JPH02120694A - 制御棒ハウジングのシート面検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はたとえば沸騰水型原子炉（以下ＢＷＲと記す）
における制御棒駆動機構を収容するハウジングのシート
面を遠隔操作で検査するための制（従来の技術） ＢＷＲにおいて原子炉の制御を行う制御棒（以下、ＣＲ
と記す）は制御棒駆動数構（以下、ＣＲＤと記す）によ
って駆動される。ＣＲＤはＣＲＤハウジング内にボルト
止めで収容されているため、外部から取り外しが可能と
なっている。このＣＲＤの取り外し時に炉水が漏洩しな
いようにＣＲＤハウジングの上部はシート面に形成され
ており、ＣＲ案内管の下面とこのシート面で炉水がシー
ルされている。

したがってこのＣＲＤハウジングのシート面に変形、傷
等があると炉水がシールできなくなるため、ＣＲＤハウ
ジングの据付時には全数に対してシート面の変形および
傷の検査を行っている。

（発明が解決しようとする課題） ところで、このＣＲＤハウジングの上部は原子炉圧力容
器の下端に位置するため、原子炉の運転が開始された後
は人間の接近はほぼ不可能となる。

そこで、運転後このＣＲＤハウジングのシート面を検査
するための有効な検査装置の開発が望まれていた。

したがって、本発明はたとえば既設プラントのＣＲＤハ
ウジングシート面の変形および傷の検査を遠隔で行なう
ことができる制御棒ハウジングのシート面検査装置を提
供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は制御棒ハウジングのシート面を検査するセンサ
の位置決め調節機構を有する微調節部およびこの微調節
部を駆動する駆動部を備えた探傷ヘッドと、この探傷ヘ
ッドの位置決めを行うロッドと、このロッドを固定する
ベースプレートと、前記探傷ヘッドを遠隔操作するコン
トローラとからなることを特徴とする。

（作　用） 探傷ヘッドは制御棒ハウジングの下部から挿入され、ベ
ースプレートのクランプによって制御棒ハウジングに固
定される。この場合、センサは制御棒ハウジングに接触
しないようにセンサ保持セット部で中央に移動している
。この後、ロッドのセンタリング機構を作動させること
によってロッドおよび探傷ヘッドが制御棒ハウジングの
中心に位置決めされる。そして、センサをセンサ保持セ
ット部でシート面に近づけるとともに高さ微調節部でレ
ベルを微調節して測定準備をする。測定はコントローラ
の自動制御によって駆動部でセンサーが一回転するごと
に高さ、ホルダーの位置が調整され、シート面全体にわ
たりシート面、センサ間の距離が測定される。この時、
得られた回転角、高さ、ホルダーの位置およびシート面
セン−リ“間距離のデータがコントローラに取り込まれ
て処理され、シート面形状データとしてその変形が検知
される。また、センサの位相変化を見ることでシート面
の傷も検出できる。

（実施例） 以下図面を参照しながら本発明の一実施例を説明する。

第１図はＣＲＤハウジングのシート面検査装置の全体構
成を示している。

第１図中符号１はシート面検査作業を行うための探傷ヘ
ッドで、この探傷ヘッド１の下方に探傷ヘッド１の位置
決めを行うロッド部２、装置全体をＣＲＤハウジ・ング
に固定するベース部３および装置を遠隔でコントロール
するコントローラ４が配設されている。

第２図はシート面検査作業を行うための探傷ヘッド１の
構成を示している。

この探傷ヘッド１はセンサ保持セット部５、高ざ微調部
６及び駆動部７で構成されている。

センサ保持セット部５は距離計のセンサ８をホルダー９
で保持し、このホルダー９がシート面１０に対し直角方
向に可動可能なようにホルダー９横の溝を支柱１１が保
持している。ホルダー９の下面にはラック１２が取り付
けられており、セット用モータ１３によって遠隔操作で
前後動するようになっている。なお、このホルダー９の
移動量はセット用モータ１３に取り付けられている第１
のポテンショメータ１４により検知される。

高ざ微調部６はセンサ保持・セット部５を上下させるた
めのボールネジ１５、上下の時に平行を保つだめのガイ
ドロッド１６およびボールネジ１５に回転力を伝える上
下モータ１７とで構成される。この上下量は上下モータ
１７に取り付けられている第２のポテンショメータ１８
で検知される。

