JPH0967829A - 掘削装置の制御装置 - Google Patents

掘削装置の制御装置

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JPH0967829A
JPH0967829A JP7223713A JP22371395A JPH0967829A JP H0967829 A JPH0967829 A JP H0967829A JP 7223713 A JP7223713 A JP 7223713A JP 22371395 A JP22371395 A JP 22371395A JP H0967829 A JPH0967829 A JP H0967829A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 掘削装置の歯先の耐久性を向上し、掘削効率
も向上する。 【解決手段】 貫入力制御部70は検出された貫入力が
設定貫入力になるように油圧ウインチ装置HWDを制御
して掘削装置10の速度を制御する。降下速度制御部5
0は、検出した降下速度が設定降下速度になるように油
圧ウインチ装置HWDを制御して掘削装置10の速度を
制御する。貫入力制御部70による制御中に降下速度の
検出値が所定値を越えると選択部80は降下速度制御部
50による制御に移行する。降下速度制御部50は比例
積分制御で降下速度を制御し、貫入力制御部70は比例
微分制御で貫入力を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は掘削装置の貫入力
(掘削荷重)と貫入速度(降下速度)を設定した値に制
御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】連続壁工法、アースドリル掘削工法など
に使用される掘削装置の制御装置として、特公平7−2
6414号公報に開示されている掘削装置の掘削速度制
御装置が知られている。この速度制御装置は、掘削装置
が設定速度で降下するようにウインチ装置の速度を減速
比を変更して行う速度制御部と、歯先荷重が上限値とな
るようにウインチ装置の速度を減速比を変更して行う荷
重制御部とを有し、速度制御で運転中に歯先荷重が上限
値を越えると荷重制御に切換えるものである。この方式
では、掘削装置の歯先の耐久性を考慮して歯先荷重の上
限値を小さくしすぎると、比較的柔らかな地盤でも荷重
制御で掘削が行われ、掘削速度が早過ぎて掘削土砂の排
出が間に合わなくなるおそれがある。
【0003】また、特公平3−80216号公報に開示
されている掘削装置の貫入力および速度制御装置も知ら
れている。この速度制御装置では、掘削装置が設定速度
で降下するようにウインチ装置の速度をブレーキ力を調
節して行う制御部と、貫入力が設定貫入力となるように
ウインチ装置の速度をブレーキ力を調節して行う荷重制
御部とを有し、荷重制御で運転中に速度が所定値を越え
ると速度制御に切換えるものである。この方式では、掘
削速度の上限値を掘削土砂の排出能力に応じて決定すれ
ばよく、掘削効率を重視して歯先荷重の設定値を小さく
しても、速度制御に切換わったときに掘削土砂の排出が
円滑に行われ、しかも掘削装置の歯先の耐久性の悪化も
防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平3−80216
号公報には、速度制御と貫入力制御の具体的な回路構成
が開示されていない。特公平7−26414号公報に
は、速度制御は比例積分制御あるいは比例積分制御にフ
ィードフォーワード制御を加味した制御とし、歯先荷重
(貫入力)制御は比例制御によることが開示されてい
る。そこで、かかる制御方式を特公平3−80216号
公報の制御装置に適用することが考えられる。しかしな
がら、歯先荷重制御は数十トンもの重量がある掘削装置
の降下速度を調節して歯先荷重を上限値で制御するもの
であるから、比例制御や比例積分制御では応答性が悪
く、実用化できない。また、一定の掘削速度設定値を基
準として荷重制御(貫入力制御)から速度制御に、ある
いは速度制御から荷重制御に切換わるため、切換え速度
設定値の近傍では制御系がハンチングするおそれがあ
る。
【0005】本発明の目的は、掘削装置の歯先の耐久性
を向上するとともに掘削効率を向上させるようにした掘
削装置の制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
および図2に対応付けて説明すると、請求項1の本発明
による掘削装置の制御装置は、掘削装置10を昇降する
ウインチ装置HWDと、掘削装置10の貫入力を検出す
る貫入力検出手段22,23,45,71と、貫入力検
出手段22,23,45,71で検出された貫入力が設
定貫入力になるようにウインチ装置HWDを制御する貫
入力制御手段70と、掘削装置10の降下速度を検出す
る降下速度検出手段21と、降下速度検出手段21で検
出した降下速度が設定降下速度になるようにウインチ装
置HWDを制御する降下速度制御手段50と、貫入力制
御手段70による制御中に降下速度の検出値が所定値を
越えると降下速度制御手段50による制御に移行する選
択手段80とを備え、降下速度制御手段50は比例積分
制御で降下速度を制御し、貫入力制御手段70は比例微
分制御で貫入力を制御することを特徴とする。
【0007】請求項1の発明では、貫入力制御手段70
は検出された貫入力が設定貫入力になるように油圧ウイ
ンチ装置HWDを制御して掘削装置10の速度を制御す
る。降下速度制御手段50は、検出した降下速度が設定
降下速度になるように油圧ウインチ装置HWDを制御し
て掘削装置10の速度を制御する。貫入力制御手段70
による制御中に降下速度の検出値が所定値を越えると選
択手段80は降下速度制御手段50による制御に移行す
る。降下速度制御手段50は比例積分制御で降下速度を
制御し、貫入力制御手段70は比例微分制御で貫入力を
制御する。
【0008】請求項2の発明は、圧油を吐出する油圧源
1と、油圧源1と第1および第2の油路4,5で接続さ
れたウインチ用油圧モータ3と、第1および第2の油路
4,5の途中に配設されたコントロールバルブ2と、掘
削装置10を降下中に戻り側となる第2の油路5に設け
