JPH0971790A - Ｌｎｇ気化装置 - Google Patents
Ｌｎｇ気化装置Info
- Publication number
- JPH0971790A JPH0971790A JP22785795A JP22785795A JPH0971790A JP H0971790 A JPH0971790 A JP H0971790A JP 22785795 A JP22785795 A JP 22785795A JP 22785795 A JP22785795 A JP 22785795A JP H0971790 A JPH0971790 A JP H0971790A
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- Japan
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- lng
- fresh water
- condenser
- seawater
- vaporizer
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、ＬＮＧの気化に海水を蒸発させた蒸
気を用い、海水の淡水化を組合わせたＬＮＧの気化装置
を提供すること。 【解決手段】本発明のＬＮＧ気化装置は、ＬＮＧ火力発
電所の蒸気タービンの復水器１から排出される温海水を
ノズル３を介して減圧した容器内に噴射することによ
り、その一部を蒸発させるスプレーフラッシュ式の蒸発
器２と；この蒸発器からの蒸気によりＬＮＧを加熱して
気化させるＬＮＧ気化器であって、該蒸気が冷却・凝縮
されて淡水となる淡水凝縮器でもあるＬＮＧ気化・淡水
凝縮器５と；からなるものである。
気を用い、海水の淡水化を組合わせたＬＮＧの気化装置
を提供すること。 【解決手段】本発明のＬＮＧ気化装置は、ＬＮＧ火力発
電所の蒸気タービンの復水器１から排出される温海水を
ノズル３を介して減圧した容器内に噴射することによ
り、その一部を蒸発させるスプレーフラッシュ式の蒸発
器２と；この蒸発器からの蒸気によりＬＮＧを加熱して
気化させるＬＮＧ気化器であって、該蒸気が冷却・凝縮
されて淡水となる淡水凝縮器でもあるＬＮＧ気化・淡水
凝縮器５と；からなるものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はＬＮＧ（液化天然ガ
ス）気化器と海水の淡水化装置とを組合わせた装置に関
するものである。
ス）気化器と海水の淡水化装置とを組合わせた装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のＬＮＧ気化器には、図３に示すよ
うなオープンラック式の熱交換器が用いられている。Ｌ
ＮＧを気化するための加熱源には海水を用い、熱交換器
の外面に海水を流し、熱交換器内部を流れるＬＮＧを加
熱・気化させている。ＬＮＧを気化した海水は温度が低
下して外部に排出される。
うなオープンラック式の熱交換器が用いられている。Ｌ
ＮＧを気化するための加熱源には海水を用い、熱交換器
の外面に海水を流し、熱交換器内部を流れるＬＮＧを加
熱・気化させている。ＬＮＧを気化した海水は温度が低
下して外部に排出される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＬＮＧの気化に海水を
使用しているため、海洋生物が熱交換器表面に付着し、
伝熱性能の低下を招くとともに、海洋生物の付着をでき
るだけ抑えるために、海水への紫外線照射や塩素注入を
行うため、保守費用がかかってしまい、また環境へも悪
影響を及ぼす要因になっている。
使用しているため、海洋生物が熱交換器表面に付着し、
伝熱性能の低下を招くとともに、海洋生物の付着をでき
るだけ抑えるために、海水への紫外線照射や塩素注入を
行うため、保守費用がかかってしまい、また環境へも悪
影響を及ぼす要因になっている。
【０００４】また、使用する海水中には砂が混入してお
り、この砂が熱交換器の表面を浸食してしまうため、定
期的に熱交換器の表面を加工する必要がある。海水によ
る酸化・腐食を防止するため、熱交換器に耐海水性の材
料を使用する必要がある。
り、この砂が熱交換器の表面を浸食してしまうため、定
期的に熱交換器の表面を加工する必要がある。海水によ
る酸化・腐食を防止するため、熱交換器に耐海水性の材
料を使用する必要がある。
【０００５】海水がＬＮＧ気化器から排出されるとき、
水の落下や衝突等により空気を巻き込み泡が発生し、こ
の泡が海水中の塩分、プランクトン、海藻類などの不純
物で消えにくく、安定してしまい、風による飛散のため
に周辺機器を汚損し、また外部に排出されると美観が損
なわれる要因になっている。
水の落下や衝突等により空気を巻き込み泡が発生し、こ
の泡が海水中の塩分、プランクトン、海藻類などの不純
物で消えにくく、安定してしまい、風による飛散のため
に周辺機器を汚損し、また外部に排出されると美観が損
