JPH0971315A - 湿式供給機 - Google Patents
湿式供給機Info
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- JPH0971315A JPH0971315A JP24857895A JP24857895A JPH0971315A JP H0971315 A JPH0971315 A JP H0971315A JP 24857895 A JP24857895 A JP 24857895A JP 24857895 A JP24857895 A JP 24857895A JP H0971315 A JPH0971315 A JP H0971315A
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】回転ホッパ1と移送盤3とを有する供給機
であって、移送盤3の上面に潤滑液Qを供給する給水器
4を設け、移送盤3上の物品を潤滑液Qと共に移送す
る。潤滑液Qは、界面活性剤と切削油剤とを含んだ水溶
液を使用する。回転ホッパ1の底部壁面側に潤滑液Qの
排出孔1Aを設け、回転ホッパ1中央部に設けた移送盤
3の回転軸3Aを収納する筒部を排出孔1Aよりも高く
形成して防水筒部1Bとする。回転ホッパ1の内面と移
送盤3との間に潤滑液Qを流出させる間隙6を設ける。
回転ホッパ1の開口縁を窄ませた防護縁1Cを設ける。
潤滑液Qを瀘過して給水器4に循環する循環器を設け
る。 【効果】物品の移送速度が速く、物品に加わる衝撃を与
えずに極めてスムーズな移送が可能になる。メンテナン
スは不要で、極めて耐久性能に優れる。
であって、移送盤3の上面に潤滑液Qを供給する給水器
4を設け、移送盤3上の物品を潤滑液Qと共に移送す
る。潤滑液Qは、界面活性剤と切削油剤とを含んだ水溶
液を使用する。回転ホッパ1の底部壁面側に潤滑液Qの
排出孔1Aを設け、回転ホッパ1中央部に設けた移送盤
3の回転軸3Aを収納する筒部を排出孔1Aよりも高く
形成して防水筒部1Bとする。回転ホッパ1の内面と移
送盤3との間に潤滑液Qを流出させる間隙6を設ける。
回転ホッパ1の開口縁を窄ませた防護縁1Cを設ける。
潤滑液Qを瀘過して給水器4に循環する循環器を設け
る。 【効果】物品の移送速度が速く、物品に加わる衝撃を与
えずに極めてスムーズな移送が可能になる。メンテナン
スは不要で、極めて耐久性能に優れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送用のフランジ
を開口縁に設けた回転ホッパと、この回転ホッパ内部に
供給する物品を搬送用のフランジに移送する基動円板を
設けた供給機の改良に係るものであり、特に、マイクロ
シャフト等の小型の部品を潤滑液を用いて搬送する湿式
供給機に関する。
を開口縁に設けた回転ホッパと、この回転ホッパ内部に
供給する物品を搬送用のフランジに移送する基動円板を
設けた供給機の改良に係るものであり、特に、マイクロ
シャフト等の小型の部品を潤滑液を用いて搬送する湿式
供給機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、部品の姿勢を揃えて供給するワー
クフィーダーとして、特開平 6-72533号に記載の液体を
利用した振動供給装置がある。この供給装置は、液密性
を有するボウル部に液体を貯留し、このボウルを振動さ
せることで、液体中の内走路及び外走路から液面上の外
走路に物品を移送させる供給装置である。
クフィーダーとして、特開平 6-72533号に記載の液体を
利用した振動供給装置がある。この供給装置は、液密性
を有するボウル部に液体を貯留し、このボウルを振動さ
せることで、液体中の内走路及び外走路から液面上の外
走路に物品を移送させる供給装置である。
【0003】一方、特公平 1-51403号に記載された供給
機がある。この供給機は、乾燥状態のもとで物品を搬送
するもので、半球状の脱落防止壁の内側に回転する基動
円板を配し、脱落防止壁の上部に旋回する平面環状の斜
動環を設けたものである。そして、基動円板の上に移送
した物品を基動円板の回転力で斜動環上に移動させ、斜
動環の上で物品を整列しながら、移送する供給機であ
る。
機がある。この供給機は、乾燥状態のもとで物品を搬送