られたカウンタバランスバルブ6と、カウンタバランス
バルブ6と油圧モータ3との間で第2の油路5の圧力を
調節する圧力調節手段PCDと、掘削装置10の貫入力
を検出する貫入力検出手段22,23,45,71と、
貫入力検出手段22,23,45,71で検出した貫入
力と設定貫入力との偏差をゼロにするように圧力調節手
段PCDを制御する貫入力制御手段70と、掘削装置1
0の降下速度を検出する降下速度検出手段21と、降下
速度検出手段21で検出した降下速度と設定降下速度と
の偏差をゼロとするように圧力調節手段PCDを制御す
る降下速度制御手段50と、貫入力制御手段70による
制御中に降下速度の検出値が所定値を越えると降下速度
制御手段50による制御に移行する選択手段80とを備
えることを特徴とする。
【0009】請求項2の発明では、貫入力制御手段70
による制御中に降下速度の検出値が所定値を越えると選
択手段80は降下速度制御手段50による制御に移行す
る。請求項2の速度制御は、圧力調節手段PCDにより
第2の油路5の圧力を調節して行われる。油路5の圧力
を低減すると油圧モータ3の回転速度が増加し、圧力を
増加すると回転速度が低下する。
【0010】請求項3の発明は、圧油を吐出する油圧源
1と、油圧源1と第1および第2の油路4,5で接続さ
れた油圧モータ3と、第1および第2の油路4,5の途
中に配設されたコントロールバルブ2と、掘削装置10
を降下中に戻り側となる第2の油路5に設けられたカウ
ンタバランスバルブ6と、カウンタバランスバルブ6と
油圧モータ3との間で第2の油路5の圧力を調節する圧
力調節手段PCDと、掘削装置10の貫入力を検出する
貫入力検出手段22,23,45,71と、貫入力検出
手段22,23,45,71で検出した貫入力と設定貫
入力との偏差をゼロにするように圧力調節手段PCDを
制御する貫入力制御手段70と、掘削装置10の降下速
度を検出する降下速度検出手段21と、降下速度検出手
段21で検出した降下速度と設定降下速度との偏差をゼ
ロとするように圧力調節手段PCDを制御する降下速度
制御手段50と、貫入力制御手段70による制御中に降
下速度の検出値が所定値を越えると降下速度制御手段5
0による制御に移行する選択手段80とを備え、降下速
度制御手段50は比例積分制御で降下速度を制御し、貫
入力制御手段70は比例微分制御で貫入力を制御するこ
とを特徴とする。
【0011】請求項3の発明では、貫入力制御手段70
による制御中に降下速度の検出値が所定値を越えると選
択手段80は降下速度制御手段50による制御に移行す
る。降下速度制御手段50は比例積分制御で降下速度を
制御し、貫入力制御手段70は比例微分制御で貫入力を
制御する。速度制御は、圧力調節手段PCDにより第2
の油路5の圧力を調節して行われる。油路5の圧力を低
減すると油圧モータ3の回転速度が増加し、圧力を増加
すると回転速度が低下する。
【0012】請求項4の発明は、請求項1〜3の発明に
おいて、選択手段80は、貫入力制御手段70による制
御中に降下速度の検出値が第1の所定値を越えると降下
速度制御手段50による制御に移行し、少なくとも降下
速度の検出値が第1の所定値よりも小さい第2の所定値
以下になると貫入力制御手段70による制御に移行する
ことを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、掘削装置10を昇降す
るウインチ装置HWDと、掘削装置10の貫入力を検出
する貫入力検出手段22,23,45,71と、貫入力
検出手段22,23,45,71で検出した貫入力が設
定貫入力になるようにウインチ装置HWDを制御する貫
入力制御手段70と、掘削装置10の降下速度を検出す
る降下速度検出手段21と、降下速度検出手段21で検
出した降下速度が設定降下速度になるようにウインチ装
置HWDを制御する降下速度制御手段50と、貫入力制
御手段70による制御中に降下速度の検出値が第1の所
定値を越えると降下速度制御手段50による制御に移行
し、少なくとも降下速度の検出値が第1の所定値よりも
小さい第2の所定値以下になると貫入力制御手段70に
よる制御に移行する選択手段80とを備えることを特徴
とする。
【0014】請求項4および請求項5の発明では、貫入
力制御から速度制御への切換えと、その逆の切換えの条
件値にヒステリシスを持たせている。第1の所定値を越
えて速度制御に移行した後、第1の所定値よりも小さい
第2の所定値まで降下速度が低下すると貫入力制御に切
換わる。
【0015】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの発明において、貫入力検出手段22,23,45,
71は、地盤を掘削する際に掘削装置10が受ける掘削
負荷の真の値を貫入力として検出する掘削負荷検出手段
であることを特徴とする。
【0016】請求項6の発明では、請求項1〜5の発明
において、実際に掘削装置10に作用する負荷を貫入力
として使用する。
【0017】請求項7の発明は、掘削装置10を昇降す
るウインチ装置HWDと、地盤を掘削する際に掘削装置
10が受ける掘削負荷の真の値を検出する掘削負荷検出
手段と、掘削負荷検出手段で検出した掘削負荷が設定掘
削負荷になるようにウインチ装置HWDを制御する掘削
負荷制御手段70と、掘削装置10の降下速度を検出す
る降下速度検出手段21と、降下速度検出手段21で検
出した降下速度が設定降下速度になるようにウインチ装
置HWDを制御する降下速度制御手段50と、掘削負荷
制御手段70による制御中に降下速度の検出値が所定値
を越えると降下速度制御手段50による制御に移行する
選択手段80とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項7の発明では、実際に掘削装置10
に作用する負荷を貫入力として使用する。貫入力制御手
段70は検出された貫入力が設定貫入力になるようにウ
インチ装置HWDを制御して掘削装置10の速度を制御
する。降下速度制御手段50は、検出した降下速度が設
定降下速度になるように油圧ウインチ装置HWDを制御
して掘削装置10の速度を制御する。貫入力制御手段7
0による制御中に降下速度の検出値が所定値を越えると
