JPH0968510A - 流動点の測定方法及び測定装置 - Google Patents

流動点の測定方法及び測定装置

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JPH0968510A
JPH0968510A JP22402895A JP22402895A JPH0968510A JP H0968510 A JPH0968510 A JP H0968510A JP 22402895 A JP22402895 A JP 22402895A JP 22402895 A JP22402895 A JP 22402895A JP H0968510 A JPH0968510 A JP H0968510A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原油及び石油製品等の試料の流動点を簡単か
つ正確に測定することができ、さらに、試料の少量化,
装置の小型化及び装置洗浄の容易化を可能とする。 【解決手段】 試料を貯留する貯留部3と、この貯留部
内の試料を冷却,加熱する温度調節器7と、貯留部内の
試料の温度を測定する温度計14と、貯留部内の試料中
にガスを供給する加圧管10と、この加圧管に供給した
ガス圧の変化を検出する圧力計15と、加圧管にガスを
供給したときの試料表面の変化を検出する光センサ8
a,8bと、この光センサ及び/又は圧力計の検出結果
にもとづいて、試料の流動点を自動的に判定する制御部
16とを具備した構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原油及び軽油,潤
滑油等の石油製品の試料の流動点を測定するための方法
と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原油及び軽油,潤滑油等の石油製品の品
質管理項目に流動点の試験がある。JIS K-2269 によ
ると、「流動点とは、規定の方法で試料をかき混ぜない
で冷却したとき、試料が流動する最低の温度をいう。」
と定義されている。この流動点を自動的に測定する装置
に関しては、試料中に入れたトルク検出センサの回転状
態で凝固点すなわち流動点を検出する回転式、JISの
測定方法を自動化した傾斜式、又は、加圧時における試
料測定表面の変動を検出する差圧式の流動点測定装置が
一般的に用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、流動点
は、微妙な試料の結晶変化を検出しなければならないた
め、従来の流動点測定装置は、いずれも構成が複雑とな
って、操作が難しく、しかも保守に手数がかかるといっ
た問題を有していた。
【0004】また、従来の差圧式の流動点測定装置で
は、加圧時における試料表面の変動をとらえることが難
しく、流動点を正確に測定することが困難であるという
問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点にかんがみてなされ
たものであり、原油及び軽油,潤滑油等の石油製品の試
料の流動点を簡単かつ正確に測定することができ、さら
に、試料の少量化,装置の小型化及び装置洗浄の容易化
を可能とした流動点の測定方法及び測定装置の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の流動点の測定方法は、試料温度を一
定単位温度づつ変化させるとともに、この一定単位温度
づつ変化させた試料中に一定の圧力のガスを供給し、こ
のときの試料表面の変化を測定して、試料表面に変化が
ないときには、試料中に供給しているガス圧の変化を測
定し、ガス圧に変化がないときには、この温度を試料の
流動点と判定する方法としてある。
【0007】この方法によれば、加圧時における試料表
面の変化をとらえられない場合でも、さらに試料中に供
給しているガス圧の変化にもとづいて測定を行なうの
で、単に加圧時における試料表面の変化のみで流動点を
測定する場合と比較して、より正確に流動点を測定する
ことができる。
【0008】請求項2記載の流動点の測定方法は、試料