するもので、半球状の脱落防止壁の内側に回転する基動
円板を配し、脱落防止壁の上部に旋回する平面環状の斜
動環を設けたものである。そして、基動円板の上に移送
した物品を基動円板の回転力で斜動環上に移動させ、斜
動環の上で物品を整列しながら、移送する供給機であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の供給
装置には、次のような課題が残されていた。すなわち、
前者の液体を貯留した振動供給装置では、振動によって
物品を移送させるので、この移送速度が極めて遅くなる
不都合がある。しかも、ボウル部に液体を貯留させるも
のなので、物品の移送によって液体が汚れると、この液
体を交換する必要があり、メンテナンスに多くの手間を
要する。
装置には、次のような課題が残されていた。すなわち、
前者の液体を貯留した振動供給装置では、振動によって
物品を移送させるので、この移送速度が極めて遅くなる
不都合がある。しかも、ボウル部に液体を貯留させるも
のなので、物品の移送によって液体が汚れると、この液
体を交換する必要があり、メンテナンスに多くの手間を
要する。
【0005】一方、後者の半球状の脱落防止壁と、この
脱落防止壁の内側で基動円板を回転させる供給機は、脱
落防止壁と基動円板との間に、僅かでも隙間が生じる
と、この隙間に物品が橋絡するおそれがある。そこで、
脱落防止壁の内側に基動円板の周囲縁を全周にわたって
摺接するように設けると、脱落防止壁や基動円板の周囲
縁が、この摺接作用によって常に研削されることとな
り、耐久性能に課題を残すものであった。
脱落防止壁の内側で基動円板を回転させる供給機は、脱
落防止壁と基動円板との間に、僅かでも隙間が生じる
と、この隙間に物品が橋絡するおそれがある。そこで、
脱落防止壁の内側に基動円板の周囲縁を全周にわたって
摺接するように設けると、脱落防止壁や基動円板の周囲
縁が、この摺接作用によって常に研削されることとな
り、耐久性能に課題を残すものであった。
【0006】また、この摺接作用によって常に研削され
た粉末状の埃は、ホッパの底に残るから、定期的に供給
機を分解して基動円板を外し、ホッパの底に溜まった埃
を除去するといった面倒な手間を要する。
た粉末状の埃は、ホッパの底に残るから、定期的に供給
機を分解して基動円板を外し、ホッパの底に溜まった埃
を除去するといった面倒な手間を要する。
【0007】しかも、基動円板の回転数を上げて移送速
度を上げようとすると、摺接部分の抵抗が大きくなるの
で装置の耐久上好ましくない。したがって、基動円板の
回転速度は、耐久性能が許す範囲内での速度に規制さ
れ、物品の移送速度に限界が生じる。
度を上げようとすると、摺接部分の抵抗が大きくなるの
で装置の耐久上好ましくない。したがって、基動円板の
回転速度は、耐久性能が許す範囲内での速度に規制さ
れ、物品の移送速度に限界が生じる。
【0008】更に、乾燥状態で使用するので、回転時に
おける物品に加わる衝撃が大きく、物品に悪影響を及ぼ
したり、スムーズな移送を妨げる原因になっていた。
おける物品に加わる衝撃が大きく、物品に悪影響を及ぼ
したり、スムーズな移送を妨げる原因になっていた。
【0009】そこで、本発明は、上述の課題を解消すべ
く創出したもので、物品の移送速度が速く、物品に加わ
る衝撃を与えずに極めてスムーズな移送が可能となり、
しかも、ホッパ内の水の交換や、ホッパ底部の埃の除去
などといったメンテナンスは一切必要とせず、極めて耐
久性能に優れた湿式供給機の提供を目的とするものであ
る。
く創出したもので、物品の移送速度が速く、物品に加わ
る衝撃を与えずに極めてスムーズな移送が可能となり、
しかも、ホッパ内の水の交換や、ホッパ底部の埃の除去
などといったメンテナンスは一切必要とせず、極めて耐
久性能に優れた湿式供給機の提供を目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべく
本発明の第1の手段は、物品Pを整列して順次送り出す
搬送用フランジ2を開口部に張り出し形成した回転ホッ
パ1を設ける。また、回転ホッパ1の内部に回転自在に
装着され、回転ホッパ1の内部に供給する物品Pを搬送
用フランジ2に移送する傾斜円板状の移送盤3を形成す
