JPH0970408A - 反射用取付具およびそれを備えるレーザプローブ - Google Patents

反射用取付具およびそれを備えるレーザプローブ

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JPH0970408A
JPH0970408A JP7228359A JP22835995A JPH0970408A JP H0970408 A JPH0970408 A JP H0970408A JP 7228359 A JP7228359 A JP 7228359A JP 22835995 A JP22835995 A JP 22835995A JP H0970408 A JPH0970408 A JP H0970408A
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reflecting
reflection
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optical axis
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Kenzou Kataoka
研慥 片岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で容易にプローブ本体に着脱交換
することができるとともに、材料コストの削減を図るこ
とができ、衛生上の不都合のない反射用取付具およびそ
れを備えるレーザプローブを提供する。 【解決手段】 反射用取付具14は、装着部33と、そ
れに連なる反射部27とを含み、入射端から入射したレ
ーザ光を出射端13に導くプローブ本体12の出射端1
3に着脱自在に装着され、装着部33はプローブ本体1
2の外径とほぼ等しい外径を有し、反射部27には出射
端13から出射されたレーザ光の光軸と交差する方向に
傾斜する反射面26が形成されており、レーザ光は反射
面26によって光軸以外の方向に反射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば歯科治療
用レーザハンドピースのプローブ本体に装着される反射
用取付具および反射用取付具を備えるレーザプローブに
関する。
【0002】
【従来の技術】典型的な先行技術は、たとえば特開平5
−344982号公報に示されている。この先行技術に
は、プローブ本体であるファイバプローブを保護するた
めに、反射用取付具に相当するプローブ保護管を、前記
ファイバプローブに設けるようにした歯科治療用レーザ
ハンドピースが開示されている。前記プローブ保護管
は、ファイバプローブが僅かな隙間をあけて挿通される
小径筒部と、この小径筒部に連なり、プローブ保持具の
先端部に装着され、前記小径筒部よりも大径の基端部と
を有する。前記小径筒部のファイバプローブ先端側に配
置される一端部には、鏡面を有する傾斜した突片が形成
される。このような突片の鏡面によって、前記ファイバ
プローブ先端から光軸方向に出射されたレーザ光を反射
させて、たとえば歯石、齲触部などの治療部位にレーザ
光を照射することができるように構成されている。
【0003】このような特開平5−344982号公報
に示される先行技術では、前記プローブ保護管がファイ
バプローブ先端からレーザハンドピースのヘッドにわた
って装着されているので、前記ヘッドと、ファイバプロ
ーブと、プローブ保護管とによって挟まれた空間内に、
ファイバプローブ先端側から前記隙間を介して雑菌や血
液などを含む汚損された流体が侵入してしまうおそれが
あり、衛生上好ましくない。
【0004】しかも前記プローブ保護管は、ファイバプ
ローブ全体を含む比較的長い距離にわたって覆っている
ため、保護する必要のない無駄な部分も含み、プローブ
保護管を製造するためには多くの材料を要し、コスト高
につながる。
【0005】さらに前記プローブ保護管は、ファイバプ
ローブが挿通され、レーザハンドピースのヘッドにプロ
ーブ保持具によって装着されなければならないので、装
着作業が複雑であり、ひいてはプローブ保護管の交換作
業が繁雑となる。
【0006】また他の先行技術は、特開平7−1711
62号公報に開示されている。この先行技術では、図2
5に示されるように反射部材を効率よく冷却して反射部
材の破損を防止することができ、反射部材を極めて容易
に交換することができ、さらにレーザ光の照射効率を高
めるために、レーザ光を導光する光ファイバ123と、
この光ファイバ123の出射端部側に固定された保持具
124と、この保持具124に対して着脱自在に取付け
られる前記光ファイバ123の出射端面から出射された
レーザ光を反射させる反射面130を有する反射チップ
128と、前記光ファイバ123および前記反射チップ
128の周囲に冷却用流体を流通させる冷却用流体の流
通手段131とを備えるように構成されている。
【0007】このような特開平7−171162号公報
に示される先行技術では、反射チップ128は、その断
面形状が水滴状の反射チップ本体128aを有し、この
反射チップ本体128aに反射面130が形成されてい
る。
【0008】反射チップ本体128aは、反射面130
から距離ΔLだけ光軸140の延長線上に突出して形成
されているので、狭い空間深部端付近、たとえば細い根
管内で根尖付近まで挿入することができず、したがって
狭隘な部位にレーザ光を照射することができない。ま
た、反射チップ本体128aの加工は、水滴状の形状の
ため、薄板状の反射部の加工に比べ、コスト高につなが
りやすく、生産性が悪いという問題がある。さらに、術
者が反射部を曲げてレーザ光の反射方向を微妙に変えた
いと思うときに、このような反射チップ本体128a
は、薄板状の反射部に比べて簡単に曲げにくく、使い勝
手が悪いという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、簡単
な構成で容易にプローブ本体に着脱交換することができ
るとともに、材料コストおよび加工コストの削減を図る
ことができ、衛生上の不都合がなく、かつ狭隘な部位に
照射することができ、しかも術者が反射部を曲げてレー
ザ光の反射方向を変化させることができる反射用取付具
およびそれを備えるレーザプローブを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、入射端から入
射したレーザ光を出射端に導くプローブ本体の前記出射
端に着脱自在に装着される反射用取付具であって、前記
プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有する装着部
と、この装着部に連なり、前記プローブ本体の出射端か
ら出射されたレーザ光の光軸と交差する方向に傾斜する
反射面が形成される薄板状の反射部とを含むことを特徴
とする反射用取付具である。 本発明に従えば、反射用取付具は、装着部とそれに連な
る反射部とを含み、入射端から入射したレーザ光を出射
端に導くプローブ本体の出射端に着脱自在に装着され
る。前記装着部は、プローブ本体の外径とほぼ等しい外
径を有し、反射部には、プローブ本体の出射端から出射
されたレーザ光の光軸と交差する方向に傾斜する反射面
が形成される。この反射面は、出射端から出射されたレ
ーザ光の光軸と交差しているので、レーザ光は光軸と交
差する方向に反射する。反射用取付具の装着部をプロー
ブ本体の出射端に取付けることによって、プローブ本体
に反射用取付具が装着されるので、先行技術に比べて反
射用取付具のプローブ本体への取付け作業が容易であ
る。また反射用取付具がプローブ本体に装着された状態
では、当該反射用取付具はプローブ本体の出射端に取付
けられているので、先行技術のようにファイバプローブ
全体を覆う構成や、水滴状の反射チップを備える構成に
比べて材料コストおよび加工コストの削減を図ることが
可能となる。また、反射部が薄板状であるため、術者が
レーザ光の反射方向を微妙に変えたいと思うときに、簡
単に曲げて微調整を行うことができる。しかも放熱性が
良好で、レーザ光の照射による昇温が抑制され、また反
射部を狭隘な空間に挿入することができる。 さらに反射用取付具は、プローブ本体の出射端付近に着
脱自在に装着されるので、前記従来技術のように、ファ
イバプローブとプローブ保護管との間に空間が形成され
ることがなく、このような空間内に雑菌や血液などの汚
損された流体が侵入して、溜まるおそれがなく、衛生的
である。
【0011】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
沿って平坦状に形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面を、光軸に対して
予め定める角度を成して交差する一平面に沿って平坦状
に形成したときには、前記出射端から出射されたレーザ
光を、ほぼ同一形状のままで、予め定める角度で反射さ
せ、レーザ光照射部位に照射することが可能となる。
【0012】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、前記装着部から離反する方向に凸となるように
湾曲して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面を、光軸に対して
予め定める角度を成して交差する一平面に関して、装着
部から離反する方向に凸となるように湾曲して形成した
ときには、前記出射端から出射されたレーザ光を、予め
定める角度で反射させた後、集光させながら、レーザ光
照射部位の特定領域に集中して照射することが可能とな
る。
【0013】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に垂
直な軸線に平行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面を、光軸に対して予め定める角度を成して交差
する軸線に垂直な軸線に平行な樋状の曲面としたときに
は、レーザ光をその照射部位において、光軸に垂直な方
向に沿って細長いビーム状に集光させることが可能とな
る。
【0014】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に平
行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面を、光軸に対して予め定める角度を成して交差
する軸線に平行な樋状の曲面としたときには、レーザ光
をその照射部位において、光軸に沿って細長いビーム状
に集光させることが可能となる。
【0015】また本発明の前記反射部の反射面は、球面