温度を一定単位温度づつ変化させるとともに、この一定
単位温度づつ変化させた試料中に一定の圧力のガスを供
給し、このときの試料表面の変化を測定して、試料表面
に変化がないときには、試料中に供給しているガス圧の
変化を測定し、ガス圧に変化がないときには、所定時間
この加圧状態を維持し、その間、試料表面の変化及び/
又はガス圧の変化を測定し、これら試料表面及び/又は
ガス圧が変化していないときには、この温度を試料の流
動点と判定する方法としてある。
【0009】この方法では、試料中に供給したガス圧に
変化がなく、試料が流動しなくなったものと判断するこ
とができる場合でも、その後、試料の加圧状態を一定時
間維持したまま測定を行なうこととしている。これによ
り、圧力に対する反応が非常に遅い試料であっても、そ
の変化を確実に検出することができ、より正確に流動点
を測定することができる。
【0010】請求項3記載の流動点の測定装置は、試料
を貯留する貯留部と、この貯留部内の試料を冷却,加熱
する温度調節器と、前記貯留部内の試料の温度を測定す
る温度計と、前記貯留部内の試料中にガスを供給する加
圧管と、この加圧管に供給したガス圧の変化を検出する
圧力計と、前記加圧管にガスを供給したときの試料表面
の変化を検出するセンサと、このセンサ及び前記圧力計
の検出結果にもとづいて、試料の流動点を自動的に判定
する制御部とを具備した構成としてある。
【0011】このような構成からなる装置においては、
貯留部に試料を貯留し、温度調節器によって試料温度を
一定単位温度づつ変化させながら、加圧管を介して試料
に一定圧力のガスを供給し、まず、センサによってこの
ときの試料表面の変化を検出して流動点の測定を行な
う。
【0012】ここで、試料表面の変化が検出された場合
は、温度調節器に信号によって試料温度を一定単位温度
だけ変化させ、再び試料表面の変化を検出する。一方、
試料表面の変化が検出されない場合は、圧力計の検出結
果にもとづいて加圧管内のガス圧の変化を測定する。そ
して、ガス圧が変化しなくなったときの温度を試料の流
動点として測定する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の流動点の測定方法
及び測定装置の実施形態について、図面を参照しつつ説
明する。まず、本発明の流動点測定装置の一実施形態に
ついて説明する。図1は本実施形態に係る流動点測定装
置を示す断面図である。
【0014】同図において、1は測定装置の本体であ
り、上部には開閉自在な蓋体2を有している。この本体
1及び蓋体2には、熱伝導が良好で腐食に強いアルミニ
ウム,銅等を用いることが好ましい。本体1の内部ほぼ
中央には逆円錐形をした試料の貯留部3が形成してあ
り、この貯留部3の底部は連通路3aを介して試料供給
管4と連接している。
【0015】なお、貯留部3を逆円錐形にすると、洗浄
時に汚れが落ちやすくなり、汚れ防止に役立つ。また、
本体1の貯留部3の外周には溝5が形成してあり、この
溝5は排出管6と連通している。
【0016】本体1の周囲には温度調節器7が設けてあ
る。この温度調節器7は、電子温調器7aとクールジャ
ケット7bを有している。このうち電子温調器7aは、
p形半導体とn形半導体を金属で接合したペルチェ効果
素子の熱電現象を利用したもので、制御部16からの信
号にもとづいて、ペルチェ効果素子に流れる電流の方向
を変えることにより、熱の発生と吸収を行なわせ、試料
の加熱と冷却を行なう。一方、クールジャケット7bへ
は、図示しない冷媒タンクから冷媒が循環供給される。
【0017】この温度調節器7は、クールジャケット7
bに図示しない冷媒タンクから冷媒を流すことによって
比較的強力な冷却を行ない、電子温調器7aによって低
温下における試料の微妙な温度制御を行なう。
【0018】蓋体2には、発光部8aと受光部8bから
なる光センサ8が設けてある。この光センサ8は、発光
部8aから貯留部3の試料表面に向けて発射した光の反
射光を受光部8bで受光する。試料表面が膨出するよう
な場合には発光部8aから発射した光が乱反射するた
め、試料表面が平坦な場合と比較して受光部8bでの受
光量が減少する。これによって、光センサ8は試料表面
