JPH0971945A - ケーソン工法における掘削方法および掘削装置 - Google Patents
ケーソン工法における掘削方法および掘削装置Info
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- JPH0971945A JPH0971945A JP25468495A JP25468495A JPH0971945A JP H0971945 A JPH0971945 A JP H0971945A JP 25468495 A JP25468495 A JP 25468495A JP 25468495 A JP25468495 A JP 25468495A JP H0971945 A JPH0971945 A JP H0971945A
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- caisson
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- underwater excavator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】水中掘削機をケーソン下版に設けた小孔に挿入
し、これに載置することにより掘削時にケーソンが自然
降下した場合でも水中掘削機が安全に退避でき、かつ掘
削時における旋回トルクをケーソン自体が受けて効率の
よい掘削ができるケーソン工法における掘削方法および
掘削装置を提供すること。 【解決手段】地上または水上からケーソン内を通して水
中掘削機を吊下し、該ケーソン下版下の地盤を掘削する
方法において、前記ケーソン下版に穿設された複数の小
孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅か
な間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設された
掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下版
の小孔の上面周囲に支持させ、その後に該水中掘削機本
体のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシン
グに固定してから、該水中掘削機の掘削部によりケーソ
ン下版下の地盤を掘削することを特徴とするケーソン工
法における掘削方法または掘削装置。
し、これに載置することにより掘削時にケーソンが自然
降下した場合でも水中掘削機が安全に退避でき、かつ掘
削時における旋回トルクをケーソン自体が受けて効率の
よい掘削ができるケーソン工法における掘削方法および
掘削装置を提供すること。 【解決手段】地上または水上からケーソン内を通して水
中掘削機を吊下し、該ケーソン下版下の地盤を掘削する
方法において、前記ケーソン下版に穿設された複数の小
孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅か
な間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設された
掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下版
の小孔の上面周囲に支持させ、その後に該水中掘削機本
体のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシン
グに固定してから、該水中掘削機の掘削部によりケーソ
ン下版下の地盤を掘削することを特徴とするケーソン工
法における掘削方法または掘削装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は海底または水底に橋
梁や桟橋の基礎を構築する場合に使用されるケーソン工
法における掘削方法および掘削装置に係り、特にケーソ
ン下版下の地盤を掘削する方法とその際使用される水中
掘削装置に関する。
梁や桟橋の基礎を構築する場合に使用されるケーソン工
法における掘削方法および掘削装置に係り、特にケーソ
ン下版下の地盤を掘削する方法とその際使用される水中
掘削装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、海底または水底に橋梁や桟橋の基
礎を構築する場合にはケーソン工法が利用されてきた
が、この工法はケーソン下版下に圧縮空気を充填し、そ
の空気圧で海水や地下水の浸水を防ぎ孔壁の崩壊を抑え
ながら、ケーソン下に作業員を入れて、人力を主体に機
械の力を借りながらケーソン下版下の掘削とズリ出しを
して、ケーソンを自重により徐々に地中に降下させなが
ら沈設する工法である。このニューマチックケーソン工
法において、ケーソン下版下における作業員の圧気下で
の作業を解消するために最近になってケーソン下版下に
水を充満し、これによって孔壁の崩壊を防止しながら、
ケーソン下版下の地盤の掘削を水中掘削機で行なう方法
が考えられている。
礎を構築する場合にはケーソン工法が利用されてきた
が、この工法はケーソン下版下に圧縮空気を充填し、そ