選択手段80は降下速度制御手段50による制御に移行
する。
【0019】請求項8の発明は、請求項1〜3の発明に
おいて、選択手段80は、貫入力の検出値が第1の貫入
力所定値以下WL/4の場合に降下速度制御手段50に
よる速度制御に切換え、その速度制御中に貫入力の検出
値が第1の貫入力所定値WL/4を越えると貫入力制御
手段70による貫入力制御に切換え、その貫入力制御中
に降下速度の検出値が第1の速度所定値Vtを越えると
降下速度制御手段50による制御に移行し、降下速度の
検出値が第1の速度所定値Vtよりも小さい第2の速度
所定値Vt×0.7以下になり、かつ貫入力の検出値が
第1の貫入力所定値WL/4よりも大きい第2の貫入力
所定値WL/2以上のときに貫入力制御手段70による
制御に移行することを特徴とする。
【0020】この場合、請求項9のように、貫入力検出
手段は、地盤を掘削する際に掘削装置10が受ける掘削
負荷の真の値を貫入力として検出するのが望ましい。
【0021】請求項10の発明のように、請求項7の発
明の選択手段を、貫入力の検出値が第1の貫入力所定値
以下WL/4の場合に降下速度制御手段50による速度
制御に切換え、その速度制御中に貫入力の検出値が第1
の貫入力所定値WL/4を越えると貫入力制御手段70
による貫入力制御に切換え、その貫入力制御中に降下速
度の検出値が第1の速度所定値Vtを越えると降下速度
制御手段50による制御に移行し、降下速度の検出値が
第1の速度所定値Vtよりも小さい第2の速度所定値V
t×0.7以下になり、かつ貫入力の検出値が第1の貫
入力所定値WL/4よりも大きい第2の貫入力所定値W
L/2以上のときに貫入力制御手段70による制御に移
行する選択手段としてもよい。
【0022】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0023】
【発明の実施の形態】
−第1の実施の形態− 図1〜図5により、油圧ウインチ装置が搭載されたクロ
ーラクレーンを利用した掘削機に本発明を適用した場合
について説明する。この実施の形態では,掘削装置は油
圧ウインチ装置HWDで吊り上げ、吊り降ろされる。図
1において、油圧ポンプやリリーフ弁からなる油圧源1
の圧油はコントロールバルブ2を介して油圧モータ3に
導かれる。コントロールバルブ2と油圧モータ3との間
は油路4と5で接続され、油路5には圧力調整弁6aと
逆止弁6bとで構成されるカウンタバランスバルブ6が
設けられる。圧力調整弁6aは一方の油路4の圧力に応
じて開き、油路4に圧力が発生していないときは閉じて
ウインチの逸走を防止する。油圧モータ3の出力は減速
機7で減速されて巻上げドラム8を回転駆動する。コン
トロールバルブ2は手動切換式、油圧パイロット切換
式、電磁切換式などいずれの操作方式でもよい。以上が
油圧ウインチ装置HWDの説明である。
【0024】巻上げドラム8はワイヤロープ9を繰込
み、繰り出して掘削装置10を昇降する。ワイヤロープ
9はブーム11のシーブ12を介して引回され、シーブ
12の回転数を掘削速度検出器21で検出してロープ速
度、すなわち、掘削装置10の昇降速度が検出される。
ブーム11の起伏力はブーム起伏力検出器22で検出さ
れ、ブーム11の角度はブーム角度計23で検出され、
起伏力とブーム角度から吊り荷重が演算される。吊り荷
重から掘削装置10の重量を差引くことにより貫入力が
演算される。なお、貫入力は歯先荷重とも掘削荷重とも
呼ぶ。また、符号13は、油路4が負圧にならないよう
にタンクから圧油を補給するメイクアップバルブであ
る。
【0025】またこの実施の形態では、油圧モータ3の
速度を微操作するために油路5の圧力を調整する圧力調
節装置PCDが設けられている。この圧力調整装置PC
Dは、油路4と油路5との間に介在されて油路5の圧力
を低減する際に開き側に操作される電磁比例弁31と、
油路4から油路5への圧油の流れを禁止する逆止弁32
と、電磁比例弁31からの戻り油に背圧をかけるリリー
フ弁33と、油路5の圧力を増大する際に開き側に操作
される電磁比例弁34と、油路5の圧油が電磁比例弁3
4側へ流れないようにする逆止弁35と、油路4と油路
5との間の油路を遮断する電磁開閉弁36とを備える。
【0026】電磁比例弁31,34および電磁開閉弁3
6はコントローラ40からの指令信号で開閉される。コ
ントローラ40には、掘削速度検出器21、ブーム角度
計23、ブーム起伏力検出器22、掘削装置10の掘削
速度上限値を設定する速度上限値設定部41、掘削装置
10の掘削荷重上限値を設定する荷重上限値設定部4
2、圧力調整装置PCDを使用した微速度モードを指令
するモードスイッチ43、および掘削装置10の自重を
設定する掘削装置自重設定部44がそれぞれ接続されて
いる。モードスイッチ43で微速度モードが選択されな
いときは、電磁開閉弁36が閉鎖される。
【0027】本発明は、貫入力制御中に掘削速度が第1
の所定値(速度上限値)を越えると速度制御に切換え、
速度制御中に掘削速度が第2の所定値(第1の所定値×
0.7)以下になると貫入力制御に切換えるような制御
を含むものであり、コントローラ40は図2に示すよう
に構成される。
【0028】図2はコントローラ40で行われる処理を
ブロック図で表したものである。コントローラ40は実
吊り荷重演算部45と、速度制御部50と、貫入力制御
部70と、選択部80と、出力部90とを有する。実吊
り荷重演算部45はブーム角度計23で検出されたブー
ム角度と起伏力検出器22で検出された起伏力が入力さ
れ、周知の演算式で実吊り荷重を算出する。
【0029】速度制御部50は、速度上限値設定部41
から出力される速度上限設定値Vtと掘削速度検出器2
1から出力される実速度Vrとの偏差ΔVを算出する偏
差器51と、偏差ΔVにゲインKpを掛ける乗算器52
と、偏差ΔVを積分する積分器53と、積分器53の出
力にゲインKiを掛ける乗算器54と、乗算器52の出
力Kp・ΔVと乗算器54の出力Ki・ΣΔVを加算し
て速度制御指令Nvを出力する加算器55とを有し、掘
削速度が速度上限値設定部41で設定された速度上限設
定値となるように、検出された掘削速度Vrと速度上限
設定値Vtとの偏差に相当する速度制御指令信号Nvを
出力する。以上のようにこの速度制御部50は比例積分
