JPH0974910A - 組合せ式可動立体花壇 - Google Patents

組合せ式可動立体花壇

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JPH0974910A
JPH0974910A JP23106995A JP23106995A JPH0974910A JP H0974910 A JPH0974910 A JP H0974910A JP 23106995 A JP23106995 A JP 23106995A JP 23106995 A JP23106995 A JP 23106995A JP H0974910 A JPH0974910 A JP H0974910A
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planting
planting box
box
boxes
flower bed
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JP23106995A
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Ichiro Yamashita
市郎 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 資源の無駄をなくし、灌水の省力化が可能な
可動立体花壇を提供する。 【解決手段】 立体花壇1を複数の植栽ボックス2〜6
の組合せとし、これら分割した各植栽ボックスにキャス
ター7を付設し、全体としてトラック状とし、また、各
植栽ボックスを中間板13により上部の植栽部14と下
部の貯水タンク15とに区画形成し、中間板13上に吸
水機構16およびポリウレタン重合体等の湿潤性連続気
泡発泡体シート17を敷設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全体として円形
又は楕円形などに構築できる組合せ式可動立体花壇に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、日本国内においては、大型の建造
物前、駅前広場、公園広場、催し会場広場などで草花を
植栽し得る人工的斜面を造成し、円形、角形、菱形など
の植え桝を作り、四季に適合した草花を植栽し、斜面的
形態の立体花壇としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記立体花
壇は、固定された花壇であり移動することもできないた
め、催し会場広場などに設置した後、不要となった場
合、取り壊しかなく、資源の無駄となる。また、四季に
応じて公園などの設置場所を変更した方が景観上好まし
い場合もある。そのため、移動できる花壇が嘱望されて
いた。
【0004】また、これらの立体花壇は灌水、草花の育
成、その他の労力も多く、特に夏期などにおける晴天続
きで、気温が高くなり、雨水の少ないときには、草花に
水を与え、手入れする管理コストが大幅に高くなるもの
である。そのため、灌水の省力化が可能となる立体花壇
の提供が望まれている。
【0005】この発明は、上記に鑑み、資源の無駄をな
くすことができる可動立体花壇、及び灌水の省力化が可
能な可動立体花壇の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決する手段】上記目的を達成するため、発明
者は、立体花壇を複数の植栽ボックスの組合せとし、こ
れら分割した各植栽ボックスにキャスターを付設すれ
ば、四季の変化に応じて設置場所を容易に変更できると
の知見が得られた。すなわち、この発明は、複数の植栽
ボックスを接近配列させて組合せ、各植栽ボックスにキ
ャスターを付設した可動立体花壇を提供するものであ
る。
【0007】ここで、構築される立体花壇の組合せとし
ては、矩形の立体花壇、多角形の立体花壇、円形の立体
花壇、あるいは楕円形の立体花壇など種々の形態が考え
られる。しかし、円形の立体花壇は、従来からある矩形
の植栽ボックスをそのまま組み合わせても実現できな
い。また、矩形の植栽ボックスを中央側に配置し、周囲
のみ半円形の植栽ボックスを配置して円形の立体花壇を
構築することも考えられるが、全体として4m〜8mの
立体花壇を構築する場合を考慮すると、周囲の半円形の
植栽ボックスが大型化し、移動が困難になる可能性もあ
る。また、一つの植栽ボックスに一種類の草花を植栽す
ることを前提とすると、各植栽ボックスに植えられる草
花の全体のバランスも崩れる。
【0008】発明者は、この点について鋭意検討した結
