JPH0974064A - 荷電粒子線によるパターン転写方法及び転写装置 - Google Patents

荷電粒子線によるパターン転写方法及び転写装置

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JPH0974064A
JPH0974064A JP8144404A JP14440496A JPH0974064A JP H0974064 A JPH0974064 A JP H0974064A JP 8144404 A JP8144404 A JP 8144404A JP 14440496 A JP14440496 A JP 14440496A JP H0974064 A JPH0974064 A JP H0974064A
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charged particle
particle beam
small
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Teruaki Okino
輝昭 沖野
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/20Masks or mask blanks for imaging by charged particle beam [CPB] radiation, e.g. by electron beam; Preparation thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パターンのつなぎ部分での転写誤差を抑える
ことが可能な荷電粒子線による転写方法を提供する。 【解決手段】 マスク100の複数の小領域100aに
順次荷電粒子線を照射して各小領域100aのパターン
に相関した変化を荷電粒子線に生じさせる走査処理と、
マスク100の各小領域100aを通過した荷電粒子線
の少なくとも一部を、感応基板110上に相互に連続さ
せて設定された複数の被転写領域110bのうちで各小
領域100aにそれぞれ対応した被転写領域110bへ
導く投影処理とを行なう方法において、走査処理に同期
して、複数の小領域100a内のそれぞれの周辺部に対
する荷電粒子線の照射量を各小領域100aの外側ほど
減少させる照射量低減処理を実施する。感応基板110
上で相互に隣接する一対の被転写領域110bのうち荷
電粒子線の入射量が減少する領域を相互に重ね合わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
リソグラフィー等に用いられるパターン転写方法、転写
装置およびマスクに係り、詳しくは電子線やイオンビー
ム等の荷電粒子線の照射によりマスクのパターンを感応
基板へ転写するものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、リソグラフィーにおける高解像と
高スループットを両立させる電子線露光装置の検討が進
められている。この種の装置における露光方法として
は、従来、1ダイ(1枚のウエハに形成される多数の集
積回路の1個分に相当する。)または複数ダイ分を一括
して転写する方法が検討されていた。しかしながら、こ
の方法は、転写の原版となるマスクの作製が困難であ
り、1ダイ以上の大きな光学フィールドで光学系の収差
を許容範囲に抑えることが困難など、解決すべき事項が
多い。そこで、最近では1ダイまたは複数ダイを小さな
領域に分割して転写する分割転写方法が検討されている
(例えば特開平5−251317号公報参照)。この方
法によれば、一回当たりの電子線の照射範囲が小さいの
で、光学系の収差を抑えて高解像、高精度に転写ができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した分割転写方法
では、マスクの複数の小領域に分割して設けられたパタ
ーンの像をウエハ上でつなげて一つの連続したパターン
を形成する。従って、マスクの小領域の光学的な歪、マ
スクやウエハを移動させるステージの揺れ、電気的なフ
ラクチュエーション、マスクの製作誤差に起因して各回
の転写位置が目標位置からずれ、パターンのつなぎ部分
にずれが生じるおそれがある。例えば配線パターンを転
写する際にこのようなずれが生じると、そのずれの部分
で電気的抵抗が変化し、得られたデバイスの特性がばら
つく。
【0004】本発明の目的は、パターンのつなぎ部分で
の転写誤差を抑えることが可能な転写方法および装置
と、これらの方法や装置に特に適したマスクを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、マス
