JPH0974744A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0974744A
JPH0974744A JP8160919A JP16091996A JPH0974744A JP H0974744 A JPH0974744 A JP H0974744A JP 8160919 A JP8160919 A JP 8160919A JP 16091996 A JP16091996 A JP 16091996A JP H0974744 A JPH0974744 A JP H0974744A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電トランスを使用した電源装置に関し、簡
単な構成で高電圧を発生させることが可能な電源装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 圧電トランス200と、この圧電トラン
ス200を駆動する駆動回路100とを備えた電源装置
において、前記駆動回路100の出力端と前記圧電トラ
ンス200の第1入力電極6との間にコイル4を接続
し、このコイル4と前記圧電トランス200の静電容量
とにより直列共振回路を形成して構成され、この直列共
振回路の共振により駆動回路100と圧電トランス20
0の入力端に至る回路のインピーダンスが零となり、圧
電トランス200の振動部に振幅の大きな入力電圧VB
を印加し、圧電トランスから高電圧VCを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、表示装置
等の電子機器に用いられる電源装置に関し、より詳細に
は圧電トランスを使用した電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機等の小形化の要請に伴い、
高電圧発生用の電源装置に巻線トランスに代えて圧電ト
ランスが用いられつつある。圧電トランスは、チタン酸
バリウムやチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘電
体の厚み方向および長さ方向に分極処理が施され、誘電
体の長さ方向の一方の側に形成された振動部に交番電圧
を与えると、電歪効果および圧電効果により、誘電体の
長さ方向の他方の側に形成された発電部から高電圧が出
力される電圧変換器として知られている(例えば、特開
昭61−54686号公報参照)。この圧電トランスを
駆動するためには、振動部の厚み方向(または、分極方
向)を挟むように設けられた一対の入力電極を介して、
当該振動部に交番電圧(または交流電圧)の入力電圧を
印加する駆動回路が必要である。
【0003】さらに、発電部から高電圧出力を得るため
には、圧電トランスの振動部および発電部の寸法関係と
適正な駆動周波数を設定することの外に、振動部への入
力電圧を極力高くする必要があり、高電圧出力型の駆動
回路が要請される。この圧電トランスへの入力電圧を高
くする従来の例として、圧電トランスの入力段に昇圧ト
ランスを使用した電源装置が知られている(特開平6−
53569号公報)。この電源装置は、図9に示すよう
に、圧電トランス200の第一入力電極6に昇圧トラン
ス400の二次巻線400bを接続し、昇圧トランス2
00の一次巻線400aを所定周波数の位相器でスイッ
チングされるトランジスタにより励振させることによ
り、電源電圧を所定の昇圧比で昇圧して圧電トランス2
00の第1および第2の各入力電極6、7間に駆動電圧
を印加するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
例のように、圧電トランス200の前段に昇圧トランス
400を接続する構成は、電源装置の大型化あるいは回
路構成の複雑化を招くことになる。本発明の目的は、簡
単な構成で高電圧を安定して発生させることが可能な電
源装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る電源装置は、誘電体に一対の入力電極
が配設されて形成される振動部および前記誘電体に出力
電極が配設されて形成される発電部からなる圧電トラン
スと、前記一対の入力電極に接続されて当該圧電トラン
スを駆動する駆動回路とを備えた電源装置において、前
記駆動回路の出力端と前記圧電トランスの一方の入力電
極との間にコイルを接続し、当該コイルおよび前記圧電
トランスの一対の入力電極で形成される静電容量により
直列共振回路を形成するものである。この発明によれ
ば、駆動回路からコイルを介して駆動電圧が圧電トラン
スに供給され、供給される駆動電圧の周波数が圧電トラ
ンスの静電容量とコイルからなる直列共振回路の共振周
波数である場合、当該共振回路は共振状態となり、駆動
回路から圧電トランスの入力端に至る回路のインピーダ
ンスが零となるため、圧電トランスの振動部に振幅の大
きな入力電圧が印加されることとなり、その分だけ圧電
トランスの発電部から振幅の大きな出力電圧を得ること
ができる。
【0006】また、本発明に係る電源装置は、必要に応
じて、前記直列共振回路を前記圧電トランスの長手方向
長さで決まる共振周波数と同一の周波数で共振するよう
構成される。この発明によれば、駆動回路からコイルを
介して圧電トランスに供給される駆動電圧の周波数が圧
電トランス自体の共振周波数および圧電トランスの静電
容量とコイルからなる直列共振回路の共振周波数と同一
の周波数となるため、当該圧電トランスを適正に駆動す
ると共に、直列共振回路が共振状態となって駆動回路と
圧電トランスの入力端に至る回路のインピーダンスが零
となり、したがって圧電トランスの振動部に振幅の大き
な入力電圧が印加されることとなり、その分だけ圧電ト
ランスの発電部から振幅の大きな出力電圧を得ることが
可能となる。
【0007】また、本発明に係る電源装置は、必要に応
じて、圧電トランスの出力電極から出力される電圧値を
検出する検出回路と、この検出された電圧値が帰還回路
を介して入力されこの検出電圧値に基づいて駆動回路を
駆動制御する制御回路と、前記帰還回路に検出回路と制
御回路との干渉を防止するバッファ回路とを備えるもの
である。この発明によれば、検出回路と制御回路との間
における帰還回路にバッファ回路を介装することによ
り、電圧値が大きく異なる検出回路と制御回路との間の
干渉を防止できる。さらに、本発明によれば、圧電トラ
ンスの出力電圧を検出し、この検出電圧に基づいて駆動
回路をフィ−ドバック制御するように構成されているの
で、圧電トランスの出力電圧の安定化を実現することが
できる。
【0008】また、本発明に係る電源装置は、誘電体に
一対の入力電極が配設されて形成される振動部および前
記誘電体に出力電極が配設されて形成される発電部から
なる圧電トランスを用いた電源装置において、発振周波
数を可変制御可能な発振回路およびこの発振回路から出
力される制御電圧によりスイッチング動作し、前記圧電
トランスの入力電極に駆動電圧を出力する駆動回路と、
前記圧電トランスの入力電極に接続され、当該圧電トラ
ンスの一対の入力電極間の静電容量を含む共振回路と、
前記圧電トランスの出力電圧を検出する検出回路と、前
記検出回路のより検出された検出電圧値を前記発振回路
に帰還する帰還回路とを備え、前記帰還回路には当前記
検出回路と発振回路との間の干渉を防止するバッファ回
路、および、帰還動作を安定化し制御幅を拡大する演算
増幅回路が挿入されて構成される。この発明によれば、
共振回路による圧電トランスの駆動電圧の増大および検
出回路と発振回路との間の干渉の防止に加え、演算増幅
器により帰還動作の安定化および制御幅の拡大が可能と
なり、圧電トランスの出力を一定に制御することが可能
となる。
【0009】また、本発明は、誘電体に一対の入力電極
が配設されて形成される振動部および前記誘電体に出力
電極が配設されて形成される発電部からなる圧電トラン
スを用いた電源装置において、発振周波数を可変制御可
能な発振回路およびこの発振回路から出力される制御電
圧によりスイッチング動作して前記圧電トランスの入力
電極に駆動電圧を出力する駆動回路と、前記圧電トラン
スの入力電極に接続され、当該圧電トランスの一対の入
力電極間の静電容量を含む共振回路と、前記圧電トラン
スの出力電圧を検出し第1の検出電圧および第2の検出
電圧を出力する検出回路と、前記第1の検出電圧を前記
発振回路に帰還する第1の帰還回路と、前記第2の検出
電圧を前記発振回路に帰還する第2の帰還回路とを備
え、前記第1の帰還回路に当前記出回路と発振回路との
間の干渉を防止するバッファ回路および当該電源装置の
起動時にのみ動作して前記発振回路に起動電圧を供給す
る演算増幅回路が挿入され、かつ、前記第2の帰還回路
には通常動作時において動作し前記出回路と発振回路と
の間の干渉を防止するバッファ回路が挿入されて構成さ
れる。この発明によれば、帰還回路を2段とし、起動時
の発振動作のフィ−ドバック制御は第1の帰還回路を通
じて行い、通常動作時の発振動作のフィ−ドバック制御
は第2の帰還回路を通じて行うようにしたので、安定か
つ円滑な制御が可能となり、圧電トランスの出力電圧を
一定に制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の好適な実施の形態
を図面に基づいて説明する。 (第1の実施の形態)図1に、本発明に係る電源装置の
回路構成図を示す。図1において、電源装置は、チタン
酸バリウムやチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)等の強誘
電体で形成される圧電トランス200と、この圧電トラ
ンス200に駆動電圧VBを供給する駆動回路100
と、圧電トランス200からの出力電圧VCを負荷13
に供給する出力回路300とを備える。
【0011】駆動回路100は、プルアップ用のnpn
型バイポーラトランジスタ2、およびプルダウン用のp
np型バイポーラトランジスタ3からなるプッシュプル
型のドライブ回路と、トランジスタ2および3を相補的
にスイッチング動作させるための発振用IC1とからな
る。この発振用IC1の制御端子と接地GNDとの間に
は発振用IC1の発振周波数を設定調整するための可変
抵抗5が接続されいる。トランジスタ2および3の共通
エミッタ接続点と圧電トランス200の第1入力電極6
との間には、共振コイル4が接続されている。
【0012】共振コイル4は、圧電トランス200の第
1入力電極6と第2入力電極7間で形成される静電容量
と共に直列共振回路を構成する。この直列共振回路の共
振周波数fは、圧電トランス200の共振周波数Fと同
一の値に設定される。圧電トランス200の共振周波数
Fは、 F=C/4L で表される。ここに、Cは圧電トランス内部の音速、L
は圧電トランスの長さである。
【0013】圧電トランス200は、第1および第2の
各入力電極6、7間で構成される振動部と、この振動部
以外の領域に出力電極8が配設されて形成される発電部
を有する。振動部は図示する記号+、−の方向に分極さ
れているものとし、分極方向正側(+)の第1入力電極
6と分極方向負側(−)の第2入力電極7間に駆動回路
100が接続されている。この状態で、圧電トランス2
00の振動部には正バイアスで駆動電圧VB が印加され
る。発電部の端部に形成される出力電極8には出力回路
300が接続され、この出力回路300を介して負荷1
3に出力電圧を供給する。
【0014】出力回路300は、出力電極8に接続され
たカップリングコンデンサ9と、整流ダイオード10お
よび11からなる両波整流回路(またはブリッジ回路)
と、平滑コンデンサ12とからなる。
【0015】次に、動作を説明する。まず、駆動回路1
00の入力端子に直流の入力電源VP が与えられると、
発振用IC素子1は可変抵抗5で調整される交番周波数
fの制御信号を発振し、トランジスタ2および3の共通
接続されたベース電極に出力する。トランジスタ2およ
び3は、入力された制御信号の周波数に従って交互にオ
ン・オフ動作し、駆動電圧VBを出力する。駆動電圧VB
は共振コイル4を介して第1入力電極6に供給され、第
1入力電極6と第2入力電極7との間を相補的にプルア
ップ・プルダウン駆動する。この駆動電圧VBの印加に
より、圧電トランス200の発電部に設けられた出力電
極8から高電圧の出力電圧VC が発生することとなる。
【0016】ここで、駆動電圧VBの周波数fは、共振
コイル4と圧電トランス200の各入力電極6、7に形
成される静電容量とからなる直列共振回路の共振周波数
fであるため、この回路のインピーダンスが零『0』と
なり、第1入力電極6に印加される駆動電圧VBとして
は最大の値をとり得ることになる。しかも、駆動電圧V
Bの周波数fは圧電トランス200自体の共振周波数F
と一致するので、電圧の伝達および昇圧の効率は最大と
なり、共振コイル4を介在しない場合に比べて高電圧の
出力電圧VCを出力することが可能となる。
【0017】なお、圧電トランス200によっては、共
振モードがλ(圧電トランスの共振周波数の波長)モー
ドに設定されているものと、1/2λモードに設定され
ているものがあり得るので、適宜圧電トランス200の
仕様に適合させればよい。圧電トランス200で発生し
た出力電圧VC は、カップリングコンデンサ9、ダイオ
ード110および11からなる両波整流回路により直流
に変換され、平滑コンデンサ12を経て負荷13に供給
される。
【0018】(第2の実施の形態)図2に、本発明の第
2実施の形態の回路構成を示す。この第2実施の形態
は、第1実施の形態の駆動回路100とは異なる駆動回
路101を用いて電源装置を構成した例を開示する。本
実施の形態において、第1実施の形態と共通する部分に
は同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0019】駆動回路101は、トランジスタ2および
3からなるプッシュプル型のドライブ回路と、演算増幅
器14を用いた発振回路からなる。この発振回路におい
て、演算増幅器14の反転入力端子には抵抗R1 、R2
で分圧される基準電圧がR3を介して加えられ、非反転
入力端子にはコンデンサC1 、C2 で分圧される動作電
圧および帰還回路15、コンデンサ16を介して出力電
極8からの出力電圧VCが帰還されるようになってい
る。
【0020】ここで、コンデンサC2の静電容量をCC2
[F]、コンデンサ16の静電容量をC16[F]、抵抗
R4の抵抗値をRR4とすると、時定数τ τ=(CC2+C16)×RR4 で演算増幅器14の出力の極性が交互に正負反転し、す
なわち発振する。なお、抵抗R5は演算増幅器14のゲ
インを調整のためのフィードバック抵抗、R6およびR7
は負荷抵抗、R8は限流抵抗である。
【0021】次に、動作を説明する。いま、駆動回路1
01の入力端子に直流電圧VPが与えられると、コンデ
ンサC1 、C2 に充電電流が流れ、演算増幅器14の非
反転入力端子は論理『L』となって出力信号が論理
『L』となるので、トランジスタ3がターンオンとな
り、第1入力電極6の駆動電圧VBはGND電位とな
る。このとき、出力電極8の出力電圧VCは負(−)に
遷移する。
【0022】やがて、コンデンサC1 、C2 が充電され
ると、演算増幅器14の非反転入力端子の電位が上昇し
て論理『H』となり、この電位が反転入力端子の基準電
位をこえると、演算増幅器14の出力信号は『H』に遷
移する。その結果、トランジスタ3がターンオフし、ト
ランジスタ2がターンオンすることになる。このトラン
ジスタ2がターンオンすると駆動電圧VBが共振コイル
4を介して第1入力電極6に印加され、出力電極8の出
力電圧VCは正(+)に転ずる。
【0023】さらに、この正(+)の出力電圧VCによ
り帰還回路15、コンデンサ16、抵抗R4 、コンデン
サC2 、GNDの経路で充電電流が流れ始め、演算増幅
器14の非反転入力端子の電位が反転端子の基準電位よ
り低下し、演算増幅器14の出力信号は論理『L』とな
る。以下同様にして、帰還回路15からの帰還信号によ
り、演算増幅器14の非反転入力端子の電位が基準電圧
を境に変化するごとに演算増幅器14の出力信号の論理
が反転し、この反転周期ごとに各トランジスタ2、3が
交互に駆動され、第1入力電極6の電位をプルアップ、
プルダウンして圧電トランス200の第1入力電極6に
対応する振動部を振動させ、発電部から昇圧された高電
圧を得る。
【0024】ここで、演算増幅器14の出力信号の周波
数fは、共振コイル4と圧電トランス200の静電容量
からなる共振回路の共振周波数に等しく、また、圧電ト
ランス200自体の共振周波数Fに等しい。したがっ
て、各トランジスタ2、3によって第1入力電極6に与
えられる駆動電圧VBは最大の値となり、出力電極8か
ら最大の出力電圧VCを得ることができる。この共振作
用は第1実施の形態の場合と変わらない。以上のよう
に、本実施の形態の駆動回路101によっても、圧電ト
ランス200から高電圧を発生させることができる。
【0025】(第3の実施の形態)図3に、本発明の第
3実施の形態の回路構成を示す。この第3実施の形態
は、圧電トランス200の温度依存性等に起因する出力
電圧Vcの変動をフィ−ドバック制御により安定化させ
るようにした例を開示するものである。
【0026】この電源装置は、出力回路300からの出
力電圧VCに基づくフィ−ドバック電圧VFBを帰還回路
15、ローパスフィルタ17、およびバッファ回路18
を介して電圧制御発振回路(以下、VCOという。)1
9に帰還させて発振周波数を制御し、この駆動周波数の
制御により出力電圧を一定に修正動作させるものであ
る。この実施の形態において第1の実施の形態と同様な
部分には同一の符号を付してその詳細な説明は省略す
る。
【0027】帰還回路15は、負荷13に対して並列に
接続された抵抗R15および可変抵抗VR15からなる検出
回路の接続中点から出力電圧VCのフィ−ドバック電圧
VFBを帰還するように構成されている。帰還回路15に
は、フィ−ドバック電圧VFBに重畳されたノイズ成分を
除去するために、インダクタンスL17およびコンデンサ
C17からなるローパスフィルタ17が接続されている。
コンデンサC17は線路のインダクタンス成分による位相
遅れを進相させてVCO19で発振する周波数を適正値
に維持させ応答性を向上させるように作用する。
【0028】バッファ回路18は、抵抗R15および可変
抵抗VR15の分圧回路で形成される検出回路と、VCO
19以降の各回路との干渉をなくすための回路である。
すなわち、検出回路の抵抗R15がメガオームのオーダ
(15MΩ等)で設定され、一方、VCO19の可変抵
抗VR19はキロオームのオーダ(数十KΩ等)に設定さ
れるため、両抵抗値の相違に基づく電位差の干渉を防止
する必要があるからである。バッファ回路18の出力は
入力抵抗R19を介してVCO19に入力される。
【0029】VCO19は、フィ−ドバック抵抗VR19
およびコンデンサC19により決定されるデューティ比を
もって振動する制御電圧VAを生成して出力する。VC
O19は、非反転入力となるフィ−ドバック電圧VFBが
高いときには制御電圧VAの発振周波数を高くして出力
電圧VCの電圧値を低下させ、また非反転入力のフィ−
ドバック電圧VFBが低いときには制御電圧VAの発振周
波数を低くして出力電圧VCの電圧値を上昇させるよう
に動作する。
【0030】VCO19の非反転端子の抵抗R19と電源
VPとの間にツェナーダイオードZD19が接続されてお
り、このツェナーダイオードZD19は本装置の起動用に
使用される。本実施の形態の場合、VCO19を発振動
作を開始するために、電源VPからの直流電流をツェナ
ーダイオードZD19、抵抗R19、VR20、GNDの経
路で流し、抵抗R19に生じた電圧を起動電圧として当初
の1回のみVCO19の非反転端子に与えるようになっ
ている。
【0031】このように、帰還回路15を設けたことに
より、圧電トランス200の出力電圧VC の変動がフィ
−ドバック電圧VFBによってVCO19に帰還され、V
CO19では出力電圧VC の変動分を補正するように発
振周波数を上昇あるいは下降させ、その制御された周波
数で圧電トランス200を振動するので、常に安定した
出力電圧VC を負荷13に供給することが可能となる。
【0032】なお、上記実施の形態においてはVCO1
9の非反転入力としてフィ−ドバック電圧VFBを用いる
構成としたが、図4に記載するようにVCO19の非反
転入力に帰還電流IFBを用いる構成とすることもでき
る。この帰還電流IFBは出力回路300を形成する倍電
圧整流回路のGND側に抵抗R15aを接続し、この接続
中点から帰還回路15aおよびバッファ回路18を介し
てVCO19に供給される。また、この図4に記載の実
施の形態においても図3に記載の実施の形態と同様に抵
抗R15および可変抵抗VR15により分圧されたフィ−ド
バック電圧VFBをフィードバック制御として用いること
により、出力電圧VCを一定の電圧に維持すると共に、
負荷13が無負荷の場合に保護回路として作用すること
となる。
【0033】(第4の実施の形態)図5に、本発明の第
4実施の形態の回路構成を示す。この実施の形態におい
て、電源装置は、出力回路300からの出力電圧VCに
基づくフィ−ドバック電圧VFBを帰還回路15を介して
発振用IC1に帰還させ、このフィ−ドバック電圧VFB
により発振用IC1の発振周波数をフィ−ドバック制御
するようにしたものである。
【0034】発振用IC1には、検出回路の抵抗R15の
分圧抵抗値と発振用IC1内の発振回路との電位差に基
づく回路間の干渉を防止するためのバッファ回路(例え
ば図2の符号18参照)を構成する演算増幅器が内臓さ
れている。その他の構成は、第1の実施の形態(図1)
と同様であり、駆動回路100、圧電トランス200お
よび出力回路300を備えている。
【0035】図6に第4の実施の形態の変形例を示す。
この変形例は、第4の実施の形態(図5)と同様に、発
振周波数の帰還制御を行なう構成であるが、帰還信号と
して帰還電流IFBを帰還回路15を介して発振用IC1
に帰還するようになっている点で相違する。帰還電流I
FBは発振用IC1内の抵抗により電流/電圧変換され可
変抵抗VR5等により特定される電圧に基づいて発振用
IC1の発振周波数がフィ−ドバック制御される。
【0036】(第5の実施の形態)図7に、本発明の第
5実施の形態の回路構成を示す。この実施の形態は、第
3の実施の形態(図3)の改良に係り、同様に圧電トラ
ンス200の温度依存性等に起因する出力電圧Vcの変
動をフィ−ドバック制御により安定化させるようにした
例を開示する。この実施の形態において、第3の実施の
形態(図3)と共通する部分には同一の符号を用いて以
下説明する。
【0037】図7に示すように、この電源装置は、圧電
トランス200を駆動する駆動電圧VB を出力する駆動
回路102と、駆動回路102に所定周波数の制御電圧
VAを供給するVCO190と、圧電トランス200の
出力電圧VC を整流する出力回路300と、出力電圧V
C を検出してフィ−ドバック電圧VFBを出力する検出回
路140と、検出回路140とVCO190との電圧差
による干渉を防止するバッファ回路180と、フィ−ド
バック電圧VFBのVCO190へのフィ−ドバックの安
定化およびフィ−ドバック制御の制御幅を拡大するため
の演算増幅回路170と、電源電圧VP を供給する電源
回路160とを備える。
【0038】次に、詳細な回路構成を動作と共に以下説
明する。安定化電源160は3端子レギュレ−タRGE を
用いて構成され、供給電源VSUP を受けて電源電圧VP
を各部に供給する。トランジスタQ2 は、動作信号VSW
によりONとなって回路内の各オペアンプに電源電圧V
CCを供給するスイッチ素子である。
【0039】電源VP の投入当初(起動時)では、演算
増幅回路170へのフィ−ドバック電圧VFBの入力がな
いので、演算増幅回路170から抵抗R19を介してV
CO190の非反転端子に入力があり、VCO190は
発振動作を開始する。この発振動作によって、フィ−ド
バック抵抗VR19およびコンデンサC19により決定され
るデューティ比で振動する制御電圧VA が駆動回路10
