JPH0952083A - 海水淡水化装置 - Google Patents
海水淡水化装置Info
- Publication number
- JPH0952083A JPH0952083A JP7208767A JP20876795A JPH0952083A JP H0952083 A JPH0952083 A JP H0952083A JP 7208767 A JP7208767 A JP 7208767A JP 20876795 A JP20876795 A JP 20876795A JP H0952083 A JPH0952083 A JP H0952083A
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- JP
- Japan
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- seawater
- lng
- condenser
- fresh water
- steam
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
Landscapes
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、従来は棄てられていた温度の低い廃
熱を利用して、効率よく安定して蒸発を行い、海水から
て淡水を得ることを目的とする。 【解決手段】本発明の海水淡水化装置は、温海水とし
て、LNG火力発電所の蒸気タービンの復水器1から排
出される温海水を用いるとともに、LNG火力発電所の
LNG払出し用配管の途中に間接熱交換器12を設け、
払い出されるLNGとの熱交換によって、淡水凝縮器5
に供給される冷媒(R22)を冷却することを特徴とす
るものである。
熱を利用して、効率よく安定して蒸発を行い、海水から
て淡水を得ることを目的とする。 【解決手段】本発明の海水淡水化装置は、温海水とし
て、LNG火力発電所の蒸気タービンの復水器1から排
出される温海水を用いるとともに、LNG火力発電所の
LNG払出し用配管の途中に間接熱交換器12を設け、
払い出されるLNGとの熱交換によって、淡水凝縮器5
に供給される冷媒(R22)を冷却することを特徴とす
るものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は蒸発法により海水を
淡水化し、工業用水や飲料水・生活用水としての使用に
供する海水淡水化装置に関するものである。
淡水化し、工業用水や飲料水・生活用水としての使用に
供する海水淡水化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の海水の淡水化には、蒸発法、逆浸
透膜法、電気透析法、冷凍法等がある。その中で蒸発法
の中の多段フラッシュ式について図2により説明する。
装置は複数の蒸発缶51〜53で構成されている。蒸発
缶はシリーズにつながり、順次減圧される。
透膜法、電気透析法、冷凍法等がある。その中で蒸発法
の中の多段フラッシュ式について図2により説明する。
装置は複数の蒸発缶51〜53で構成されている。蒸発
缶はシリーズにつながり、順次減圧される。
【0003】海水は各段蒸発缶の凝縮器54〜56の伝
熱管内を流れるときに、缶内の発生蒸気の凝縮により予
熱され、さらにボイラからの蒸気を熱源とする加熱器5
7により加熱され、第1段目の蒸発缶51に入る。
熱管内を流れるときに、缶内の発生蒸気の凝縮により予
熱され、さらにボイラからの蒸気を熱源とする加熱器5
7により加熱され、第1段目の蒸発缶51に入る。
【0004】蒸発缶内の圧力を、加熱された海水の温度
に相当する飽和蒸気圧以下にすると、海水は瞬時に蒸発
する。第2段目以降は、徐々に低温になるが、減圧度を
大きくすることにより、フラッシュ蒸発を繰りかえす。
に相当する飽和蒸気圧以下にすると、海水は瞬時に蒸発
する。第2段目以降は、徐々に低温になるが、減圧度を
大きくすることにより、フラッシュ蒸発を繰りかえす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の多段フラッシュ
式では、海水を加熱するためにボイラからの蒸気や、そ
れに代わる熱源が必要であつた。エネルギーの有効利用
を図るため、熱源として、従来は棄てられている温度の
低い廃熱を利用しようとしても、有効な蒸発量を安定し
て得ることができなかった。
式では、海水を加熱するためにボイラからの蒸気や、そ
れに代わる熱源が必要であつた。エネルギーの有効利用
を図るため、熱源として、従来は棄てられている温度の
低い廃熱を利用しようとしても、有効な蒸発量を安定し
て得ることができなかった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、従来は棄てられていた温度の低
い廃熱を利用して、効率よく安定して蒸発を行い、海水
から淡水を得ることを目的とする。
ためになされたもので、従来は棄てられていた温度の低
い廃熱を利用して、効率よく安定して蒸発を行い、海水
から淡水を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の海水淡水化装置
は、スプレーフラッシュ式の海水淡水化装置において、
温海水として、LNG火力発電所の蒸気タービンの復水
器から排出される温海水を用いるとともに、LNG火力