ク上の複数の小領域に順次荷電粒子線を照射して、各小
領域に設けられたパターンに相関した変化を荷電粒子線
に生じさせる走査処理と、マスクの各小領域を通過した
荷電粒子線の少なくとも一部を、感応基板上に相互に連
続させて設定された複数の被転写領域のうちで各小領域
にそれぞれ対応した被転写領域へ導く投影処理と、を有
するパターン転写方法に適用される。そして、上記走査
処理に同期して、複数の小領域内のそれぞれの周辺部に
対する荷電粒子線の照射量を各小領域の中心から離れる
ほど漸次減少させる照射量低減処理を実施し、感応基板
上で相互に隣接する一対の被転写領域のうち、照射量低
減処理によって荷電粒子線の入射量が減少する領域の少
なくとも一部が相互に重なるようにマスクの小領域と感
応基板の被転写領域とを対応させて走査することにより
上述した目的を達成する。請求項2の発明では、請求項
1記載の荷電粒子線によるパターン転写方法において、
感応基板の上記一対の被転写領域に対応したマスクの小
領域内の周辺部に共通のパターンを設けている。請求項
3の発明では、請求項1記載の荷電粒子線によるパター
ン転写方法において、照射量低減処理として、マスクに
導かれる荷電粒子線を小領域に対応した断面形状に整形
するアパーチャの像を、マスクにデフォーカス状態で投
影する。請求項4の発明では、請求項1記載の荷電粒子
線によるパターン転写方法において、照射量低減処理と
して、マスクに導かれる荷電粒子線を、単一の小領域に
対する照射中にマスク面と平行な方向に振動させる。請
求項5の発明は、マスク上の複数の小領域のそれぞれに
対して荷電粒子線を択一的に照射可能な照射手段と、マ
スクの各小領域を通過した荷電粒子線の少なくとも一部
を感応基板に導く投影手段と、複数の小領域のそれぞれ
に対応した感応基板の被転写領域が相互に連続するよう
に感応基板に対する荷電粒子線の入射位置を調整する入
射位置調整手段とを有する荷電粒子線転写装置に適用さ
れる。そして、複数の小領域内のそれぞれの周辺部に対
する荷電粒子線の照射量を各小領域の中心から離れるほ
ど漸次減少させる照射量低減手段を設けて上述した目的
を達成する。請求項6の発明では、請求項5記載の荷電
粒子線転写装置において、マスクに向かう荷電粒子線を
小領域に対応した断面形状に整形するアパーチャが設け
られる。そして、照射量低減手段により、アパーチャの
像がマスクにデフォーカス状態で投影される。請求項7
の発明では、請求項5記載の荷電粒子線転写装置におい
て、照射量低減手段が、マスクに導かれる荷電粒子線
を、単一の小領域に対する照射中にマスク面と平行な方
向に振動させる。請求項8の発明では、請求項7記載の
荷電粒子線転写装置において、マスクに導かれる荷電粒
子線を小領域に対応した断面形状に整形するアパーチャ
と、アパーチャを通過してマスクに導かれる荷電粒子線
をマスクと平行な方向に偏向する偏向器とが設けられ
る。そして、照射量低減手段は、偏向器による荷電粒子
線の偏向量を周期的に変化させる。請求項9の発明は、
複数の小領域を有し、複数の小領域のそれぞれには、各
小領域を通過する荷電粒子線に所定の変化を与えるパタ
ーンが設けられた荷電粒子線転写用マスクに適用され
る。そして、相互に接続されるべきパターンが設けられ
た一対の小領域内の周辺部では、パターンが重複してい
る。請求項10の発明は、マスク基板と、マスク基板を
支持しつつマスク基板を複数の小領域に区分する支柱と
を備え、小領域には、荷電粒子線を透過させる第1の領
域と、第1の領域よりも荷電粒子線の散乱または吸収の
程度が大きい第2の領域とが設けられた荷電粒子線転写
用マスクに適用される。そして、小領域と支柱との境界
位置に第1の領域が接している。請求項11の発明は、
薄膜状のマスク基板と、マスク基板を支持しつつマスク
基板を複数の小領域に区分する支柱と、マスク基板の小
領域に配置され、荷電粒子線の吸収または散乱の程度が
マスク基板よりも大きい照射制限部材とを有する荷電粒
子線転写用マスクに適用される。そして、照射制限部材
の存在しない透過領域が小領域と支柱との境界位置に接
するように設けられている。
【0006】図1〜図3を参照して本発明のパターン転
写方法を説明する。但し、本発明は図示例に限られるも
のではない。図3(a)は本発明による転写方法の一態
様を示し、100はマスク、110は感応基板である。
なお、荷電粒子線光学系の光軸AXの方向にz軸を、マ
スク100および感応基板110に平行な面内で互いに
直交する方向にx軸、y軸方向をそれぞれ取ってある。
マスク100には、複数の小領域100aが所定幅の境
