場所で行なうことができ、その作業性が向上す
る。
種刃先寸法に対してホルダまたはマスターを交換するだ
けで対応することができるので、その汎用性が向上する
とともに、アダプタから工具またはマスターを取り外す
ことにより、工具またはマスターの調整作業を装置外の
適切な場所で行なうことができ、その作業性が向上す
る。
【0044】請求項3記載の刃先調整装置によれば、ス
ライド部材の側方に設けられた操作用ハンドルを操作す
ることによって、工具またはマスターのベースに対する
スライド移動を容易かつ安定に行なうことができ、調整
の作業性が向上する。
ライド部材の側方に設けられた操作用ハンドルを操作す
ることによって、工具またはマスターのベースに対する
スライド移動を容易かつ安定に行なうことができ、調整
の作業性が向上する。
【0045】請求項4記載の刃先調整装置によれば、ス
ライド部材がテーパを構成するスライド面の対の配列方
向において正確に支持されるので、刃先寸法の調整精度
を一層向上させることができる。
ライド部材がテーパを構成するスライド面の対の配列方
向において正確に支持されるので、刃先寸法の調整精度
を一層向上させることができる。
【0046】請求項5記載の刃先調整装置によれば、ス
ライド部材および該スライド部材に支持された各部材の
重量によってスライド部材に刃先寸法測定時の停止位置
方向への変位力が作用するため、スライド部材を刃先寸
法測定時の停止位置に移動した際に、振動力等によって
スライド部材が前記停止位置から移動することなく、ス
ライド部材の該停止位置における停止状態が安定に保持
されるので、刃先寸法の調整精度の一層の向上が可能で
ある。
ライド部材および該スライド部材に支持された各部材の
重量によってスライド部材に刃先寸法測定時の停止位置
方向への変位力が作用するため、スライド部材を刃先寸
法測定時の停止位置に移動した際に、振動力等によって
スライド部材が前記停止位置から移動することなく、ス
ライド部材の該停止位置における停止状態が安定に保持
されるので、刃先寸法の調整精度の一層の向上が可能で
ある。
【図1】本発明の刃先調整装置の一実施例を示す平面図
である。
である。
【図2】同実施例における刃先調整装置の正面図であ
る。
る。
【図3】同実施例における刃先調整装置の側面図であ
る。
る。
【図4】同実施例における刃先調整装置に使用されるア
ダプタを示す側面図である。
ダプタを示す側面図である。
【図5】同実施例における刃先調整装置に使用される前
記図4のアダプタを示すA−A線矢視図である。
記図4のアダプタを示すA−A線矢視図である。
【図6】従来例における刃先調整装置の正面図である。
【図7】従来例における刃先調整装置の側面図である。
【図8】マスターを示す側面図である。
4 ホルダ 10 ベース 11 スライド部材 12 アダプタ 13 マスター 14 ダイヤルゲージ 14a 測定杆 14b 先端 16b スライド面(傾斜スライド面) 20 摺動面 24 操作用ハンドル 25 着脱機構 C チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 晴樹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 中心軸に対してチップの取り付け位置が
調整可能な切削工具において刃先寸法を調整するための
調整装置であって、 ベースと、このベースに設けられたスライド面にスライ
ド自在に支持されたスライド部材と、該スライド部材に
一体的に移動可能に支持され、前記工具のホルダを任意
の向きで支持するアダプタと、その測定杆の先端を前記
アダプタの移動軌跡の近傍として支持されたダイヤルゲ
ージとを備えてなることを特徴とする刃先調整装置。 - 【請求項2】 前記アダプタは、手動により前記ホルダ
を着脱可能な着脱機構を有し、かつ着脱機構を介して装
着された前記ホルダとともに前記スライド部材の移動方
向に対して一定の角度傾斜された前記ホルダの軸線回り
に一体回転可能とされていることを特徴とする請求項1
記載の刃先調整装置。 - 【請求項3】 前記スライド部材の側方に、該スライド
部材をベースに対してスライド移動自在に操作可能な操
作用ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項
2記載の刃先調整装置。 - 【請求項4】 前記スライド面が、スライド部材の移動
軌跡に対して垂直の方向に沿って互いが次第に接近また
は離間し、かつそれぞれスライド部材のスライド方向に
沿って延在するテーパ状の1以上の対とされ、前記スラ
イド部材にはこれらスライド面に摺動自在に当接する摺
動面が設けられていることを特徴とする請求項1から3
のいずれかに記載の刃先調整装置。 - 【請求項5】 前記スライド面は、前記ベースの上面と
され、かつ刃先寸法測定時のスライド部材の停止位置か
ら離間するにしたがって上方となるように傾斜されてい
ることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の
刃先調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23747995A JPH0976143A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 刃先調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23747995A JPH0976143A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 刃先調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976143A true JPH0976143A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17015942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23747995A Withdrawn JPH0976143A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | 刃先調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0976143A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105526912A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-27 | 瓦房店轴承集团有限责任公司 | Cc型保持架倾斜度测量装置 |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP23747995A patent/JPH0976143A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105526912A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-04-27 | 瓦房店轴承集团有限责任公司 | Cc型保持架倾斜度测量装置 |
CN105526912B (zh) * | 2015-12-29 | 2017-12-26 | 瓦房店轴承集团有限责任公司 | Cc型保持架倾斜度测量装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |