JPH097088A - 交通手段表示装置 - Google Patents

交通手段表示装置

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JPH097088A
JPH097088A JP7154962A JP15496295A JPH097088A JP H097088 A JPH097088 A JP H097088A JP 7154962 A JP7154962 A JP 7154962A JP 15496295 A JP15496295 A JP 15496295A JP H097088 A JPH097088 A JP H097088A
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JP7154962A
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English (en)
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Shozo Hagiwara
省三 萩原
Yoshifumi Majima
良文 真島
Minoru Sato
稔 佐藤
Masahito Kawai
正仁 河合
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Original Assignee
Individual
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  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 現在地から目的地までの交通手段の指示を適
切に行い、現在地及び目的地の案内機能を具備した交通
手段表示装置を提供する。 【構成】 交通手段表示装置1は本体2と、駅周辺図及
び路線案内図を含む画像情報と、文字情報を記憶した外
部記憶媒体3とから構成される。本体2には、種々の演
算処理を行う演算処理手段5、外部記憶媒体3に記憶さ
れた情報の読出しを行う読取手段9等を内蔵し、所定の
情報の入出力を行う入出力画面6を具備させてある。入
出力画面6から入力した目的地に対応する画像情報が読
取手段9によって外部記憶媒体3から読み出されると、
かかる情報に現在地情報及び目的地情報を組込む等の処
理がなされ、現在地及び目的地を明示した駅周辺図や路
線案内図を表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現在地から目的地へ向
かうのに最適な交通手段を最適な路線名と共に具体的に
表示する機能を具備した交通手段表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】都心部における電車や地下鉄は停車駅の
数や路線数が多いため、同じ目的地へ向かうにも利用で
きる路線が複数あることが多く、最適な路線と乗降駅と
が分かり難くいものである。通常、利用可能な路線や乗
降駅を確認するには、駅構内に設置された掲示板や時刻
表等に掲載された路線案内図を参照するか或いは駅係員
に尋ねる他なく、駅構内の混雑時や急いでいる時には十
分な確認がしにくいという不都合があった。その上、
「銀座」や「霞ケ関」のように複数の路線が乗入れてい
る地下鉄の駅では、地上への出口が多数設けられている
ため、どの出口が最適なのかが分かり難いという不都合
もあった。
【0003】そこで、従来は、携帯可能な端末装置に電
車や地下鉄の路線案内図を表示させるようにしたもの
や、ICカードに地下鉄の路線案内図を記憶させる等し
て画面上での確認ができるようにし、最適路線や乗換駅
の確認を容易ならしめたものが既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
はいずれも掲示板や時刻表に掲載された路線案内図を手
持ちの画面上に表示させたものに過ぎず、駅名や路線名
を手持ちの画面上で確認できるという点では好適である
ものの、画面上に現在地を表示できるわけではないの
で、現在地や目的地の最寄駅を捜し出すには別の地図を
参照する必要があった。また、目的地までの最適な路線
も結局の所、画面上の路線を一本づつ辿りながら自分で
捜し出す他ない点で、地下鉄や電車に乗り慣れない人に
とっては有効ではなかった。
【0005】そこで、本発明は、以上のような問題点を
解決を図るべくなされたもので、その目的とする所は、