界100bを挟んでx軸およびy軸方向に列をなすよう
設けられる。感応基板110は、例えばシリコンウエハ
の表面に、電子線等の荷電粒子線EBに感応するレジス
トを塗布して構成される。半導体集積回路等のリソグラ
フィーでは、感応基板110は、図3(b)に示すよう
に複数の領域110aに区分され、一つの領域110a
は、一定単位(例えば1ダイ分の集積回路)のパターン
を転写する範囲として取り扱われる。なお、図3(a)
では、図3(b)のIIIa部を拡大した状態で感応基板
110を示している。
【0007】マスク100の小領域100aには、感応
基板110の一つの領域110aに設けるべきパターン
が分割して設けられる。走査処理では各小領域100a
が荷電粒子線EBによって例えば矢印Rで示した順序で
ステップ的に走査される。この走査に同期して投影処理
が行なわれ、各小領域100aを透過した荷電粒子線の
少なくとも一部が、感応基板110の領域110a内に
設定された複数の被転写領域110bのうち、各小領域
100aにそれぞれ対応した被転写領域110bに順次
導かれる。例えば矢印Rで示した走査順序に対応して、
荷電粒子線が導かれる被転写領域110bは矢印R´で
示す順序で変化する。矢印R、R´の向きが相互に反転
しているのは、マスク100と感応基板110との間に
投影光学系が設けられるためである。マスク100の境
界100bの像が感応基板110に投影されて被転写領
域110bが相互に分断されることがないように、感応
基板110に対する荷電粒子線EBの入射位置が例えば
偏向器(不図示)にて調整される。以上により、感応基
板110の領域110aには、小領域100a毎のパタ
ーンをつなぎ合わせた一つの連続パターンが転写され
る。なお、COはマスク100を透過した荷電粒子線に
よるクロスオーバである。
【0008】次に本発明における照射量低減処理を図1
および図2により説明する。図1(a)のA〜Dは、図
3に示したマスク100の小領域100aのうち、任意
の位置に設けられた四つの小領域を示す。照射量低減処
理では、各小領域A、B、C、D内の周辺部100x
(ハッチング領域)に対する荷電粒子線の照射量をそれ
ぞれの小領域A、B、C、Dの中心から離れるほど減少
させる。周辺部100xと照射量との関係の一例を図1
(b)に示す。そして、図1(a)の四つの小領域A、
B、C、Dが同図(c)に示すように感応基板上で相互
に隣接する四つの被転写領域A´、B´、C´、D´に
それぞれ対応すると仮定した場合、本発明では、それら
の被転写領域A´、B´、C´、D´のうち、上記の照
射量低減処理によって荷電粒子線の入射量が減少する領
域の少なくとも一部が相互に重ね合わされる。なお、図
1(c)では、被転写領域A´、D´を実線で、被転写
領域B´、C´を破線で示し、各被転写領域A´、B
´、C´、D´の重ね合わされた部分をハッチングで示
している。
【0009】上記の処理を行なった場合の被転写領域の
つなぎ合わせ部分の作用を図2により説明する。感応基
板上で隣接する一対の被転写領域、例えば図1(c)の
被転写領域A´、B´のつなぎ合わせ部分に、図2
(a)に示すように各領域A´、B´の境界線の方向と
直交するラインパターンLPが転写されると仮定する。
この場合、各領域A´、B´の境界から一定の範囲xに
おいては、上述した照射量低減処理の影響により図2
(b)に示すように荷電粒子線の蓄積エネルギ量が各領
域A´、B´の外側に向うほど徐々に減少する。被転写
領域A´、B´の境界から一定範囲xが重ね合わされる
と、図2(c)に破線で示したように、範囲xに蓄積さ
れる荷電粒子線のエネルギは、各領域A´、B´の範囲
xにおける蓄積エネルギの合計値に等しく、その値は照
射量低減処理の影響を受けない部分の値とほぼ等しい。
このような重ね合わせにより、被転写領域A´、B´が
多少ずれても図2(d)に示すようにラインパターンL
Pは滑らかに接続される。なお、好ましくは、被転写領
域A´、B´においてそれぞれ照射量が1/2に低下す
る位置を感応基板110上で相互に一致させる。
【0010】上述した照射量低減処理を伴わない従来方
法にて被転写領域A´、B´にパターンを転写した場合
には、感応基板表面からの反射電子等によるエネルギの
広がりを考慮しても、図12(b)に実線で示すよう
に、各領域A´、B´の境界付近で荷電粒子線の蓄積エ
ネルギが急激に減少する。従って、図12(a)に示す
ように領域A´、B´が位置ずれなどにより離れる方向
へずれたとき、図12(b)に破線で示すように境界位
置での蓄積エネルギの合計値が現像レベルDL(図中に
想像線で示す)を下回り、図12(c)に示すようにラ
インパターンLPが分断されるおそれが大きい。
【0011】請求項2以降の作用は以下の通りである。
請求項2の発明では、一対の被転写領域のうち、相互に
重ね合わされる部分には共通のパターンが転写される。
請求項3の発明では、アパーチャからマスクに導かれる
荷電粒子線の強度が、その断面の輪郭部分においてビー
ム中心から離れるほど徐々に減少する。請求項4の発明
では、荷電粒子線の振動により、小領域内の周辺部では
荷電粒子線の照射時間がその外側ほど短くなり、それに
伴って荷電粒子線の照射量が減少する。請求項5の発明
では、照射量低減手段によりマスクの小領域内の周辺部
に対する荷電粒子線の照射量をその外側ほど減少させる
ことができる。従って、感応基板の被転写領域内の周辺
部を相互に重複させたときに所望のパターンが得られる
ように、マスクの小領域と感応基板の被転写領域とを対
応付けておけば、本発明の転写方法を容易に実現でき
る。請求項6の発明では、アパーチャからマスクに導か
れる荷電粒子線の強度が、その断面の輪郭部分において
ビーム中心から離れるほど徐々に減少する。請求項7の
発明では、荷電粒子線の振動により、小領域内の周辺部
では荷電粒子線の照射時間がその外側ほど短くなり、そ
れに伴って荷電粒子線の照射量が減少する。請求項8の
発明では、偏向器の偏向量の変化に伴ってマスクに対す
る荷電粒子線の入射位置が変化し、その結果、小領域内
の周辺部に対する荷電粒子線の照射量が小領域の外側ほ
ど減少する。請求項9の発明では、相互に接続されるべ
きパターンが設けられた一対の小領域内の周辺部におい
てパターンが共通しているため、これらの周辺部に対す
る荷電粒子線の照射量を各小領域の外側へ向うほど減少
させるとともに、各小領域に対応した感応基板の被転写
領域内の周辺部を相互に重複させることにより、本発明
のパターン転写方法を実現できる。ことを特徴とする荷
電粒子線転写用マスク。請求項10、11の発明では、
支柱に囲まれた小領域のほぼ全域に渡ってパターンが設
けられる。なお、本発明のパターン転写方法では、各小
領域内の周辺部において荷電粒子線の照射量が漸次減少
するので、支柱と小領域との境界位置の近傍まで荷電粒
子線の照射範囲を設定しても支柱に対する荷電粒子線の
入射は殆ど生じず、それによる転写精度の劣化等の問題
は生じない。
【0012】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 図4〜図8を参照して本発明の第1の実施の形態を説明
する。まず、図4により本実施の形態で使用する電子線
縮小転写装置の概略を説明する。なお、図4のx軸(紙
面と直交する軸方向)、y軸およびz軸の取り方は図3
に一致させてある。図4において1は電子銃であり、そ
こから放出される電子線EBはコンデンサレンズ2、3
で集束されて第1アパーチャ4により断面矩形状のビー
ムに整形される。整形後の電子線EBはコンデンサレン
ズ5により電子銃1の光軸AXと平行なビームに調整さ
れて二段の偏向器6A、6Bで所定量偏向され、マスク
ステージ7に装着されたマスク50の所定領域に入射す
る。マスク50については後述する。回転レンズ15
は、第1アパーチャ4とマスク50との間の空間に配置
されており、マスク50上に結像される第1アパーチャ
4の像を回転する。偏向器6Aは、z軸と直交する特定
方向への偏向磁場を発生する二組の偏向コイルを、それ
ぞれの偏向方向が互いに異なるようにして組合わせたも
のである。偏向器6Aの各組の偏向コイルに供給する電
流値を調整することで、電子線をz軸と直交する面内の
任意の方向に偏向可能である。偏向器6Bについても同
様である。マスクステージ7は、不図示のアクチュエー
タによりマスク50をx軸およびy軸方向に移動させ
る。
【0013】マスク50を透過した電子線EBは二段の
投影レンズ8、9を経てウエハステージ10に装着され
た感応基板としてのウエハ60の所定位置に入射する。
投影レンズ8、9は縮小光学系として構成され、その縮
小率は例えば1/4に設定される。ウエハステージ10
は、ウエハ60をx軸およびy軸方向に移動させる。マ
スクステージ7とウエハステージ10との間には、ウエ
ハ60に対する電子線の入射位置を調整する二段の偏向
器11A、11Bが設けられる。偏向器11A、11B
の概略は偏向器6A、6Bと同一である。投影レンズ
8、9による電子線のクロスオーバCOの近傍には、マ
スク50によって所定量以上に散乱された電子線のウエ
ハ60への入射を阻止する第2アパーチャ12が設けら
れる。20はコンデンサレンズ2、3、5及び回転レン
ズ15の制御電源、21は偏向器6A、6Bに対する制
御電源、22は偏向器11A、11Bに対する制御電