状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面を、球面状の曲面としたときには、レーザ光を
その照射部位において、一点を中心とするスポット状に
集光させることが可能となる。
【0016】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、前記装着部に近接する方向に凸となるように湾
曲して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面を、光軸に対して
予め定める角度を成して交差する一平面に関して、装着
部に近接する方向に凸となるように湾曲して形成したと
きには、前記出射端から出射されたレーザ光を、予め定
める角度で反射させた後、分散させながら、レーザ光照
射部位の特定領域に分散して照射することが可能とな
る。
【0017】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に垂
直な軸線に平行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面を、光軸に対して予め定める角度を成して交差す
る軸線に垂直な軸線に平行な樋状の曲面としたときに
は、レーザ光をその照射部位において、光軸に垂直な軸
線に関して両側に広がる分散光とすることが可能とな
る。
【0018】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に平
行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面を、光軸に対して予め定める角度を成して交差す
る軸線に平行な樋状の曲面としたときには、レーザ光を
その照射部位において、光軸に関して両側に広がる分散
光とすることが可能となる。
【0019】また本発明の前記反射部の反射面は、球面
状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面を、球面状の曲面としたときには、レーザ光をそ
の照射部位において、任意の一点に関して放射状の分散
光とすることが可能となる。
【0020】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して交差する方向に予め定める角度を成して傾
斜し、かつ前記光軸に垂直な幅方向両端部が反射面から
突出して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面を、光軸に対して
交差する方向に予め定める角度を成して傾斜させ、かつ
光軸に垂直な幅方向両端部を反射面から突出させて形成
したときには、前記出射端から出射されたレーザ光の一
部を、前記幅方向両端部に形成される湾曲した反射面に
よって、内側へ導くことが可能となる。
【0021】また本発明は、入射端から入射したレーザ
光を出射端に導くプローブ本体の前記出射端に着脱自在
に装着される反射用取付具であって、前記プローブ本体
の外径とほぼ等しい外径を有する装着部と、この装着部
に連なり、軸直角断面がレーザ光の出射方向前方に向け
て偏平となる長円状の反射部とを含むことを特徴とする
反射用取付具である。 本発明に従えば、反射用取付具は、装着部とそれに連な
る反射部とを含み、入射端から入射したレーザ光を出射
端に導くプローブ本体の出射端に着脱自在に装着され
る。前記装着部は、プローブ本体の外径とほぼ等しい外
径を有し、反射用取付具の装着部をプローブ本体の出射
端に取付けることによって、プローブ本体に反射用取付
具が装着されるので、先行技術に比べて反射用取付具の
プローブ本体への取付け作業が容易である。また反射用
取付具がプローブ本体に装着された状態では、当該反射
用取付具はプローブ本体の出射端に取付けられているの
で、先行技術のようにファイバプローブ全体を覆う構成
や、水滴状の反射チップを備える構成に比べて材料コス
トおよび加工コストの削減を図ることが可能となる。 さらに反射用取付具は、プローブ本体の出射端付近に着
脱自在に装着されるので、前記従来技術のように、ファ
イバプローブとプローブ保護管との間に空間が形成され
ることがなく、このような空間内に雑菌や血液などの汚
損された流体が侵入して、溜まるおそれがなく、衛生的
である。また、反射部は、軸直角断面がレーザ光の出射
方向前方に向けて偏平となる長円状に形成され、その反
射部を狭隘な空間に挿入することができるとともに、前
記出射端から出射されたレーザ光をその照射位置におい
て偏平な長円状とすることができ、レーザ光の照射位置
を、偏平な長円の長軸方向または短軸方向に移動させる
ことによって、前記移動方向に直角となるレーザ光の照
射幅を、前記長軸方向に移動させたときには狭い幅と
し、前記短軸方向に移動させたときには広い幅として、
操作上使い分けることが可能となり、利便性が向上され
る。
【0022】また本発明はレーザ光発生源から導光体を
介してハンドピース本体内に導かれたレーザ光を、入射
端から入射して出射端に導き、この出射端からレーザ光
を出射するプローブ本体と、前記プローブ本体が挿通さ
れ、前記ハンドピース本体のヘッドに着脱自在に接続さ
れるプローブホルダと、前記プローブ本体の出射端に着
脱自在に装着される反射用取付具とを含み、前記反射用
取付具は、前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を
有する装着部と、この装着部に連なり、前記プローブ本
体の出射端から出射されたレーザ光の光軸と交差する方
向に傾斜する反射面が形成される薄板状の反射部とを含
むことを特徴とする反射用取付具を備えるレーザプロー
ブである。 本発明に従えば、プローブホルダには、プローブ本体が
挿入され、このプローブ本体は、プローブホルダによっ
てハンドピース本体のヘッドに着脱自在に接続される。
反射用取付具は、装着部とそれに連なる反射部とを含
み、前記プローブ本体の出射端に装着される。前記装着
部は、前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有
し、前記反射部には、前記プローブ本体の出射端から出
射したレーザ光の光軸と交差する方向に傾斜する反射面
が形成される。こうして反射用取付具が装着されたプロ
ーブ本体は、レーザ光発生源から導光体を介してハンド
ピース本体内に導かれたレーザ光を、入射端から入射し
て出射端に導き、この出射端からレーザ光を出射する。
プローブ本体は、プローブホルダによってハンドピース
本体のヘッドに容易に着脱交換することが可能となる。
反射取付具の装着部は、プローブ本体の外径とほぼ等し
い外径を有するので、レーザ光照射部位付近の視界が前
記装着部によって妨げられることはなく、レーザ光照射
部位を外部から容易に視認することが可能となる。 前記反射面は、出射端から出射されたレーザ光の光軸と
交差しているので、レーザ光は光軸と交差する方向に反
射する。反射用取付具の装着部をプローブ本体の出射端
に取付けることによって、プローブ本体に反射用取付具
が装着されるので、先行技術に比べて反射用取付具のプ
ローブ本体への取付け作業が容易である。また反射用取
付具がプローブ本体に装着された状態では、当該反射用
取付具はプローブ本体の出射端に取付けられているの
で、先行技術のようにファイバプローブ全体を覆う構成
や、水滴状の反射チップを備える構成に比べて材料コス
トおよび加工コストの削減を図ることが可能となる。さ
らに反射用取付具はプローブ本体の出射端付近に着脱自
在に装着されるので、前記従来技術のようにファイバプ
ローブとプローブ保護管との間に空間が形成されること
がなく、このような空間内に雑菌や血液などの汚損され
た流体が侵入して、溜まるおそれがなく、衛生的であ
る。しかも反射部は薄板状であり、これによって術者が
レーザ光の反射方向を微妙に変えたいと思うときに、簡
単に曲げて微調整を行うことができる。また放熱性が良
好でレーザ光の照射による昇温が抑制され、さらに反射
部を狭隘な空間に挿入することができる。
【0023】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
沿って平坦状に形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面が光軸に対して予
め定める角度を成して交差する一平面に沿って平坦状で
内に形成される反射用取付具を、プローブ本体の出射端
に設けたときには、前記出射端から出射されたレーザ光
を、ほぼ同一形状のままで、予め定める角度で反射さ
せ、レーザ光照射部位に照射することが可能となる。し
かも前記レーザプローブは、別途に準備される他のレー
ザプローブ、たとえば前記反射用取付具が設けられてい
ないプローブ本体とプローブホルダとによって構成され
るレーザプローブと、容易に交換することが可能となる
ので、利便性が向上される。
【0024】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、前記装着部から離反する方向に凸となるように
湾曲して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面が光軸に対して予
め定める角度を成して交差する一平面に関して、装着部
から離反する方向に凸となるように湾曲して形成される
反射用取付具を、プローブ本体の出射端に設けたときに
は、前記出射端から出射されたレーザ光を、予め定める
角度で反射させた後、集光させながら、レーザ光照射部
位の特定領域に集中して照射することが可能となる。し
かも前記レーザプローブは、別途に準備される他のレー
ザプローブ、たとえば前記反射用取付具が設けられてい
ないプローブ本体とプローブホルダとによって構成され
るレーザプローブと、容易に交換することが可能となる
ので、利便性が向上される。
【0025】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に垂
直な軸線に平行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面が光軸に対して予め定める角度を成して交差す
る軸線に垂直な軸線に平行な樋状の曲面である反射用取
付具を、プローブ本体の出射端に設けたときには、レー
ザ光をその照射部位において、光軸に垂直な方向に沿っ
て細長いビーム状に集光させることが可能となる。しか
も前記レーザプローブは、別途に準備される他のレーザ
プローブ、たとえば前記反射用取付具が設けられていな
いプローブ本体とプローブホルダとによって構成される
レーザプローブと、容易に交換することが可能となるの
で、利便性が向上される。
【0026】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に平
