JPH0975695A - オゾン水生成装置 - Google Patents

オゾン水生成装置

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JPH0975695A
JPH0975695A JP24216195A JP24216195A JPH0975695A JP H0975695 A JPH0975695 A JP H0975695A JP 24216195 A JP24216195 A JP 24216195A JP 24216195 A JP24216195 A JP 24216195A JP H0975695 A JPH0975695 A JP H0975695A
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JP
Japan
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ozone water
ozone
gas
concentration
water
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Withdrawn
Application number
JP24216195A
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English (en)
Inventor
Shintarou Tsujimi
信太郎 辻見
Mitsutoshi Masuda
充利 増田
Masayuki Hayashida
雅之 林田
Yasuhiro Sumikake
泰洋 角掛
Noriko Nagura
紀子 名倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定濃度のオゾン水を安定供給することがで
きるオゾン水生成装置を提供すること。 【解決手段】 水道水は、電磁弁1,流量計2を介し
て、ミキシングポンプ3へ導かれる。一方、酸素は、オ
ゾナイザ5でオゾン化された後、電磁弁6,逆止弁7を
介して、ミキシングポンプ3へ導かれる。ミキシングポ
ンプ3では、回転羽によりオゾンガスと水道水とが攪拌
・混合され、オゾン水が生成される。該オゾン水は、一
方は、逆止弁19,電磁弁9,絞り弁20を介して、系
外に吐出され、オゾン水として利用される。もう一方
は、気泡分離器10で微細気泡を除去し、濃度計11に
てオゾン水濃度を計測した後、系外に排出する。制御盤
aは、この計測された濃度と予め設定されたオゾン水濃
度との差異より、オゾナイザ5の出力を調整する信号を
送り、オゾン水濃度を一定に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオゾン水生成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾン水生成装置は、エゼクタ,
散気管,スタティックミキサ,ミキシングポンプ等を用
いて、オゾンガスと水を混合していた。これらの溶解効
率は、散気管が10%程度、エゼクタやスタティックミ
キサが30%程度、ミキシングポンプが80〜90%と
なっている。また、従来のオゾン水生成装置は、オゾン
水濃度を測定し、それをフィードバックしてオゾン発生
量を制御し、一定濃度のオゾン水を安定供給する濃度コ
ントロール機能を搭載している。そのため、連続式の濃
度計をオゾン水吐出口に設ける必要がある。上記濃度計
におけるオゾン水濃度測定方法としては、連続式では隔
膜式ポーラロ電極方式および紫外線吸収方式が、バッチ
式では滴定電極方式が利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のオゾ
ン水生成装置においては、上述したように、ミキシング
ポンプの溶解効率が最も良いが、混合時に微細気泡が生
成されるため、この微細気泡が、上記オゾン水濃度測定
に影響を与えると、いう問題があった。例えば、隔膜式
の場合、気液混合時に生じた気泡が隔膜を透過し、誤差
要因になり、紫外線吸収式の場合、気泡が紫外線を散乱
し、ドリフトやバラツキの要因となる。また、バッチ式
の電流法の場合、気泡の影響はないが、計測に時間がか
かるため、連続式には向かない、という問題点があっ
た。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、一定濃度のオゾン水を安定供給することがで