源、23は投影レンズ8、9に対する制御電源である。
各制御電源20〜23からの出力電流は制御装置24に
て制御される。制御装置24はマスクステージ7および
ウエハステージ10の動作も制御する。25は制御装置
24に対する記憶装置であり、そこには転写時の各種の
制御に必要なデータが格納される。
【0014】図5はマスク50の断面図、図6はマスク
50の斜視図である。これらの図に示すように、マスク
50は、電子線が透過するよう数μm程度に薄膜化され
たマスク基板51と、このマスク基板51を片面(図で
は上面)側から支持する格子状の支柱(ストラット)5
2と、マスク基板51よりも電子線の散乱の程度が大き
い照射制限部材53とを備える。支柱52で囲まれた矩
形状の小領域54は図3の小領域100aに相当し、そ
れぞれの小領域54には照射制限部材53を用いて所望
のパターンが形成される。すなわち、図4の転写装置で
は、照射制限部材53にて散乱される電子線の大半が第
2アパーチャ12の周囲で遮られてウエハ60には入射
しないから、ウエハ60において電子線の照射を必要と
しない部分の形状に倣って照射制限部材53が配置され
る。なお、マスク50に照射される加速電圧が小さいと
きは照射制限部材53にて電子線が完全に吸収される。
図7に示すように、マスク基板55に転写パターンに応
じた抜き孔56を形成したいわゆるステンシルタイプの
マスクを使用してもよい。この場合、マスク基板55
は、電子線をほぼ吸収するか、または大きく散乱するよ
う図5のマスク基板51よりも十分に厚く形成される。
【0015】ウエハ60に転写すべきパターンとマスク
50の小領域54に設けるパターンとの関係は、例えば
図8のように設定する。図8(a)に示すように、ウエ
ハ60に三角形状のパターンTPを転写する場合、従来
は一点鎖線で示す分割位置aでパターンTPを分割して
いたと仮定する。本実施の形態では、図に破線で示すよ
うに本来の分割位置aを中心に所定幅の重複転写範囲b
を設定し、次に図8(b)に示すようにパターンTPを
重複転写範囲bが相互に含まれるようにして複数(図示
例では四つ)のパターンTP1、TP2、TP3、TP
4に分割する。そして、これらのパターンTP1〜TP
4を、マスク50〜ウエハ60へのパターン縮小率の逆
数倍だけそれぞれ拡大し、得られたパターンをマスク5
0の複数の小領域54に1個ずつ設ける。
【0016】ここで、パターンTP1〜TP4はそれぞ
れウエハ60における電子線の照射領域に相当するか
ら、マスク50の小領域54ではパターンTP1〜TP
4に相当する部分で照射制限部材53が排除されてマス
ク基板51が露出することになる。一例として、パター
ンTP1に対応した小領域54を図8(c)に示す。な
お、図8(c)では照射制限部材53をハッチングで示
している。破線cと一点鎖線dで囲まれた部分が図8
(a)の重複転写範囲bに相当するが、それよりも外側
についても、支柱52との境界位置までパターンTP1
とパターンTP2、TP3とのつなぎ部分に倣って照射
制限部材53を排除している。
【0017】図8に示したマスク50の小領域54に対
する電子線の照射量は次のように設定する。まず、小領
域54のうち破線cで囲まれた矩形領域は一様な照射量
を与え、それよりも外側では小領域54の中心から離れ
るほど照射量を減少させて一点鎖線dの位置で照射量を
ほぼ0とする。一点鎖線dの位置で厳密に0とする必要
はない。このような照射量特性を与えるため、本実施の
形態では第1アパーチャ4の像がマスク50に対してデ
フォーカス状態、すなわちピントがずれた状態で投影さ
れるよう図4のコンデンサレンズ5の電流値を設定す
る。これにより、マスク50に導かれるアパーチャ像の
周囲がぼけて上述した照射量特性が得られる。なお、第
1アパーチャ4の像をマスク50に対してデフォーカス
状態にする別の方法としては、第1アパーチャ4とマス
ク50との光軸方向の相対位置を変更する方法が挙げら
れる。この場合には、例えば第1アパーチャ4を光軸方
向に移動可能な機構を設ければよい。デフォーカス量に
応じて照射量が減少する範囲も拡大、縮小するので、そ
の減少範囲を図8(c)の破線cと一点鎖線dの範囲と
ほぼ一致させるために必要な第1アパーチャ4の大きさ
およびコンデンサレンズ5の電流値をシュミレーション
等で把握し、得られた結果に従って第1アパーチャ4の
大きさを設定する。また、得られたコンデンサレンズ5
の電流値は記憶装置25に格納し、上記のようにパター
ン付けされたマスク50がマスクステージ7に搭載され
たとき、このマスク50に対応した電流値として、記憶
装置25から制御装置24に呼込んで制御電源20にそ
