JPH0968669A - ホログラフィック表示装置 - Google Patents
ホログラフィック表示装置Info
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- JPH0968669A JPH0968669A JP7224053U JP22405395U JPH0968669A JP H0968669 A JPH0968669 A JP H0968669A JP 7224053 U JP7224053 U JP 7224053U JP 22405395 U JP22405395 U JP 22405395U JP H0968669 A JPH0968669 A JP H0968669A
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- hologram
- display
- windshield
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- display device
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B32—LAYERED PRODUCTS
- B32B—LAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
- B32B17/00—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres
- B32B17/06—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material
- B32B17/10—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin
- B32B17/10005—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing
- B32B17/10009—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets
- B32B17/10036—Layered products essentially comprising sheet glass, or glass, slag, or like fibres comprising glass as the main or only constituent of a layer, next to another layer of a specific material of synthetic resin laminated safety glass or glazing characterized by the number, the constitution or treatment of glass sheets comprising two outer glass sheets
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- Instrument Panels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】物の存在によって表示が遮られることがなく、
しかも太陽光による不要な反射を抑制するとともに、表
示情報が二重に表示されることがないのは勿論、コンバ
イナー中の反射回数を減らすことができ、光路長も短く
なるので、表示情報が途中で歪むのを抑制することがで
き、光路中の光の減衰も少なくて、明るい表示ができる
ホログラフィック表示装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、ウインドシールドの一部あるい
は別置きの透明板状体の一部に設けた反射型ホログラム
に表示情報を照射して該情報を運転者等に回折させて表
示するホログラフィック表示装置において、表示情報は
前記ウインドシールド中あるいは透明板状体中におい
て、入射角θを特定の大きな範囲で全反射させながらホ
ログラムに照射するようにしたことを特徴とするもの
で、別置きの透明板状体の場合には表示器と反対側の端
面に遮光処理を行う。
しかも太陽光による不要な反射を抑制するとともに、表
示情報が二重に表示されることがないのは勿論、コンバ
イナー中の反射回数を減らすことができ、光路長も短く
なるので、表示情報が途中で歪むのを抑制することがで
