JPH0974906A - 植物栽培用具 - Google Patents
植物栽培用具Info
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- JPH0974906A JPH0974906A JP26504495A JP26504495A JPH0974906A JP H0974906 A JPH0974906 A JP H0974906A JP 26504495 A JP26504495 A JP 26504495A JP 26504495 A JP26504495 A JP 26504495A JP H0974906 A JPH0974906 A JP H0974906A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 VA菌根菌を植物の根へ容易に接種すること
ができる植物栽培用具の提供を課題とする。 【解決手段】 植物が植え込まれている付近の地面に差
し込まれる状態に施される植物栽培用具であって、VA
菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持材20を、水や土
によって腐食、分解されやすい材料で成形した筒状体10
に内蔵させている。
ができる植物栽培用具の提供を課題とする。 【解決手段】 植物が植え込まれている付近の地面に差
し込まれる状態に施される植物栽培用具であって、VA
菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持材20を、水や土
によって腐食、分解されやすい材料で成形した筒状体10
に内蔵させている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は植物栽培用具に関
し、詳しくはVA菌根菌を植物の根に接種するのに適し
た植物栽培用具に関する。
し、詳しくはVA菌根菌を植物の根に接種するのに適し
た植物栽培用具に関する。
【0002】
【従来の技術】VA菌根菌(嚢状体−樹枝状体菌根菌)
が植物の根に共生することによって植物の生育が良好に
なることは、種々の文献によって明らかにされている。
が植物の根に共生することによって植物の生育が良好に
なることは、種々の文献によって明らかにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、VA菌
根菌が植物の根に効率良く接種せられるようにするため
の植物栽培用具については、未だ十分ではなく、従来は
VA菌根菌を保有する粒状体等を根の回りに蒔いたり、
栽培用土に混ぜたりして使用するのが一般的であった。
根菌が植物の根に効率良く接種せられるようにするため
の植物栽培用具については、未だ十分ではなく、従来は
VA菌根菌を保有する粒状体等を根の回りに蒔いたり、
栽培用土に混ぜたりして使用するのが一般的であった。
【0004】そこで本発明はVA菌根菌を植物の根へ容
易に接種することができる植物栽培用具の提供を課題と
する。
易に接種することができる植物栽培用具の提供を課題と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明の植物栽培用具は、植物が植え込まれている
付近の地面に差し込まれる状態に施される植物栽培用具
であって、VA菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持
材を、水や土によって腐食、分解されやすい材料で成形
した筒状体に内蔵させていることを第1の特徴としてい
る。また本発明の植物栽培用具は、植物が植え込まれて
いる付近の地面に差し込まれる状態に施される植物栽培
用具であって、VA菌根菌を保有させてなるVA菌根菌
保持材を、該VA菌根菌保持材が流出可能な多孔状の筒
状体に内蔵させていることを第2の特徴としている。ま
た本発明の植物栽培用具は、網体を構成する糸を、水や
土によって腐食、分解されやすい材料からなるチューブ
体とし、このチューブ体に、VA菌根菌を保有させてな
るVA菌根菌保持材を内蔵させていることを第3の特徴
としている。
め、本発明の植物栽培用具は、植物が植え込まれている
付近の地面に差し込まれる状態に施される植物栽培用具
であって、VA菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持
材を、水や土によって腐食、分解されやすい材料で成形
した筒状体に内蔵させていることを第1の特徴としてい
る。また本発明の植物栽培用具は、植物が植え込まれて
