JPH0972501A - 熱交換器細管探傷装置 - Google Patents

熱交換器細管探傷装置

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JPH0972501A
JPH0972501A JP23084295A JP23084295A JPH0972501A JP H0972501 A JPH0972501 A JP H0972501A JP 23084295 A JP23084295 A JP 23084295A JP 23084295 A JP23084295 A JP 23084295A JP H0972501 A JPH0972501 A JP H0972501A
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JP
Japan
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probe
thin tube
heat exchanger
flaw detection
flaw
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Application number
JP23084295A
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English (en)
Inventor
Shigeo Oda
繁夫 織田
Shoji Amezutsumi
祥二 雨堤
Koji Moriya
幸司 森谷
Haruyuki Hanawa
晴行 塙
Masahiko Kuroki
雅彦 黒木
Takashi Kokubo
隆 小久保
Ryoji Kezuka
良司 毛塚
Yujiro Takashima
雄二郎 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Machinery and Engineering Ltd
Tokyo Power Technology Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Machinery and Engineering Ltd
Toden Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器の伝熱細管が一定ピッチで配置され
ていなくても、伝熱細管の探傷検査を容易に行う。 【構成】 組立式フレーム1、移動台6及びロボット本
体7をマンホール15から復水器水室2内に搬入する。
そして、復水器水室2内に管板3に沿って組立式フレー
ム1を設置する。また組立式フレーム1上の管板側に、
上下方向に移動自在な移動台6を設け、更に移動台6上
に左右方向に移動自在なロボット本体7を取り付ける。
移動台6は上下方向に、ロボット本体7を水平方向にそ
れぞれ任意量移動可能であり、水室外部に設置した制御
盤14により、伝熱細管に順次位置合せしながら、ロボ
ット本体7の探傷用プローブを出し入れする。これによ
り、全ての細管に対して自動的に渦流探傷検査を行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器の伝熱細管内
に探傷用渦電流プローブを通過させることにより、伝熱
細管の減肉、損傷等を検出する熱交換器細管探傷装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力、原子力発電プラント用の熱交換器
においては、1〜2年毎に行われる定期検査時に、伝熱
細管の渦流探傷検査(非破壊検査の1つ)を実施してプ
ラント経年劣化を把握し、メインテナンスの計画等の予
防保全に役立てられている。そして近年、作業者の安全
確保、人的負担の軽減、及び作業の合理化・標準化を図
るために、タービンプラント用復水器等の熱交換器の伝
熱細管渦流探傷検査を自動的に行うことの必要性が高ま
ってきた。
【0003】ところで、火力、原子力発電所の中でも最
大サイズの熱交換器を有する復水器においては、従来、
細管渦流探傷検査は人力により行われている。すなわ
ち、細管渦流探傷検査を実施する際には、復水器水室内
に足場を組み、水室内に検査員が3名〜6名入って、1
復水器当たり数千〜1万本に達する伝熱細管に対して1
本ずつ渦流探傷プローブを挿入し、引抜きながら各細管
