JPH0972633A - 冷媒制御弁及び冷媒制御弁の駆動方法 - Google Patents
冷媒制御弁及び冷媒制御弁の駆動方法Info
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- JPH0972633A JPH0972633A JP7228068A JP22806895A JPH0972633A JP H0972633 A JPH0972633 A JP H0972633A JP 7228068 A JP7228068 A JP 7228068A JP 22806895 A JP22806895 A JP 22806895A JP H0972633 A JPH0972633 A JP H0972633A
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- Japan
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- plunger
- coil
- predetermined direction
- control valve
- magnetic field
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/70—Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating
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- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】四方弁の不用意な切換わりを防止した自己保持
型の冷媒制御弁を提供する。 【解決手段】コイル130と、このコイル130の励磁
によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジャ
ー128と、このプランジャー128を反所定方向に導
くバネ129と、コイル130が励磁されプランジャー
128が所定方向に一定量以上導かれている際にバネ1
29の力に逆らってプランジャー128を所定方向の位
置に保持する永久磁石131と、プランジャー128の
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構と、コイル
へ130の直流電力の通電方向を切り換える通電切り換
え部と、前記直流電力を前記コイルへ間欠通電させる間
欠制御部とを有する。
型の冷媒制御弁を提供する。 【解決手段】コイル130と、このコイル130の励磁
によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジャ
ー128と、このプランジャー128を反所定方向に導
くバネ129と、コイル130が励磁されプランジャー
128が所定方向に一定量以上導かれている際にバネ1
29の力に逆らってプランジャー128を所定方向の位
置に保持する永久磁石131と、プランジャー128の
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構と、コイル
へ130の直流電力の通電方向を切り換える通電切り換
え部と、前記直流電力を前記コイルへ間欠通電させる間
欠制御部とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷媒の流路切換えや流路
開閉等を行うための自己保持型の冷媒制御弁及び冷媒制
御弁の駆動方法に関するものである。
開閉等を行うための自己保持型の冷媒制御弁及び冷媒制
御弁の駆動方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮機、四方弁、室外側熱交換
器、減圧装置、室内側熱交換器を用いた冷凍サイクルを
有するヒートポンプ式空気調和機では、冷房運転/暖房
運転の切換えを行う際に、室内側熱交換器と室外側熱交
換器に対する冷媒の流通順序を逆転するようにしてい
る。すなわち夫々の熱交換器を蒸発器として作用させる
か凝縮器として作用させるかを切換えて冷房運転/暖房
運転の切換えを行っていた。
器、減圧装置、室内側熱交換器を用いた冷凍サイクルを
有するヒートポンプ式空気調和機では、冷房運転/暖房
運転の切換えを行う際に、室内側熱交換器と室外側熱交
換器に対する冷媒の流通順序を逆転するようにしてい
る。すなわち夫々の熱交換器を蒸発器として作用させる
か凝縮器として作用させるかを切換えて冷房運転/暖房
運転の切換えを行っていた。
【0003】この冷媒の流通順序を逆転するために四方
弁と称する冷媒制御弁が一般に用いられている。この四
方弁には冷媒の流量を直接切り換えるための弁と、この
弁を作動させるためのパイロット弁が設けられ、このパ
イロット弁を操作することによって四方弁自体の冷媒流
路が切り変わるものであった。
弁と称する冷媒制御弁が一般に用いられている。この四
方弁には冷媒の流量を直接切り換えるための弁と、この
弁を作動させるためのパイロット弁が設けられ、このパ
イロット弁を操作することによって四方弁自体の冷媒流
路が切り変わるものであった。
【0004】近年、実公平1−38445号公報に記載
されているように、省エネルギー(四方弁に通電する電
力を削減する)を目的に自己保持型の四方弁を用い、四
方弁の切換え時のみ通電し、通常時にはその四方弁の状
態を永久磁石で保持させるものが試みられた。
されているように、省エネルギー(四方弁に通電する電
力を削減する)を目的に自己保持型の四方弁を用い、四
方弁の切換え時のみ通電し、通常時にはその四方弁の状
態を永久磁石で保持させるものが試みられた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自己
保持型の四方弁では、四方弁の不用意な切換わり防止す
るための、逐次四方弁の状態を検出し、四方弁に不用意
な切換わりが生じた際には四方弁を適切な状態に戻すよ
うに構成していたが、四方弁の状態を逐次検出するため
の構成(位置検出器など)が必要になり、同時にその構
成のための信号線が増加して配線引き回しが乱雑になる
問題点があった。
保持型の四方弁では、四方弁の不用意な切換わり防止す
るための、逐次四方弁の状態を検出し、四方弁に不用意
な切換わりが生じた際には四方弁を適切な状態に戻すよ
うに構成していたが、四方弁の状態を逐次検出するため
の構成(位置検出器など)が必要になり、同時にその構
成のための信号線が増加して配線引き回しが乱雑になる
問題点があった。
【0006】以上のような問題点に対して、本発明は四
方弁の状態を逐次検出することなく、四方弁の不用意な
切換わりを防止した自己保持型の冷媒制御弁(例えば四
方弁)を提供するものである。
方弁の状態を逐次検出することなく、四方弁の不用意な
切換わりを防止した自己保持型の冷媒制御弁(例えば四
方弁)を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷媒制御弁は、
円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生
じる磁界で所定の方向に導かれるプランジャーと、この
プランジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが
励磁され前記プランジャーが所定方向に一定量以上導か
れている際に前記バネの力に逆らって前記プランジャー
を所定方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジ
ャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構と、
前記コイルへの直流電力の通電方向を切り換える通電切
り換え部と、前記直流電力を前記コイルへ間欠通電させ
る間欠制御部と備えたものである。
円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生
じる磁界で所定の方向に導かれるプランジャーと、この
プランジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが
励磁され前記プランジャーが所定方向に一定量以上導か
れている際に前記バネの力に逆らって前記プランジャー
を所定方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジ
ャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構と、
前記コイルへの直流電力の通電方向を切り換える通電切
り換え部と、前記直流電力を前記コイルへ間欠通電させ
る間欠制御部と備えたものである。
【0008】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
【0009】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、円筒に