2の駆動トランジスタ(Nチャネル型MOSFET)Q
1 のゲ−トに印加され、駆動トランジスタQ1は制御電
圧VA の周波数に同期してON/OFF動作を繰返す。
すると、電源電圧VP 、インダクタンスL40およびコン
デンサC40からなる共振回路40を通じて圧電トランス
200の第1入力端子6と第2入力端子7との間に電圧
が加わり、圧電トランス200の振動部が振動する。こ
の振動により圧電トランス200の発電部に高電圧が発
生し、出力電圧VC が出力回路300に送られる。出力
回路300は出力電圧VC を整流して直流に変換し、負
荷13に供給する。
【0040】一方、出力電圧VC は抵抗R15および可変
抵抗VR15からなる抵抗分圧回路で構成された検出回路
140によって検出され、検出電圧はフィ−ドバック電
圧VFBとして出力される。フィ−ドバック電圧VFBは、
帰還回路15、ロ−パスフィルタ(コンデンサC17およ
びインダクタンスL17)、バッファ回路180、演算増
幅回路170、および入力抵抗R19を介してVCO19
0に帰還される。
【0041】いま、温度変化等の動作条件の変化によ
り、圧電トランス200の出力電圧VC が変化したとす
ると、その電圧変化はフィ−ドバック電圧VFBの変化と
なって現われ、演算増幅回路170の入力電圧の変化と
なる。ここで、演算増幅回路170は、分圧抵抗R170
とR171 により生成される基準電圧とフィ−ドバック電
圧VFBとの差電圧を増幅してVCO190に伝達するた
め、フィ−ドバックバック動作の安定性が確保され、か
つ、制御幅が拡大される。このようにして演算増幅回路
170により得られた出力電圧はVCO190に入力さ
れる。
【0042】VCO190は、演算増幅回路170の出
力電圧の変化方向(上昇または下降)に応じて発振周波
数を変化させる。例えば、VCO190に入力されるフ
ィ−ドバック電圧VFBが高いときには制御電圧VAの発
振周波数が高くなり、その結果圧電トランス200の出
力電圧VCの電圧値を低下させる。また、フィ−ドバッ
ク電圧VFBが低いときには制御電圧VAの発振周波数が
低くなり、したがって出力電圧VCの電圧値を上昇させ
る。このように、出力電圧VC の変化をVCO190の
発振周波数に反映させ、常に一定の出力電圧VC を得る
ようにフィ−ドバック制御されることになる。なお、共
振回路40と圧電トランス200の入力電極6、7間の
静電容量とによる共振回路の共振周波数およびその作用
効果については先の述べた通りである。
【0043】(第6の実施の形態)図8に、本発明の第
6実施の形態の回路構成を示す。この第6実施の形態
は、上記第5の実施の形態と同様に第3の実施の形態
(図3)の改良に係り、圧電トランス200の出力電圧
Vcの変動をフィ−ドバック制御により安定化させるよ
うにした例を開示する。この実施の形態において第3の
実施の形態(図3)および第5の実施の形態(図7)と
共通する部分には同一の符号を付して以下説明する。
【0044】この実施の形態の特徴は、第5の実施の形
態(図7)との比較において、帰還回路が150および
151の2段構成になっていること、これに合わせて圧
電トランス200の出力電圧VC を検出する検出回路1
41が2段構成であって2種類のフィ−ドバック電圧V
FB1 およびVFB2 を発生すること、および、共振回路4
1にインダクタンスL40とコンデンサC40からなる
並列回路とこれに直列なインダクタンス41およびコン
デンサ41を含むことである。その他の構成部分につい
ては図7を参照されたい。
【0045】帰還回路150には図7と同様なバッファ
回路180および演算増幅回路170が設けられ、この
帰還回路150と並列な帰還回路151にバッファ回路
150が設けられている。帰還回路150はこの電源装
置の起動時または異常時にのみ動作する回路であり、帰
還回路151は通常動作時に動作する回路である。
【0046】検出回路141は3個の分圧抵抗RD1、R
D2、およびRD3の直列回路で構成され、抵抗RD2とRD3
との接続点からフィ−ドバック電圧VFB1 が抽出され、
抵抗RD1とRD2との接続点からフィ−ドバック電圧VFB
2 が抽出される。共振回路41は共振回路40の共振周
波数および選択度(いわゆるQ)の調整を図り、この実
施の形態に態に適合させたものである。
【0047】次に、本実施形態の動作について説明す
る。電源VP の投入当初(起動時)では、圧電トランス
200に出力電圧VC が生じておらず、帰還回路150
を経由する演算増幅回路170へのフィ−ドバック電圧
VFB1 はゼロなので、反転増幅回路である演算増幅回路
170は高電圧を出力する。一方、このとき、帰還回路
151を経由するフィ−ドバック電圧VFB2 もゼロであ
り、帰還回路151を経由するVCO190へのフィ−