きるオゾン水生成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
オゾンガスを生成するオゾンガス生成手段と、前記オゾ
ンガス生成手段が生成したオゾンガスと水とを混合する
気液混合手段と、前記気液混合手段が生成したオゾン水
中のオゾン濃度を測定する濃度測定手段と、前記濃度測
定手段の測定値に基づいて、前記オゾンガス生成手段の
オゾンガス生成量をフィードバック制御することによ
り、オゾン水中のオゾン濃度を一定に保つ濃度制御手段
とからなるオゾン水生成装置において、前記気液混合手
段より発生した微細な気泡を除去する気液分離手段を、
該気液混合手段の下流側に設けたことを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載のオ
ゾン水生成装置において、前記気液混合手段の下流側を
2方に分岐し、一方をオゾン水吐出流路とし、もう一方
を前記濃度測定手段に導入する流路とし、前記濃度測定
手段の前段に、前記気液分離手段を設けたことを特徴と
する。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載のオゾン水生成装置において、前記気液分離
手段は、多孔質性ホースの中に、別の多孔質性ホースの
束を挿入して構成した脱気手段と、濃度測定に必要な流
量を確保すると共に、前記脱気手段を加圧する定量ポン
プとからなることを特徴とする。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載のオゾン水生成装置において、
前記濃度測定手段は、水溶液中でオゾンと反応すること
で、水素と化合する物質を生成する試薬を、前記気液混
合手段が生成したオゾン水に投入する試薬投入手段と、
前記試薬投入後のオゾン水に電圧を印加する電極と、前
記電圧の電気分解により前記電極の表面に生じた水素
と、前記試薬から遊離した元素とが化合することによ
り、該水素が該電極表面から除かれ、これにより該電極
間を流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検
出手段が検出した電流値に基づいて、前記オゾン水中の
オゾン濃度を求める計測手段とからなることを特徴とす
る。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項4記載のオ
ゾン水生成装置において、前記電極は平板電極であるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項1ないし請
求項5のいずれかに記載のオゾン水生成装置において、
前記気液混合手段にミキシングポンプを用いたことを特
徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
§1.第1実施形態 図1は、この発明の第1実施形態によるオゾン水生成装
置の構成例を示すブロック図である。この図において、
原水である水道水は、電磁弁1,流量計2を介して、ミ
キシングポンプ3へ導かれる。一方、原料ガスである空
気もしくは酸素は、電磁弁4を介して、オゾナイザ5へ
導かれて、オゾン化された後、電磁弁6,逆止弁7を介
して、ミキシングポンプ3へ導かれる。ミキシングポン
プ3では、図2に示すように、回転羽によりオゾンガス
と水道水とが攪拌・混合され、オゾン水が生成される。
また、このとき、溶解しきれなかったオゾンガスは、激
しい攪拌により微細な気泡となってオゾン水に混合す
る。
【0012】微細気泡を含むオゾン水は、バイパス8に
導かれ、一方は、逆止弁19,電磁弁9,絞り弁20を
介して、系外に吐出され、オゾン水として利用される。
もう一方は、気泡分離器10で微細気泡を除去し、濃度
計11にてオゾン水濃度を計測した後、系外に排出す
る。このとき、この排出をオゾン水吐出ラインに戻し、
吐出口を1つとしてもよい。また、濃度計11で計測さ
れたオゾン水濃度は、信号化されて制御盤aに送られ
る。制御盤aは、この計測された濃度と予め設定された
オゾン水濃度との差異より、オゾナイザ5の出力を調整
する信号を送り、オゾン発生量を制御して、オゾン水濃
度を一定に保つ構成となっている。
【0013】図3は、気泡分離器10の詳細例を示す説
明図である。この図において、10aより導入されたオ
ゾン水は、50μm以下の細かい目のフィルタ10bを
通過した後、10cより吐出される。このとき、該オゾ
ン水に含まれる微細気泡はフィルタ10bにより分離さ
れるので、10cより吐出されたオゾン水には微細気泡
