JPH0968211A - ナットの抜止型ボルト - Google Patents
ナットの抜止型ボルトInfo
- Publication number
- JPH0968211A JPH0968211A JP24556095A JP24556095A JPH0968211A JP H0968211 A JPH0968211 A JP H0968211A JP 24556095 A JP24556095 A JP 24556095A JP 24556095 A JP24556095 A JP 24556095A JP H0968211 A JPH0968211 A JP H0968211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- bolt
- pin
- lateral hole
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業現場において、ナットの螺合作業だけ
で、他の細かい作業を行わずに、ナットの抜け止めの作
用を行わせるナットの抜止型ボルトを提供する。 【解決手段】 ボルト本体2とピン3とで抜止型ボルト
1を構成する。ボルト軸部4の先端寄りに、半径方向に
横穴5を形成し、この横穴5内に、ばね6を介してピン
3を挿入し、これを抜け止めすると共に、ボルト軸部4
の半径方向に進退自在にする。ピン3は、常態におい
て、先端部を横穴5から突出させるようにばね6で付勢
し、かつ突出する先端部に、ボルト軸部4の先端側に向
かって徐々にボルト軸部4の外周に接近するように傾斜
する斜面7を設ける。ナット11の螺合時には、螺進に
従ってピン3を横穴5内に押し込むことによって螺合に
支障を来さず、かつナット11の通過後には、ばね6の
力で先端部を突出させナット11の抜け出しを阻止する
ようにした。
で、他の細かい作業を行わずに、ナットの抜け止めの作
用を行わせるナットの抜止型ボルトを提供する。 【解決手段】 ボルト本体2とピン3とで抜止型ボルト
1を構成する。ボルト軸部4の先端寄りに、半径方向に
横穴5を形成し、この横穴5内に、ばね6を介してピン
3を挿入し、これを抜け止めすると共に、ボルト軸部4
の半径方向に進退自在にする。ピン3は、常態におい
て、先端部を横穴5から突出させるようにばね6で付勢
し、かつ突出する先端部に、ボルト軸部4の先端側に向
かって徐々にボルト軸部4の外周に接近するように傾斜
する斜面7を設ける。ナット11の螺合時には、螺進に
従ってピン3を横穴5内に押し込むことによって螺合に
支障を来さず、かつナット11の通過後には、ばね6の
力で先端部を突出させナット11の抜け出しを阻止する
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、螺合されたナット
の抜け出しを阻止する機構を備えたボルトに関するもの
である。
の抜け出しを阻止する機構を備えたボルトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のナットの抜止型ボルトは、軸部の
先端寄りの位置に半径方向に貫通するピン穴を備えたも
ので、ナットを螺合した後、ピン穴に割ピンを貫通させ
て係止することで、ナットの抜け出しを阻止する形式の
ものである。
先端寄りの位置に半径方向に貫通するピン穴を備えたも
ので、ナットを螺合した後、ピン穴に割ピンを貫通させ
て係止することで、ナットの抜け出しを阻止する形式の
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のボルトにお
いては、作業現場においてナットを螺合した後、割ピン
の挿入及び割ピン先端部の折り曲げなどの係止のための
細かい作業を行わなければならず、作業性が悪いという
問題点がある。従って、本発明は、作業現場において
は、ナットの螺合作業だけで、割ピンの装着のような他
の細かい作業を行うことなく、ナットの抜け止めの作用
を行わせることができるナットの抜止型ボルトを提供す
ることを課題としている。
いては、作業現場においてナットを螺合した後、割ピン
の挿入及び割ピン先端部の折り曲げなどの係止のための
細かい作業を行わなければならず、作業性が悪いという
問題点がある。従って、本発明は、作業現場において
は、ナットの螺合作業だけで、割ピンの装着のような他
の細かい作業を行うことなく、ナットの抜け止めの作用
を行わせることができるナットの抜止型ボルトを提供す
ることを課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、ボルト本体2とピン3とで抜止型
ボルト1を構成する。ボルト軸部4の先端寄りに、半径
方向に横穴5を形成し、この横穴5内に、ばね6を介し
てピン3を挿入し、これを抜け止めすると共に、ボルト
軸部4の半径方向に進退自在にする。ピン3は、常態に
おいて、先端部を横穴5から突出させるようにばね6で
付勢し、かつ突出する先端部に、ボルト軸部4の先端側
に向かって徐々にボルト軸部4の外周に接近するように
傾斜する斜面7を設ける。ナット11の螺合時には、螺
進に従ってピン3を横穴5内に押し込むことによって螺
合に支障をきたさず、かつナット11の通過後には、ば
ね6の力で先端部を突出させナット11の抜け出しを阻
止するようにした。
課題を解決するため、ボルト本体2とピン3とで抜止型
ボルト1を構成する。ボルト軸部4の先端寄りに、半径
方向に横穴5を形成し、この横穴5内に、ばね6を介し
てピン3を挿入し、これを抜け止めすると共に、ボルト
軸部4の半径方向に進退自在にする。ピン3は、常態に
おいて、先端部を横穴5から突出させるようにばね6で
付勢し、かつ突出する先端部に、ボルト軸部4の先端側
に向かって徐々にボルト軸部4の外周に接近するように
傾斜する斜面7を設ける。ナット11の螺合時には、螺
進に従ってピン3を横穴5内に押し込むことによって螺
合に支障をきたさず、かつナット11の通過後には、ば
ね6の力で先端部を突出させナット11の抜け出しを阻
止するようにした。
【0005】
【発明の実施の形態】図面を参照して本発明の実施の形