の変化を検出し、検出結果を制御部16に出力する。
【0019】10は加圧管であり、蓋体2を貫通してそ
の先端が貯留部3の試料中に没するよう配設してある。
この加圧管10の後端には連通管11が接続しており、
この連通管11の他側は二又状になっていて、一方がシ
リンジ12と連接し、他方はバルブ13を介して大気に
開放してある。シリンジ12はステッピングモータ12
aによって前進後退するピストン12bを有している。
【0020】また、加圧管10の中央には流動点測定
(試料温度測定)用の温度計14が配設してあり、測定
部14aが貯留部3の試料中に没するようにしてある。
この流動点測定用の温度計14としては、例えば、熱電
対を用いる。
【0021】さらに、連通管11の中間部には、圧力計
15が取り付けてある。この圧力計15は、加圧管10
の内部圧力を検出して、その検出結果を制御部16に出
力する。
【0022】前記制御部16は、光センサ8、温度計1
4及び圧力計15の検出結果を入力するとともに、各種
設定情報及び測定情報にもとづいて温度調節器7,光セ
ンサ8,シリンジ12用のステッピングモータ12a及
びバルブ13の作動制御を行なうための信号を出力し、
かつ、各種測定、処理を行なって流動点の測定を行な
う。また制御部16は、これらの温度データ,受光量デ
ータ,受光量差データ及び加圧管内圧力などをディスプ
レイあるいはプリンタ等によって表示あるいはプリント
アウトしたりすることもできる。
【0023】このような構成からなる流動点測定装置に
よれば、装置全体の構成がコンパクトになるとともに、
使用する試料が少量ですむので温度制御が容易となり、
また温度調節器7も小型のものでよく、取扱い,保守が
容易で可搬性にも優れる。
【0024】なお、本発明の流動点測定装置は、上述し
た実施形態に限定されるものではない。例えば、シリン
ジ12のピストン12bを動作させるための駆動手段と
してステッピングモータ以外の各種アクチュエータを用
いたり、試料の表面を観察するために、電気式,空気式
のセンサあるいはカメラを用いたり、さらには、試料の
温度計として加圧管10と別個に取り付けた表面温度計
を用いたりすることができる。
【0025】次に、上記装置を用いて行なう本発明の流
動点測定方法の一実施形態について説明する。図2は第
一実施形態に係る流動点測定方法の説明図であり、同図
(a)は試料表面が平面の状態、同図(b)は試料表面
が膨出している状態を示す。また、図3は本方法におけ
る手順を示すフローチャートである。
【0026】1)まず、流動点を測定する試料を、試料
供給管4を介して装置内部の貯留部3に供給する。この
とき試料は、貯留部3からオーバフローするように多め
に供給して試料レベルを一定に保ち、これにより試料内
における加圧管10の下端位置が常に一定となるように
する。オーバフローした試料は溝5と排出管6を通って
排出される。
【0027】2)次いで、温度調節器7を作動させ、貯
留部3内の試料を予期流動点近くまで冷却する。その
後、温度調節器7が試料を一定単位温度(2.5℃又は
1.0℃)ごとに冷却し、このときの試料温度を温度計
14が測定して制御部16に出力する(S1)。なお、
後述の具体例では単位温度を1.0℃としている。
【0028】3)制御部16は、試料の一定単位温度ご
との冷却を確認すると、図1,図2(a)に示すよう
に、ステッピングモータ12aに信号を出力して、ピス
トン12bをA位置に移動させ、シリンジ12内の空気
を一定量に調整する。次いで、図2(b)に示すよう
に、バルブ13の閉止信号を出力してバルブ13を閉じ
るとともに、ステッピングモータ12aに信号を出力し
て、シリンジ12のピストン12bをB位置に移動さ
せ、加圧管10に一定量の空気を供給する。これによっ
て、貯留部3内の試料に一定の圧力が加えられる(S
2)。
【0029】ここで、試料に加える圧力は、30×10
-3〜40×10-3Kg/cm2 とすることが好ましい。な
お、後述の具体例では約30×10-3Kg/cm2 としてい
る。試料に加える圧力が上記範囲より小さいと、圧力が
弱すぎて正確な測定が行なえず、また、圧力が上記範囲