が含まれない。但し、このようにフィルタを設けた場
合、フィルタの保守・交換が必要となってくる。
【0014】図4は、図1に示すオゾン水生成装置に、
上記フィルタ10bを逆洗する機構を設けた構成例を示
すブロック図である。この図に示すオゾン水生成装置の
通常運転時における動作は、図1に示したオゾン水生成
装置の動作と同様である。そして、気泡分離器10内に
設けられたフィルタ10bの逆洗をする時は、電磁弁1
3が開いて水道水が導かれ、バイパス14から気泡分離
器10へ、通常運転時とは反対側から通水されて、逆洗
される。この水道水は、バイパス8,逆止弁19,電磁
弁9,絞り弁20を介して、系外へ排出される。このと
き、電磁弁12および電磁弁15は閉じており、逆洗し
た水が装置内を汚染しないようになっている。
【0015】図5は、濃度計11の詳細例を示す説明図
である。この図において、気泡分離器10により気泡が
除かれたオゾン水は、11aより導かれ、セル11bを
通って、11cより出ていく。このとき、発光器11d
より発光された紫外線は、ハーフミラー11eを介し、
一部は屈折してセンサ11fで受光され、残りはセル1
1bを通過して、センサ11gで受光される。そして、
センサ11fで受光された光の強度を基準値(ゼロ点)
とし、この値とセンサ11gで受光された光の強度とを
比較することで、セル11b内を通過するオゾン水濃度
を求める。
【0016】図6は、本実施形態によるオゾン水生成装
置の応用例を示すブロック図である。ここでは、一例と
して、(回路基板等の)洗浄に使用したオゾン水を再利
用する応用例を示す。例えば、オゾン水を貯留し、その
貯留槽で物を洗浄し、その水を再利用する場合は、逆止
弁19を介して電磁弁9よりオゾン水を導き、絞り弁2
1を介して貯留槽16に貯留する。ここで、洗浄に使用
された水は、フィルタ18でゴミを除去した後、電磁弁
1より再びオゾン水生成装置内へ戻され、流量計2を介
してミキシングポンプ3へ導かれる。また、貯留槽16
内に沈澱する様な大きなゴミは、電磁弁17より排出さ
れる。
【0017】§2.第2実施形態 図7は、この発明の第2実施形態によるオゾン水生成装
置の構成例を示すブロック図である。この図において、
31は原料空気を圧縮する圧縮機であり、32は除湿を
行うドライヤーである。ここで圧縮,除湿された空気
は、電磁弁33,34を通り、吸着塔35,36へ導入
される。ここで、空気からO2のみを取り出し、電磁弁
37,38を経由してバッファタンク39に導かれる。
ここで、バッファタンク39内に貯留された酸素は、電
磁弁40を通り、オゾナイザ41によりオゾン化され、
電磁弁42を介して、ミキシングポンプ43に導かれ
る。このオゾンは、ミキシングポンプ43で、水道水と
混合され、絞り44,流量計45を介して、オゾン水と
して吐出される。なお、オゾナイザ41は、電磁弁46
より水道水を導き、吐出口47より該水道水を排出する
ことにより冷却され、放電による発熱を抑制している。
【0018】ミキシングポンプ43より吐出されたオゾ
ン水は、定量ポンプ48を介して、脱気装置49に導入
される。ここで脱泡されたオゾン水は、濃度計50でオ
ゾン水濃度を測定される。なお、定量ポンプ48は、濃
度計測に必要な流量を確保するためと、脱気装置49を
加圧するために設けた。そして、濃度計50より計測さ
れたオゾン水濃度は、制御盤Aへ送られ、該濃度が設定
値より高い値のときは、電圧調整器Bを介して、オゾナ
イザ41の電源をOFFにする。
【0019】図8は、脱気装置49の詳細例を示す説明
図である。図8(b)は、図8(a)に示すX−X’に
おける脱気装置49の断面図である。この図において、
49aより濃度測定用オゾン水が導入され、該オゾン水
は、数本の束になった多孔質性ホース49bの外側をさ
らに多孔質性ホース49cでまとめられた構造を持つ部
分に、加圧されて導入される。ここで、微細な気泡は、
多孔質性ホースより押し出され、外部に排出される。
【0020】図9は、濃度計50の詳細例を示す説明図
である。この図において、脱気装置49より脱泡された
オゾン水は、濃度計の50aを通り、測定用セル50b
に導入される。ここで、水銀ランプ50cより一定波長
の紫外線が測定用セル50bに対し、オゾン水の流路に
対して垂直方向から照射される。受光器50dは、測定
用セル50bを透過した紫外線の波長を測定し、計測部
50eで、ランバートベールの法則により、オゾン水濃
度を測定する。
【0021】図10は、本実施形態によるオゾン水生成