単に路線案内図を駅名と共に画面表示させるに留まら
ず、現在地、目的地、最適な路線及び最適な乗降駅の名
称の画面表示を行うことによって、現在地から目的地ま
での交通手段の指示を適切に行い、その上、現在地及び
目的地の周辺の情報、例えば、飲食店や映画館、宿泊施
設等の情報も適宜表示し得る案内機能を具備した交通手
段表示装置を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、駅周辺図と路線案内図とを含む画像情報及び文
字情報を記憶した外部記憶媒体と、GPS衛星からの信
号を捕らえるGPSアンテナと、所定の演算処理を実行
する演算処理手段と、画像或いは文字情報の出力及び所
定の入力処理を行う入出力画面と、上記GPSアンテナ
でとらえた電波を受信して電気信号への変換処理を行う
GPS受信手段と、上記外部記憶媒体に記憶された情報
を読み出して上記演算処理手段へ送り込む読取手段とを
含み、
【0007】上記演算処理手段は、上記読取手段が上記
外部記憶媒体から読み出した駅周辺図と路線案内図とを
含む画像情報に、上記GPS受信手段が処理した現在地
情報及び上記入出力画面から入力された目的地情報を組
込んで現在地及び目的地を明示した駅周辺図と、現在地
から目的地へ向かう最適路線及び最適乗降駅を明示した
路線案内図を上記入出力画面に表示させる処理を行うも
のとした交通手段表示装置を特徴とするものである。
【0008】また、上記演算処理手段は、上記入出力画
面から入力された目的地情報を取込む入力処理部と、上
記入力処理部から取込まれた目的地情報に対する設定処
理を行う入力設定部と、入力された目的地情報に対応す
る画像情報或いは文字情報を上記外部記憶媒体から抽出
するための検索キーの設定を行うと共に、当該検索キー
を読取手段に送り込む処理を行う検索処理部と、上記G
PS受信手段が処理した信号に基づいて現在地を特定す
ると共に、抽出された駅周辺図の画像情報に現在地情報
及び目的地情報を組込んで現在地及び目的地を明示した
駅周辺図を前記入出力画面に表示させる処理を行い、か
つ、現在地から目的地までの距離の算出及び最適路線の
割出しを行い、当該距離及び最適路線を最適乗降駅と共
に明示した路線案内図を表示させる処理を行う中央処理
部とを含む構成からなるものとすることができる。
【0009】さらに、前記入力処理部は、前記入出力画
面から任意に入力された目的地情報を取込み得るランダ
ム入力処理部と、前記入出力画面から入力された指示に
従って、前記読取手段が種類別に抽出した目的地情報の
中から、使用者が任意に選択したものを取込み得るガイ
ド入力処理部と、前記記憶手段或いは前記外部記憶媒体
に記憶された目的地情報の中から使用者が任意に選択し
たものを取込み得る選択入力処理部とからなるとするの
が好ましい。
【0010】
【作用】入出力画面から入力した情報に基づいて画像情
報が外部記憶媒体から抽出され当該画像情報に現在地情
報及び目的地情報を組込んで両者の位置を明示した駅周
辺図を入出力画面に表示すると共に、現在地から目的地
までの最適路線及び乗降駅を明示した路線案内図を入出
力画面に表示することができる。また、目的地の入力
を、任意の入力、種類別の選択入力、記憶済みの内容に
基づく選択入力のいずれかで行うことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の交通手段表示装置の実施例に
ついて図面を用いて説明する。図1は本発明に係る交通
手段表示装置1の全体構成図を示したものである。交通
手段表示装置1は図に示すように、本体2と、駅周辺図
(駅の周辺を明示した地図)及び電車や地下鉄の駅名或
いはバス停名(以下、単に「駅名」という)を含む路線
案内図等を記憶した外部記憶媒体3とから構成してあ
り、GPS「Global Positioning System (全地球位置
把握システム)」を利用して使用者の現在地を正確に把
握すると共に、当該現在地及び使用者が任意に設定した
目的地を、外部記憶媒体3から抽出した駅周辺図に明示
して画面表示できると共に、後述の現在地から目的地ま
での最適路線や最適乗車駅及び最適降車駅を明示した路
線案内図を画面表示できることを特徴とする。
【0012】本体2は、内部にGPS衛星Zからの信号
を受信するGPSアンテナ4及び種々の演算処理等を実
行する演算処理手段5を中心とする回路を内蔵すると共
に、入出力画面6を具備し、全体の大きさを片手で持ち
運びできる程度の携帯可能な大きさとしてある。
