JPH0968167A - 送液用ベローズポンプ - Google Patents
送液用ベローズポンプInfo
- Publication number
- JPH0968167A JPH0968167A JP22187995A JP22187995A JPH0968167A JP H0968167 A JPH0968167 A JP H0968167A JP 22187995 A JP22187995 A JP 22187995A JP 22187995 A JP22187995 A JP 22187995A JP H0968167 A JPH0968167 A JP H0968167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bellows
- pump
- liquid
- air
- chemical liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】送液用ベローズポンプにおいて、吐出される薬
液の脈動を無くしフィルタのパーティクル補集率を低下
させるのを防ぐ。 【解決手段】一対の逆止弁7a,7dと7c,7bの開
閉を伸縮することにより行なう二つのベロー5,6を独
立に伸縮するエアシリンダ8a,9aを設け、吐出時間
を吸引時間より長くなるよう二つのエアシリンダ8a,
9aのピストン10,11の動作を設定し、薬液の吐出
量を一定にする。
液の脈動を無くしフィルタのパーティクル補集率を低下
させるのを防ぐ。 【解決手段】一対の逆止弁7a,7dと7c,7bの開
閉を伸縮することにより行なう二つのベロー5,6を独
立に伸縮するエアシリンダ8a,9aを設け、吐出時間
を吸引時間より長くなるよう二つのエアシリンダ8a,
9aのピストン10,11の動作を設定し、薬液の吐出
量を一定にする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポンプ本体に取付
けられる二つのベローの伸縮により薬液を送給する送液
用ベローズポンプに関する。
けられる二つのベローの伸縮により薬液を送給する送液
用ベローズポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は送液用ベローズポンプを応用した
薬液の循環系統を示す図である。この薬液の循環系統
は、図3に示すように、処理槽20がオーバーフロー構
造となっており、送液用ベローズポンプ18で吸引され
た薬液は、フィルタ19により薬液中のパーティクルが
補集され処理槽20に吐出される。この時、薬液の吸引
および吐出ならびに循環を行なう目的で使用しているポ
ンプが送液用ベローズポンプ18である。
薬液の循環系統を示す図である。この薬液の循環系統
は、図3に示すように、処理槽20がオーバーフロー構
造となっており、送液用ベローズポンプ18で吸引され
た薬液は、フィルタ19により薬液中のパーティクルが
補集され処理槽20に吐出される。この時、薬液の吸引
および吐出ならびに循環を行なう目的で使用しているポ
ンプが送液用ベローズポンプ18である。
【0003】図4(a)および(b)は従来の液体用ベ
ローズポンプの一例を説明するための断面図および動作
タイミング図である。この送液用ベローズポンプは、図
4(a)に示すように、薬液を吐出する吐出口17をも
つ吐出室17aと薬液を吸引する吸引口16をもつ吸引
室16aとを有するとともにこの吐出室17aと吸引室
16aとが並ぶ一面とこの一面と反対面にそれぞれ設け
られる一対の第1の逆止弁7a,7dおよび第2の逆止
弁7c,7bを具備するポンプ本体14と、一面および
反対面に取付けられるとともに伸縮による前記薬液の送
圧により第1の逆止弁7a,7dおよび第2の逆止弁7
c,7bの開閉を行なう第1のベロー5および第2のベ
ロー6と、エアポート12,13から圧縮空気の導入お
よび排出によってシャフト15に連結されたピストン1
0,11を移動しベロー5,6を伸縮させるエアシリン
ダ8,9とを備えている。
ローズポンプの一例を説明するための断面図および動作
タイミング図である。この送液用ベローズポンプは、図
4(a)に示すように、薬液を吐出する吐出口17をも
つ吐出室17aと薬液を吸引する吸引口16をもつ吸引
室16aとを有するとともにこの吐出室17aと吸引室
16aとが並ぶ一面とこの一面と反対面にそれぞれ設け