態を説明する。図1はナット装着後のボルトの断面図、
図2はナット装着途上のボルトの一部の断面図である。
態を説明する。図1はナット装着後のボルトの断面図、
図2はナット装着途上のボルトの一部の断面図である。
【0006】図において、ナットの抜止型ボルト1は、
ボルト本体2と、これに装着されたピン3とを具備して
いる。
ボルト本体2と、これに装着されたピン3とを具備して
いる。
【0007】ボルト本体2の軸部4の先端寄りの位置に
は、半径方向に横穴5が形成されている。
は、半径方向に横穴5が形成されている。
【0008】ピン3は、横穴内に、ばね6を介して挿入
され、抜け止めされており、ボルト軸部4の半径方向に
所定範囲で進退自在である。ピン3は、常態において、
先端部を横穴5から突出させるようにばね6で付勢され
る。ボルト軸部4の外周から突出する先端部には、ボル
ト軸部4の先端側に向かって徐々にボルト軸部4の外周
に接近するように傾斜する斜面7を有し、またこの斜面
7と反対側に切欠段部8を有する。ボルト軸部4の横穴
5の縁には、切欠段部8に当接してピン3を抜け止めす
るためのかしめ部9が形成されている。
され、抜け止めされており、ボルト軸部4の半径方向に
所定範囲で進退自在である。ピン3は、常態において、
先端部を横穴5から突出させるようにばね6で付勢され
る。ボルト軸部4の外周から突出する先端部には、ボル
ト軸部4の先端側に向かって徐々にボルト軸部4の外周
に接近するように傾斜する斜面7を有し、またこの斜面
7と反対側に切欠段部8を有する。ボルト軸部4の横穴
5の縁には、切欠段部8に当接してピン3を抜け止めす
るためのかしめ部9が形成されている。
【0009】常態においては、ピン3の先端部が、ボル
ト軸部4の外周から外側へ突出し、ボルト軸部4に螺合
されたナット11の抜け出しを阻止する。ナット11の
螺合時には、捩じ込みに従って斜面7に摺接し、ピン3
を横穴5内に埋没させる。従って、ナット11の螺合に
支障をきたさない。ナット11がピン3を通過した後に
は、ばね6の弾性でピン3が常態に復元し、先端部が突
出するので、ナット11の抜け出しを阻止する。ピン3
を強制的に横穴5内に押し込まなければ、ナット11を
ボルト1から外すことができない。
ト軸部4の外周から外側へ突出し、ボルト軸部4に螺合
されたナット11の抜け出しを阻止する。ナット11の
螺合時には、捩じ込みに従って斜面7に摺接し、ピン3
を横穴5内に埋没させる。従って、ナット11の螺合に
支障をきたさない。ナット11がピン3を通過した後に
は、ばね6の弾性でピン3が常態に復元し、先端部が突
出するので、ナット11の抜け出しを阻止する。ピン3
を強制的に横穴5内に押し込まなければ、ナット11を
ボルト1から外すことができない。
【0010】ボルト本体2に予めピン3が装着されてい
るから、作業現場では、所要位置にボルト1を装着して
ナット11を締め付けるだけで、他に特別の抜け出し防
止操作を行うことなくナット11の抜け止めを行うこと
ができる。
るから、作業現場では、所要位置にボルト1を装着して
ナット11を締め付けるだけで、他に特別の抜け出し防
止操作を行うことなくナット11の抜け止めを行うこと
ができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、ボル
ト本体2とピン3とで抜止型ボルト1を構成し、ボルト
軸部4の先端寄りには、半径方向に横穴5を形成し、こ
の横穴5内に、ばね6を介してピン3を挿入し、これを
抜け止めすると共に、ボルト軸部4の半径方向に進退自
在にし、ピン3は、常態において、先端部を横穴5から
突出させるようにばね6で付勢し、かつ突出する先端部
に、ボルト軸部4の先端側に向かって徐々にボルト軸部
4の外周に接近するように傾斜する斜面7を設け、ナッ
ト11の螺合時には、螺進に従ってピン3を横穴5内に
押し込むことによって螺合に支障をきたさず、かつナッ
ト11の通過後には、ばね6の力で先端部を突出させ、
ナット11の抜け出しを阻止するしたため、ボルト1を
所要位置に装着してナット11を螺合するだけで、割ピ
ンの挿入や割ピン先端部の折り曲げのような特別の抜け
出し防止操作を行うことなく、ナットの抜け止めを行う
ことができる。現場での作業が簡単で、作業能率が向上
するという効果を有する。
ト本体2とピン3とで抜止型ボルト1を構成し、ボルト
軸部4の先端寄りには、半径方向に横穴5を形成し、こ
の横穴5内に、ばね6を介してピン3を挿入し、これを
抜け止めすると共に、ボルト軸部4の半径方向に進退自
在にし、ピン3は、常態において、先端部を横穴5から
突出させるようにばね6で付勢し、かつ突出する先端部
に、ボルト軸部4の先端側に向かって徐々にボルト軸部
4の外周に接近するように傾斜する斜面7を設け、ナッ
ト11の螺合時には、螺進に従ってピン3を横穴5内に
押し込むことによって螺合に支障をきたさず、かつナッ
ト11の通過後には、ばね6の力で先端部を突出させ、
ナット11の抜け出しを阻止するしたため、ボルト1を
所要位置に装着してナット11を螺合するだけで、割ピ
ンの挿入や割ピン先端部の折り曲げのような特別の抜け
出し防止操作を行うことなく、ナットの抜け止めを行う
ことができる。現場での作業が簡単で、作業能率が向上
するという効果を有する。
【図1】ナット装着後のボルトの断面図である。
【図2】ナット装着途上のボルトの一部の断面図であ
る。
る。
1 ボルト 2 ボルト本体 3 ピン 4 軸部 5 横穴 6 ばね 7 斜面 8 切欠段部 9 かしめ部 11 ナット
Claims (2)
- 【請求項1】 ボルト軸部の先端寄りに、半径方向に形
成された横穴を備えたボルト本体と、 前記横穴内に、ばねを介してボルト軸部の半径方向に進
退自在に挿入され、かつ抜け止めされたピンとを具備
し、 このピンは、常態において、先端部を前記横穴から突出
させるようにばねで付勢され、かつ突出する先端部に、
ボルト軸部の先端側に向かって徐々にボルト軸部の外周
に接近するように傾斜する斜面を有し、 ナットの螺合時には、螺進に従ってピンを横穴内に押し
