JPH0624412U - 播種具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】種子と肥料をカプセルに一体化して植えること
で種蒔きと施肥を同時に行ない、作業の軽減と肥料を効
率的に効かせることを目的にする。 【構成】水溶性フィルムによって形成され銃弾型カプセ
ルは、図２の本体Ａと蓋Ｂからなる。カプセル本体Ａ
に、肥料１・栽培用土２・種子３の順に入れ、Ｂにより
蓋をする。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本考案は、播種具に係わるものである。

【従来の技術】

従来、種蒔は種子を直接、畑にまきつける方法と苗づくり後に定種する方法が 知られている。 肥料の与え方は、種蒔き以前の地ならし時点にまえもって与える元肥と植物の 成長過程であたえる追肥があり、人手又は専用の機械により行なわれている。 又肥料を含ませた棒状体の先端に種子を接着した考案もあるが大量の播種は、 技術的に困難である。

【考案が解決しようとする課題】

従来の方法は、種蒔きと施肥は別工程で行なわれており本考案は、種子と肥料 を一体にしたカプセルを直接、植えることにより種蒔きと、施肥を同時に行ない 、作業の軽減と肥料を効率的に効かせることを目的にするものである。

【課題を解決するための手段】

上記、目的を達成する為、本考案は種子と肥料を封入したカプセルである。

【作用】

カプセルは、水溶性材質から成形され、水分により自然に溶解する。 このカプセルには、植物に吸収される時期に合わせて溶解する肥料用の小カプ セルを入れることができ、播種と施肥を同時に行なうことが可能である。

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１の 銃弾型カプセルは、水溶性フィルムによって成形され、図２のカプセ ル本体ＡとカプセルのふたＢからなる。 カプセル本体Ａに、肥料１・栽培用土２・種子３の順に入れ、カプセルのふた Ｂにより蓋をする。 田畑に植えた後の灌水により、カプセルのふたＢの上部に貯まった水によりカ プセル上部から溶解し、発芽を開始する。 又、機械化された播種では、カプセルの植込時にカプセルの上部から一定量の 水を注入する方法も可能である。

【考案の効果】

本考案は、カプセルに封入した肥料が植物に効率良く吸収されることにより肥 料の使用量低減が可能となる。 また、種子をカプセルに封入することで種子の形状、数量の制約が少なく機械 化による大量の播種が可能となる。 カプセルの構造は、 イ 種子と肥料を混在するもの、 ロ 二重構造にして種子と肥料を分離するもの、 ハ 肥料又は薬品を小カプセルにして種子のカプセルに封入するもの、 ニ 保存の為のガスを充填するもの、 などがある。

【図面の簡単な説明】 図１は、カプセルの斜視図 図２は、カプセルの断面図

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】種子と肥料を封入した水溶性のカプセル。