より大きいと、試料に穴があいて正確な測定が行なえな
い場合があるからである。なお、加圧管10への空気の
供給は、試料の微妙な結晶を壊さないようにするためゆ
っくりと行なうことが好ましい。
【0030】4)次いで、制御部16は、光センサ8に
作動信号を送って貯留部3における試料表面の測定を開
始する(S3)。このとき、試料に流動性がないと図2
(a)に示すように試料表面が平面性を維持して発光部
8aからの光が正反射し、また試料に流動性があると図
2(b)に示すように試料表面が膨出して発光部8aか
らの光が乱反射するので、受光部8bにおける受光量が
異なる。制御部16は、光センサ8で測定した受光量を
入力し、予め試料を加圧する前に測定しておいた光セン
サ8の受光量と比較することによって、加圧前後の試料
表面の変化の有無を判断する。つまり、加圧前の受光量
と同じならば変化無し、加圧前の受光量より減少すれば
変化有と判断する。
【0031】5)この結果、試料表面に変化が認められ
たときは、試料に流動性があると判断し、いったん測定
を終了する。すなわち、試料が流動点に達していないと
判断したときは、制御部16はバルブ13を開いて加圧
管10内の圧力を開放し(S4)、シリンジ12内を常
圧にするとともに、ステッピングモータ12aでピスト
ン12bをA位置に後退させてシリンジ12内に空気を
吸い込ませ、装置を次の測定(S1)に備えた状態とす
る。一方、試料表面に変化が認められないときは、圧力
計15によって検知された加圧管10の内部圧力と規定
値(試料に加えた圧力)とを比較する(S5)。
【0032】6)この結果、加圧管10の内部圧力が規
定値より小さいときは、試料に流動性があると判断す
る。そして、上記試料表面に変化が認められたときと同
様にいったん測定を終了し、次の測定(S1)に備えた
状態とする。一方、加圧管10の内部圧力が規定値と等
しいときは、このときの試料の加圧状態を一定時間(約
5秒)維持する(S6)。
【0033】7)一定時間(約5秒)試料の表面及び/
又は加圧管10の内部圧力の変化を測定する(S7)。
なお、後述する具体例では加圧管10の内部圧力の変化
を測定してる。
【0034】8)この結果、試料の表面及び/又は加圧
管10の内部圧力に変化があるときは、試料に流動性が
あると判断し測定をいったん終了し、次の測定(S1)
に備えた状態とする。一方、試料の表面及び/又は加圧
管10の内部圧力に変化がないときは、温度計14によ
って測定してあるこのときの試料温度を試料の流動点と
判定する(S8)。これによって測定が終了する。
【0035】9)測定が終了すると、制御部16は、温
度調節器7で試料を加熱して流動性を持たせるととも
に、バルブ13を閉じ、かつ、アスピレータを作動させ
て試料を貯留部3及び試料供給管4から排出する。次い
で、バルブ13を開き、バルブ13の開放側に接続して
ある管の入口より洗浄液を供給して加圧管10の下端部
の試料を洗浄排出する。
【0036】10)その後、バルブ13を閉じるか、あ
るいはバルブ13の開放側に接続してある管の入口部を
指等で塞いだ状態で試料供給管4から洗浄液を供給し
て、試料供給管4,貯留部3及び温度計14の測定部1
4a等の洗浄を行なう。その後、洗浄液を排出し乾燥を
行なう。これにより、別の試料の流動点測定が可能とな
る。
【0037】このような手順からなる流動点測定方法に
よれば、加圧時における試料表面の変化を光センサ8で
とらえられない場合でも、さらに加圧管10の内部圧力
の変化にもとづいて測定を行なうので、単に加圧時にお
ける試料表面の変化のみで流動点を測定する場合に比
べ、より正確に流動点を測定することができる。
【0038】また、加圧管10の内部圧力が規定値と等
しい場合でも、その後、試料の加圧状態を一定時間維持
しながら、その間も測定を行なうようにしているので、
圧力に対する反応が非常に遅い試料であっても、その変
化を確実に検出することができ、より正確に流動点を測
定することができる。
【0039】
【実施例】上記した実施形態の流動点測定方法によって
数種類の石油製品について流動点を測定したところ、次
のような結果を得た。なお、単位温度は1.0℃、試料