発電所のLNG払出し用配管の途中に間接熱交換器を設
け、払い出されるLNGとの熱交換によって、淡水凝縮
器に供給される冷媒を冷却することを特徴とするもので
ある。
は、スプレーフラッシュ式の海水淡水化装置において、
温海水として、LNG火力発電所の蒸気タービンの復水
器から排出される温海水を用いるとともに、LNG火力
発電所のLNG払出し用配管の途中に間接熱交換器を設
け、払い出されるLNGとの熱交換によって、淡水凝縮
器に供給される冷媒を冷却することを特徴とするもので
ある。
【0008】蒸気タービンの復水器から排出される温海
水は、減圧したフラッシャ内でスプレー噴射されて、温
度が降下すると同時に一部蒸発する。蒸発した蒸気は凝
縮器で、LNGとの熱交換によって冷却された冷媒で冷
却され、凝縮して淡水を得ることができる。蒸発させる
給水の温度と蒸留・凝縮させる冷却源の温度との差が小
さくても安定して蒸発が可能なスプレーフラッシュ式を
採用した
水は、減圧したフラッシャ内でスプレー噴射されて、温
度が降下すると同時に一部蒸発する。蒸発した蒸気は凝
縮器で、LNGとの熱交換によって冷却された冷媒で冷
却され、凝縮して淡水を得ることができる。蒸発させる
給水の温度と蒸留・凝縮させる冷却源の温度との差が小
さくても安定して蒸発が可能なスプレーフラッシュ式を
採用した
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の一例
を示す全体構成図である。蒸気タービンの復水器1を出
たあとの、温度の上昇した海水を、淡水化するための供
給海水として減圧したフラッシャー2に導く。フラッシ
ャー2に導かれた海水はフラッシャー2の中に配置され
たノズル3からスプレーする。スプレーされた海水は温
度が降下すると同時に一部は蒸発する。蒸発しなかった
海水はフラッシャー2の外に排出される。
を示す全体構成図である。蒸気タービンの復水器1を出
たあとの、温度の上昇した海水を、淡水化するための供
給海水として減圧したフラッシャー2に導く。フラッシ
ャー2に導かれた海水はフラッシャー2の中に配置され
たノズル3からスプレーする。スプレーされた海水は温
度が降下すると同時に一部は蒸発する。蒸発しなかった
海水はフラッシャー2の外に排出される。
【0010】蒸発した蒸気はセパレータ4を通り、凝縮
器5に流入する。流入した蒸気は凝縮器5内で、LNG
の間接熱交換器である冷熱回収器12で冷却された冷媒
(R22)で冷却され凝縮して淡水になる。
器5に流入する。流入した蒸気は凝縮器5内で、LNG
の間接熱交換器である冷熱回収器12で冷却された冷媒
(R22)で冷却され凝縮して淡水になる。
【0011】冷媒は、循環ポンプ7により凝縮器5と冷
熱回収器12の間を循環し熱輸送を行う。冷熱回収器1
2は、LNGタンク11とLNG気化器8の間に設置さ
れ、温度の低いLNG冷熱を取り出している。
熱回収器12の間を循環し熱輸送を行う。冷熱回収器1
2は、LNGタンク11とLNG気化器8の間に設置さ
れ、温度の低いLNG冷熱を取り出している。
【0012】真空ポンプ6は、蒸気が凝縮する際に残っ
た不凝縮ガスを系外に排出し、凝縮温度と圧力が不凝縮
ガスのために上がらないようにする。得られた淡水は、
清水タンク9に溜められたあと、清水ポンプ10で必要
な場所に送られる。
た不凝縮ガスを系外に排出し、凝縮温度と圧力が不凝縮
ガスのために上がらないようにする。得られた淡水は、
清水タンク9に溜められたあと、清水ポンプ10で必要
な場所に送られる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、蒸気
タービンの復水器を出たあとの温海水を加熱源に、間接
冷却器である冷熱回収器で取り出したLNG冷熱を冷熱
源とし、スプレーフラッシュによる海水の淡水化装置を
構成したので、従来は棄てられていた廃熱を有効利用す
ることができ、安価な淡水が得られる効果がある。
タービンの復水器を出たあとの温海水を加熱源に、間接
冷却器である冷熱回収器で取り出したLNG冷熱を冷熱
源とし、スプレーフラッシュによる海水の淡水化装置を
構成したので、従来は棄てられていた廃熱を有効利用す
ることができ、安価な淡水が得られる効果がある。
【0014】また、LNG火力発電所の蒸気タービンの
復水器から排出される温海水の廃熱を利用するため、大
量の工業用水や飲料水の確保にも適している。さらに、
廃熱を有効に利用するため、環境への影響を和らげるこ
とができる。
復水器から排出される温海水の廃熱を利用するため、大
量の工業用水や飲料水の確保にも適している。さらに、
廃熱を有効に利用するため、環境への影響を和らげるこ
とができる。
【図1】本発明の実施の形態の一例の全体構成を示す説
明図。
明図。
【図2】従来の多段フラッシュ蒸発法の説明図。
【符号の説明】 1…蒸気タービンの復水器,5…淡水凝縮器、12…間
接熱交換器。
接熱交換器。
Claims (1)
- 【請求項1】 温海水をノズルを介して減圧した容器内
に噴射することにより、その一部を蒸発させるスプレー
フラッシュ式の蒸発器と、この蒸発器内で発生した蒸気
を該蒸発器外に導く蒸気配管と、この蒸気配管を介して
導入された蒸気を、冷媒により冷却することにより、凝
縮させて淡水を得る淡水凝縮器と、を備えた海水淡水化
装置において、 前記温海水として、LNG火力発電所の蒸気タービンの
復水器から排出される温海水を用いるとともに、LNG