の空気圧で海水や地下水の浸水を防ぎ孔壁の崩壊を抑え
ながら、ケーソン下に作業員を入れて、人力を主体に機
械の力を借りながらケーソン下版下の掘削とズリ出しを
して、ケーソンを自重により徐々に地中に降下させなが
ら沈設する工法である。このニューマチックケーソン工
法において、ケーソン下版下における作業員の圧気下で
の作業を解消するために最近になってケーソン下版下に
水を充満し、これによって孔壁の崩壊を防止しながら、
ケーソン下版下の地盤の掘削を水中掘削機で行なう方法
が考えられている。
【０００３】このようにケーソン下版下の地盤の掘削を
水中掘削機で行なうには、先ずケーソンを地盤中に自重
によって押し込み、地盤の抵抗が大きくなり押し込めな
くなれば、ケーソンの底部地盤を水中掘削機によって掘
削し、抵抗を少なくしてさらにケーソンを徐々に地中に
降下させながら沈設する。この際水中掘削機をケーソン
下版の下側に配置させるには予めケーソン下版に孔を設
け、この孔を通して水中掘削機をケーソン下版の下側に
降下させて掘削する方法が考えられる。
水中掘削機で行なうには、先ずケーソンを地盤中に自重
によって押し込み、地盤の抵抗が大きくなり押し込めな
くなれば、ケーソンの底部地盤を水中掘削機によって掘
削し、抵抗を少なくしてさらにケーソンを徐々に地中に
降下させながら沈設する。この際水中掘削機をケーソン
下版の下側に配置させるには予めケーソン下版に孔を設
け、この孔を通して水中掘削機をケーソン下版の下側に
降下させて掘削する方法が考えられる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、掘削作
業中ケーソンの自重は主にケーソンの外周と地盤との摩
擦力と多少のケーソン下の地圧によって支えられるが、
ケーソン下版下の掘削の際にはその掘削によりこの摩擦
力と自重とのバランスが崩れケーソンが自然降下するこ
とがしばしば発生する。もしも、このようにしてケーソ
ンが自然降下すればケーソン下版下の地盤を掘削してい
る水中掘削機はケーソン下版と地盤との間に挾まれて破
損する事態が起こる危険性がある。そこで、特にケーソ
ンが自然降下した場合でも掘削機が安全なケーソン工法
における掘削方法および掘削装置が要望されている。
業中ケーソンの自重は主にケーソンの外周と地盤との摩
擦力と多少のケーソン下の地圧によって支えられるが、
ケーソン下版下の掘削の際にはその掘削によりこの摩擦
力と自重とのバランスが崩れケーソンが自然降下するこ
とがしばしば発生する。もしも、このようにしてケーソ
ンが自然降下すればケーソン下版下の地盤を掘削してい
る水中掘削機はケーソン下版と地盤との間に挾まれて破
損する事態が起こる危険性がある。そこで、特にケーソ
ンが自然降下した場合でも掘削機が安全なケーソン工法
における掘削方法および掘削装置が要望されている。
【０００５】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、水中掘削機をケーソン下版に設けた小孔に挿
入し、これに載置することにより掘削時にケーソンが自
然降下した場合でも水中掘削機が安全に退避でき、かつ
掘削時における旋回トルクをケーソン自体が受けて効率
のよい掘削ができるケーソン工法における掘削方法およ
び掘削装置を提供することを目的としている。
のであり、水中掘削機をケーソン下版に設けた小孔に挿
入し、これに載置することにより掘削時にケーソンが自
然降下した場合でも水中掘削機が安全に退避でき、かつ
掘削時における旋回トルクをケーソン自体が受けて効率
のよい掘削ができるケーソン工法における掘削方法およ
び掘削装置を提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、地上または水上から水中掘削機をケーソ
ン内を通した吊り下げロープが弛まないように吊下し、
該ケーソン下版下の地盤を掘削する方法において、前記
ケーソン下版に穿設された複数の小孔のうち、適宜の１
つを選択して前記水中掘削機を僅かな間隙を保って挿入
し、該水中掘削機本体に配設された掘削用ケーシング上
部の鍔部によって前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に
支持させ、その後に該水中掘削機本体のグリッパを緊張
させることによって掘削用ケーシングに固定してから、
該水中掘削機の掘削部によりケーソン下版下の地盤を掘
削することを特徴とするケーソン工法における掘削方法
である。
成するために、地上または水上から水中掘削機をケーソ
ン内を通した吊り下げロープが弛まないように吊下し、
該ケーソン下版下の地盤を掘削する方法において、前記
ケーソン下版に穿設された複数の小孔のうち、適宜の１
つを選択して前記水中掘削機を僅かな間隙を保って挿入
し、該水中掘削機本体に配設された掘削用ケーシング上
部の鍔部によって前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に
支持させ、その後に該水中掘削機本体のグリッパを緊張
させることによって掘削用ケーシングに固定してから、