の減肉、損傷データを採取するといった作業を行ってい
る。水室内は狭く、足場に乗っての高所作業である上、
水室内の残留生物から硫化水素ガスが発生する恐れがあ
る等、厳しい作業環境である上、1本当たりの探傷時間
が20秒〜30秒程度を要するため、数人の検査員で同
時に作業を行ったとしても、準備期間から後片づけの期
間まで入れると1週間に及ぶ作業であり、また繰り返し
単純作業であるため、従来より自動化の要求が非常に高
い。
【0004】こうした要求に対し、特開昭51−102
01号公報や実開昭51−103482号公報には、原
子力発電所用の蒸気発生器管板面にて管穴を把持しなが
ら移動する装置を用いて、渦流探傷プロ−ブを水室外か
らの遠隔操作で出し入れする装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、探傷部本体に設けられた複数のタップを
熱交換器の伝熱細管内へ入れ、その複数のタップによっ
て探傷部本体を支持するするようになっているために、
探傷部本体の重量が制限される上、タップとタップの間
の距離が固定されているので、管板面での伝熱細管のピ
ッチが一定でない場合には適用できないといった欠点が
ある。
【0006】本発明は、探傷部本体の重量があまり制限
されず、かつ管板面での伝熱細管のピッチが一定でない
場合でも、水室外からの遠隔操作で伝熱細管の探傷検査
を自動的に行うことのできる熱交換器細管探傷装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の熱交換器細管探傷装置は、横置き型熱交換
器の管板面に沿って組立て自在に設けられ、水平方向と
垂直方向の骨組みからなる枠体と、前記管板面に対向し
て前記枠体側面に配置され、枠体側面に沿って垂直方向
に移動自在な可動台と、前記可動台上に水平方向に移動
自在に設けられ、探傷用のプローブが内部に装填された
プローブ挿入ノズルを有する探傷部本体と、前記可動台
を前記枠体側面に沿って垂直方向に任意量移動させる可
動台駆動手段と、前記探傷部本体を前記可動台上で水平
方向に任意量移動させる探傷部本体駆動手段と、前記プ
ローブに接続されたケーブルを巻き取るためのケーブル
巻き取りドラムと、前記可動台及び探傷部本体の移動に
より前記プローブ挿入ノズルが前記伝熱細管中心に位置
合わせされたときに、前記プローブを前記伝熱細管に挿
入し伝熱細管の出口側端部まで送り出すプローブ送り出
し手段と、前記ケーブル巻き取りドラムに前記ケーブル
を巻き取ることにより、プローブを前記出口側端部から
前記プローブ挿入ノズル内に引き戻すプローブ引き戻し
手段と、前記プローブの引き戻し中に、当該プローブか
らの前記伝熱細管の探傷データを収集する探傷データ収
集手段と、前記可動台駆動手段、探傷部本体駆動手段、
プローブ送り出し手段、プローブ引き戻し手段及び探傷
データ収集手段を前記熱交換器の水室外で制御する制御
手段と、を備えたものである。
【0008】なお、前記プローブ挿入ノズルには、前記
プローブ挿入ノズルを前記伝熱細管中心に位置合わせす
るためのならい装置を設けることができる。また、前記
ケーブル巻き取りドラムの回転数及び回転速度を検出す
る検出手段を設け、前記制御手段が前記検出手段からの
検出結果に基づいて前記プローブ送り出し手段とプロー
ブ引き戻し手段とを制御し、前記プローブの位置制御を
行うよう構成することもできる。
【0009】また、前記プローブの送り出し位置を示す
目印を前記ケーブルの所定位置に取り付けるとともに、
前記目印を検出する検出手段を設け、前記制御手段が前
記検出手段からの検出結果に基づいて前記プローブ送り
出し手段とプローブ引き戻し手段とを制御し、前記プロ
ーブの位置制御を行うよう構成することもできる。
【0010】さらに、前記ケーブル巻き取りドラムの回
転数及び回転速度を検出する検出手段を設けるととも
に、前記プローブを圧縮空気で送り出すための圧縮空気
供給手段と、前記圧縮空気の供給圧力を切替える圧力切
替え手段とを設け、前記制御手段は前記検出手段からの
検出結果に基づいて前記圧力切替え手段を制御し、前記
プローブの位置制御を行うよう構成することもできる。
前記プローブ挿入ノズルに、探傷電圧校正用の標準欠陥
を設けても良い。また前記プローブは、前記伝熱細管内
に生じる渦電流を検出するものである。
【0011】