き、光路中の光の減衰も少なくて、明るい表示ができる
ホログラフィック表示装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】本発明は、ウインドシールドの一部あるい
は別置きの透明板状体の一部に設けた反射型ホログラム
に表示情報を照射して該情報を運転者等に回折させて表
示するホログラフィック表示装置において、表示情報は
前記ウインドシールド中あるいは透明板状体中におい
て、入射角θを特定の大きな範囲で全反射させながらホ
ログラムに照射するようにしたことを特徴とするもの
で、別置きの透明板状体の場合には表示器と反対側の端
面に遮光処理を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は表示光を光学的に投
射し、前方視野内あるいはその近傍の前景を重畳し、運
転者等に視認させるようにした車両用のヘッドアップデ
ィスプレイ（以下、ＨＵＤと略称する）などの表示装置
に関する。
射し、前方視野内あるいはその近傍の前景を重畳し、運
転者等に視認させるようにした車両用のヘッドアップデ
ィスプレイ（以下、ＨＵＤと略称する）などの表示装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＨＵＤとしては、ハーフミラーの
機能を有する光学薄膜あるいはフィルムを使用して単板
ガラスの表面あるいは合わせガラスの内部に接着したも
のがあったが、このタイプは、透過率、反射率がともに
低く、しかも選択反射特性が所望の波長以外の光に反射
してしまい、選択反射特性も十分でなく、しかも反射方
向が正反射に限定されるので、表示器の位置が制限され
るなどの欠点があったので、このような欠点を解消する
ものとしてホログラムを使用したＨＵＤが注目され、特
開昭６０−１９８５１５号、特開昭６２−６４６３８
号、本出願人の特開昭６４−４４４１４号など数多くの
出願がなされている。
機能を有する光学薄膜あるいはフィルムを使用して単板
ガラスの表面あるいは合わせガラスの内部に接着したも
のがあったが、このタイプは、透過率、反射率がともに
低く、しかも選択反射特性が所望の波長以外の光に反射
してしまい、選択反射特性も十分でなく、しかも反射方
向が正反射に限定されるので、表示器の位置が制限され
るなどの欠点があったので、このような欠点を解消する
ものとしてホログラムを使用したＨＵＤが注目され、特
開昭６０−１９８５１５号、特開昭６２−６４６３８
号、本出願人の特開昭６４−４４４１４号など数多くの
出願がなされている。
【０００３】また、ＵＳＰ４３０９０７０号にはブロッ
クにホログラムを設けたコンバイナー中において、表示
情報を全反射させながら進行させ、ホログラムに照射し
て操縦者に回折させるＨＵＤが示されている。
クにホログラムを設けたコンバイナー中において、表示
情報を全反射させながら進行させ、ホログラムに照射し
て操縦者に回折させるＨＵＤが示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
特開昭６０−１９８５１５号などに示されるＨＵＤは、
光源からの表示情報を空間中で直接照射するタイプであ
るから、光源とホログラムの間の光路中にものが存在す
ると表示情報が遮られて表示ができなくなり、また、車
外からホログラム部分を見ると太陽光などの外光によっ
て色がついて見える欠点あった。
特開昭６０−１９８５１５号などに示されるＨＵＤは、
光源からの表示情報を空間中で直接照射するタイプであ
るから、光源とホログラムの間の光路中にものが存在す
ると表示情報が遮られて表示ができなくなり、また、車
外からホログラム部分を見ると太陽光などの外光によっ
て色がついて見える欠点あった。
【０００５】また、後者のＵＳＰ４３０９０７０号に示
されるＨＵＤは別置きタイプのコンバイナーであり、表
示器と反対側の端面はなんの処理もされていないので、
この端面から太陽光などが入射して、ホログラムに照射
され、操縦者とは反対方向に回折し、不要な表示を行う
恐れがある。また、この場合の表示情報の入射角につい
ての記載がない。
されるＨＵＤは別置きタイプのコンバイナーであり、表
示器と反対側の端面はなんの処理もされていないので、
この端面から太陽光などが入射して、ホログラムに照射
され、操縦者とは反対方向に回折し、不要な表示を行う
恐れがある。また、この場合の表示情報の入射角につい
ての記載がない。
【０００６】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、物の存在によって表示が遮られることがな
