JPH0973046A - 焦点検出手段を有した画像形成装置 - Google Patents

焦点検出手段を有した画像形成装置

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JPH0973046A
JPH0973046A JP25563295A JP25563295A JPH0973046A JP H0973046 A JPH0973046 A JP H0973046A JP 25563295 A JP25563295 A JP 25563295A JP 25563295 A JP25563295 A JP 25563295A JP H0973046 A JPH0973046 A JP H0973046A
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JP
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mirror
lens
focus
projection
projection lens
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JP25563295A
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Kazuo Fujibayashi
和夫 藤林
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の大きさを維持させながら焦点検出
手段を適切な位置に配置すると共に、測距可能域を拡大
することができる焦点検出手段を有した画像形成装置を
得ること。 【解決手段】 照明手段LXで照明した投影画像を投影
レンズ’によってスクリーン13面あるいは記録媒体1
7面等の投影面上に投影する際、該投影レンズの射出側
に光路折曲用の第1ミラー9、第2ミラー10の少なく
とも2つのミラーを設け、該2つのミラー間の光路内に
該投影レンズの光軸と該光軸上の光線が該2つのミラー
へ入射するときの入射点とで形成される面に対し、垂直
方向に入射光束の少なくとも一部を反射させる第3ミラ
ー18を挿脱可能に設け、該第3ミラーでの反射方向に
沿ってレンズ19と、該投影レンズの投影面上の焦点状
態を検出する為の焦点検出ユニット100とを設けたこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は焦点検出手段を有し
た画像形成装置に関し、特に投影レンズによりスクリー
ン面上に投影される投影像あるいは記録媒体面上に投影
される投影像の結像状態を検出し、常にピントの合った
良好なる投影像が得られる、例えばマイクロフィルムリ
ーダーやマイクロフィルムリーダープリンタ等の装置に
好適な焦点検出手段を有した画像形成装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般のマイクロフィルムリーダープリン
タ等の画像形成装置は縮小記録しているマイクロフィル
ム等の投影画像(画像情報)を投影レンズによりスクリ
ーン面上に拡大投影するリーダ部(観察系)と、該投影
画像を投影レンズにより感光体に投影記録し複写物とし
て出力するプリンタ部(記録系)とを有している。そし
て多くのマイクロフィルムリーダープリンタでは手動で
投影レンズを光軸方向に移動させてスクリーン面上又は
感光体面上にピントの合った投影像を得ている。このよ
うな動作をしている為、ピント調整が面倒であり、最近
では焦点検出手段を用いて短時間に自動的にピント合わ
せ可能なリーダープリンターが望まれている。
【0003】一般に画像形成装置において投影レンズと
して投影倍率が40〜50倍と高倍率のものを使用した
場合、焦点深度は0.02mm程度と浅くなる。この
為、鮮明な投影像をスクリーン面上もしくは感光ドラム
面上に形成する為には焦点検出手段に高い光学精度が要
求されてくる。
【0004】焦点検出手段を用いた画像形成装置は、例
えば特開昭63−316838号公報や特開昭63−7
0813号公報や本出願人が先に提案した特開平6−5
9183号公報等で種々と提案されている。
【0005】特開昭63−316838号公報では拡大
像を投影する為のリーダ系光路と焦点検出用の受光素子
に光束を導く為の焦点検出用光路とを設け、この焦点検
出用光路に2次結像レンズを配置して投影レンズによる
