JPH0968218A - 軸受支持機構 - Google Patents
軸受支持機構Info
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- JPH0968218A JPH0968218A JP24662595A JP24662595A JPH0968218A JP H0968218 A JPH0968218 A JP H0968218A JP 24662595 A JP24662595 A JP 24662595A JP 24662595 A JP24662595 A JP 24662595A JP H0968218 A JPH0968218 A JP H0968218A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ハウジング間のセンターのズレが従来よりも大
きい場合でも偏芯対応ができる偏芯吸収量が大きい軸受
支持機構を提供することを目的としている。 【構成】軸受4を介し軸等を支持する軸受支持体1aに
おいて、前記軸受支持体1aのハウジング2内周面に略
歯車歯形状の凹凸を設け、ハウジング2の内周凸部に略
円筒状の弾性体3を配し、さらに、弾性体3の内周面に
軸受4を備えた、この様な構成の軸受支持機構である。
きい場合でも偏芯対応ができる偏芯吸収量が大きい軸受
支持機構を提供することを目的としている。 【構成】軸受4を介し軸等を支持する軸受支持体1aに
おいて、前記軸受支持体1aのハウジング2内周面に略
歯車歯形状の凹凸を設け、ハウジング2の内周凸部に略
円筒状の弾性体3を配し、さらに、弾性体3の内周面に
軸受4を備えた、この様な構成の軸受支持機構である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は各種機器の軸などを支
持する軸受支持機構に関する。
持する軸受支持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】軸を支持する軸受支持体の軸受支持部に
は図9に示す様な円形のハウジング7を設けているのが
一般的である。そして、このハウジング7の内周面には
玉軸受、円筒ころ軸受、ニードル軸受、スリーブメタル
など各種軸受4が挿入されており、さらに、この軸受4
には軸が回転自在に動くように装着されている。
は図9に示す様な円形のハウジング7を設けているのが
一般的である。そして、このハウジング7の内周面には
玉軸受、円筒ころ軸受、ニードル軸受、スリーブメタル
など各種軸受4が挿入されており、さらに、この軸受4
には軸が回転自在に動くように装着されている。
【0003】軸受支持体1bをベース、又はフレームな
どにネジ等で締着した時に、取付孔のガタ、あるいは、
ハウジング7のずれ等加工精度が悪いなどの理由によ
り、2つのハウジング7が同芯上にないことが多く、芯
がでていないまま使用したり、あるいは、時間をかけて
芯出しをおこない使用している。
どにネジ等で締着した時に、取付孔のガタ、あるいは、
ハウジング7のずれ等加工精度が悪いなどの理由によ
り、2つのハウジング7が同芯上にないことが多く、芯
がでていないまま使用したり、あるいは、時間をかけて
芯出しをおこない使用している。
【0004】同芯上にない状態で使用することにより各
部に次のような多くの問題が発生している。(1)軸受
に過負荷がかかり軸受の寿命が低下する。(2)軸に過
負荷がかかり軸の摩耗が早くなる。(3)加工及び組立
精度のでていない状態で作動させるために機器全体の振
動が増加する。(4)軸受部の摩耗などによりガタが多
くなり、機器の精度が落ちる。その結果、機器の寿命が
低下するなどがあげられる。
部に次のような多くの問題が発生している。(1)軸受
に過負荷がかかり軸受の寿命が低下する。(2)軸に過
負荷がかかり軸の摩耗が早くなる。(3)加工及び組立
精度のでていない状態で作動させるために機器全体の振
動が増加する。(4)軸受部の摩耗などによりガタが多
くなり、機器の精度が落ちる。その結果、機器の寿命が
低下するなどがあげられる。
【0005】上記、改善策の1つとして、図4および図
8のように円形ハウジングの内周面に略円筒形をしたゴ
ム製の成形品やシート状のゴム板でできた弾性体を内周
に沿って取付け、この弾性体を介在させて軸受および軸
を装着するなどの対策をおこなっていた。
8のように円形ハウジングの内周面に略円筒形をしたゴ
ム製の成形品やシート状のゴム板でできた弾性体を内周
に沿って取付け、この弾性体を介在させて軸受および軸
を装着するなどの対策をおこなっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、ハウジン
グと軸受の間にゴム材を介在させることにより、ハウジ
ング間の偏芯を多少吸収でき、前記(1)〜(4)に関
する問題はある程度改善されている。
グと軸受の間にゴム材を介在させることにより、ハウジ
ング間の偏芯を多少吸収でき、前記(1)〜(4)に関
する問題はある程度改善されている。
【0007】しかし、この弾性体の外周がハウジングに
全周で接触しているため、弾性体との接触面の面圧が低
く、弾性体が変形しにくい、従って、より大きな偏芯に
対応ができないという問題があった。
全周で接触しているため、弾性体との接触面の面圧が低
く、弾性体が変形しにくい、従って、より大きな偏芯に
対応ができないという問題があった。
【0008】本発明はこのような事情を鑑みてなされた
ものであり、ハウジングの内径形状を略歯車歯形の形状
にして弾性体との接触面積を少なくすることにより、過
負荷による接触面の面圧が上がり、また、変形した弾性
体が歯形の凹部に押込まれるので弾性体が変形しやすく
なる。
ものであり、ハウジングの内径形状を略歯車歯形の形状
にして弾性体との接触面積を少なくすることにより、過
負荷による接触面の面圧が上がり、また、変形した弾性
体が歯形の凹部に押込まれるので弾性体が変形しやすく
なる。
【0009】この様にすることにより、ハウジング間の
センターのズレが従来よりも大きい場合でも偏芯対応が
できるようになる。このような、偏芯吸収量が大きい軸
受支持機構を提供することを課題としている。
センターのズレが従来よりも大きい場合でも偏芯対応が
できるようになる。このような、偏芯吸収量が大きい軸
受支持機構を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】軸受支持体のハウジング
内周面に略歯車歯形状の多数の凹凸を設け、そして、こ
のハウジングの内周凸部に略円筒状の弾性体を備えたこ
とにより、ハウジングと弾性体の間の接触面積が少なく
なる。従って、過負荷が加わると弾性体の接触面の面圧
が上がり変形しやすくなり、変形した弾性体の一部がハ
ウジングの凹部に押し込まれる。各種機構にこのような
軸受支持機構を1個以上使用することにより、偏芯吸収
量が大きくなり各軸受部に過負荷が加わらず問題を解決
している。
内周面に略歯車歯形状の多数の凹凸を設け、そして、こ
のハウジングの内周凸部に略円筒状の弾性体を備えたこ
とにより、ハウジングと弾性体の間の接触面積が少なく
なる。従って、過負荷が加わると弾性体の接触面の面圧
が上がり変形しやすくなり、変形した弾性体の一部がハ
ウジングの凹部に押し込まれる。各種機構にこのような
軸受支持機構を1個以上使用することにより、偏芯吸収
量が大きくなり各軸受部に過負荷が加わらず問題を解決
している。
【0011】
【作用】軸が回転することにより、軸受を介してハウジ
ングの凸部に内接している弾性体に力がかかり、この力
により弾性体が変形する。この弾性体にさらに大きな力
が加わると、この変形の一部がハウジングの凹部に入り
込み弾性体がより大きく変形する。この変形により弾性
体の軸芯の移動がおこり、軸受部に過負荷がかかること
なくハウジング間のセンタずれが修正され偏芯対応がで
きるようになる。
ングの凸部に内接している弾性体に力がかかり、この力
により弾性体が変形する。この弾性体にさらに大きな力
が加わると、この変形の一部がハウジングの凹部に入り
込み弾性体がより大きく変形する。この変形により弾性
体の軸芯の移動がおこり、軸受部に過負荷がかかること