火力発電所のLNG払出し用配管の途中に間接熱交換器
を設け、払い出されるLNGとの熱交換によって、前記
淡水凝縮器に供給される冷媒を冷却することを特徴とす
る海水淡水化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208767A JPH0952083A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 海水淡水化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7208767A JPH0952083A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 海水淡水化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0952083A true JPH0952083A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16561760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7208767A Pending JPH0952083A (ja) | 1995-08-16 | 1995-08-16 | 海水淡水化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0952083A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010053483A1 (en) * | 2008-11-06 | 2010-05-14 | Uop Llc | Simultaneous regasification of liquefied natural gas and desalination |
CN102616875A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-01 | 苏州热工研究院有限公司 | 利用电站温排水余热进行海水淡化的方法 |
JP2012525529A (ja) * | 2009-04-30 | 2012-10-22 | アルストム テクノロジー リミテッド | Co2捕捉を備えた発電プラント及び水処理プラント |
JP2013087302A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | M Hikari Energy Kaihatsu Kenkyusho:Kk | 原子力発電所の海水冷却水の利用方法 |
GB2516827A (en) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | Aquaswiss Ag | Evaporation-condensation desalination with a low temperature heat sink |
JP2021091296A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 | 造水システム |
-
1995
- 1995-08-16 JP JP7208767A patent/JPH0952083A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010053483A1 (en) * | 2008-11-06 | 2010-05-14 | Uop Llc | Simultaneous regasification of liquefied natural gas and desalination |
JP2012525529A (ja) * | 2009-04-30 | 2012-10-22 | アルストム テクノロジー リミテッド | Co2捕捉を備えた発電プラント及び水処理プラント |
JP2013087302A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-05-13 | M Hikari Energy Kaihatsu Kenkyusho:Kk | 原子力発電所の海水冷却水の利用方法 |
CN102616875A (zh) * | 2012-04-09 | 2012-08-01 | 苏州热工研究院有限公司 | 利用电站温排水余热进行海水淡化的方法 |
GB2516827A (en) * | 2013-07-30 | 2015-02-11 | Aquaswiss Ag | Evaporation-condensation desalination with a low temperature heat sink |
GB2516559B (en) * | 2013-07-30 | 2016-07-13 | Aquaswiss Ag | Evaporation-condensation desalination with a low temperature heat sink |
JP2021091296A (ja) * | 2019-12-10 | 2021-06-17 | 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 | 造水システム |
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