果、立体花壇を構築する中央の植栽ボックスのみを円形
にし、その周囲に配列される各植栽ボックスを扇形に形
成すれば、全体として草花のバランスのよい立体花壇が
構築できるとの知見が得られた。
【0009】そこで、この発明においては、中央の植栽
ボックスを円形に形成し、その周りに複数列で配される
植栽ボックスを扇形に形成し、この扇形植栽ボックスの
うち中央側の植栽ボックスの曲率半径を、また同じ扇形
植栽ボックスでは外側壁面よりも内側壁面の曲率半径を
小に設定することにより、全体として円形に構築してな
る立体花壇を提供するものである。
【0010】円形の花壇と同様に楕円形の立体花壇も楕
円形状に合わせて曲率を設定すればよい。トラック形状
のような立体花壇を構築する場合には、直線部に相当す
る部分に、矩形の植栽ボックスを介在しなければならな
い。そこで、この発明においては、中央の円形の植栽ボ
ックスと、その周りに配される矩形の植栽ボックス及び
扇形の植栽ボックスとの組合せにより全体としてトラッ
ク形状に構築してなる組合せ式可動立体花壇を提供する
ものである。
【0011】これらの立体花壇は、各植栽ボックスが同
一高さであってもよいが、中央ほど高くすれば全体的に
円錐形の斜面を有する立体花壇が構築でき、景観をさら
に良好にすることができる。そこで、この発明において
は、各植栽ボックスのうち中央側の植栽ボックスほど、
ボックス本体の高さを大に設定した構成も採用可能とし
た。
【0012】これらの立体花壇においては、複数の植栽
ボックスを組み合わせているが故に、灌水は各植栽ボッ
クス毎に行わなければならず、夏期には頻繁に灌水しな
ければならないことから、自動給水機構が存在すること
が望ましい。
【0013】そこで、この発明においては、各植栽ボッ
クスのボックス本体が、中間板により上部の植栽部と下
部の貯水タンクとに区画形成され、中間板に貯水タンク
の水を吸い上げる吸水機構と、この吸水機構により吸い
上げられた水を中間板全面に拡散させる連続気泡発泡体
シートとを備えた構成を採用したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1ないし図8に第一の実施の
形態であるトラック形状の立体花壇を、図9ないし図1
3に第二の実施の形態である円形の立体花壇をそれぞれ
示す。
【0015】図1はトラック形状の立体花壇の斜視図、
図2はその一部切欠断面図、図3はその平面図である。
これらの図において、立体花壇1は、複数の植栽ボック
ス2、3、4、5、6を接近配列させて組合せるもので
あって、植栽ボックス2、3、4、5、6のうち、中央
の植栽ボックス2を平面視円形に形成し、その周りに複
数列で配される植栽ボックス3、4を扇形に形成し、ま
た、直線部に相当する部分の植栽ボックス5、6を矩形
に形成し、各植栽ボックスに複数のキャスター7を付設
し、これらの組合せにより全体として径が4m〜8mの
トラック形状を構築してなるものである。
【0016】立体花壇1は、図3のごとく、中央の植栽
ボックス2の外側に2重の扇形植栽ボックス3、4及び
矩形の植栽ボックス5、6が配列されており、そのうち
中央の植栽ボックス2が最も背が高く、その外側一列目
の植栽ボックス3、5はそれよりも低く、さらに最外側
の植栽ボックス4、6が最も低く設定されている。
【0017】中央の植栽ボックス2は、図4のごとく、
お椀型のボックス本体10と、その下部の円筒状脚部1
1を着脱自在に内嵌する有底円筒状の脚台12とを備
え、両者が分離可能とされている。
【0018】ボックス本体10は、FRP製であって、
基本的には本出願人が先に出願した特開昭3ー2292
5号公報記載のものと同様の構成を採用している。すな
わち、ボックス本体10が、中間板13により上部の植
栽部14と、下部の貯水タンク15とに区画形成され、
中間板13には貯水タンク15の水を植栽部14側に吸
上げる複数の吸水機構16が設けられ、中間板13の植
栽部側の全面に吸水機構16で吸い上げられた水分を全
面に素速く拡散する湿潤性でかつ保水性のあるポリウレ
タン重合体などの連続気泡発泡体シート17が敷設され
ている。さらに、中間板13には、雨水等の余剰水を貯
水タンク15に還流する小径の還流孔18が形成されて
いる。
【0019】前記吸水機構16は、中間板13に貫通保
持されたFRP製の保持筒19と、この保持筒19に内
装されたガラス繊維などの線状繊維集合体20とを備え
ている。植栽部14は、円筒状隔壁21により中央の植
物育成部22と、周囲の植物育成部23とに区画され、
この両植物育成部22、23の隔壁21の内側及び周囲