られる一対の第1の逆止弁7a,7dおよび第2の逆止
弁7c,7bを具備するポンプ本体14と、一面および
反対面に取付けられるとともに伸縮による前記薬液の送
圧により第1の逆止弁7a,7dおよび第2の逆止弁7
c,7bの開閉を行なう第1のベロー5および第2のベ
ロー6と、エアポート12,13から圧縮空気の導入お
よび排出によってシャフト15に連結されたピストン1
0,11を移動しベロー5,6を伸縮させるエアシリン
ダ8,9とを備えている。
【0004】次に、この送液用ベローズポンプの動作に
ついて説明する。まず、エアポート13より圧縮空気を
入れると、二つのベロー5,6はシャフト15を介して
ピストン10,11に連結されているので、ベロー6は
縮み始め同時にベロー5が伸び始める。その結果、逆止
弁7bが開きベロー6内の薬液が押し出され吐出口17
より排出され始める。一方、ベロー5が伸びることによ
り逆止弁7aが開き薬液は吸引口16が吸引されベロー
5内に導入される。
ついて説明する。まず、エアポート13より圧縮空気を
入れると、二つのベロー5,6はシャフト15を介して
ピストン10,11に連結されているので、ベロー6は
縮み始め同時にベロー5が伸び始める。その結果、逆止
弁7bが開きベロー6内の薬液が押し出され吐出口17
より排出され始める。一方、ベロー5が伸びることによ
り逆止弁7aが開き薬液は吸引口16が吸引されベロー
5内に導入される。
【0005】このときの薬液の吸引および吐出の動作
は、図4(b)に示すように、ベロー6を収縮により吐
出量が増加し一定となりやがて減少する。一方、ベロー
5の伸びによって、薬液の吸引量が増加し一定となりや
がて減少する。そして、ベロー6の収縮が限界に達する
と、逆に、エアポート12に圧縮空気を導入しエアポー
ト13から圧縮空気を排出する。このことによりベロー
5が縮みベロー6が伸び始める。そして、ポンプ本体1
4の逆止弁7dが開きベロー5内の薬液が押し出され吐
出口17より排出される。一方、ポンプ本体14の逆止
弁7cが開き薬液が吸引口16からベロー6内に導入さ
れる。この状態における薬液の吐出および吸引は、図4
(b)のように、変化する。
は、図4(b)に示すように、ベロー6を収縮により吐
出量が増加し一定となりやがて減少する。一方、ベロー
5の伸びによって、薬液の吸引量が増加し一定となりや
がて減少する。そして、ベロー6の収縮が限界に達する
と、逆に、エアポート12に圧縮空気を導入しエアポー
ト13から圧縮空気を排出する。このことによりベロー
5が縮みベロー6が伸び始める。そして、ポンプ本体1
4の逆止弁7dが開きベロー5内の薬液が押し出され吐
出口17より排出される。一方、ポンプ本体14の逆止
弁7cが開き薬液が吸引口16からベロー6内に導入さ
れる。この状態における薬液の吐出および吸引は、図4
(b)のように、変化する。
【0006】このように、エアシリンダ8,9内のピス
トン10,11の往復運動によりベロー5,6を交互に
伸縮させ薬液を送液していた。
トン10,11の往復運動によりベロー5,6を交互に
伸縮させ薬液を送液していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この従来の液体用ベロ
ーズポンプでは、二つのベローの伸縮が切り換わるとき
にベローの吸引および吐出の動作が共に一時的に停止す
ることになる。このため図4(b)に示すように、切換
えによる薬液の吐出に脈動が発生する。この脈動がフィ
ルタの膜に振動、衝撃を与え、一度補集されたパーティ
クルが膜を通過し処理槽の液中のパーティクルレベルが
下がらないという問題点があった。
ーズポンプでは、二つのベローの伸縮が切り換わるとき
にベローの吸引および吐出の動作が共に一時的に停止す
ることになる。このため図4(b)に示すように、切換
えによる薬液の吐出に脈動が発生する。この脈動がフィ
ルタの膜に振動、衝撃を与え、一度補集されたパーティ
クルが膜を通過し処理槽の液中のパーティクルレベルが
下がらないという問題点があった。
【0008】また、この液体の脈動を防ぐために衝撃吸
引用のダンパを設けることが考えられるが、設置スペー
スが増加するし機構も複雑になる。しかも吐出能力を低
下させ必ずしも得策ではない。
引用のダンパを設けることが考えられるが、設置スペー
スが増加するし機構も複雑になる。しかも吐出能力を低
下させ必ずしも得策ではない。