【0013】本体2に内蔵した回路は図に示すように演
算処理手段5を中心として構成されており、その構成
は、GPSアンテナ4を介して現在地に関する信号を受
信すると共に、受信した信号を電気信号に変換する処理
を行うGPS受信手段7と、演算処理手段5とGPS受
信手段7とにおける信号の授受を制御する通信制御手段
8と、外部記憶媒体3に記憶された情報を読み出して演
算処理手段5へ送り込む読取手段9と、入出力画面6及
び演算処理手段5との間での情報の受渡しを制御する入
出力制御手段10と、演算処理手段5における動作を規
定する処理手順や演算処理手段5の処理すべき所定の情
報を記憶した記憶手段11とからなるものであり、すべ
て電気的に接続してある。
【0014】外部記憶媒体3は、駅周辺図や電車、地下
鉄等の路線案内図とを含む画像情報や、駅周辺の案内に
関する情報、例えば、飲食店の名称、名物品の紹介等の
文字情報を記憶した記録担体である。記憶担体として
は、例えば、MD(ミニディスク)、MO(光磁気ディ
スク)を用いることができる。また、外部記憶媒体3は
後述の如く、読取手段9がアクセスすることにより、記
憶されている情報を随時読み出すことができるように検
索キーを設けて画像情報や文字情報を記憶させてある。
検索キーとしては、現在地の検索用として、緯度及び経
度を用いたもの、目的地の検索用として住所(建物や施
設等の所在地)用いることができる。
【0015】GPS受信アンテナ4は、本体2に内蔵し
たものとしてあるが、伸縮自在のものとして本体2の外
部に装着したものとすることができる。このGPS受信
アンテナ4がとらえた信号は、後述するGPS受信手段
7により電気信号に変換された上で通信制御手段8を介
して演算処理手段5に随時送りこまれる。
【0016】演算処理手段5は、使用者の現在地の割出
しや現在地から目的地までの距離の算出或いは最適路線
の設定を行うと共に、現在地及び目的地を明示した駅周
辺図や現在地から目的地までの最適路線を明示した路線
案内図を入出力画面6に表示させる処理等の種々の処理
を行うもので、図2に示す如き回路から構成されてい
る。
【0017】この回路は、入出力画面6から入力された
目的地を特定するための情報(以下「目的地情報」とい
う、例えば、名称、住所、電話番号)を取込む処理を後
述の如く三種類のモードでなし得る入力処理部12と、
入力処理部12から取り込まれた目的地情報に対して目
的地データを設定する処理を行う入力設定部13と、入
力処理部12から入力された目的地情報に対応する画像
情報や文字情報を外部記憶媒体3から読み出すべく検索
キーの設定を行うと共に、当該検索キーを読取手段9に
送り込む処理を行う検索処理部14と、通信制御手段8
から取り込んだ現在地を特定するための緯度及び経度か
らなる情報(以下、「現在地情報」という)に基づく現
在地の割出しや目的地までの距離の算出及び入出力画面
6に駅周辺図や路線案内図を表示させる処理等を統括し
て行う中央処理部15とから構成されている。
【0018】入出力画面6は、使用者による文字、数字
等の情報入力及び所定の操作入力を行うと共に、路線案
内図等の画像情報や後述の案内情報等の文字情報の出力
を液晶画面上で行うためのものであり、手書き入力やペ
ン操作での入力を可能としてある。
【0019】GPS受信手段7は、GPSアンテナ4が
とらえた時間に関する信号を入力として疑似的な距離及
び各種補正を施した真の距離を計測し、この真の距離か
ら現在地の経度、緯度、高度を電気信号として求める回
路を内蔵しており、求められた情報は現在地を割出す情
報として通信制御手段8を介して演算処理手段5へ送り
込まれる。
【0020】次に、交通手段表示装置1の動作内容の一
例について、図3及び図4に示した処理チャート図に基
づいて説明する。図3及び図4は交通手段表示装置1の
動作内容の一例を、演算処理手段5の行う処理を中心と
して図示したものである。演算処理手段5の行う処理A
は図中二点鎖線で囲った部分に表してある。
【0021】交通手段表示装置1は電源投入直後に目的
地入力モードの選択画面表示処理aを実行する。この表
示処理aは、記憶手段11に記憶された情報を中央処理
部15が読み取って入出力画面6に指示し、目的地の入
力モードを選択するための画面を表示する処理を行うも
ので、表示される画面は例えば、図5に示す如く構成す
ることができる。図示の如く、使用者は三モードの目的
地の入力処理の中から所望の入力モードを任意に選択す
ることができる。そして、使用者が所望の入力モードを