行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面が光軸に対して予め定める角度を成して交差す
る軸線に平行な樋状の曲面である反射用取付具を、プロ
ーブ本体の出射端に設けたときには、レーザ光をその照
射部位において、光軸に沿って細長いビーム状に集光さ
せることが可能となる。しかも前記レーザプローブは、
別途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前記反
射用取付具が設けられていないプローブ本体とプローブ
ホルダとによって構成されるレーザプローブと、容易に
交換することが可能となるので、利便性が向上される。
【0027】また本発明の前記反射部の反射面は、球状
の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部から離反する方向に凸とな
る反射面が球面状の曲面である反射用取付具を、プロー
ブ本体の出射端に設けたときには、レーザ光をその照射
部位において、一点を中心とするスポット状に集光させ
ることが可能となる。しかも前記レーザプローブは、別
途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前記反射
用取付具が設けられていないプローブ本体とプローブホ
ルダとによって構成されるレーザプローブと、容易に交
換することが可能となるので、利便性が向上される。
【0028】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、前記装着部に近接する方向に凸となるように湾
曲して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、前記反射部の反射面が光軸に対して予
め定める角度を成して交差する一平面に関して、装着部
に近接する方向に凸となるように湾曲して形成される反
射用取付を、プローブ本体の出射端に設けたときには、
前記出射端から出射されたレーザ光を、予め定める角度
で反射させた後、分散させながら、レーザ光照射部位の
特定領域に分散して照射することが可能となる。しかも
前記レーザプローブは、別途に準備される他のレーザプ
ローブ、たとえば前記反射用取付具が設けられていない
プローブ本体とプローブホルダとによって構成されるレ
ーザプローブと、容易に交換することが可能となるの
で、利便性が向上される。
【0029】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に垂
直な軸線に平行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面が光軸に対して予め定める角度を成して交差する
軸線に垂直な軸線に平行な樋状の曲面である反射用取付
具を、レーザプローブ本体の出射端に設けたときには、
レーザ光をその照射部位において、光軸に垂直な軸線に
関して両側に広がる分散光とすることが可能となる。し
かも前記レーザプローブは、別途に準備される他のレー
ザプローブ、たとえば前記反射用取付具が設けられてい
ないプローブ本体とプローブホルダとによって構成され
るレーザプローブと、容易に交換することが可能となる
ので、利便性が向上される。
【0030】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して予め定める角度を成して交差する軸線に平
行な樋状の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面が光軸に対して予め定める角度を成して交差する
軸線に平行な樋状の曲面である反射用取付具を、レーザ
プローブ本体の出射端に設けたときには、レーザ光をそ
の照射部位において、光軸に関して両側に広がる分散光
とすることが可能となる。しかも前記レーザプローブ
は、別途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前
記反射用取付具が設けられていないプローブ本体とプロ
ーブホルダとによって構成されるレーザプローブと、容
易に交換することが可能となるので、利便性が向上され
る。
【0031】また本発明の前記反射部の反射面は、球状
の曲面であることを特徴とする。 本発明に従えば、前記装着部に近接する方向に凸となる
反射面が球面状の曲面である反射用取付具を、レーザプ
ローブ本体の出射端に設けたときには、レーザ光をその
照射部位において、任意の一点に関して放射状の分散光
とすることが可能となる。しかも前記レーザプローブ
は、別途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前
記反射用取付具が設けられていないプローブ本体とプロ
ーブホルダとによって構成されるレーザプローブと、容
易に交換することが可能となるので、利便性が向上され
る。
【0032】また本発明の前記反射部の反射面は、前記
光軸に対して交差する方向に予め定める角度を成して傾
斜し、かつ前記光軸に垂直な幅方向両端部が反射面から
突出して形成されることを特徴とする。 本発明に従えば、反射部の反射面が光軸に対して交差す
る方向に予め定める角度を成して傾斜し、かつ光軸に垂
直な幅方向両端部が反射面から突出して形成される反射
用取付具を、プローブ本体の出射端に設けたときには、
前記出射端から出射されたレーザ光の一部を、前記幅方
向両端部に形成される湾曲した反射面によって内側へ導
くことが可能となる。しかも前記レーザプローブは、別
途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前記反射
用取付具が設けられていないプローブ本体とプローブホ
ルダとによって構成されるレーザプローブと、容易に交
換することが可能となるので、利便性が向上される。
【0033】また本発明は、レーザ光発生源から導光体
を介してハンドピース本体内に導かれたレーザ光を、入
射端から入射して出射端に導き、この出射端からレーザ
光を出射するプローブ本体と、前記プローブ本体が挿通
され、前記ハンドピース本体のヘッドに着脱自在に接続
されるプローブホルダと、前記プローブ本体の出射端に
着脱自在に装着される反射用取付具とを含み、前記反射
用取付具は、前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径
を有する装着部と、この装着部に連なり、軸直角断面が
レーザ光の出射方向前方に向けて偏平となる長円状の反
射部とを含むことを特徴とする反射用取付具を備えるレ
ーザプローブである。 本発明に従えば、プローブホルダには、プローブ本体が
挿入され、このプローブ本体は、プローブホルダによっ
てハンドピース本体のヘッドに着脱自在に接続される。
反射用取付具は、装着部とそれに連なる反射部とを含
み、前記プローブ本体の出射端に装着される。前記装着
部は、前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有し
ている。反射用取付具が装着されたプローブ本体は、レ
ーザ光発生源から導光体を介してハンドピース本体内に
導かれたレーザ光を、入射端から入射して出射端に導
き、この出射端からレーザ光を出射する。プローブ本体
は、プローブホルダによってハンドピース本体のヘッド
に容易に着脱交換することが可能となる。反射取付具の
装着部は、プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有す
るので、レーザ光照射部位付近の視界が前記装着部によ
って妨げられることはなく、レーザ光照射部位を外部か
ら容易に視認することが可能となる。 反射用取付具の装着部をプローブ本体の出射端に取付け
ることによって、プローブ本体に反射用取付具が装着さ
れるので、先行技術に比べて反射用取付具のプローブ本
体への取付け作業が容易である。また反射用取付具がプ
ローブ本体に装着された状態では、当該反射用取付具は
プローブ本体の出射端に取付けられているので、先行技
術のようにファイバプローブ全体を覆う構成や、水滴状
の反射チップを備える構成に比べて材料コストおよび加
工コストの削減を図ることが可能となる。さらに反射用
取付具はプローブ本体の出射端付近に着脱自在に装着さ
れるので、前記従来技術のようにファイバプローブとプ
ローブ保護管との間に空間が形成されることがなく、こ
のような空間内に雑菌や血液などの汚損された流体が侵
入して、溜まるおそれがなく、衛生的である。また、反
射部は、軸直角断面がレーザ光の出射方向前方に向けて
偏平となる長円状に形成されるので、その反射部を狭隘
な空間に挿入することができるとともに、このような反
射部を有する反射用取付具を、プローブ本体の出射端に
設けたときには、前記出射端から出射されたレーザ光を
その照射位置において偏平な長円状とすることができ、
レーザ光の照射位置を、偏平な長円の長軸方向または短
軸方向に移動させることによって、前記移動方向に直角
となるレーザ光の照射幅を、前記長軸方向に移動させた
ときには狭い幅とし、前記短軸方向に移動させたときに
は広い幅として、操作上使い分けることが可能となり、
利便性が向上される。しかも前記レーザプローブは、別
途に準備される他のレーザプローブ、たとえば前記反射
用取付具が設けられていないプローブ本体とプローブホ
ルダとによって構成されるレーザプローブと、容易に交
換することが可能となるので、利便性が向上される。 上述の各構成における樋状とは、凹状、U字状、V字
状、C字状ならびに円弧状およびそれに類似の湾曲形状
などの形状を含む。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態であ
るレーザプローブ11の出射端13付近の拡大断面図で
ある。レーザプローブ11は、基本的にプローブ本体1
2と、プローブ本体12の出射端13に着脱自在に装着
される反射用取付具14とを含む。前記プローブ本体1
2は、コア15と、コア15の外周面を被覆するクラッ
ド16と、クラッド16の外周面を被覆する第1ジャケ
ット17と、第1ジャケット17の外周面を被覆する第
2ジャケット18とによって構成される。
【0035】前記コア15は、石英ガラスなどの材料か
ら成り、たとえば歯牙の切除には直径50〜600μm
のものが適当である。このコア15は、たとえばCO
(一酸化炭素)レーザや、CO2(炭酸ガス)レーザや
Nd−YAG(NeodymiumYttrium Alminium Garnet:ネ
オジウム イットリウム アルミニウム ガーネット)
レーザや、Er−YAG(Erbium Yttrium Aluminium G
arnet:エルビウム イットリウム アルミニウム ガ