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーを所定方向に保
持する際は、前記永久磁石による前記プランジャーを所
定方向側へ保持する磁界に併せて前記プランジャーを所
定方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電力を所
定周期毎に前記コイルに間欠通電し、前記プランジャー
を反所定方向に保持する際は、前記永久磁石による前記
プランジャーを所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁
界が生じるように直流電力を所定周期毎に前記コイルに
間欠通電するものである。
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーを所定方向に保
持する際は、前記永久磁石による前記プランジャーを所
定方向側へ保持する磁界に併せて前記プランジャーを所
定方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電力を所
定周期毎に前記コイルに間欠通電し、前記プランジャー
を反所定方向に保持する際は、前記永久磁石による前記
プランジャーを所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁
界が生じるように直流電力を所定周期毎に前記コイルに
間欠通電するものである。
【0010】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
【0011】また、この通電期間にはプランジャーを所
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが反所定方向にあっても所定方向に戻すこと
ができる。
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが反所定方向にあっても所定方向に戻すこと
ができる。
【0012】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、円筒に
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーが前記永久磁石
で所定方向に保持されている際、前記コイルに直流電力
を所定周期毎に間欠通電するものである。
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーが前記永久磁石
で所定方向に保持されている際、前記コイルに直流電力
を所定周期毎に間欠通電するものである。
【0013】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、さら
に、前記直流電力は前記プランジャーを所定方向側へ導
く磁界を前記コイルに生じさせるものである。
に、前記直流電力は前記プランジャーを所定方向側へ導
く磁界を前記コイルに生じさせるものである。
【0014】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
が永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルへの
通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切れ
ている時間分消費電力を減らすことができる。
【0015】また、この通電期間にはプランジャーを所
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが反所定方向にあっても所定方向に戻すこと
ができる。
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが反所定方向にあっても所定方向に戻すこと
ができる。
【0016】本発明の冷媒制御弁は、圧縮機、冷媒制御
弁、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷媒拝観で接続し、前
記冷媒制御弁の操作で少なくとも被調和室の冷房運転/
暖房運転の切り換えを可能にした空気調和機において、
前記冷媒制御弁は、円筒に巻かれたコイルと、このコイ
ルの励磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプ
ランジャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバ
ネと、前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方
向に一定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らっ
て前記プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁
石と、前記プランジャーの位置に基づいて被調和室の冷
房運転/暖房運転のいずれか一方が行えるように冷媒の
流れを切り換える機構とを有し、前記コイルは空気調和
機が冷房運転/暖房運転のいずれか一方の際に、前記永
久磁石による前記プランジャーを所定方向側へ保持する
磁界に併せて前記プランジャーを所定方向側へ保持させ
る磁界が生じるように直流電力が所定周期毎に前記コイ
ルに間欠通電され、空気調和機が冷房運転/暖房運転の
他方の際に、前記永久磁石による前記プランジャーを所
定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じるように
直流電力が所定周期毎に前記コイルに間欠通電されるも
のである。
弁、凝縮器、減圧装置、蒸発器を冷媒拝観で接続し、前
記冷媒制御弁の操作で少なくとも被調和室の冷房運転/
暖房運転の切り換えを可能にした空気調和機において、
前記冷媒制御弁は、円筒に巻かれたコイルと、このコイ
ルの励磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプ
ランジャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバ
ネと、前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方
向に一定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らっ
て前記プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁
石と、前記プランジャーの位置に基づいて被調和室の冷
房運転/暖房運転のいずれか一方が行えるように冷媒の
流れを切り換える機構とを有し、前記コイルは空気調和
機が冷房運転/暖房運転のいずれか一方の際に、前記永
久磁石による前記プランジャーを所定方向側へ保持する
磁界に併せて前記プランジャーを所定方向側へ保持させ
る磁界が生じるように直流電力が所定周期毎に前記コイ
ルに間欠通電され、空気調和機が冷房運転/暖房運転の
他方の際に、前記永久磁石による前記プランジャーを所
定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じるように
直流電力が所定周期毎に前記コイルに間欠通電されるも
のである。
【0017】この発明では、空気調和機の運転モードを
冷房運転/暖房運転のいずれかに切換る冷媒制御弁のコ
イルへの通電を間欠にすることによって、コイルへの通
電が切れている時間分消費電力を減らすことができ、冷
媒制御弁のプランジャーがバネの力で反所定方向に保持
されている際は、コイルへの通電を間欠にすることによ
って、コイルへの通電が切れている時間分消費電力を減
らすことができ、プランジャーが所定方向/反所定方向
のいずれの側にあってもコイルへの通電時間を減らしコ
イルでの消費電力を減らすことができる。
冷房運転/暖房運転のいずれかに切換る冷媒制御弁のコ
イルへの通電を間欠にすることによって、コイルへの通
電が切れている時間分消費電力を減らすことができ、冷
媒制御弁のプランジャーがバネの力で反所定方向に保持
されている際は、コイルへの通電を間欠にすることによ
って、コイルへの通電が切れている時間分消費電力を減
らすことができ、プランジャーが所定方向/反所定方向
のいずれの側にあってもコイルへの通電時間を減らしコ
イルでの消費電力を減らすことができる。
【0018】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、円筒に
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーが前記バネで反
所定方向に保持されている際、前記コイルに直流電力を
所定周期毎に間欠通電するものである。
巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる磁