ドバック電圧VFB2 はゼロであるので、VCO190の
起動に寄与する入力電圧は帰還回路150の演算増幅回
路170の出力電圧ということになる。
【0048】この演算増幅回路170の出力電圧によ
り、VCO190が起動されて発振動作を開始する。こ
の発振動作によって、VCO190はフィ−ドバック抵
抗VR19およびコンデンサC19により決定されるデュー
ティ比で振動する制御電圧VAを発生し、制御電圧VA
は駆動回路102の駆動トランジスタ(Nチャネル型M
OSFET)Q1 のゲ−トに印加される。駆動トランジ
スタQ1 は、制御電圧VA の周波数に同期してON/O
FF動作を繰返す。すると、電源電圧VP 、共振回路4
1を通じて圧電トランス200の入力端子6−7間に電
源電圧VP が加わり、圧電トランス200の振動部が振
動する。この振動により圧電トランス200から出力電
圧VC が生じ、出力回路300に送られる。出力回路3
00は出力電圧VC を整流して直流に変換し、負荷13
に供給する。
【0049】一方、出力電圧VC が発生すると、出力電
圧VC は検出回路141によって検出され、二つのフィ
−ドバック電圧VFB1 およびVFB2 が出力される。これ
ら二つのフィ−ドバック電圧のうち、VFB1 は帰還回路
150、ロ−パスフィルタ(コンデンサCF1およびイン
ダクタンスLF1)およびバッファ回路180を通じて演
算増幅回路170に送られる。同時に、フィ−ドバック
電圧VFB2 は帰還回路151、ロ−パスフィルタ(コン
デンサCF2およびインダクタンスLF2)を通じてバッフ
ァ回路170に帰還して印加される。この印加されると
きにフィ−ドバック電圧VFB1 はVFB2 に比べて相対的
に高い電圧となり、演算増幅回路170の出力電圧は反
転して低い電圧となり、VCO190の動作に寄与しな
い状態となる。
【0050】したがって、出力電圧VC が生じた後の通
常状態では、フィ−ドバック電圧はVFB2 が有効とな
る。このように、起動時と通常動作時とでフィ−ドバッ
ク電圧がVFB1 からVFB2 に切り換えられることとな
る。これ以降の動作時において、圧電トランス200の
出力電圧VC が変化した場合は帰還回路151を経由す
るフィ−ドバック電圧VFB2 によりVCO190の発振
周波数が制御され、出力電圧VC の変動を補正し、安定
した出力電圧VC を負荷13に供給する。
【0051】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、駆動回路
を圧電トランスの静電容量とコイルからなる直列共振回
路を介して接続したので、共振周波数の駆動電圧を供給
することにより駆動回路と圧電トランスの入力端に至る
回路のインピーダンスが零となるため、圧電トランスの
振動部に振幅の大きな入力電圧が印加されることとな
り、その分だけ圧電トランスの発電部から振幅の大きな
出力電圧を得ることができる。したがって、大掛かりな
高電圧発生回路を用いることなく簡単な回路で高電圧を
得ることが可能となる。さらに、本発明によれば、検出
回路と制御回路との間における帰還回路にバッファ回路
を介装することにより、電圧値が大きく異なる検出回路
と制御回路との間の干渉を防止できる。さらに、本発明
によれば、圧電トランスの出力電圧を検出し、この検出
電圧に基づいて駆動回路をフィ−ドバック制御するよう
に構成されているので、出力電圧の安定化を実現するこ
とができる。さらに、本発明によれば、圧電トランスの
出力電圧の検出電圧に基づく駆動回路のフィ−ドバック
制御の安定性、制御幅の拡大が可能となり、圧電トラン
スの出力電圧を一定に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る電源装置の回路
構成図である。
【図2】本発明の第2実施の形態に係る電源装置の回路
構成図である。
【図3】本発明の第3実施の形態に係る電源装置の回路
構成図である。
【図4】本発明の第3実施の形態の変形例に係る電源装
置の回路構成図である。
【図5】本発明の第4実施の形態に係る電源装置の回路
構成図である。
【図6】本発明の第4実施の形態の変形例に係る電源装
置の回路構成図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態に係る電源装置の回
路構成図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態に係る電源装置の回
路構成図である。
【図9】従来の電源装置の回路構成図である。
【符号の説明】