【作用】上記のように構成すれば、伝熱細管の探傷検査
を行う場合には、復水器の水室内に枠体を組立て、その
枠体に、移動台及び移動台駆動手段、更に探傷部本体及
び探傷部本体駆動手段等を取り付けることができる。ま
た、復水器の水室外には、ケーブル巻き取りドラム、プ
ローブ送り出し手段、プローブ引き戻し手段、探傷デー
タ収集手段及び制御手段などを設置する。そして、実際
に探傷検査を行う場合には、検査員が水室外で制御手段
を操作して、可動台を上下方向に、探傷部本体を水平方
向に移動させることにより、プローブ挿入ノズルを伝熱
細管中心に位置合わせする。この場合、可動台は上下方
向に、探傷部本体は水平方向に任意の量だけ移動させる
ことができるので、管板面での伝熱細管のピッチが一定
でない場合でも適用可能である。またタップ等を伝熱細
管内へ入れて探傷部本体を支持する構成ではないので、
探傷部本体の重量が制限されるということもない。
【0012】また、プローブ挿入ノズルにならい装置を
設けておけば、位置合わせを容易に行うことができる。
なお、位置合わせの操作プログラムを制御手段に組み込
んでおくと、位置合わせを自動で行うこともできる。
【0013】位置合わせが完了したら、プローブ送り出
し手段は、例えば圧縮空気をプローブ挿入ノズル内に供
給して、プローブを伝熱細管に挿入し伝熱細管の出口側
端部まで送り出す。プローブには探傷信号を送るための
ケーブルが接続されており、そのケーブルはケーブル巻
き取りドラムに巻かれているが、プローブを送り出すと
きはケーブル巻き取りドラムからケーブルが巻き出され
る。つまりケーブル巻き取りドラムは一定方向に回転す
ることになる。そこで、ケーブル巻き取りドラムの回転
数及び回転速度を検出する検出手段を設けておけば、そ
の検出結果からプローブの送り出し位置を正確に知るこ
とができる。そして、制御手段が検出手段からの検出結
果に基づいてプローブ送り出し手段とプローブ引き戻し
手段とを制御することにより、プローブの位置制御を高
精度に行うことができる。
【0014】また、ケーブルの所定位置に目印を取り付
けておき、その目印を検出するようにしても、プローブ
の送り出し位置を正確に知ることができ、この場合も、
プローブの位置制御を高精度に行うことができる。
【0015】さらに、ケーブル巻き取りドラムの回転数
及び回転速度を検出する検出手段に加えて、プローブ挿
入ノズル内に供給する圧縮空気の供給圧力を切替える切
替え手段を設けておけば、検出手段からの検出結果に基
づいて切替え手段を制御することにより、プローブの移
動速度を変えることができ、この場合も、プローブの位
置制御を高精度に行うことができる。
【0016】そして、伝熱細管の探傷検査は、プローブ
引き戻し手段によってプローブを引き戻すときに行われ
る。すなわち、ケーブル巻き取りドラムをプローブ送り
出しの時とは反対の方向に回転させることにより、プロ
ーブを伝熱細管の出口側端部からプローブ挿入ノズル内
に引き戻す際に探傷検査が行われる。その探傷結果は探
傷データ収集手段が収集し一時保管する。以上のよう
に、本発明では、検査員が水室内に入らなくても各伝熱
細管に対して自動的に探傷検査を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。 (第1実施例)図1は本発明の熱交換器細管探傷装置の
概略構成を示している。図において、組立式フレーム1
は復水器水室2内に配置され、復水器の熱交換器管板3
に沿って設置されている。図示してないが、管板3に対
して垂直に熱交換器細管が設けられている。組立式フレ
ーム1は垂直部材4と水平部材5から構成され、その一
方の側面(管板3側)には垂直方向に移動自在な移動台
6が設けられている。移動台6上にはロボット本体(探
傷部本体)7が2台載置され、これらロボット本体7は
移動台6の上を水平方向に移動可能となっている。移動
台6上でロボット本体7の移動の妨げにならない箇所に
は、ロボット本体7を制御するためのコントローラ8が
設けられている。また、組立式フレーム1の他方の側面
(管板3の反対側の側面)には梯子が9設けられてい
る。
【0018】復水器水室2の外部には、エアコンプレッ
サ10が接続されたバルブスタンド11と、渦流探傷装
置12及びデータ収録装置13が接続された制御盤14
が設けられている。本実施例では渦流探傷装置12とデ
ータ収録装置13は2台ずつ設けられている。そして、
