JPH0968489A - 液体測定用複合プローブ - Google Patents
液体測定用複合プローブInfo
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- JPH0968489A JPH0968489A JP22392895A JP22392895A JPH0968489A JP H0968489 A JPH0968489 A JP H0968489A JP 22392895 A JP22392895 A JP 22392895A JP 22392895 A JP22392895 A JP 22392895A JP H0968489 A JPH0968489 A JP H0968489A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体測定用プローブにおいて、複数の特性測
定をプローブの設置位置の制約を受けることなく行う。 【解決手段】 光学セル1と、円筒体1と該円筒体と軸
14を通して接続される回転駆動部12およびトルク検
出部13とを備えた回転粘度計10とを含み、円筒体1
1を被測定液体側において光学セル1に近接して設置す
ることによって液体測定用複合プローブを構成する。円
筒体11は光学セル1に近接して設置しているため、円
筒体11の回転によって光学セル1付近にも液体の流れ
が生じる。この流れによって、光学セル1付近における
中和価、微粒子、水分等の偏在を緩和し、また、光学セ
ル1におけるスラッジの付着を減少させる。これによっ
て、液体測定用複合プローブの設置位置の制約を解消
し、また測定精度の向上を図る。
定をプローブの設置位置の制約を受けることなく行う。 【解決手段】 光学セル1と、円筒体1と該円筒体と軸
14を通して接続される回転駆動部12およびトルク検
出部13とを備えた回転粘度計10とを含み、円筒体1
1を被測定液体側において光学セル1に近接して設置す
ることによって液体測定用複合プローブを構成する。円
筒体11は光学セル1に近接して設置しているため、円
筒体11の回転によって光学セル1付近にも液体の流れ
が生じる。この流れによって、光学セル1付近における
中和価、微粒子、水分等の偏在を緩和し、また、光学セ
ル1におけるスラッジの付着を減少させる。これによっ
て、液体測定用複合プローブの設置位置の制約を解消
し、また測定精度の向上を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、潤滑油や軽油や重
油等の粘度を有する液体の分析や測定に用いる液体測定
用複合プローブに関する。
油等の粘度を有する液体の分析や測定に用いる液体測定
用複合プローブに関する。
【0002】
【従来の技術】潤滑油を用いた設備や機器において、潤
滑油の品質管理のために粘度、中和価、微粒子、水分等
の種々の項目について測定を行う場合がある。また、軽
油や重油等を貯蔵するタンクにおいても、貯蔵液体の品
質管理等を目的として種々の項目について測定を行う場
合がある。従来、このような潤滑油や軽油や重油等の液
体の特性測定にための分析や測定では、各測定に対応し
たプローブをそれぞれ用いて測定を行っている。
滑油の品質管理のために粘度、中和価、微粒子、水分等
の種々の項目について測定を行う場合がある。また、軽
油や重油等を貯蔵するタンクにおいても、貯蔵液体の品
質管理等を目的として種々の項目について測定を行う場
合がある。従来、このような潤滑油や軽油や重油等の液
体の特性測定にための分析や測定では、各測定に対応し
たプローブをそれぞれ用いて測定を行っている。
【0003】例えば、中和価、微粒子、水分等の項目に
ついて測定を行う場合には赤外分光等の光学的測定方法
を用い、また、粘度の測定を行う場合には回転粘度計や
毛管粘度計等の力学的方法を用いており、各測定方法を
実現する個々の液体測定用プローブを測定箇所に設置し
ている。
ついて測定を行う場合には赤外分光等の光学的測定方法
を用い、また、粘度の測定を行う場合には回転粘度計や
毛管粘度計等の力学的方法を用いており、各測定方法を
実現する個々の液体測定用プローブを測定箇所に設置し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の光学的測定を行
う液体測定用プローブにおいては、プローブの設置位置
に制約が生じるという問題点がある。光学的測定方法に
よる液体測定では、プローブが設置された位置付近の液
体を測定しており、液体の流れによどみが生じやすい位
置など液体の流れの状況によっては微粒子や水分等が偏
在し良好な測定が困難となる場合がある。また、光学的
測定に使用する光学セルの光学窓に付着するスラッジ等
により測定誤差が生じる場合がある。
う液体測定用プローブにおいては、プローブの設置位置
に制約が生じるという問題点がある。光学的測定方法に
よる液体測定では、プローブが設置された位置付近の液
体を測定しており、液体の流れによどみが生じやすい位
置など液体の流れの状況によっては微粒子や水分等が偏
在し良好な測定が困難となる場合がある。また、光学的
測定に使用する光学セルの光学窓に付着するスラッジ等
により測定誤差が生じる場合がある。
【0005】そのため、液体の流れが良好な位置が測定
対象の液体の特性の正確な測定に適しているが、このよ