制御方式を採用する。
【0030】貫入力制御部70は、実吊り荷重演算部4
5からの実吊り荷重Wtと掘削装置自重設定部44で設
定した自重Woとの偏差Wrを算出する偏差器71と、
偏差器71の出力Wrと貫入力の上限値WLとの偏差Δ
Wを算出する偏差器72と、偏差ΔWにゲインKpwを
掛ける乗算器73と、偏差ΔWを前回の偏差ΔWOLと
して記憶する記憶器74と、記憶器74に記憶した前回
の偏差ΔWOLと現在の偏差ΔWとの偏差ΔWDを算出
する偏差器75と、偏差ΔWDにゲインKdwを掛ける
乗算器76と、乗算器73の出力Kpw・ΔWと乗算器
76の出力Kdw・ΔWDとを加算して貫入力制御指令
Nwを出力する加算器77とを有し、掘削荷重が荷重上
限値設定部42で設定された上限値WLとなるように、
検出された掘削荷重Wrと上限値WLとの偏差に相当す
る貫入力制御信号Nwを出力する。以上のようにこの貫
入力制御部70は比例微分制御方式を採用する。
【0031】選択部80は、速度制御部50の出力Nv
と貫入力制御部70の出力Nwのいずれか一方を選択し
て出力部90に入力する。本発明では装置の起動時には
貫入力制御を選択し、掘削速度と掘削荷重に応じて貫入
力制御と掘削速度制御との間で制御モードを切換えるも
のである。選択部80の選択動作にはヒステリシスを持
たせてあり、たとえば、図3の流れ図のように制御モー
ドが切換えられる。
【0032】制御モード切換えについて図3の流れ図に
より説明する。初期状態は貫入力制御であり、ステップ
S1で状態フラグを0とする。ステップS2で微速度モ
ードが設定されているならば、ステップS3で前回の制
御状態を判定する。前回の状態が貫入力制御であればス
テップS4に進み、算出されている掘削荷重Wrが(上
限値WL/4)未満ならばステップS9に進んで掘削速
度制御に切換わる。このとき、状態フラグを1とする。
以上の流れは、起動時に微速度モードが設定されて貫入
力制御に切換わっているとき、掘削荷重Wrが(掘削上
限値WL/4)未満であれば速度制御に切換わることを
示している。
【0033】起動時にステップS1、S2、S3、S
4、S5と進み、ステップS5で掘削速度Vrが速度上
限値Vtを越えかつ掘削荷重Wrが荷重上限値WL未満
であるときはステップS9で速度制御に切換わる。以上
の流れは、起動時に微速度モードが設定されて貫入力制
御に切換わっているとき、掘削荷重Wrが(上限値WL
/4)以上でかつ掘削速度Vrが速度上限値Vtを越え
ていれば速度制御に切換わることを示している。
【0034】次にステップS9で速度制御に切換えられ
た後のステップS3では、状態フラグが1であり、ステ
ップS7に進む。算出した掘削荷重Wrが(荷重上限値
WL/2)以下ならばステップS9で引続き速度制御を
実行する。以上の流れは、貫入力制御から速度制御に切
換わっているとき、掘削荷重Wrが(掘削上限値WL/
2)以下であれば速度制御のままであることを示してい
る。また、ステップS7で掘削荷重Wrが(荷重上限値
WL/2)を越えている場合にはステップS8に進み、
掘削荷重Wrが荷重上限値WL未満でありかつ掘削速度
Vrが(速度上限値Vt×0.7)を越えているかを判
定する。ステップS8の両方が満たされるとステップS
9で引続き速度制御を実行する。以上の流れは、貫入力
制御から速度制御に切換わっているとき、掘削荷重Wr
が(掘削上限値WL/2)を越えていても、掘削速度V
rが(速度上限値Vt×0.7)より大きければ速度制
御のままであることを示している。ステップS8のいず
れか一方が満たされないと、たとえば、掘削速度Vが
(速度上限値Vt×0.7)以下になるとステップS6
に進んで貫入力制御に切換わる。このとき、状態フラグ
を0とする。以上の流れは、貫入力制御から速度制御に
切換わっているとき、掘削荷重Wrが(掘削上限値WL
/2)を越え、掘削速度Vrが(速度上限値Vt×0.
7)以下となると速度制御から貫入力制御に切換わるこ
とを示している。
【0035】以上をまとめると次のとおりである。 (イ)貫入力制御で掘削中 掘削荷重Wrが(掘削上限値WL/4)未満のとき、
速度制御に切換わる。図3の流れ図では、ステップS1
〜ステップS4からステップS9に進むときであり、図
4(a)のハッチングの領域である。 掘削荷重Wrが掘削上限値WL/4以上でかつ掘削速
度Vrが速度上限値Vtを越えるとき、速度制御に切換
わる。図3の流れ図では、ステップS1〜ステップS5
からステップS9に進むときであり、図4(b)のハッ
チングの領域である。。 掘削荷重Wrが掘削上限値WL/4以上でかつ掘削速
度Vrが速度上限値Vt以下のとき、貫入力制御のまま
である。図3の流れ図では、ステップS1〜ステップS
5からステップS6に進むときであり、図4(c)のハ
ッチングの領域である。 掘削荷重Wrが掘削上限値WL以上のとき、貫入力制
御のままである(図3の流れ図では、ステップS5〜ス
テップS6に進むときであり、図4(d)のハッチング
の領域である。
【0036】(ロ)速度制御で運転中 掘削荷重Wrが掘削上限値WL/2を越えかつ掘削速
度Vrが(速度上限値Vt・0.7)以下のとき、貫入
力制御に切換わる。図3の流れ図では、ステップS7〜
ステップS8〜ステップS6に進むときであり、図4
(e)のハッチングの領域である。 掘削荷重Wrが掘削上限値WL/2以下のとき、速度
制御のままであり(図3の流れ図では、ステップS7か
らステップS9)、また、掘削荷重Wrが掘削上限値W
L/2を越えてはいるが、掘削速度Vrが(速度上限値
Vt・0.7)より大きいときも速度制御のままである
(図3の流れ図では、ステップS7〜ステップS8〜ス
テップS9)。すなわち、貫入力制御から速度制御に切
換わった後はヒステリシスにより速度制御の範囲は図4
(f)のように広がることになる。
【0037】すなわち、速度に関するしきい値は、速度
上限値Vtが第1のしきい値、(速度上限値Vt×0.
7)が第2のしきい値として設定されていて、貫入力制
御中に検出された掘削速度Vrが上限値(第1の設定値
Vt1)を越えると貫入力制御から速度制御に切換わ
る。速度制御中に掘削速度Vrが第1の所定値Vt1よ
り小さい第2の所定値Vt2(=速度上限値Vt×0.