バルブスタンド11とロボット本体7とは配管16で、
ロボット本体7のコントローラ8と制御盤14とは配線
17でそれぞれ接続され、さらに配管16及び配線17
のどちらも、復水器水室2の壁面に形成されたマンホー
ル15を通っている。なお、データ収録装置13内のデ
ータは、一旦、リムーバブルハードディスク18等に記
憶させた後に、データ分析装置(パソコン)19でデー
タ処理され、その処理結果がプリンタ19Aにより出力
されるようになっている。
【0019】図2はロボット本体の拡大斜視図で、図2
での矢印Aと図1での矢印Aとは矢視方向が同じである
ことを示している。また図2のロボット本体は、図1に
おいては左側のロボット本体を示している。右側のロボ
ット本体も基本的構成は同じである。図2に示すよう
に、ロボット本体7にはプローブ挿入ノズル20が取り
付けられ、そのプローブ挿入ノズル20内にプローブ2
1が装着されている。またプローブ21の後端側には、
探傷信号が流れるためのケーブル22が接続されてい
る。なお、23は図1に示す左右のロボット本体7を互
いに連結するためのアームである。
【0020】次に、ロボット本体を上下に移動させる移
動台の機構について説明する。図3は移動台6の詳細構
成をロボット本体7と共に示している。また図4は図3
のB−B線に沿った断面図である。両図に示すように、
移動台6は、フレーム1の左右にある垂直部材4の両側
を挟むように設けられた軸受部材25(図3では図1に
おける左側の垂直部材側のみ示しているが、右側の垂直
部材側にも同様な軸受部材が設けられている)と、左右
の軸受部材25間に設けられた上・下水平レール26,
27と、を備えている。軸受部材25内部には回転自在
なピニオン28が設けられ、このピニオン28は垂直部
材4の側面に形成されたラック29に噛み合っている。
そして、ピニオン28のシャフト28Aを図示してない
モータ等で回転駆動して、ピニオン28を矢印C方向に
回転させることにより、移動台6全体を上下方向に移動
させることができる。また軸受部材25の内面には溝2
5Aが形成され、この溝25Aに垂直部材4側面の突条
4Aが嵌合しており、軸受部材25が垂直部材4から外
れないようになっている。
【0021】ロボット本体を移動台に沿って水平方向に
移動させる機構は、図には示してないが、例えばピニオ
ン28のシャフト28Aに平行にもう1本シャフトを配
置して、このシャフトにボールねじ等を介してロボット
本体7を取り付けるようにする。そして、そのシャフト
をモータ等で回転駆動することにより、ロボット本体7
を水平方向に移動させることができる。
【0022】上記構成のようにフレーム1を組立式にす
れば、垂直部材4及び水平部材5を復水器水室2壁面の
マンホール15を介して復水器水室2内に搬入し、水室
2内にて組立てることができる。移動台6も分解した状
態でマンホール15を介して復水器水室2内に搬入し、
水室2内にて組立てることができる。さらにロボット本
体7等もマンホール15を介して復水器水室2内に搬入
する。ここで、組立の手順について説明する。
【0023】先ず組立式フレーム1を復水器管板3に沿
って組立て固定し、次に組立式フレーム1に軸受部材2
5や水平レール26,27を取り付け移動台6を完成さ
せる。さらに移動台6の水平レール26に2台のロボッ
ト本体7を取り付ける。ロボット本体7は組立完了の状
態、すなわちプローブ挿入ノズル20に探傷用プローブ
21が装填された状態で復水器水室2内に搬入される。
【0024】以上の組立により、移動台6は組立式フレ
ーム1状を管板3に沿って上下方向に、2台のロボット
本体7は移動台6の水平レール26上を各々左右方向に
任意量移動可能となるので、プローブ挿入ノズル20を
管板2上に開口した任意の伝熱細管穴に容易に位置合わ
せすることが可能となる。
【0025】また、復水器水室2の外部には、プローブ
挿入ノズル20のノズル位置、探傷用プローブ21の送
り出し、引き戻し等の動作制御を行う制御盤14を設置
し、ロボット本体7のコントローラ8と制御盤14とを
配線17で接続する。また、探傷用プローブ21を熱交
換器細管内へ挿入し、細管出口端部まで送り出すための
駆動力には通常圧縮空気が使われる。そのため、ロボッ
ト本体7とバルブスタンド11とを配管15で接続し、
バルブスタンド11で圧力調整したエアコンプレッサ1