装置の制御手順例を示すフローチャートである。ステッ
プSA1では、装置の運転スイッチをONにする。ステ
ップSA2では、オゾン水濃度を設定する。ここでは、
仮にa(mg/L)に設定したとする。ステップSA3
では、システムを起動する。ステップSA4では、酸素
ガスが吐出される。ステップSA5では、水道水が供給
され、オゾン水が生成される。オゾン水が生成される
と、ステップSA6では、オゾン水濃度の測定が行われ
る。
【0022】ステップSA7では、ステップSA6の測
定値AとステップSA2の設定値aとを比較する。ここ
で、測定値Aが設定値aよりも小さいならば、ステップ
SA9に進む。ステップSA9では、オゾナイザ11の
電源を引き続きONにしたまま、ステップSA6に戻
り、オゾン水濃度の測定を再び行う。一方、測定値Aが
設定値a以上であるならば、ステップSA8に進む。ス
テップSA8では、オゾナイザ11の電源をOFFにし
た後、ステップSA10に進む。ステップSA10で
は、オペレータによりシステムが停止されれば、運転を
終了し、停止されない場合は、ステップSA6に戻り、
オゾン水濃度の測定を再び行う。
【0023】§3.第3実施形態 図11は、この発明の第3実施形態によるオゾン水生成
装置の構成例を示すブロック図である。この図におい
て、61は原料空気を圧縮する圧縮機であり、62は除
湿を行うドライヤーである。ここで圧縮,除湿された空
気は、電磁弁63,64を通り、吸着塔65,66へ導
入される。ここで、空気からO2のみを取り出し、電磁
弁67,68を経由してバッファタンク69に導かれ
る。ここで、バッファタンク69内に貯留された酸素
は、電磁弁70を通り、オゾナイザ71によりオゾン化
され、エゼクタ72に導かれる。このオゾンは、エゼク
タ72で水道水と混ぜ合わされ、溶解タンク73で十分
に混合され、オゾン水が生成される。ここで、生成され
たオゾン水は、ポンプ74を介した後、電磁弁75およ
び流量計76を通して、外部へ吐出される。また、生成
されたオゾン水は、フィードバックによる濃度制御を行
うために、検出器77によりオゾン濃度を測定される。
一方、溶解しきれなかったオゾンガスは、オゾンガス分
解塔78により酸素に変えられ、装置外へ放出される。
【0024】図12は、検出器77の詳細例を示す説明
図である。この図において、まず、オゾン水は定量ポン
プ77aにより一定流量で送られ、また、薬液タンク7
7b内のヨウ化カリウム溶液は定量ポンプ77cにより
一定流量で送られ、両者は混合される。この混合によ
り、オゾンとヨウ化カリウムが、 O3+2KI+H2O→O2+2KOH+I2 というように反応し、ヨウ素が遊離する。この混合水
は、同流量で2つの流路に分けられ、その一方は上限電
界セル77dを通り、他方は下限電界セル77eを通
る。また、上限電界セル77dには電流値A1が、下限
電界セル77eには電流値A2がそれぞれ設定される。
ここで、電流値A1および電流値A2は、オゾン水設定濃
度cに対する上限濃度および下限濃度の検出に必要な電
流値を計算により求めた値である。
【0025】ここで、一定電位を与えた電極を上記混合
水につけると、 2e-+2H+→H2 というように反応し、電極表面に水素被膜が発生する。
そして、この水素被膜の水素と、混合液中の遊離ヨウ素
とが反応し、 H2+I2→2HI のようにヨウ素が消費される。また、この反応により、
電極表面の水素被膜が除かれ、新たな水素被膜が発生す
る際に、電流が再び流れる。この原理は、JISのK6
301に示されたものである。ここで、この原理に基づ
き、上限電界セル77d,下限電界セル77eを通過し
た混合水は、上限センサ77f,下限センサ77gによ
り通電する/通電しないという判断が行われ、これによ
り、遊離ヨウ素の有無が検出される。そして、この遊離
ヨウ素量に対応した濃度のオゾンがオゾン水中に存在す
ることになる。
【0026】図13は、上限電界セル77dを、図12
に示すIII−III’で切断した場合における断面図であ
る。この図において、77d’は陰極で平板電極であ
り、77d”は陽極で平板電極である。混合水は、この
2つの平板電極の間を一定流量で通る。このとき、設定
された電流A1が一定時間かけられ、該混合水は電解さ
れる。なお、図13では上限電解セル77dについて説
明したが、下限電解セル77eも上限電解セル77dと
同じ構造であり、2つの平板電極の間に印加される設定
電流がA2である点が異なる。
【0027】図14は、本実施形態によるオゾン水生成