7)以下になり、かつ掘削荷重Wrが(荷重上限値WL
/2)を越えると貫入力制御に切換わる。
【0038】一方、掘削荷重に関するしきい値は、(荷
重上限値WL/4)が第1のしきい値、(荷重上限値W
L/2)が第2のしきい値として設定されていて、貫入
力制御中に検出された掘削荷重Wrが第1のしきい値W
L/4未満であると速度制御に切換わり、速度制御中に
掘削荷重Wrが第2のしきい値WL/2を越え、かつ速
度が(速度上限値Vt×0.7)以下であれば貫入力制
御に切換わる。
【0039】出力部90は、選択部80の出力信号を積
分する積分器91と、積分器91の出力Ncの符号を判
定する符号判定器92と、積分器91の出力Ncを一定
電流の所定電圧として出力する定電流アンプ93と、符
号判定器92からの判定結果で接点aあるいは接点bが
閉じるスイッチ94とを有し、接点aが電磁比例弁34
と接続され、接点bが電磁比例弁31と接続されてい
る。速度偏差信号Nvまたは荷重偏差信号Nwに相当す
る信号が接点a,bを介して電磁比例弁31、34に印
加される。
【0040】このように構成された掘削装置の制御装置
の動作について詳細に説明する。オペレータはモードス
イッチ43により微速度モードを選択してコントロール
バルブ2を中立位置に操作した上で(場合によっては下
げ側に所定量だけ開いてもよい)、速度上限値設定部4
1で掘削装置10の掘削速度の上限値Vtを設定し、掘
削荷重上限値設定部42で掘削荷重の上限値WLを設定
し、自重設定部44で掘削装置10の自重Woを設定す
る。
【0041】実吊り荷重演算部45は、起伏力検出器2
2で検出されたブーム起伏力と、ブーム角度計23で検
出されたブーム角度により周知の演算方法により実吊り
荷重Wtを算出する。偏差器71は実吊り荷重Wtと掘
削装置10の自重Woとの偏差により、掘削装置10が
地盤から受けているであろう掘削荷重Wrを算出し、さ
らに、偏差器72は掘削荷重上限値設定部42で設定さ
れている荷重上限値WLと掘削荷重Wrとの偏差ΔWを
算出する。乗算器73は偏差ΔWにゲインKpwを掛け
た値を出力する。偏差ΔWは記憶器74に前回の偏差Δ
WOLとして記憶され、現在の偏差ΔWと前回の偏差Δ
WOLの偏差ΔWDが偏差器75で算出され、乗算器7
6はその偏差ΔWDにゲインKdwをかけて出力する。
加算器77は、比例項であるKpw・ΔWと微分項であ
るKdw・ΔWDの加算結果である掘削制御指令信号N
wを出力する。
【0042】速度制御部50の動作は次のとおりであ
る。掘削速度検出器21で検出された降下速度Vrと速
度上限値設定部41で設定した上限値Vtとの偏差ΔV
が偏差器51で算出される。乗算器52は偏差ΔVにゲ
インKpを掛けてKp・ΔVを出力する。積分器53は
偏差ΔVを積分し、乗算器54で積分値ΣΔVにゲイン
Kiが掛けられる。偏差器55は、乗算器52の出力で
ある比例項Kp・ΔVと乗算器54の出力である積分項
Ki・ΣΔVとを加算して速度制御指令信号Nvを出力
する。
【0043】選択部80は上述したようにして速度制御
指令信号Nvと貫入力制御指令信号Nwとのいずれか一
方を選択して出力部90に入力する。
【0044】選択部80の接点aが閉じている場合(貫
入力制御):検出掘削荷重Wrが上限値WL以下のと
き、出力部90に入力される掘削制御指令信号Nwが正
となり、符号判定器92によりスイッチ94はb接点が
閉じ、これにより、電磁比例弁34を閉鎖し電磁比例弁
31を開き側に操作して油路5の圧力を低減して油圧モ
ータ2の速度を早くする。その結果、ドラム8の回転速
度が上昇して掘削装置10による掘削荷重が大きくな
る。すなわち、油路5からの圧油の漏れ量を積極的に多
くして通常の各油圧機器からのリークによる油圧モータ
3の微速度回転よりも早い回転速度で油圧モータ3を回
転する。なお、電磁比例弁31の開き量は指令信号Nw
やNvの大きさに依存する。ここで、油圧モータ3の微
速度回転速度とは掘削装置10をたとえば0.5cm/
minで降下するような極低回転速度である。
【0045】検出掘削荷重Wrが上限値WLを越えると
出力部90に入力される掘削制御指令信号Nwが負とな
り、符号判定器92によりスイッチ94はa接点が閉
じ、これにより、電磁比例弁31を閉鎖し電磁比例弁3
4を開き側に操作して油路5の圧力を増大して油圧モー
タ3の速度を遅くする。その結果、ドラム8の回転速度
が低下して掘削装置10による掘削荷重が小さくなる。
すなわち、油路5の圧力を高めることにより、各油圧機
器からのリークによる油圧モータ3の微速度回転に油圧
ブレーキをかけて油圧モータ3の回転速度を遅くする。
【0046】以上のような制御により、掘削荷重が上限
値WLを越えない範囲で掘削装置10の速度を調節して
掘削荷重制御が行われる。この掘削荷重制御中に掘削装
置10の降下速度が第1の所定値Vtを越えると、選択
部80は接点bが閉じ、速度制御部50からの速度制御
指令Nvを選択する。
【0047】選択部80の接点bが閉じている場合(速
度制御):掘削速度検出器21で検出された降下速度V
rが速度上限値設定部41で設定した設定速度Vtより
も遅いとき、速度制御部50は正の速度制御指令Nvを
出力する。出力部90のスイッチ94は接点bが閉じ、
電磁比例弁34を閉鎖し電磁比例弁31を開き側に操作
して油路5の圧力を低減して油圧モータ3の速度を早く
する。その結果、ドラム8の回転速度が増大して掘削装
置10の降下速度が早くなる。なお、電磁比例弁34の
開き量は指令信号NwやNvの大きさに依存する。
【0048】実際の掘削速度Vrが設定速度Vtを越え
ているとき速度制御指令Nvは負となり、出力部90の
スイッチ94は接点aが閉じ、電磁比例弁31を閉鎖し
電磁比例弁34を開き側に操作して油路5の圧力を増大
して油圧モータ3の速度を遅くする。その結果、ドラム
8の回転速度が低下して掘削装置10の降下速度が遅く
なる。
【0049】一方、実際の掘削速度Vrが上限値Vtを
越えた後、掘削装置10の降下速度が第1の所定速度V
tと第2の所定速度(Vt×0.7)の範囲内で動作す
るときは、上述したようにヒシテリシスにより選択部8
0は接点bが閉じているから、次のような制御となる。
【0050】実際の掘削速度Vrが設定速度Vtよりも