界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラン
ジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁さ
れ前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれてい
る際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所定
方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャーの
位置に基づいて冷媒の流れを切り換える機構とを有する
冷媒制御弁において、前記プランジャーが前記バネで反
所定方向に保持されている際、前記コイルに直流電力を
所定周期毎に間欠通電するものである。
【0019】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
がバネの力で反所定方向に保持されている際、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができる。
がバネの力で反所定方向に保持されている際、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができる。
【0020】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、さら
に、前記直流電力は前記プランジャーを反所定方向側へ
導く磁界を前記コイルに生じさせるものである。
に、前記直流電力は前記プランジャーを反所定方向側へ
導く磁界を前記コイルに生じさせるものである。
【0021】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
がバネの力で反所定方向に保持されている際、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができる。
がバネの力で反所定方向に保持されている際、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができる。
【0022】またこの通電期間にはプランジャーを反所
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが所定方向にあっても反所定方向に戻すこと
ができる。
定方向に保持する磁界がコイルから与えられるので、プ
ランジャーが所定方向にあっても反所定方向に戻すこと
ができる。
【0023】本発明の冷媒制御弁の駆動方法は、さら
に、前記コイルに直流電力を間欠通電する際の通電時間
は前記プランジャーを所定方向側/反所定方向側に切り
換えるに充分な時間であるものである。
に、前記コイルに直流電力を間欠通電する際の通電時間
は前記プランジャーを所定方向側/反所定方向側に切り
換えるに充分な時間であるものである。
【0024】この発明では、冷媒制御弁のプランジャー
が永久磁石で所定方向に保持されている際は、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができ、冷媒制御
弁のプランジャーがバネの力で反所定方向に保持されて
いる際は、コイルへの通電を間欠にすることによって、
コイルへの通電が切れている時間分消費電力を減らすこ
とができ、プランジャーが所定方向/反所定方向のいず
れの側にあってもコイルへの通電時間を減らしコイルで
の消費電力を減らすことができる。
が永久磁石で所定方向に保持されている際は、コイルへ
の通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が切
れている時間分消費電力を減らすことができ、冷媒制御
弁のプランジャーがバネの力で反所定方向に保持されて
いる際は、コイルへの通電を間欠にすることによって、
コイルへの通電が切れている時間分消費電力を減らすこ
とができ、プランジャーが所定方向/反所定方向のいず
れの側にあってもコイルへの通電時間を減らしコイルで
の消費電力を減らすことができる。
【0025】また、通電切換部で固定子巻線への通電方
向を切換えてプランジャーの位置を変え、同時にコイル
への通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が
切れている時間分消費電力を減らすことができる。
向を切換えてプランジャーの位置を変え、同時にコイル
への通電を間欠にすることによって、コイルへの通電が
切れている時間分消費電力を減らすことができる。
【0026】また、コイルへ間欠通電している際のコイ
ルへの通電時間をプランジャーの位置を所定方向/反所
定方向に切換るに必要な時間にすることによって、最小
限の通電でプランジャーの位置を保持することができ
る。
ルへの通電時間をプランジャーの位置を所定方向/反所
定方向に切換るに必要な時間にすることによって、最小
限の通電でプランジャーの位置を保持することができ
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面に基づ
いて説明する。図1は室内側ユニットと室外側ユニット
とから構成される空気調和機の概略を示す冷媒回路図で
あり、図中1は冷媒圧縮機(圧縮機)、2は圧縮機1か
らの吐出冷媒の循環方向を変える冷媒制御弁(四方
弁)、3は室外側ユニットに搭載された熱源側熱交換
器、4は減圧装置(キャピラリーチューブや電動膨張
弁、又は熱動膨張弁などである)、5はモジュレータ兼
ストレーナ、6は室内側ユニットに搭載された利用側熱
交換器、7はアキュムレータであり、これらの構成要素
は冷媒配管にて冷凍サイクルを構成するように環状に接
続されている。
いて説明する。図1は室内側ユニットと室外側ユニット
とから構成される空気調和機の概略を示す冷媒回路図で
あり、図中1は冷媒圧縮機(圧縮機)、2は圧縮機1か
らの吐出冷媒の循環方向を変える冷媒制御弁(四方
弁)、3は室外側ユニットに搭載された熱源側熱交換
器、4は減圧装置(キャピラリーチューブや電動膨張
弁、又は熱動膨張弁などである)、5はモジュレータ兼
ストレーナ、6は室内側ユニットに搭載された利用側熱
交換器、7はアキュムレータであり、これらの構成要素
は冷媒配管にて冷凍サイクルを構成するように環状に接
続されている。
【0028】尚、8、9は消音器(マフラー)、10〜
13は夫々室内ユニットおよび室外ユニットに設けられ
た接続バルブであり、バルブ10とバルブ11との間を
冷媒配管(直径3/8インチ)でつなぎ、バルブ12と
バルブ13との間を冷媒配管(直径3/4インチ)でつ
なぐことによって、室内ユニットと室外ユニットとに分
けて搭載された前記構成要素を冷凍サイクルが成り立つ
ように接続することができる。
13は夫々室内ユニットおよび室外ユニットに設けられ
た接続バルブであり、バルブ10とバルブ11との間を
冷媒配管(直径3/8インチ)でつなぎ、バルブ12と
バルブ13との間を冷媒配管(直径3/4インチ)でつ
なぐことによって、室内ユニットと室外ユニットとに分
けて搭載された前記構成要素を冷凍サイクルが成り立つ
ように接続することができる。
【0029】四方弁2が図1に示す実線の状態にある場
合は、圧縮機1から吐出された冷媒が実線矢印のように
流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷媒はマフ
ラー8、四方弁2を経て室外側熱交換器3で凝縮し、キ
ャピラリチューブ4、ストレーナ5を経て減圧量が調整
された後室内側熱交換器6で蒸発し、次いでマフラー
9、四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮機に再吸入
される。従って、室内側熱交換器6が蒸発器として作用
するので、冷媒の蒸発による吸熱作用で被調和室の冷房
運転が行える。
合は、圧縮機1から吐出された冷媒が実線矢印のように
流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷媒はマフ
ラー8、四方弁2を経て室外側熱交換器3で凝縮し、キ
ャピラリチューブ4、ストレーナ5を経て減圧量が調整
された後室内側熱交換器6で蒸発し、次いでマフラー
9、四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮機に再吸入
される。従って、室内側熱交換器6が蒸発器として作用
するので、冷媒の蒸発による吸熱作用で被調和室の冷房
運転が行える。
【0030】また、四方弁2が図1に示す点線の状態に
ある場合は、圧縮機1から吐出された冷媒が点線矢印の
ように流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷媒
はマフラー8、四方弁2、マフラー9を経て室内側熱交
換器6で凝縮し、モジュレータ5、キャピラリーチュー
