JPH0974094A - 導電体膜の形成方法 - Google Patents
導電体膜の形成方法Info
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- JPH0974094A JPH0974094A JP22785095A JP22785095A JPH0974094A JP H0974094 A JPH0974094 A JP H0974094A JP 22785095 A JP22785095 A JP 22785095A JP 22785095 A JP22785095 A JP 22785095A JP H0974094 A JPH0974094 A JP H0974094A
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- Japan
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- electroplating
- substrate
- electric wiring
- forming
- conductor film
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- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 既に電極・電気配線が存在する基板上に、電
気メッキによる電気配線の形成が可能な導電体膜の形成
方法を提供する。 【解決手段】 本発明の導電体膜の形成方法は、表面の
一部に予め導電体膜aが形成された基板上に、新たに導
電体膜bを形成する導電体膜の形成方法において、前記
基板上の少なくとも前記導電体膜aが形成された領域
を、エッチング耐性を有する保護層で被覆する第1工程
と、前記導電体膜bを形成する導電体膜形成領域を少な
くとも含む領域を、前記導電体膜bの下地層で被覆する
第2工程と、前記導電体膜形成領域以外の領域を、電気
メッキ用レジスト層で被覆する第3工程と、前記導電体
膜形成領域に電気メッキを行う第4工程と、前記導電体
膜形成領域以外にある、前記電気メッキ用レジスト層、
前記下地層、及び前記保護層を除去する第5工程と、か
らなることを特徴とする。
気メッキによる電気配線の形成が可能な導電体膜の形成
方法を提供する。 【解決手段】 本発明の導電体膜の形成方法は、表面の
一部に予め導電体膜aが形成された基板上に、新たに導
電体膜bを形成する導電体膜の形成方法において、前記
基板上の少なくとも前記導電体膜aが形成された領域
を、エッチング耐性を有する保護層で被覆する第1工程
と、前記導電体膜bを形成する導電体膜形成領域を少な
くとも含む領域を、前記導電体膜bの下地層で被覆する
第2工程と、前記導電体膜形成領域以外の領域を、電気
メッキ用レジスト層で被覆する第3工程と、前記導電体
膜形成領域に電気メッキを行う第4工程と、前記導電体
膜形成領域以外にある、前記電気メッキ用レジスト層、
前記下地層、及び前記保護層を除去する第5工程と、か
らなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電体膜の形成方法に
係る。より詳細には、露出した電極・電気配線が既に形
成された基板上に、電気メッキによる配線を作製するこ
とができる導電体膜の形成方法に関する。好適には、複
数又は/及び多層の電気配線を同一基板上に形成する必
要がある集積回路等の分野で用いられる。
係る。より詳細には、露出した電極・電気配線が既に形
成された基板上に、電気メッキによる配線を作製するこ
とができる導電体膜の形成方法に関する。好適には、複
数又は/及び多層の電気配線を同一基板上に形成する必
要がある集積回路等の分野で用いられる。
【0002】
【従来の技術】通信や情報処理の高度化に伴い、電子デ
バイス、IC等を高速に駆動する電子集積回路の研究が
盛んに行われている。特に、ICなどの配置の自由度を
増し、かつマイクロストリップ線路など高周波用電気配
線をも実現するために、多層の電気配線を同一基板上に
形成する技術が求められている。とりわけ高周波用の電
気配線では、その電気配線をなす金属導体が一定の厚み
以上(例えば、2μm以上)を有するのほうが特性が良
いため、電気メッキによる電気配線層の形成が要求され
ることも多い。
バイス、IC等を高速に駆動する電子集積回路の研究が
盛んに行われている。特に、ICなどの配置の自由度を
増し、かつマイクロストリップ線路など高周波用電気配
線をも実現するために、多層の電気配線を同一基板上に
形成する技術が求められている。とりわけ高周波用の電