選択、すなわち、入出力画面6上において、ペン操作入
力等の入力処理を行うと、入力モードの判断bが実行さ
れて各モードに応じた入力処理が実行される。
【0022】使用者が「ランダム入力」を選択した場
合、ランダム入力処理cが実行されて図6に示す如き目
的地のランダム入力画面が表示され、目的地情報として
名称、住所、電話番号を任意に入力することができるよ
うになる。使用者が入出力画面6から入力した目的地情
報は入力処理部12に設けられたランダム入力処理部1
2aが取込む。その上で、検索処理部14が当該名称、
住所、電話番号のいずれか一つ或いはこれらの組合わせ
を検索キーとして設定すると共に、この検索キーを読取
手段9に送り込むことにより、読取手段9が外部記憶媒
体3に記憶された画像情報或いは文字情報の読取処理を
行う。そして、該当するデータとして読取手段9が抽出
した画像情報或いは文字情報に対応する目的地情報の中
から所望のデータを使用者に選択せしめると共に、選択
された名称、住所、電話番号の各情報を組み合わせて目
的地データとする設定処理dを入力設定部13が行うこ
とによって、目的地の設定を行うことができる。
【0023】また、「ガイド入力」を選択した場合はガ
イド入力処理eが実行されて図7に示すような画面が表
示されて目的地の各種類別の選択入力を行うことができ
るようになる。すなわち、ガイド入力処理部12bが
「金融機関」、「宿泊施設」、「映画館」等の種類別に
目的地の入力を行い得るための入力指定エリア6aを、
入出力画面6の画面上に定義する。使用者が当該画面上
から所望の種類を表示した入力指定エリア6aを選択す
ると、選択された種類に該当する目的地を外部記憶媒体
3から読出す処理(読取手段9による外部記憶媒体3に
記憶された情報の読取処理)を行う。そして、読出され
たものの中から使用者に所望の名称を任意に選択せしめ
ると共に、選択された名称を目的地データとする設定処
理dを入力設定部13が行い、目的地の設定を行うこと
ができる。
【0024】そして、「登録済み選択入力」を選択した
場合、選択入力処理fが実行されて使用者が予め記憶手
段11に記憶させておいて登録済み目的地の名称を画面
表示させ、その中から任意に目的地を選択することがで
きるようになる。すなわち、使用者は予め入出力画面6
から自己の希望する目的地(例えば、行きつけの喫茶店
や友人宅等)を特定するための目的地情報、例えば、住
所、電話番号、名称を入力して記憶手段11に予め登録
済み目的地情報として記憶させ、自分自身のオリジナル
の目的地を登録しておくことができる。そして、以後
「登録済み選択入力」を選択した場合には、記憶手段1
1から読出された当該登録済み目的地の名称を選択入力
処理部12cが入出力画面6に全件一括して表示し、そ
の中から使用者が任意に選択したものを目的地データと
する設定処理dを入力設定部13が行うことによって、
目的地の設定を行うことができる。
【0025】以上のようにして目的地の設定がなされる
と検索処理g、現在地表示処理h、目的地表示処理iが
実行されて図8に示すような地図画面Bが表示される。
検索処理gは、入力設定部13により設定された目的地
に対応する駅周辺図の画像情報を外部記憶媒体3から抽
出するものである。すなわち、当該目的地に対応する目
的地情報からなる検索キーを検索処理部14が読取手段
9に送込み、これにより、読取手段9が外部記憶媒体3
にアクセスして該当する画像情報を抽出するものであ
る。
【0026】現在地表示処理hは、現在地を含む駅周辺
図を画面表示するものである。すなわち、GPSアンテ
ナ4がとらえ、GPS受信手段7が計測して求めた現在
地情報を通信制御手段8を介して中央処理部15が受取
jする。そして、受取った現在地情報によって検索処理
部14が設定した検索キーを用いて読取手段9が外部記
憶媒体3にアクセスし、当該緯度及び経度を含む駅周辺
図に対応する画像情報を抽出し、さらに、抽出された画
像情報の緯度及び経度と、当該現在地情報とが合致する
部分を現在地Cとして割り出し、図示の如く画面表示
(図8の左半分)するものである。
【0027】目的地表示処理iは、検索処理gにより抽
出された画像情報に目的地情報を組込んで目的地Dとし
て明示、すなわち、当該目的地の住所に相当する位置を
目的地Dとして明示した駅周辺図(図8の右半分)を画
面表示するものである。
【0028】こうして使用者は、現在地Cと目的地Dと
がどこであるかを、それぞれを明示して表示した駅周辺
図の画面上で一見して確認することができる。また、現