植物育成部23の外周部に、各育成部22、23の底部
側にも空気の流通を良好にするための非湿潤性のポリウ
レタンなどの連続気泡発泡体シート24、25が貼付ら
れている。また、この植栽部14の中間板13を貫通し
て貯水タンク15に給水するためのキャップ付き給水パ
イプ26が固定されている。
【0020】ボックス本体10と中間板13で囲まれた
空間が貯水タンク15とされ、その上部側壁にオーバー
フロー孔27が形成され、また底部に排水ドレン28が
形成されている。
【0021】一方、脚台12はFRP製のものであっ
て、その上端内側にボックス本体10の底部を載置可能
な逆U字形のフランジ29が折曲げ形成され、また、底
部には複数のキャスター7が付設されている。このキャ
スター7に近接して植栽ボックス2の設置時にキャスタ
ー7を浮かして植栽ボックス2を固定するアジャスタ機
能付きのストッパ30が設けられている。このストッパ
30は、図6のごとく下端のパット付き座金30aと、
これに固定されたねじ軸30bと、脚台12の底部に固
定されねじ軸30bを螺合する軸嵌合部30cとを備
え、ねじ軸30bの回転によりその突出長さを調整可能
とされている。
【0022】図7は、中央の植栽ボックス2を取り囲む
各植栽ボックスを示すもので、同図(a)は内側の扇形
植栽ボックス3の斜視図、同(b)は外側の扇形植栽ボ
ックス4の斜視図、同(c)は直線部に介入する内側の
矩形の植栽ボックス5の斜視図である。なお、外側の矩
形植栽ボックス6は内側の矩形植栽ボックスと高さのみ
が異なる以外、同様の構造であるので図示するのを省略
している。
【0023】これらの扇形植栽ボックス3、4及び矩形
の植栽ボックス5、6は、いずれも図4に示す円形の植
栽ボックス2と同様に自動給水機構を備えたものであ
り、例えば、図5に示す外側の扇形植栽ボックス4も中
間板13により上部の植栽部14と下部の貯水タンク1
5とに区画形成され、中間板13に吸水機構16と湿潤
性連続気泡発泡体シート17とを備えた構成である。従
って、図4に示すその他の機能部材と同一機能部材につ
いても同一符号を付してその説明を省略する。なお、図
7に示す各植栽ボックス3、4、5のボックス本体10
の中央一点鎖線は中間板13の位置を示すものである。
【0024】これら植栽ボックス3〜6のうち、扇形の
植栽ボックス3、4は、そのボックス本体10の周壁の
うち、その配列状態で半径方向中心側を内側壁面3a、
4a、外側を外側壁面3b、4b、周方向の壁面を左右
側壁面3c、4cとすると、外側壁面3b、4bよりも
内側壁面3a、4aの曲率半径が小に設定されている。
しかも、扇形植栽ボックス3、4は内外二重列で配列さ
れるので、これらの扇形植栽ボックス3、4のうち同
(a)に示す内側の植栽ボックス3の方がその内外側壁
面3a,3bの曲率半径が、同(b)に示す外側の植栽
ボックス4のそれよりも小さく形成されている。
【0025】ここで、実施の形態としては、二重列とし
ているので、扇形の植栽ボックスの種類としては2種類
設定すればよいが、3重列あるいはそれ以上の場合、配
列数に応じて曲率の異なる扇形植栽ボックス3、4を設
定する必要がある。そして、この実施の形態では、図3
のごとく、内側の扇形植栽ボックス3を4個と外側の植
栽ボックス4を6個とを組合せ、180度の範囲で両者
の左右側壁面3c,4cを面一になるように設定するこ
とにより、半円形の花壇を構築し、この半円形の花壇を
2組相対させ、この間に矩形の植栽ボックス5、6を1
個づつ介在することにより直線部を形成し、全体として
トラック形状の立体花壇を構築している。この直線部に
相当する矩形ボックス5、6を介在する意義としては、
図8のごとく中央の植栽ボックス側に水を補給する際、
矩形の植栽ボックス5a,5bを引き出して、メンテナ
ンス通路32を形成させるためである。
【0026】また、最も外側に位置する植栽ボックス
4、6は、図6のごとく、その外側壁直下の脚部11に
FRP製の薄板状のスカート33が、ボックス本体10
の脚部11に接着固定されたL字形の止め片34にビス
35により固定され、このスカート33によりキャスタ
ー7の存在を外部から見えないようにしている。なお、
図1は全体の景観を分かりやすくするため、スカート3
3を外した状態を示している。
【0027】次に、上記立体花壇1の設置方法を説明す
ると、まず、中央の植栽ボックス2を公園広場などの所
定の箇所まで移動し、この箇所でストッパ30を作動さ
せるべくねじ軸30bを回転させて座金30aを下降さ
せ、キャスター7を浮き上がらせて植栽ボックス2を固
定する。次に、矩形の植栽ボックス5、6を内側と外側