の値を指示する。さらに、第1アパーチャ4の像をマス
ク50に対してデフォーカス状態にすると、第1アパー
チャ4からマスク50の間の磁場強度の積分値が変化し
てしまい、マスク50上の第1アパーチャ4の像が回転
してしまう。このため、制御装置24はこの第1アパー
チャ4の像の回転を補正するために、制御電源20を介
して回転レンズ15の励磁を調整する。なお、この回転
レンズ15を用いて第1アパーチャ4の像の回転を補正
する代わりに第1アパーチャ4を機械的に回転する機構
を設けてもよい。
【0018】以上のマスク50を用いて図4の転写装置
によりパターン転写を行なう際には、マスク50を、そ
の小領域54の並ぶ方向が転写装置のx軸およびy軸方
向に一致するようにしてマスクステージ7に装着する。
そして、マスク50をマスクステージ7によりx軸方向
に適当な速度で連続移動させつつ、偏向器6A、6Bに
よりx軸方向及びy軸方向への電子線の偏向量をステッ
プ的に変化させ、これによりマスク50の一端側から他
端側まで各小領域54に順次所定時間ずつ電子線を照射
する。マスクステージ7の移動速度や偏向器6A、6B
の偏向量は予め記憶装置25に与え、必要に応じて制御
装置24に読み込んでマスクステージ7や制御電源21
に指示すればよい。電子線によるマスク50の走査に同
期して、ウエハステージ10をx軸方向反対側へ連続移
動させ、各小領域54のパターンの像をウエハ60の各
小領域54に対応した被転写領域に縮小転写する。この
とき、x軸方向及びy軸方向にそれぞれ隣接する被転写
領域のうち、図8(a)に示した重複転写範囲bが相互
に重なるようにウエハ60への電子線の入射位置を調整
する。具体的には、y軸方向の入射位置は偏向器11
A、11Bの偏向量にて調整し、x軸方向の入射位置は
ウエハステージ10のx軸方向の位置および偏向器11
A、11Bの偏向量にて調整する。これらの偏向量や速
度も予め記憶装置25に与え、必要に応じて制御装置2
4に読み込んでウエハステージ10や制御電源22に指
示すればよい。
【0019】−第2の実施の形態− 図9および図10により本発明の第2の実施の形態を説
明する。本実施の形態では、図4の装置において、マス
ク50の小領域54のそれぞれに電子線を照射する際
に、偏向器6Aまたは6Bのいずれかに与える電流値を
周期的に変化させる。例えば図9に示すように、特定の
小領域54に電子線を導くために必要な偏向器6Aの電
流値がI0のとき、実際には電流値I0に鋸歯状の高周波
を重畳した電流を偏向器6Aに与える。なお、上述した
ように、偏向器6Aには二組の偏向コイルが存在する
が、双方のコイルに対する電流を鋸歯状に変化させる。
偏向器6Bを対象とする場合も同様である。
【0020】以上の処理によれば、一つ一つの小領域5
4に電子線をそれぞれ照射する間に電子線の照射範囲が
絶えず変動する。その状態を図10に模式的に示す。図
10(a)〜(c)の実線は偏向器6Aに電流値I0を
与えたときの電子線の照射範囲(以下、本来の照射範囲
と呼ぶ。)を示し、(a)、(b)の一点鎖線はそれぞ
れ実際の照射範囲がずれた状態を示す。偏向器6Aに与
える電流の変化により実際の照射位置はx軸、y軸方向
に周期的に変化するから、結局、図10(c)に示すよ
うに本来の電子線の照射範囲よりも外側の一定幅の範囲
(ハッチング領域)まで電子線が照射され、その範囲で
の照射量は図10(d)、(e)に示すように外側ほど
減少する。従って、本来の照射範囲が図8(c)の破線
cで囲まれた範囲と一致し、その外側の照射範囲が図8
(c)の破線cと一点鎖線dで囲まれた範囲と一致する
ように、第1アパーチャ4の大きさ、マスク50の小領
域54の大きさ、および偏向電流の変動幅を設定すれば
第1の実施の形態と同様のパターン転写が行なえる。な
お、アパーチャ像をデフォーカスする必要はない。図4
の偏向器6A、6Bでは応答が遅い場合、図11に示す
ように偏向器6A、6Bとは別に静電偏向器30を追加
し、制御装置24からの指示に従って制御電源31から
静電偏向器30に与える電圧を鋸歯状に変化させるとよ
い。偏向器6A、6Bや静電偏向器30に対する電流、
電圧を鋸歯状に変化させる例に限らず、マスクの一つの
小領域に対する電子線の照射中に偏向量、換言すれば照
射範囲を周期的に変化させるものであればよい。
【0021】以上の実施の形態では、電子銃1、コンデ
ンサレンズ2、3、5、第1アパーチャ4、偏向器6
A、6Bおよびマスクステージ7が照射手段を、投影レ
ンズ8、9および第2アパーチャ12が投影手段を、偏
向器11A、11Bおよびウエハステージ10が入射位
置調整手段をそれぞれ構成する。また、第1の実施の形
態では、第1アパーチャ4の像をデフォーカス状態で投