【0009】従って、本発明の目的は、フィルタに捕集
されたパーティクルを通過させる脈動の起こさずに薬液
を送液する送液用ベローズポンプを提供することであ
る。
されたパーティクルを通過させる脈動の起こさずに薬液
を送液する送液用ベローズポンプを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、薬液を
吐出する吐出口をもつ吐出室と該薬液を吸引する吸引口
をもつ吸引室とを有するとともにこの吐出室と該吸引室
とが並ぶ一面とこの一面と反対面にそれぞれ設けられる
一対の第1の逆止弁および第2の逆止弁を具備するポン
プ本体と、前記一面および前記反対面に取付けられると
ともに伸縮による前記薬液の送圧により前記第1の逆止
弁および前記第2の逆止弁の開閉を行なう第1のベロー
および第2のベローと、第1のベローおよび第2のべロ
ーをピストンを介して押し縮める所望の圧力の空気供給
ポートと前記第1のベローおよび前記第2のベローを該
ピストンを介して前記空気供給ポートの圧力より大きな
圧力で伸ばす引張り手段とを具備する第1のエアシリン
ダおよび第2のエアシリンダと、これら第1エアシリン
ダおよび第2のエアシリンダによる前記第1のベローお
よび前記第2のベローの伸縮を交互に行なうとともに前
記第1のベローおよび前記第2のベローを縮める時間よ
り伸ばす時間を短かくする制御部とを備える送液用ベロ
ーズポンプである。
吐出する吐出口をもつ吐出室と該薬液を吸引する吸引口
をもつ吸引室とを有するとともにこの吐出室と該吸引室
とが並ぶ一面とこの一面と反対面にそれぞれ設けられる
一対の第1の逆止弁および第2の逆止弁を具備するポン
プ本体と、前記一面および前記反対面に取付けられると
ともに伸縮による前記薬液の送圧により前記第1の逆止
弁および前記第2の逆止弁の開閉を行なう第1のベロー
および第2のベローと、第1のベローおよび第2のべロ
ーをピストンを介して押し縮める所望の圧力の空気供給
ポートと前記第1のベローおよび前記第2のベローを該
ピストンを介して前記空気供給ポートの圧力より大きな
圧力で伸ばす引張り手段とを具備する第1のエアシリン
ダおよび第2のエアシリンダと、これら第1エアシリン
ダおよび第2のエアシリンダによる前記第1のベローお
よび前記第2のベローの伸縮を交互に行なうとともに前
記第1のベローおよび前記第2のベローを縮める時間よ
り伸ばす時間を短かくする制御部とを備える送液用ベロ
ーズポンプである。
【0011】また、前記引張り手段は、空気圧力源であ
ることかあるいはばねであることが望ましい。
ることかあるいはばねであることが望ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0013】図1(a)および(b)は本発明の一実施
の形態の送液用ベローズポンプを説明するための断面図
および動作タイミング図である。この送液用ベローズポ
ンプは、図1(a)に示すように、従来例で説明したピ
ストン11,10を連動するシャフトを取り外しピスト
ン11,10が独立して移動できるようにし、第1のベ
ロー5および第2のべロー6をピストン11,10を介
して押し縮める所望の圧力の空気を供給する従来例で説
明したエアポート12,13とは別に、第1のベロー5
および第2のベロー6をピストン11,10を介して伸
ばすのにエアポート12,13の圧力より大きな圧力の
圧縮空気を供給するエアポート1,2を新たに第1およ
び第2のエアシリンダ8a,9aに設けている。それ以
外のポンプ本体14および第1のベロー5,第2のベロ
ー6は従来例と同じである。
の形態の送液用ベローズポンプを説明するための断面図
および動作タイミング図である。この送液用ベローズポ
ンプは、図1(a)に示すように、従来例で説明したピ
ストン11,10を連動するシャフトを取り外しピスト
ン11,10が独立して移動できるようにし、第1のベ
ロー5および第2のべロー6をピストン11,10を介
して押し縮める所望の圧力の空気を供給する従来例で説
明したエアポート12,13とは別に、第1のベロー5
および第2のベロー6をピストン11,10を介して伸
ばすのにエアポート12,13の圧力より大きな圧力の
圧縮空気を供給するエアポート1,2を新たに第1およ
び第2のエアシリンダ8a,9aに設けている。それ以
外のポンプ本体14および第1のベロー5,第2のベロ
ー6は従来例と同じである。