ブ4を経て減圧量が調整された後室外側熱交換器3で蒸
発し、次いで四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮機
に再吸入される。従って、室内側熱交換器6が凝縮器と
して作用するので、冷媒の凝縮熱を利用して被調和室の
暖房運転が行える。
ある場合は、圧縮機1から吐出された冷媒が点線矢印の
ように流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷媒
はマフラー8、四方弁2、マフラー9を経て室内側熱交
換器6で凝縮し、モジュレータ5、キャピラリーチュー
ブ4を経て減圧量が調整された後室外側熱交換器3で蒸
発し、次いで四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮機
に再吸入される。従って、室内側熱交換器6が凝縮器と
して作用するので、冷媒の凝縮熱を利用して被調和室の
暖房運転が行える。
【0031】また、14は電磁弁であり、圧縮機1の吐
出側(マフラー8の出口側)と室外側熱交換機の入り口
側とをつないでいる。四方弁2が図1に示す点線の状態
にある場合は、圧縮機1から吐出された冷媒が点線矢印
のように流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷
媒はマフラー8、四方弁2、マフラー9を経て室内側熱
交換器6で凝縮し、モジュレータ5、キャピラリーチュ
ーブ4を経て減圧量が調整された後室外側熱交換器3で
蒸発し、次いで四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮
機に再吸入される。従って、暖房運転時と同様に室内側
熱交換器6が凝縮器として作用するので被調和室の暖房
運転が行える。
出側(マフラー8の出口側)と室外側熱交換機の入り口
側とをつないでいる。四方弁2が図1に示す点線の状態
にある場合は、圧縮機1から吐出された冷媒が点線矢印
のように流れる。すなわち、圧縮機1から吐出された冷
媒はマフラー8、四方弁2、マフラー9を経て室内側熱
交換器6で凝縮し、モジュレータ5、キャピラリーチュ
ーブ4を経て減圧量が調整された後室外側熱交換器3で
蒸発し、次いで四方弁2、アキュムレータ7を経て圧縮
機に再吸入される。従って、暖房運転時と同様に室内側
熱交換器6が凝縮器として作用するので被調和室の暖房
運転が行える。
【0032】同時に、電磁弁14を介して圧縮機1から
吐出された高温冷媒の一部が蒸発器として作用している
室外側熱交換器3に供給され、この高温冷媒で室外側熱
交換器3の蒸発温度をあげる。すなわち、室外側熱交換
器3の蒸発温度が上がる分室外側熱交換器3の着霜を抑
制できるものである。
吐出された高温冷媒の一部が蒸発器として作用している
室外側熱交換器3に供給され、この高温冷媒で室外側熱
交換器3の蒸発温度をあげる。すなわち、室外側熱交換
器3の蒸発温度が上がる分室外側熱交換器3の着霜を抑
制できるものである。
【0033】尚、室外側熱交換器3の除霜を行うとき
は、圧縮機から吐出される冷媒は前記した冷房運転の時
と同じ流れになり、冷媒の凝縮作用による発熱で室外側
熱交換機に付着した霜を溶かする。
は、圧縮機から吐出される冷媒は前記した冷房運転の時
と同じ流れになり、冷媒の凝縮作用による発熱で室外側
熱交換機に付着した霜を溶かする。
【0034】図2、図3は図1に示した冷媒回路を制御
するためのブロック図であり、夫々図2は室内側ユニッ
トのブロック図、図3は室外側ユニットのブロック図を
示している。
するためのブロック図であり、夫々図2は室内側ユニッ
トのブロック図、図3は室外側ユニットのブロック図を
示している。
【0035】図2において、20はプラグであり例えば
単相100vのコンセントに差し込まれる。21は電源
基板であり、モータ電源22、制御回路電源、シリアル
電源24等を備えている。モータ電源22はファンモー
タ25、上下フラップモータ23Aを駆動するための電
力を制御し、制御回路電源23はマイコン26やパワー
リレー27等を駆動するための電力を制御し、シリアル
電源24はシリアル回路28からの信号を電源端子マル
2と信号端子マル3との間に出力するものである。尚、
29は電流ヒューズである。
単相100vのコンセントに差し込まれる。21は電源
基板であり、モータ電源22、制御回路電源、シリアル
電源24等を備えている。モータ電源22はファンモー
タ25、上下フラップモータ23Aを駆動するための電
力を制御し、制御回路電源23はマイコン26やパワー
リレー27等を駆動するための電力を制御し、シリアル
電源24はシリアル回路28からの信号を電源端子マル
2と信号端子マル3との間に出力するものである。尚、
29は電流ヒューズである。
【0036】ファンモータ25は図1に示した室内側熱
交換器6に室内の空気を循環させるためのファン(例え
ばクロスフローファン)を駆動する。30は駆動回路
(例えば複数のパワートランジスタを単相/三相ブリッ
ジ状に接続したものなど)であり、ファンモータ25へ
の通電をマイコン26からの信号に応じて制御する。
交換器6に室内の空気を循環させるためのファン(例え
ばクロスフローファン)を駆動する。30は駆動回路
(例えば複数のパワートランジスタを単相/三相ブリッ
ジ状に接続したものなど)であり、ファンモータ25へ
の通電をマイコン26からの信号に応じて制御する。
【0037】また、上下フラップモータ23はファンモ
ータ25の回転で室内側ユニットから室内に吐出される
調和空気の吐出方向を上下に変えるフラップ(風向変更
板)の向きを変えるためのステップモータであり、この
ステップモータの回転角はファンモータ25と同様にマ
イコン26からの信号で駆動回路30を介して変えられ
る。
ータ25の回転で室内側ユニットから室内に吐出される
調和空気の吐出方向を上下に変えるフラップ(風向変更
板)の向きを変えるためのステップモータであり、この
ステップモータの回転角はファンモータ25と同様にマ
イコン26からの信号で駆動回路30を介して変えられ
る。
【0038】31はパワーリレー27で開閉が制御され
る常開接片であり、このパワーリレー27もファンモー
タ25、上下フラップモータ23と同様にマイコン26
からの信号で駆動回路30を介して励磁される。またこ
の常開接片31が閉じると電源端子マル1、電源端子マ
ル2を介して室外側ユニットにプラグ20からの電力が
供給される。
る常開接片であり、このパワーリレー27もファンモー
タ25、上下フラップモータ23と同様にマイコン26
からの信号で駆動回路30を介して励磁される。またこ
の常開接片31が閉じると電源端子マル1、電源端子マ
ル2を介して室外側ユニットにプラグ20からの電力が
供給される。
【0039】尚、図2に示した電源端子マル1、電源端
子マル2、信号端子マル3は夫々図3に示した電源端子
マル1、電源端子マル2、信号端子マル3に接続され
る。
子マル2、信号端子マル3は夫々図3に示した電源端子
マル1、電源端子マル2、信号端子マル3に接続され
る。
【0040】32は表示基板であり、空気調和機の運転
状態(例えば停止/運転、除霜などを表示するためのL
ED発光素子33などが取り付けられている。また、こ
の表示基板32のLED発光素子33と並んでワイヤレ
ス信号(赤外線信号)の受信回路34の受光部が設けら
れている。
状態(例えば停止/運転、除霜などを表示するためのL
ED発光素子33などが取り付けられている。また、こ
の表示基板32のLED発光素子33と並んでワイヤレ
ス信号(赤外線信号)の受信回路34の受光部が設けら
れている。
【0041】この受光部にはリモートコントローラ(図
示せず)からの制御信号が送信される。その信号として
は、空気調和機の運転/停止を示す信号、室温設定値を
示す信号、ファンモータ25の回転数を設定する信号
(自動運転を含む)、タイマー運転を行う際の動作時間
を示す信号、上下フラップモータ23の回転角を示す信
号、リモートコントローラの周囲の温度を示す信号、そ
の他付加機能を動作させるための信号などがある。
示せず)からの制御信号が送信される。その信号として
は、空気調和機の運転/停止を示す信号、室温設定値を
示す信号、ファンモータ25の回転数を設定する信号
(自動運転を含む)、タイマー運転を行う際の動作時間
を示す信号、上下フラップモータ23の回転角を示す信
号、リモートコントローラの周囲の温度を示す信号、そ
の他付加機能を動作させるための信号などがある。
【0042】マイコン26はこれらの信号の示す値、又
は動作を満たすようにファンモータ25、及び室外側ユ
ニットに搭載された圧縮機/圧縮機の能力などを制御す
る。
は動作を満たすようにファンモータ25、及び室外側ユ
ニットに搭載された圧縮機/圧縮機の能力などを制御す
る。
【0043】また、マイコン26にはこれらの制御を利
用者にとって快適に行えるようにフロアーセンサー35
(被調和室の床の温度を検出する温度センサ)、光セン