なわれる要因になっている。
【０００６】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、ＬＮＧの気化に海水を蒸発させ
た蒸気を用い、海水の淡水化を組合わせたＬＮＧの気化
装置を提供することを課題とするものである。
ためになされたもので、ＬＮＧの気化に海水を蒸発させ
た蒸気を用い、海水の淡水化を組合わせたＬＮＧの気化
装置を提供することを課題とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のＬＮＧ気化装置
は、ＬＮＧ火力発電所の蒸気タービンの復水器から排出
される温海水をノズルを介して減圧した容器内に噴射す
ることにより、その一部を蒸発させるスプレーフラッシ
ュ式の蒸発器と；この蒸発器からの蒸気によりＬＮＧを
加熱して気化させるＬＮＧ気化器であって、該蒸気が冷
却・凝縮されて淡水となる淡水凝縮器でもあるＬＮＧ気
化・淡水凝縮器と；からなるものである。また、蒸発器
からの蒸気がＬＮＧ気化・淡水凝縮器に入る前に、ター
ビンに流入し、発電機を駆動して電力を発生させるよう
になっている。
は、ＬＮＧ火力発電所の蒸気タービンの復水器から排出
される温海水をノズルを介して減圧した容器内に噴射す
ることにより、その一部を蒸発させるスプレーフラッシ
ュ式の蒸発器と；この蒸発器からの蒸気によりＬＮＧを
加熱して気化させるＬＮＧ気化器であって、該蒸気が冷
却・凝縮されて淡水となる淡水凝縮器でもあるＬＮＧ気
化・淡水凝縮器と；からなるものである。また、蒸発器
からの蒸気がＬＮＧ気化・淡水凝縮器に入る前に、ター
ビンに流入し、発電機を駆動して電力を発生させるよう
になっている。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の形態の一例
を示す全体構成図である。図中２はスプレーフラッシュ
式の蒸発器で、ＬＮＧ火力発電所の蒸気タービンの復水
器１から排出される温海水をノズル３を介して減圧した
容器内に噴射することにより、その一部を蒸発させるよ
うになっている。
を示す全体構成図である。図中２はスプレーフラッシュ
式の蒸発器で、ＬＮＧ火力発電所の蒸気タービンの復水
器１から排出される温海水をノズル３を介して減圧した
容器内に噴射することにより、その一部を蒸発させるよ
うになっている。
【０００９】５はＬＮＧ気化・淡水凝縮器で、蒸発器か
らの蒸気を熱源としてＬＮＧを加熱・気化させると共
に，加熱により熱を放出した蒸気は凝縮して淡水を得る
ようになっている。
らの蒸気を熱源としてＬＮＧを加熱・気化させると共
に，加熱により熱を放出した蒸気は凝縮して淡水を得る
ようになっている。
【００１０】そして、蒸気タービンの復水器１を出た後
の温度の上昇した海水をスプレーフラッシュ式の蒸発器
２に導く。蒸発器２に導かれた海水は、蒸発器２内に配
置されたノズル３からスプレーされる。スプレーされた
海水は温度が降下すると同時に一部は蒸発する。蒸発し
なかった海水は蒸発器２の外に排出される。
の温度の上昇した海水をスプレーフラッシュ式の蒸発器
２に導く。蒸発器２に導かれた海水は、蒸発器２内に配
置されたノズル３からスプレーされる。スプレーされた
海水は温度が降下すると同時に一部は蒸発する。蒸発し
なかった海水は蒸発器２の外に排出される。
【００１１】蒸発した蒸気はセパレータ４を通り、ＬＮ
Ｇ気化・淡水凝縮器５に流入する。流入した蒸気はＬＮ
Ｇ気化・淡水凝縮器５内でＬＮＧと熱交換を行い、ＬＮ
Ｇを気化させる。ＬＮＧを気化するために熱を放出した
蒸気は凝縮して淡水となる。真空ポンプ６は、蒸気が凝
縮する際に残った不凝縮ガスを系外に排出し、凝縮温度
と圧力が不凝縮ガスのために上がらないようにする。
Ｇ気化・淡水凝縮器５に流入する。流入した蒸気はＬＮ
Ｇ気化・淡水凝縮器５内でＬＮＧと熱交換を行い、ＬＮ
Ｇを気化させる。ＬＮＧを気化するために熱を放出した
蒸気は凝縮して淡水となる。真空ポンプ６は、蒸気が凝
縮する際に残った不凝縮ガスを系外に排出し、凝縮温度
と圧力が不凝縮ガスのために上がらないようにする。
【００１２】凝縮器５で凝縮して得られた淡水は、清水
タンク７に溜められた後、清水ポンプ８で必要な場所に
に送られる。次に、他の例を図２により説明する。
タンク７に溜められた後、清水ポンプ８で必要な場所に
に送られる。次に、他の例を図２により説明する。
【００１３】セパレータ４とＬＮＧ気化・淡水凝縮器５
との間にタービン９が設けられ、このタービン９により
発電機１０が駆動され、発電するようになっている。そ
して、蒸発器２で蒸発した蒸気はセパレータ４を通った
後、タービン９に流入して、仕事を行い、発電機１０を
介して電力を発生させる。仕事を終えた蒸気はＬＮＧ気
化・淡水凝縮器５に入り、ＬＮＧと熱交換を行い、ＬＮ
Ｇを気化させる。ＬＮＧを気化するために熱を放出した
蒸気は凝縮して淡水となる。
との間にタービン９が設けられ、このタービン９により