在地表示処理hでは、現在地Cの緯度及び経度と目的地
Dの位置の差に基づいて算出した現在地Cから目的地D
までの距離を表示Eすることも行うため、使用者は現在
地Cと目的地Dとの二点間距離をも確認することができ
る。
【0029】続いて、交通手段表示処理kが実行され
る。交通手段表示処理kは、上記のようにして求められ
た現在地C及び目的地Dについて、図9に示す如き現在
地Cから目的地Dへ向かうに当たって利用可能な交通手
段と最適路線及び最適乗車駅及び最適降車駅の名称を明
示した交通手段の路線案内図Fを画面表示するものであ
る。ここで、最適路線とは現在地から目的地までに向か
うのに最短時間での移動が可能となるような公共交通機
関の路線名のことをいう。また、最適乗車駅とは最適路
線を利用する場合における現在地の最寄駅のことをい
い、最適降車駅とは最適路線を利用する場合における目
的地の最寄駅のことをいう。
【0030】交通手段表示処理kは、先ず最適乗車駅と
最適降車駅とを決定する。最適乗車駅と最適降車駅と
は、現在地Cまたは目的地Dの近傍にあるという条件
(たとえば、現在地Cを中心とする半径500mの円内
に位置するという条件)を満足する駅の中で現在地Cま
たは目的地Dから最も近い位置にあるものの名称が、各
交通手段ごとに決定される。すなわち、外部記憶媒体3
に読取手段9がアクセスして現在地Cの緯度及び経度ま
たは目的地Dの住所と、各駅の緯度及び経度(住所)を
比較し、最も近い位置にあるものを電車、地下鉄、バス
の各交通手段ごとに抽出するものである。
【0031】したがって、例えば、現在地C及び目的地
Dの近くに電車の駅、地下鉄の駅及びバス停のいずれも
が存在する場合は、各交通手段に応じた駅名が最適乗車
(降車)駅として全部で三通り抽出されることになる。
そして、抽出された各最適乗車(降車)駅に対応する交
通手段の路線案内図を外部記憶媒体3から抽出し、当該
路線案内図上に決定された最適乗車駅及び最適降車駅の
名称を表示する。
【0032】また、最適路線は、上記の最適乗車駅及び
最適降車駅に係る交通手段の路線の中で、最適乗車駅か
ら最適降車駅への所要時間が最短となるものとして決定
してある(または最適乗車駅から最適降車駅までの区間
距離が最低となるものとしても良い)。したがって、最
適乗車駅から最適降車駅に向かう路線が一本しかない場
合にはその路線が最適路線として決定されることとな
る。なお、図示したものは、路線案内図として「地下鉄
路線図」、最適乗車駅Gとして「池袋駅」、最適降車駅
Hとして「東京駅」、最適路線Iは「地下鉄丸の内線」
として点線表示してある。
【0033】さらに、上記のようにして決定された最適
乗車駅G及び最適降車駅Hが「池袋駅」のように電車や
地下鉄が複数乗り入れている駅の場合には、交通手段も
それに応じて複数存在する(電車、地下鉄、路線バス、
高速バス等)ため、画面をスクロールさせて該当する交
通手段を全て画面上で確認することができるようになっ
ている。この場合は図示の如く、交通手段の数が何種類
あるか(図示の場合は電車、地下鉄、バスの三種類ある
内の1パターン目)を示す表示F1をするのが好まし
い。
【0034】使用者は、以上のようにして表示された路
線案内図Fを参照することにより現在地Cから目的地D
にいたるまでの最適乗車駅G、最適降車駅H及び最適路
線Iとを一見して確認することができ、地下鉄や電車に
乗り慣れない者でも目的地へ向かうにも安心して乗車す
ることができ、現在地Cから目的地Dまで迅速に移動す
ることができる。
【0035】また、使用者は上記のようにして画面表示
された最適路線を適宜変更することもできる。すなわ
ち、使用者が画面表示された駅名の中で途中下車或いは
乗換ようとする駅がある場合にはその駅名を表示した部
分の選択、すなわち、入出力画面6の画面上でペン操作
で選択を行う。すると、当該選択指示の有無が判断lさ
れて、選択「有」の場合にルート指定処理mが実行され
る。
【0036】このルート指定処理mは、最適乗車駅G、
最適降車駅Hまでで利用可能な路線を全部対象とし、上
記のようにして設定された最適路線Iを、使用者が任意
に指定した路線に変更する処理を行うものである。つま
り、使用者が画面表示された駅の中から乗換え或いは途
中下車しようようとする駅を指定した場合に、当該駅を
含んだ路線を最適路線Iとして表示させることができ
る。この場合、使用者が選択できる駅は、当該交通手段
(図9に示した地下鉄)に限らず、現在地Cから目的地