込むことによって螺合に支障をきたさず、かつナットの
通過後には、ばね力で先端部を突出させナットの抜け出
しを阻止することを特徴とするナットの抜止型ボルト。 - 【請求項2】 前記ピンは、先端部の斜面と反対側に切
欠段部を有し、前記ボルト軸部の横穴の開口部の縁に
は、ピンの切欠段部に当接して抜け止めするかしめ部が
形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナッ
トの抜止型ボルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24556095A JPH0968211A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | ナットの抜止型ボルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24556095A JPH0968211A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | ナットの抜止型ボルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968211A true JPH0968211A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17135531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24556095A Pending JPH0968211A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | ナットの抜止型ボルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968211A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794784B1 (ko) * | 2007-07-23 | 2008-01-15 | (주)경동기술공사 | 도로용 난간 및 상하수도 파이프에 사용되는 풀림방지볼트유닛 |
EP2754902A2 (en) | 2013-01-10 | 2014-07-16 | Glenn Granqvist | Threaded fastening system |
CN106438636A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-02-22 | 杭州知加网络科技有限公司 | 一种防盗螺栓 |
CN107605908A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-19 | 安徽凯瑞汽配制造有限公司 | 一种弹出式自锁螺栓组件 |
CN108119506A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-06-05 | 重庆家本家科技有限公司 | 一种家电用自紧螺栓 |
CN108869503A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-23 | 安徽六方重联机械股份有限公司 | 一种防松高强度紧固件 |
CN109139659A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-04 | 嘉善县第二实验小学 | 一种防松动螺栓件 |
CN110671409A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-01-10 | 广州供电局有限公司 | 防脱落螺栓组件 |
CN115306811A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-11-08 | 江苏永昊高强度螺栓有限公司 | 具有拆卸组件的螺栓 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP24556095A patent/JPH0968211A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100794784B1 (ko) * | 2007-07-23 | 2008-01-15 | (주)경동기술공사 | 도로용 난간 및 상하수도 파이프에 사용되는 풀림방지볼트유닛 |
EP2754902A2 (en) | 2013-01-10 | 2014-07-16 | Glenn Granqvist | Threaded fastening system |
CN106438636A (zh) * | 2016-11-14 | 2017-02-22 | 杭州知加网络科技有限公司 | 一种防盗螺栓 |
CN107605908A (zh) * | 2017-10-30 | 2018-01-19 | 安徽凯瑞汽配制造有限公司 | 一种弹出式自锁螺栓组件 |
CN108119506A (zh) * | 2017-12-21 | 2018-06-05 | 重庆家本家科技有限公司 | 一种家电用自紧螺栓 |
CN108869503A (zh) * | 2018-07-04 | 2018-11-23 | 安徽六方重联机械股份有限公司 | 一种防松高强度紧固件 |
CN109139659A (zh) * | 2018-09-26 | 2019-01-04 | 嘉善县第二实验小学 | 一种防松动螺栓件 |
CN110671409A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-01-10 | 广州供电局有限公司 | 防脱落螺栓组件 |
CN115306811A (zh) * | 2022-07-28 | 2022-11-08 | 江苏永昊高强度螺栓有限公司 | 具有拆卸组件的螺栓 |
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