気配線では、その電気配線をなす金属導体が一定の厚み
以上(例えば、2μm以上)を有するのほうが特性が良
いため、電気メッキによる電気配線層の形成が要求され
ることも多い。
【0003】図5は、パターン化した電気配線層を電気
メッキにより基板上に形成する、従来例に係るプロセス
工程の断面図である。図5において、501は基板、5
02は薄い導電性の下地層、503は電気メッキ用レジ
スト、504は電気メッキにより形成された電気配線で
ある。
メッキにより基板上に形成する、従来例に係るプロセス
工程の断面図である。図5において、501は基板、5
02は薄い導電性の下地層、503は電気メッキ用レジ
スト、504は電気メッキにより形成された電気配線で
ある。
【0004】以下では、形成方法を手順にしたがって説
明する。 (1)基板501の全面に、薄い導電性の下地層502
を形成する。この下地層502は、電気配線の厚さを基
板内で一定にするために用いられる。高速で電気信号を
伝達するために用いる集積用の電気配線では、微細なパ
ターン形状と膜厚の均一性とが共に強く求められる。し
かし、電気メッキでは電流密度分布が直接に膜形成速度
に影響するため、あらかじめパターン化した電極上に電
気メッキを行うと、膜厚分布が大きくなることが知られ
ている。そのためこのような薄い導電性の下地層502
を、基板501の全面に形成する必要がある。
明する。 (1)基板501の全面に、薄い導電性の下地層502
を形成する。この下地層502は、電気配線の厚さを基
板内で一定にするために用いられる。高速で電気信号を
伝達するために用いる集積用の電気配線では、微細なパ
ターン形状と膜厚の均一性とが共に強く求められる。し
かし、電気メッキでは電流密度分布が直接に膜形成速度
に影響するため、あらかじめパターン化した電極上に電
気メッキを行うと、膜厚分布が大きくなることが知られ
ている。そのためこのような薄い導電性の下地層502
を、基板501の全面に形成する必要がある。
【0005】(2)電気メッキ用レジスト503をパタ
ーン化し、電気メッキ電気配線を形成する部分以外をカ
バーする(図5(a))。 (3)電気メッキを行い、必要な厚さの電気配線504
を形成する(図5(b))。 (4)保護層としての役割も有する電気メッキ用レジス
ト503を除去する(図5(c))。 (5)工程(1)において形成した薄い導電性の下地層
502をエッチングにより除去し、電気メッキした部分
のみを残す(図5(d))。
ーン化し、電気メッキ電気配線を形成する部分以外をカ
バーする(図5(a))。 (3)電気メッキを行い、必要な厚さの電気配線504
を形成する(図5(b))。 (4)保護層としての役割も有する電気メッキ用レジス
ト503を除去する(図5(c))。 (5)工程(1)において形成した薄い導電性の下地層
502をエッチングにより除去し、電気メッキした部分
のみを残す(図5(d))。
【0006】以上の方法は、1層の電気メッキ電気配線
を形成する一般的な方法である。しかしながら、高周波
集積回路用の配線では、同一基板上に、複数又は/及び
多層の電気配線を形成する技術が求められている。すな
わち、表面に露出した電極・電気配線が既に存在する基
板上に、上述したような電気メッキの配線を形成する必
要がある。この場合、図5に示したプロセスでは、薄い
導電性の下地層502をエッチングにより除去する時
(図5(d))に、基板上に既に形成された下部電極・
電気配線が一緒にエッチングされる、あるいは腐食され
るという問題があった。したがって、従来の電気メッキ
による配線の形成方法を、既に露出した電極・電気配線
が形成された基板に適用することはできなかった。
を形成する一般的な方法である。しかしながら、高周波
集積回路用の配線では、同一基板上に、複数又は/及び
多層の電気配線を形成する技術が求められている。すな
わち、表面に露出した電極・電気配線が既に存在する基
板上に、上述したような電気メッキの配線を形成する必
要がある。この場合、図5に示したプロセスでは、薄い
導電性の下地層502をエッチングにより除去する時
(図5(d))に、基板上に既に形成された下部電極・
電気配線が一緒にエッチングされる、あるいは腐食され
るという問題があった。したがって、従来の電気メッキ
による配線の形成方法を、既に露出した電極・電気配線
が形成された基板に適用することはできなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、露出した電
極・電気配線が既に形成された基板上に、電気メッキに
よる配線を形成できる導電体膜の形成方法を提供するこ