投影像を縮小して受光素子に結像させている。そして受
光素子から得られる信号を利用してピント調整を行って
いる。
【0006】特開昭63−70813号公報では投影画
像を読取る為にイメージセンサーを設け、該イメージセ
ンサーの複数の領域毎でそれぞれ投影画像に関するコン
トラスト信号を求め、これら各コントラスト信号が最大
となる投影レンズの光軸上の位置をそれぞれの領域に対
する合焦位置として求めている。そして各領域の合焦位
置のうち最も多い合焦位置を含み、かつ互いに接近した
合焦位置の集合を用いて投影レンズの合焦位置を決定す
ることによりピント調整を行っている。
【0007】特開平6−59183号公報では焦点検出
手段を構成する焦点検出用の結像レンズ(縮小レンズ)
あるいはラインセンサーを含む焦点検出部のいずれか一
方を光軸上移動させて合焦点までの投影レンズの移動量
を求めた後、該投影レンズを光軸上移動させて投影画像
のピント調整を行なっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】これら焦点検出手段
(焦点検出系)を用いた画像形成装置においては、該焦
点検出手段分だけ余分に光学系を設置することになる
為、該画像形成装置を構成する際には、該焦点検出手段
を構成する各要素がリーダ部やプリンタ部を構成する各
要素と互いに干渉しないように設置しなければならな
い。
【0009】しかしながら装置全体の大きさを維持させ
ながら焦点検出手段を適切なる位置に設置することは非
常に難しく、装置全体が大型化になり易いという問題点
があった。
【0010】更に縮小光学系を用いた焦点検出手段で
は、該縮小光学系でカバーできる光束が限定されてしま
う為、全画面に対し測距可能域(測距視野)が狭いとい
う問題点があった。その為、測距可能域に画像情報がな
い場合、測距ができないという問題点があった。
【0011】本発明は投影レンズの射出側に第1ミラー
と第2ミラーとを設け、該第1ミラーと第2ミラーとの
間の光路内に第3ミラーを挿脱可能に設け、該第3ミラ
ーでの反射方向に沿ってレンズと焦点検出ユニットとを
設けることにより、装置全体の大きさを大きくすること
なく、焦点検出手段を収納することができる焦点検出手
段を有した画像形成装置の提供を目的とする。
【0012】更に投影レンズの投影面上の焦点状態を検
出する際には、第3ミラーとレンズと焦点検出ユニット
とを一体にし、該投影レンズの光軸に対して略垂直方向
に移動させることにより、測距視野を拡大することがで
きる焦点検出手段を有した画像形成装置の提供を目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の焦点検出手段を
有した画像形成装置は、照明手段で照明した投影画像を
投影レンズによってスクリーン面あるいは記録媒体面等
の投影面上に投影する際、該投影レンズの射出側に光路
折曲用の第1ミラー、第2ミラーの少なくとも2つのミ
ラーを設け、該2つのミラー間の光路内に該投影レンズ
の光軸と該光軸上の光線が該2つのミラーへ入射すると
きの入射点とで形成される面に対し、垂直方向に入射光
束の少なくとも一部を反射させる第3ミラーを挿脱可能
に設け、該第3ミラーでの反射方向に沿ってレンズと、
該投影レンズの投影面上の焦点状態を検出する為の焦点
検出ユニットとを設けたことを特徴としている。
【0014】特に前記第3ミラーと前記レンズと前記焦
点検出ユニットとを一体にし、該第3ミラーでの反射方
向に沿って移動させることにより、前記投影レンズの投
影面上の焦点状態を検出するようにしたことや、前記第
3ミラーと前記レンズと前記焦点検出ユニットとを一体
にし、該焦点検出ユニットが見込む前記投影画像の画角
に対応して傾き方を変化させながら該第3ミラーでの光
束の反射方向に沿って移動させることにより、前記投影
レンズの投影面上の焦点状態を検出するようにしたこと
等を特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像形成装置の実
施形態1の光学系の要部概略図、図2は図1の一部分を
スクリーン側から見たときの要部概略図、図3は図1の
一部分の要部斜視図である。
【0016】図中、1は光源手段であり、例えばハロゲ
ンランプや螢光灯等より成っている。2はコンデンサー
レンズであり、光源手段1からの光束を集光している。
3は断熱ガラス、4はコールドミラーであり、この光学
部材3,4で光源手段1から放射された光束のうち赤外
