JPH0970886A - 太陽電池モジュールの製造装置 - Google Patents

太陽電池モジュールの製造装置

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JPH0970886A
JPH0970886A JP7227597A JP22759795A JPH0970886A JP H0970886 A JPH0970886 A JP H0970886A JP 7227597 A JP7227597 A JP 7227597A JP 22759795 A JP22759795 A JP 22759795A JP H0970886 A JPH0970886 A JP H0970886A
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JP
Japan
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solar cell
roll
cell module
belt
cooling roll
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JP7227597A
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English (en)
Inventor
Yujiro Watanuki
勇次郎 綿貫
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】複数個の可とう性基板太陽電池に封止用の保護
フィルムを加熱圧着ロール間を通してラミネートする際
に、ロールへの接着剤の付着を防ぐ。 【解決手段】可とう性太陽電池母材1は熱接着性樹脂フ
ィルムに重ねて、加熱用ゴムロール14の間を通して加
熱圧着する際に、加熱用ロールと冷却ロール17とにふ
っ素樹脂含浸ガラスクロスベルト6をかける。ベルトに
付着した接着材は、冷却ロール17で冷却されたベルト
から剥離し、落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可とう性基板上に
形成した太陽電池素子の複数個を相互に接続し、両面に
耐候性フィルムによって保護する太陽電池モジュールの
製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クリーンエネルギーの供給源としての太
陽電池は薄膜、大面積化が容易という特徴を有し、低コ
スト太陽電池として期待されている。特に、絶縁性のプ
ラスチックフィルムもしくはステンレス鋼箔あるいは金
属電極を蒸着したプラスチックフィルム等の可とう性基
板を用いた太陽電池は、製造の際にロールツーロール方
式あるいはステッピングロール方式により高い生産性を
実現できることから有望視されている。また、軽量で可
とう性があるため、任意の形状の面上に設置でき、さら
に長尺のものが得られるため、特に面積の大きい住宅等
の屋根上に設置するのに有利である。このような太陽電
池は、複数の素子を接着剤(封止材)や耐候性のフィル
ム等で表裏保護してモジュール化される。通常、モジュ
ール化は真空加熱加圧方式が採用されている。しかしな
がら、量産性、コスト等を考慮すると連続生産が可能な
ロール方式が有効である。ロール方式では加熱加圧され
るため、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等の
接着剤が溶融状態となり、EVA単独ではゴムロールに
EVAがくっつき、EVAと耐候性フィルムとを組合わ
せて用いる場合はEVAが端部よりはみ出してゴムロー
ルにくっついてしまう問題があった。このEVAのゴム
ロールへのくっつきを防止する方法として剥離フィルム
が必要不可欠となる。図2は、剥離フィルムを用いた従
来の太陽電池モジュールの製造装置を示す。送り出しロ
ール11には、絶縁性のフィルムの一面上に金属電極
層,pin接合を有するアモルファス半導体層、透明電
極層を順次成膜し、パターニングして一定間隔を置いて
太陽電池セルが形成した可とう性太陽電池母材1が巻回
されている。この母材1のセル側にロール12から送り
出されるEVAフィルム2を重ね、さらに両面にロール
13から送り出したオレフィン系樹脂よりなる剥離フィ
ルム3を重ねて二つのゴムロール14の間を通すことに
よってEVAフィルムを加熱圧着し、ラミネートを行
う。この際、剥離フィルム3がEVAのゴムロール13
への付着を防ぐ。冷却後、両面の剥離フィルム3を剥し
てそれぞれロール15へ巻きとり、セル上にEVAフィ
ルム2のラミネートされた可とう性太陽電池母材1をロ
ール16へ巻きとる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような剥離フィル
ム3はそれ自体が高コストであり、また両面で2枚必要
である。低コスト材料のプラスチックフィルム上に剥離