く、しかも太陽光による不要な回折を抑制し、表示情報
の一部が欠如されることがないだけでなく、コンバイナ
ー中の反射回数を減らすことができ、光路長も短くなる
ので、表示情報が途中での歪みを抑制することができ、
光路中の光の減衰も少なくし、明るい表示ができるホロ
グラフィック表示装置を提供することを目的とする。
のであり、物の存在によって表示が遮られることがな
く、しかも太陽光による不要な回折を抑制し、表示情報
の一部が欠如されることがないだけでなく、コンバイナ
ー中の反射回数を減らすことができ、光路長も短くなる
ので、表示情報が途中での歪みを抑制することができ、
光路中の光の減衰も少なくし、明るい表示ができるホロ
グラフィック表示装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、車
両、電車、航空機などの乗り物用のウィンドシールドに
設けた反射型ホログラム、または別置きの透明板状体あ
るいは積層体に設けた反射型ホログラムに表示情報を照
射して該情報を運転者等に回折させて表示するホログラ
フィック表示装置において、厚みがｔ1（ｍｍ）とｔ
2（ｍｍ）の２枚の板ガラスを中間膜で接着した合わせ
タイプのウィンドシールドの場合には、前記表示情報が
ウィンドシールドと空気との界面に投影される長さがｌ
（ｍｍ）としたときに、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２
（ｔ1＋ｔ2）｝]≦θ＜９０°の範囲で、ウィンドシー
ルド中を全反射させながらホログラムに照射するように
したことを特徴とするものである。
両、電車、航空機などの乗り物用のウィンドシールドに
設けた反射型ホログラム、または別置きの透明板状体あ
るいは積層体に設けた反射型ホログラムに表示情報を照
射して該情報を運転者等に回折させて表示するホログラ
フィック表示装置において、厚みがｔ1（ｍｍ）とｔ
2（ｍｍ）の２枚の板ガラスを中間膜で接着した合わせ
タイプのウィンドシールドの場合には、前記表示情報が
ウィンドシールドと空気との界面に投影される長さがｌ
（ｍｍ）としたときに、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２
（ｔ1＋ｔ2）｝]≦θ＜９０°の範囲で、ウィンドシー
ルド中を全反射させながらホログラムに照射するように
したことを特徴とするものである。
【０００８】また、別置きタイプで厚さがｔ（ｍｍ）の
透明板状体の場合には、に前記表示情報が透明板状体と
ウィンドシールドの界面に投影される長さがｌ（ｍｍ）
としたときに、入射角θをｔａｎ-1｛ｌ／（２ｔ）｝≦
θ＜９０°の範囲で、透明板状体中を全反射させながら
ホログラムに照射するとともに、表示器と反対側の透明
板状体の端面を遮光するようにしたことを特徴とするも
のであり、別置きタイプで厚さがｔ1（ｍｍ）とｔ2（ｍ
ｍ）の２枚の透明板状体を中間膜により接着した合わせ
タイプの積層体の場合には、前記表示情報がウィンドシ
ールドの界面に投影される長さがｌ（ｍｍ）としたとき
に、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1＋ｔ2）｝]≦θ
＜９０°の範囲で、積層体中を全反射させながらホログ
ラムに照射するとともに、表示器と反対側の積層体の端
面を遮光するようにしてもよい。
透明板状体の場合には、に前記表示情報が透明板状体と
ウィンドシールドの界面に投影される長さがｌ（ｍｍ）
としたときに、入射角θをｔａｎ-1｛ｌ／（２ｔ）｝≦
θ＜９０°の範囲で、透明板状体中を全反射させながら
ホログラムに照射するとともに、表示器と反対側の透明
板状体の端面を遮光するようにしたことを特徴とするも
のであり、別置きタイプで厚さがｔ1（ｍｍ）とｔ2（ｍ
ｍ）の２枚の透明板状体を中間膜により接着した合わせ
タイプの積層体の場合には、前記表示情報がウィンドシ
ールドの界面に投影される長さがｌ（ｍｍ）としたとき
に、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1＋ｔ2）｝]≦θ
＜９０°の範囲で、積層体中を全反射させながらホログ
ラムに照射するとともに、表示器と反対側の積層体の端
面を遮光するようにしてもよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明において、ホログラムは、
重クロム酸ゼラチン、各種のフォトポリマー、ハロゲン