なくハウジング間のセンタずれが修正され偏芯対応がで
きるようになる。
【0012】この様な軸受支持体を1個または複数個使
用して直線運動機構など各種運動機構を構成することに
より、軸に過負荷や偏芯加重がかかっても弾性体の変形
の一部を略歯車ハウジングの凹部で吸収できるので、偏
芯吸収量が多くなり偏芯対応ができる。
用して直線運動機構など各種運動機構を構成することに
より、軸に過負荷や偏芯加重がかかっても弾性体の変形
の一部を略歯車ハウジングの凹部で吸収できるので、偏
芯吸収量が多くなり偏芯対応ができる。
【0013】回転運動機構、ローラまたはギヤ機構、及
び直線運動機構等の各作用は以下の実施例で説明する。
び直線運動機構等の各作用は以下の実施例で説明する。
【0014】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は本発明の一実施例によるハウジング
に弾性体及び軸受を挿入した正面図であり、図2は本発
明の一実施例によるハウジング部の正面図であり、図3
は本発明の一実施例によるハウジング部の断面図であ
り、図5は本発明の一実施例による回転運動機構の断面
図であり、図6は本発明の他の実施例によるローラ又は
ギヤ機構の斜視図であり、図7は本発明の第三の実施例
による直線運動機構の斜視図である。
説明すると、図1は本発明の一実施例によるハウジング
に弾性体及び軸受を挿入した正面図であり、図2は本発
明の一実施例によるハウジング部の正面図であり、図3
は本発明の一実施例によるハウジング部の断面図であ
り、図5は本発明の一実施例による回転運動機構の断面
図であり、図6は本発明の他の実施例によるローラ又は
ギヤ機構の斜視図であり、図7は本発明の第三の実施例
による直線運動機構の斜視図である。
【0015】図1、図2、図3において、軸受支持体1
aの任意の位置に図のような略歯車歯形の形状をしたハ
ウジング2が形成されている。これらの図は本発明のハ
ウジング形状の一例を示しており、図のとおりハウジン
グ2の内周面に略歯車歯形状(以下、略歯車状という)
の凹凸が多数設けられている。そして、このハウジング
2の内周凸面には略円筒状または、シート状のものを円
形に巻いた弾性体3が装着されている。さらに、この弾
性体3の内周面には玉軸受、円筒ころ軸受、ニードル軸
受、スリーブメタルなどの各種軸受4が挿入されて軸受
保持部が構成されている。
aの任意の位置に図のような略歯車歯形の形状をしたハ
ウジング2が形成されている。これらの図は本発明のハ
ウジング形状の一例を示しており、図のとおりハウジン
グ2の内周面に略歯車歯形状(以下、略歯車状という)
の凹凸が多数設けられている。そして、このハウジング
2の内周凸面には略円筒状または、シート状のものを円
形に巻いた弾性体3が装着されている。さらに、この弾
性体3の内周面には玉軸受、円筒ころ軸受、ニードル軸
受、スリーブメタルなどの各種軸受4が挿入されて軸受
保持部が構成されている。
【0016】図5は本発明の略歯車状ハウジング2a、
2bを用いた回転運動機構の一実施例である。電動機5
はボルト13でベース14に取付けられている。また、
軸6は軸受4a、4c及び弾性体3を介し、ブラケット
15aに形成された略歯車状Aハウジング2aとハウジ
ング7に支持されている。さらに軸の先端をB軸受4
b、弾性体3を介して、略歯車状Bハウジング2bに支
持されている。
2bを用いた回転運動機構の一実施例である。電動機5
はボルト13でベース14に取付けられている。また、
軸6は軸受4a、4c及び弾性体3を介し、ブラケット
15aに形成された略歯車状Aハウジング2aとハウジ
ング7に支持されている。さらに軸の先端をB軸受4
b、弾性体3を介して、略歯車状Bハウジング2bに支
持されている。
【0017】なお、この略歯車状ハウジング2a、2b
及び弾性体3は片側いずれか1箇所だけに配設してもよ
い。そして、軸6には負荷11が設けられている。な
お、この負荷11の形状はアンバランス形状を含め多種
考えられる。
及び弾性体3は片側いずれか1箇所だけに配設してもよ