影させるように設定されたコンデンサレンズ5が照射量
低減手段を、第2の実施の形態では偏向器6Aまたは6
Bとこれに対する電流値を周期的に変化させる制御電源
21とが照射量低減手段を構成する。また、第1アパー
チャ4が各請求項におけるアパーチャに相当する。マス
ク50の小領域54のうち、マスク基板51が露出する
部分が請求項10の第1の領域に、照射制限部材53に
て覆われる部分が請求項10の第2の領域に相当する。
図7のマスクの例では、抜き孔56の部分が請求項10
の第1の領域に、マスク基板55が請求項10の第2の
領域に相当する。実施の形態で使用した図4〜図11
は、転写装置やマスクの各部の実際の寸法比を正確に反
映したものではない。電子線に限らずイオンビーム等を
用いてもよい。
【0022】なお、実施の形態のマスク50は、従来方
法で使用するマスクと比べて小領域と支柱との境界部分
に明確な相違がある。従来の方法では、図13および図
14に示すようにマスク70の支柱71から小領域72
の内側に向って一定範囲に、電子線を散乱または吸収さ
せるスカート73を一様に配置し、それよりも内側のマ
スク基板74上に照射制限部材75をパターンに応じて
適宜配置している。そして、電子線の照射範囲を図に一
点鎖線で示したように、スカート73の内周よりも僅か
に大きく設定し、これにより各小領域に対応したウエハ
の被転写領域の境界位置を明確化させるとともに、支柱
71への電子線の入射を防いでいるが、上記実施の形態
では小領域54内の周辺部で電子線の照射量が漸減する
のでスカートを設ける必要がなく、小領域54と支柱5
2との境界までパターンを設けている。また、上記実施
の形態においては、マスク50の小領域54を支柱52
により互いに離間するように形成しているが、支柱53
を設けることなく小領域54を連続させてマスク50を
形成してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のパターン
転写方法によれば、マスクの複数の小領域内の周辺部で
荷電粒子線の照射量を減少させ、それに対応して感応基
板上で荷電粒子線の入射量が減少する範囲を相互に重ね
つつパターン転写を行なうようにしたので、パターンを
滑らかに接続してデバイスの特性を向上させることがで
きる。また、本発明に係る装置やマスクを用いれば、本
発明のパターン転写方法を容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン転写方法における照射量低減
処理を示す図。
【図2】本発明の作用を説明するための図。
【図3】本発明のパターン転写方法の走査処理および投
影処理の概略を示す斜視図。
【図4】本発明の実施の形態で使用する電子線転写装置
の概略を示す図。
【図5】図4の装置で使用するマスクの断面図。
【図6】図5のマスクの斜め上方からの斜視図。
【図7】図5の変形例を示す図。
【図8】実施の形態におけるウエハのパターンとマスク
のパターンとの関係を示す図。
【図9】本発明の第2の実施の形態において偏向器に与
える電流値の一例を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の作用を説明する
ための図。
【図11】第2の実施の形態の変形例で使用する電子線
転写装置の概略を示す図。
【図12】従来の転写方法の問題点を示す図。
【図13】従来の転写方法で使用するマスクの平面図。
【図14】図13のマスクの断面図。
【符号の説明】
1 電子銃 2,3,5 コンデンサレンズ 4 第1アパーチャ 6A,6B 偏向器 7 マスクステージ 8,9 投影レンズ 10 ウエハステージ 11A,11B 偏向器 12 第2アパーチャ 50 マスク 51,55 マスク基板 52 支柱 53 照射制限部材 54 マスクの小領域 56 マスクの抜き孔 60 ウエハ 100 マスク 100a マスクの小領域 100x 小領域内の周辺部 110 感応基板 110b 感応基板の被転写領域

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスク上の複数の小領域に順次荷電粒子
    線を照射して、各小領域に設けられたパターンに相関し
    た変化を荷電粒子線に生じさせる走査処理と、 前記マスクの各小領域を通過した荷電粒子線の少なくと
    も一部を、感応基板上に相互に連続させて設定された複
    数の被転写領域のうちで各小領域にそれぞれ対応した被
    転写領域へ導く投影処理とを有するパターン転写方法に
    おいて、 前記走査処理に同期して、前記複数の小領域内のそれぞ