0内の圧縮空気をロボット本体7に供給できるようにす
る。
【0026】また、伝熱細管の減肉、損傷等の探傷はプ
ローブ引き戻しの際に検出されるが、その電気信号は制
御盤14を介して渦流探傷装置12にて1次処理され、
減肉の有無、減肉状況の大まかな把握及びデータのデジ
タル化等の処理を行う。処理後のデータはデータ収録装
置13等にてハードディスク18等に保存され、必要に
応じてデータ分析装置19にて詳細に分析され、プリン
タ19Aにて出力される。なお、図1に示したデータ収
録装置13、ハードディスク18、データ分析装置1
9、プリンタ19Aの構成は一例であり、必要に応じて
他の処理装置の追加、及び省略が可能である。
【0027】次に、プローブ挿入ヘッドの動作について
説明する。図5はプローブ挿入ヘッドの一部を断面で示
した正面図を、ノズル周辺の構成と共に示している。図
6は図5の左側側面図である。両図に示すように、プロ
ーブ挿入ノズル20内には細管探傷用のプローブ21が
装填され、この状態でプローブ挿入ノズル20を管板2
の面に沿って上下・左右(水平)方向に必要量移動さ
せ、プローブ挿入ノズル20の中心軸を、探傷しようと
する細管穴の中心に位置合わせする。
【0028】次にプローブ挿入ノズル20を、ノズル伸
縮シリンダ31により前方へ押し出し細管3Aに密着さ
せ(20Aの位置)、ノズル後方から圧縮空気を供給
し、探傷用プローブ21をプローブ挿入ノズル20Aの
先端から伝熱細管3A内へと送り込む。更に圧縮空気を
供給し続けると探傷用プローブ21は伝熱細管3A内を
前方へ移動し続け、数秒後に伝熱細管3Aの出口端へと
到達する。この際、プローブ21の後端に接続されたケ
ーブル22もプローブ21とともに前方へ送り出され、
ケーブル巻き取りドラム32が回転する。そして、その
回転力がチェーン33を伝わり、ケーブル巻き取りモー
タ34を回転させようとする。このモータは、ケーブル
巻き取りの際の駆動力を得る為に取り付けられており、
プローブ21及びケーブル22を送り出す際には逆回転
となる。そこで、本実施例ではクラッチ35が設けら
れ、ケーブル22送り出しの際には逆方向の回転力がモ
ータ34に伝わらないようになっている。
【0029】圧縮空気の供給により伝熱細管3Aの出口
端へ探傷用プローブ21が到達した後、圧縮空気の供給
を止めクラッチ35を接続し、モータ34を駆動するこ
とにより、ケーブル巻き取りドラム32が回転してプロ
ーブ21を引き戻す。この引き戻す際に、細管3Aの減
肉及び損傷の有無を非破壊検査する。従来行われていた
伝熱細管探傷の際のプローブ引き戻し速度は1m/sで
あり、上記構成の装置においてもプローブ引き戻し速度
を1m/sの一定速度となるようモータ34の回転数を
調整する。以上の構成により、復水器等熱交換器細管の
渦流探傷を自動で行うことが可能となる。
【0030】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図7及び図8を用いて説明する。本実施例の特徴は、
両図に示すように、プローブ挿入ノズル20の先端部に
細管穴へのならい装置36と、プローブ挿入ノズル20
のフローティング機構37を設けたことである。また、
ならい装置36を細管3Aの穴に押付けるために、プロ
ーブ挿入ノズル20の上部にエアシリンダ38が設けら
れている。
【0031】プローブ挿入ノズル20と細管穴3Aとを
位置合わせする際には、予めならい装置36をエアシリ
ンダ38により前方へ押し出しておく。そして次に、プ
ローブ挿入ノズル20をノズル伸縮シリンダ31により
前方へ押し出し、管板2に押し付ける。プローブ挿入ノ
ズル20には、フローティング機構37が取り付けられ
ており、細管穴中心と、ノズル押し付け前にノズル中心
位置が上下・左右に数mmの範囲で一致していなくても、
ならい装置36により押し付け後は細管穴中心とノズル
中心が一致する。ノズル押し付け後、ならい装置36を
後方へ戻して圧縮空気を供給し、プローブ21を細管穴
へ送り出す。
【0032】以上の構成により、プローブ挿入ノズル押
し付け前に細管穴中心と、ノズル中心位置が上下・左右
方向に数mmの範囲で一致していなくても、探傷用プロー
ブ21を細管穴に挿入することが可能となる。
【0033】図9及び図10は、ならい装置36の詳細
を示しており、図9はならい装置36のならい片40が