処理したフィルムを用いることも考えられるが、結局コ
ストが高くなるという問題の他に、一度使用するとし
わ、きず等の発生により再使用が不可能であるという大
きな問題がある。
【0004】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、
接着剤がラミネート用ロールへ付着することのない、低
コストの太陽電池モジュールの製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、可とう性基板上に形成された太陽電池
の複数個の両面をそれぞれ共通の保護フィルムの接着に
よって被覆するために、その間を太陽電池と共に保護フ
ィルムを通す一対の加熱圧着ロールを備えた太陽電池モ
ジュールの製造装置において、加熱圧着ロールの表面上
とその加熱圧着ロールと離して設置された冷却ロールの
表面上にわたって接着剤剥離材よりなるベルトがかけら
れたものとする。加熱圧着ロールの表面上と冷却ロール
の表面上とにわたってかけられ、両ロールの回転に伴っ
て両ロール表面上間の循環する接着剤剥離材ベルトが、
保護フィルムを接着するための加熱圧着ロールへの接着
材の付着を防ぐ。そしてベルトが冷却ロール表面上で冷
却されることにより、ベルト上に付着した接着材は剥離
する。従って、再び加熱圧着ロール表面上に達したとき
は、表面に接着材が付着していない状態になる。保護フ
ィルムにEVAよりなるフィルムが用いられることがよ
い。熱接着性のあるEVAのフィルムを保護フィルムと
して用いることにより、別個の接着剤を中間にはさむ必
要がなくなる。接着剤剥離材がふっ素樹脂を含浸したガ
ラスクロスよりなることがよい。ふっ素樹脂は、EVA
等の接着性樹脂が低温では付着力を失うので接着剤剥離
材として適するが、ふっ素樹脂フィルムではベルトとし
ての必要な強度がないので、ふっ素樹脂含浸ガラスクロ
スを用いる。冷却ロールの表面上でベルトが50℃以下
に冷却されることがよい。50℃になると、熱接着性の
接着剤のベルトへの付着力が低くなってベルトに付着し
た接着剤が剥離する。そのためには、冷却ロールが冷媒
によって冷却された強制冷却ロールであっても、加熱圧
着ロールから50cm以上離れて設置された自然冷却ロ
ールであってもよい。50cm以上離れておれば、自然
冷却ロールもベルト温度を50℃以下にすることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】保護フィルムの被覆は通常3回行
う。先ず共通の可とう性基板上に形成された太陽電池の
表面を保護フィルムを被覆して、そのあとの分離工程で
の損傷を防ぐために可とう性基板上の太陽電池上に熱接
着性の保護フィルムを重ね、加熱圧着ロールを通してロ
ールツーロール方式で接着する。次に可とう性基板を切
断して個々の太陽電池に分離し、複数の太陽電池を所定
の間隔で保護フィルム上に配列して基板側で接着する。
最後に個々の太陽電池の反基板側の表面に共通の保護フ
ィルムを接着する。この工程は再びロールツーロール方
式で行う。加熱圧着ロールには弾性のあるゴムロールを
用い、太陽電池の損傷を防ぐ。その他の材料は、通常、
請求項に記載のものを用いる。
【0007】
【実施例】以下、図2を含めて共通の部分に同一の符号
を付した図を引用して本発明の実施例について説明す
る。図3(a)は本発明の実施例によりモジュール化さ
れる太陽電池の構造を示し厚さ25μmの可とう性フィ
ルム基板31の一面上に金属電極層32、pin接合を
有するアモルファス半導体層33、透明電極層34、他
面上に各太陽電池セル間を接続するために一面上の金属
電極層32あるいは透明電極層34と基板31の貫通孔
を通じて接続される接続電極層35をスパッタ法により
形成されている。
【0008】図1は本発明の一実施例に用いるラミネー
ト装置を示す。この装置の図2の装置と異なる点は、ロ
ール11から送り出される図3(a)の構造をもつ可と
う性太陽電池母材1にロール12から送り出される厚さ
400μmのEVAフィルム21を一体にラミネートす
る際、加熱圧着は加熱用ゴムロール14と強制冷却ロー
ル17との回動によりそれらの表面上を循還するベルト
6の間で行われる。ベルト6はふっ素樹脂含浸ガラスク
ロス、例えば中興化成工業商品名ファブリックチュウコ
ウフローによりなる。ゴムロール14の温度は100
℃、ラミネート速度は50cm/min、加圧圧力は4
kgf/cm2 でラミネートを行った。ふっ素樹脂含浸
ベルト6は強制冷却ロール17の表面上で50℃以下に
冷却した。その結果、ベルト6上に付着したEVAは、
強制冷却ロール17の曲面上をベルトが通るときに剥離
して落下した。巻きとりロール16上に巻きとられた図
3(b)に示すようにEVAフィルム21の圧着された
可とう性太陽電池母材1を所定の寸法に切断して太陽電
池フィルムとし、特性等の評価を行った。
【0009】次に、図3(c)に示すように、太陽電池
母材1の裏側の接続電極に正と負の端子導体36、37
を接続した太陽電池タイルを、厚さ400μmのEVA