【0014】また、この送液用ベローズポンプの制御部
(図示せず)によりこれら第1のエアシリンダ8aおよ
び第2のエアシリンダ9aによる第1のベロー5および
第2のベロー6の伸縮を交互に行なうとともに第1のベ
ロー5および第2のベロー6を縮める時間より伸ばす時
間を短かくしている。そして、この制御部は、エアポー
ト12,13,1,2に圧縮空気の導入および排出を仕
さどる複数の電磁弁と空気圧を設定する圧力調整器とこ
れら電磁弁を制御するシーケンス制御部とから構成され
ている。
(図示せず)によりこれら第1のエアシリンダ8aおよ
び第2のエアシリンダ9aによる第1のベロー5および
第2のベロー6の伸縮を交互に行なうとともに第1のベ
ロー5および第2のベロー6を縮める時間より伸ばす時
間を短かくしている。そして、この制御部は、エアポー
ト12,13,1,2に圧縮空気の導入および排出を仕
さどる複数の電磁弁と空気圧を設定する圧力調整器とこ
れら電磁弁を制御するシーケンス制御部とから構成され
ている。
【0015】次に、図1(a)と図1(b)とを参照し
てこの送液用ベローズポンプの動作を説明する。まず、
エアポート13に圧縮空気を導入する。これにより、ピ
ストン10に押されベロー6は縮み始める。そして、逆
止弁7bが開き薬液がベロー6から吐出室17aへ排出
され吐出口17より送られる。そして、その吐出量は、
図1(b)の破線に示すように、ベローの縮みによって
増加する。一方、ベロー5は予じめベロー6より早く縮
められ、吐出量が減少しながらも逆止弁7dを介して薬
液が吐出されている。ベロー5,6の縮みがともに進行
し、図1(b)のA点に至ると、ベロー5とベロー6と
の吐出量が同じになるが吐出量の和は一定に維持され
る。
てこの送液用ベローズポンプの動作を説明する。まず、
エアポート13に圧縮空気を導入する。これにより、ピ
ストン10に押されベロー6は縮み始める。そして、逆
止弁7bが開き薬液がベロー6から吐出室17aへ排出
され吐出口17より送られる。そして、その吐出量は、
図1(b)の破線に示すように、ベローの縮みによって
増加する。一方、ベロー5は予じめベロー6より早く縮
められ、吐出量が減少しながらも逆止弁7dを介して薬
液が吐出されている。ベロー5,6の縮みがともに進行
し、図1(b)のA点に至ると、ベロー5とベロー6と
の吐出量が同じになるが吐出量の和は一定に維持され
る。
【0016】ベロー5の縮みが規定の量に到達すると、
エアポート12から入れるべき圧縮空気より高い圧力の
圧縮空気をエアポート1より導入しエアポート12から
圧縮空気を排出する。このことによりベロー5は縮みの
ときより早く伸び始められ逆止弁7aが開き薬液がベロ
ー5内に導入される。そして、ベロー6の縮みが進行し
一定の吐出量の時間を経た後減少し始める。一方、ベロ
ー5は急速な伸びにより薬液を急速に吸引し所望の吸引
量を短時間で達成させる。
エアポート12から入れるべき圧縮空気より高い圧力の
圧縮空気をエアポート1より導入しエアポート12から
圧縮空気を排出する。このことによりベロー5は縮みの
ときより早く伸び始められ逆止弁7aが開き薬液がベロ
ー5内に導入される。そして、ベロー6の縮みが進行し
一定の吐出量の時間を経た後減少し始める。一方、ベロ
ー5は急速な伸びにより薬液を急速に吸引し所望の吸引
量を短時間で達成させる。
【0017】ベロー5の伸びが規定に達しエアポート1
への圧縮空気の供給が停止され、エアポート12から圧
縮空気が導入されると、ベロー5は再び縮み始め、逆止
弁7dが開き薬液が吐出される。この薬液の吐出量は、
図1(b)の一点鎖線で示すように、ベロー5の縮みに
伴なって増加する。そして、ベロー6の遅い縮み速度に
より吐出される薬液の量はベロー6の吐出量とA点で一
致する。そして、ベロー6の縮みが規定に達すると、エ
アポート2からより高い圧力の圧縮空気を導入しベロー
6を短時間で伸ばし、図1(b)の破線で示すように、
薬液の急速吸引をする。
への圧縮空気の供給が停止され、エアポート12から圧
縮空気が導入されると、ベロー5は再び縮み始め、逆止
弁7dが開き薬液が吐出される。この薬液の吐出量は、
図1(b)の一点鎖線で示すように、ベロー5の縮みに
伴なって増加する。そして、ベロー6の遅い縮み速度に
より吐出される薬液の量はベロー6の吐出量とA点で一
致する。そして、ベロー6の縮みが規定に達すると、エ
アポート2からより高い圧力の圧縮空気を導入しベロー