い。そして、軸6には負荷11が設けられている。な
お、この負荷11の形状はアンバランス形状を含め多種
考えられる。
【0018】図6は本発明の略歯車状ハウジング2d、
2e、2f、2gを用いたローラまたはギヤ機構16の
一実施例である。この図の17、18はローラ又はギヤ
である。このローラ又はギヤは軸受4d、4e、4f、
4g及びその外側の弾性体3を介し、略歯車状ハウジン
グ2d、2e、2f、2gに保持されている。19は駆
動軸で20は伝達軸である。
2e、2f、2gを用いたローラまたはギヤ機構16の
一実施例である。この図の17、18はローラ又はギヤ
である。このローラ又はギヤは軸受4d、4e、4f、
4g及びその外側の弾性体3を介し、略歯車状ハウジン
グ2d、2e、2f、2gに保持されている。19は駆
動軸で20は伝達軸である。
【0019】図7は本発明の略歯車状ハウジング2h、
2iを用いた直線運動機構25の一実施例である。この
略歯車状ハウジング2h、2iを備えている軸受支持体
1d、1eはフレーム29長手方向の両側に備えられて
おりネジなどでこのフレーム29に締着されている。
2iを用いた直線運動機構25の一実施例である。この
略歯車状ハウジング2h、2iを備えている軸受支持体
1d、1eはフレーム29長手方向の両側に備えられて
おりネジなどでこのフレーム29に締着されている。
【0020】そして、ボールネジ26は軸受4h、4i
および弾性体3を介してこの略歯車状ハウジング2h、
2iに装着されており、さらに、このボールネジ26に
はスライダ27が螺合されている。また、このスライダ
27には摺動部32が設けられてあり、この摺動部32
とリニアガイド30とは接している。なお、このリニア
ガイド30はフレーム29に締着してある。また、この
ボールネジ26の一端はカップリング31を介してモー
タ28に連結されている。
および弾性体3を介してこの略歯車状ハウジング2h、
2iに装着されており、さらに、このボールネジ26に
はスライダ27が螺合されている。また、このスライダ
27には摺動部32が設けられてあり、この摺動部32
とリニアガイド30とは接している。なお、このリニア
ガイド30はフレーム29に締着してある。また、この
ボールネジ26の一端はカップリング31を介してモー
タ28に連結されている。
【0021】図1〜3の様な構成において、軸が回転す
ることにより、軸受けを介してハウジングの凸部に内接
している弾性体に力がかかり、この力により弾性体が変
形する。この弾性体に、さらに大きな力が加わると、こ
の変形の一部がハウジングの凹部に入り込み弾性体の変
形がより大きくなる。この弾性体の変形により、ベアリ
ングのセンタがずれても過負荷がかからず偏芯対応がで
きる。
ることにより、軸受けを介してハウジングの凸部に内接
している弾性体に力がかかり、この力により弾性体が変
形する。この弾性体に、さらに大きな力が加わると、こ
の変形の一部がハウジングの凹部に入り込み弾性体の変
形がより大きくなる。この弾性体の変形により、ベアリ
ングのセンタがずれても過負荷がかからず偏芯対応がで
きる。
【0022】この様に、ハウジングを略歯車状にするこ
とにより、弾性体の変形の一部をハウジングの凹部に吸
収できるので偏芯吸収量が多くなる。
とにより、弾性体の変形の一部をハウジングの凹部に吸
収できるので偏芯吸収量が多くなる。
【0023】このような軸受支持体1aを1個または複
数個使用して直線運動機構等を構成することにより、軸
に過負荷がかかっても弾性体3とハウジング2が偏芯荷
重などの力を吸収するため軸受のセンターがずれても偏
芯対応ができる。
数個使用して直線運動機構等を構成することにより、軸
に過負荷がかかっても弾性体3とハウジング2が偏芯荷
重などの力を吸収するため軸受のセンターがずれても偏
芯対応ができる。
【0024】図5の様な構成において、電動機5のスイ
ッチをONにすることにより固定子9に回転磁界が発生
し、回転子8及び軸6が回転する。そして、この軸6の
回転により軸6に固定されている負荷11も同時に回転