遅くなり速度制御指令Nvは正となる。出力部90のス
イッチ94は接点bが閉じ、電磁比例弁34を閉鎖し電
磁比例弁31を開き側に操作して油路5の圧力を低減し
て油圧モータ3の速度を早くする。その結果、ドラム8
の回転速度が上昇して掘削装置10の降下速度が早くな
る。地盤のN値が大きくなり降下速度Vrが第2の所定
値である(Vt×0.7)以下になり、かつ、掘削荷重
Wrが(上限値/2)以上であれば、選択部80は接点
aが閉じて掘削制御部70からの掘削制御指令Nwを選
択する。
【0051】以上の第1の実施の形態によれば、次のよ
うな作用効果を奏することができる。 貫入力制御部70に比例微分制御方式を採用し、速度
制御部50に比例積分制御方式を採用したので、掘削荷
重制御の応答性が向上し、速度制御の精度の向上と系の
安定が図れる。
【0052】掘削荷重が一定になる掘削荷重制御モー
ドを基本モードとしているから、図5に示すように、N
値の高い地盤では掘削速度が遅くなり、N値の低い地盤
では掘削速度が早くなる。軟弱地盤では掘削速度が早く
なり過ぎて掘削土砂の排出が排出ポンプの能力を越える
おそれがあるから、掘削速度が所定値(上限値)以上に
なると掘削荷重制御から速度制御に切換える。速度制御
では、設定した掘削速度になるように掘削装置10の降
下速度が制御されるから、土砂排出ポンプの能力に応じ
て降下速度の上限値を決めれば、土砂が適切に排出され
る。
【0053】降下速度が第1の所定値(上限値Vt)
を越えたときに掘削荷重制御から速度制御へ切換え、速
度制御中に、掘削荷重が(上限値WL/2)を越え、か
つ、降下速度が第1の所定値(上限値Vt)よりも遅い
第2の所定値(上限値Vt×0.7)以下になると掘削
荷重制御に切換えるようにしたので、すなわち、制御切
換えのしきい値にヒステリシスを設けたので、ハンチン
グが防止される。
【0054】油圧ウインチ装置を使用し、巻下げ時に
戻り側になる油路5の圧力を調節することにより微速度
制御を実現するようにしたので、油圧モータおよび高減
速比の減速機構とからなる微速度用ウインチ動力機構
と、油圧モータと低減速比の減速機構とからなる通常速
度用ウインチ動力機構とを設け、微速度制御には微速度
用ウインチ動力機構を使用する方式に比べて、構成が簡
略化され、コスト低減を図ることができる。さらには、
特公平3−80216号公報の装置のように、機械式ブ
レーキ力を調節して微速度を実現する場合には、ブレー
キ装置の発熱、それに伴う耐久性の低下などの問題が生
じるが、以上の実施の形態によればこのような問題が解
決される。たとえば連続壁工法で使用される掘削装置は
自重数十トンにも及び、ブレーキ装置は大容量のものが
使用されるが、発熱と耐久性は実用上の大きな障害であ
った。
【0055】油圧ウインチ装置を使用し、巻下げ時に
戻り側になる油路5の圧力を調節することにより微速度
制御を実現する際、油圧モータ3の一対の油路4および
5を接続する油路からタンクへリークする回路を設け、
その回路に電磁比例弁31を設置するとともに、油圧源
1から油路5に圧油を導入する回路を設け、その回路に
電磁比例弁34を設置し、一対の電磁比例弁31,34
の開閉制御によって油路5の圧力を調節するようにした
ので、既存の掘削作業機の油圧ウインチ装置に微速度制
御装置PCDをきわめて簡単に付加することができる。
【0056】−第2の実施の形態− 図6に示す第2の実施の形態の装置は、図1の油圧ウイ
ンチ装置HWDから圧力調節装置PCDを省略し、通常
の作業に使用する油圧ウインチ高速駆動系HD1と微速
度制御に使用する油圧ウインチ微速駆動系HD2をクラ
ッチで切換えるようにしたものである。
【0057】油圧モータ高速駆動系HD1は図1の油圧
モータ3と減速機7からなり、油圧ウインチ微速駆動系
HD2は油圧モータ3Aと減速機7Aとからなる。油圧
モータ3Aの容量は油圧モータ3の容量より小さくし、
かつ減速機7Aの減速比は減速機7の減速比よりも大き
い。減速機7とドラム8との間にはクラッチ14が設け
られ、減速機7Aとドラム8との間にはクラッチ14A
が設けられる。ウインチ微速駆動系HD2は油圧ポンプ
1Aと、油圧ポンプ1Aから油圧モータ3Aへ供給され
る圧油の油量と方向を制御する電磁比例式コントロール
バルブ2Aを備える。
【0058】電磁比例式コントロールバルブ2Aの操作
はコントローラ40Aからの指令信号で制御される。コ
ントローラ40Aは図2と同様に構成され、掘削速度検
出器21と、ブーム起伏力検出器22と、ブーム角度計
23とからそれぞれの検出信号が入力され、さらに、速
度上限値設定部41と、掘削荷重上限値設定部42と、
モードスイッチ43と、自重設定部44とからそれぞれ
設定された信号やモードが入力される。
【0059】なお、クラッチ14と14Aの切換えは図
示しない手動操作装置でいずれか一方のクラッチを接続
し、他方のクラッチを遮断するようにしてもよいが、コ
ントローラ40Aにより、モードスイッチ43によって
通常速度制御モードが選択されるとクラッチ14を接続
してクラッチ14Aを遮断し、微速制御モードが選択さ
れるとクラッチ14Aを接続してクラッチ14を遮断す
るようにしてもよい。
【0060】電磁比例式コントロールバルブ2Aは、コ
ントローラ40Aからの速度制御指令Nvあるいは掘削
制御指令Nwにより切換量と切換方向が制御され、掘削
荷重制御中に掘削装置10の降下速度が第1の所定値
(上限値)を越えると速度制御に切換わり、速度制御中
に降下速度が第2の所定値(上限値×0.7)以下にな
ると掘削荷重制御に切換わるように制御される。
【0061】以上の2実施の形態ではそれぞれ、油圧モ
ータ3,3Aの回転速度を圧力調節あるいは減速比の切
換で調節するようにしたが、特公平3−80216号公
報に開示されているように、機械式ウインチ装置を使用
するとともに、機械式ウインチブレーキ力を調節して微
速度を得るようにしてもよい。さらに、油圧ウインチ装
置を使用する制御装置において、機械式ブレーキ力を調
節して微速度を得るようにしてもよい。
【0062】さらに以上の実施の形態では、ブーム起伏
力とブーム角度から実吊り荷重を演算し、既知の掘削装
置10の自重を実吊り荷重から差引いて掘削荷重を求め