に加える圧力は約30×10-3Kg/cm2 とした。 試料名 本発明 JIS法 ─────────────────────── 燃料油A(軽油) +8℃ +8℃ ─────────────────────── 燃料油B(LGO) −4℃ −3℃ ─────────────────────── 燃料油C(HGO) +26℃ +27℃ ─────────────────────── 潤滑油 −19℃ −17℃ ─────────────────────── この結果、JIS法とよく一致し、きわめて正確に流動
点を測定することが判明した。
【0040】本発明の流動点測定方法は、上述した実施
形態の方法に限定されるものではない。例えば、第2実
施形態として試料中に一定の圧力のガスを供給した場合
に、加圧管10の内部圧力に変化がないときには、その
時点での温度を試料の流動点を判定し、測定を終了させ
ることとしてもよい。この方法によれば、ある程度の正
確性を担保しつつ、効率よく流動点の測定を行なうこと
ができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明の流動点測定方法
によれば、簡単な手順により、原油及び軽油,潤滑油等
の石油製品の流動点を容易かつ正確に測定することがで
きる。また、本発明の流動点測定装置によれば、上記方
法を簡単に実施することができ、流動点測定の自動化を
図ることができる。さらに、少量の試料で測定を行なえ
るので装置の小型化が可能となり、装置の洗浄も容易に
行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る流動点測定装置を示
す図面である。
【図2】本発明の一実施形態に係る流動点測定方法の説
明図であり、同図(a)は試料表面が平面の状態、同図
(b)は試料表面が膨出している状態を示す。
【図3】上記流動点測定方法における手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3 貯留部 4 試料供給管 5 溝 6 排出管 7 温度調節器 8 光センサ 8a 発光部 8b 受光部 10 加圧管 11 連通管 12 シリンジ 12a ステッピングモータ 12b ピストン 13 バルブ 14 温度計 14a 測定部 15 圧力計 16 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料温度を一定単位温度づつ変化させる
    とともに、この一定単位温度づつ変化させた試料中に一
    定の圧力のガスを供給し、このときの試料表面の変化を
    測定して、試料表面に変化がないときには、試料中に供
    給しているガス圧の変化を測定し、ガス圧に変化がない
    ときには、この温度を試料の流動点と判定することを特
    徴とした流動点の測定方法。
  2. 【請求項2】 試料温度を一定単位温度づつ変化させる
    とともに、この一定単位温度づつ変化させた試料中に一
    定の圧力のガスを供給し、このときの試料表面の変化を
    測定して、試料表面に変化がないときには、試料中に供
    給しているガス圧の変化を測定し、ガス圧に変化がない
    ときには、所定時間この加圧状態を維持し、その間、試
    料表面の変化及び/又はガス圧の変化を測定し、これら
    試料表面及び/又はガス圧が変化していないときには、
    この温度を試料の流動点と判定することを特徴とした流
    動点の測定方法。
  3. 【請求項3】 試料を貯留する貯留部と、 この貯留部内の試料を冷却,加熱する温度調節器と、 前記貯留部内の試料の温度を測定する温度計と、 前記貯留部内の試料中にガスを供給する加圧管と、 この加圧管に供給したガス圧の変化を検出する圧力計
    と、 前記加圧管にガスを供給したときの試料表面の変化を検
    出するセンサと、 このセンサ及び前記圧力計の検出結果にもとづいて、試
    料の流動点を自動的に判定する制御部とを具備したこと
    を特徴とする流動点の測定装置。
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