フィルム21の上に一定の間隔を置いて一列に並べ、加
熱用ロールの間を通して太陽電池タイルをEVAフィル
ム22に圧着した。さらに、複数個のタイルの端子導体
36、37相互間を接続してモジュール化した。このよ
うにして形成した太陽電池モジュール搭載EVAフィル
ム10を図4に示すようなゴムロール方式のラミネート
装置の送り出しロール11から巻きとりロール16へ搬
送した。その中間で図1と同様にふっ素樹脂含浸ガラス
クロスよりなるベルト6をかけた二つの加熱用ゴムロー
ル14の間を通してロール12から送り出されるEVA
フィルム23をラミネートした。ラミネートは、ゴムロ
ール温度120℃、ラミネート速度40cm/min、
加圧圧力8kgf/cm2 で連続して加熱圧着すること
によって行った。ふっ素樹脂含浸ガラスクロスベルト1
4は自然冷却ロール18の上で50℃以下に冷却され
る。その結果、ベルト6上に付着したEVAは、ロール
18の曲面上をベルトが通るときに剥離して落下した。
ベルト6の温度を50℃以下にするためには、自然冷却
ロール18と加熱用ゴムロール14の間の距離Dは、5
0cm以上にする必要がある。
【0010】上記の工程を経て、外観的にも、特性的に
も充分満足のいく太陽電池モジュールを巻きとりロール
16へ巻きとることができた。上記の実施例では、EV
Aフィルムを保護フィルムとして用いているが、ポリふ
っ化ビニルなどの耐候性材料のフィルムを表面に用い、
EVAを接着剤層として組合わせて用いてもよい。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば、可とう性基板を用いた
太陽電池の複数個よりなるモジュールの両面を被覆する
保護フィルムをロールツーロール方式でラミネートする
際に、加熱圧着ロール表面上から冷却ロール表面上に接
着剤剥離材よりなるベルトをかけることにより、加熱圧
着ロールへの接着剤の付着がなく、またベルトに付着し
た接着材も冷却ロール上で剥離するため、連続生産が可
能になった。その結果、装置費および材料費が大幅に低
減された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の太陽電池モジュールの製造
装置の太陽電池モジュール化の最初の工程時の側面図
【図2】従来の太陽電池モジュールの製造装置の太陽電
池モジュール化工程時の側面図
【図3】本発明の太陽電池モジュールの製造装置を用い
て製造される太陽電池モジュールの構造を工程を追って
(a)、(b)、(c)の順に示す断面図
【図4】本発明の一実施例の太陽電池モジュールの製造
装置の太陽電池モジュール化の最後の工程時の側面図
【符号の説明】 1 可とう性太陽電池母材 11、12 送り出しロール 14 加熱用ゴムロール 16 巻きとりロール 17 強制冷却ロール 18 自然冷却ロール 21、22、23 EVAフィルム 6 ふっ素樹脂含浸ガラスクロスベルト 10 太陽電池モジュール搭載EVAフィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 5/00 JHC H01L 31/04 F B29L 9:00 31:34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可とう性基板上に形成された太陽電池の複
    数個の両面をそれぞれ共通の保護フィルムの接着によっ
    て被覆するため、その間を太陽電池と共に保護フィルム
    を通す一対の加熱圧着ロールを備えた太陽電池モジュー
    ルの製造装置において、加熱圧着ロールの表面上とその
    加熱圧着ロールと離して設置された冷却ロールの表面上
    とにわたって接着剤剥離材よりなるベルトがかけられた
    ことを特徴とする太陽電池モジュールの製造装置。
  2. 【請求項2】保護フィルムにエチレン・酢酸ビニル共重
    合体よりなるフィルムが用いられる請求項1記載の太陽
    電池モジュールの製造装置。
  3. 【請求項3】接着剤剥離材がふっ素樹脂を含浸したガラ
    スクロスよりなる請求項1あるいは2記載の太陽電池モ
    ジュールの製造装置。
  4. 【請求項4】冷却ロールの表面上でベルトが50℃以下
    に冷却される請求項1ないし3のいずれかに記載の太陽
    電池モジュールの製造装置。
  5. 【請求項5】冷却ロールが冷媒によって冷却された強制
    冷却ロールである請求項4記載の太陽電池モジュールの
    製造装置。
  6. 【請求項6】冷却ロールが加熱圧着ロールより50cm
    以上離して設置された自然冷却ロールである請求項4記
    載の太陽電池モジュールの製造装置。
JP7227597A 1995-09-05 1995-09-05 太陽電池モジュールの製造装置 Pending JPH0970886A (ja)

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