ている。そのため、掘削装置10の自重の一部または全
部が掘削中の壁に支持されてしまうと、掘削荷重が過大
に検出され、実際の掘削荷重が小さいにもかかわらず降
下速度を低下するような制御となってしまうおそれがあ
る。そこで、掘削装置10の掘削ビットに駆動力を与え
る動力源の負荷状態を検出し、その検出値を掘削荷重の
上限値と比較するように構成すれば、掘削荷重制御の信
頼性が向上する。動力源として油圧モータを使用するも
のであれば、油圧モータの圧力から掘削荷重を検出で
き、電気モータであれば電流値から掘削荷重を検出でき
る。
【0063】また第1の実施の形態では、指令信号Nw
あるいはNvの正負に応じて、増速するときは電磁比例
弁34を閉じて電磁比例弁31を増速量に応じて開き、
減速するときは電磁比例弁31を閉じて電磁比例弁34
を減速量に応じて開くようにしたが、次のように制御す
ることも可能である。すなわち、既存回路からのリーク
量が少なく所望の微速度が得られない場合、あらかじめ
電磁比例弁31を所定量だけ開いて対応することができ
るが、その場合、指令信号NwやNvが減速指令のとき
に電磁比例弁31の開度を絞ることにより減速し、電磁
比例弁31を完全に閉じてもなお減速指令が出力される
ときに電磁比例弁34を開くようにしてもよい。あるい
はその反対に、既存回路からのリーク量が多く所望の微
速度が得られない場合、あらかじめ電磁比例弁34を所
定量だけ開いて対応することができるが、その場合、指
令信号NwやNvが増速指令のときに電磁比例弁34の
開度を絞って増速し、電磁比例弁34を完全に閉じても
なお増速指令が出力されるときに電磁比例弁31を開く
ようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る掘削装置の制御装置はそれぞれ次のような効果を奏す
る。検出した降下速度が設定降下速度になるように掘削
装置の速度を制御する降下速度制御手段は比例積分制御
で降下速度を制御し、検出した掘削荷重が設定掘削荷重
になるように掘削装置の速度を制御する貫入力制御手段
は比例微分制御で降下速度を制御するようにしたので、
速度制御部の精度と安定性が向上するとともに、貫入力
制御手段の応答性が向上し、掘削装置を微速で降下する
作業性が向上する。微速制御を油圧ウインチのカウンタ
バランスバルブを設けた油路の圧力を調節して行うよう
にすれば、高低2種類の減速比の減速機構を設ける場合
に比べて小型化、低コスト化が可能となり、また、機械
式ブレーキ力の調節で微速度を得る場合のようにブレー
キ装置の発熱、そのれにともなう耐久性の低下、メンテ
ナンス性の悪化などが防止でき、低イニシャルコスト
化、低ランニングコスト化が図れる。さらに、貫入力制
御と速度制御との切換えしきい値にヒステリシスを設け
たので、ハンチングが防止でき、操作性を向上できる。
掘削装置に実際に作用する掘削負荷を検出して貫入力制
御に利用することにより、正確に掘削荷重が検出でき、
精度の高い掘削作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による掘削装置の制御装置の一例を示す
構成図
【図2】図1のコントローラの詳細例を示すブロック図
【図3】コントローラの選択部の選択手順を説明する流
れ図
【図4】貫入力制御と速度制御の切換え条件を説明する
グラフ
【図5】N値と掘削速度を示すグラフ
【図6】他の実施の形態を示す制御装置の構成図
【符号の説明】
1 油圧源 2 コントロールバルブ 3 油圧モータ 4,5 油路 6 カウンタバランスバルブ 7 減速機 8 ドラム 21 掘削速度検出器 22 ブーム起伏力センサ 23 ブーム角度計 31,34電磁比例弁 36 電磁開閉弁 40 コントローラ 41 速度上限値設定部 42 荷重上限値設定部 43 モードスイッチ 44 自重設定部 50 速度制御部 70 貫入力制御部 80 選択部 90 出力部 HMD 油圧ウインチ装置 PCD 圧力調節装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】掘削装置を昇降するウインチ装置と、 前記掘削装置の貫入力を検出する貫入力検出手段と、 前記貫入力検出手段で検出された貫入力が設定貫入力に
    なるように前記ウインチ装置を制御する貫入力制御手段
    と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度が設定降下速
    度になるように前記ウインチ装置を制御する降下速度制
    御手段と、 前記貫入力制御手段による制御中に前記降下速度の検出
    値が所定値を越えると前記降下速度制御手段による制御
    に移行する選択手段とを備え、 前記降下速度制御手段は比例積分制御で前記降下速度を
    制御し、前記貫入力制御手段は比例微分制御で前記貫入
    力を制御することを特徴とする掘削装置の制御装置。
  2. 【請求項2】圧油を吐出する油圧源と、 前記油圧源と第1および第2の油路で接続されたウイン
    チ用油圧モータと、 前記第1および第2の油路の途中に配設されたコントロ
    ールバルブと、 前記掘削装置を降下中に戻り側となる前記第2の油路に
    設けられたカウンタバランスバルブと、 前記カウンタバランスバルブと前記油圧モータとの間で
    前記第2の油路の圧力を調節する圧力調節手段と、 前記掘削装置の貫入力を検出する貫入力検出手段と、 前記貫入力検出手段で検出した貫入力と設定貫入力との
    偏差をゼロにするように前記圧力調節手段を制御する貫
    入力制御手段と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度と設定降下速
    度との偏差をゼロとするように前記圧力調節手段を制御
    する降下速度制御手段と、 前記貫入力制御手段による制御中に前記降下速度の検出
    値が所定値を越えると前記降下速度制御手段による制御
    に移行する選択手段とを備えることを特徴とする掘削装
    置の制御装置。
  3. 【請求項3】圧油を吐出する油圧源と、 前記油圧源と第1および第2の油路で接続された油圧モ
    ータと、 前記第1および第2の油路の途中に配設されたコントロ