装置の制御手順例を示すフローチャートである。まず、
ステップSB1では、装置の運転スイッチをONにす
る。ステップSA2では、オゾン水濃度を設定する。こ
こでは、仮にc(mg/L)に設定したとする。ステッ
プSA3では、システムを起動し、システム全体の電源
をいれると、ステップSA4で酸素ガスが吐出される。
ステップSA5では、システム内に水道水が供給され、
オゾン水が生成される。
【0028】ステップSA6では、上限電解セル77d
の上限電解電流A1と、下限電解セル77eの下限電解
電流A2を設定する。ステップSB7では、上限センサ
77fが通電したか否かを判断する。この判断結果が
「YES」の場合、つまり、上限センサ77fが通電し
たならば、ステップSB8に進む。ステップSB8で
は、オゾナイザ11の電圧を下降させた後、ステップS
B7に戻る。一方、ステップSB7の判断結果が「N
O」の場合、つまり、上限センサ77fが通電していな
いならば、ステップSB9に進む。
【0029】ステップSB9では、下限センサ77gが
通電したか否かを判断する。この判断結果が「NO」の
場合、つまり、下限センサ77gが通電していないなら
ば、ステップSB10に進む。ステップSB10では、
オゾナイザ11の電圧を上昇させた後、ステップSB7
に戻る。一方、ステップSB9の判断結果が「YES」
の場合、つまり、下限センサ77gが通電したならば、
ステップSB11に進む。
【0030】ステップSB11では、装置を停止するか
否かを判断する。この判断結果が「YES」ならば装置
を停止する。一方、ステップSB11の判断結果が「N
O」ならば、ステップSB12に進む。ステップSB1
2では、濃度設定を変更するか否かを判断する。この判
断結果が「YES」ならばステップSB2に戻り、「N
O」ならばステップSB7に戻る。
【0031】以上、この発明の実施形態を図面を参照し
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があってもこの発明に含まれる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、以下に示す効果が期待できる。 気液混合手段としてミキシングポンプを用いたの
で、オゾンガスの溶解効率が向上する。また、これによ
り、オゾンガスと水との接触時間を稼ぐためのバッファ
タンク等が不要となる。 気液分離手段を設けたので、濃度測定手段として紫
外線吸収方式のオゾン水濃度計を用いた場合、オゾン水
中の気泡の影響を受けずに濃度測定ができ、ミキシング
ポンプを利用したオゾン水生成装置においても、濃度フ
ィードバック制御が可能となる。 洗浄等に利用するオゾン水は気液分離手段を介さず
に吐出するので、該オゾン水中には微細気泡が存在す
る。これにより、該オゾン水中におけるオゾンの高濃度
状態が長く続き、殺菌力が向上する。 多孔質性ホースの径や定量ポンプの圧力を調整する
ことにより、気泡の大きさによらず、気泡の分離が可能
である。 電流法を利用し、平板電極を用いたので、気泡に影
響されずに濃度測定を行うことができる。 電解セルを用いたことで、バッチ式の電流法が連続
式になり、連続的に濃度制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態によるオゾン水生成装
置の構成例を示すブロック図である。
【図2】同実施形態によるミキシングポンプ3が、オゾ
ンガスと水道水とを攪拌・混合する様子を示す説明図で
ある。
【図3】同実施形態による気泡分離装置10の詳細例を
示す説明図である。
【図4】同実施形態によるオゾン水生成装置に、気泡分
離装置10内のフィルタ10bを逆洗する機構を設けた
構成例を示すブロック図である。
【図5】同実施形態による濃度計11の詳細例を示す説
明図である。
【図6】同実施形態によるオゾン水生成装置の応用例を
示すブロック図である。
【図7】この発明の第2実施形態によるオゾン水生成装
置の構成例を示すブロック図である。
【図8】同実施形態による脱気装置49の詳細例を示す
説明図である。
【図9】同実施形態による濃度計50の詳細例を示す説
明図である。
【図10】同実施形態によるオゾン水生成装置の制御手
順例を示すフローチャートである。
【図11】この発明の第3実施形態によるオゾン水生成
装置の構成例を示すブロック図である。
【図12】検出器77の詳細例を示す説明図である。
【図13】上限電解セル77dの断面図である。
【図14】第3実施形態によるオゾン水生成装置の制御
