JPH0970717A - 大径手動タップ装置とねじ穴加工方法 - Google Patents

大径手動タップ装置とねじ穴加工方法

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Publication number
JPH0970717A
JPH0970717A JP22620895A JP22620895A JPH0970717A JP H0970717 A JPH0970717 A JP H0970717A JP 22620895 A JP22620895 A JP 22620895A JP 22620895 A JP22620895 A JP 22620895A JP H0970717 A JPH0970717 A JP H0970717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tap
screw hole
hole
workpiece
auxiliary guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP22620895A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Tsuchikawa
幸 土川
Rikuo Hiraga
陸雄 平賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP22620895A priority Critical patent/JPH0970717A/ja
Publication of JPH0970717A publication Critical patent/JPH0970717A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ねじ径が大きいねじ穴を被加工物に手動で設け
るタップ加工作業が容易に行えるようにする。 【解決手段】大径手動タップ装置としての補助ガイド2
にタップ1がねじ込まれる貫通したねじ穴22を備え、
このねじ穴を被加工物3に設けられたタップ下穴31に
同軸に固定して設置することによって、タップ1はこの
補助ガイド2によって回転軸を一定に保つことができる
ので手動による力はタップ1を回転させることに全ての
力を集中することができる。補助ガイド2の被加工物へ
の固定は点溶接によるが、しゃこ万の使用あるいはボル
ト締めであってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タップを用いて
手動で被加工物にねじ穴を加工する際に、ねじ穴の径が
大きなときにタップ加工作業を容易にするための装置と
この装置を用いたねじ穴加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】発電機、開閉装置あるいは変圧器などの
大型の電気機器の容器は一般に構造用鋼板からなってい
る。このような被加工物としての容器にねじ穴を加工し
て設ける場合、多くは機械加工で行うのが一般ではある
が、まれにはねじ穴の位置から機械加工ができない、あ
るいは被加工物が例えば長すぎてねじ穴加工用の機械に
載せられないというような場合があり、このような場合
には手動でねじ穴加工作業が行われる。
【0003】ねじ穴を加工する工具としてタップと呼ば
れる切削工具が使用される。ねじ穴の手動による加工
は、まず被加工物にタップ下穴を設け、このタップ下穴
にタップの先端を挿入して回転軸の方向に押付けながら
回転させる。回転することによって、タップに設けられ
ているオスねじの山に相当する切削部がタップ下穴の内
面を削って行き、タップがタップ下穴の中に進んで行く
とともにねじ山が形成されて行く。タップがある程度進
んだ時点ではねじ穴とタップとのねじ部が噛み合ってタ
ップの回転軸が変化することはなく、しかもタップを手
動で回転させる力はそのまま軸方向の推進力になって効
率よく作業が進む。しかし、タップ加工作業の最初はタ
ップの回転軸をタップ下穴の軸に正しく合わせながら回
転させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ねじ径が小
さいときには手動で軸を合わせながらタップを押付け回
転させる操作を行うのに比較的小さな力で済むので作業
は容易である。しかし、ねじ径が大きくなると、操作す
る力も大きくなり、しかも、加工の最初の軸合わせが困
難になって力が入れにくく作業性が悪くなるという問題
が生ずる。
【0005】この発明の目的はこのような問題を解決
し、ねじ径が大きいねじ穴を被加工物に手動で設ける加
工作業が容易に行える手動タップ加工装置、及びこの装
置を用いたねじ穴の加工方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明によれば、大径手動タップ装置がタップがね
じ込まれる貫通したねじ穴を備え、このねじ穴が被加工
物に設けられたタップ下穴に同軸になるように被加工物
に固定して設置されることによって、タップはこの大径
手動タップ装置によって回転軸を一定に保つことができ
るので手動による力はタップを回転させることに全ての
力を集中することができる。
【0007】また、タップ下穴との軸合わせの後の大径
手動タップ装置の被加工物へ固定する方法としては、大
径手動タップ装置を点溶接によって被加工物に取付け固
定する方法、しゃこ万で被加工物とともに挟んで固定す
る方法又はボルト締めで被加工物に固定する方法のいず
れを採用することもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】
【0009】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例を示す被加工物にタップ加工を
する状態の断面図である。この図において、タップ1は
大径手動タップ装置としての補助ガイド2によって図の
上下方向の回転軸が固定されており、補助ガイド2は被
加工物3に点溶接部21で固定されている。被加工物3
にはタップ下穴31があらかじめ設けられていて、この
タップ下穴31の内面にタップ1によって切削されてね
じ山が形成され、被加工物3にねじ穴ができあがる。補
助ガイド2はタップ1で加工して形成されるねじ穴と同
じ寸法の補助ガイド2を貫通するねじ穴22が設けられ
ていて、このねじ穴22にタップ1をねじ込んで貫通さ
せて先端を突出させている。したがって、タップ1は補
助ガイド2を介してタップ下穴31に対して位置決めさ
れていて、タップ1を手動で回転させたとき、タップ1
の回転軸は補助ガイド2て固定されているので作業者が
回転軸を一定に保つ努力をする必要がない。したがっ
て、作業者はタップ1を回転させることだけに集中して
力を働かせることができる。
【0010】補助ガイド2の固定は次の順序で行われ
る。タップ下穴31は予め加工して設けられているもの
とする。 補助ガイド2のねじ穴22にタップ1を挿入してその