光成分を除去して投影される画像6面上での温度の上昇
を抑えている。5はフィールドレンズである。尚、本実
施形態においては符番1,2,3,4,5の各要素で照
明手段(照明系)LXを構成している。
【0017】6は透過型の投影される画像(画像情報)
であり、例えばマイクロフィルム等から成っている。7
は投影レンズであり、画像6をスクリーン13面上又は
感光ドラム(記録媒体)17面上に拡大投影している。
【0018】投影レンズ7は後述する焦点検出手段10
1で得られる信号(出力値)に基づいて駆動手段28に
より光軸上矢印7aの如く移動制御され、これによりス
クリーン13面上の投影像のピント調整(フォーカシン
グ)を行なっている。
【0019】8はローテーションプリズムであり、投影
レンズ7の射出面側に設けており、例えばフィルム平面
内で傾いて配置されたマイクロフィルム像(投影画像)
6をスクリーン13面上で、あるいは感光ドラム17面
上で任意の角度に補正する機能を有している。
【0020】9,10は各々光路折曲用の第1、第2ミ
ラーであり、投影レンズ7の射出側近傍に設けており、
投影画像に基づく光束の光路を適切に折り曲げて、スク
リーン13側及び感光ドラム17側へ光束を導いてい
る。
【0021】18は挿脱可能な第3ミラーであり、全反
射ミラーより成っており、第1ミラー9と第2ミラー1
0との間の光路内に、投影レンズ7の光軸と該光軸上の
光線が該第1ミラー9と第2ミラー10へ入射するとき
の入射点とで形成される面に対し、垂直方向に光束を反
射させている。本実施形態では第3ミラー18で反射さ
れる光束の反射方向に沿って後述するレンズ(縮小レン
ズ)19と該投影レンズ7の投影面上の焦点状態を検出
する為の焦点検出ユニット100とを設けている。又本
実施形態における第3ミラー18は投影される画像6を
スクリーン13面あるいは感光ドラム17面に投影する
際には光路外へ退避しており、又焦点検出ユニット10
0で投影レンズ7の投影面上の焦点状態を検出する際に
は光路内に挿入している。
【0022】19は焦点検出用の縮小レンズ(結像レン
ズ)である。20は焦点検出用の測距視野マスクであ
り、縮小レンズ19の予定結像面P近傍に設けており、
後述する受光手段としての焦点検出用の受光素子(ライ
ンセンサー)23に入射する光量を制限している。視野
マスク20は投影レンズ7による投影画面の略中央に交
差して、例えば十字形の開口部20aを有している。
【0023】21は焦点検出用の正の屈折力を有するフ
ィールドレンズであり、縮小レンズ19の予定結像面P
近傍に設けており、縮小レンズ19で結像された投影像
を後述する全体として2対の焦点検出用の再結像レンズ
(22a,22b)(22c,22d)を介して全体と
して2対のラインセンサー(23a,23b)(23
c,23d)面上へ導光する光学的作用を有している。
【0024】2対の再結像レンズ(22a,22b)
(22c,22d)は光軸に対してそれぞれ対称に配置
している。2対のラインセンサー(23a,23b)
(23c,23d)は2対の再結像レンズ(22a,2
2b)(22c,22d)に対応して光軸に対してそれ
ぞれ対称に配置している。
【0025】尚、本実施形態においては符番20,2
1,22,23の各要素で焦点検出ユニット100を構
成しており、又第3ミラー18と縮小レンズ19と焦点
検出ユニット100とで焦点検出手段101を構成して
いる。
【0026】本実施形態では後述するように投影レンズ
7の投影面上の焦点状態を検出する際には、第3ミラー
18と縮小レンズ19と焦点検出ユニット100とを一
体にし、該焦点検出ユニット100が見込む投影画像の
画角に対応して傾き方を変化させながら、該第3ミラー
18で反射される光束の反射方向に沿って移動させるこ
とにより、投影される画像6の焦点状態を検出してい
る。尚、本実施形態の焦点検出方式は、所謂公知の像ず
れ方式を用いている。
【0027】24は焦点位置検出回路であり、ラインセ
ンサー23からの出力信号を利用して投影レンズ7のピ
ント状態を検出している。26は移動量演算回路であ
り、焦点位置検出回路24からの出力信号と投影レンズ
7の倍率情報が格納されたROM25からのデータ等を
利用して投影レンズ7の光軸上の移動量を演算してい
る。27はモータ駆動回路であり、移動量演算回路26
からの信号に基づいて駆動モータ28を介して投影レン
ズ7を光軸上移動させている。