化銀感光材、各種のフォトレジストなどの感材をガラス
基板、ポリエチレンテレフタレートなどの透明樹脂基板
などに貼り付けた乾板に、図示しないレーザー発振器、
ビームスプリッター、反射鏡、顕微鏡対物レンズ、ピン
ホールなどの通常の光学系に加え、一方のレーザー光
を、乾板中に臨界角を超える角度で入射させるために、
楔型に切ったガラスブロック、プリズム、あるいは透過
型ホログラムを乾板の一方の面に接触させた状態で２方
向（乾板の同一面に照射）からのレーザー光（平面波）
で露光して、干渉縞を形成、記録する。
重クロム酸ゼラチン、各種のフォトポリマー、ハロゲン
化銀感光材、各種のフォトレジストなどの感材をガラス
基板、ポリエチレンテレフタレートなどの透明樹脂基板
などに貼り付けた乾板に、図示しないレーザー発振器、
ビームスプリッター、反射鏡、顕微鏡対物レンズ、ピン
ホールなどの通常の光学系に加え、一方のレーザー光
を、乾板中に臨界角を超える角度で入射させるために、
楔型に切ったガラスブロック、プリズム、あるいは透過
型ホログラムを乾板の一方の面に接触させた状態で２方
向（乾板の同一面に照射）からのレーザー光（平面波）
で露光して、干渉縞を形成、記録する。
【００１０】その後通常の現像処理をしてホログラムを
得る。このようにして得られた反射型ホログラム１を自
動車用のウィンドシールドに設ける場合には、合わせガ
ラスにする必要があるので、図１のウィンドシールドの
要部断面図に示すように、二枚の板ガラス２、２’をポ
リビニールブチラールなどの２枚の中間膜で接着した合
わせガラスの２枚の中間膜３、３’の間に間挿するか、
中間膜を１枚にしてその中間膜と車外側板ガラスあるい
は車内側板ガラスとの間であって板ガラスに接着しても
よく、さらに車内側板ガラスの車内側表面に、保護膜と
ともに接着してもよい。
得る。このようにして得られた反射型ホログラム１を自
動車用のウィンドシールドに設ける場合には、合わせガ
ラスにする必要があるので、図１のウィンドシールドの
要部断面図に示すように、二枚の板ガラス２、２’をポ
リビニールブチラールなどの２枚の中間膜で接着した合
わせガラスの２枚の中間膜３、３’の間に間挿するか、
中間膜を１枚にしてその中間膜と車外側板ガラスあるい
は車内側板ガラスとの間であって板ガラスに接着しても
よく、さらに車内側板ガラスの車内側表面に、保護膜と
ともに接着してもよい。
【００１１】また、その他の乗り物用のウィンドシール
ドが合わせガラスの場合には、自動車用のウィンドシー
ルドと同様にホログラムを設ければよい。さらに、ウィ
ンドシールド近傍の別置きの透明板状体に設ける場合に
は、ホログラムは、板ガラス、ポリカーボネートなどの
透明樹脂板の運転者とは反対側の表面に保護シートとと
もに設ければよく、ウィンドシールド近傍に、２枚の透
明板状体を中間膜で接着した積層体の場合には、合わせ
ガラスの場合と同様に中間膜に接する状態で反射型ホロ
グラムを挿みこむか、運転者と反対側の積層体表面に透
明な保護シートとともに設ければよい。
ドが合わせガラスの場合には、自動車用のウィンドシー
ルドと同様にホログラムを設ければよい。さらに、ウィ
ンドシールド近傍の別置きの透明板状体に設ける場合に
は、ホログラムは、板ガラス、ポリカーボネートなどの
透明樹脂板の運転者とは反対側の表面に保護シートとと
もに設ければよく、ウィンドシールド近傍に、２枚の透
明板状体を中間膜で接着した積層体の場合には、合わせ
ガラスの場合と同様に中間膜に接する状態で反射型ホロ
グラムを挿みこむか、運転者と反対側の積層体表面に透
明な保護シートとともに設ければよい。
【００１２】表示器４は、ＣＲＴ、蛍光表示管、液晶表
示器など各種の表示器を採用することができ、この表示
器からの表示情報をウィンドシールド内あるいは別置き
の透明板状体中を全反射させながら進行させるようにウ
ィンドシールドあるいは透明板状体にプリズム５、楔形
状のブロック、あるいは透過型ホログラムなどを接触さ
せる。
示器など各種の表示器を採用することができ、この表示
器からの表示情報をウィンドシールド内あるいは別置き
の透明板状体中を全反射させながら進行させるようにウ
ィンドシールドあるいは透明板状体にプリズム５、楔形
状のブロック、あるいは透過型ホログラムなどを接触さ
せる。
【００１３】ウィンドシールドあるいは透明板状体中に
おいて、ガラスなどにおける臨界角は約４１．８°であ
るので、ホログラムの入射角θは勿論、それ以上になら
なければいけないが、ウィンドシールドの場合、合わせ
ガラスの車内側板ガラスの室内側では反射型ホログラム