ーネット)レーザなどのレーザ光を導く。前記クラッド
16は、コア15と屈折率の異なる硝材などの材料から
成り、前記コア15の外周面に厚さ5〜50μm程度で
形成される。前記第1ジャケット17は、ポリウレタン
またはポリイミドまたはシリコンなどの材料から成り、
前記クラッド16の外周面に厚さ10〜100μm程度
で形成される。前記第2ジャケット18は、ナイロンま
たはポリイミドまたはテフロンなどの材料から成り、外
径が0.3〜1.5mm程度になるように第1ジャケッ
ト17の外周面に形成される。
【0036】このようなプローブ本体12は、内筒管1
9および外筒管20内に同軸に挿入される。第2ジャケ
ット18の外周面と内筒管19の内周面との間には、隙
間21が周方向全周にわたって形成される。また内筒管
19の外周面と外筒管20の内周面との間には、隙間2
2が周方向全周にわたって形成される。これらの隙間2
1および22のいずれか一方には水などの液体が導か
れ、他方には空気などの気体が導かれる。外側の隙間2
2は、内側の隙間21とほぼ同じ位置または多少の前後
をもって開口し、これらの隙間21,22に導かれた液
体および気体を各開口から噴射して霧化することができ
る。これらの液体および気体は、いずれか一方だけを個
別に噴射することも可能である。
【0037】たとえば水などの液体だけを噴射するとき
には、レーザ光照射部位を冷却し、かつレーザ光照射部
位付近に付着した異物を除去することができる。またた
とえば空気などの気体だけを噴射するときには、レーザ
光照射部位を乾燥させ、被照射部位を水による冷却なし
で加温し、かつ/またはレーザ光照射部位付近に付着し
た異物を飛散させて除去することもできる。さらに霧化
した、液体と気体との混合流体を噴射させるときには、
レーザ光照射部位の冷却効果に加えて、レーザ光照射部
位に水の薄層が形成されることによって、レーザ光照射
部位へのレーザ光吸収効率を向上させることができる。
またレーザ光照射部位付近に付着した異物の除去、洗浄
効果をもたらすこともできる。
【0038】前記反射用取付具14は、ステンレス鋼も
しくはアルミニウムなどの金属材料、または高分子材料
などから成り、内筒体23と、この内筒体23が同軸に
挿通される外筒体24とを有する。内筒体23は、軸直
角断面が円形の円筒状部分25と、円筒状部分25の軸
線25aに対して交差する一平面に沿って平坦状に内に
反射面26が形成される反射部27と、この反射部27
と前記円筒状部分25とを連結する連結部28とを有す
る。前記反射面26は、たとえば機械加工研磨や化学研
磨などの鏡面加工によって形成されてもよく、または
金、銀、アルミニウム、プラチナなどの耐薬品性金属を
蒸着もしくはメッキによって付着させて形成させるよう
にしてもよく、または光学部品の反射鏡の加工に用いら
れる光学的反射膜によって被覆してもよい。またバフ研
磨や、化学研磨した後にメッキを施すようにしてもよ
く、この場合には反射面26は単に加工した後にメッキ
を施す場合よりも反射面26の下地が平滑であるため、
たとえば2〜15μm以下程度の薄いメッキ層を形成す
るだけで良好な反射面が得られ、レーザ光の反射効率を
向上させることができ、さらに、金をコイニングした
り、金そのもので反射部27を形成する場合よりも簡単
であり、安価であって、性能のよう反射面26を得るこ
とができる。このように反射面26の加工面上にバフ研
磨した後にメッキしたものでは、90%程度高い反射率
を得ることができる。
【0039】このような内筒体23の円筒状部分25に
は、外筒体24が軸線方向他端部側(図1の左方)にず
れて外挿される。外筒体24は、軸線方向他端部側の内
周面に内ねじ29が刻設され、軸線方向一端部側の端面
30は、内筒体23の外周面31に接着剤32によって
接着される。接着剤32は、たとえば2成分系接着剤が
用いられる。
【0040】また本発明の実施の他の形態として、外筒
体24と円筒状部分25とを一体的に構成してもよい。
【0041】このようにして内筒体23が外筒体24に
接着された状態では、内筒体23の軸線方向他端部は、
外筒体24の軸線方向他端部よりも一端部側(図1の右
方)に退避しているので、前記内ねじ29は外筒体24
の内部空間に臨んで露出している。このような内ねじ2
9は、プローブ本体12の第2ジャケット18から突出
する第1ジャケット17にねじ込まれ、この第1ジャケ
ット17の外周面に僅かに食い込んだ状態で抜け止めさ
れている。したがって前記第1ジャケット17の外周面
に外ねじの加工は不要であるので、その製造に手間を要
しない。この状態で、前記円筒状部分25の軸線25a
は、前記プローブ本体12の出射端13から出射される
レーザ光の軸と一致している。
【0042】このように、反射用取付具14はプローブ
本体12の出射端13付近に着脱自在に装着されるの
で、前記従来技術のようにファイバプローブとプローブ
保護管との間に形成された空間内に雑菌や血液などの汚
損された流体が侵入して溜まるおそれがなく、衛生的で
ある。
【0043】この状態では、前記第2ジャケット18の
端面34は、前記外筒体24の軸線方向他端部側の端面
35に面対し、かつ前記第1ジャケット17の端面36
は、前記内筒体23の軸線方向他端部側の端面37から
離間しており、このようにして、反射用取付具14がプ
ローブ本体12の出射端13に取付けられている。前記
内筒体23の円筒状部分25と、前記外筒体24とによ
って、装着部33を構成する。
【0044】このような装着部33が、上述したよう
に、内ねじ29が第1ジャケット17の外周面に食い込
んだ状態となって装着された状態では、前記第1ジャケ
ット17からさらに突出するクラツド16およびコア1
5は、前記内筒体23の円筒状部分25に挿入される。
この状態では、クラツド16の外周面と内筒体23の円
筒状部分25の内周面との間には、僅かな隙間Δtが存
在する。これによって前記反射用取付具14の交換時
に、この反射用取付具14を前記プローブ本体12へ容
易に挿入することが可能となる。また前記コア15の端
面38と、前記クラツド16の端面39とは、これらの
軸線に垂直な一平面内にある。これらの各端面38,3
9は、前記円筒状部分25の一端部側の端面40よりも
内方に退避している。これによってレーザ光照射時に飛
散した異物が、前記コア15の端面38に付着して汚損
されることが防がれる。
【0045】図2は図1に示す内筒体23の拡大断面図
であり、図3は図2の切断面線III−IIIから見た
断面図であり、図4は図2の切断面線IV−IVから見
た断面図である。前記内筒体23は、前述したように、
円筒状部分25と、反射部27と、連結部28とを有す
る。前記円筒状部分25の外径D1はたとえば0.9m
mに選ばれ、内径D2はたとえば0.7mmに選ばれ
る。またこの円筒状部分25の軸線方向の長さL1は、
たとえば2.6mmに選ばれる。
【0046】前記反射部27はほぼ平坦状であって、略
矩形状であり、その長手方向の長さL2はたとえば1.
8mmに選ばれ、この反射部27の幅W1はたとえば
1.1mmに選ばれ。その厚みT1はたとえば0.1m
mに選ばれる。反射部27は、このように薄板状であ
り、これによって放熱性が良好であり、レーザ光の照射
による昇温が抑制される。したがって、反射面26に熱
変形による歪が生じることなく、当初の所定のビーム形
状でレーザ光を照射することができる。また反射部27
を狭隘な空間に挿入することができる。このような反射
部27には、前記長さL2および幅W1にわたって全面
に反射面26が形成され、この反射面26は、前記円筒
状部分25の軸線と予め定める角度αを成す。この角度
αは、たとえば15°〜45°に選ばれ、好ましくは3
0°に選ばれる。これによって反射面26でレーザ光を
反射させ、根管の内周面などのように直線状のプローブ
本体12ではレーザ光を照射しにくい部位に、レーザ光
を容易に照射することが可能となる。
【0047】また前記長さL2は、前記反射面26の長
手方向一端部26aが、前記円筒状部分25の図2にお
ける最上部25aに達する長さに選ばれており、これに
よって前記プローブ本体12の出射端13から出射され
た全てのレーザ光を、反射面26によって確実に反射さ
せることが可能となる。さらに前記反射部27の長手方
向一端部側(図3の右方)の各隅部26b,26cは円
弧状に面取りされており、これによってレーザ光照射部
位を傷つけるおそれがなくなる。
【0048】前記連結部28の前記円筒状部分25の軸
線方向の長さL3はたとえば0.2mmに選ばれ、この
連結部28の幅W2はたとえば0.5mmに選ばれる。
したがって内筒体23の長さL4(=L1+L2+L
3)は、上述した例では4.6mmである。前記反射部
27は平坦状に形成され、前記円筒状部分25は円筒状
に形成されているので、このような断面形状の変化を許
容する状態で連結部28によって、円筒状部分25と反
射部27とが連結されている。
【0049】図5は、レーザプローブ11の製造手順を
示す図である。先ず、前記内筒体23を製造するに当た
っては、図5(1)に示されるように、直円筒状のパイ
プ41を準備する。次に、図5(2)に示されるよう
に、回転軸線42まわりに高速で回転駆動される研摩工
具43を矢符A方向に移動させることによって、図示し
ない、たとえばチャック装置などの固定手段によって不
動状態に固定された前記パイプ41の軸線方向一端部側
を研摩して、前記反射部27および連結部28を同時に
形成することができる。
【0050】次に、図5(3)で示されるように、平坦
な第1支持面44に対して前記角度αを成して傾斜する
第2支持面45を有する基台46上に、前記連結部28
を第1および第2支持面44,45の交点47に符号一
致するように配置して押圧し、図中仮想線23aで示さ
れるように、前記反射部27を連結部28において屈曲
させる。この状態では、前記反射部27は軸直角断面が
半円弧状であるので、たとえばポンチなどの押圧工具を
用いて平坦状に延ばすことによって、図1〜図4に示さ
れるような内筒体23が形成される。
【0051】前記外筒体24には、その軸線方向他端部
側の内周面に前記内ねじ29を予め刻設しておき、この
内ねじ29が形成された外筒体24の軸線方向一端部側
から前記内筒体23の円筒状部分25を挿入し、内筒体
23の外周面31と、外筒体24の前記端面30とを接
着剤32によって接着する。このようにして前記反射用
取付具14が製造される。この反射用取付具14は、図
5(4)に示されるように、前記内ねじ29を前記プロ
ーブ本体12の第1ジャケット17に螺着することによ
って取付けられる。以上のようにして、前記レーザプロ
ーブ11が製造される。
【0052】図6は、レーザプローブ11を備えるレー
ザ照射装置48の概略的な構成を示す図である。このレ