うな位置の選定や該位置への液体測定用プローブの設置
は容易ではない。
対象の液体の特性の正確な測定に適しているが、このよ
うな位置の選定や該位置への液体測定用プローブの設置
は容易ではない。
【0006】そこで、本発明は前記した従来の液体測定
用プローブの問題点を解決し、液体測定用プローブを設
置位置の制約を受けることなく複数の特性測定を行うこ
とができる液体測定用複合プローブを提供することを目
的とする。
用プローブの問題点を解決し、液体測定用プローブを設
置位置の制約を受けることなく複数の特性測定を行うこ
とができる液体測定用複合プローブを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の液体測定用複合
プローブは、光学セルと、円筒体と該円筒体と軸を通し
て接続される回転駆動部およびトルク検出部とを備えた
回転粘度計とを含み、円筒体を被測定液体側において光
学セルに近接して設置することによって、設置位置の制
約を受けることなく被測定液体の測定を行うことができ
るものである。
プローブは、光学セルと、円筒体と該円筒体と軸を通し
て接続される回転駆動部およびトルク検出部とを備えた
回転粘度計とを含み、円筒体を被測定液体側において光
学セルに近接して設置することによって、設置位置の制
約を受けることなく被測定液体の測定を行うことができ
るものである。
【0008】本発明の液体測定用複合プローブは、光学
セルによる光学的測定によって、例えば中和価、微粒
子、水分等の測定を行い、回転粘度計による力学的測定
によって粘度測定を行うことができる。また、本発明の
液体測定用複合プローブが備える円筒体は、その回転運
動によって光学セル付近に液体の流れを生じさせるもの
である。
セルによる光学的測定によって、例えば中和価、微粒
子、水分等の測定を行い、回転粘度計による力学的測定
によって粘度測定を行うことができる。また、本発明の
液体測定用複合プローブが備える円筒体は、その回転運
動によって光学セル付近に液体の流れを生じさせるもの
である。
【0009】被測定液体の中和価、微粒子、水分等の測
定を行う場合には、液体測定用複合プローブの光学セル
を用いて赤外分光等の光学的測定を行う。光学セルとし
ては、反射形光学セルおよび透過型光学セルを用いるこ
とができる。また、被測定液体の粘度の測定を行う場合
には、液体測定用複合プローブの回転粘度計を用いて力
学的測定を行う。
定を行う場合には、液体測定用複合プローブの光学セル
を用いて赤外分光等の光学的測定を行う。光学セルとし
ては、反射形光学セルおよび透過型光学セルを用いるこ
とができる。また、被測定液体の粘度の測定を行う場合
には、液体測定用複合プローブの回転粘度計を用いて力
学的測定を行う。
【0010】回転粘度計は、液体側に配置した円筒体を
回転させることによって粘度測定を行う。このとき、円
筒体の回転により周囲の液体に流れが生じる。円筒体は
光学セルに近接して設置しているため、光学セル付近に
も液体の流れが生じることになる。この光学セル付近の
流れによって、光学セル付近における中和価、微粒子、
水分等の偏在の緩和や、また、光学セルにおけるスラッ
ジの付着を減少させることができ、液体測定用複合プロ
ーブの設置位置の制約を解消し、また測定精度の向上を
図ることができる。
回転させることによって粘度測定を行う。このとき、円
筒体の回転により周囲の液体に流れが生じる。円筒体は
光学セルに近接して設置しているため、光学セル付近に
も液体の流れが生じることになる。この光学セル付近の
流れによって、光学セル付近における中和価、微粒子、
水分等の偏在の緩和や、また、光学セルにおけるスラッ
ジの付着を減少させることができ、液体測定用複合プロ
ーブの設置位置の制約を解消し、また測定精度の向上を
図ることができる。
【0011】本発明の実施態様は、標準液体とのみ接触
する光学セルあるいは回転粘度計を更に設けるものであ
り、これによって、被測定液体と標準液体との比較を行
うことができる。
する光学セルあるいは回転粘度計を更に設けるものであ
り、これによって、被測定液体と標準液体との比較を行
うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図を
参照しながら詳細に説明する。はじめに、本発明の実施
の第1の形態について説明する。図1,図2は、それぞ
れ本発明の実施の第1の形態を説明するための一部を切
断した斜視図,断面図(図2(a)),および図2
(a)の矢印A方向から見た底面図(図2(b))であ
る。図1,図2において、本発明の実施の第1の形態
は、反射形光学セル1と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。
参照しながら詳細に説明する。はじめに、本発明の実施
の第1の形態について説明する。図1,図2は、それぞ
れ本発明の実施の第1の形態を説明するための一部を切
断した斜視図,断面図(図2(a)),および図2
(a)の矢印A方向から見た底面図(図2(b))であ
る。図1,図2において、本発明の実施の第1の形態
は、反射形光学セル1と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。
【0013】反射形光学セル1はケース6の底面7に台