このセンサ保持セフ８部５高ざ微調部６の下にセンサ８
を３６０°回転させて検査を行うための駆動部７が取付
けられている。

この駆動部７は回転力を与える回転モータ１９と、セン
サ８の向きを検知するため回転モータ１９に取付けられ
ている第３のポテンショメータ２０とで構成されている
。

探傷ヘッド１の下部にはロッド部２が係止されている。

このロッド部２は途中に数箇所センタリング機構２１が
取り付けられたロッド２２で構成されている。

第３図および第４図にこのセンタリング機構２１の構成
を示す。なお、第３図は横断面図、第４図は縦断面図で
ある。

このセンタリング機構２１は２つのアーム２３と、１つ
のエアシリンダー２４とで構成されている。ア−ム２３
とエアシリンダー２４の先端には樹脂製のポイント２５
が取り付けられ、ＣＨＤハウジング３０の内面を傷付け
ないようにしている。装置をＣＲＤハウジング３０内に
挿入した後、このセンタリング機構２１のエアシリンダ
２４を作動させる事でロッド２２がＣＲＤハウジング３
０の中心に位置する。

このロッド部２の下端にベース部３が係止されている。

このベース部３は装置をＣＲＤハウジング３０に固着す
るためのクランプ２６とこのクランプ２６を係止してい
るベースプレート２７とで構成されている。ロッド２２
はこのベースプレート２７に係止されている。探傷ヘッ
ド１における信号、電源等のケーブルおよびセンタリン
グは構２１のエアーホースはコントローラ４に接続され
、これで集中コントロールされる。

次に本実施例の作用を説明する。

本装置はＣＲＤハウジング３０の下部から挿入されベー
ス部３のクランプ２６でＣＲＤハウジング３０のフラン
ジに固定される。

この時、ロッド２２の長さが一定であるため、センサ８
はほぼシート面１０に対応する高さに位置決めされる。

この後ロッド部２、センタリング機構２１のエアシリン
ダ２４を作動させる事によりセンタリング機構２１がＣ
ＲＤハウジング３０の内面を３点で支持してロッド２２
およびこれに係止されている探傷ヘッド１がＣＲＤハウ
ジング３０の中心に位置決めされる。

装置挿入時には、センサ８がＣＲＤハウジング３０の内
面等に接触して破損等しないように移動しているので、
装置挿入後セット用モータβによりセンサ８をホルダー
９の横の溝をガイドにしてシート面１０に接近させると
共に、高さ微調部６で高さ方向のレベルを合せる。これ
で測定準備が完了する。測定はセンサ８がシート面１０
との距離をスポット的にしか測定しないので、コントロ
ーラ４の自動ｉ！ＩＩ　ｔＢによってセンサ保持セット
部５の一回転ごとに高さおよびホルダーの位置が調整さ
れ、シート面１０の全体にわたって測定が行なわれる。

この時得られた回転角、高さ、ホルダー位置およびシー
ト面距離のデータはコントローラ４に取り込まれ、デー
タ処理されてシート面形状データとして記録、アウトプ
ットされる。このデータによりシート面の変形等が検知
される。またセンサ８を傷検査用の物に交換しコントロ
ーラ４を距離測定機能から傷検査機能に切り換えセンサ
８をシート面にそって、回転駆動させながら、位相を見
る事によってシート面の傷も確認できる。

〔発明効果〕

本発明によれば、制御棒ハウジングのシート面形状の測
定および傷の確認が遠隔で行う事が可能となる。また、
原子炉運転後の検査が可能となり作業者の被曝低減も計
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明におけるシート面検査装置の一実施例を
示す構成図、第２図は第１図における探傷ヘッドを一部
断面で示す側面図、第３図および第４図は第１図におけ
るセンタリング機構を拡大して示し、第３図は横断面図
、第４図縦断面図である。 １・・・探傷ヘッド ２・・・ロッド部 ３・・・ベース部 ４・・・コントローラ ５・・・センサ保持セット部 ６・・・高ざ微調部 ７・・・駆動部 ２１・・・センタリングは構

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 制御棒ハウジングのシート面を検査するセンサの位置決
   め調節機構を有する微調整部およびこの微調整部を駆動
   する駆動部を備えた探傷ヘッドと、この探傷ヘッドの位
   置決めを行うロッドと、このロッドを固定するベースプ
   レートと、前記探傷ヘッドを遠隔操作するコントローラ
   とからなることを特徴とする制御棒ハウジングのシート
   面検査装置。