る。これら回転ホッパ1と移送盤3とを有する供給機で
あって、移送盤3の上面に潤滑液Qを供給する給水器4
を設ける。そして、移送盤3上の物品Pを潤滑液Qと共
に移送するものである。移送盤3上の物品Pは、潤滑液
Qによって湿潤され、移送時の抵抗が少なくなる。ま
た、物品Pの表面に付着した潤滑液Qが物品Pの密着性
を高めるので、回転ホッパ1や搬送用フランジ2に沿っ
て移送する際に、物品Pの安定性を高める。
本発明の第1の手段は、物品Pを整列して順次送り出す
搬送用フランジ2を開口部に張り出し形成した回転ホッ
パ1を設ける。また、回転ホッパ1の内部に回転自在に
装着され、回転ホッパ1の内部に供給する物品Pを搬送
用フランジ2に移送する傾斜円板状の移送盤3を形成す
る。これら回転ホッパ1と移送盤3とを有する供給機で
あって、移送盤3の上面に潤滑液Qを供給する給水器4
を設ける。そして、移送盤3上の物品Pを潤滑液Qと共
に移送するものである。移送盤3上の物品Pは、潤滑液
Qによって湿潤され、移送時の抵抗が少なくなる。ま
た、物品Pの表面に付着した潤滑液Qが物品Pの密着性
を高めるので、回転ホッパ1や搬送用フランジ2に沿っ
て移送する際に、物品Pの安定性を高める。
【0011】また、第2の手段の潤滑液Qは、少くとも
界面活性剤と切削油剤とのいずれか一方、又は両方を含
んだ水溶液を使用する。これにより、物品Pの滑り性と
安定性とを同時に高めることができる。
界面活性剤と切削油剤とのいずれか一方、又は両方を含
んだ水溶液を使用する。これにより、物品Pの滑り性と
安定性とを同時に高めることができる。
【0012】更に、第3の手段は、回転ホッパ1の底部
壁面側に潤滑液Qの排出孔1Aを設け、回転ホッパ1中
央部に設けた移送盤3の回転軸3Aを収納する筒部を排
出孔1Aよりも高く形成して防水筒部1Bとする。この
結果、回転する回転ホッパ1の内部に流入した潤滑液Q
は、回転ホッパ1の遠心力にて排出孔1Aから排出さ
れ、回転ホッパ1中央の防水筒部1Bには接近しない。
また、回転ホッパ1が回転しない場合でも、防水筒部1
Bは排出孔1Aよりも高く形成してあるので、防水筒部
1Bの内部に漏れ入るのを防止する。
壁面側に潤滑液Qの排出孔1Aを設け、回転ホッパ1中
央部に設けた移送盤3の回転軸3Aを収納する筒部を排
出孔1Aよりも高く形成して防水筒部1Bとする。この
結果、回転する回転ホッパ1の内部に流入した潤滑液Q
は、回転ホッパ1の遠心力にて排出孔1Aから排出さ
れ、回転ホッパ1中央の防水筒部1Bには接近しない。
また、回転ホッパ1が回転しない場合でも、防水筒部1
Bは排出孔1Aよりも高く形成してあるので、防水筒部
1Bの内部に漏れ入るのを防止する。
【0013】そして、第4の手段は、回転ホッパ1の内
面と移送盤3との間に潤滑液Qを流出させる間隙6を設
ける。この間隙6は、潤滑液Qを循環させる通路にな
る。そして、排出孔1Aから排出される潤滑液Qを瀘過
して給水器4に循環する循環器5を設ける。このような
循環器5を設けることで、一定量の潤滑液Qを循環させ
て連続投入することができる。更に、回転ホッパ1の開
口縁を窄ませた防護縁1Cは、潤滑液Qによって滑りが
良くなった物品Pの飛び出しを防止する。
面と移送盤3との間に潤滑液Qを流出させる間隙6を設
ける。この間隙6は、潤滑液Qを循環させる通路にな
る。そして、排出孔1Aから排出される潤滑液Qを瀘過
して給水器4に循環する循環器5を設ける。このような
循環器5を設けることで、一定量の潤滑液Qを循環させ
て連続投入することができる。更に、回転ホッパ1の開
口縁を窄ませた防護縁1Cは、潤滑液Qによって滑りが
良くなった物品Pの飛び出しを防止する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。本発明湿式供給機の基本構成は、回転ホッパ1と
搬送用フランジ2と移送盤3とを有する供給機に、給水
器4と循環器5とを装着したもので、移送盤3の上面に
給水器4から潤滑液Qを供給し、物品Pを潤滑液Qと共
に搬送するものである。
する。本発明湿式供給機の基本構成は、回転ホッパ1と
搬送用フランジ2と移送盤3とを有する供給機に、給水
器4と循環器5とを装着したもので、移送盤3の上面に
給水器4から潤滑液Qを供給し、物品Pを潤滑液Qと共
に搬送するものである。