ノズル20の先端から出た状態を、図10はならい片4
0がノズル20内に戻った状態をそれぞれ表している。
ならい片40には中央部に斜めの貫通孔40Aが形成さ
れ、この貫通孔40Aにピン41が係合している。ピン
40は、ノズル20の軸方向に往復移動自在な移動部材
42に取り付けられている。そして、エアシリンダ38
によって移動部材42をノズル20の軸方向に往復移動
させると、ならい片40の貫通孔40Aが斜めに形成さ
れているので、ならい片40は図9の矢印D方向に移動
して、ノズル20の先端から出る動作と、もしくはノズ
ル20内に戻る動作を行う。
【0034】(第3実施例)次に本発明の第3実施例を
図11及び図12を用いて説明する。本実施例の特徴
は、両図に示すように、ケーブル巻き取りドラム32に
回転数検出可能なエンコーダ45を取り付けたことであ
る。そして、ケーブル巻き取りドラム32の回転数を検
出し、その検出結果を制御盤14が取り込むことによ
り、制御盤14は、プローブ21の送り出し時およびプ
ローブ21の引き戻し時の、細管内でのプローブ位置及
びプローブの移動速度等を検出することができ、細管出
口端部でのプローブの停止操作やプローブの移動速度制
御等を容易にかつ高精度に行うことが可能となる。
【0035】(第4実施例)次に本発明の第4実施例を
図13を用いて説明する。本実施例の特徴は、図に示す
ように、ケーブル22に近接センサ等で検出可能な被検
出体を取り付け、プローブ停止位置等の検出を容易に行
えるようにしたことである。すなわち、プローブが細管
出口端部の21Bの位置にきたときの、ケーブル22の
適当な箇所に被検出体50を貼り付けておき、ノズル本
体側には被検出体50を検出するためのセンサ51を設
けておく。そして、圧縮空気によりプローブ21を細管
3A内に挿入していき、被検出体50がセンサ51の所
を通過すると、センサ51が被検出体50を検出し、そ
の検出信号を制御盤14に出力する。制御盤14はセン
サ51からの検出信号を受けると、ケーブル巻き取りド
ラム32にブレーキをかけ、ドラム32の回転を停止さ
せる。
【0036】本実施例によれば、プローブ21が細管出
口端部に到達したことを確実に知ることができ、プロー
ブ21が細管出口端部よりも行き過ぎることを防ぐこと
ができる。
【0037】(第5実施例)次に本発明の第5実施例を
図14により説明する。本実施例の特徴は、プローブ送
り出し用圧縮空気の圧力を切替える機能を備えたことで
ある。図14に示すように、プローブ21の送り出し時
の細管内におけるプローブ位置及び速度は、前記エンコ
ーダ45により検出可能であり、本実施例では、その検
出結果を制御盤14へ送信し、制御盤14によって切替
え弁55を切替えることにより、プローブ21を送り出
すための圧縮空気の圧力を調整するようしている。すな
わち、制御盤14は、プローブ21を細管内に送り出す
とき(プローブ21がプローブ挿入ノズル20内にある
とき)は大きな送り出し力が必要であるから、高圧側の
圧力調整弁56を通った圧縮空気が配管16に流れるよ
うに切替換弁55を制御し、プローブ21が細管出口端
部近く(図の21Bの位置)にきたときはプローブ21
を停止させるために送り出し力を小さくしなければなら
ないので、低圧側の圧力調整弁57を通った圧縮空気が
配管16に流れるように切替え弁55を制御する。
【0038】(第6実施例)最後に、本発明の第6実施
例を図15により説明する。本実施例の特徴は、図に示
すように、プローブの検出感度校正用の標準欠陥60
を、プローブ挿入ノズル20に設けたことである。従来
の人力による作業では、標準欠陥による感度校正を、1
回/3〜4時間のピッチで行っていた。本実施例では、
各細管の探傷を行う毎に標準欠陥の感度校正を行うこと
ができるため、検出精度の向上、及び検査の標準化を図
る上で有効である。なお、標準欠陥60による感度校正
のデータは渦流探傷装置12にて処理され、処理後のデ
ータはデータ収録装置13にてハードディスク等に保存
される。
【0039】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明によれば、移動
台を上下方向に、探傷部本体を水平方向にそれぞれ任意
量移動させることにより、伝熱細管が一定でないピッチ
で配置されていても、伝熱細管の探傷検査を容易に行う
ことができる。
【0040】さらに、探傷部本体は移動台を介して枠体