は使用できず、車外側板ガラスの車外側表面ではホログ
ラムが保護膜をつけるにしても、外気、風雨にさらされ
るので好ましくなく、従ってホログラムは図１に示すよ
うに、２枚の中間膜３、３’の間に介挿するか、中間膜
を１枚にして、中間膜と車内側板ガラス２の間、あるい
は中間膜と車外側板ガラス２’の間であって、車内側板
ガラス２あるいは車外側板ガラス２’に設ける必要があ
る。
おいて、ガラスなどにおける臨界角は約４１．８°であ
るので、ホログラムの入射角θは勿論、それ以上になら
なければいけないが、ウィンドシールドの場合、合わせ
ガラスの車内側板ガラスの室内側では反射型ホログラム
は使用できず、車外側板ガラスの車外側表面ではホログ
ラムが保護膜をつけるにしても、外気、風雨にさらされ
るので好ましくなく、従ってホログラムは図１に示すよ
うに、２枚の中間膜３、３’の間に介挿するか、中間膜
を１枚にして、中間膜と車内側板ガラス２の間、あるい
は中間膜と車外側板ガラス２’の間であって、車内側板
ガラス２あるいは車外側板ガラス２’に設ける必要があ
る。
【００１４】その場合に、板ガラス２の厚みをｔ1（ｍ
ｍ）、ｔ2（ｍｍ）、ホログラム１の大きさをｌ’（ｍ
ｍ）とし、表示器４からの表示情報をプリズム５を介し
てウィンドシールド中へ入射角θで入射（入射点ａ1、
ｂ1）させたときに、ウィンドシールド中を（ａ2、
ｂ2）、・・・（ａn、ｂn）と全反射しながら進行し、
ホログラム１にはａn+1、ｂn+1として表示情報が入射さ
れ、このホログラム１で回折され、運転者等の目６に視
認される。
ｍ）、ｔ2（ｍｍ）、ホログラム１の大きさをｌ’（ｍ
ｍ）とし、表示器４からの表示情報をプリズム５を介し
てウィンドシールド中へ入射角θで入射（入射点ａ1、
ｂ1）させたときに、ウィンドシールド中を（ａ2、
ｂ2）、・・・（ａn、ｂn）と全反射しながら進行し、
ホログラム１にはａn+1、ｂn+1として表示情報が入射さ
れ、このホログラム１で回折され、運転者等の目６に視
認される。
【００１５】このとき、表示情報はその像が欠如されな
いようにする必要がある。像が欠如されないようにする
ためには、表示像の下端から放射された光ｂ1ｂ2が界面
で反射されて光ｂ2ｂ3として車内側板ガラス２の界面ま
で到達するが、そのときｂ3が、表示像の上端から放射
された光の板ガラス２への入射点ａ1より下側にある
と、光ｂ2ｂ3がプリズム５に入射して空気中に逃げてし
まい、この部分の像が欠如してしまうので、欠如しない
ようにするには、光ｂ2ｂ3がａ1を通るか、ａ1より上を
通過するようなにすればよく、その条件は前記表示情報
がウィンドシールドの界面に投影される長さがｌ（ｍ
ｍ）としたときに、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1
＋ｔ2）｝]≦θ（単板の場合にはｔａｎ-1｛ｌ／（２
ｔ）｝≦θ）を満足するようにすればよい。
いようにする必要がある。像が欠如されないようにする
ためには、表示像の下端から放射された光ｂ1ｂ2が界面
で反射されて光ｂ2ｂ3として車内側板ガラス２の界面ま
で到達するが、そのときｂ3が、表示像の上端から放射
された光の板ガラス２への入射点ａ1より下側にある
と、光ｂ2ｂ3がプリズム５に入射して空気中に逃げてし
まい、この部分の像が欠如してしまうので、欠如しない
ようにするには、光ｂ2ｂ3がａ1を通るか、ａ1より上を
通過するようなにすればよく、その条件は前記表示情報
がウィンドシールドの界面に投影される長さがｌ（ｍ
ｍ）としたときに、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1
＋ｔ2）｝]≦θ（単板の場合にはｔａｎ-1｛ｌ／（２
ｔ）｝≦θ）を満足するようにすればよい。
【００１６】この場合、ホログラムの大きさｌ’は表示
情報がウィンドシールドに投影される長さｌに等しくす
るか、やや大きめにすると過不足なく表示することがで
きる。
情報がウィンドシールドに投影される長さｌに等しくす
るか、やや大きめにすると過不足なく表示することがで
きる。
【００１７】合わせガラスの板ガラスの厚みｔは一般的
に２ｍｍであるので、この条件により入射角θとホログ
ラムの大きさｌの関係を求めると、臨界角４１．８°の
とき、ｌ≦７．２ｍｍ、θが５０°のとき、ｌ≦９．５
ｍｍ、θが５５°のとき、ｌ≦１１．４ｍｍ、θが６０
°のときにｌ≦１３．９ｍｍ、θが６５°のときにｌ≦
１７．１ｍｍ、θが７０°のときにｌ≦２２．０ｍｍ、
θが７５°のときにｌ≦２９．９ｍｍ、θが８０°のと