とを目的とする。
極・電気配線が既に形成された基板上に、電気メッキに
よる配線を形成できる導電体膜の形成方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の導電体膜の形成
方法は、表面の一部に予め導電体膜aが形成された基板
上に、新たに導電体膜bを形成する導電体膜の形成方法
において、前記基板上の少なくとも前記導電体膜aが形
成された領域を、エッチング耐性を有する保護層で被覆
する第1工程と、前記導電体膜bを形成する導電体膜形
成領域を少なくとも含む領域を、前記導電体膜bの下地
層で被覆する第2工程と、前記導電体膜形成領域以外の
領域を、電気メッキ用レジスト層で被覆する第3工程
と、前記導電体膜形成領域に電気メッキを行う第4工程
と、前記導電体膜形成領域以外にある、前記電気メッキ
用レジスト層、前記下地層、及び前記保護層を除去する
第5工程と、からなることを特徴とする。
方法は、表面の一部に予め導電体膜aが形成された基板
上に、新たに導電体膜bを形成する導電体膜の形成方法
において、前記基板上の少なくとも前記導電体膜aが形
成された領域を、エッチング耐性を有する保護層で被覆
する第1工程と、前記導電体膜bを形成する導電体膜形
成領域を少なくとも含む領域を、前記導電体膜bの下地
層で被覆する第2工程と、前記導電体膜形成領域以外の
領域を、電気メッキ用レジスト層で被覆する第3工程
と、前記導電体膜形成領域に電気メッキを行う第4工程
と、前記導電体膜形成領域以外にある、前記電気メッキ
用レジスト層、前記下地層、及び前記保護層を除去する
第5工程と、からなることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に係る発明では、前記基板上の少なく
とも前記導電体膜aが形成された領域を、エッチング耐
性を有する保護層で被覆する第1工程を設けたため、電
気メッキを行った後、薄い導電性の下地層を除去する
際、既に存在する電気配線・電極がエッチングまたは腐
食されることがない。したがって、上面が露出した電極
・電気配線が既に形成された基板上に、電気メッキ電気
配線を形成することができる。
とも前記導電体膜aが形成された領域を、エッチング耐
性を有する保護層で被覆する第1工程を設けたため、電
気メッキを行った後、薄い導電性の下地層を除去する
際、既に存在する電気配線・電極がエッチングまたは腐
食されることがない。したがって、上面が露出した電極
・電気配線が既に形成された基板上に、電気メッキ電気
配線を形成することができる。
【0010】また、前記基板としては、電極・電気配線
の一部が、誘電体により既に覆われたものを用いてもよ
い。この場合には多層電気配線が電気メッキ電気配線に
より形成可能となる。
の一部が、誘電体により既に覆われたものを用いてもよ
い。この場合には多層電気配線が電気メッキ電気配線に
より形成可能となる。
【0011】請求項2に係る発明では、前記第5工程に
おいて、前記下地層の除去をエッチングにより行うた
め、下地層の種類に適したエッチングガス、あるいはエ
ッチング溶液を選ぶことにより、エッチング速度を含む
エッチング条件を最適化することが可能となる。
おいて、前記下地層の除去をエッチングにより行うた
め、下地層の種類に適したエッチングガス、あるいはエ
ッチング溶液を選ぶことにより、エッチング速度を含む
エッチング条件を最適化することが可能となる。
【0012】請求項3に係る発明では、前記第5工程に
おいて、前記下地層と前記保護層を同時に取り除くた
め、リフトオフ法の適用が可能となる。
おいて、前記下地層と前記保護層を同時に取り除くた
め、リフトオフ法の適用が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の導電体膜の形
成方法を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
成方法を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0014】(実施例1)図1は、本例に係る電気メッ
キによる配線形成プロセスを説明した模式的断面図であ
る。図1において、101は基板、102は薄い導電性
の下地層、103は電気メッキパターン用のレジスト、
104は形成された電気配線、105は露出した電極・
電気配線、106は保護層である。
キによる配線形成プロセスを説明した模式的断面図であ
る。図1において、101は基板、102は薄い導電性
の下地層、103は電気メッキパターン用のレジスト、