形プリズムを備え、該台形プリズムの面は底面7に形成
した窓5を介して被測定液体と接している。ケース6内
の台形プリズムの一面には、図示しない光源から例えば
赤外光を入射させる。入射した赤外光は、窓5において
被測定液体と干渉した後、台形プリズムの他面から図示
しない光検出器に入射する。そして、光源、反射形光学
セル1、および光検出器は周知の反射形の赤外分光測定
装置を構成して、中和価、微粒子、水分等の測定を行
う。
形プリズムを備え、該台形プリズムの面は底面7に形成
した窓5を介して被測定液体と接している。ケース6内
の台形プリズムの一面には、図示しない光源から例えば
赤外光を入射させる。入射した赤外光は、窓5において
被測定液体と干渉した後、台形プリズムの他面から図示
しない光検出器に入射する。そして、光源、反射形光学
セル1、および光検出器は周知の反射形の赤外分光測定
装置を構成して、中和価、微粒子、水分等の測定を行
う。
【0014】また、回転粘度計10は、軸14によって
軸接続される円筒体11と回転駆動部12とトルク検出
部13とを備え、円筒体11は、軸14によって底部1
4から被測定液体側に露出している。この回転粘度計1
0は、例えば単一円筒回転粘度計として知られる構成と
することができる。回転駆動部12によって円筒体11
を回転させると、この回転によって円筒体11と被測定
液体との間に粘性による摩擦が発生する。円筒体11は
被測定液体の粘性に比例したトルクを受ける。トルク検
出器13は、例えばねじりバネと回転角測定部を含み、
被測定液体の粘性に比例したトルクとねじりバネの復元
力との釣合いの角度を回転角測定部で測定することによ
って、被測定液体の粘度を測定する。
軸接続される円筒体11と回転駆動部12とトルク検出
部13とを備え、円筒体11は、軸14によって底部1
4から被測定液体側に露出している。この回転粘度計1
0は、例えば単一円筒回転粘度計として知られる構成と
することができる。回転駆動部12によって円筒体11
を回転させると、この回転によって円筒体11と被測定
液体との間に粘性による摩擦が発生する。円筒体11は
被測定液体の粘性に比例したトルクを受ける。トルク検
出器13は、例えばねじりバネと回転角測定部を含み、
被測定液体の粘性に比例したトルクとねじりバネの復元
力との釣合いの角度を回転角測定部で測定することによ
って、被測定液体の粘度を測定する。
【0015】円筒体11が回転すると、円筒体11付近
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。反射形光学セル1の
窓5は円筒体11に近接しているため、窓5の付近につ
いても被測定液体の流れが形成される。この流れは、窓
5付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を解消さ
せ、また、窓5へのスラッジの付着を減少させる。
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。反射形光学セル1の
窓5は円筒体11に近接しているため、窓5の付近につ
いても被測定液体の流れが形成される。この流れは、窓
5付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を解消さ
せ、また、窓5へのスラッジの付着を減少させる。
【0016】次に、本発明の実施の第2の形態について
説明する。図3は本発明の実施の第2の形態を説明する
ための断面図(図3(a))、および図3(a)の矢印
B方向から見た底面図(図3(b))である。
説明する。図3は本発明の実施の第2の形態を説明する
ための断面図(図3(a))、および図3(a)の矢印
B方向から見た底面図(図3(b))である。
【0017】図3において、本発明の実施の第2の形態
は、透過形光学セル2と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。透過形光学セル2はケース6の底
面7に形成した溝の両側に対向して設けた一対の窓8を
備え、該一対の窓8は被測定液体を挟むようにして被測
定液体と接している。両方の窓8のケース6内には一対
の反射鏡9が対向して設置され、一方の窓8に対して反
射鏡9を介して図示しない光源から例えば赤外光を入射
させる。入射した赤外光は窓8を透過し、一対の窓8で
挟まれる被測定液体を透過した後に他方の窓8を透過し
て、他方の反射鏡9を介して図示しない光検出器に入射
する。そして、光源、透過形光学セル2、および光検出
器は周知の透過形の赤外分光測定装置を構成して、中和
価、微粒子、水分等の測定を行う。
は、透過形光学セル2と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。透過形光学セル2はケース6の底
面7に形成した溝の両側に対向して設けた一対の窓8を
備え、該一対の窓8は被測定液体を挟むようにして被測
定液体と接している。両方の窓8のケース6内には一対
の反射鏡9が対向して設置され、一方の窓8に対して反
射鏡9を介して図示しない光源から例えば赤外光を入射
させる。入射した赤外光は窓8を透過し、一対の窓8で
挟まれる被測定液体を透過した後に他方の窓8を透過し
て、他方の反射鏡9を介して図示しない光検出器に入射
する。そして、光源、透過形光学セル2、および光検出