いる付近の地面に差し込まれる状態に施される植物栽培
用具であって、VA菌根菌を保有させてなるVA菌根菌
保持材を、該VA菌根菌保持材が流出可能な多孔状の筒
状体に内蔵させていることを第2の特徴としている。ま
た本発明の植物栽培用具は、網体を構成する糸を、水や
土によって腐食、分解されやすい材料からなるチューブ
体とし、このチューブ体に、VA菌根菌を保有させてな
るVA菌根菌保持材を内蔵させていることを第3の特徴
としている。
【0006】上記本発明の特徴において、VA菌根菌を
保有させてなるVA菌根菌保持材は、VA菌根菌を各種
の栽培用の土壌粒子やその他の粒子に混ぜてなる粉状体
や粒状体とすることができる。また肥料や活力剤、その
他の植物栽培用資材を前記VA菌根菌と一緒に、前記土
壌粒子やその他の粒子に混ぜて、粉状体や粒状体として
もよい。上記第1の特徴において、筒状体は水や土によ
って腐食分解されやすい材料で成形する。筒状体の腐食
分解の程度は、水等に濡れることで即座に溶けてしまう
程ではないが、筒状体が地面に差し込まれた後に加わる
水や土との接触によって比較的速やかに腐り、分解され
るような程度とする。分解があまり遅いと内部のVA菌
根菌保持材の流出が遅くなり、その分だけVA菌根菌が
根に接種されるのが遅くなる。前記筒状体は、具体的に
は厚紙、分解されやすいプラスチック等を材料として用
いることができ、その厚み等を考慮することで分解され
る速度を適当な状態に調節することができる。また堅固
な材料で構成した骨組に対して、紙や布やプラスチック
フィルム等の腐食、分解しやすい材料を壁面材として組
み合わせて筒状体としてもよい。また上記第2の特徴に
おいて、筒状体はVA菌根菌保持材が流出可能な多孔状
にする。このようにすることで、地面に差し込まれた状
態の筒状体に水等が加わることで、VA菌根菌保持材が
筒状体の孔から外に流れ出ることが可能となり、流れ出
たVA菌根菌保持材に保有されたVA菌根菌が植物の根
と出会うことが可能となる。また上記第3の特徴におい
ては、網体を植え込み前の樹木等の土付根部の土塊に巻
き付け、この状態で植え込むと、やがて網体を構成する
糸であるチューブ体が腐食、分解し、内部のVA菌根菌
保持材が露出して植物の根と出会い、共生状態に至る。
また法面等に対して、網体を被せた後、その上から土
や、肥料その他の植生資材含む土を施し、植物を植える
ことで、VA菌根菌を速やかに、確実に植物の根に共生
させることができる。また網体を法面に被せた後に種入
りの土を施すことで、種から芽生えた植物にVA菌根菌
を速やかに且つ効率良く共生させることができる。チュ
ーブ体は軟質のプラスチックチューブや、組紐とされた
布で構成することができる。
保有させてなるVA菌根菌保持材は、VA菌根菌を各種
の栽培用の土壌粒子やその他の粒子に混ぜてなる粉状体
や粒状体とすることができる。また肥料や活力剤、その
他の植物栽培用資材を前記VA菌根菌と一緒に、前記土
壌粒子やその他の粒子に混ぜて、粉状体や粒状体として
もよい。上記第1の特徴において、筒状体は水や土によ
って腐食分解されやすい材料で成形する。筒状体の腐食
分解の程度は、水等に濡れることで即座に溶けてしまう
程ではないが、筒状体が地面に差し込まれた後に加わる
水や土との接触によって比較的速やかに腐り、分解され
るような程度とする。分解があまり遅いと内部のVA菌
根菌保持材の流出が遅くなり、その分だけVA菌根菌が
根に接種されるのが遅くなる。前記筒状体は、具体的に
は厚紙、分解されやすいプラスチック等を材料として用
いることができ、その厚み等を考慮することで分解され
る速度を適当な状態に調節することができる。また堅固
な材料で構成した骨組に対して、紙や布やプラスチック
フィルム等の腐食、分解しやすい材料を壁面材として組
み合わせて筒状体としてもよい。また上記第2の特徴に
おいて、筒状体はVA菌根菌保持材が流出可能な多孔状
にする。このようにすることで、地面に差し込まれた状
態の筒状体に水等が加わることで、VA菌根菌保持材が
筒状体の孔から外に流れ出ることが可能となり、流れ出
たVA菌根菌保持材に保有されたVA菌根菌が植物の根
と出会うことが可能となる。また上記第3の特徴におい
ては、網体を植え込み前の樹木等の土付根部の土塊に巻
き付け、この状態で植え込むと、やがて網体を構成する
糸であるチューブ体が腐食、分解し、内部のVA菌根菌
保持材が露出して植物の根と出会い、共生状態に至る。
また法面等に対して、網体を被せた後、その上から土
や、肥料その他の植生資材含む土を施し、植物を植える