該水中掘削機の掘削部によりケーソン下版下の地盤を掘
削することを特徴とするケーソン工法における掘削方法
である。
【０００７】また、ケーソン下版に穿設された複数の小
孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅か
な間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設された
掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下版
の小孔の上面周囲に支持させ、該水中掘削機本体の伸縮
用シリンダーにより前記水中掘削機本体を掘削用ケーシ
ング中を下方向に伸長させ、その後に該水中掘削機本体
のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシング
に固定してから、水中掘削機の掘削部によりケーソン下
版下の地盤を掘削することを特徴とし、さらにケーソン
下版に穿設された複数の小孔の上面周囲に複数の凹部を
形成し、これと対応する掘削用ケーシング上部の鍔部裏
面に該複数の凹部に嵌合する突起を形成し、これら両者
を嵌着させることによって水中掘削機の掘削時における
旋回トルクのみを受けることを特徴としている。
孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅か
な間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設された
掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下版
の小孔の上面周囲に支持させ、該水中掘削機本体の伸縮
用シリンダーにより前記水中掘削機本体を掘削用ケーシ
ング中を下方向に伸長させ、その後に該水中掘削機本体
のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシング
に固定してから、水中掘削機の掘削部によりケーソン下
版下の地盤を掘削することを特徴とし、さらにケーソン
下版に穿設された複数の小孔の上面周囲に複数の凹部を
形成し、これと対応する掘削用ケーシング上部の鍔部裏
面に該複数の凹部に嵌合する突起を形成し、これら両者
を嵌着させることによって水中掘削機の掘削時における
旋回トルクのみを受けることを特徴としている。
【０００８】また、地上または水上からケーソン内を通
して吊下される水中掘削機によりケーソン下版下の地盤
を掘削する水中掘削装置において、前記水中掘削機本体
を掘削用ケーシングの内壁に着脱可能に固定するグリッ
パを具備し、該掘削用ケーシング上部の鍔部と水中掘削
機本体との間に伸縮用シリンダを介在させ、該水中掘削
機本体内の駆動装置により旋回可能な内筒下端の旋回支
持部材に掘削部を揺動アームにより揺動可能に設け、該
掘削部は油圧モータによって駆動される回転ドラムカッ
タを有し、該回転ドラムカッタに近接して排泥管のズリ
吸い込み先端部を臨ませ、該排泥管は水中掘削機本体の
上方から外部に連通させたことを特徴とする水中掘削装
置である。
して吊下される水中掘削機によりケーソン下版下の地盤
を掘削する水中掘削装置において、前記水中掘削機本体
を掘削用ケーシングの内壁に着脱可能に固定するグリッ
パを具備し、該掘削用ケーシング上部の鍔部と水中掘削
機本体との間に伸縮用シリンダを介在させ、該水中掘削
機本体内の駆動装置により旋回可能な内筒下端の旋回支
持部材に掘削部を揺動アームにより揺動可能に設け、該
掘削部は油圧モータによって駆動される回転ドラムカッ
タを有し、該回転ドラムカッタに近接して排泥管のズリ
吸い込み先端部を臨ませ、該排泥管は水中掘削機本体の
上方から外部に連通させたことを特徴とする水中掘削装
置である。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明すると、地上または水上から水中掘削機をケーソ
ン内を通した吊り下げロープが弛まないように吊下し、
そのケーソン下版下の地盤を掘削する際は、そのケーソ
ン下版に穿設された複数の小孔のうち、適宜の１つを選
択して前記水中掘削機を僅かな間隙を保って挿入し、水
中掘削機本体に配設された掘削用ケーシング上部の鍔部
によって前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に水中掘削
機を支持させ、その後にこの水中掘削機本体のグリッパ
を緊張させて掘削用ケーシングに固定してから、水中掘
削機本体に設けられた旋回用駆動装置により旋回内筒を
介して旋回支持部材および揺動アームと共に油圧モータ
によって駆動される回転ドラムカッタを一体に旋回さ
せ、ケーソン下版下の地盤を回転ドラムカッタによって
掘削する。この掘削の場合には、ケーソン下版に穿設さ
れた小孔の上面周囲に形成された複数の凹部と掘削用ケ
ーシング上部の鍔部裏面に形成された突起とが掘削用ケ
ーシングと水中掘削機との自重によって確実に嵌着して
いるから、掘削時に発生する掘削部の旋回トルクは上記
凹部と突起との嵌着によってケーソン自体に完全に吸収
され効率的な掘削が行なわれる。