【0028】102は移動可能なプリント用の走査部で
あり、走査用ミラー14と反射ミラー15とを有してお
り、プリント時に光路内に位置するように図中矢印Aの
如く移動しリーダ時には光路外へ退避している。この矢
印Aの方向は図1の紙面に垂直な方向である。16はプ
リント用のスリットであり、感光ドラム17面に露光さ
れる光量を制限している。17は記録媒体としての感光
ドラムである。11はリーダ用の反射ミラー、12はリ
ーダ用の反射ミラー、13はスクリーンである。
【0029】本実施形態においては光源手段1からの放
射した光束をコンデンサーレンズ2で集光して断熱ガラ
ス3を通過させコールドミラー4で反射させた後、フィ
ールドレンズ5を介して投影される画像6の有効照明領
域を照明している。そして投影レンズ7を通過した投影
画像に基づく光束は像回転プリズム8を通過後、第1ミ
ラー9に入射する。
【0030】尚、本実施形態においては投影レンズ7の
入射瞳位置近傍に光源手段1からの光束が集束(結像)
するように、即ちケーラー照明するように各要素を設定
している。
【0031】そしてスクリーン13面で投影される画像
6を観察するリーダ時、又は感光ドラム17面上に投影
画像を形成するプリンター時のときには、第3ミラー1
8を光路外へ退避させている。そしてリーダ時において
は第1ミラー9と第2ミラー10で反射した投影画像に
基づく光束を反射ミラー11、反射ミラー12を介して
スクリーン13面上に導光し、その面上に拡大した投影
画像を形成している。
【0032】又、プリンター時においてはプリンター用
の走査部102が光路内に位置するように図中矢印Aの
如く移動し、第1ミラー9と第2ミラー10で反射した
投影画像に基づく光束を走査用ミラー14,15で反射
させスリット16を介して感光ドラム17面上に入射さ
せている。そして感光ドラム17面上に拡大した投影像
を形成している。
【0033】このとき走査用ミラー14,15を一体に
移動させて感光ドラム17面上を走査方向に走査し、こ
れにより投影画像全体の画像情報を感光ドラム17面上
に投影記録している。
【0034】一方、投影レンズ7のピント状態を検出す
る際には第3ミラー18を第1ミラー9と第2ミラー1
0との間の光路内に挿入している。そして第3ミラー1
8で反射した投影画像に基づく光束を縮小レンズ19に
よって測距視野マスク(予定結像面)20に結像させ、
該結像した投影像をフィールドレンズ21を通して2対
の再結像レンズ(22a,22b)(22c,22d)
により2対のラインセンサー(23a,23b)(23
c,23d)面上に投影している。
【0035】即ち、本実施形態では測距視野マスク20
近傍に形成した投影画像を2対の再結像レンズ(22
a,22b)(22c,22d)により2対のラインセ
ンサー(23a,23b)(23c,23d)面上に2
対の投影画像(光量分布)として形成している。そして
このとき2対の投影画像(光量分布)の間隔をそれぞれ
焦点検出回路24で求めることによって投影レンズ7の
ピント状態を検出している。
【0036】そして焦点位置検出回路24からの信号と
投影レンズ7の倍率情報等が記憶されているROM25
からのデータ等を用いて、移動量演算回路26により該
投影レンズ7の光軸上の移動量を求めている。そして移
動量演算回路26からの信号に基づいてモータ駆動回路
27により駆動モータ28を介して投影レンズ7を光軸
上矢印7a方向へ移動させている。
【0037】尚、本実施形態では第3ミラー18を光路
内に挿脱可能にして設けたが、これに限らず、例えば回
動可能にして設けても良く、あるいは第3ミラー18と
縮小レンズ19と焦点検出ユニット100とを一体に
し、投影レンズ7の光軸に対して、これらを一体的に移
動可能となるように構成しても良く、又は第3ミラー1
8を挿脱可能な、あるいは回動可能なハーフミラーより
構成しても本発明は前述の実施形態1と同様に適用する
ことができる。
【0038】次に焦点検出手段の設置位置について説明
する。
【0039】焦点検出手段101は投影像を縮小するこ
とにより小さいラインセンサー(CCD)で少しでも広
い視野をカバーしようとする機能を果たす為に小さい反
射ミラーで広い視野の光束を拾えるように投影レンズ7
の近傍に配置するのが望ましい。それにはローテーショ
ンプリスム8の射出面近傍、即ち図1に示す第1ミラー
9の位置に焦点検出手段101を配置することが適当で
ある。しかしながら、この位置には投影レンズ7のホル