104は形成された電気配線、105は露出した電極・
電気配線、106は保護層である。
【0015】以下では、形成方法を手順にしたがって説
明する。 (1)基板101としては、露出した電極・電気配線1
05が既に蒸着法により形成されたものを使用した(図
1(a))。露出した電極・電気配線105としては、
平均高低差が1μm程度であり、金から構成されたもの
を用いた。
明する。 (1)基板101としては、露出した電極・電気配線1
05が既に蒸着法により形成されたものを使用した(図
1(a))。露出した電極・電気配線105としては、
平均高低差が1μm程度であり、金から構成されたもの
を用いた。
【0016】(2)保護層106をパターン化し、18
0℃で30分間ポストベークすることにより、露出した
電極・電気配線105を被覆した(図1(b))。保護
層106を形成する材料としては、シプレーファーイー
スト社製のマイクロポジットS1400−17を用い
た。
0℃で30分間ポストベークすることにより、露出した
電極・電気配線105を被覆した(図1(b))。保護
層106を形成する材料としては、シプレーファーイー
スト社製のマイクロポジットS1400−17を用い
た。
【0017】(3)電気メッキ用の薄い導電性の下地層
102を、基板101の全面に形成した(図1
(c))。下地層102としては、膜厚が0.3μmの
金からなる薄膜を用いた。
102を、基板101の全面に形成した(図1
(c))。下地層102としては、膜厚が0.3μmの
金からなる薄膜を用いた。
【0018】(4)下地層102の上に、電気メッキ用
レジスト103をパターン化し形成した(図1
(d))。電気メッキ用レジスト103としては、シプ
レーファーイースト社製のマイクロポジットS1400
−25を用い、レジスト膜厚は10μmとした。
レジスト103をパターン化し形成した(図1
(d))。電気メッキ用レジスト103としては、シプ
レーファーイースト社製のマイクロポジットS1400
−25を用い、レジスト膜厚は10μmとした。
【0019】(5)下地層102の露出部分の上に、電
気メッキ電気配線104を形成した(図1(e))。電
気メッキ電気配線104は、金から構成されており、平
均高低差が5μm程度、配線幅が細かいところで20μ
mとした。
気メッキ電気配線104を形成した(図1(e))。電
気メッキ電気配線104は、金から構成されており、平
均高低差が5μm程度、配線幅が細かいところで20μ
mとした。
【0020】(6)電気メッキ用レジスト103を、剥
離剤(シプレーファーイースト社製のマイクロポジッ
ト、リムーバー1165)により取り除いた(図1
(f))。
離剤(シプレーファーイースト社製のマイクロポジッ
ト、リムーバー1165)により取り除いた(図1
(f))。
【0021】(7)上記(6)でえられた試料をエッチ
ングすることによって、電気メッキ電気配線104を形
成した領域以外の下地層102を除去した(図1
(g))。エッチング溶液としては、ヨウ化カリウム2
0%、ヨウ素10%からなる混合水溶液を用い、室温で
1分間浸漬した。
ングすることによって、電気メッキ電気配線104を形
成した領域以外の下地層102を除去した(図1
(g))。エッチング溶液としては、ヨウ化カリウム2
0%、ヨウ素10%からなる混合水溶液を用い、室温で
1分間浸漬した。
【0022】この際、電極・電気配線105は保護層1
06によって保護されているため、下地層102が除か
れる時に共にエッチングされたり、あるいは腐食された
りしない。また、電気メッキ電気配線104は、薄い下
地層102に比べてずっと厚いため、下地層102がエ
ッチングされる間、共にエッチングされても良い。ある
いは電気メッキ電気配線104の表面をパターン化され
たレジストで保護して下地層102のエッチングを行な
っても良い。
06によって保護されているため、下地層102が除か
れる時に共にエッチングされたり、あるいは腐食された
りしない。また、電気メッキ電気配線104は、薄い下
地層102に比べてずっと厚いため、下地層102がエ
ッチングされる間、共にエッチングされても良い。ある
いは電気メッキ電気配線104の表面をパターン化され
たレジストで保護して下地層102のエッチングを行な
っても良い。
【0023】(8)保護層106を除去し、電気メッキ
電気配線104を完成させた(図1(h))。上述した
保護層の材質については、保護層106を除去する際
に、露出した電極・電気配線105が腐食あるいは除去
されたりしなければ、上記(2)で挙げた材料に限定さ
れるものではない。例えば、通常のレジストでも、他の