発電機１０が駆動され、発電するようになっている。そ
して、蒸発器２で蒸発した蒸気はセパレータ４を通った
後、タービン９に流入して、仕事を行い、発電機１０を
介して電力を発生させる。仕事を終えた蒸気はＬＮＧ気
化・淡水凝縮器５に入り、ＬＮＧと熱交換を行い、ＬＮ
Ｇを気化させる。ＬＮＧを気化するために熱を放出した
蒸気は凝縮して淡水となる。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ＬＮ
Ｇの気化を行うための熱源として蒸気の凝縮潜熱を使用
したため、従来海水を使用するために生じていた、熱交
換器表面の海洋生物による汚れや砂による浸食、熱交換
器材料への耐海水性材料の使用、泡の生成・排出の問題
がなくなる。
Ｇの気化を行うための熱源として蒸気の凝縮潜熱を使用
したため、従来海水を使用するために生じていた、熱交
換器表面の海洋生物による汚れや砂による浸食、熱交換
器材料への耐海水性材料の使用、泡の生成・排出の問題
がなくなる。
【００１５】また、ＬＮＧ気化・淡水凝縮器の前段にタ
ービン・発電機を配置することで動力回収ができる。さ
らに、大量の清水が得られるため、工業用水や、飲料
水、生活用水として広く利用できる。ＬＮＧの加熱・気
化の過程では、蒸気が凝縮する相変化を伴う熱交換が行
われるため、従来の海水による熱交換に比べて伝熱性能
が向上する。
ービン・発電機を配置することで動力回収ができる。さ
らに、大量の清水が得られるため、工業用水や、飲料
水、生活用水として広く利用できる。ＬＮＧの加熱・気
化の過程では、蒸気が凝縮する相変化を伴う熱交換が行
われるため、従来の海水による熱交換に比べて伝熱性能
が向上する。
【図１】本発明の実施の態様の一例の全体構成を示す説
明図。
明図。
【図２】他の例の説明図。
【図３】従来のオープンラック式の熱交換器の説明図。
１…蒸気タービンの復水器，２…スプレーフラッシュ式
の蒸発器、３…ノズル、５…ＬＮＧ気化・淡水凝縮器。
の蒸発器、３…ノズル、５…ＬＮＧ気化・淡水凝縮器。
Claims (2)
- 【請求項１】 ＬＮＧ火力発電所の蒸気タービンの復水
器から排出される温海水をノズルを介して減圧した容器
内に噴射することにより、その一部を蒸発させるスプレ
ーフラッシュ式の蒸発器と；この蒸発器からの蒸気によ
りＬＮＧを加熱して気化させるＬＮＧ気化器であって、
該蒸気が冷却・凝縮されて淡水となる淡水凝縮器でもあ
るＬＮＧ気化・淡水凝縮器と；からなるＬＮＧ気化装
置。 - 【請求項２】 蒸発器からの蒸気がＬＮＧ気化・淡水凝
縮器に入る前に、タービンに流入し、発電機を駆動して
電力を発生させるようになっている請求項１に記載のＬ
ＮＧ気化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22785795A JPH0971790A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | Ｌｎｇ気化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22785795A JPH0971790A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | Ｌｎｇ気化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0971790A true JPH0971790A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16867458
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22785795A Pending JPH0971790A (ja) | 1995-09-05 | 1995-09-05 | Ｌｎｇ気化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0971790A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021117969A1 (ko) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 한국해양과학기술원 | 미활용열 이용 발전-담수 복합시스템 |
-
1995
- 1995-09-05 JP JP22785795A patent/JPH0971790A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021117969A1 (ko) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 한국해양과학기술원 | 미활용열 이용 발전-담수 복합시스템 |
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