ことで、VA菌根菌を速やかに、確実に植物の根に共生
させることができる。また網体を法面に被せた後に種入
りの土を施すことで、種から芽生えた植物にVA菌根菌
を速やかに且つ効率良く共生させることができる。チュ
ーブ体は軟質のプラスチックチューブや、組紐とされた
布で構成することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の植物栽培用具の実
施形態の第1の例を示す図、図2は実施形態の第2の例
を示す図、図3は本発明の植物栽培用具の使用例を示す
図、図4は実施形態の第3の例を示す図、図5は網体の
糸を構成するチューブ体の構成図である。
施形態の第1の例を示す図、図2は実施形態の第2の例
を示す図、図3は本発明の植物栽培用具の使用例を示す
図、図4は実施形態の第3の例を示す図、図5は網体の
糸を構成するチューブ体の構成図である。
【0008】先ず図1の第1の例においては、植物栽培
用具は、水や土によって腐食、分解されやすい材料で形
成された筒状体10とその中に内蔵されたVA菌根菌保持
材20とから構成されている。筒状体10の上端は封止して
もよい。次に図2の第2の例においては、植物栽培用具
は、多孔状の筒状体30とその中に内蔵されたVA菌根菌
保持材20とから構成されている。筒状体30の上端は開口
状態とすることで、水等の流入が容易となり、内部のV
A菌根菌保持材20の流出がよくなる。
用具は、水や土によって腐食、分解されやすい材料で形
成された筒状体10とその中に内蔵されたVA菌根菌保持
材20とから構成されている。筒状体10の上端は封止して
もよい。次に図2の第2の例においては、植物栽培用具
は、多孔状の筒状体30とその中に内蔵されたVA菌根菌
保持材20とから構成されている。筒状体30の上端は開口
状態とすることで、水等の流入が容易となり、内部のV
A菌根菌保持材20の流出がよくなる。
【0009】前記VA菌根菌保持材20はVA菌根菌を保
有させたものであり、そのVA菌根菌保持材20として
は、VA菌根菌を各種の栽培用の土壌粒子やその他の粒
子に混ぜてなる粉状体や粒状体とすることができる。ま
たVA菌根菌保持材20は、肥料や活力剤、その他の植物
栽培用資材をVA菌根菌と一緒に土壌粒子やその他の粒
子に混ぜてなる粉状体や粒状体としてもよい。図1に示
す第1の例において、筒状体10は水や土によって腐食分
解されやすい材料で成形する。筒状体10の腐食分解の程
度は、水等に濡れることで即座に溶けてしまう程ではな
いが、筒状体10が地面に差し込まれた後に加わる水や土
との接触によって比較的速やかに腐り、分解されるよう
な程度とする。分解があまり遅いと内部のVA菌根菌保
持材20の流出が遅くなり、その分だけVA菌根菌が根に
接種されるのが遅くなる。前記筒状体10は、具体的には
厚紙、分解されやすいプラスチック等を材料として用い
ることができ、その厚み等を考慮することで分解される
速度を適当な状態に調節することができる。また堅固な
材料で構成した骨組に対して紙や布やプラスチックフィ
ルム等の腐食、分解しやすい材料を壁面材として組み合
わせて筒状体10としてもよい。
有させたものであり、そのVA菌根菌保持材20として
は、VA菌根菌を各種の栽培用の土壌粒子やその他の粒
子に混ぜてなる粉状体や粒状体とすることができる。ま
たVA菌根菌保持材20は、肥料や活力剤、その他の植物
栽培用資材をVA菌根菌と一緒に土壌粒子やその他の粒
子に混ぜてなる粉状体や粒状体としてもよい。図1に示
す第1の例において、筒状体10は水や土によって腐食分
解されやすい材料で成形する。筒状体10の腐食分解の程
度は、水等に濡れることで即座に溶けてしまう程ではな
いが、筒状体10が地面に差し込まれた後に加わる水や土
との接触によって比較的速やかに腐り、分解されるよう
な程度とする。分解があまり遅いと内部のVA菌根菌保
持材20の流出が遅くなり、その分だけVA菌根菌が根に
接種されるのが遅くなる。前記筒状体10は、具体的には
厚紙、分解されやすいプラスチック等を材料として用い
ることができ、その厚み等を考慮することで分解される
速度を適当な状態に調節することができる。また堅固な
材料で構成した骨組に対して紙や布やプラスチックフィ
ルム等の腐食、分解しやすい材料を壁面材として組み合
わせて筒状体10としてもよい。
【0010】図2に示す第2の例において、筒状体30は
VA菌根菌保持材20が流出可能な多孔状にする。このよ
うにすることで、地面に差し込まれた状態の筒状体30に