6を短時間で伸ばし、図1(b)の破線で示すように、
薬液の急速吸引をする。
【0018】このように、ポンプ本体14の両側のエア
シリンダ8a,9aによるベロー5,6の吐出と吸引の
動作を交互にさせ、ベロー5,6の圧縮による薬液の吐
出時間をベロー5,6の伸びによる薬液の吸引時間より
適宜に長くすれば、図1(b)に示すように、動作経過
時間にかかわらず一定の吐出量で薬液を供給することが
できる。その結果、薬液の吐出量の脈動は無くなり、フ
ィルタの膜への振動、衝撃も防止されパーティクルの通
過は皆無となる。
シリンダ8a,9aによるベロー5,6の吐出と吸引の
動作を交互にさせ、ベロー5,6の圧縮による薬液の吐
出時間をベロー5,6の伸びによる薬液の吸引時間より
適宜に長くすれば、図1(b)に示すように、動作経過
時間にかかわらず一定の吐出量で薬液を供給することが
できる。その結果、薬液の吐出量の脈動は無くなり、フ
ィルタの膜への振動、衝撃も防止されパーティクルの通
過は皆無となる。
【0019】図2は本発明の他の実施の形態を示す送液
用ベローズポンプを示す断面図である。この送液用ベロ
ーズポンプは、同図に示すように、薬液を吸引するため
にベロー5,6を伸ばすために、ベロー5,6が規定の
縮みに到達したときにエアポート12,13からの圧縮
空気の圧力よりも高い反発力を生み出すばね定数をもつ
ばね3,4を設けたことである。なお、それ以外は前述
の実施の形態における図1の送液用ベローズポンプと同
じである。
用ベローズポンプを示す断面図である。この送液用ベロ
ーズポンプは、同図に示すように、薬液を吸引するため
にベロー5,6を伸ばすために、ベロー5,6が規定の
縮みに到達したときにエアポート12,13からの圧縮
空気の圧力よりも高い反発力を生み出すばね定数をもつ
ばね3,4を設けたことである。なお、それ以外は前述
の実施の形態における図1の送液用ベローズポンプと同
じである。
【0020】また、この実施の形態での送液用ベローズ
ポンプは前述のベローズポンプに比べ、圧縮空気の代わ
りに機械的なばねを使用しているので、ベローを伸ばす
時間がより短時間でできるので急速な薬液の吸引が得ら
れ吐出・吸引のサイクルを早めることができ結局総吐出
容量が大きくなるという利点がある。
ポンプは前述のベローズポンプに比べ、圧縮空気の代わ
りに機械的なばねを使用しているので、ベローを伸ばす
時間がより短時間でできるので急速な薬液の吸引が得ら
れ吐出・吸引のサイクルを早めることができ結局総吐出
容量が大きくなるという利点がある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ポンプ本
体を構成する吐出室と吸引室のそれぞれに設けられた一
対の逆止弁の開閉を伸縮することにより行なう二つのベ
ローを備えるベローズポンプにおいて、この二つのベロ
ーを独立に伸縮するエアシリンダを設け、吐出時間を吸
引時間より長くなるよう二つのエアシリンダのピストン
の動作を設定することによって、薬液の吐出量の脈動を
防ぎ、それによるフィルタのパーティクル補集率の向上
させ、処理槽の液中にパーティクルのレベルを下げるこ
とができるという効果がある。
体を構成する吐出室と吸引室のそれぞれに設けられた一
対の逆止弁の開閉を伸縮することにより行なう二つのベ
ローを備えるベローズポンプにおいて、この二つのベロ
ーを独立に伸縮するエアシリンダを設け、吐出時間を吸
引時間より長くなるよう二つのエアシリンダのピストン
の動作を設定することによって、薬液の吐出量の脈動を
防ぎ、それによるフィルタのパーティクル補集率の向上
させ、処理槽の液中にパーティクルのレベルを下げるこ
とができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態の送液用ベローズポンプ
を説明するための断面図および動作タイミング図であ
る。
を説明するための断面図および動作タイミング図であ
る。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す送液用ベローズ
ポンプを示す断面図である。
ポンプを示す断面図である。
【図3】送液用ベローズポンプを応用した薬液の循環系
統を示す図である。
統を示す図である。
【図4】従来の液体用ベローズポンプの一例を説明する
ための断面図および動作タイミング図である。