ーザ照射装置48は、レーザ光発生源49と、術者が把
持するハンドピース本体50と、レーザ光発生源49か
らのレーザ光をハンドピース本体50に導く導光体であ
る導光用ファイバ51が内蔵されたケーブル52と、ハ
ンドピース本体50のヘッド53に着脱自在に装着され
る前記レーザプローブ11とを含む。このレーザプロー
ブ11は、前記反射用取付具14が装着されたプローブ
本体12と、このプローブ本体12が挿通されるプロー
ブホルダ54とを含む。前記プローブ本体12は、前述
の内筒管19および外筒管20内に挿入され、これらの
内筒管19および外筒管20は、前記プローブホルダ5
4に気密に接続されている。このプローブホルダ54に
は、外周面に外ねじが刻設された螺合部55が形成さ
れ、この螺合部55は、前記ハンドピース本体50のヘ
ッド53に螺合する。
【0053】このようにしてレーザプローブ11がハン
ドピース本体50に装着された状態において、前記レー
ザ光発生源49からのレーザ光は、前記ケーブル52の
導光用ファイバ51を経てハンドピース本体50に導か
れ、前記プローブ本体12の入射端56から入射して前
記出射端13から出射し、前述したように、反射用取付
具14の反射面26によって出射端13から出射された
光軸と交差する方向に反射される。
【0054】図7は、本発明のレーザプローブ11を用
いたときのレーザ光の照射動作を示す図である。図7
(1)に示されるように、歯牙61に形成された窩洞6
2の内周面に、前述の反射用取付具14によって側方に
反射されたレーザ光を照射して、窩洞62の底部のアン
ダーカットを形成することができる。
【0055】また図7(2)に示されるように、歯肉縁
下歯石63を蒸散によって除去するために、歯周ポケッ
ト64内に前記反射用取付具14を含むプローブ本体1
2の出射端13付近を挿入して、前記歯石63にレーザ
光を照射することによって、その歯石63を除去するこ
とができる。また歯肉65によって覆われた歯牙61の
側面に発生した齲蝕66にも同様にレーザ光を照射し
て、その齲蝕66を除去することができる。このとき反
射用取付具14によって、レーザ光を反射方向にだけ照
射するので、歯肉65へのレーザ光の照射を防ぐことが
できる。
【0056】さらに図7(3)に示されるように、隣接
歯牙61aに臨んで発生した齲蝕67にも、各歯牙6
1,61a間の隙間に前記反射用取付具14を含むプロ
ーブ本体12の出射端13付近を挿入して、前記齲蝕6
7にレーザ光を照射することによって、その齲蝕67を
除去することができる。
【0057】このように、反射取付具14の反射部27
は薄板状であるので、図7に示すように狭隘な空間に挿
入して、照射することができる。
【0058】図8は本発明の実施の他の形態の内筒体2
3aを示す拡大断面図であり、図9は図8に示す内筒体
23aの斜視図である。本発明の実施のこの形態では、
図1〜図7に示される本発明の実施の形態に類似してお
り、対応する部分には同一の参照符、または同一の数字
に添字aを付して示す。本発明の実施のこの形態におい
て注目すべきは、反射部27aの反射面26aが、光軸
に対して前記角度αをなして交差する一平面に関して、
装着部33の一部である前記円筒状部分25の一端部側
の端面40から離反する方向、すなわち図8の右下方に
凸となるように湾曲し、かつ光軸に対して前記角度αを
なして交差する軸線に垂直、すなわち図8の紙面に垂直
な軸線に平行な曲率半径R1を有する円弧状の樋状の曲
面となるように形成されているということである。
【0059】この曲率半径R1は、たとえば15mmに
選ばれる。前記反射面26aによって、前記プローブ本
体12の出射端13から出射されたレーザ光を側方、す
なわち図8の上方に反射させ、この反射光を前記光軸に
垂直な方向に沿って、細長いいわばスリット状のレーザ
ビーム形状に集光させることができる。これによって患
部に局部的に高いエネルギ密度でレーザ光を集中して照
射することができ、前述の図7に示される臨床応用の中
で特に硬組織の蒸散に適している。
【0060】上述の図8および図9に示される本発明の
実施の形態では、内筒体23aの反射部27aの反射面
26aは、光軸に対して前記角度αをなして交差する一
平面に関して、前記円筒状部分25の一端部側の端面4
0から離反する方向に凸となるように、かつ光軸に対し
て前記角度αをなして交差する軸線に垂直な軸線に平行
な円弧状の樋状の曲面となるように形成されたけれど
も、本発明の実施のさらに他の形態として、図10に示
される内筒体23eのように、端面40に近接する方
向、すなわち前記反射面26aとは逆方向に凸となり、
かつ前記軸線に垂直な軸線と平行な円弧状の樋状の曲面
となる反射面26eを反射部27eに形成するようにし
てもよい。
【0061】このような反射面26eによって、前記プ
ローブ本体12の出射端13から出射されたレーザ光を
側方、すなわち図10の上方に反射させ、この反射光を
光軸に垂直な軸線に関して両側に広がるように分散させ
ることができる。このことは、とりわけあまり高いエネ
ルギ密度を必要としない縁下歯石の除去、根面の薄層の
蒸散、壊死歯肉の浅い蒸散などに適している。
【0062】図11は本発明の実施のさらに他の形態の
内筒体23bを示す拡大断面図であり、図12は図11
の切断面線XII−XIIから見た断面図であり、図1
3は図11の切断面線XIII−XIIIから見た断面
図であり、図14は図11および図12に示す内筒体2
3bの斜視図である。本発明の実施のこの形態の内筒体
23bは、図1〜図7および図8〜図10に示される本
発明の実施の各形態に類似しており、対応する部分には
同一の参照符、または同一の数字に添字bを付して示
す。本発明の実施のこの形態において注目すべきは、反
射部27bの反射面26bが、光軸に対して前記角度α
をなして交差する一平面に関して、前記円筒状部分25
の一端部側の端面40から離反する方向、すなわち図1
1の右下方に凸となるように、かつ光軸に対して前記角
度αをなして交差する軸線と平行な円弧状の樋状の曲面
となるように形成されているということである。
【0063】また反射部27bの先端部(図11および
図12の右方寄りの端部)の周方向両端部71,72
は、円弧状に面取りされており、これによってレーザ光
照射部位を傷つけるおそれがなくなる。なお反射部27
bの軸線方向長さL2bは、たとえば1.2mmに選ば
れる。前記反射面26bによって、前記プローブ本体1
2の出射端13から出射されたレーザ光を、側方すなわ
ち図11の上方に反射させ、この反射光を光軸に沿っ
て、いわば細長いスリット状のレーザビーム形状に集光
させることができる。これによって患部に局部的に高い
エネルギ密度でレーザ光を集中して照射することがで
き、特に窩洞形成アンダーカット、根面齲蝕、隣接面齲
蝕、歯肉切開などに適している。
【0064】上述の図11〜図14に示される本発明の
実施の形態では、内筒体23bの反射部27bの反射面
26bは、光軸に対して前記角度αをなして交差する一
平面に関して、前記円筒状部分25の一端部側の端面4
0から離反する方向に凸となるように、かつ光軸に対し
て前記角度αをなして交差する軸線に平行な円弧状の樋
状の曲面となるように形成されたけれども、本発明の実
施のさらに他の形態として、図15に示される内筒体2
3fのように、前記端面40に近接する方向、すなわち
前記反射面26bとは逆方向に凸となり、かつ前記軸線
を長手方向とする円弧状の樋状の曲面となる反射面26
fを反射部27fに形成してもよい。
【0065】このような反射面26fによってによっ
て、前記プローブ本体12の出射端13から出射された
レーザ光を側方、すなわち図15の上方に反射させ、こ
の反射光を光軸に関して両側に広がるように分散させる
ことができる。このことは、とりわけあまり高いエネル
ギ密度を必要としない縁下歯石の除去、根面の薄層の蒸
散、壊死歯肉の浅い蒸散などに適している。
【0066】図16は、本発明の実施のさらに他の形態
の内筒体23gを拡大して示す斜視図である。本発明の
実施のこの形態の内筒23gは、図1〜図7および図8
〜図15に示される本発明の実施の各形態に類似してお
り、対応する部分には同一の参照符、または同一の数字
に添字gを付して示す。本発明の実施のこの形態におい
て注目すべきは、反射部27gの反射面26gが、光軸
に対して予め定める角度、たとえば前記角度αをなして
交差する一平面に関して、前記円筒状部分25の一端部
側の端面から離間する方向、すなわち図16の右下方に
凸となるように、球面状の曲面となるように形成されて
いるということである。
【0067】このような反射面26gによって、前記プ
ローブ本体12の出射端13から出射されたレーザ光を
側方、すなわち図16の上方に反射させ、この反射光を
一点を中心とする、いわばスポット状のレーザビーム形
状に集光させることができる。これによって局部的に非
常に高いエネルギ密度で、レーザ光を集中して照射する
ことができる。
【0068】上述の図16に示される本発明の実施の形
態では、内筒体23gの反射部27gの反射面26g
は、光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平
面に関して、前記円筒状部分25の一端部側の端面から
離間する方向に凸となるように、球面状の曲面となるよ
うに形成されたけれども、本発明の実施のさらに他の形
態として、図17に示される内筒体23hのように、前
記端面に近接する方向、すなわち前記反射面26gとは
逆方向に凸となるように、球面状の曲面となる反射面2
6hを反射部27hに形成してもよい。このような反射
面26hによって、前記プローブ本体12の出射端から
出射されたレーザ光を側方、すなわち図17の上方に反
射させ、この反射光を任意の一点に関して放射状となる
ように分散させることができる。
【0069】図18は本発明の実施のさらに他の形態の
内筒体23cを示す拡大断面図であり、図19は図18
の切断面線XIX−XIXから見た断面図であり、図2
0は図18の切断面線XX−XXから見た断面図であ
る。本発明の実施のこの形態は、図1〜図7および図8
〜図17に示される本発明の実施の各形態に類似してお
り、対応する部分には同一の参照符、または同一の数字
に添字cを付して示す。本発明の実施のこの形態の内筒
体23cの軸線方向一端部73は、軸線を含む一平面に
対して角度βをなして先細状になり、かつその一平面に
直交する他の一平面に対して幅広状となるように形成さ
れ、その軸直角断面は長円とされる。前記角度βは、た
とえば20°に選ばれる。このような一端部73には、
連結部28cを介して反射部27cが形成される。この
反射部27cの軸線方向の長さL2cはたとえば0.5