    れの周辺部に対する荷電粒子線の照射量を各小領域の中
    心から離れるほど漸次減少させる照射量低減処理を実施
    し、 前記感応基板上で相互に隣接する一対の被転写領域のう
    ち、前記照射量低減処理によって荷電粒子線の入射量が
    減少する領域の少なくとも一部が相互に重なるように前
    記マスクの前記小領域と前記感応基板の被転写領域とを
    対応させるように走査することを特徴とする荷電粒子線
    によるパターン転写方法。
  2. 【請求項2】 前記感応基板の前記一対の被転写領域に
    対応した前記マスクの小領域内の前記周辺部に共通のパ
    ターンを設けることを特徴とする請求項1記載の荷電粒
    子線によるパターン転写方法。
  3. 【請求項3】 前記照射量低減処理として、前記マスク
    に導かれる荷電粒子線を前記小領域に対応した断面形状
    に整形するアパーチャの像を、前記マスクにデフォーカ
    ス状態で投影することを特徴とする請求項1記載の荷電
    粒子線によるパターン転写方法。
  4. 【請求項4】 前記照射量低減処理として、前記マスク
    に導かれる荷電粒子線を、単一の小領域に対する照射中
    に前記マスク面と平行な方向に振動させることを特徴と
    する請求項1記載の荷電粒子線によるパターン転写方
    法。
  5. 【請求項5】 マスク上の複数の小領域のそれぞれに対
    して荷電粒子線を択一的に照射可能な照射手段と、 前記マスクの各小領域を通過した荷電粒子線の少なくと
    も一部を感応基板に導く投影手段と、 前記複数の小領域のそれぞれに対応した前記感応基板の
    被転写領域が相互に連続するように前記感応基板に対す
    る荷電粒子線の入射位置を調整する入射位置調整手段と
    を有する荷電粒子線転写装置において、 前記複数の小領域内のそれぞれの周辺部に対する荷電粒
    子線の照射量を各小領域の中心から離れるほど漸次減少
    させる照射量低減手段を設けたことを特徴とする荷電粒
    子線転写装置。
  6. 【請求項6】 前記マスクに向かう荷電粒子線を前記小
    領域に対応した断面形状に整形するアパーチャを有し、 前記照射量低減手段は、前記アパーチャの像を前記マス
    クにデフォーカス状態で投影することを特徴とする請求
    項5記載の荷電粒子線転写装置。
  7. 【請求項7】 前記照射量低減手段は、前記マスクに導
    かれる荷電粒子線を、単一の小領域に対する照射中に前
    記マスク面と平行な方向に振動させることを特徴とする
    請求項5記載の荷電粒子線転写装置。
  8. 【請求項8】 前記マスクに導かれる荷電粒子線を前記
    小領域に対応した断面形状に整形するアパーチャと、 前記アパーチャを通過して前記マスクに導かれる荷電粒
    子線を前記マスクと平行な方向に偏向する偏向器とを有
    し、 前記照射量低減手段は、前記偏向器による荷電粒子線の
    偏向量を周期的に変化させることを特徴とする請求項7
    記載の荷電粒子線転写装置。
  9. 【請求項9】 複数の小領域を有し、前記複数の小領域
    のそれぞれには、各小領域を通過する荷電粒子線に所定
    の変化を与えるパターンが設けられた荷電粒子線転写用
    マスクにおいて、 相互に接続されるべきパターンが設けられた一対の小領
    域内の周辺部では、前記パターンが重複していることを
    特徴とする荷電粒子線転写用マスク。
  10. 【請求項10】 マスク基板と、 前記マスク基板を支持しつつ該マスク基板を複数の小領
    域に区分する支柱とを備え、 前記小領域には、荷電粒子線を透過させる第1の領域
    と、該第1の領域よりも荷電粒子線の散乱または吸収の
    程度が大きい第2の領域とが設けられた荷電粒子線転写
    用マスクにおいて、 前記小領域と前記支柱との境界位置に前記第1の領域が
    接していることを特徴とする荷電粒子線転写用マスク。
  11. 【請求項11】 薄膜状のマスク基板と、 前記マスク基板を支持しつつ該マスク基板を複数の小領
    域に区分する支柱と、 前記マスク基板の前記小領域に配置され、荷電粒子線の
    吸収または散乱の程度が前記マスク基板よりも大きい照
    射制限部材とを有する荷電粒子線転写用マスクにおい
    て、 前記照射制限部材の存在しない透過領域が前記小領域と
    前記支柱との境界位置に接するように設けられているこ
    とを特徴とする荷電粒子線転写用マスク。
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