器は周知の透過形の赤外分光測定装置を構成して、中和
価、微粒子、水分等の測定を行う。
【0018】また、回転粘度計10は、前記第1の形態
と同様に軸14によって軸接続される円筒体11と回転
駆動部12とトルク検出部13とを備え、円筒体11は
軸14によって透過形光学セル2の一対の窓8間の被測
定液体側に露出している。この回転粘度計10は、前記
第1の形態に示す回転粘度計と同様の構成とすることが
でき、これによって、被測定液体の粘度を測定すること
ができる。回転粘度計10の構成および測定動作は前記
第1の形態と同様であるため、ここでは、回転粘度計1
0自体についての説明は省略する。
と同様に軸14によって軸接続される円筒体11と回転
駆動部12とトルク検出部13とを備え、円筒体11は
軸14によって透過形光学セル2の一対の窓8間の被測
定液体側に露出している。この回転粘度計10は、前記
第1の形態に示す回転粘度計と同様の構成とすることが
でき、これによって、被測定液体の粘度を測定すること
ができる。回転粘度計10の構成および測定動作は前記
第1の形態と同様であるため、ここでは、回転粘度計1
0自体についての説明は省略する。
【0019】円筒体11が回転すると、円筒体11付近
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。透過形光学セル2の
一対の窓8は円筒体11に近接しているため、窓8の付
近についても被測定液体の流れが形成される。この流れ
は、窓8付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を
解消させ、また、窓8へのスラッジの付着を減少させ
る。
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。透過形光学セル2の
一対の窓8は円筒体11に近接しているため、窓8の付
近についても被測定液体の流れが形成される。この流れ
は、窓8付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を
解消させ、また、窓8へのスラッジの付着を減少させ
る。
【0020】次に、本発明の実施の第3の形態について
説明する。図4は本発明の実施の第3の形態を説明する
ための断面図(図4(a))、および図4(a)の矢印
C方向から見た底面図(図4(b))である。
説明する。図4は本発明の実施の第3の形態を説明する
ための断面図(図4(a))、および図4(a)の矢印
C方向から見た底面図(図4(b))である。
【0021】図4において、本発明の実施の第3の形態
は、反射形光学セル3と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。反射形光学セル3はケース6の側
面に台形プリズムを備え、該台形プリズムの面は側面に
形成した窓5を介して被測定液体と接している。ケース
6内の台形プリズムの一面には、図示しない光源から反
射鏡9を介して例えば赤外光を入射させる。入射した赤
外光は窓5において被測定液体と干渉した後、台形プリ
ズムの他面から反射鏡9を介して図示しない光検出器に
入射する。そして、光源、反射形光学セル2、および光
検出器は周知の反射形の赤外分光測定装置を構成して、
中和価、微粒子、水分等の測定を行う。
は、反射形光学セル3と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。反射形光学セル3はケース6の側
面に台形プリズムを備え、該台形プリズムの面は側面に
形成した窓5を介して被測定液体と接している。ケース
6内の台形プリズムの一面には、図示しない光源から反
射鏡9を介して例えば赤外光を入射させる。入射した赤
外光は窓5において被測定液体と干渉した後、台形プリ
ズムの他面から反射鏡9を介して図示しない光検出器に
入射する。そして、光源、反射形光学セル2、および光
検出器は周知の反射形の赤外分光測定装置を構成して、
中和価、微粒子、水分等の測定を行う。
【0022】また、回転粘度計10は、前記第1,2の
形態と同様に軸14によって軸接続される円筒体11と
回転駆動部12とトルク検出部13とを備え、円筒体1
1は軸14によって反射形光学セル3の窓5に近接して
被測定液体側に露出している。この回転粘度計10は、
前記第1,2の形態に示す回転粘度計と同様の構成とす
ることができ、これによって、被測定液体の粘度を測定
することができる。回転粘度計10の構成および測定動
作は前記第1,2の形態と同様であるため、ここでは、
回転粘度計10自体についての説明は省略する。
形態と同様に軸14によって軸接続される円筒体11と
回転駆動部12とトルク検出部13とを備え、円筒体1
1は軸14によって反射形光学セル3の窓5に近接して
被測定液体側に露出している。この回転粘度計10は、
前記第1,2の形態に示す回転粘度計と同様の構成とす
ることができ、これによって、被測定液体の粘度を測定
することができる。回転粘度計10の構成および測定動
作は前記第1,2の形態と同様であるため、ここでは、
回転粘度計10自体についての説明は省略する。
【0023】円筒体11が回転すると、円筒体11付近
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。反射形光学セル5の