する。この負荷の回転により主にB軸受4b部及びA軸
受4a部に円周方向の力が加わる。特にこの負荷11の
アンバランスが大きい場合は軸受及び弾性体により大き
な力が加わる。
ッチをONにすることにより固定子9に回転磁界が発生
し、回転子8及び軸6が回転する。そして、この軸6の
回転により軸6に固定されている負荷11も同時に回転
する。この負荷の回転により主にB軸受4b部及びA軸
受4a部に円周方向の力が加わる。特にこの負荷11の
アンバランスが大きい場合は軸受及び弾性体により大き
な力が加わる。
【0025】この軸受4a、4bへの力が略歯車状ハウ
ジングに内接する弾性体3を圧縮し、弾性体3の変形の
一部が略歯車状の凹部に移動する。従って、弾性体3の
偏芯吸収量が多くなり、ベアリングのセンターが大きく
ずれても対応できるようになる。
ジングに内接する弾性体3を圧縮し、弾性体3の変形の
一部が略歯車状の凹部に移動する。従って、弾性体3の
偏芯吸収量が多くなり、ベアリングのセンターが大きく
ずれても対応できるようになる。
【0026】この様な形状のハウジングを回転運動機構
10に使用することにより、軸受部に過負荷がかから
ず、また、防震の作用もおこなうのでその効果が大き
い。
10に使用することにより、軸受部に過負荷がかから
ず、また、防震の作用もおこなうのでその効果が大き
い。
【0027】図6の様な構成において、駆動源の回転に
より駆動軸19が回転する。そして、この回転により、
D及びE軸受4d、4eで支持されているAローラ又は
Aギヤ17が回転する。さらに、このローラ又はギヤ1
7の回転により、これと衝合又は噛合しているBローラ
又はBギヤ18が回される。また、この符号18がギヤ
の場合は、さらに、この回転が伝達軸20に伝達され
る。
より駆動軸19が回転する。そして、この回転により、
D及びE軸受4d、4eで支持されているAローラ又は
Aギヤ17が回転する。さらに、このローラ又はギヤ1
7の回転により、これと衝合又は噛合しているBローラ
又はBギヤ18が回される。また、この符号18がギヤ
の場合は、さらに、この回転が伝達軸20に伝達され
る。
【0028】この2つのAローラとBローラ又はAギヤ
とBギヤは衝合又は噛合しながら回転することにより、
4箇所の軸受4d、4e、4f、4g部はローラ又はギ
ヤが離反する方向に力が加わる。そして、ハウジング2
d、2e、2f、2g部が略歯車状のハウジングと弾性
体とで構成されていることにより、ローラ又はギヤ1
7、18が離反する方向に力が加わっても、ハウジング
の凹部が弾性体3の変形を吸収することにより、ローラ
又はギヤ17、18及び軸受4d、4e、4f、4g部
に無理がかからず各部の寿命が延びる。さらに、符号1
7、18がギヤの場合は2つのギアの噛合い力が弱くな
るのでギヤ音が減少する。
とBギヤは衝合又は噛合しながら回転することにより、
4箇所の軸受4d、4e、4f、4g部はローラ又はギ
ヤが離反する方向に力が加わる。そして、ハウジング2
d、2e、2f、2g部が略歯車状のハウジングと弾性
体とで構成されていることにより、ローラ又はギヤ1
7、18が離反する方向に力が加わっても、ハウジング
の凹部が弾性体3の変形を吸収することにより、ローラ
又はギヤ17、18及び軸受4d、4e、4f、4g部
に無理がかからず各部の寿命が延びる。さらに、符号1
7、18がギヤの場合は2つのギアの噛合い力が弱くな
るのでギヤ音が減少する。
【0029】図7のような構成において、モータ28が
回転することにより、この回転がカップリング31を介
してボールネジ26に伝達される。そして、このボール
ネジは軸受4h、4i部で支持されている。そして、こ
のボールネジ26の回転により、ボールネジ26と螺合
しているスライダ27がリニアガイド30に規制されな
がら直線運動をおこなう。スライダ27がフレーム29
の中央部を直線運動するときは、比較的スムーズに移動
するが、両端部に移動するに従って、スライダ27、リ
ニアガイド30、ボールネジ26、軸受4などが互いに
規制しあい各部に過負荷がかかる。特に、スライダ2