1 発振用IC 2 プルアップ用トランジスタ 3 プルダウン用トランジスタ 4 共振コイル 5 可変抵抗 6 第1入力電極 7 第2入力電極 8 出力電極 9 カップリングコンデンサ 10 整流ダイオード 11 整流ダイオード 12 平滑コンデンサ 13 負荷 14 演算増幅器 15 帰還回路 16 コンデンサ 17 ローパスフィルタ 18 バッファ回路 19 VCO 100、101、102 駆動回路 140、141 出力電圧検出回路 150 バッファ回路 160 定電圧電源回路 170 演算増幅回路 180 バッファ回路 190 VCO(電圧制御発振回路) 200 圧電トランス 300 出力回路 400 昇圧トランス VP 直流電源電圧 VA 制御電圧 VB 駆動電圧 VC 出力電圧 Q1 駆動トランジスタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体に一対の入力電極が配設されて形
    成される振動部および前記誘電体に出力電極が配設され
    て形成される発電部からなる圧電トランスと、当該圧電
    トランスの振動部の一対の入力電極に接続され、前記圧
    電トランスを駆動する駆動回路とを備えた電源装置にお
    いて、前記駆動回路の出力端と前記圧電トランスの一方
    の入力電極との間にコイルを接続し、当該コイルおよび
    前記圧電トランスの一対の入力電極で形成される静電容
    量により直列共振回路が形成されていることを特徴とす
    る電源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電源装置において、前
    記直列共振回路は、前記圧電トランスの長手方向の長さ
    で決まる共振周波数と同一の周波数で共振する回路であ
    ることを特徴とする電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電源装置におい
    て、前記圧電トランスの出力電極から出力される電圧値
    を検出する検出回路と、この検出された電圧値に基づい
    て前記駆動回路を帰還制御する帰還制御回路と、前記検
    出回路と帰還制御回路との間に当該検出回路と帰還制御
    回路との間の干渉を防止するバッファ回路とを備えたこ
    とを特徴とする電源装置。
  4. 【請求項4】 誘電体に一対の入力電極が配設されて形
    成される振動部および前記誘電体に出力電極が配設され
    て形成される発電部からなる圧電トランスを用いた電源
    装置において、 発振周波数を可変制御可能な発振回路、および、この発
    振回路から出力される制御電圧によりスイッチング動作
    し、前記圧電トランスの入力電極に駆動電圧を出力する
    駆動回路と、前記圧電トランスの入力電極に接続され、
    当該圧電トランスの一対の入力電極間の静電容量を含む
    共振回路と、前記圧電トランスの出力電圧を検出する検
    出回路と、前記検出回路より検出された検出電圧値を前
    記発振回路に帰還する帰還回路とを備え、 前記帰還回路には前記検出回路と発振回路との間の干渉
    を防止するバッファ回路、および、帰還動作を安定化し
    制御幅を拡大する演算増幅回路が挿入されていることを
    特徴とする電源装置。
  5. 【請求項5】 誘電体に一対の入力電極が配設されて形
    成される振動部および前記誘電体に出力電極が配設され
    て形成される発電部からなる圧電トランスを用いた電源
    装置において、 発振周波数を可変制御可能な発振回路およびこの発振回
    路から出力される制御電圧によりスイッチング動作して
    前記圧電トランスの入力電極に駆動電圧を出力する駆動
    回路と、前記圧電トランスの入力電極に接続され、当該
    圧電トランスの一対の入力電極間の静電容量を含む共振
    回路と、前記圧電トランスの出力電圧を検出し第1の検
    出電圧および第2の検出電圧を出力する検出回路と、前
    記第1の検出電圧を前記発振回路に帰還する第1の帰還
    回路と、前記第2の検出電圧を前記発振回路に帰還する
    第2の帰還回路とを備え、 前記第1の帰還回路に前記検出回路と発振回路との間の
    干渉を防止するバッファ回路および当該電源装置の起動
    時にのみ動作して前記発振回路に起動電圧を供給する演
    算増幅回路が挿入され、かつ、前記第2の帰還回路には
    通常動作時において動作し前記検出回路と発振回路との
    間の干渉を防止するバッファ回路が挿入されていること
    を特徴とする電源装置。
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WO2023002744A1 (ja) * 2021-07-20 2023-01-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 電源安定化回路

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