Dまで利用可能な交通手段を全て指定できるようにする
のが好ましく、例えば、図10に示す如く、乗換駅Jと
して山の手線の「巣鴨駅」を指定した場合に、山の手線
と地下鉄とを含んだ路線を最適路線にすることができる
のが好ましい。
【0037】以上のようにして最適乗車駅G、最適降車
駅H及び最適路線Iについて、場合によって乗換駅Jを
含めた設定が行われると、ルート表示処理n及び現在地
表示処理oが行われて図11に示す如き現在地Cから最
適乗車駅Gまでの道順を表示した道順表示画面Lが表示
される。
【0038】このルート表示処理nは、現在地Cから最
適乗車駅Gまでの道順の中で最短となるものを最適ルー
トMとして画面上点線で表示するための処理であり、現
在地表示処理oは、上記現在地表示処理hによって表示
した現在地を含む駅周辺図の画像情報に、ルート表示処
理nにより得られた最適ルートMを表示する情報を組込
んで画面表示するもので、使用者はこの道順表示画面L
を参照することにより迷うことなく迅速に現在地Cから
最適乗車駅Gまで向かうことができる。
【0039】同様にしてルート表示処理p及び目的地表
示処理qが実行されると、最適降車駅Hから目的地Dま
での道順を表示した画面(図示せず)が表示される。こ
のルート表示処理pはルート表示処理nと同様に最適降
車駅Hから目的地Dまでの道順の中で最適となるものを
最適ルートとして画面上点線で表示するための処理であ
り、目的地表示処理qは、上記目的地表示処理iによっ
て表示した目的地を含む駅周辺図の画像情報に、ルート
表示処理pにより得られた最適ルートを表示する情報を
組合わせて画面表示するものである。なお、このルート
表示処理pと目的地表示処理qとは、使用者の指示を待
って実行すれば良いが、使用者の現在地Cが最適降車駅
Hに重なった場合、すなわち使用者が現在地Cから画面
表示された交通手段を利用して最適降車駅Hに到着しこ
とを判断して自動的に実行するのが好ましい。この判断
は、現在地Cの緯度及び経度が最適降車駅Hの緯度及び
経度に合致するか否かの判断として行うことができる。
【0040】また、外部記憶媒体3には上記の如き駅周
辺図、路線案内図からなる画像情報の他、駅周辺の案内
に関する文字情報を記憶させてあり、所定の操作により
必要に応じて外部記憶媒体3から読み出して画面表示を
行い、種々の案内に役立てることができる。この場合、
記憶させる情報としては飲食店の案内や宿泊施設の料金
の案内等任意であり、駅周辺図上で飲食店や宿泊施設の
場所を表示する等すれば好ましい。
【0041】さらに、外部記憶媒体3に記憶させる画像
情報に対し、駅構内と出口の位置を明示した駅構内図の
画像情報を加えることもできる。もちろん、かかる駅構
内図に使用者の現在地及び最適な出口を明示させること
も可能であるから、特に地下鉄の場合は出口がよくわか
らずに迷ってしまうことも防止することができ、一層好
ましいものとなる。
【0042】
【発明の効果】本発明の交通手段表示装置は、入出力画
面上に現在地及び目的地の位置だけでなく、現在地から
目的地へ向かうのに最適な交通手段と最適路線とを表示
した路線案内図が乗降駅の名称と共に具体的に明示され
るので、使用者は現在地及び目的地へ向かうのに最適な
路線名を迅速かつ簡易に確認することができ、不慣れな
者でも迷ったりすることなく安心して最適な交通手段を
利用することができる。また、駅周辺図に現在地と目的
地とを表示するため、現在地から乗車駅までと、降車駅
から目的地までの最適な道のりも具体的に把握できるの
で、迅速な行動を採ることができる。また、目的地の設
定を使用者の任意に設定したり、種類別の選択入力や記
憶済み内容の選択入力により行い得るので、様々な目的
地へ向かう場合にも本装置を用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る交通手段表示装置の一実施例を示
す全体構成図である。
【図2】演算処理手段の内部構成を中心に表した一部省
略した全体構成図である。
【図3】交通手段表示装置の動作内容を示す処理チャー
ト図である。
【図4】図4の後続を示す処理チャート図である。
【図5】表示画面の一例を示す画面レイアウト図であ
る。
【図6】別の表示画面の一例を示す画面レイアウト図で
ある。
【図7】さらに別の表示画面の一例を示す画面レイアウ
ト図である。
【図8】駅周辺図を表示した地図画面の一例を示す画面
表示内容図である。
【図9】路線案内図を表示した画面の一例を示す画面表
示内容図である。