に支持される構造であるから、探傷部本体の重量が重く
ても問題はなく、探傷部本体に探傷検査のための様々な
機器を設置できる。
【0041】また、復水器等の大型熱交換器細管の渦流
探傷作業を、自動的に連続で行うことが可能となり、厳
しい作業環境下から検査員を解放できるとともに、検査
の標準化及び検査精度の向上等を図ることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器細管探傷装置の概略構成図で
ある。
【図2】ロボット本体の拡大斜視図である。
【図3】移動台の詳細構成をロボット本体と共に示した
図である。
【図4】図3のB−B線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1実施例によるプローブ挿入ノズル
部の詳細図である。
【図6】図5の左側面図である。
【図7】本発明の第2実施例によるプローブ挿入ノズル
部の詳細図である。
【図8】図7の左側面図である。
【図9】ならい片が出たときのならい装置の詳細図であ
る。
【図10】ならい片が戻ったときのならい装置の詳細図
である。
【図11】本発明の第3実施例によるプローブ挿入ノズ
ル部の詳細図である。
【図12】図7の左側面図である。
【図13】本発明の第4実施例によるプローブ挿入ノズ
ル部と要部を示した図である。
【図14】本発明の第5実施例によるプローブ挿入ノズ
ル部と要部を示した図である。
【図15】本発明の第6実施例によるプローブ挿入ノズ
ル部と要部を示した図である。
【符号の説明】
1 組立式フレーム 2 復水器水室 3 管板 4 垂直部材 5 水平部材 6 移動台 7 ロボット本体 8 コントローラ 9 梯子 10 コンプレッサ 11 バルブスタンド 12 渦流探傷装置 13 データ収録装置 14 制御盤 15 マンホール 16 配管 17 配線 18 リムーバブルハードディスク 19 データ分析装置 19A プリンタ 20 プローブ挿入ノズル 21 プローブ 22 ケーブル 25 軸受部材 26 上水平レール 27 下水平レール 28 ピニオン 29 ラック 31 ノズル伸縮シリンダ 32 ケーブル巻き取りドラム 33 チェーン 34 ケーブル巻き取りモータ 35 クラッチ 36 ならい装置 37 フローティング機構 38 エアシリンダ 40 ならい片 40A 貫通孔 41 ピン 42 移動部材 45 エンコーダ 50 被検出体 51 センサ 55 切替え弁 56,57 圧力調整弁 60 標準欠陥
フロントページの続き (71)出願人 000003687 東京電力株式会社 東京都千代田区内幸町1丁目1番3号 (71)出願人 000221535 東電工業株式会社 東京都港区高輪1丁目3番13号 (住生興 和高輪ビル) (72)発明者 織田 繁夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 雨堤 祥二 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 森谷 幸司 神奈川県横須賀市船越町一丁目284番地の 5 日立機械エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 塙 晴行 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 黒木 雅彦 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 小久保 隆 神奈川県横浜市鶴見区江ケ崎町4番1号 東京電力株式会社エネルギー・環境研究所 内 (72)発明者 毛塚 良司 東京都港区高輪一丁目3番13号 (住生興 和高輪ビル) 東電工業株式会社内 (72)発明者 高島 雄二郎 東京都港区高輪一丁目3番13号 (住生興 和高輪ビル) 東電工業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横置き型熱交換器の管板面に沿って組立
    て自在に設けられ、水平方向と垂直方向の骨組みからな
    る枠体と、前記管板面に対向して前記枠体側面に配置さ
    れ、枠体側面に沿って垂直方向に移動自在な可動台と、
    前記可動台上に水平方向に移動自在に設けられ、探傷用
    のプローブが内部に装填されたプローブ挿入ノズルを有