水等が加わることで、VA菌根菌保持材20が適当に溶け
て筒状体30の孔31から外に流れ出ることが可能となり、
流れ出たVA菌根菌保持材20に保有されたVA菌根菌が
植物の根と出会う。
VA菌根菌保持材20が流出可能な多孔状にする。このよ
うにすることで、地面に差し込まれた状態の筒状体30に
水等が加わることで、VA菌根菌保持材20が適当に溶け
て筒状体30の孔31から外に流れ出ることが可能となり、
流れ出たVA菌根菌保持材20に保有されたVA菌根菌が
植物の根と出会う。
【0011】本発明の植物栽培用具の使用方法を図3を
参照して説明する。本発明の植物栽培用具は樹木や草花
等の植物の根部に対して使用される。即ち、図3に示す
ように、VA菌根菌保持材20を内蔵した筒状体10(30)
を樹木や草花等の植物Aの根Bの周囲の地面に差し込
む。差し込みは筒状体10(20)を自ら差し込むか、他の
手段で予め開けた穴に筒状体10(30)を差し入れること
で、筒状体10(30)が地面に差し込まれた状態に施こ
す。このようにした筒状体10(30)が地面に差し込まれ
た状態に保持されることで、筒状体10が腐食、分解して
内部のVA菌根菌保持材20が流出し、また筒状体30の孔
31からVA菌根菌保持材20が流出して、植物Aの根Bと
接触することで、VA菌根菌が根と出会い、共生状態に
入る。
参照して説明する。本発明の植物栽培用具は樹木や草花
等の植物の根部に対して使用される。即ち、図3に示す
ように、VA菌根菌保持材20を内蔵した筒状体10(30)
を樹木や草花等の植物Aの根Bの周囲の地面に差し込
む。差し込みは筒状体10(20)を自ら差し込むか、他の
手段で予め開けた穴に筒状体10(30)を差し入れること
で、筒状体10(30)が地面に差し込まれた状態に施こ
す。このようにした筒状体10(30)が地面に差し込まれ
た状態に保持されることで、筒状体10が腐食、分解して
内部のVA菌根菌保持材20が流出し、また筒状体30の孔
31からVA菌根菌保持材20が流出して、植物Aの根Bと
接触することで、VA菌根菌が根と出会い、共生状態に
入る。
【0012】図4に示す植物栽培用具の例は、全体を網
体40とし、該網体40を構成する糸をチューブ体41とし、
このチューブ体41の中にVA菌根菌保持材20を内蔵させ
ている。チューブ体41は水や土によって腐食、分解され
やすい材料で構成する。が、上記筒状体10の場合と同様
に、チューブ体41の腐食分解の程度は、水等に濡れるこ
とで即座に溶けてしまう程ではないが、網体40に土が被
せられた後に加わる水や土との接触によって比較的速や
かに腐り、分解されるような程度とする。分解があまり
遅いと内部のVA菌根菌保持材20の流出が遅くなり、そ
の分だけVA菌根菌が根に接種されるのが遅くなる。チ
ューブ体41は、たとえば軟質のプラスチックチューブ
や、組紐とされた布で構成することができる。網体40を
植え込み前の樹木等の土付根部の土塊に巻き付け、この
状態で植え込むと、やがて網体40を構成する糸であるチ
ューブ体41が腐食、分解し、内部のVA菌根菌保持材20
が露出して植物の根と出会い、共生状態に至る。また法
面等に対して、網体40を被せた後、その上から土や、肥
料その他の植生資材含む土を施し、植物を植えること
で、やがてチューブ体41が腐食、分解して、内部のVA
菌根菌保持材20が露出し、VA菌根菌が植物の根と出会
って、共生する。また網体40を法面に被せた後に種入り
の土等を施すことで、種から芽生えた植物にVA菌根菌
が速やかに且つ効率良く共生する。
体40とし、該網体40を構成する糸をチューブ体41とし、
このチューブ体41の中にVA菌根菌保持材20を内蔵させ
ている。チューブ体41は水や土によって腐食、分解され
やすい材料で構成する。が、上記筒状体10の場合と同様
に、チューブ体41の腐食分解の程度は、水等に濡れるこ
とで即座に溶けてしまう程ではないが、網体40に土が被
せられた後に加わる水や土との接触によって比較的速や
かに腐り、分解されるような程度とする。分解があまり
遅いと内部のVA菌根菌保持材20の流出が遅くなり、そ
の分だけVA菌根菌が根に接種されるのが遅くなる。チ
ューブ体41は、たとえば軟質のプラスチックチューブ
や、組紐とされた布で構成することができる。網体40を
植え込み前の樹木等の土付根部の土塊に巻き付け、この
状態で植え込むと、やがて網体40を構成する糸であるチ
ューブ体41が腐食、分解し、内部のVA菌根菌保持材20
が露出して植物の根と出会い、共生状態に至る。また法
面等に対して、網体40を被せた後、その上から土や、肥