【図10】路線案内図を表示した別画面の一例を示す画面
表示内容図である。
【図11】駅周辺図を表示した画面の一例を示す画面表示
内容図である。
【符号の説明】
1 交通手段表示装置 2 本体 3 外部記憶媒体 4 GPSアンテナ 5 演算処理手段 6 入出力画面 7 GPS受信手段 8 通信制御手段 9 読取手段 10 入出力制御手段 13 入力設定部 14 検索処理部 15 中央処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595089352 河合 正仁 東京都北区滝野川3−79−5 (72)発明者 萩原 省三 千葉県柏市布施新町4−20−7 (72)発明者 真島 良文 東京都保谷市本町5−3−3 (72)発明者 佐藤 稔 東京都江東区東砂3−17−20 ミュージッ クプラザ東砂201 (72)発明者 河合 正仁 東京都北区滝野川3−79−5

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駅周辺図と路線案内図とを含む画像情報及
    び文字情報を記憶した外部記憶媒体と、GPS衛星から
    の信号を捕らえるGPSアンテナと、所定の演算処理を
    実行する演算処理手段と、画像或いは文字情報の出力及
    び所定の入力処理を行う入出力画面と、上記GPSアン
    テナでとらえた電波を受信して電気信号への変換処理を
    行うGPS受信手段と、上記外部記憶媒体に記憶された
    情報を読み出して上記演算処理手段へ送り込む読取手段
    とを含み、 上記演算処理手段は、上記読取手段が上記外部記憶媒体
    から読み出した駅周辺図と路線案内図とを含む画像情報
    に、上記GPS受信手段が処理した現在地情報及び上記
    入出力画面から入力された目的地情報を組込んで現在地
    及び目的地を明示した駅周辺図と、現在地から目的地へ
    向かう最適路線及び最適乗降駅を明示した路線案内図を
    上記入出力画面に表示させる処理を行うものとした交通
    手段表示装置。
  2. 【請求項2】駅周辺図と路線案内図とを含む画像情報及
    び文字情報を記憶した外部記憶媒体と、GPS衛星から
    の信号を捕らえるGPSアンテナと、所定の演算処理を
    実行する演算処理手段と、画像或いは文字情報の出力及
    び所定の入力処理を行う入出力画面と、上記GPSアン
    テナでとらえた電波を受信して電気信号への変換処理を
    行うGPS受信手段と、上記外部記憶媒体に記憶された
    情報を読み出して上記演算処理手段へ送り込む読取手段
    とを含み、 上記演算処理手段は、上記入出力画面から入力された目
    的地情報を取込む入力処理部と、上記入力処理部から取
    込まれた目的地情報に対する設定処理を行う入力設定部
    と、入力された目的地情報に対応する画像情報或いは文
    字情報を上記外部記憶媒体から抽出するための検索キー
    の設定を行うと共に、当該検索キーを読取手段に送り込
    む処理を行う検索処理部と、上記GPS受信手段が処理
    した信号に基づいて現在地を特定すると共に、抽出され
    た駅周辺図の画像情報に現在地情報及び目的地情報を組
    込んで現在地及び目的地を明示した駅周辺図を前記入出
    力画面に表示させる処理を行い、かつ、現在地から目的
    地までの距離の算出及び最適路線の割出しを行い、当該
    距離及び最適路線を最適乗降駅と共に明示した路線案内
    図を表示させる処理を行う中央処理部とを含む構成から
    なるものとした交通手段表示装置。
  3. 【請求項3】前記入力処理部は、前記入出力画面から任
    意に入力された目的地情報を取込み得るランダム入力処
    理部と、前記入出力画面から入力された指示に従って、
    前記読取手段が種類別に抽出した目的地情報の中から、
    使用者が任意に選択したものを取込み得るガイド入力処
    理部と、前記記憶手段或いは前記外部記憶媒体に記憶さ
    れた目的地情報の中から使用者が任意に選択したものを
    取込み得る選択入力処理部とからなるものとした請求項
    1または2に記載の交通手段表示装置。
JP7154962A 1995-06-21 1995-06-21 交通手段表示装置 Pending JPH097088A (ja)

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