誘電体でも構わない。
電気配線104を完成させた(図1(h))。上述した
保護層の材質については、保護層106を除去する際
に、露出した電極・電気配線105が腐食あるいは除去
されたりしなければ、上記(2)で挙げた材料に限定さ
れるものではない。例えば、通常のレジストでも、他の
誘電体でも構わない。
【0024】上述したこのように、最初に保護層106
をパターン化して電極・電気配線105を覆い保護した
ため、電気メッキ用下地層102を除く際、電極・電気
配線105が全くエッチング、あるいは腐食されること
なく電気メッキ電気配線104を形成することができた
(請求項1)。
をパターン化して電極・電気配線105を覆い保護した
ため、電気メッキ用下地層102を除く際、電極・電気
配線105が全くエッチング、あるいは腐食されること
なく電気メッキ電気配線104を形成することができた
(請求項1)。
【0025】(実施例2)本例では、薄い導電性の下地
層202と同時に保護層206を除去する、リフトオフ
法を用いた点が実施例1と異なる。他の点は、実施例1
と同様とした。
層202と同時に保護層206を除去する、リフトオフ
法を用いた点が実施例1と異なる。他の点は、実施例1
と同様とした。
【0026】図2は、本例に係る電気メッキによる配線
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図2にお
いて、201は基板、202は薄い導電性の下地層、2
03は電気メッキパターン用のレジスト、204は形成
された電気配線、205は露出した電極・電気配線、2
06は保護層である。
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図2にお
いて、201は基板、202は薄い導電性の下地層、2
03は電気メッキパターン用のレジスト、204は形成
された電気配線、205は露出した電極・電気配線、2
06は保護層である。
【0027】以下では、形成方法を手順にしたがって説
明する。但し、工程(1)〜(6)までは、実施例1と
同様である。
明する。但し、工程(1)〜(6)までは、実施例1と
同様である。
【0028】実施例1の工程(7)と(8)の代わり
に、次の工程(7)’を行った。 (7)’薄い導電性の下地層202(材質:金、膜厚:
0.3μm)を直接エッチングせず、試料全体をアセト
ンに浸すことにより、その下の保護層206(シプレー
ファーイースト社製のマイクロポジットS1400−1
7)を溶かし、それと共に下地層202が同時に剥離し
て結果的に除去される、いわゆるリフトオフ法を用い
た。
に、次の工程(7)’を行った。 (7)’薄い導電性の下地層202(材質:金、膜厚:
0.3μm)を直接エッチングせず、試料全体をアセト
ンに浸すことにより、その下の保護層206(シプレー
ファーイースト社製のマイクロポジットS1400−1
7)を溶かし、それと共に下地層202が同時に剥離し
て結果的に除去される、いわゆるリフトオフ法を用い
た。
【0029】このような方法を用いれば、従来十分に検
討例のあるリフトオフ法の技術を本発明の電気メッキ電
気配線の形成方法に応用することができる。
討例のあるリフトオフ法の技術を本発明の電気メッキ電
気配線の形成方法に応用することができる。
【0030】また、レジスト203と保護層206に対
して同じ溶媒に溶解する材料を用い、レジスト203及
び保護層206を同時に除くことにより、下地層202
が同時に除かれるリフトオフ法によって、電気配線20
4を形成しても良い。
して同じ溶媒に溶解する材料を用い、レジスト203及
び保護層206を同時に除くことにより、下地層202
が同時に除かれるリフトオフ法によって、電気配線20
4を形成しても良い。
【0031】(実施例3)本例では、基板301上に、
誘電体307により覆われた電極・電気配線を含む電極
・電気配線305が、既に形成されている点が実施例1
と異なる。他の点は、実施例1と同様とした。
誘電体307により覆われた電極・電気配線を含む電極
・電気配線305が、既に形成されている点が実施例1
と異なる。他の点は、実施例1と同様とした。
【0032】図3は、本例に係る電気メッキによる配線
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図3にお
いて、301は基板、302は薄い導電性の下地層、3
03は電気メッキパターン用のレジスト、304は形成
された電気配線、305は露出した電極・電気配線、3
06は保護層、307は誘電体である。