先端部を図示のように少し突出させてタップ下穴31の
位置に置き、タップ1の挿入量と補助ガイド2の位置を
調整して補助ガイド2が図の左右方向に対して動かない
位置を見出すと、この位置がタップ下穴31とタップ1
の軸が一致した位置である。 で設定された位置の補助ガイド2と被加工物3とを
点溶接部21で固定する。点溶接部21は最低2か所で
ねじ径に応じて適宜その数を選ぶ。 タップ1を手動で回転させる。補助ガイド2とタップ
1とのねじ山が噛み合っているので回転力はタップ1を
図の下の方向に進ませる推進力になる。タップ1にかか
る回転力と推進力によってタップ下穴31の内面がタッ
プ1の切削部によって切削されてねじ山が形成されて行
き、ねじ穴が完成する。 タップ1を逆回転させて被加工物に形成されたねじ穴
から引き抜く。 点溶接部21をアセチレンバーナで切断して補助ガイ
ド2を被加工物3から取り外す。後は点溶接部21があ
った部分の被加工物3の表面を整形してねじ穴加工作業
の全てが完了する。
【0011】補助ガイド2はタップ1のねじ径に合わせ
てあらかじめ製作しておき、同じ径のねじ穴加工の都度
反復して使用する。補助ガイド2の被加工物3への固定
は点溶接の他にしゃこ万で補助ガイド2と被加工物3を
挟んで締めつけて固定する方法や、ボルト締めで固定す
る方法なども採用することができる。いずれの場合にも
前述の点溶接による方法と同じように、一度補助ガイド
2の固定位置を調整して設定し、その後それぞれの方法
で固定することになる。
【0012】ボルト締めの場合、補助ガイド2のねじ穴
22の周辺にあらかじめボルトを通すボルト穴を少なく
とも2つ設けておき、位置決めのときにこのボルト穴の
位置に対応する被加工物3の表面に印を付けていったん
補助ガイド2を取り去って被加工物の印を付けた位置に
ねじ穴を設け、その後、改めて補助ガイド2を取付けて
ボルト締めする。このときのねじ穴の径はこれから加工
しようとするねじ穴に比べてはるかに小さいのが実際で
あるからその加工は容易である。
【0013】タップ加工作業を手動で行うのはねじ穴の
径が大きいほど大きな力が必要になって作業が困難にな
る。したがって、補助ガイド2を用いることによる作業
性の向上は、ねじ穴の径が大きいほど大きい。逆にねじ
穴の径が小さいと補助ガイド2を用いなくても容易にタ
ップ加工が行える。実際の経験によると、M30、すな
わち、ねじ穴に挿入されるボルトのねじ山の径の標準値
が30mmのものよりも小さいねじ穴では補助ガイド2が
なくてもそれほど作業性が悪くはない。しかし、これよ
りも大きくなると作業性が悪くなって補助ガイド2を使
用する効果が大きくなる。しかし、実際に手動でタップ
加工が可能なねじ穴の最大はM200程度であり、これ
よりも大きいと例え補助ガイド2を使用しても手動によ
ってタップ1を回転させることが非常に困難になって実
用的でない。したがって、この発明になる大径手動タッ
プ装置としての補助ガイド2の適用範囲はおおよそM3
0〜M200と言える。
【0014】
【発明の効果】この発明は前述のように、補助ガイドで
ある大径手動タップ装置を介してタップの回転軸をタッ
プ下穴の軸に合わせて被加工物に固定するようにしたの
で、作業者がタップの回転軸を合わせることが不要にな
ってタップを回転させることに全ての力を集中すること
ができることからタップ加工の作業性が改善されて作業
能率が向上するという効果が得られる。また、大径手動
タップ装置を被加工物に固定する方法として、点溶接に
よる方法、しゃこ万による方法あるいはボルト締めによ
る方法のいずれも採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す被加工物に大径手動タ
ップ装置としての補助ガイドを用いてタップ加工をする
状態を示す断面図
【符号の説明】
1…タップ、2…補助ガイド(大径手動タップ装置)、
21…点溶接部、22…ねじ穴、3…被加工物、31…
タップ下穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タップがねじ込まれる貫通したねじ穴を備
    え、このねじ穴が被加工物に設けられたタップ下穴に同
    軸になるように被加工物に固定して設置されることを特
    徴とする大径手動タップ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の大径手動タップ装置をタッ
    プ下穴に同軸になるようにした後、点溶接によって被加
    工物に取付け固定することを特徴とするねじ穴加工方
    法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の大径手動タップ装置をタッ
    プ下穴に同軸になるようにした後、しゃこ万で被加工物
    と大径手動タップ装置とを挟んで固定することを特徴と
    するねじ穴加工方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の大径手動タップ装置をタッ
    プ下穴に同軸になるようにした後、ボルト締めで被加工
    物に取付け固定することを特徴とするねじ穴加工方法。
JP22620895A 1995-09-04 1995-09-04 大径手動タップ装置とねじ穴加工方法 Pending JPH0970717A (ja)

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JP22620895A JPH0970717A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 大径手動タップ装置とねじ穴加工方法

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JPH0970717A true JPH0970717A (ja) 1997-03-18

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ID=16841597

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JP22620895A Pending JPH0970717A (ja) 1995-09-04 1995-09-04 大径手動タップ装置とねじ穴加工方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103706893A (zh) * 2013-12-17 2014-04-09 沈阳黎明航空零部件制造有限公司 一种用于航空发动机零件深孔螺纹的加工方法
CN109465504A (zh) * 2018-12-30 2019-03-15 江苏亚星波纹管有限公司 一种波纹管安装便于攻丝的丝锥绞手

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