ための断面図および動作タイミング図である。
1,2,12,13 エアポート 3,4 ばね 5,6 ベロー 7a,7b,7c,7d 逆止弁 8,9,8a,9a エアシリンダ 10,11 ピストン 14 ポンプ本体 15 シャフト 16 吸引口 16a 吸引室 17 吐出口 17a 吐出室 18 送液用ベローズポンプ 19 フィルタ 20 処理槽
Claims (3)
- 【請求項1】 薬液を吐出する吐出口をもつ吐出室と該
薬液を吸引する吸引口をもつ吸引室とを有するとともに
この吐出室と該吸引室とが並ぶ一面とこの一面と反対面
にそれぞれ設けられる一対の第1の逆止弁および第2の
逆止弁を具備するポンプ本体と、前記一面および前記反
対面に取付けられるとともに伸縮による前記薬液の送圧
により前記第1の逆止弁および前記第2の逆止弁の開閉
を行なう第1のベローおよび第2のベローと、第1のベ
ローおよび第2のべローをピストンを介して押し縮める
所望の圧力の空気供給ポートと前記第1のベローおよび
前記第2のベローを該ピストンを介して前記空気供給ポ
ートの圧力より大きな圧力で伸ばす引張り手段とを具備
する第1のエアシリンダおよび第2のエアシリンダと、
これら第1エアシリンダおよび第2のエアシリンダによ
る前記第1のベローおよび前記第2のベローの伸縮を交
互に行なうとともに前記第1のベローおよび前記第2の
ベローを縮める時間より伸ばす時間を短かくする制御部
とを備えることを特徴とする送液用ベローズポンプ。 - 【請求項2】 前記引張り手段は、空気圧力源であるこ
とを特徴とする請求項1記載のベローズポンプ。 - 【請求項3】 前記引張り手段は、ばねであることを特
徴とする請求項1記載のベローズポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22187995A JPH0968167A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 送液用ベローズポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22187995A JPH0968167A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 送液用ベローズポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0968167A true JPH0968167A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=16773620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22187995A Pending JPH0968167A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 送液用ベローズポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0968167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10306779A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Fujikoshi Mach Corp | 熱交換器兼用ポンプ装置 |
KR100817889B1 (ko) * | 2007-11-30 | 2008-03-31 | 주식회사 알에스테크 | 저압 분사식 노면표시 시공방법 및 장치 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6259781B2 (ja) * | 1979-10-09 | 1987-12-12 | Abbott Lab | |
JPH01310028A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-14 | Toyoichi Namita | 流体圧力を利用した動力装置 |