窓5は円筒体11に近接しているため、窓5の付近につ
いても被測定液体の流れが形成され、窓5付近における
中和価、微粒子、水分等の偏在を解消させ、また、窓5
へのスラッジの付着を減少させる。
の被測定液体は被測定液体の持つ粘性によって円筒体1
1の動きに従った流れを形成する。反射形光学セル5の
窓5は円筒体11に近接しているため、窓5の付近につ
いても被測定液体の流れが形成され、窓5付近における
中和価、微粒子、水分等の偏在を解消させ、また、窓5
へのスラッジの付着を減少させる。
【0024】次に、本発明の実施の第4の形態について
説明する。図5は本発明の実施の第4の形態を説明する
ための断面図(図5(a))、および図5(a)の矢印
D方向から見た底面図(図5(b))である。
説明する。図5は本発明の実施の第4の形態を説明する
ための断面図(図5(a))、および図5(a)の矢印
D方向から見た底面図(図5(b))である。
【0025】図5において、本発明の実施の第4の形態
は、透過形光学セル4と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。第4の形態の透過形光学セル4
は、第2の形態の透過形光学セル2とほぼ同様の構成で
あり、ケース6の側面に形成した溝の両側に対向して設
けた一対の窓8を備え、該一対の窓8は被測定液体を挟
むようにして被測定液体と接するものである。第2の形
態の透過形光学セル2は、円筒体11の軸方向と透過形
光学セルを通過する光軸方向が直交する構成であるのに
対して、第4の形態の透過形光学セル4は、円筒体11
の軸方向と透過形光学セルを通過する光軸方向とが平行
する構成としている。
は、透過形光学セル4と回転粘度計10を備え、ケース
6に設けられている。第4の形態の透過形光学セル4
は、第2の形態の透過形光学セル2とほぼ同様の構成で
あり、ケース6の側面に形成した溝の両側に対向して設
けた一対の窓8を備え、該一対の窓8は被測定液体を挟
むようにして被測定液体と接するものである。第2の形
態の透過形光学セル2は、円筒体11の軸方向と透過形
光学セルを通過する光軸方向が直交する構成であるのに
対して、第4の形態の透過形光学セル4は、円筒体11
の軸方向と透過形光学セルを通過する光軸方向とが平行
する構成としている。
【0026】その他の構成は第2の形態とほぼ同様であ
り、光源、透過形光学セル4、および光検出器によって
透過形の赤外分光測定装置を構成して、中和価、微粒
子、水分等の測定を行う。
り、光源、透過形光学セル4、および光検出器によって
透過形の赤外分光測定装置を構成して、中和価、微粒
子、水分等の測定を行う。
【0027】また、回転粘度計10については、前記第
1,2,3の形態と同様であり、円筒体11の回転によ
って窓8の付近に被測定液体の流れを形成し、これによ
って窓8付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を
解消させ、また、窓8へのスラッジの付着を減少させ
る。
1,2,3の形態と同様であり、円筒体11の回転によ
って窓8の付近に被測定液体の流れを形成し、これによ
って窓8付近における中和価、微粒子、水分等の偏在を
解消させ、また、窓8へのスラッジの付着を減少させ
る。
【0028】なお、前記第1〜第4の形態において、円
筒体11の回転により形成される流れが被測定液体の密
度の揺らぎを生じさせ、光学セルによる光学的測定に影
響を与える場合には、円筒体11の回転を停止した状態
で光学的測定を行う。また、光学セルへのスラッジの付
着を防止するために、回転粘度計10の測定時以外にお
いても円筒体11を適当な回転速度で回転させて常に被
測定液体の流れを形成させておくこともできる。
筒体11の回転により形成される流れが被測定液体の密
度の揺らぎを生じさせ、光学セルによる光学的測定に影
響を与える場合には、円筒体11の回転を停止した状態
で光学的測定を行う。また、光学セルへのスラッジの付
着を防止するために、回転粘度計10の測定時以外にお
いても円筒体11を適当な回転速度で回転させて常に被
測定液体の流れを形成させておくこともできる。
【0029】図6は、本発明の液体測定用複合プローブ
のその他の実施の形態を説明する図である。この実施の
形態は、前記第1〜第4の形態で示した液体測定用複合
プローブを一対を設け、一方の液体測定用複合プローブ
によって被測定液体の測定を行い、他方の液体測定用複
合プローブによって標準液体の測定を行って、両者の比
較により測定値の校正等を行うものである。そのため、
他方の液体測定用複合プローブの光学セルおよび回転粘
度計は密封された標準液体15と接触する構成とする。
のその他の実施の形態を説明する図である。この実施の
形態は、前記第1〜第4の形態で示した液体測定用複合
プローブを一対を設け、一方の液体測定用複合プローブ
によって被測定液体の測定を行い、他方の液体測定用複
合プローブによって標準液体の測定を行って、両者の比
較により測定値の校正等を行うものである。そのため、
他方の液体測定用複合プローブの光学セルおよび回転粘
度計は密封された標準液体15と接触する構成とする。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体測定
用複合プローブによれば、設置位置の制約を受けること