mmに選ばれ、その幅W1cはたとえば1.2mmに選
ばれる。また連結部28cの幅W2cはたとえば0.6
mmに選ばれる。さらに反射部27cの端面27c1か
ら内筒体23cの屈曲点23c1間の外表面に沿う長さ
L5は、たとえば2.1mmに選ばれる。
【0070】前記反射部27cの反射面26cは、光軸
に対して交差する方向に延び、図20に示されるよう
に、幅方向両側に反射面26cから突出する湾曲部7
4,75を有し、各湾曲部74,75間には、平坦な平
面部76が形成される。各湾曲部74,75によって、
前記プローブ本体12の出射端13から出射されたレー
ザ光の反射後の両外側方、すなわち図20の左右方向へ
の散乱光を抑制して、前記平面部76によって幅広状の
レーザ光をレーザ光照射部位に照射することができる。
反射面26cの幅W3は、反射部27cの高さh1に比
べて大きくなるように、幅W3はたとえば1.0mmに
選ばれ、高さh1はたとえば0.2mmに選ばれてい
る。したがってこの反射面26cによって反射された反
射光は偏平であり、幅W3に対応して幅広状のレーザ光
を照射して、迅速に治療を行うことができる。このこと
は、縁下歯石の除去、根面の薄層の蒸散、壊死歯肉の浅
い蒸散などに適しており、必要以上の深い蒸散に対する
安全性をより一層向上することができる。
【0071】図1〜図9、図11〜図14、および図1
8〜図20に示される本発明の実施の各形態の反射用取
付具14の各部位の寸法は、一例として述べたに過ぎ
ず、これらの各寸法は用途に応じて適宜選択し得ること
は、当業者にとって容易に理解されるであろう。
【0072】図21は本発明の実施のさらに他の形態の
内筒体23dを示す拡大断面図であり、図22は図21
の切断面線XXI−XXIから見た断面図であり、図2
3は図21の右側から見た側面図である。本発明の実施
のこの形態は、図1〜図20に示される本発明の実施の
各形態に類似しており、対応する部分には同一の参照
符、または同一の数字に添字dを付して示す。本発明の
実施のこの形態の内筒体23dの軸線方向一端部80
は、軸線を含む一平面に対して角度γをなして先細状に
なり、かつその一平面に直交する他の一平面に対して幅
広状となるように形成され、その軸直角断面は長円状と
される。前記角度γは、たとえば20°に選ばれる。こ
のような内周面を反射面26dとして、内筒体23dの
軸線方向一端部80に反射部27dを構成し、開口端7
8から出射された長円状のレーザ光を軸線方向に照射す
るように構成される。このように反射部27dは、軸直
角断面がレーザ光の出射方向前方に向けて偏平となる長
円状に形成されるので、この反射部27dを狭隘な空間
に挿入して、レーザ光を照射することができる。
【0073】また、開口端78から出射されるレーザ光
を照射位置において長円状とすることができ、その長円
状のレーザ光の照射位置を、偏平な長円の長軸方向また
は短軸方向すなわち、図23に示す矢符B方向またはそ
れに直交する矢符C方向に移動させることによって、そ
の移動方向に直角となるレーザ光の照射幅を、矢符B方
向に移動させたときの狭い幅と、矢符C方向に移動させ
たときの広い幅とで操作上使い分けることができる。し
たがって軟組織の深くて鋭い切開を行う場合には、レー
ザ光照射位置を矢符B方向に移動させればよい。これに
対しレーザ光照射位置を矢符C方向に移動させると、幅
の広い照射となり、切開よりもむしろ凝固(止血)に用
いることができ、たとえば、口内炎、口角炎、白板症な
どの表層の浅い疾患の治療に適する。
【0074】さらに本発明の実施のさらに他の形態とし
て、図24に示すように、反射用取付具14を第1ジャ
ケット17の先端部に、可撓性を帯び弾発性を有する、
たとえばゴムなどの材料から成る直円筒状のチューブ7
9によって、連結して保持するようにしてもよい。この
ようにチューブ79を用いて反射用取付具14をプロー
ブ本体12に取付けることによって、反射用取付具14
および第1ジャケット17の直径の変化に拘わらず、両
者を容易に連結することができる。
【0075】さらに本発明の実施のさらに他の形態とし
て、反射用取付具14を第1ジャケット17の先端部
に、切欠きを用いてかしめてもよいし、または接着剤に
よって接着固定してもよい。
【0076】上述の各実施例では、プローブ本体12の
出射端13からレーザ光を出射する構成について説明し
たけれども、前記反射用取付具14によって反射される
光はレーザ光に限定されるものではなく、その他の光、
たとえば赤外光および可視光などの医療用ビーム光であ
ってもよい。さらに前記レーザ光と平行にまたは同軸
に、ガイド光として緑色または赤色などの可視光を、ス
ポット状のビーム光として照射するようにしてもよい。
【0077】上述の発明の実施の形態において例示した
反射部27,27a〜27hの形状は一例にすぎず、他
の形状についても本発明の精神の範囲内に含まれ、樋状
とは、凹状、U字状、V字状、C字状ならびに円弧状お
よびそれに類似の湾曲形状などの形状を含む。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、反射用取付具の装着部
をプローブ本体の出射端に取付けることによって、プロ
ーブ本体に反射用取付具が装着されるので、先行技術に
比べて反射用取付具のプローブ本体への取付け作業を容
易に行うことができる。また反射用取付具がプローブ本
体に装着された状態では、当該反射用取付具はプローブ
本体の出射端に取付けられているので、先行技術のよう
にファイバプローブ全体を覆う構成や、水滴状の反射チ
ップを備える構成に比べて材料コストおよび加工コスト
の削減を図ることができる。また、反射部が薄板状であ
るため、術者がレーザ光の反射方向を微妙に変えたいと
きに、簡単に曲げて微調整することができる。しかも放
熱性が良好であり、レーザ光の照射による昇温が抑制さ
れ、反射面に熱変形による歪が生じることなく、当初の
所定のビーム形状で照射することができる。また反射部
を狭隘な空間に挿入してレーザ光を照射することができ
る。
【0079】さらに反射用取付具はプローブ本体の出射
端付近に着脱自在に装着されるので、前記従来技術のよ
うにファイバプローブとプローブ保護管との間に形成さ
れた空間内に雑菌や血液などの汚損された流体が侵入し
て溜まるおそれがなく、衛生的である。
【0080】また本発明によれば、反射部の反射面は、
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
沿って平坦状に形成されるので、前記出射端から出射さ
れたレーザ光を、ほぼ同一形状のままで、予め定める角
度で反射させて、レーザ光照射部位に照射することがで
きる。
【0081】また本発明によれば、反射部の反射面は、
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、装着部から離反する方向に凸となるように湾曲
して形成されるので、前記出射端から出射されたレーザ
光を、予め定める角度で反射させた後、集光させなが
ら、レーザ光照射部位の特定領域に集中して照射するこ
とができる。
【0082】また本発明によれば、前記装着部から離反
する方向に凸となる反射面は、光軸に対して予め定める
角度を成して交差する軸線に垂直な軸線に平行な樋状の
曲面に形成されるので、レーザ光をその照射部位におい
て、光軸に垂直な方向に沿って細長いビーム状に集光さ
せることができる。
【0083】また本発明によれば、前記装着部から離反
する方向に凸となる反射面は、光軸に対して予め定める
角度を成して交差する軸線に平行な樋状の曲面に形成さ
れるので、レーザ光をその照射部位において、光軸に沿
って細長いビーム状に集光させることができる。
【0084】また本発明によれば、前記装着部から離反
する方向に凸となる反射面は、球面状の曲面に形成され
るので、レーザ光をその照射部位において、一点を中心
とするスポット状に集光させることができる。
【0085】また本発明によれば、反射部の反射面は、
光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平面に
関して、装着部に近接する方向に凸となるように湾曲し
て形成されるので、前記出射端から出射されたレーザ光
を、予め定める角度で反射させた後、分散させながら、
レーザ光照射部位の特定領域に分散して照射することが
できる。
【0086】また本発明によれば、前記装着部に近接す
る方向に凸となる反射面は、光軸に対して予め定める角
度を成して交差する軸線に垂直な軸線に平行な樋状の曲
面に形成されるので、レーザ光をその照射部位におい
て、光軸に垂直な軸線に関して両側に広がる分散光とす
ることができる。
【0087】また本発明によれば、前記装着部に近接す
る方向に凸となる反射面は、光軸に対して予め定める角
度を成して交差する軸線に平行な樋状の曲面に形成され
るので、レーザ光をその照射部位において、光軸に関し
て両側に広がる分散光とすることができる。
【0088】また本発明によれば、前記装着部に近接す
る方向に凸となる反射面は、球面状の曲面に形成される
ので、レーザ光をその照射部位において、任意の一点に
関して放射状の分散光とすることができる。
【0089】また本発明によれば、反射部の反射面は、
光軸に対して交差する方向に予め定める角度を成して傾
斜し、かつ光軸に垂直な幅方向両端部が反射面よりも突
出して形成されるので、前記出射端から出射されたレー
ザ光の一部を、前記幅方向両端部に形成される湾曲した
反射面によって内側へ導くことができる。
【0090】また本発明によれば、反射用取付具は、装
着部とそれに連なる反射部とを含み、入射端から入射し
たレーザ光を出射端に導くプローブ本体の出射端に着脱
自在に装着される。前記装着部は、プローブ本体の外径
とほぼ等しい外径を有し、反射用取付具の装着部をプロ
ーブ本体の出射端に取付けることによって、プローブ本
体に反射用取付具が装着されるので、先行技術に比べて
反射用取付具のプローブ本体への取付け作業が容易であ
る。また反射用取付具がプローブ本体に装着された状態
では、当該反射用取付具はプローブ本体の出射端に取付
けられているので、先行技術のようにファイバプローブ
全体を覆う構成や、水滴状の反射チップを備える構成に
比べて材料コストおよび加工コストの削減を図ることが
可能となる。
【0091】さらに反射用取付具は、プローブ本体の出
射端付近に着脱自在に装着されるので、前記従来技術の
ように、ファイバプローブとプローブ保護管との間に空
間が形成されることがなく、このような空間内に雑菌や
血液などの汚損された流体が侵入して、溜まるおそれが
なく、衛生的である。
【0092】また反射部は、軸直角断面がレーザ光の出
射方向前方に向けて偏平となる長円状に形成されるの