料その他の植生資材含む土を施し、植物を植えること
で、やがてチューブ体41が腐食、分解して、内部のVA
菌根菌保持材20が露出し、VA菌根菌が植物の根と出会
って、共生する。また網体40を法面に被せた後に種入り
の土等を施すことで、種から芽生えた植物にVA菌根菌
が速やかに且つ効率良く共生する。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上の構成よりなり、請求項1
に記載の植物栽培用具によれば、VA菌根菌を保有させ
てなるVA菌根菌保持材を、水や土によって腐食、分解
されやすい材料で成形した筒状体に内蔵させているの
で、この筒状体を植物が植えられた根の付近の地面に差
し込んだ状態に施すことで、容易にVA菌根菌を植物の
根に接種することができる。全体が1個のまとまった筒
状体としているので、粉体や粒状体の場合等と比べても
運搬、保管その他の取り扱いが簡単である。また作業
も、筒状体を植物の根の付近の地面に差し込んだ状態と
すればよいので、簡単である。また請求項2に記載の植
物栽培用具によれば、VA菌根菌を保有させてなるVA
菌根菌保持材を、該VA菌根菌保持材が流出可能な多孔
状の筒状体に内蔵させているので、このこの筒状体を植
物が植えられた根の付近の地面に差し込んだ状態に施す
ことで、内部からVA菌根菌保持材が流出して、容易に
VA菌根菌を植物の根に接種することができる。全体が
1個のまとまった筒状体であるので、粉体や粒状体の場
合等と比べても運搬、保管その他の取り扱いが簡単であ
る。また作業も、筒状体を植物の根の付近の地面に差し
込んだ状態とすればよいので、簡単である。また請求項
3に記載の植物栽培用具によれば、網体を構成する糸
を、水や土によって腐食、分解されやすい材料からなる
チューブ体とし、このチューブ体に、VA菌根菌を保有
させてなるVA菌根菌保持材を内蔵させているので、網
体を樹木等の土付根部の土塊に巻き付けて植え込んだ
り、また網体を法面等に被せてその上に土を施して植物
やその種を植えることで、VA菌根菌を速やかに、確実
に植物の根に共生させることができる。網体であるの
で、これを畳むことで容易に運搬、保管等、取り扱いが
簡単である。また作業は網体を被せるだけで、均一にV
A菌根菌を施すことができるので、簡単で且つ確実であ
る。
に記載の植物栽培用具によれば、VA菌根菌を保有させ
てなるVA菌根菌保持材を、水や土によって腐食、分解
されやすい材料で成形した筒状体に内蔵させているの
で、この筒状体を植物が植えられた根の付近の地面に差
し込んだ状態に施すことで、容易にVA菌根菌を植物の
根に接種することができる。全体が1個のまとまった筒
状体としているので、粉体や粒状体の場合等と比べても
運搬、保管その他の取り扱いが簡単である。また作業
も、筒状体を植物の根の付近の地面に差し込んだ状態と
すればよいので、簡単である。また請求項2に記載の植
物栽培用具によれば、VA菌根菌を保有させてなるVA
菌根菌保持材を、該VA菌根菌保持材が流出可能な多孔
状の筒状体に内蔵させているので、このこの筒状体を植
物が植えられた根の付近の地面に差し込んだ状態に施す
ことで、内部からVA菌根菌保持材が流出して、容易に
VA菌根菌を植物の根に接種することができる。全体が
1個のまとまった筒状体であるので、粉体や粒状体の場
合等と比べても運搬、保管その他の取り扱いが簡単であ
る。また作業も、筒状体を植物の根の付近の地面に差し
込んだ状態とすればよいので、簡単である。また請求項
3に記載の植物栽培用具によれば、網体を構成する糸
を、水や土によって腐食、分解されやすい材料からなる
チューブ体とし、このチューブ体に、VA菌根菌を保有
させてなるVA菌根菌保持材を内蔵させているので、網
体を樹木等の土付根部の土塊に巻き付けて植え込んだ
り、また網体を法面等に被せてその上に土を施して植物
やその種を植えることで、VA菌根菌を速やかに、確実
に植物の根に共生させることができる。網体であるの
で、これを畳むことで容易に運搬、保管等、取り扱いが
簡単である。また作業は網体を被せるだけで、均一にV
A菌根菌を施すことができるので、簡単で且つ確実であ
る。
【図1】本発明の植物栽培用具の実施形態の第1の例を
示す図である。
示す図である。
【図2】本発明の植物栽培用具の実施形態の第2の例を
示す図である。
示す図である。
【図3】本発明の植物栽培用具の使用例を示す図であ
る。
る。
【図4】本発明の植物栽培用具の実施形態の第3の例を
示す図である。
示す図である。
【図5】網体の糸を構成するチューブ体の構成図であ