    ールバルブと、 前記掘削装置を降下中に戻り側となる前記第2の油路に
    設けられたカウンタバランスバルブと、 前記カウンタバランスバルブと前記油圧モータとの間で
    前記第2の油路の圧力を調節する圧力調節手段と、 前記掘削装置の貫入力を検出する貫入力検出手段と、 前記貫入力検出手段で検出した貫入力と設定貫入力との
    偏差をゼロにするように前記圧力調節手段を制御する貫
    入力制御手段と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度と設定降下速
    度との偏差をゼロとするように前記圧力調節手段を制御
    する降下速度制御手段と、 前記貫入力制御手段による制御中に前記降下速度の検出
    値が所定値を越えると前記降下速度制御手段による制御
    に移行する選択手段とを備え、 前記降下速度制御手段は比例積分制御で前記降下速度を
    制御し、前記貫入力制御手段は比例微分制御で前記貫入
    力を制御することを特徴とする掘削装置の制御装置。
  4. 【請求項4】前記選択手段は、前記貫入力制御手段によ
    る制御中に前記降下速度の検出値が第1の所定値を越え
    ると前記降下速度制御手段による制御に移行し、少なく
    とも前記降下速度の検出値が第1の所定値よりも小さい
    第2の所定値以下になると前記貫入力制御手段による制
    御に移行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか
    に記載の掘削装置の制御装置。
  5. 【請求項5】掘削装置を昇降するウインチ装置と、 前記掘削装置の貫入力を検出する貫入力検出手段と、 前記貫入力検出手段で検出した貫入力が設定貫入力にな
    るように前記ウインチ装置を制御する貫入力制御手段
    と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度が設定降下速
    度になるように前記ウインチ装置を制御する降下速度制
    御手段と、 前記貫入力制御手段による制御中に前記降下速度の検出
    値が第1の所定値を越えると前記降下速度制御手段によ
    る制御に移行し、少なくとも前記降下速度の検出値が第
    1の所定値よりも小さい第2の所定値以下になると前記
    貫入力制御手段による制御に移行する選択手段とを備え
    ることを特徴とする掘削装置の制御装置。
  6. 【請求項6】前記貫入力検出手段は、地盤を掘削する際
    に前記掘削装置が受ける掘削負荷の真の値を前記貫入力
    として検出する掘削負荷検出手段であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の掘削装置の制御装
    置。
  7. 【請求項7】掘削装置を昇降するウインチ装置と、 地盤を掘削する際に前記掘削装置が受ける掘削負荷の真
    の値を検出する掘削負荷検出手段と、 前記掘削負荷検出手段で検出した前記掘削負荷が設定掘
    削負荷になるように前記ウインチ装置を制御する掘削負
    荷制御手段と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度が設定降下速
    度になるように前記ウインチ装置を制御する降下速度制
    御手段と、 前記掘削負荷制御手段による制御中に前記降下速度の検
    出値が所定値を越えると前記前記降下速度制御手段によ
    る制御に移行する選択手段とを備えることを特徴とする
    掘削装置の制御装置。
  8. 【請求項8】前記選択手段は、前記貫入力の検出値が第
    1の貫入力所定値以下の場合に前記降下速度制御手段に
    よる速度制御に切換え、その速度制御中に前記貫入力の
    検出値が第1の貫入力所定値を越えると前記貫入力制御
    手段による貫入力制御に切換え、その貫入力制御中に前
    記降下速度の検出値が第1の速度所定値を越えると前記
    降下速度制御手段による制御に移行し、前記降下速度の
    検出値が第1の速度所定値よりも小さい第2の速度所定
    値以下になり、かつ前記貫入力の検出値が前記第1の貫
    入力所定値よりも大きい第2の貫入力所定値以上のとき
    に前記貫入力制御手段による制御に移行することを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の掘削装置の制御
    装置。
  9. 【請求項9】前記貫入力検出手段は、地盤を掘削する際
    に前記掘削装置が受ける掘削負荷の真の値を前記貫入力
    として検出する掘削負荷検出手段であることを特徴とす
    る請求項8に記載の掘削装置の制御装置。
  10. 【請求項10】掘削装置を昇降するウインチ装置と、 地盤を掘削する際に前記掘削装置が受ける掘削負荷の真
    の値を検出する掘削負荷検出手段と、 前記掘削負荷検出手段で検出した前記掘削負荷が設定掘
    削負荷になるように前記ウインチ装置を制御する掘削負
    荷制御手段と、 前記掘削装置の降下速度を検出する降下速度検出手段
    と、 前記降下速度検出手段で検出した降下速度が設定降下速
    度になるように前記ウインチ装置を制御する降下速度制
    御手段と、 前記貫入力の検出値が第1の貫入力所定値以下の場合に
    前記降下速度制御手段による速度制御に切換え、その速
    度制御中に前記貫入力の検出値が第1の貫入力所定値を
    越えると前記貫入力制御手段による貫入力制御に切換
    え、その貫入力制御中に前記降下速度の検出値が第1の
    速度所定値を越えると前記降下速度制御手段による制御
    に移行し、前記降下速度の検出値が第1の速度所定値よ
    りも小さい第2の速度所定値以下になり、かつ前記貫入
    力の検出値が前記第1の貫入力所定値よりも大きい第2
    の貫入力所定値以上のときに前記貫入力制御手段による
    制御に移行する選択手段とを備えることを特徴とする掘
    削装置の制御装置。
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