で、反射部を狭隘な空間に挿入することができるととも
に、前記出射端から出射されたレーザ光をその照射位置
において偏平な長円状とし、レーザ光の照射位置を、偏
平な長円の長軸方向または短軸方向に移動させることに
よって、前記移動方向に直角となるレーザ光の照射幅
を、長軸方向に移動させたときには狭い幅とし、短軸方
向に移動させたときには広い幅として操作上使い分ける
ことができ、利便性が向上される。
【0093】さらに本発明によれば、プローブ本体は、
プローブホルダによってハンドピース本体のヘッドに容
易に着脱交換することができる。また反射用取付具の装
着部は、プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有する
ので、レーザ光照射部位付近の視界が前記装着部によっ
て妨げられることはなく、レーザ光照射部位を外部から
容易に視認することができる。また先行技術の構成と比
較して、材料コストおよび加工コストを低減することが
できる。
【0094】さらに反射用取付具はプローブ本体の出射
端付近に着脱自在に装着されるので、前記従来技術のよ
うにファイバプローブとプローブ保護管との間に形成さ
れた空間内に雑菌や血液などの汚損された流体が侵入し
て溜まるおそれがなく、衛生的である。しかも反射部は
薄板状であり、これによって術者がレーザ光の反射方向
を微妙に変えたいときに、簡単に曲げて微調整を行うこ
とができる。また放熱性が良好であり、レーザ光の照射
による昇温が抑制され、反射面に熱変形による歪が生じ
ることなく、当初の所定のビーム形状で照射することが
できる。さらに反射部を狭隘な空間に挿入してレーザ光
を照射することができる。
【0095】さらにまた本発明によれば、反射部の反射
面が、光軸に対して予め定める角度を成して交差する一
平面に沿って平坦状に形成される反射用取付具をプロー
ブ本体の出射端に設けているので、この出射端から出射
されたレーザ光を、ほぼ同一形状のままで、予め定める
角度で反射させて、レーザ光照射部位に照射することが
できる。しかも前記レーザプローブは、別途に準備され
る他のレーザプローブと容易に交換することができるの
で、利便性が向上される。
【0096】さらにまた本発明によれば、反射部の反射
面が光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平
面に関して、装着部から離反する方向に凸となるように
湾曲して形成される反射用取付具を、プローブ本体の出
射端に設けているので、この出射端から出射されたレー
ザ光を、予め定める角度で反射させた後、集光させなが
ら、レーザ光照射部位の特定領域に集中して照射するこ
とができる。しかも前記レーザプローブは、別途に準備
される他のレーザプローブと容易に交換することができ
るので、利便性が向上される。
【0097】さらにまた本発明によれば、前記装着部か
ら離反する方向に凸となる反射面が光軸に対して予め定
める角度を成して交差する軸線に垂直な軸線と平行な樋
状の曲面に形成される反射用取付具を、プローブ本体の
出射端に設けているので、レーザ光をその照射部位にお
いて、光軸に垂直な方向に沿って細長いビーム状に集光
させることができる。しかも前記レーザプローブは、別
途に準備される他のレーザプローブと容易に交換するこ
とができるので、利便性が向上される。
【0098】さらにまた本発明によれば、前記装着部か
ら離反する方向に凸となる反射面が光軸に対して予め定
める角度を成して交差する軸線と平行な樋状の曲面に形
成される反射用取付具を、プローブ本体の出射端に設け
ているので、レーザ光をその照射部位において、光軸に
沿って細長いビーム状に集光させることができる。しか
も前記レーザプローブは、別途に準備される他のレーザ
プローブと容易に交換することができるので、利便性が
向上される。
【0099】さらにまた本発明によれば、前記装着部か
ら離反する方向に凸となる反射面が球面状の曲面に形成
される反射用取付具を、プローブ本体の出射端に設けて
いるので、レーザ光をその照射部位において、一点を中
心とするスポット状に集光させることができる。しかも
前記レーザプローブは、別途に準備される他のレーザプ
ローブと容易に交換することができるので、利便性が向
上される。
【0100】さらにまた本発明によれば、反射部の反射
面が光軸に対して予め定める角度を成して交差する一平
面に関して、装着部に近接する方向に凸となるように湾
曲して形成される反射用取付具を、プローブ本体の出射
端に設けているので、この出射端から出射されたレーザ
光を、予め定める角度で反射させた後、分散させなが
ら、レーザ光照射部位の特定領域に分散して照射するこ
とができる。しかも前記レーザプローブは、別途に準備
される他のレーザプローブと容易に交換することができ
るので、利便性が向上される。
【0101】さらにまた本発明によれば、前記装着部に
近接する方向に凸となる反射面が光軸に対して予め定め
る角度を成して交差する軸線に垂直な軸線に平行な樋状
の曲面に形成される反射用取付具を、レーザプローブ本
体の出射端に設けているので、レーザ光をその照射部位
において、光軸に垂直な軸線に関して両側に広がる分散
光とすることができる。しかも前記レーザプローブは、
別途に準備される他のレーザプローブと容易に交換する
ことができるので、利便性が向上される。
【0102】さらにまた本発明によれば、前記装着部に
近接する方向に凸となる反射面が光軸に対して予め定め
る角度を成して交差する軸線に平行な樋状の曲面に形成
される反射用取付具を、レーザプローブ本体の出射端に
設けているので、レーザ光をその照射部位において、光
軸に関して両側に広がる分散光とすることができる。し
かも前記レーザプローブは、別途に準備される他のレー
ザプローブと容易に交換することができるので、利便性
が向上される。
【0103】さらにまた本発明によれば、前記装着部に
近接する方向に凸となる反射面が球面状の曲面に形成さ
れる反射用取付具を、レーザプローブ本体の出射端に設
けているので、レーザ光をその照射部位において、任意
の一点に関して放射状の分散光とすることができる。し
かも前記レーザプローブは、別途に準備される他のレー
ザプローブと容易に交換することができるので、利便性
が向上される。
【0104】さらにまた本発明によれば、反射部の反射
面が光軸に対して交差する方向に予め定める角度を成し
て傾斜し、かつ光軸に垂直な幅方向両端部が反射面から
突出して形成される反射用取付具を、プローブ本体の出
射端に設けているので、この出射端から出射されたレー
ザ光の一部を、前記幅方向両端部に形成される湾曲した
反射面によって内側へ導くことができる。しかも前記レ
ーザプローブは、別途に準備される他のレーザプローブ
と容易に交換することができるので、利便性が向上され
る。
【0105】さらにまた本発明によれば、プローブホル
ダには、プローブ本体が挿入され、このプローブ本体
は、プローブホルダによってハンドピース本体のヘッド
に着脱自在に接続される。反射用取付具は、装着部とそ
れに連なる反射部とを含み、前記プローブ本体の出射端
に装着される。前記装着部は、前記プローブ本体の外径
とほぼ等しい外径を有している。反射用取付具が装着さ
れたプローブ本体は、レーザ光発生源から導光体を介し
てハンドピース本体内に導かれたレーザ光を、入射端か
ら入射して出射端に導き、この出射端からレーザ光を出
射する。プローブ本体は、プローブホルダによってハン
ドピース本体のヘッドに容易に着脱交換することが可能
となる。反射取付具の装着部は、プローブ本体の外径と
ほぼ等しい外径を有するので、レーザ光照射部位付近の
視界が前記装着部によって妨げられることはなく、レー
ザ光照射部位を外部から容易に視認することが可能とな
る。
【0106】反射用取付具の装着部をプローブ本体の出
射端に取付けることによって、プローブ本体に反射用取
付具が装着されるので、先行技術に比べて反射用取付具
のプローブ本体への取付け作業が容易である。また反射
用取付具がプローブ本体に装着された状態では、当該反
射用取付具はプローブ本体の出射端に取付けられている
ので、先行技術のようにファイバプローブ全体を覆う構
成や、水滴状の反射チップを備える構成に比べて材料コ
ストおよび加工コストの削減を図ることが可能となる。
さらに反射用取付具はプローブ本体の出射端付近に着脱
自在に装着されるので、前記従来技術のようにファイバ
プローブとプローブ保護管との間に空間が形成されるこ
とがなく、このような空間内に雑菌や血液などの汚損さ
れた流体が侵入して、溜まるおそれがなく、衛生的であ
る。
【0107】また反射部は、軸直角断面がレーザ光の出
射方向前方に向けて偏平となる長円状に形成されるの
で、その反射部を狭隘な空間に挿入することができると
ともに、このような反射部を有する反射用取付具を、プ
ローブ本体の出射端に設けているので、この出射端から
出射されたレーザ光をその照射位置において偏平な長円
状とすることができ、レーザ光の照射位置を、偏平な長
円の長軸方向または短軸方向に移動させることによっ
て、前記移動方向に直角となるレーザ光の照射幅を、長
軸方向に移動させたときには狭い幅とし、短軸方向に移
動させたときには広い幅として操作上使い分けることが
できるので、利便性が向上される。しかも前記レーザプ
ローブは、別途に準備される他のレーザプローブと容易
に交換することができるので、利便性が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるレーザプローブ1
1の出射端13付近の拡大断面図である。
【図2】図1に示す内筒体23の拡大断面図である。
【図3】図2の切断面線III−IIIから見た断面図
である。
【図4】図2の切断面線IV−IVから見た断面図であ
る。
【図5】レーザプローブ11の製造手順を示す図であ
る。
【図6】レーザプローブ11を備えるレーザ照射装置4
8の概略的な構成を示す図である。
【図7】本発明のレーザプローブ11を用いたときのレ
ーザ光の照射動作を示す図である。
【図8】本発明の実施の他の形態の内筒体23aを示す
拡大断面図である。
【図9】図8に示す内筒体23aの斜視図である。
【図10】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
eを拡大して示す斜視図である。
【図11】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
bを示す拡大断面図である。
【図12】図11の切断面線XII−XIIから見た断
面図である。
【図13】図11の切断面線XIII−XIIIから見
た断面図である。
【図14】図11および図12に示す内筒体23bの斜
視図である。