きにｌ≦４５．３ｍｍ、θが８５°のときにｌ≦９１．
４ｍｍとなる。
に２ｍｍであるので、この条件により入射角θとホログ
ラムの大きさｌの関係を求めると、臨界角４１．８°の
とき、ｌ≦７．２ｍｍ、θが５０°のとき、ｌ≦９．５
ｍｍ、θが５５°のとき、ｌ≦１１．４ｍｍ、θが６０
°のときにｌ≦１３．９ｍｍ、θが６５°のときにｌ≦
１７．１ｍｍ、θが７０°のときにｌ≦２２．０ｍｍ、
θが７５°のときにｌ≦２９．９ｍｍ、θが８０°のと
きにｌ≦４５．３ｍｍ、θが８５°のときにｌ≦９１．
４ｍｍとなる。
【００１８】この結果から明らかなように、表示する大
きさ（ホログラムの大きさｌ’）によって入射角を適宜
選択すればよいが、θが大きくなると露光が困難になる
ので、入射角θは９０°より小さく、好ましくはθ≦８
５°の範囲にするとよい。
きさ（ホログラムの大きさｌ’）によって入射角を適宜
選択すればよいが、θが大きくなると露光が困難になる
ので、入射角θは９０°より小さく、好ましくはθ≦８
５°の範囲にするとよい。
【００１９】また、ウィンドシールドの界面に投影され
る長さがｌ（ｍｍ）（ほぼホログラムのサイズｌ’に等
しい）と表示器からの表示情報ののサイズｌ0との比ｌ
／ｌ0＝１／ｃｏｓθとなるので、θが５０°、６０
°、７０°、８０°のときｌ／ｌ 0はそれぞれ１．６、
２．０、２．９、５．８となりθが大きい程い倍率が高
くなり、同じ表示器であればホログラムサイズｌを大き
くすることができ、同じホログラムであれば、表示器の
サイズｌ0を小さくすることができるので好ましい。
る長さがｌ（ｍｍ）（ほぼホログラムのサイズｌ’に等
しい）と表示器からの表示情報ののサイズｌ0との比ｌ
／ｌ0＝１／ｃｏｓθとなるので、θが５０°、６０
°、７０°、８０°のときｌ／ｌ 0はそれぞれ１．６、
２．０、２．９、５．８となりθが大きい程い倍率が高
くなり、同じ表示器であればホログラムサイズｌを大き
くすることができ、同じホログラムであれば、表示器の
サイズｌ0を小さくすることができるので好ましい。
【００２０】また、ウィンドシールドの場合には端面部
分全周にわたり、モールなどにより、遮光されているの
で、表示器とは反対側の端面側から太陽光など外光が合
わせガラス中に入射されることはありえないので、不要
な回折を生じることはない。
分全周にわたり、モールなどにより、遮光されているの
で、表示器とは反対側の端面側から太陽光など外光が合
わせガラス中に入射されることはありえないので、不要
な回折を生じることはない。
【００２１】また、本発明のホログラフィックコンバイ
ナーはウィンドシールドにホログラムを設けたもの以外
にも、ウィンドシールドの近傍に配設された別置きの透
明板状体の一部に設けた反射型ホログラムを設けたもの
でも勿論よく、この場合にはには表示器と反対側の端面
部分を黒色塗料を塗布したり、不透明なカバーをはめ込
むなどの方法により遮光すると、太陽光などの外光が端
面から透明板状体中に入射することはないので、外光に
よる不要な回折を生じることはない。
ナーはウィンドシールドにホログラムを設けたもの以外
にも、ウィンドシールドの近傍に配設された別置きの透
明板状体の一部に設けた反射型ホログラムを設けたもの
でも勿論よく、この場合にはには表示器と反対側の端面
部分を黒色塗料を塗布したり、不透明なカバーをはめ込
むなどの方法により遮光すると、太陽光などの外光が端
面から透明板状体中に入射することはないので、外光に
よる不要な回折を生じることはない。
【００２２】
【発明の効果】本発明のホログラフィック表示装置は、
ＨＵＤなどとして使用する場合に、外光の影響を全く生
じないだけでなく、入射角を大きな角度に特定すること
により、反射回数を減らし、湾曲ガラスの場合などにお
ける像の歪みを小さくし、光路を短くできるので、表示
光の減衰も防ぐことができる。
ＨＵＤなどとして使用する場合に、外光の影響を全く生
じないだけでなく、入射角を大きな角度に特定すること
により、反射回数を減らし、湾曲ガラスの場合などにお
ける像の歪みを小さくし、光路を短くできるので、表示
光の減衰も防ぐことができる。
【００２３】さらに表示情報はできるだけ大きなホログ
ラムに拡大して投射し、しかも二重になることを防ぎ、
ホログラムのサイズと表示のサイズの比も大きくするこ
とができるものである。
ラムに拡大して投射し、しかも二重になることを防ぎ、
ホログラムのサイズと表示のサイズの比も大きくするこ
とができるものである。
【図１】本発明におけるウィンドシールドの要部断面図