【0015】回転ホッパ1は略椀形状を成し、物品Pを
整列して順次送り出す搬送用フランジ2を開口部に張り
出し形成している。搬送用フランジ2上に送り出された
物品Pは搬送用フランジ2に連なっている排出口10か
ら供給される(図2参照)。
整列して順次送り出す搬送用フランジ2を開口部に張り
出し形成している。搬送用フランジ2上に送り出された
物品Pは搬送用フランジ2に連なっている排出口10か
ら供給される(図2参照)。
【0016】回転ホッパ1の底部には、壁面側に潤滑液
Qの排出孔1Aを設けてある。排出孔1Aから流出する
潤滑液Qは、回転ホッパ1を囲むカバー体7に集められ
る。そして、このカバー体7のドレン孔7Aから循環器
5を介して給水器4に循環するように設けている。カバ
ー体7は、回転ホッパ1の上部まで囲んでおり、搬送用
フランジ2に物品Pと共に移送された潤滑液Qは、この
搬送用フランジ2の上からカバー体7の内部に集めら
れ、排出孔1Aから集められた潤滑液Qと共に給水器4
に循環させる。
Qの排出孔1Aを設けてある。排出孔1Aから流出する
潤滑液Qは、回転ホッパ1を囲むカバー体7に集められ
る。そして、このカバー体7のドレン孔7Aから循環器
5を介して給水器4に循環するように設けている。カバ
ー体7は、回転ホッパ1の上部まで囲んでおり、搬送用
フランジ2に物品Pと共に移送された潤滑液Qは、この
搬送用フランジ2の上からカバー体7の内部に集めら
れ、排出孔1Aから集められた潤滑液Qと共に給水器4
に循環させる。
【0017】一方、底部の中央部には、移送盤3の回転
軸3Aを収納する筒部を排出孔1Aよりも高く形成した
防水筒部1Bを設けている。図示の防水筒部1Bは、回
転ホッパ1と一体に形成してあり、この防水筒部1Bも
回転ホッパ1と共に回転する。また、防水筒部1Bの開
口上部に防水蓋8を施葢してあり、本発明供給機の転倒
時など、異常時のための防水処理を施している。更に、
この防水筒部1Bに収納した回転軸3Aを、耐水モータ
ー9によって回転せしめることで、予期せぬ場合でも確
実な防水効果を得ることができる。このように、図示例
では、通常使用時の防水処理に加え、更に、二重、三重
の厳重な防水処理を施している。
軸3Aを収納する筒部を排出孔1Aよりも高く形成した
防水筒部1Bを設けている。図示の防水筒部1Bは、回
転ホッパ1と一体に形成してあり、この防水筒部1Bも
回転ホッパ1と共に回転する。また、防水筒部1Bの開
口上部に防水蓋8を施葢してあり、本発明供給機の転倒
時など、異常時のための防水処理を施している。更に、
この防水筒部1Bに収納した回転軸3Aを、耐水モータ
ー9によって回転せしめることで、予期せぬ場合でも確
実な防水効果を得ることができる。このように、図示例
では、通常使用時の防水処理に加え、更に、二重、三重
の厳重な防水処理を施している。
【0018】回転ホッパ1と移送盤3との間に潤滑液Q
を流出させる間隙6を設け、移送盤3の上に供給した潤
滑液Qを回転ホッパ1の底部に流している。また、回転
ホッパ1の開口縁を窄ませて防護縁1Cを設け、物品P
の飛び出しを防止している。
を流出させる間隙6を設け、移送盤3の上に供給した潤
滑液Qを回転ホッパ1の底部に流している。また、回転
ホッパ1の開口縁を窄ませて防護縁1Cを設け、物品P
の飛び出しを防止している。
【0019】給水器4は、一定量の潤滑液Qを移送盤3
の上に供給するものである。図示例では、移送盤3の上
方に配し、二か所の流入口4Aから潤滑液Qを供給して
いる。そして、供給した潤滑液Qは、循環器5を介して
給水器4に潤滑液Qを循環させている(図2参照)。
の上に供給するものである。図示例では、移送盤3の上
方に配し、二か所の流入口4Aから潤滑液Qを供給して
いる。そして、供給した潤滑液Qは、循環器5を介して
給水器4に潤滑液Qを循環させている(図2参照)。
【0020】循環器5は、排出された潤滑液Qを溜める
タンク5Aに、フィルター5Bを設け、瀘過した潤滑液
Qを給水器4に循環させるものである。図示例では、説
明の便宜上、これら給水器4と循環器5とを別体に形成
しているが、循環器5を備えた給水器4として一体に形
成することも可能である。
タンク5Aに、フィルター5Bを設け、瀘過した潤滑液
Qを給水器4に循環させるものである。図示例では、説