サ(被調和室内の明るさを検出する光センサ)、室温セ
ンサー36(室内側ユニットの取付られた周囲の温度ま
たはファンモータ25よって室内側ユニットに吸い込ま
れる空気の温度を検出する温度センサ)、熱交温度セン
サー(室内側熱交換器6の温度を検出する温度センサ)
が接続され、これらのセンサから得られる各種のデータ
を制御に利用している。
用者にとって快適に行えるようにフロアーセンサー35
(被調和室の床の温度を検出する温度センサ)、光セン
サ(被調和室内の明るさを検出する光センサ)、室温セ
ンサー36(室内側ユニットの取付られた周囲の温度ま
たはファンモータ25よって室内側ユニットに吸い込ま
れる空気の温度を検出する温度センサ)、熱交温度セン
サー(室内側熱交換器6の温度を検出する温度センサ)
が接続され、これらのセンサから得られる各種のデータ
を制御に利用している。
【0044】さらに、室内側ユニットには空気調和機の
試運転をお行なわさせるための運転切換スイッチ40、
空気調和機の自己診断を開始させる自己診断スイッチ4
1とこの自己診断の結果を表示する自己診断LED39
が設けられている。
試運転をお行なわさせるための運転切換スイッチ40、
空気調和機の自己診断を開始させる自己診断スイッチ4
1とこの自己診断の結果を表示する自己診断LED39
が設けられている。
【0045】次に図3の室外側ユニットのブロック図に
おいて、電源端子マル1と電源端子マル2とには電流ヒ
ューズ50、コントロール基板52上に搭載されたノイ
ズフィルター51、リアクタ53、倍電圧整流回路を構
成するダイオード54及びコンデンサ、ノイズフィルタ
ー56が接続されている。これらの構成を用いることに
よって電源端子マル1と電源端子マル2との間に供給さ
れた単相100vの交流電力から直流280vの整流電
力をえることができる。
おいて、電源端子マル1と電源端子マル2とには電流ヒ
ューズ50、コントロール基板52上に搭載されたノイ
ズフィルター51、リアクタ53、倍電圧整流回路を構
成するダイオード54及びコンデンサ、ノイズフィルタ
ー56が接続されている。これらの構成を用いることに
よって電源端子マル1と電源端子マル2との間に供給さ
れた単相100vの交流電力から直流280vの整流電
力をえることができる。
【0046】57はインバータ回路であり、6個のスイ
ッチング素子(パワートランジスタやFETなど)が三
相ブリッジ状に結線され、マイコン58からのスイッチ
ング信号に応答し、280vの直流電力からPWM(パ
ルス幅変調)に基づく疑似正弦波を圧縮機1(圧縮機の
駆動源が三相誘導電動機の場合)に供給するものであ
る。マイコン58はこの疑似正弦波の周波数を変えるこ
とによって圧縮機1(駆動源に誘導電動機を用いている
場合)の回転数すなわち能力を変えることができる。
尚、圧縮機1の駆動源に直流電動機を用いた場合は、
尚、圧縮機の駆動源が直流電動機の場合はデューティ幅
を変えて印加電圧を制御することによって圧縮機1の能
力を変えることができる。
ッチング素子(パワートランジスタやFETなど)が三
相ブリッジ状に結線され、マイコン58からのスイッチ
ング信号に応答し、280vの直流電力からPWM(パ
ルス幅変調)に基づく疑似正弦波を圧縮機1(圧縮機の
駆動源が三相誘導電動機の場合)に供給するものであ
る。マイコン58はこの疑似正弦波の周波数を変えるこ
とによって圧縮機1(駆動源に誘導電動機を用いている
場合)の回転数すなわち能力を変えることができる。
尚、圧縮機1の駆動源に直流電動機を用いた場合は、
尚、圧縮機の駆動源が直流電動機の場合はデューティ幅
を変えて印加電圧を制御することによって圧縮機1の能
力を変えることができる。
【0047】59はスイッチング電源であり、インバー
タ回路57の制御用の電力及びマイコンの動作電力等を
直流280vから生成する。
タ回路57の制御用の電力及びマイコンの動作電力等を
直流280vから生成する。
【0048】60は外気温度センサー(会期温度を検出
する温度センサー)、61はコイル温度サーミスタ(室
外側熱交換器3の温度を検出する温度センサー)、62
はコンプレッサ温度サーミスタ(圧縮機1の温度を検出
する温度センサー)であり、夫々のセンサーの検出値は
マイコン58に取り込まれ、室内側ユニットのマイコン
26に信号端子マル3を介して転送されたり室外側ユニ
ットの制御に利用される。
する温度センサー)、61はコイル温度サーミスタ(室
外側熱交換器3の温度を検出する温度センサー)、62
はコンプレッサ温度サーミスタ(圧縮機1の温度を検出
する温度センサー)であり、夫々のセンサーの検出値は
マイコン58に取り込まれ、室内側ユニットのマイコン
26に信号端子マル3を介して転送されたり室外側ユニ
ットの制御に利用される。
【0049】63はドライバー回路であり、ファンモー
タ64(室外側熱交換器3に送風を行うファンを駆動す
る)の回転数を切換るための切換え接片65〜67、四
方弁2の通電方向を切換るための切換え接片、電磁弁1
4の開閉を切換るための切換え接片を駆動するためのパ
ワーリレーとこれらのパワーリレーを励磁するためのス
イッチング回路とから成っている。
タ64(室外側熱交換器3に送風を行うファンを駆動す
る)の回転数を切換るための切換え接片65〜67、四
方弁2の通電方向を切換るための切換え接片、電磁弁1
4の開閉を切換るための切換え接片を駆動するためのパ
ワーリレーとこれらのパワーリレーを励磁するためのス
イッチング回路とから成っている。
【0050】尚、71はファンモータ64(単相誘導電
動機)の運転コンデンサである。
動機)の運転コンデンサである。
【0051】72、73はダイオードであり電源端子マ
ル1と電源端子マル2間から供給される交流電力を整流
子し直流電力の通電極性を切換えるものである。74は
電流規制用の抵抗であり、常開接片69が閉じていると
きに四方弁2に流れる電流を常開接片68が閉じている
ときに四方弁2に流れる電流より小さくする。
ル1と電源端子マル2間から供給される交流電力を整流
子し直流電力の通電極性を切換えるものである。74は
電流規制用の抵抗であり、常開接片69が閉じていると
きに四方弁2に流れる電流を常開接片68が閉じている
ときに四方弁2に流れる電流より小さくする。
【0052】図4は四方弁2の要部断面図であり、図中
の配管115はマフラー8を経て圧縮機1の吐出側へつ
ながり、配管116はマフラー9を経て室外側熱交換機
6へつながり、配管117はアキュムレータ7を経て圧
縮機1の吸い込み側へつながり、配管118は室内側熱
交換機3へつながっている。すなわち図4に示す状態は
図1に示す四方弁2の実線(冷房運転)の状態である。
の配管115はマフラー8を経て圧縮機1の吐出側へつ
ながり、配管116はマフラー9を経て室外側熱交換機
6へつながり、配管117はアキュムレータ7を経て圧
縮機1の吸い込み側へつながり、配管118は室内側熱
交換機3へつながっている。すなわち図4に示す状態は
図1に示す四方弁2の実線(冷房運転)の状態である。
【0053】119は弁体であり、この弁体は、シリン
ダー120とシリンダー121との圧力バランスによっ
て、左右に移動して冷媒の流れを直接切り換える。図4
に示す状態では、シリンダー120内が高圧、シリンダ
ー121内が低圧になっているので、配管115と配管
116とがつながり、配管117と配管118とがつな
がっている。同様に、シリンダー120内が低圧、シリ
ンダー121内が高圧になっていると弁体119が左側
に移動し、配管115と配管118とがつながり、配管
116と配管117とがつながり四方弁は図1に示す点
線の状態になり暖房運転が行われる。
ダー120とシリンダー121との圧力バランスによっ
て、左右に移動して冷媒の流れを直接切り換える。図4
に示す状態では、シリンダー120内が高圧、シリンダ
ー121内が低圧になっているので、配管115と配管
116とがつながり、配管117と配管118とがつな
がっている。同様に、シリンダー120内が低圧、シリ
ンダー121内が高圧になっていると弁体119が左側
に移動し、配管115と配管118とがつながり、配管
116と配管117とがつながり四方弁は図1に示す点
線の状態になり暖房運転が行われる。
【0054】122はパイロット弁であり、配管123
は配管115、すなわち圧縮機から吐出される高圧冷媒
側へつながり、配管124はシリンダー121へつなが
り、配管125は配管117へつながり、配管126は
シリンダー120へつながっている。127は弁体であ
りプランジャー128によってその位置が決められる。
図4に示す状態(プランジャーが下にある状態)では、
配管123と配管126とがつながりシリンダー120
に圧縮機1から吐出された高圧の冷媒を導いている。同
時に、配管124と配管125とがつながりシリンダー
121を圧縮機の吸い込み側すなわち低圧側へつなげて
いる。従って、シリンダー120が高圧シリンダー12
1が低圧になっている。
は配管115、すなわち圧縮機から吐出される高圧冷媒