手順例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2……流量計、 3,43……ミキシングポンプ、5,
41,71……オゾナイザ、 10……気泡分離器、1
0b……フィルタ、 11,50……濃度計、31,6
1……空気圧縮器、 49……脱気装置、 72……エ
ゼクタ、73……溶解槽、 74……ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 550 C02F 1/50 550L 1/78 1/78 (72)発明者 林田 雅之 神奈川県綾瀬市小園1116番地 トキコ株式 会社相模工場内 (72)発明者 角掛 泰洋 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 名倉 紀子 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾンガスを生成するオゾンガス生成手
    段と、 前記オゾンガス生成手段が生成したオゾンガスと水とを
    混合する気液混合手段と、 前記気液混合手段が生成したオゾン水中のオゾン濃度を
    測定する濃度測定手段と、 前記濃度測定手段の測定値に基づいて、前記オゾンガス
    生成手段のオゾンガス生成量をフィードバック制御する
    ことにより、オゾン水中のオゾン濃度を一定に保つ濃度
    制御手段とからなるオゾン水生成装置において、 前記気液混合手段より発生した微細な気泡を除去する気
    液分離手段を、該気液混合手段の下流側に設けたことを
    特徴とするオゾン水生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のオゾン水生成装置におい
    て、 前記気液混合手段の下流側を2方に分岐し、一方をオゾ
    ン水吐出流路とし、もう一方を前記濃度測定手段に導入
    する流路とし、 前記濃度測定手段の前段に、前記気液分離手段を設けた
    ことを特徴とするオゾン水生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のオゾン水
    生成装置において、 前記気液分離手段は、 多孔質性ホースの中に、別の多孔質性ホースの束を挿入
    して構成した脱気手段と、 濃度測定に必要な流量を確保すると共に、前記脱気手段
    を加圧する定量ポンプとからなることを特徴とするオゾ
    ン水生成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載のオゾン水生成装置において、 前記濃度測定手段は、 水溶液中でオゾンと反応することで、水素と化合する物
    質を生成する試薬を、前記気液混合手段が生成したオゾ
    ン水に投入する試薬投入手段と、 前記試薬投入後のオゾン水に電圧を印加する電極と、 前記電圧の電気分解により前記電極の表面に生じた水素
    と、前記試薬から遊離した元素とが化合することによ
    り、該水素が該電極表面から除かれ、これにより該電極
    間を流れる電流を検出する電流検出手段と、 前記電流検出手段が検出した電流値に基づいて、前記オ
    ゾン水中のオゾン濃度を求める計測手段とからなること
    を特徴とするオゾン水生成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のオゾン水生成装置におい
    て、 前記電極は平板電極であることを特徴とするオゾン水生
    成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のオゾン水生成装置において、 前記気液混合手段にミキシングポンプを用いたことを特
    徴とするオゾン水生成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110123482A (zh) * 2019-05-27 2019-08-16 广州市德百顺电气科技有限公司 一种臭氧水活体注射装置
CN112067568A (zh) * 2020-09-24 2020-12-11 常州瑞择微电子科技有限公司 高浓度臭氧水检测装置及方法
WO2023089904A1 (ja) * 2021-11-17 2023-05-25 キヤノン株式会社 オゾン溶解液の製造方法および活用方法

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