ダーやローテーションプリスム8のホルダー等を支える
支持板を配置する必要がある為、実際の配置には適さな
い。
【0040】そこで本実施形態では上記の支持板の配置
位置に支障がないように第1ミラー9と第2ミラー10
とで光路を折り曲げて焦点検出手段101を配置するス
ペースを確保し、更に第1ミラー9と第2ミラー10と
の間の光路内に、投影レンズ7の光軸と該光軸上の光線
が該第1ミラー9と第2ミラー10へ入射するときの入
射点とで形成される面(図1の紙面)に対し、垂直方向
に光束を反射させる第3ミラーを設け、該第3ミラー1
8での反射方向に縮小レンズ19と焦点検出ユニット1
00を設けることによって、該焦点検出手段101をロ
ーテーションプリスム8の回転機構等と干渉しない位置
に配置することができる。
【0041】このように本実施形態においては上述の如
く、リーダ部とプリンタ部とが使用しないスペースを有
効に使用し、そのスペース領域に焦点検出手段を配する
ように構成することにより、装置全体の大きさを変えず
に、その大きさを維持することができる。
【0042】次に焦点検出手段において測距視野を拡大
する方法について説明する。
【0043】本実施形態で採用している焦点検出手段は
図4に示すように投影レンズ7の瞳7c,7dを縮小レ
ンズ19とフィールドレンズ21によって光軸に対称に
配した1対の結像レンズ22a.22bに結像させ、2
つの等価な投影像を1対のラインセンサー23a,23
b面上に形成している。尚、同図では説明を簡略化する
為、再結像レンズ22及びラインセンサー23を共に1
対で示している。
【0044】同図においては投影レンズ7の瞳7a,7
bが1対の結像レンズ22a,22bの瞳に結像され
る。従って瞳結像が成立していなければ焦点検出ができ
ないことになる。ここで焦点検出手段が固定して配置さ
れているとすればスクリーン13上の測距視野は図5に
示すように実線の領域29aとある狭い領域に限定され
てしまう。従ってマイクロフィルムの投影像の画像情報
がスクリーン13面上の領域29aの範囲に存在しない
場合、測距ができなくなる。
【0045】このような場合、例えば投影されて画像6
を保持するフィルムキャリアを移動させて測距可能域2
9aに画像情報(画像部)が位置するようにすれば測距
は可能となるが、操作性の面から見てフィルムキャリア
を固定のままで使えるようにした方が良い。
【0046】そこで本実施形態においては図6(A)に
示すように第3ミラー18と縮小レンズ19と焦点検出
ユニット100とを一体にし、不図示の第1ミラーと第
2ミラーとの間の光路内で投影レンズの光軸に対して略
垂直方向(第3ミラーでの光束の反射方向)に移動(走
査)させることにより、実質的に測距視野を拡大してい
る。
【0047】但し、このとき単に焦点検出手段101を
投影レンズ7の光軸に対して略垂直方向に移動させただ
けでは、画角の付いた軸外光束については前記図4に示
したような瞳結像が成り立たない場合がある。そこで本
実施形態では図6(B)に示すように焦点検出ユニット
が見込む投影画像の画角に対応して、焦点検出手段10
1の傾き(101B、101cの状態)を変化させなが
ら、第3ミラーで反射される光束の反射方向に沿って移
動させることにより、スクリーン13上の測距視野範囲
を図5に示すように領域29b,29a,29cの3つ
の領域に拡大している。これにより本実施形態では測距
不能の状況を極めて少なくして投影画像の焦点状態を検
出している。
【0048】尚、本実施形態では焦点検出手段101の
傾き角を対応する投影される画像6の画角の略1/2と
なるように設定している。又焦点検出が終了した後は前
述の如く第3ミラー18を光路外へ退避させて、スクリ
ーン13面上で照度及び感光ドラム17面上での露光量
が低下しないようにしている。
【0049】このように本実施形態においては上述の如
く焦点検出ユニット100が検知できる測距可能範囲が
狭くても実質的な測距可能範囲を拡げることにより、原
画(マイクロフィルム)に画像情報がない部分が広くて
も測距不能となる確率を大幅に減少させることができ
る。
【0050】尚、本実施形態では焦点検出ユニット10
0の一要素を構成する再結像レンズ22及びラインセン
サー23をそれぞれ全体として2対より構成したが、1
対で構成しても本発明は前述の実施形態と同様に適用す
ることができる。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば前述の如く投影レンズの