側へつながり、配管124はシリンダー121へつなが
り、配管125は配管117へつながり、配管126は
シリンダー120へつながっている。127は弁体であ
りプランジャー128によってその位置が決められる。
図4に示す状態(プランジャーが下にある状態)では、
配管123と配管126とがつながりシリンダー120
に圧縮機1から吐出された高圧の冷媒を導いている。同
時に、配管124と配管125とがつながりシリンダー
121を圧縮機の吸い込み側すなわち低圧側へつなげて
いる。従って、シリンダー120が高圧シリンダー12
1が低圧になっている。
【0055】また、プランジャー128が図4中におい
て上へ引き上げられた場合は、配管123と配管124
とがつながりシリンダー121に圧縮機1から吐出され
た高圧の冷媒を導く。同時に、配管126と配管125
とがつながりシリンダー120を圧縮機の吸い込み側す
なわち低圧側へつなげる。従って、シリンダー121が
高圧シリンダー120が低圧になる。
て上へ引き上げられた場合は、配管123と配管124
とがつながりシリンダー121に圧縮機1から吐出され
た高圧の冷媒を導く。同時に、配管126と配管125
とがつながりシリンダー120を圧縮機の吸い込み側す
なわち低圧側へつなげる。従って、シリンダー121が
高圧シリンダー120が低圧になる。
【0056】129はコイルスプリングであり、励磁コ
イル130が非通電の時にプランジャー128を図4に
示す下側へ保持する。
イル130が非通電の時にプランジャー128を図4に
示す下側へ保持する。
【0057】131はドーナッツ型の永久磁石であり、
ヨーク132(外側ケース)、プランジャー128、コ
ア133から磁気回路を形成している。
ヨーク132(外側ケース)、プランジャー128、コ
ア133から磁気回路を形成している。
【0058】ここで、永久磁石131のプランジャー1
28をコア133に引きつける力と、コイルスプリング
129がプランジャー128をコア133から離し図4
に示す下側に位置させる力との大小関係は、プランジャ
ー128が図4に示す下側にあるときにはコイルスプリ
ング129がプランジャー128を下側に位置させる力
の方が大きく、プランジャー128が図4に示す上側
(コア133側)にあるときには、永久磁石131がプ
ランジャー128をコア133側に位置させる力の方が
大きい。
28をコア133に引きつける力と、コイルスプリング
129がプランジャー128をコア133から離し図4
に示す下側に位置させる力との大小関係は、プランジャ
ー128が図4に示す下側にあるときにはコイルスプリ
ング129がプランジャー128を下側に位置させる力
の方が大きく、プランジャー128が図4に示す上側
(コア133側)にあるときには、永久磁石131がプ
ランジャー128をコア133側に位置させる力の方が
大きい。
【0059】従って、プランジャー128は永久磁石1
31の磁力またはコイルスプリング129の力によって
コア133側(上側)又は下側のいずれかの位置に保た
れるものである。
31の磁力またはコイルスプリング129の力によって
コア133側(上側)又は下側のいずれかの位置に保た
れるものである。
【0060】このような永久磁石131とコイルスプリ
ング129との力関係において、プランジャー128が
下側にあるときに、励磁コイル130に順方向通電をし
て、プランジャー128をコア133側へ位置させる力
を増加させると、コイルスプリング129がプランジャ
ー128を下側に位置させる力より永久磁石131と励
磁コイル130とによるプランジャー129をコア13
3側(上側)に位置させる力が強くなり、プランジャー
129の位置をコア133側へ移動させることができ
る。その後励磁コイル130への通電を切ればプランジ
ャー128はその位置に保たれる。
ング129との力関係において、プランジャー128が
下側にあるときに、励磁コイル130に順方向通電をし
て、プランジャー128をコア133側へ位置させる力
を増加させると、コイルスプリング129がプランジャ
ー128を下側に位置させる力より永久磁石131と励
磁コイル130とによるプランジャー129をコア13
3側(上側)に位置させる力が強くなり、プランジャー
129の位置をコア133側へ移動させることができ
る。その後励磁コイル130への通電を切ればプランジ
ャー128はその位置に保たれる。
【0061】同様に、プランジャー128が上側にある
ときに、励磁コイル130に逆方向通電をして、プラン
ジャー128を下側へ位置させる力を増加させると、永
久磁石131がプランジャー128を上側に位置させる
力よりコイルスプリング129と励磁コイル130とに
よるプランジャー129を下側に位置させる力が強くな
り、プランジャー129の位置を下側へ移動させること
ができる。その後励磁コイル130への通電を切ればプ
ランジャー128はその位置に保たれる。
ときに、励磁コイル130に逆方向通電をして、プラン
ジャー128を下側へ位置させる力を増加させると、永
久磁石131がプランジャー128を上側に位置させる
力よりコイルスプリング129と励磁コイル130とに
よるプランジャー129を下側に位置させる力が強くな
り、プランジャー129の位置を下側へ移動させること
ができる。その後励磁コイル130への通電を切ればプ
ランジャー128はその位置に保たれる。
【0062】このように励磁コイル130への通電を順
方向/逆方向と切り換えることによってプランジャー1
28の位置を移動させることができる。尚、プランジャ
ー128が上側にある時の励磁コイル130への順方向
通電、又はプランジャー128が下側にあるときの励磁
コイル130への逆方向通電ではプランジャー128の
位置は変化しない。
方向/逆方向と切り換えることによってプランジャー1
28の位置を移動させることができる。尚、プランジャ
ー128が上側にある時の励磁コイル130への順方向
通電、又はプランジャー128が下側にあるときの励磁
コイル130への逆方向通電ではプランジャー128の
位置は変化しない。
【0063】さらにこの励磁コイル130への通電時間
はプランジャー128を移動させるに必要な時間であ
り、この時間は励磁コイル130に印加する電圧及び励
磁コイル130の抵抗に左右されるので励磁コイル13
0の使用にあわせて任意に設定するのが好ましい。
はプランジャー128を移動させるに必要な時間であ
り、この時間は励磁コイル130に印加する電圧及び励
磁コイル130の抵抗に左右されるので励磁コイル13
0の使用にあわせて任意に設定するのが好ましい。
【0064】尚、134は励磁コイル130の引き出し
線、135は永久磁石131を固定するネジである。
線、135は永久磁石131を固定するネジである。
【0065】図5はこの四方弁を駆動しているとき(常
開接片68が閉じているとき)の電圧の印加状態を示す
図であり、この電圧波形は図3に示したマイコン58に
よって常開接片68及び常開接片69のON/OFFを
制御して行われる。
開接片68が閉じているとき)の電圧の印加状態を示す
図であり、この電圧波形は図3に示したマイコン58に
よって常開接片68及び常開接片69のON/OFFを
制御して行われる。
【0066】この図において、T1、T2、T3は所定
周期毎の時刻であり、この時間毎にtaの時間の間、+
12Vの直流電圧が励磁コイル130に印加される。こ
の所定周期は例えば10分であり、この時間は永久磁石
の磁力が大きければ長くできるものである。尚、taの
時間は一例として60秒であるが、これも励磁コイルの
巻き数等によって任意に設定される。
周期毎の時刻であり、この時間毎にtaの時間の間、+
12Vの直流電圧が励磁コイル130に印加される。こ
の所定周期は例えば10分であり、この時間は永久磁石
の磁力が大きければ長くできるものである。尚、taの
時間は一例として60秒であるが、これも励磁コイルの
巻き数等によって任意に設定される。
【0067】図6はこの四方弁を反対側に駆動している
とき(常開接片69が閉じているとき)の電圧の印加状
態を示す図であり、この電圧波形は図5と同様にマイコ
ン58によって常開接片68及び常開接片69のON/
OFFを制御して行われる。
とき(常開接片69が閉じているとき)の電圧の印加状
態を示す図であり、この電圧波形は図5と同様にマイコ
ン58によって常開接片68及び常開接片69のON/
OFFを制御して行われる。
【0068】この図において、T1、T2、T3、ta
は図5に示した値と同じであるが、励磁コイル130に
印加される直流電圧が−8Vである点が異なる。
は図5に示した値と同じであるが、励磁コイル130に
印加される直流電圧が−8Vである点が異なる。
【0069】また、励磁コイル130への通電は圧縮機
への通電開始時から一定時間の間、図5又は図6に示す
ように間欠通電するようにしても本発明の効果に換わり
はない。
への通電開始時から一定時間の間、図5又は図6に示す
ように間欠通電するようにしても本発明の効果に換わり