なく複数の特性測定を行うことができる。
用複合プローブによれば、設置位置の制約を受けること
なく複数の特性測定を行うことができる。
【図1】本発明の実施の第1の形態を説明するための一
部を切断した斜視図である。
部を切断した斜視図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態を説明するための断
面図,および底面図である。
面図,および底面図である。
【図3】本発明の実施の第2の形態を説明するための断
面図,および底面図である。
面図,および底面図である。
【図4】本発明の実施の第3の形態を説明するための断
面図,および底面図である。
面図,および底面図である。
【図5】本発明の実施の第4の形態を説明するための断
面図,および底面図である。
面図,および底面図である。
【図6】本発明の液体測定用複合プローブのその他の実
施の形態を説明する図である。
施の形態を説明する図である。
1,3…反射形光学セル、2,4…透過形光学セル、
5,8…窓、6…ケース、7…底面、9…反射鏡、10
…回転粘度計、11…円筒体、12…回転駆動部、13
…トルク検出部、14…軸、15…標準液体。
5,8…窓、6…ケース、7…底面、9…反射鏡、10
…回転粘度計、11…円筒体、12…回転駆動部、13
…トルク検出部、14…軸、15…標準液体。
Claims (1)
- 【請求項1】 光学セルと、円筒体と該円筒体と軸を通
して接続される回転駆動部およびトルク検出部とを備え
た回転粘度計とを含み、前記円筒体は被測定液体側にお
いて光学セルに近接して設置されることを特徴とする液
体測定用複合プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22392895A JPH0968489A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 液体測定用複合プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22392895A JPH0968489A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 液体測定用複合プローブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968489A true JPH0968489A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16805915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22392895A Withdrawn JPH0968489A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 液体測定用複合プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968489A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327802A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Meidensha Corp | 光学式水質計測器 |
WO2014192912A1 (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-04 | ナブテスコ 株式会社 | 判定システム及び判定方法 |
CN113325150A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-31 | 刘佳佳 | 一种应用于水文水资源的智能监测装置 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22392895A patent/JPH0968489A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327802A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Meidensha Corp | 光学式水質計測器 |
WO2014192912A1 (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-04 | ナブテスコ 株式会社 | 判定システム及び判定方法 |
JPWO2014192912A1 (ja) * | 2013-05-30 | 2017-02-23 | ナブテスコ株式会社 | 判定システム及び判定方法 |
CN113325150A (zh) * | 2021-05-31 | 2021-08-31 | 刘佳佳 | 一种应用于水文水资源的智能监测装置 |
CN113325150B (zh) * | 2021-05-31 | 2023-06-13 | 刘佳佳 | 一种应用于水文水资源的智能监测装置 |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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