て説明すると、地上または水上から水中掘削機をケーソ
ン内を通した吊り下げロープが弛まないように吊下し、
そのケーソン下版下の地盤を掘削する際は、そのケーソ
ン下版に穿設された複数の小孔のうち、適宜の１つを選
択して前記水中掘削機を僅かな間隙を保って挿入し、水
中掘削機本体に配設された掘削用ケーシング上部の鍔部
によって前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に水中掘削
機を支持させ、その後にこの水中掘削機本体のグリッパ
を緊張させて掘削用ケーシングに固定してから、水中掘
削機本体に設けられた旋回用駆動装置により旋回内筒を
介して旋回支持部材および揺動アームと共に油圧モータ
によって駆動される回転ドラムカッタを一体に旋回さ
せ、ケーソン下版下の地盤を回転ドラムカッタによって
掘削する。この掘削の場合には、ケーソン下版に穿設さ
れた小孔の上面周囲に形成された複数の凹部と掘削用ケ
ーシング上部の鍔部裏面に形成された突起とが掘削用ケ
ーシングと水中掘削機との自重によって確実に嵌着して
いるから、掘削時に発生する掘削部の旋回トルクは上記
凹部と突起との嵌着によってケーソン自体に完全に吸収
され効率的な掘削が行なわれる。
【００１０】この際、揺動アームにおける上側アームの
中間部がアーム揺動用液圧シリンダを介して旋回支持部
材と連結されているから回転ドラムカッタを一定範囲内
の角度で揺動させることができる。そしてこのように回
転ドラムカッタによって掘削された土砂類、すなわち掘
削ズリとケーソン下版下内の水とからなる泥水は地上ま
たは水上に設置されたコンプレッサの圧縮空気により排
出管内に気泡を含む水流が発生されるから、回転ドラム
カッタに近接して臨ませた排泥管のズリ吸い込み先端部
から吸い込まれ、上記水流のエアリフト作用により吸い
上げられて外部に排出される。
中間部がアーム揺動用液圧シリンダを介して旋回支持部
材と連結されているから回転ドラムカッタを一定範囲内
の角度で揺動させることができる。そしてこのように回
転ドラムカッタによって掘削された土砂類、すなわち掘
削ズリとケーソン下版下内の水とからなる泥水は地上ま
たは水上に設置されたコンプレッサの圧縮空気により排
出管内に気泡を含む水流が発生されるから、回転ドラム
カッタに近接して臨ませた排泥管のズリ吸い込み先端部
から吸い込まれ、上記水流のエアリフト作用により吸い
上げられて外部に排出される。
【００１１】そして、ケーソン下版下の地盤を掘削して
いる際に、掘削作業が進み地底が深くなった場合には水
中掘削機本体のグリッパを弛め、掘削用ケーシング上部
の鍔部と水中掘削機本体との間に介在させた伸縮用シリ
ンダを伸長させて掘削部を下方に伸ばした後、再びグリ
ッパを緊張させることによって掘削用ケーシングに水中
掘削機本体を固定してから、水中掘削機の掘削部である
回転ドラムカッタによりケーソン下版下の地盤の掘削を
続ける。
いる際に、掘削作業が進み地底が深くなった場合には水
中掘削機本体のグリッパを弛め、掘削用ケーシング上部
の鍔部と水中掘削機本体との間に介在させた伸縮用シリ
ンダを伸長させて掘削部を下方に伸ばした後、再びグリ
ッパを緊張させることによって掘削用ケーシングに水中
掘削機本体を固定してから、水中掘削機の掘削部である
回転ドラムカッタによりケーソン下版下の地盤の掘削を
続ける。
【００１２】このようにケーソン下版下の地盤の掘削作
業中にケーソンの自然降下が起こると、掘削用ケーシン
グと水中掘削機とは吊り下げロープが弛んでしまわない
ように掘削用ケーシングと水中掘削機の合計重量の１０
〜２０％程度の張力によって地上または水上のクレーン
に吊り下げ支持されているから、そのケーソンの自然降
下にともなって掘削用ケーシング上部の鍔部が自動的に
ケーソン下版の小孔から離脱し、水中掘削機がケーソン
下版と地盤との間に挾まれて破損する事態は発生しな
い。
業中にケーソンの自然降下が起こると、掘削用ケーシン
グと水中掘削機とは吊り下げロープが弛んでしまわない
ように掘削用ケーシングと水中掘削機の合計重量の１０
〜２０％程度の張力によって地上または水上のクレーン
に吊り下げ支持されているから、そのケーソンの自然降
下にともなって掘削用ケーシング上部の鍔部が自動的に
ケーソン下版の小孔から離脱し、水中掘削機がケーソン
下版と地盤との間に挾まれて破損する事態は発生しな
い。
【００１３】
【実施例】本発明に係るケーソン工法における掘削方法
および掘削装置の一実施例について図面を参照して説明
する。図１は本実施例の側面図、図２は本実施例の要部
拡大側面図、図３は本実施例の掘削部の拡大側面図であ
る。
および掘削装置の一実施例について図面を参照して説明
する。図１は本実施例の側面図、図２は本実施例の要部
拡大側面図、図３は本実施例の掘削部の拡大側面図であ
る。
【００１４】図１および図２に示すように本実施例に用
いるケーソン１は円筒状または角筒状をなし、ケーソン
１の下部にはケーソン下版２が設けられており、このケ
ーソン下版２には水中掘削機３が挿入される小孔４が複
数個穿設されている。またケーソン１の外壁はケーソン