はない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明ではコイルへの通電を間欠にすることによって、コ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができるものである。
発明ではコイルへの通電を間欠にすることによって、コ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができるものである。
【0071】請求項2に記載の発明では、プランジャー
を所定方向に保持する際は、前記永久磁石によるプラン
ジャーを所定方向側へ保持する磁界に併せてプランジャ
ーを所定方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電
力を所定周期毎にコイルに間欠通電し、プランジャーを
反所定方向に保持する際は、永久磁石によるプランジャ
ーを所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じる
ように直流電力を所定周期毎にコイルに間欠通電してコ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができるものである。
を所定方向に保持する際は、前記永久磁石によるプラン
ジャーを所定方向側へ保持する磁界に併せてプランジャ
ーを所定方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電
力を所定周期毎にコイルに間欠通電し、プランジャーを
反所定方向に保持する際は、永久磁石によるプランジャ
ーを所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じる
ように直流電力を所定周期毎にコイルに間欠通電してコ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができるものである。
【0072】請求項3に記載の発明ではプランジャーが
永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルに直流
電力を所定周期毎に間欠通電することによって、コイル
で消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と比べ
て減らすことができるものである。
永久磁石で所定方向に保持されている際、コイルに直流
電力を所定周期毎に間欠通電することによって、コイル
で消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と比べ
て減らすことができるものである。
【0073】請求項4に記載の発明ではプランジャーを
所定方向側へ導く磁界をコイルに生じさせる直流電力を
供給することによって、プランジャーを所定方向に保持
できるものである。
所定方向側へ導く磁界をコイルに生じさせる直流電力を
供給することによって、プランジャーを所定方向に保持
できるものである。
【0074】請求項5に記載の発明では被調和室の冷房
運転又は暖房運転を選択する冷媒の流れを切り換える機
構のコイルへの通電は空気調和機が冷房運転/暖房運転
のいずれか一方の際に、永久磁石によるプランジャーを
所定方向側へ保持する磁界に併せてプランジャーを所定
方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電力が所定
周期毎にコイルに間欠通電され、空気調和機が冷房運転
/暖房運転の他方の際に、永久磁石によるプランジャー
を所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じるよ
うに直流電力が所定周期毎に前記コイルに間欠通電され
るので、コイルへの通電を間欠にすることによって、コ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができ、空気調和機全体での消費電力
を減らすことができるものである。
運転又は暖房運転を選択する冷媒の流れを切り換える機
構のコイルへの通電は空気調和機が冷房運転/暖房運転
のいずれか一方の際に、永久磁石によるプランジャーを
所定方向側へ保持する磁界に併せてプランジャーを所定
方向側へ保持させる磁界が生じるように直流電力が所定
周期毎にコイルに間欠通電され、空気調和機が冷房運転
/暖房運転の他方の際に、永久磁石によるプランジャー
を所定方向側へ保持する磁界を打ち消す磁界が生じるよ
うに直流電力が所定周期毎に前記コイルに間欠通電され
るので、コイルへの通電を間欠にすることによって、コ
イルで消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と
比べて減らすことができ、空気調和機全体での消費電力
を減らすことができるものである。
【0075】請求項6に記載の発明ではプランジャーが
バネで反所定方向に保持されている際、コイルに直流電
力を所定周期毎に間欠通電することによって、コイルで
消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と比べて
減らすことができるものである。
バネで反所定方向に保持されている際、コイルに直流電
力を所定周期毎に間欠通電することによって、コイルで
消費されるトータルの消費電力が連続通電の時と比べて
減らすことができるものである。
【0076】請求項7に記載の発明ではプランジャーを
反所定方向側へ導く磁界をコイルに生じさせる直流電力
を供給することによって、プランジャーを反所定方向に
保持できるものである。
反所定方向側へ導く磁界をコイルに生じさせる直流電力
を供給することによって、プランジャーを反所定方向に
保持できるものである。
【0077】請求項8に記載の発明ではコイルに直流電
力を間欠通電する際の通電時間はプランジャーを所定方
向側/反所定方向側に切り換えるに充分な時間であるの
で、プランジャーを所定方向から反所定方向又は反所定
方向から所定方向へ任意に切り換えることができるもの
である。
力を間欠通電する際の通電時間はプランジャーを所定方
向側/反所定方向側に切り換えるに充分な時間であるの
で、プランジャーを所定方向から反所定方向又は反所定
方向から所定方向へ任意に切り換えることができるもの
である。
【0078】
【図1】室内側ユニットと室外側ユニットとから構成さ
れる空気調和機の概略を示す冷媒回路図である。
れる空気調和機の概略を示す冷媒回路図である。
【図2】室内側ユニットのブロック図である。
【図3】室外側ユニットのブロック図である。
【図4】四方弁の要部断面図である。
【図5】四方弁を駆動しているとき(常開接片68が閉
じているとき)の電圧の印加状態を示す図である。
じているとき)の電圧の印加状態を示す図である。
【図6】四方弁を反対側に駆動しているとき(常開接片
69が閉じているとき)の電圧の印加状態を示す図であ
る。
69が閉じているとき)の電圧の印加状態を示す図であ
る。
122 パイロット弁 127 弁体 128 プランジャー 129 コイルスプリング 130 励磁コイル 131 永久磁石
Claims (8)
- 【請求項1】円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励
磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジ
ャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバネと、
前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方向に一
定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らって前記
プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁石と、
前記プランジャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換
える機構と、前記コイルへの直流電力の通電方向を切り
換える通電切り換え部と、前記直流電力を前記コイルへ
間欠通電させる間欠制御部と備えたことを特徴とする冷
媒制御弁。 - 【請求項2】円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励
磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジ
ャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバネと、
前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方向に一
定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らって前記
プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁石と、
前記プランジャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換
える機構とを有する冷媒制御弁において、前記プランジ
ャーを所定方向に保持する際は、前記永久磁石による前
記プランジャーを所定方向側へ保持する磁界に併せて前
記プランジャーを所定方向側へ保持させる磁界が生じる
ように直流電力を所定周期毎に前記コイルに間欠通電
し、前記プランジャーを反所定方向に保持する際は、前
記永久磁石による前記プランジャーを所定方向側へ保持
する磁界を打ち消す磁界が生じるように直流電力を所定
周期毎に前記コイルに間欠通電することを特徴とする冷
媒制御弁の駆動方法。 - 【請求項3】円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励
磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジ
ャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバネと、
前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方向に一
定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らって前記
プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁石と、
前記プランジャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換
える機構とを有する冷媒制御弁において、前記プランジ
ャーが前記永久磁石で所定方向に保持されている際、前
記コイルに直流電力を所定周期毎に間欠通電することを
特徴とする冷媒制御弁の駆動方法。 - 【請求項4】前記直流電力は前記プランジャーを所定方
向側へ導く磁界を前記コイルに生じさせることを特徴と
する請求項3に記載の冷媒制御弁の駆動方法。 - 【請求項5】圧縮機、冷媒制御弁、凝縮器、減圧装置、
蒸発器を冷媒拝観で接続し、前記冷媒制御弁の操作で少
なくとも被調和室の冷房運転/暖房運転の切り換えを可
能にした空気調和機において、前記冷媒制御弁は、円筒
に巻かれたコイルと、このコイルの励磁によって生じる
磁界で所定の方向に導かれるプランジャーと、このプラ
ンジャーを反所定方向に導くバネと、前記コイルが励磁
され前記プランジャーが所定方向に一定量以上導かれて
いる際に前記バネの力に逆らって前記プランジャーを所
定方向の位置に保持する永久磁石と、前記プランジャー
の位置に基づいて被調和室の冷房運転/暖房運転のいず
れか一方が行えるように冷媒の流れを切り換える機構と
を有し、前記コイルは空気調和機が冷房運転/暖房運転
のいずれか一方の際に、前記永久磁石による前記プラン
ジャーを所定方向側へ保持する磁界に併せて前記プラン
ジャーを所定方向側へ保持させる磁界が生じるように直
流電力が所定周期毎に前記コイルに間欠通電され、空気
調和機が冷房運転/暖房運転の他方の際に、前記永久磁
石による前記プランジャーを所定方向側へ保持する磁界
を打ち消す磁界が生じるように直流電力が所定周期毎に
前記コイルに間欠通電されることを特徴とする冷媒制御
弁 - 【請求項6】円筒に巻かれたコイルと、このコイルの励
磁によって生じる磁界で所定の方向に導かれるプランジ
ャーと、このプランジャーを反所定方向に導くバネと、
前記コイルが励磁され前記プランジャーが所定方向に一
定量以上導かれている際に前記バネの力に逆らって前記
プランジャーを所定方向の位置に保持する永久磁石と、
前記プランジャーの位置に基づいて冷媒の流れを切り換
える機構とを有する冷媒制御弁において、前記プランジ
ャーが前記バネで反所定方向に保持されている際、前記
コイルに直流電力を所定周期毎に間欠通電することを特
徴とする冷媒制御弁の駆動方法。 - 【請求項7】前記直流電力は前記プランジャーを反所定
方向側へ導く磁界を前記コイルに生じさせることをこと
を特徴とする請求項6に記載の冷媒制御弁の駆動方法 - 【請求項8】前記コイルに直流電力を間欠通電する際の
通電時間は前記プランジャーを所定方向側/反所定方向
側に切り換えるに充分な時間であることを特徴とする請
求項1乃至請求項7に記載の冷媒制御弁又は冷媒制御弁
の駆動方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22806895A JP3369808B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 冷媒制御弁及び冷媒制御弁の駆動方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22806895A JP3369808B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 冷媒制御弁及び冷媒制御弁の駆動方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972633A true JPH0972633A (ja) | 1997-03-18 |
JP3369808B2 JP3369808B2 (ja) | 2003-01-20 |
Family
ID=16870698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22806895A Expired - Fee Related JP3369808B2 (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | 冷媒制御弁及び冷媒制御弁の駆動方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3369808B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000001990A1 (fr) | 1998-07-02 | 2000-01-13 | Kabushiki Kaisha Saginomiya Seisakusho | Robinet selecteur de circuit de flux et procede de selection et d'entrainement de robinet, compresseur a robinet selecteur, et dispositif regulateur de cycle de refrigeration |
KR100556453B1 (ko) * | 1998-09-01 | 2006-04-21 | 엘지전자 주식회사 | 냉각시스템용 팽창밸브 |
CN111121354A (zh) * | 2018-10-30 | 2020-05-08 | 石家庄长通电器有限公司 | 一种防止电子膨胀阀丢步的控制方法 |
CN111664605A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-09-15 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP22806895A patent/JP3369808B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000001990A1 (fr) | 1998-07-02 | 2000-01-13 | Kabushiki Kaisha Saginomiya Seisakusho | Robinet selecteur de circuit de flux et procede de selection et d'entrainement de robinet, compresseur a robinet selecteur, et dispositif regulateur de cycle de refrigeration |
KR100556453B1 (ko) * | 1998-09-01 | 2006-04-21 | 엘지전자 주식회사 | 냉각시스템용 팽창밸브 |
CN111121354A (zh) * | 2018-10-30 | 2020-05-08 | 石家庄长通电器有限公司 | 一种防止电子膨胀阀丢步的控制方法 |
CN111664605A (zh) * | 2019-03-08 | 2020-09-15 | 日立江森自控空调有限公司 | 空调机 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3369808B2 (ja) | 2003-01-20 |
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