明の便宜上、これら給水器4と循環器5とを別体に形成
しているが、循環器5を備えた給水器4として一体に形
成することも可能である。
【0021】本発明湿式供給機に使用する潤滑液Qは、
通常の水や、物品Pの搬送時の抵抗を少なくする性質を
有する水溶液など、物品Pの材質や大きさに適応した任
意の液体を使用するものである。そこで、直径1.5mm 〜
3.0mm のマイクロシャフトを供給する際は、界面活性剤
と切削油剤とのいずれか一方、又は両方を含んだ水溶液
を使用したときに、物品Pの滑り性と安定性とを同時に
得ることができた。特に、両方を含んだ水溶液を使用し
たときに最も効果的であったが、いずれか一方の使用で
も、両方使用に準じる業務に適した効果が得られた。し
かも、このような潤滑液Qを使用すると、物品Pや移送
盤3、あるいは回転ホッパ1内部等の洗浄効果も同時に
得られる。従って、潤滑液Qの循環ルートは、常にメン
テナンスは不要となり、耐久性能が極めて高いものにな
る。また、本発明湿式供給機で供給する物品Pは、その
性格上、耐水性のある物品Pに限られるが、この物品P
の材質や大きさによっては、より粘度の高い潤滑液Qの
使用なども予想される。
通常の水や、物品Pの搬送時の抵抗を少なくする性質を
有する水溶液など、物品Pの材質や大きさに適応した任
意の液体を使用するものである。そこで、直径1.5mm 〜
3.0mm のマイクロシャフトを供給する際は、界面活性剤
と切削油剤とのいずれか一方、又は両方を含んだ水溶液
を使用したときに、物品Pの滑り性と安定性とを同時に
得ることができた。特に、両方を含んだ水溶液を使用し
たときに最も効果的であったが、いずれか一方の使用で
も、両方使用に準じる業務に適した効果が得られた。し
かも、このような潤滑液Qを使用すると、物品Pや移送
盤3、あるいは回転ホッパ1内部等の洗浄効果も同時に
得られる。従って、潤滑液Qの循環ルートは、常にメン
テナンスは不要となり、耐久性能が極めて高いものにな
る。また、本発明湿式供給機で供給する物品Pは、その
性格上、耐水性のある物品Pに限られるが、この物品P
の材質や大きさによっては、より粘度の高い潤滑液Qの
使用なども予想される。
【0022】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
り、当初の目的を達成する。
【0023】すなわち、請求項1により、物品Pを極め
てスムーズに、しかも、安定した状態で供給することが
できる。また、物品Pが潤滑液Qに保護されて、回転ホ
ッパ1や移送盤3の回転による物品Pの衝撃から保護
し、物品Pの移送速度を早めることもできる。
てスムーズに、しかも、安定した状態で供給することが
できる。また、物品Pが潤滑液Qに保護されて、回転ホ
ッパ1や移送盤3の回転による物品Pの衝撃から保護
し、物品Pの移送速度を早めることもできる。
【0024】請求項2により、物品Pの滑り性と安定性
とを同時に高めることができ、回転ホッパ1底部の埃の
除去などといったメンテナンスは一切必要とせず、極め
て耐久性能に優れたものになった。
とを同時に高めることができ、回転ホッパ1底部の埃の
除去などといったメンテナンスは一切必要とせず、極め
て耐久性能に優れたものになった。
【0025】更に、請求項3により、潤滑液Qを使用す
る本発明湿式供給機における充分な防水性能が得られ
る。
る本発明湿式供給機における充分な防水性能が得られ
る。
【0026】そして、請求項4により、潤滑液Qの循環
と物品Pの搬送とを順調ならしめ、物品Pを安定した状
態で供給することができる。
と物品Pの搬送とを順調ならしめ、物品Pを安定した状
態で供給することができる。
【0027】このように、本発明によると、物品の移送
速度が速く、物品に加わる衝撃を与えずに極めてスムー
ズな移送が可能となり、しかも、ホッパ内の水の交換
や、ホッパ底部の埃の除去などといったメンテナンスは
一切必要とせず、極めて耐久性能に優れるなどといった
産業上有益な種々の効果を奏するものである。
速度が速く、物品に加わる衝撃を与えずに極めてスムー
ズな移送が可能となり、しかも、ホッパ内の水の交換
や、ホッパ底部の埃の除去などといったメンテナンスは
一切必要とせず、極めて耐久性能に優れるなどといった