下版２より下の先端が内壁より外壁に向かって傾斜した
先端部５が形成されている。
いるケーソン１は円筒状または角筒状をなし、ケーソン
１の下部にはケーソン下版２が設けられており、このケ
ーソン下版２には水中掘削機３が挿入される小孔４が複
数個穿設されている。またケーソン１の外壁はケーソン
下版２より下の先端が内壁より外壁に向かって傾斜した
先端部５が形成されている。
【００１５】一方、ケーソン１の上方で地上または水上
に設置された移動可能クレーン６にはウィンチ７がクレ
ーン６に沿って左右方向に移動可能に配置されている。
そしてこのウィンチ７のロープ８によって前記水中掘削
機３が吊り降ろされてゆき、前記ケーソン下版２に穿設
されている小孔４に到達する。このようにして１つの小
孔４に到達した水中掘削機３は小孔４に挿入され、水中
掘削機本体９の周囲に配設されている掘削用ケーシング
１０の上部に形成した鍔部１１によって前記ケーソン下
版２の小孔４の上面周囲に支持させる。
に設置された移動可能クレーン６にはウィンチ７がクレ
ーン６に沿って左右方向に移動可能に配置されている。
そしてこのウィンチ７のロープ８によって前記水中掘削
機３が吊り降ろされてゆき、前記ケーソン下版２に穿設
されている小孔４に到達する。このようにして１つの小
孔４に到達した水中掘削機３は小孔４に挿入され、水中
掘削機本体９の周囲に配設されている掘削用ケーシング
１０の上部に形成した鍔部１１によって前記ケーソン下
版２の小孔４の上面周囲に支持させる。
【００１６】この掘削用ケーシング１０上部に形成され
た鍔部１１裏面には複数の突起１２が形成されており、
これと対応するケーソン下版２に穿設された複数の小孔
４の上面周囲に複数の凹部１３が形成され、これら両者
を嵌着させることによって水中掘削機３の掘削時におけ
る旋回トルクのみを受けるようになっている。また、水
中掘削機本体９には掘削用ケーシング１０を押圧するグ
リッパ１４と、前記鍔部１１に水中掘削機本体９を連結
し、水中掘削機本体９を下方向に伸長させる伸縮用シリ
ンダー１５が装備されている。
た鍔部１１裏面には複数の突起１２が形成されており、
これと対応するケーソン下版２に穿設された複数の小孔
４の上面周囲に複数の凹部１３が形成され、これら両者
を嵌着させることによって水中掘削機３の掘削時におけ
る旋回トルクのみを受けるようになっている。また、水
中掘削機本体９には掘削用ケーシング１０を押圧するグ
リッパ１４と、前記鍔部１１に水中掘削機本体９を連結
し、水中掘削機本体９を下方向に伸長させる伸縮用シリ
ンダー１５が装備されている。
【００１７】さらに、水中掘削機本体９には油圧駆動モ
ータＭによって旋回駆動される内筒１６が軸方向に伸
び、図３に示すようにその下端に旋回支持部材１７が設
けられ、旋回支持部材１７には油圧シリンダー１８及び
揺動アーム１９が枢着されており、この揺動アーム１９
には油圧モータ２０の駆動力により歯車装置２１を介し
て軸受け部２２に支持された回転ドラムカッタ２３が設
けられている。そして、この水中掘削機３の掘削部であ
る回転ドラムカッタ２３に近接して上記水中掘削機本体
９の内筒１６の下端部の内部に可撓管２４によって連通
された排泥用のズリ吸い込み部の先端開口２５が配設さ
れていて、回転ドラムカッタ２３により掘削された掘削
ズリは水中掘削機本体９の上端からズリ揚管２６を通っ
て地上または水上に排出される。
ータＭによって旋回駆動される内筒１６が軸方向に伸
び、図３に示すようにその下端に旋回支持部材１７が設
けられ、旋回支持部材１７には油圧シリンダー１８及び
揺動アーム１９が枢着されており、この揺動アーム１９
には油圧モータ２０の駆動力により歯車装置２１を介し
て軸受け部２２に支持された回転ドラムカッタ２３が設
けられている。そして、この水中掘削機３の掘削部であ
る回転ドラムカッタ２３に近接して上記水中掘削機本体
９の内筒１６の下端部の内部に可撓管２４によって連通
された排泥用のズリ吸い込み部の先端開口２５が配設さ
れていて、回転ドラムカッタ２３により掘削された掘削
ズリは水中掘削機本体９の上端からズリ揚管２６を通っ
て地上または水上に排出される。
【００１８】本実施例は地上または水上に設置された移
動可能クレーン６のウィンチ７からケーソン１内を通し
て掘削用ケーシング１０と水中掘削機３とをロープ８が
弛まないように掘削用ケーシング１０と水中掘削機３の
合計重量の１０〜２０％程度の張力によって吊り下げら
れているから、これによってケーソン下版２下の地盤Ｅ
を掘削するには水中掘削機３を降下させ、ケーソン下版
２小孔４に水中掘削機３を挿入し、その水中掘削機本体
９に配設された掘削用ケーシング１０上部の鍔部１１を
そのケーソン下版２の小孔４の上面周囲に載置させて水
中掘削機３を支持させる。それからその水中掘削機本体
９のグリッパ１４を緊張させて掘削用ケーシング１０に
固定してから、水中掘削機本体９に設けられた油圧駆動
モータＭにより旋回内筒１６を回し、これに連結した旋
回支持部材１７および揺動アーム１９と共に、揺動アー
ム１９に取り付けた回転ドラムカッタ２３を一体に旋回
させながら、ケーソン下版下の地盤Ｅを回転ドラムカッ