    する探傷部本体と、前記可動台を前記枠体側面に沿って
    垂直方向に任意量移動させる可動台駆動手段と、前記探
    傷部本体を前記可動台上で水平方向に任意量移動させる
    探傷部本体駆動手段と、前記プローブに接続されたケー
    ブルを巻き取るためのケーブル巻き取りドラムと、前記
    可動台及び探傷部本体の移動により前記プローブ挿入ノ
    ズルが前記伝熱細管中心に位置合わせされたときに、前
    記プローブを前記伝熱細管に挿入し伝熱細管の出口側端
    部まで送り出すプローブ送り出し手段と、前記ケーブル
    巻き取りドラムに前記ケーブルを巻き取ることにより、
    プローブを前記出口側端部から前記プローブ挿入ノズル
    内に引き戻すプローブ引き戻し手段と、前記プローブの
    引き戻し中に、当該プローブからの前記伝熱細管の探傷
    データを収集する探傷データ収集手段と、前記可動台駆
    動手段、探傷部本体駆動手段、プローブ送り出し手段、
    プローブ引き戻し手段及び探傷データ収集手段を前記熱
    交換器の水室外で制御する制御手段と、を備えた熱交換
    器細管探傷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記プローブ挿入ノズルを前記伝熱細管中心に
    位置合わせするためのならい装置を、前記プローブ挿入
    ノズルに設けたことを特徴とする熱交換器細管探傷装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記ケーブル巻き取りドラムの回転数及び回転
    速度を検出する検出手段を設け、前記制御手段は前記検
    出手段からの検出結果に基づいて前記プローブ送り出し
    手段とプローブ引き戻し手段とを制御し、前記プローブ
    の位置制御を行うことを特徴とする熱交換器細管探傷装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記プローブの送り出し位置を示す目印を前記
    ケーブルの所定位置に取り付けるとともに、前記目印を
    検出する検出手段を設け、前記制御手段は前記検出手段
    からの検出結果に基づいて前記プローブ送り出し手段と
    プローブ引き戻し手段とを制御し、前記プローブの位置
    制御を行うことを特徴とする熱交換器細管探傷装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記ケーブル巻き取りドラムの回転数及び回転
    速度を検出する検出手段を設けるとともに、前記プロー
    ブを圧縮空気で送り出すための圧縮空気供給手段と、前
    記圧縮空気の供給圧力を切替える圧力切替え手段とを設
    け、前記制御手段は前記検出手段からの検出結果に基づ
    いて前記圧力切替え手段を制御し、前記プローブの位置
    制御を行うことを特徴とする熱交換器細管探傷装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記プローブ挿入ノズルに、探傷電圧校正用の
    標準欠陥を設けたことを特徴とする熱交換器細管探傷装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の熱交換器細管探傷装置に
    おいて、前記プローブは、前記伝熱細管内に生じる渦電
    流を検出することを特徴とする熱交換器細管探傷装置。
JP23084295A 1995-09-08 1995-09-08 熱交換器細管探傷装置 Pending JPH0972501A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7654144B2 (en) * 2007-12-13 2010-02-02 Korea Electric Power Corporation Nondestructive testing apparatus for blade root of steam turbine of power plant

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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