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図3にお
いて、301は基板、302は薄い導電性の下地層、3
03は電気メッキパターン用のレジスト、304は形成
された電気配線、305は露出した電極・電気配線、3
06は保護層、307は誘電体である。
【0033】本例で示した誘電体307を導入すること
によって、多層電気配線を形成することが可能となっ
た。
によって、多層電気配線を形成することが可能となっ
た。
【0034】(実施例4)本例では、基板401上に、
光導波路のクラッド408とコア409が既に形成され
ている点が実施例3と異なる。光導波路としては、別途
火炎堆積法で作製した、埋め込み型構造で、材質が石英
ガラスからなり、高さが6μmで幅が6μmであるもの
を用いた。他の点は、実施例1と同様とした。
光導波路のクラッド408とコア409が既に形成され
ている点が実施例3と異なる。光導波路としては、別途
火炎堆積法で作製した、埋め込み型構造で、材質が石英
ガラスからなり、高さが6μmで幅が6μmであるもの
を用いた。他の点は、実施例1と同様とした。
【0035】図4は、本例に係る電気メッキによる配線
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図4にお
いて、401は基板、402は薄い導電性の下地層、4
03は電気メッキパターン用のレジスト、404は形成
された電気配線、405は露出した電極・電気配線、4
06は保護層、407は誘電体、408はクラッド、4
09はコアである。
形成プロセスを説明した模式的断面図である。図4にお
いて、401は基板、402は薄い導電性の下地層、4
03は電気メッキパターン用のレジスト、404は形成
された電気配線、405は露出した電極・電気配線、4
06は保護層、407は誘電体、408はクラッド、4
09はコアである。
【0036】本例に示したとおり、クラッド408とコ
ア409からなる光導波路が既に形成されている基板上
にも、電気メッキの電気配線を形成できることが分かっ
た。
ア409からなる光導波路が既に形成されている基板上
にも、電気メッキの電気配線を形成できることが分かっ
た。
【0037】光導波路を構成する材料としては、上述し
たもの以外に、例えば、石英、ポリイミドなどあらゆる
種類のものが挙げられる。また、光導波路の構造として
は、埋め込み型等、あらゆる構造のものに適用が可能で
ある。
たもの以外に、例えば、石英、ポリイミドなどあらゆる
種類のものが挙げられる。また、光導波路の構造として
は、埋め込み型等、あらゆる構造のものに適用が可能で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
既に電極・電気配線が存在する基板上に、電気メッキに
よる電気配線の形成が可能な導電体膜の形成方法がえら
れる。
既に電極・電気配線が存在する基板上に、電気メッキに
よる電気配線の形成が可能な導電体膜の形成方法がえら
れる。
【0039】すなわち、集積回路および高周波電気配線
において必要とされる、微細にパターン化され、かつ、
一定の厚みを有する電気配線層を、既に電極・電気配線
のある基板上に形成することができ、さらには多層配線
の形成も可能とした導電体膜の形成方法がえられる。
において必要とされる、微細にパターン化され、かつ、
一定の厚みを有する電気配線層を、既に電極・電気配線
のある基板上に形成することができ、さらには多層配線
の形成も可能とした導電体膜の形成方法がえられる。
【0040】本発明は、光導波路が既に存在する基板に
おいても適応できることから、光電子ハイブリッド集積
回路への応用も可能である。
おいても適応できることから、光電子ハイブリッド集積
回路への応用も可能である。
【図1】本発明の実施例1に係るの電気メッキ電気配線
の形成方法を示した模式的断面図である。
の形成方法を示した模式的断面図である。
【図2】本発明の実施例2に係るの電気メッキ電気配線
の形成方法を示した模式的断面図である。
の形成方法を示した模式的断面図である。
【図3】本発明の実施例3に係るの電気メッキ電気配線
の形成方法を示した模式的断面図である。
の形成方法を示した模式的断面図である。
【図4】本発明の実施例4に係るの電気メッキ電気配線
の形成方法を示した模式的断面図である。
の形成方法を示した模式的断面図である。
【図5】従来例に係るの電気メッキ電気配線の形成方法
を示した模式的断面図である。
を示した模式的断面図である。
101、201、301、401、501 基板、 102、202、302、402、502 薄い導電性