7、リニアガイド30、ボールネジ26、ハウジングな
どの加工精度が悪いと高負荷がかかる。
回転することにより、この回転がカップリング31を介
してボールネジ26に伝達される。そして、このボール
ネジは軸受4h、4i部で支持されている。そして、こ
のボールネジ26の回転により、ボールネジ26と螺合
しているスライダ27がリニアガイド30に規制されな
がら直線運動をおこなう。スライダ27がフレーム29
の中央部を直線運動するときは、比較的スムーズに移動
するが、両端部に移動するに従って、スライダ27、リ
ニアガイド30、ボールネジ26、軸受4などが互いに
規制しあい各部に過負荷がかかる。特に、スライダ2
7、リニアガイド30、ボールネジ26、ハウジングな
どの加工精度が悪いと高負荷がかかる。
【0030】しかし、軸受部を本願発明のように略歯車
状ハウジングと弾性体で構成にすることにより軸受4
h、4iに過負荷が加わった場合でも、弾性体3の一部
がハウジング2の凹部に入り込み、その分、軸芯が移動
する。この軸芯の移動によって偏芯が吸収されるため、
各部の規制が緩和され、スライダ27が端までスムーズ
に移動するようになる。その結果、軸受4h、4i部及
びスライダやリニアガイドに過負荷がかからず各部の摩
耗が少なくなるので機器の寿命が延びる。
状ハウジングと弾性体で構成にすることにより軸受4
h、4iに過負荷が加わった場合でも、弾性体3の一部
がハウジング2の凹部に入り込み、その分、軸芯が移動
する。この軸芯の移動によって偏芯が吸収されるため、
各部の規制が緩和され、スライダ27が端までスムーズ
に移動するようになる。その結果、軸受4h、4i部及
びスライダやリニアガイドに過負荷がかからず各部の摩
耗が少なくなるので機器の寿命が延びる。
【0031】なお、軸受支持体1に備えられた略歯車状
ハウジング2の加工方法として、(1)板材の加工の場
合は孔明後のブローチ加工(2)レーザやプラズマ等に
よる溶断加工のような方法が考えられる。ダイカスト・
樹脂及び鋳物などによる成形品の場合は、成形時に略歯
車状ハウジング2を形成すればよい。従って、この場合
はブラケットやフレームなどの形状物にもこの形状のハ
ウジング2を設けることができる。そして、軸受支持体
1の材質として鋼材、アルミ材、樹脂材、鋳物材などが
考えられる。
ハウジング2の加工方法として、(1)板材の加工の場
合は孔明後のブローチ加工(2)レーザやプラズマ等に
よる溶断加工のような方法が考えられる。ダイカスト・
樹脂及び鋳物などによる成形品の場合は、成形時に略歯
車状ハウジング2を形成すればよい。従って、この場合
はブラケットやフレームなどの形状物にもこの形状のハ
ウジング2を設けることができる。そして、軸受支持体
1の材質として鋼材、アルミ材、樹脂材、鋳物材などが
考えられる。
【0032】また、弾性体の材質としてゴム系の材料が
一般的であるが、それ以外に樹脂や2種以上の合成材な
ども考えられる。
一般的であるが、それ以外に樹脂や2種以上の合成材な
ども考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明のように歯
車状ハウジングの形状にすることにより、ハウジング間
の偏芯や軸に過負荷が加わったときに、弾性体の変形が
容易になる。つまり、従来よりも偏芯吸収量が大きくな
り、これにより、ベアリングのセンタがこれまで以上に
大きくずれたり、又は軸に過負荷が加わっても対応がで
きるようになった。歯車状ハウジングにした効果とし
て、(1)軸受に過負荷がかからず軸受の寿命が長くな
る(2)軸に過負荷がかからず軸が摩耗しにくい。
(3)取付及び調整時間が短縮する。(4)無理な状態
で作動させることがなく機器全体の振動が減少する。
(5)軸受部の摩耗が少なく機器の精度が保持できる、
または寿命がのびるなど数多くの改良事項がありその効
果は大である。
車状ハウジングの形状にすることにより、ハウジング間
の偏芯や軸に過負荷が加わったときに、弾性体の変形が
容易になる。つまり、従来よりも偏芯吸収量が大きくな
り、これにより、ベアリングのセンタがこれまで以上に