タ２３によって掘削する。
動可能クレーン６のウィンチ７からケーソン１内を通し
て掘削用ケーシング１０と水中掘削機３とをロープ８が
弛まないように掘削用ケーシング１０と水中掘削機３の
合計重量の１０〜２０％程度の張力によって吊り下げら
れているから、これによってケーソン下版２下の地盤Ｅ
を掘削するには水中掘削機３を降下させ、ケーソン下版
２小孔４に水中掘削機３を挿入し、その水中掘削機本体
９に配設された掘削用ケーシング１０上部の鍔部１１を
そのケーソン下版２の小孔４の上面周囲に載置させて水
中掘削機３を支持させる。それからその水中掘削機本体
９のグリッパ１４を緊張させて掘削用ケーシング１０に
固定してから、水中掘削機本体９に設けられた油圧駆動
モータＭにより旋回内筒１６を回し、これに連結した旋
回支持部材１７および揺動アーム１９と共に、揺動アー
ム１９に取り付けた回転ドラムカッタ２３を一体に旋回
させながら、ケーソン下版下の地盤Ｅを回転ドラムカッ
タ２３によって掘削する。
【００１９】このケーソン下版下の地盤Ｅ掘削の場合に
は、図４に示すようにケーソン下版２に穿設された小孔
４の上面周囲に形成された複数の凹部１３と掘削用ケー
シング上部の鍔部１１裏面に形成された突起１２とが掘
削用ケーシング１０と水中掘削機３との自重から上記ロ
ープにより吊下支持された分を除く重量によって確実に
嵌着しているから、この掘削時に発生する掘削部の旋回
トルクは、上記凹部と突起との嵌着によってケーソン１
自体に完全に吸収され効率的な掘削が行なわれる。
は、図４に示すようにケーソン下版２に穿設された小孔
４の上面周囲に形成された複数の凹部１３と掘削用ケー
シング上部の鍔部１１裏面に形成された突起１２とが掘
削用ケーシング１０と水中掘削機３との自重から上記ロ
ープにより吊下支持された分を除く重量によって確実に
嵌着しているから、この掘削時に発生する掘削部の旋回
トルクは、上記凹部と突起との嵌着によってケーソン１
自体に完全に吸収され効率的な掘削が行なわれる。
【００２０】さらに、揺動アーム１９の中間部がアーム
揺動用液圧シリンダ１８を介して旋回支持部材１７と連
結されているから回転ドラムカッタ２３を一定範囲内の
角度で揺動させることができる。そしてこのように回転
ドラムカッタ２３によって掘削された土砂類、すなわち
掘削ズリとケーソン下版下内の水とからなる泥水は地上
または水上に設置されたコンプレッサの圧縮空気により
排出管内に気泡を含む水流が発生されるから、回転ドラ
ムカッタに近接して臨ませた可撓管２４のズリ吸い込み
先端部２５から吸い込まれ、上記水流のエアリフト作用
により吸い上げられて上部のズリ揚管２６内を通って外
部に排出される。
揺動用液圧シリンダ１８を介して旋回支持部材１７と連
結されているから回転ドラムカッタ２３を一定範囲内の
角度で揺動させることができる。そしてこのように回転
ドラムカッタ２３によって掘削された土砂類、すなわち
掘削ズリとケーソン下版下内の水とからなる泥水は地上
または水上に設置されたコンプレッサの圧縮空気により
排出管内に気泡を含む水流が発生されるから、回転ドラ
ムカッタに近接して臨ませた可撓管２４のズリ吸い込み
先端部２５から吸い込まれ、上記水流のエアリフト作用
により吸い上げられて上部のズリ揚管２６内を通って外
部に排出される。
【００２１】また、ケーソン下版下の地盤Ｅを掘削して
いる際に、掘削作業が進み地底が深くなった場合には水
中掘削機本体９のグリッパ１４を弛め、掘削用ケーシン
グ上部の鍔部１１と水中掘削機本体９との間に介在させ
た伸縮用シリンダ１５を伸長させて回転ドラムカッタ２
３を下方に伸ばした後、再びグリッパ１４を緊張させる
ことによって水中掘削機本体９を掘削用ケーシング１０
に固定してから、水中掘削機３の掘削部である回転ドラ
ムカッタ２３によりケーソン下版下の地盤Ｅの掘削を続
ける。
いる際に、掘削作業が進み地底が深くなった場合には水
中掘削機本体９のグリッパ１４を弛め、掘削用ケーシン
グ上部の鍔部１１と水中掘削機本体９との間に介在させ
た伸縮用シリンダ１５を伸長させて回転ドラムカッタ２
３を下方に伸ばした後、再びグリッパ１４を緊張させる
ことによって水中掘削機本体９を掘削用ケーシング１０
に固定してから、水中掘削機３の掘削部である回転ドラ
ムカッタ２３によりケーソン下版下の地盤Ｅの掘削を続
ける。
【００２２】このようにケーソン下版下の地盤Ｅの掘削
作業中にケーソンの自然降下が起こると、図５に示すよ
うに掘削用ケーシング１０と水中掘削機３とは地上また
は水上のクレーンによって自重の１０〜２０％程度で吊
り下げ支持されているから、ケーソンの自然降下にとも
なって掘削用ケーシング上部の鍔部１１が自動的に図の
ようにケーソン下版２の小孔４から離脱し、水中掘削機
３がケーソン下版２と地盤Ｅとの間に挾まれて破損する
事態は発生しない。
作業中にケーソンの自然降下が起こると、図５に示すよ
うに掘削用ケーシング１０と水中掘削機３とは地上また
は水上のクレーンによって自重の１０〜２０％程度で吊
り下げ支持されているから、ケーソンの自然降下にとも
なって掘削用ケーシング上部の鍔部１１が自動的に図の
ようにケーソン下版２の小孔４から離脱し、水中掘削機