である。
である。
１ ホログラム ２、２’ 板ガラス ３、３’ 中間膜 ４ 表示器 ５ プリズム ６ 目
Claims (3)
- 【請求項１】厚みがｔ1（ｍｍ）とｔ2（ｍｍ）の２枚の
板ガラスを中間膜で接着した合わせタイプのウィンドシ
ールドに設けた反射型ホログラムに表示情報を照射して
該情報を運転者等に回折させて表示するホログラフィッ
ク表示装置において、前記表示情報がウィンドシールド
と空気との界面に投影される長さがｌ（ｍｍ）としたと
きに、入射角θをｔａｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1＋ｔ2）｝]≦
θ＜９０°の範囲で、ウィンドシールド中を全反射させ
ながらホログラムに照射するようにしたことを特徴とす
るホログラフィック表示装置。 - 【請求項２】ウィンドシールドの近傍に配設された別置
きの、厚さがｔ（ｍｍ）の透明板状体に設けた反射型ホ
ログラムに表示情報を照射して該情報を運転者等に回折
させて表示するホログラフィック表示装置において、前
記表示情報が透明板状体と空気との界面に投影される長
さがｌ（ｍｍ）としたときに、入射角θをｔａｎ-1｛ｌ
／（２ｔ）｝≦θ＜９０°の範囲で、透明板状体中を全
反射させながらホログラムに照射するとともに、表示器
と反対側の透明板状体の端面を遮光するようにしたこと
を特徴とするホログラフィック表示装置。 - 【請求項３】ウィンドシールドの近傍に配設された別置
きの、厚さがｔ1（ｍｍ）とｔ2（ｍｍ）の２枚の透明板
状体を中間膜により接着した合わせタイプの積層体に設
けた反射型ホログラムに表示情報を照射して該情報を運
転者等に回折させて表示するホログラフィック表示装置
において、前記表示情報が積層体と空気との界面に投影
される長さがｌ（ｍｍ）としたときに、入射角θをｔａ
ｎ-1[ｌ／｛２（ｔ1＋ｔ2）｝]≦θ＜９０°の範囲で、
積層体中を全反射させながらホログラムに照射するとと
もに、表示器と反対側の積層体の端面を遮光するように
したことを特徴とするホログラフィック表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7224053U JPH0968669A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ホログラフィック表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7224053U JPH0968669A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ホログラフィック表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0968669A true JPH0968669A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16807854
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7224053U Pending JPH0968669A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | ホログラフィック表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0968669A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006035587A1 (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-06 | Central Glass Company, Limited | 自動車用フロントガラス |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP7224053U patent/JPH0968669A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006035587A1 (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-06 | Central Glass Company, Limited | 自動車用フロントガラス |
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