る。
る。
10 筒状体 20 VA菌根菌保持材 30 筒状体 40 網体 41 チューブ体
Claims (3)
- 【請求項1】 植物が植え込まれている付近の地面に差
し込まれる状態に施される植物栽培用具であって、VA
菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持材を、水や土に
よって腐食、分解されやすい材料で成形した筒状体に内
蔵させていることを特徴とする植物栽培用具。 - 【請求項2】 植物が植え込まれている付近の地面に差
し込まれる状態に施される植物栽培用具であって、VA
菌根菌を保有させてなるVA菌根菌保持材を、該VA菌
根菌保持材が流出可能な多孔状の筒状体に内蔵させてい
ることを特徴とする植物栽培用具。 - 【請求項3】 網体を構成する糸を、水や土によって腐
食、分解されやすい材料からなるチューブ体とし、この
チューブ体に、VA菌根菌を保有させてなるVA菌根菌
保持材を内蔵させていることを特徴とする植物栽培用
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265044A JP2743163B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 植物栽培用具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7265044A JP2743163B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 植物栽培用具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974906A true JPH0974906A (ja) | 1997-03-25 |
JP2743163B2 JP2743163B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17411809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7265044A Expired - Fee Related JP2743163B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 植物栽培用具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2743163B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009000967A1 (en) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Mzymes Oy | A method for cleaning polluted soil |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52158014U (ja) * | 1976-05-24 | 1977-12-01 | ||
JPH05213707A (ja) * | 1991-09-06 | 1993-08-24 | Osaka Gas Co Ltd | 微生物接種剤 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP7265044A patent/JP2743163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH05213707A (ja) * | 1991-09-06 | 1993-08-24 | Osaka Gas Co Ltd | 微生物接種剤 |
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WO2009000967A1 (en) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Mzymes Oy | A method for cleaning polluted soil |
Also Published As
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JP2743163B2 (ja) | 1998-04-22 |
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