【図15】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
fを拡大して示す斜視図である。
【図16】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
gを拡大して示す斜視図である。
【図17】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
hを拡大して示す斜視図である。
【図18】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
cを示す拡大断面図である。
【図19】図18の切断面線XIX−XIXから見た断
面図である。
【図20】図18の切断面線XX−XXから見た断面図
である。
【図21】本発明の実施のさらに他の形態の内筒体23
dを示す拡大縦断面図である。
【図22】図21の切断面線XXI−XXIから見た断
面図である。
【図23】図21の右側から見た内筒体23dの側面図
である。
【図24】本発明の実施のさらに他の形態であるレーザ
プローブ11aの拡大断面図である。
【図25】他の先行技術反射チップ128を示す断面図
である。
【符号の説明】
11,11a レーザプローブ 12 プローブ本体 13 出射端 14 反射用取付具 15 コア 16 クラッド 17 第1ジャケット 18 第2ジャケット 19 内筒管 20 外筒管 21,22 隙間 23,23a〜23h 内筒体 24 外筒体 25 円筒状部分 26,26a〜26h 反射面 27,27a〜27h 反射部 28,28c 連結部 29 内ねじ 30,34〜40 端面 31 外周面 32 接着剤 33 装着部 41 パイプ 43 研摩工具 46 基台 48 レーザ照射装置 49 レーザ光発生源 50 ハンドピース本体 51 導光用ファイバ 52 ケーブル 53 ヘッド 54 プローブホルダ 55 螺合部 56 入射端 61,61a 歯牙 62 窩洞 63 歯石 64 歯周ポケット 65 歯肉 66,67 齲蝕 71,72 端部 74,75 湾曲部 76 平面部 77 内周面 78 開口端 79 チューブ

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射端から入射したレーザ光を出射端に
    導くプローブ本体の前記出射端に着脱自在に装着される
    反射用取付具であって、 前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有する装着
    部と、 この装着部に連なり、前記プローブ本体の出射端から出
    射されたレーザ光の光軸と交差する方向に傾斜する反射
    面が形成される薄板状の反射部とを含むことを特徴とす
    る反射用取付具。
  2. 【請求項2】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する一平面に沿って平坦
    状に形成されることを特徴とする請求項1記載の反射用
    取付具。
  3. 【請求項3】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する一平面に関して、前
    記装着部から離反する方向に凸となるように湾曲して形
    成されることを特徴とする請求項1記載の反射用取付
    具。
  4. 【請求項4】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する軸線に垂直な軸線に
    平行な樋状の曲面であることを特徴とする請求項3記載
    の反射用取付具。
  5. 【請求項5】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する軸線に平行な樋状の
    曲面であることを特徴とする請求項3記載の反射用取付
    具。
  6. 【請求項6】 前記反射部の反射面は、球面状の曲面で
    あることを特徴とする請求項3記載の反射用取付具。
  7. 【請求項7】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する一平面に関して、前
    記装着部に近接する方向に凸となるように湾曲して形成
    されることを特徴とする請求項1記載の反射用取付具。
  8. 【請求項8】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する軸線に垂直な軸線に
    平行な樋状の曲面であることを特徴とする請求項7記載
    の反射用取付具。
  9. 【請求項9】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対し
    て予め定める角度を成して交差する軸線に平行な樋状の
    曲面であることを特徴とする請求項7記載の反射用取付
    具。
  10. 【請求項10】 前記反射部の反射面は、球面状の曲面
    であることを特徴とする請求項7記載の反射用取付具。
  11. 【請求項11】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して交差する方向に予め定める角度を成して傾斜し、か
    つ前記光軸に垂直な幅方向両端部が反射面から突出して
    形成されることを特徴とする請求項1記載の反射用取付
    具。
  12. 【請求項12】 入射端から入射したレーザ光を出射端
    に導くプローブ本体の前記出射端に着脱自在に装着され
    る反射用取付具であって、 前記プローブ本体の外径とほぼ等しい外径を有する装着
    部と、 この装着部に連なり、軸直角断面がレーザ光の出射方向
    前方に向けて偏平となる長円状の反射部とを含むことを
    特徴とする反射用取付具。
  13. 【請求項13】 レーザ光発生源から導光体を介してハ
    ンドピース本体内に導かれたレーザ光を、入射端から入
    射して出射端に導き、この出射端からレーザ光を出射す
    るプローブ本体と、 前記プローブ本体が挿通され、前記ハンドピース本体の
    ヘッドに着脱自在に接続されるプローブホルダと、 前記プローブ本体の出射端に着脱自在に装着される反射
    用取付具とを含み、 前記反射用取付具は、前記プローブ本体の外径とほぼ等
    しい外径を有する装着部と、この装着部に連なり、前記
    プローブ本体の出射端から出射されたレーザ光の光軸と
    交差する方向に傾斜する反射面が形成される薄板状の反
    射部とを含むことを特徴とする反射用取付具を備えるレ
    ーザプローブ。
  14. 【請求項14】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する一平面に沿って平
    坦状に形成されることを特徴とする請求項13記載の反
    射用取付具を備えるレーザプローブ。
  15. 【請求項15】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する一平面に関して、
    前記装着部から離反する方向に凸となるように湾曲して
    形成されることを特徴とする請求項13記載の反射用取
    付具を備えるレーザプローブ。
  16. 【請求項16】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する軸線に垂直な軸線
    に平行な樋状の曲面であることを特徴とする請求項15
    記載の反射用取付具を備えるレーザプローブ。
  17. 【請求項17】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する軸線に平行な樋状
    の曲面であることを特徴とする請求項15記載の反射用
    取付具を備えるレーザプローブ。
  18. 【請求項18】 前記反射部の反射面は、球状の曲面で
    あることを特徴とする請求項15記載の反射用取付具を
    備えるレーザプローブ。
  19. 【請求項19】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する一平面に関して、
    前記装着部に近接する方向に凸となるように湾曲して形
    成されることを特徴とする請求項13記載の反射用取付
    具を備えるレーザプローブ。
  20. 【請求項20】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する軸線に垂直な軸線
    に平行な樋状の曲面であることを特徴とする請求項19
    記載の反射用取付具を備えるレーザプローブ。
  21. 【請求項21】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して予め定める角度を成して交差する軸線に平行な樋状
    の曲面であることを特徴とする請求項19記載の反射用
    取付具を備えるレーザプローブ。
  22. 【請求項22】 前記反射部の反射面は、球状の曲面で
    あることを特徴とする請求項19記載の反射用取付具を
    備えるレーザプローブ。
  23. 【請求項23】 前記反射部の反射面は、前記光軸に対
    して交差する方向に予め定める角度を成して傾斜し、か
    つ前記光軸に垂直な幅方向両端部が反射面から突出して
    形成されることを特徴とする請求項13記載の反射用取
    付具を備えるレーザプローブ。
  24. 【請求項24】 レーザ光発生源から導光体を介してハ
    ンドピース本体内に導かれたレーザ光を、入射端から入
    射して出射端に導き、この出射端からレーザ光を出射す
    るプローブ本体と、 前記プローブ本体が挿通され、前記ハンドピース本体の
    ヘッドに着脱自在に接続されるプローブホルダと、 前記プローブ本体の出射端に着脱自在に装着される反射
    用取付具とを含み、 前記反射用取付具は、前記プローブ本体の外径とほぼ等
    しい外径を有する装着部と、この装着部に連なり、軸直
    角断面がレーザ光の出射方向前方に向けて偏平となる長
    円状の反射部とを含むことを特徴とする反射用取付具を
    備えるレーザプローブ。
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JP2017500922A (ja) * 2013-11-27 2017-01-12 コンバージェント デンタル, インコーポレイテッド レーザベース装置の光学システムの保護のためのシステムおよび方法
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