射出側に第1ミラーと第2ミラーとを設け、該第1ミラ
ーと第2ミラーとの間の光路内に第3ミラーを挿脱可能
に設け、該第3ミラーでの反射方向に沿ってレンズと焦
点検出ユニットとを設けることにより、他機能部材の配
置を大幅に変更することなく焦点検出手段を収納するこ
とができ、これにより焦点検出手段を付加しても装置全
体の大きさを維持することができる焦点検出手段を有し
た画像形成装置を達成することができる。
【0052】更に本発明によれば前述の如く投影レンズ
の投影面上の焦点状態を検出する際には、第3ミラーと
レンズと焦点検出ユニットとを一体にし第1ミラーと第
2ミラーとの中間の投影レンズの光軸に対して略垂直方
向(第3ミラーでの光束の反射方向)に移動させること
により、測距視野を拡大することができ、これにより測
距可能域に画像情報がなくても測距不能の状況を極めて
少なくすることができる焦点検出手段を有した画像形成
装置を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の光学系の要部概略図
【図2】 図1の一部分をスクリーン側から見たときの
要部概略図
【図3】 図1の一部分の要部斜視図
【図4】 本発明の実施形態1の焦点検出系の原理を説
明する説明図
【図5】 本発明の実施形態1の焦点検出系の走査によ
り測距視野が拡大する様子を示した説明図
【図6】 本発明の実施形態1の焦点検出系の走査に関
する要部説明図
【符号の説明】
LX 照明手段 1 光源手段 2 コンデンサーレンズ 3 断熱ガラス 4 コールドミラー 5 フィールドレンズ 6 投影画像 7 投影レンズ 8 ローテーションプリズム 9 第1ミラー 10 第2ミラー 18 第3ミラー 19 レンズ(縮小レンズ) 20 測距視野マスク 21 フィールドレンズ 22 再結像系 22a,22b,22c,22d 再結像レンズ 23 受光手段 23a,23b,23c,23d 受光素子(ラインセ
ンサー) 11 反射ミラー 12 回動ミラー 13 スクリーン 14,15 走査用ミラー 16 スリット 17 記録媒体(感光ドラム) 24 焦点位置検出回路 25 ROM 26 移動量演算回路 27 モータ駆動回路 28 駆動モータ 100 焦点検出ユニット 101 焦点検出手段 102 走査部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明手段で照明した投影画像を投影レン
    ズによってスクリーン面あるいは記録媒体面等の投影面
    上に投影する際、 該投影レンズの射出側に光路折曲用の第1ミラー、第2
    ミラーの少なくとも2つのミラーを設け、該2つのミラ
    ー間の光路内に該投影レンズの光軸と該光軸上の光線が
    該2つのミラーへ入射するときの入射点とで形成される
    面に対し、垂直方向に入射光束の少なくとも一部を反射
    させる第3ミラーを挿脱可能に設け、 該第3ミラーでの反射方向に沿ってレンズと、該投影レ
    ンズの投影面上の焦点状態を検出する為の焦点検出ユニ
    ットとを設けたことを特徴とする焦点検出手段を有した
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第3ミラーと前記レンズと前記焦点
    検出ユニットとを一体にし、該第3ミラーでの反射方向
    に沿って移動させることにより、前記投影レンズの投影
    面上の焦点状態を検出するようにしたことを特徴とする
    請求項1の焦点検出手段を有した画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第3ミラーと前記レンズと前記焦点
    検出ユニットとを一体にし、該焦点検出ユニットが見込
    む前記投影画像の画角に対応して傾き方を変化させなが
    ら該第3ミラーでの光束の反射方向に沿って移動させる
    ことにより、前記投影レンズの投影面上の焦点状態を検
    出するようにしたことを特徴とする請求項1の焦点検出
    手段を有した画像形成装置。
JP25563295A 1994-09-29 1995-09-06 焦点検出手段を有した画像形成装置 Pending JPH0973046A (ja)

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