産業上有益な種々の効果を奏するものである。
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図。
【図2】本発明の給水器と循環器とを示す概略平面図。
P 物品 Q 潤滑液 1 回転ホッパ 1A 排出孔 1B 防水筒部 1C 防護縁 2 搬送用フランジ 3 移送盤 3A 回転軸 4 給水器 4A 流入口 5 循環器 5A タンク 5B フィルター 6 間隙 7 カバー体 7A ドレン孔 8 防水蓋 9 耐水モーター 10 排出口
Claims (4)
- 【請求項1】 物品を整列して順次送り出す搬送用フラ
ンジを開口部に張り出し形成した回転ホッパと、回転ホ
ッパの内部に回転自在に装着され、回転ホッパの内部に
投入する物品を搬送用フランジに移送する傾斜円板状の
移送盤とを有する供給機であって、移送盤の上面に潤滑
液を供給する給水器を設け、移送盤上の物品を潤滑液と
共に移送することを特徴とする湿式供給機。 - 【請求項2】 潤滑液は、少くとも界面活性剤と切削油
剤とのいずれか一方、又は両方を含んだ水溶液である請
求項1記載の湿式供給機。 - 【請求項3】 回転ホッパは、底部の壁面側に潤滑液の
排出孔を設け、回転ホッパ中央部に設けた移送盤の回転
軸を収納する筒部を排出孔よりも高く形成して防水筒部
とした請求項1又は2記載の湿式供給機。 - 【請求項4】 回転ホッパの内面と移送盤との間に潤滑
液を流出させる間隙を設け、排出孔から排出される潤滑
液を瀘過して給水器に循環する循環器を設け、回転ホッ
パの開口縁を窄ませて物品の飛び出しを防護する防護縁
を設けた請求項1又は2又は3記載の湿式供給機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24857895A JP2717953B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 湿式供給機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24857895A JP2717953B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 湿式供給機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0971315A true JPH0971315A (ja) | 1997-03-18 |
JP2717953B2 JP2717953B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=17180220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24857895A Expired - Fee Related JP2717953B2 (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 湿式供給機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2717953B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5146624B2 (ja) * | 2011-01-20 | 2013-02-20 | 株式会社湯山製作所 | 薬剤供給装置および薬剤供給装置を用いた薬剤計数装置 |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP24857895A patent/JP2717953B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5146624B2 (ja) * | 2011-01-20 | 2013-02-20 | 株式会社湯山製作所 | 薬剤供給装置および薬剤供給装置を用いた薬剤計数装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2717953B2 (ja) | 1998-02-25 |
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