３がケーソン下版２と地盤Ｅとの間に挾まれて破損する
事態は発生しない。
【００２３】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、地上また
は水上から水中掘削機をケーソン内を通したロープが弛
まないように吊り下げ、ケーソン下版に穿設された複数
の小孔の１つに僅かな間隙を保って挿入し、水中掘削機
本体に配設された掘削用ケーシング上部の鍔部によって
前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に支持させ、その後
に該水中掘削機本体のグリッパを緊張させることによっ
て掘削用ケーシングに固定してからその水中掘削機の掘
削部によりケーソン下版下の地盤を掘削するから、ケー
ソン下版に穿設された小孔の上面周囲に形成された複数
の凹部と掘削用ケーシング上部の鍔部裏面に形成された
突起とが水中掘削機の自重によって確実に嵌着している
ため掘削時に発生する掘削部の旋回トルクは上記凹部と
突起との嵌着によってケーソン自体が吸収でき効率的な
掘削を行なうことができる。
は水上から水中掘削機をケーソン内を通したロープが弛
まないように吊り下げ、ケーソン下版に穿設された複数
の小孔の１つに僅かな間隙を保って挿入し、水中掘削機
本体に配設された掘削用ケーシング上部の鍔部によって
前記ケーソン下版の小孔の上面周囲に支持させ、その後
に該水中掘削機本体のグリッパを緊張させることによっ
て掘削用ケーシングに固定してからその水中掘削機の掘
削部によりケーソン下版下の地盤を掘削するから、ケー
ソン下版に穿設された小孔の上面周囲に形成された複数
の凹部と掘削用ケーシング上部の鍔部裏面に形成された
突起とが水中掘削機の自重によって確実に嵌着している
ため掘削時に発生する掘削部の旋回トルクは上記凹部と
突起との嵌着によってケーソン自体が吸収でき効率的な
掘削を行なうことができる。
【００２４】このように回転ドラムカッタにより掘削さ
れた土砂類、すなわち掘削ズリとケーソン下版下内の水
とからなる泥水は、地上または水上に設置されたコンプ
レッサの圧縮空気により排出管内に気泡を含む水流を発
生させ、回転ドラムカッタに近接して臨ませた排泥管の
ズリ吸い込み先端部から吸い込まれ、上記水流のエアリ
フト作用により吸い上げられて確実に外部に排出でき
る。
れた土砂類、すなわち掘削ズリとケーソン下版下内の水
とからなる泥水は、地上または水上に設置されたコンプ
レッサの圧縮空気により排出管内に気泡を含む水流を発
生させ、回転ドラムカッタに近接して臨ませた排泥管の
ズリ吸い込み先端部から吸い込まれ、上記水流のエアリ
フト作用により吸い上げられて確実に外部に排出でき
る。
【００２５】さらに掘削がすすみ、ケーソン下版下の地
盤掘削作業中にケーソンの自然降下が起こった場合に
は、水中掘削機は地上または水上のクレーンにより吊り
下げ支持されているから、そのケーソンの自然降下にと
もなって掘削用ケーシング上部の鍔部が自動的にケーソ
ン下版の小孔から離脱し、水中掘削機がケーソン下版と
地盤との間に挾まれて破損する事態が防止できる。
盤掘削作業中にケーソンの自然降下が起こった場合に
は、水中掘削機は地上または水上のクレーンにより吊り
下げ支持されているから、そのケーソンの自然降下にと
もなって掘削用ケーシング上部の鍔部が自動的にケーソ
ン下版の小孔から離脱し、水中掘削機がケーソン下版と
地盤との間に挾まれて破損する事態が防止できる。
【図１】本実施例の側面図である。
【図２】本実施例の要部拡大側面図である。
【図３】本実施例の掘削部の拡大側面図である。
【図４】本実施例のケーソン下版の小孔と掘削用ケーシ
ング上部の鍔部との嵌合状態を示す説明図である。
ング上部の鍔部との嵌合状態を示す説明図である。
【図５】本実施例のケーソンの自然降下時の状態を示す
説明図である。
説明図である。
１ ケーソン ２ ケーソン下版 ３ 水中掘削機 ４ 小孔 ５ 先端部 ６ クレーン ７ ウィンチ ８ ロープ ９ 水中掘削機本体 １０ 掘削用ケーシング １１ 鍔部 １２ 複数の突起 １３ 凹部 １４ グリッパ １５ 伸縮用シリンダー １６ 内筒 １７ 旋回支持部材 １８ 油圧シリンダー １９ 揺動アーム ２０ 油圧モータ ２１ 歯車装置 ２２ 軸受け部 ２３ 回転ドラムカッタ（掘削部） ２４ 可撓管 ２５ 開口 ２６ ズリ揚管
Claims (4)
- 【請求項１】 地上または水上からケーソン内を通して
水中掘削機を吊下し、該ケーソン下版下の地盤を掘削す
る方法において、前記ケーソン下版に穿設された複数の
小孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅
かな間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設され
た掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下
版の小孔の上面周囲に支持させ、その後に該水中掘削機
本体のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシ
ングに固定してから、該水中掘削機の掘削部によりケー
ソン下版下の地盤を掘削することを特徴とするケーソン
工法における掘削方法。 - 【請求項２】 地上または水上からケーソン内を通して
水中掘削機を吊下し、該ケーソン下版下の地盤を掘削す
る方法において、前記ケーソン下版に穿設された複数の
小孔のうち、適宜の１つを選択して前記水中掘削機を僅
かな間隙を保って挿入し、該水中掘削機本体に配設され
た掘削用ケーシング上部の鍔部によって前記ケーソン下
版の小孔の上面周囲に支持させ、該水中掘削機本体の伸
縮用シリンダーにより前記水中掘削機本体を掘削用ケー
シング中を下方向に伸長させ、その後に該水中掘削機本
体のグリッパを緊張させることによって掘削用ケーシン
グに固定してから、水中掘削機の掘削部によりケーソン
下版下の地盤を掘削することを特徴としたケーソン工法
における掘削方法。 - 【請求項３】 ケーソン下版に穿設された複数の小孔の
上面周囲に複数の凹部を形成し、これと対応する掘削用
ケーシング上部の鍔部裏面に該複数の凹部に嵌合する突
起を形成し、これら両者を嵌着させることによって水中
掘削機の掘削時における旋回トルクのみを受けることを
特徴とした請求項１または２記載のケーソン工法におけ
る掘削方法。 - 【請求項４】 地上または水上からケーソン内を通して
吊下される水中掘削機によりケーソン下版下の地盤を掘
削する水中掘削装置において、前記水中掘削機本体を掘
削用ケーシングの内壁に着脱可能に固定するグリッパを
具備し、該掘削用ケーシング上部の鍔部と水中掘削機本
体との間に伸縮用シリンダを介在させ、該水中掘削機本
体内の駆動装置により旋回可能な内筒下端の旋回支持部
材に掘削部を揺動アームにより揺動可能に設け、該掘削
部は油圧モータによって駆動される回転ドラムカッタを
有し、該回転ドラムカッタに近接して排泥管のズリ吸い
込み先端部を臨ませ、該排泥管は水中掘削機本体の上方
から外部に連通させたことを特徴とする水中掘削装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25468495A JPH0971945A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | ケーソン工法における掘削方法および掘削装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25468495A JPH0971945A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | ケーソン工法における掘削方法および掘削装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971945A true JPH0971945A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17268435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25468495A Pending JPH0971945A (ja) | 1995-09-06 | 1995-09-06 | ケーソン工法における掘削方法および掘削装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971945A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109339081A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-02-15 | 杭州牛斯顿智能科技有限公司 | 一种有底板沉井机构及其施工方法 |
| US20240117681A1 (en) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | Bauer Maschinen Gmbh | Underwater drilling apparatus and method for creating a cased borehole underwater |
-
1995
- 1995-09-06 JP JP25468495A patent/JPH0971945A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109339081A (zh) * | 2018-08-30 | 2019-02-15 | 杭州牛斯顿智能科技有限公司 | 一种有底板沉井机构及其施工方法 |
| US20240117681A1 (en) * | 2022-10-06 | 2024-04-11 | Bauer Maschinen Gmbh | Underwater drilling apparatus and method for creating a cased borehole underwater |
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