の二重に配列して、上記と同様にキャスター7を浮かせ
て固定する。次に、内側の扇形ボックス3を順次上記と
同様に配列固定し、さらに外側の扇形植栽ボックス4を
所定位置に配列固定して、トラック状の立体花壇1を構
築する。
【0028】四季の変化に応じて、公園広場などの別の
場所に立体花壇1を移動させたいときには、上記と逆に
植栽ボックス2〜6のストッパ30を解除し、キャスタ
ー7により植栽ボックス2〜6を移動させた後、ストッ
パ30を作動させて立体花壇1を再構築する。
【0029】なお、各植栽ボックス2〜6には、吸水機
構16により貯水タンク15の水が吸い上げられ、この
吸い上げられた水分が湿潤性の連続気泡発泡体シート1
7上を拡散するので、植栽部14の培養土に十分な水分
を供給でき、灌水の省力化が可能となる。ただ、夏期な
ど十分水分を補給しなければならない時には、図8のご
とく、矩形の植栽ボックス5、6のストッパ30を解除
し、これら矩形の植栽ボックス5、6を外部に引き出し
てメンテナンス通路32とし、次に中央の植栽ボックス
2のストッパ30を解除して一方向へ移動させ、内側の
植栽ボックス2、3の給水パイプ26から貯水タンク1
5に水を補給する。水の補給後は、上記と逆の操作で植
栽ボックス2、5、6を移動し、所定の場所に再設置す
る。
【0030】これらの給水メンテナンスは、貯水タンク
の容量及び植栽部の植物の種類にもよるが、夏期でも概
ね1ヶ月間隔で行えばよい。従って、毎日、灌水作業を
行う場合に比べて灌水の省力化が可能であるとともにメ
ンテナンス上も有利であり、さらに、常時水分の補給が
可能であるから、植物の育成も良好に行えることにな
る。
【0031】次に、図9ないし図13に示す第2の実施
の形態を示す。本例の実施の形態において、図1ないし
図8に示す立体花壇1と構成上大きく相違する点は、立
体花壇が全体として円形である点である。すなわち、扇
形植栽ボックス3、4をそのまま使用し、矩形植栽ボッ
クス5、6を廃止し、中央の植栽ボックス2の構成を変
更したものである。矩形の植栽ボックス5、6を廃止
し、半円形の花壇の対向する左右側壁面を互いに接近す
ればトラック状の立体花壇に代わり、円形の立体花壇1
が構築できることになる。
【0032】この中央植栽ボックス2としては、図4に
示すお椀型のボックス構造を採用してもよいが、この実
施の形態では、図12及び図13に示す構造の植栽ボッ
クスを採用している。すなわち、中央の植栽ボックス2
は、脚台のない円筒状の一体型のボックス本体10を採
用しており、このボックス本体10の中間板13で区画
された上側植栽部14では、樹木などを植栽可能な上面
の植物育成部35のみならず、ボックス側面に複数の側
面植栽用の植込み穴36が形成され、この植込み穴36
に植物の根部を挿入可能とされて側面植栽部とされてい
る。この植込み穴36の内部には草花などの植物を栽培
可能なFRP製の保持筒37が設けられている。この保
持筒37は、ボックス本体10と一体的又は別体として
形成してもよいが、図面では別体として形成され、外端
部のフランジ37aにより植え込み穴36の穴壁に係止
されており、植込み穴36から植物が脱落するのを防止
すべく、下方へ傾斜した状態でボックス本体10の側壁
に保持されている。
【0033】また、この植栽ボックス2は、図9に示す
ように、樹木等を植栽するためのものであるため、貯水
タンク15の中央には中間板補強用の支持筒38が一体
形成されている。その他の構成は上記各植栽ボックス3
〜5と同様であるため、その詳細は省略する。
【0034】上記構成においては、図8に示すメンテナ
ンス通路32がない以外、第1の実施の形態と同様な方
法で移動・設置作業を行うので、四季に応じて容易に設
置場所を移動でき、また、灌水の省力化も可能となる。
【0035】なお、立体の花壇の形状として、多角形を
構築するには、各扇形の植栽ボックスに代わり、台形状
の植栽ボックスを複数配列すればよい。また、図12に
示す植栽ボックス2は図1に示すトラック形状の花壇に
おいて使用してもよいことは勿論である。
【0036】
【実施例】次に図1〜図8に基づいて第1の実施の形態
をさらに具体化した実施例を説明する。植栽ボックス2
〜6はすべてFRP製であって、これらのうち中央の植
栽ボックス2は、外径が1200mm、ボックス本体の
高さが500mm、また脚台の高さが750mm、全体
の高さが1170mmである。矩形の植栽ボックス3
は、内壁面が320mm、外壁面が930mm、左右側
壁の長さが780mm、高さが550mmである。外側
の植栽ボックスは、内壁面が620mm、外壁面が10