JPH07119628A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-09 | Nikkiso Co Ltd | 無脈動ポンプの脈動調整機構 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22187995A patent/JPH0968167A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6259781B2 (ja) * | 1979-10-09 | 1987-12-12 | Abbott Lab | |
JPH01310028A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-14 | Toyoichi Namita | 流体圧力を利用した動力装置 |
JPH07119628A (ja) * | 1993-10-29 | 1995-05-09 | Nikkiso Co Ltd | 無脈動ポンプの脈動調整機構 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10306779A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-17 | Fujikoshi Mach Corp | 熱交換器兼用ポンプ装置 |
KR100817889B1 (ko) * | 2007-11-30 | 2008-03-31 | 주식회사 알에스테크 | 저압 분사식 노면표시 시공방법 및 장치 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4148329B2 (ja) | 油圧式の容積形流体ユニットにおける脈動を低減するための装置 | |
US4648810A (en) | Control apparatus for a positive displacement reciprocating pump | |
US5375417A (en) | Method of and means for driving a pneumatic engine | |
US5273406A (en) | Pressure actuated peristaltic pump | |
JP4763107B2 (ja) | 油圧式の容積形流体ユニットにおける脈動を低減するための装置 | |
JPH0868471A (ja) | 弁の閉鎖部材の周期的なストローク運動に影響を及ぼす装置と方法 | |
CN105934585A (zh) | 液压装置 | |
WO1994027794A1 (fr) | Dispositif de commande de pression extreme | |
JPH0968167A (ja) | 送液用ベローズポンプ | |
KR100363748B1 (ko) | 펌프의 맥동 감쇠장치 | |
JP2001311404A (ja) | 空気圧シリンダの排気回収装置 | |
JP2000508737A (ja) | 水圧ラムポンプ | |
KR20170055880A (ko) | 압전펌프-유압 하이브리드 구동장치 및 이의 운전방법 | |
JPS59105977A (ja) | 直動型往復動ポンプ装置 | |
US6908290B2 (en) | Air conditioning compressor having reduced suction pulsation | |
JP2000329102A (ja) | 自動増圧装置 | |
EP0537334A1 (en) | Diaphragm and piston pump | |
CN1296622C (zh) | 空气压缩机 | |
JPH0286968A (ja) | プランジャポンプ | |
CN115306721B (zh) | 发电装置及发电方法 | |
JP2903957B2 (ja) | 超高圧発生装置 | |
JP3328591B2 (ja) | 脈動低減装置付きポンプ | |
WO2001081761A1 (en) | A coupling and a method for equalizing variations in the volume flow in a hydraulic engine | |
JP3869592B2 (ja) | 多段高圧圧縮機 | |
KR20150006401A (ko) | 유압을 이용한 공기 압축장치 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971118 |