大きくずれたり、又は軸に過負荷が加わっても対応がで
きるようになった。歯車状ハウジングにした効果とし
て、(1)軸受に過負荷がかからず軸受の寿命が長くな
る(2)軸に過負荷がかからず軸が摩耗しにくい。
(3)取付及び調整時間が短縮する。(4)無理な状態
で作動させることがなく機器全体の振動が減少する。
(5)軸受部の摩耗が少なく機器の精度が保持できる、
または寿命がのびるなど数多くの改良事項がありその効
果は大である。
【0034】
【図1】本発明の一実施例によるハウジングに弾性体及
び軸受を挿入した正面図
び軸受を挿入した正面図
【図2】本発明の一実施例によるハウジング部の正面図
【図3】本発明の一実施例によるハウジング部の断面図
【図4】従来のハウジング部の断面図
【図5】本発明の一実施例による回転運動機構の断面図
【図6】本発明の他の実施例によるローラ又はギヤ機構
の斜視図
の斜視図
【図7】本発明の第三の実施例による直線運動機構の斜
視図
視図
【図8】従来のハウジングに弾性体及び軸受を挿入した
正面図
正面図
【図9】従来のハウジング部の正面図
1a・・・・軸受支持体 2・・・・・略歯車歯形状ハウジング 3・・・・・弾性体 4・・・・・軸受 5・・・・・電動機 6・・・・・軸 10・・・・・回転運動機構 16・・・・・ローラまたはギヤ機構 17・・・・・AローラまたはAギヤ 18・・・・・BローラまたはBギヤ 19・・・・・駆動軸 25・・・・・直線運動機構 26・・・・・ボールネジ 27・・・・・スライダ
Claims (1)
- 【請求項1】軸受を介し軸等を支持する軸受支持体にお
いて、 前記軸受支持体のハウジング内周面に略歯車歯形状の多
数の凹凸を設け、 該ハウジングの内周凸部に略円筒状の弾性体を配し、さ
らに、該弾性体の内周面に軸受を備えたことを特徴とす
る軸受支持機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24662595A JPH0968218A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 軸受支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24662595A JPH0968218A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 軸受支持機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968218A true JPH0968218A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17151190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24662595A Pending JPH0968218A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 軸受支持機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968218A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101469846B1 (ko) * | 2013-05-14 | 2014-12-09 | 주식회사 아이원 | 직각좌표로봇 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP24662595A patent/JPH0968218A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101469846B1 (ko) * | 2013-05-14 | 2014-12-09 | 주식회사 아이원 | 직각좌표로봇 |
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