30mm、左右側壁面の長さが780mm、高さが45
0mmに設定されている。内側の矩形植栽ボックス5
は、幅が400mm、長さが780mm、高さが550
mmに設定されている。また、外側の矩形植栽ボックス
6は、幅、長さが内側の植栽ボックス5と同様であり、
高さのみが450mmと低く設定されている。
【0037】これらの植栽ボックスを組み合わせて横幅
4400mm、縦幅4000mm、中央の高さが117
0mm、外側の高さが450mmのトラック形の立体花
壇が構築されている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、この発明
によると、複数の植栽ボックスにキャスターを付設した
から、四季の折々に応じて設置場所を移動させることが
できるので、催し会場での移動や公園広場での移動が自
由に行える利点がある。
【0039】また、扇形の植栽ボックスの組合せ、又は
これと矩形の植栽ボックスを組合せれば、円形又はトラ
ック形状の立体花壇を構築でき、広場において四方から
景観を楽しむことができる。さらに、複数の植栽ボック
スのうち中央側ほど、ボックス本体の高さが大に設定す
れば、立体感がさらに増大し、景観がさらに良好にな
る。
【0040】また、各植栽ボックスに自動給水機構を設
ければ、夏期などにおいても灌水の省力化が可能となる
といった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示すトラック形
状の立体花壇の斜視図
【図2】その一部切欠断面図
【図3】その平面図
【図4】中央の植栽ボックスの一部切欠断面図
【図5】外側の扇形植栽ボックスの一部切欠断面図
【図6】キャスター部の詳細図
【図7】(a)は内側の扇形植栽ボックスの斜視図、
(b)は外側の植栽ボックス、(c)は矩形の植栽ボッ
クスの斜視図
【図8】メンテナンス時の作業状況を示す平面図
【図9】この発明の第2の実施の形態を示す立体花壇の
斜視図
【図10】その一部切欠正面図
【図11】その平面図
【図12】中央の植栽ボックスの斜視図
【図13】その一部切欠正面図
【符号の説明】
1 立体花壇 2 中央の植栽ボックス 3 内側の扇形植栽ボックス 4 外側の扇形植栽ボックス 5 内側の矩形植栽ボックス 6 外側の矩形植栽ボックス 7 キャスター 10 ボックス本体 13 中間板 14 植栽部 15 貯水タンク 16 吸水機構 17 湿潤性連続気泡発泡体シート 30 ストッパ 33 スカート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の植栽ボックスを接近配列させて組
    合せ、各植栽ボックスにキャスターを付設したことを特
    徴とする組合せ式可動立体花壇。
  2. 【請求項2】 前記植栽ボックスのうち、中央の植栽ボ
    ックスを円形に形成し、その周りに複数列で配される植
    栽ボックスを扇形に形成し、この扇形植栽ボックスのう
    ち外側の植栽ボックスよりも中央側の植栽ボックスの曲
    率半径を、また同じ扇形植栽ボックスでは外側壁面より
    も内側壁面の曲率半径をそれぞれ小に設定し、これらの
    植栽ボックスを組合せることにより全体として円形に構
    築してなる請求項1記載の組合せ式可動立体花壇。
  3. 【請求項3】 前記植栽ボックスのうち、中央の植栽ボ
    ックスを円形に形成し、その周りに複数列で配される植
    栽ボックスを扇形形状と矩形形状に形成し、扇形植栽ボ
    ックスのうち外側の植栽ボックスよりも中央側の植栽ボ
    ックスの曲率半径を、また同じ扇形植栽ボックスでは外
    側壁面よりも内側壁面の曲率半径をそれぞれ小に設定
    し、これらの植栽ボックスを組合せることにより全体と
    してトラック形状に構築してなる請求項1記載の組合せ
    式可動立体花壇。
  4. 【請求項4】 複数の植栽ボックスのうち中央側の植栽
    ボックスほど、ボックス本体の高さが大に設定されてい
    る請求項1、2又は3記載の組合せ式可動立体花壇。
  5. 【請求項5】 各植栽ボックスのボックス本体が、中間
    板により上部の植栽部と下部の貯水タンクとに区画形成
    され、中間板に貯水タンクの水を吸い上げる吸水機構
    と、この吸水機構により吸い上げられた水を中間板全面
    に拡散させる連続気泡発泡体シートとを備えた請求項
    1、2、3又は4記載の組合せ式可動立体花壇。
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