の下地層、 103、203、303、403、503 電気メッキ
用レジスト、 104、204、304、404、504 電気メッキ
により形成された電気配線、 105、205、305、405、505 露出した電
極・電気配線、 106、206、306、406、506 保護層、 307、407 誘電体、 408 光導波路クラッド、 409 光導波路コア。
の下地層、 103、203、303、403、503 電気メッキ
用レジスト、 104、204、304、404、504 電気メッキ
により形成された電気配線、 105、205、305、405、505 露出した電
極・電気配線、 106、206、306、406、506 保護層、 307、407 誘電体、 408 光導波路クラッド、 409 光導波路コア。
Claims (3)
- 【請求項1】 表面の一部に予め導電体膜aが形成され
た基板上に、新たに導電体膜bを形成する導電体膜の形
成方法において、 前記基板上の少なくとも前記導電体膜aが形成された領
域を、エッチング耐性を有する保護層で被覆する第1工
程と、 前記導電体膜bを形成する導電体膜形成領域を少なくと
も含む領域を、前記導電体膜bの下地層で被覆する第2
工程と、 前記導電体膜形成領域以外の領域を、電気メッキ用レジ
スト層で被覆する第3工程と、 前記導電体膜形成領域に電気メッキを行う第4工程と、 前記導電体膜形成領域以外にある、前記電気メッキ用レ
ジスト層、前記下地層、及び前記保護層を除去する第5
工程と、からなることを特徴とする導電体膜の形成方
法。 - 【請求項2】 前記第5工程において、前記下地層の除
去をエッチングにより行うことを特徴とする請求項1に
記載の導電体膜の形成方法。 - 【請求項3】 前記第5工程において、前記下地層と前
記保護層を同時に取り除くことを特徴とする請求項1に
記載の導電体膜の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22785095A JPH0974094A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 導電体膜の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22785095A JPH0974094A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 導電体膜の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0974094A true JPH0974094A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16867359
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22785095A Pending JPH0974094A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 導電体膜の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0974094A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7184246B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-02-27 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head having heater member and bump for electrical connection of heater member |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP22785095A patent/JPH0974094A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7184246B2 (en) | 2003-03-12 | 2007-02-27 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head having heater member and bump for electrical connection of heater member |
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