JPH0967355A - チアジン誘導体、チアゾール誘導体及びそれらの製造方法 - Google Patents

チアジン誘導体、チアゾール誘導体及びそれらの製造方法

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JPH0967355A
JPH0967355A JP22296895A JP22296895A JPH0967355A JP H0967355 A JPH0967355 A JP H0967355A JP 22296895 A JP22296895 A JP 22296895A JP 22296895 A JP22296895 A JP 22296895A JP H0967355 A JPH0967355 A JP H0967355A
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JP
Japan
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mmol
thiazine
represents hydrogen
derivative
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Application number
JP22296895A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Yasuda
信之 安田
Takashi Toda
敬 戸田
Michitoku Karikomi
道徳 刈込
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Publication date
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  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】下記式(I) (式中、Rは、水素、アルキル基若しくはアリール
基、Rは、水素またはRと一緒になってアルキレン
基を表し、Rは、水素またはアルキル基、アリール
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、アル
キルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルチオ基、ア
リールチオ基もしくは芳香族複素環基を表す。)で示さ
れるチオイミド酸アリルエステル、アリルイソチオ尿
素、チオカルボンイミド酸アリルエステルまたはジチオ
カルボンイミド酸アリルエステルを適当な溶媒中、ハロ
ゲン化試薬と反応させて製造することができる下記式
(II)および下記式(III)の化合物、またその製
造方法。 【効果】上記のチアジン誘導体、チアゾール誘導体は、
新規な化合物であり、これらの化合物自体が医薬品製造
中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬品製造中間体として
有用なチアジン誘導体、チアゾール誘導体及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】含窒素複素環化合物、特にチアジン誘導
体、チアゾール誘導体などは、生理活性を有することが
知られている。例えば特開平63−181998号公報
には、抗腫瘍活性を有する4,5−ジヒドロチアゾール
誘導体が記載されており、さらに、特開平2−1729
81号公報には、CCK拮抗活性を示す4H−5,6−
ジヒドロ−1,3−チアジン誘導体が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】発明者らは、含窒素複
素環化合物の製造方法につき鋭意研究を進めたところ、
イミン構造及び二重結合を同一分子内に有する化合物に
対し、ハロゲン化試薬を作用させることにより、容易に
環化反応成績体を得ること、また、特定の基質及び試薬
を選択し組み合わせることにより、相対配置が異なる化
合物を選択的に製造し得ることを知り、本発明を完成さ
せた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば医薬品製
造中間体として有用な4,5−ジヒドロチアゾール誘導
体、4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン誘導体
及びその製造方法が提供される。
【0005】本発明化合物である一般式1または一般式
2の化合物は、化合物3を適当な溶媒中、ハロゲン化試
薬と反応させることによって製造することができる。
【0006】溶媒は、反応に関与しないものであれば良
く、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼン等が挙げら
れる。ハロゲン化試薬としては、N−ブロモスクシンイ
ミド、N−ヨードスクシンイミド、N−クロロスクシン
イミド、臭素、ヨウ素、1,3−ジブロモ−5,5−ジ
メチルヒダントイン等が挙げられる。 反応温度は、−
10度から50度で行い、反応時間は、5分間から24
時間行う。反応終了後、通常の処理によって目的とする
化合物を得ることができる。
【0007】この明細書において、アルキル基とはメチ
ル基、エチル基またはプロピル基等炭素数1〜5の直鎖
または分枝状の飽和炭化水素である。アリール基はフェ
ニル基、1−ナフチル基または2−ナフチル基である。
アルキレン基は炭素数1〜5のアルキレン基である。置
換基を有する場合適当な置換基としては、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル等の低級アルキル基、ヒド
ロキシ基、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ等の低級アルコキシ基、フッ素、塩素、臭素等の
ハロゲン原子、アミノ基、メチルアミノ、ジメチルアミ
ノ等の低級アルキルアミノ基、アルキルカルバモイル
基、カルバモイル基、メトキシカルボニル等の低級アル
コキシカルボニル基、ニトロ基、アセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ等のアシルアミノ基等が挙げられる。ア
ルコキシ基はメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ、ブ
トキシ基またはペンチルオキシ基である。アリールオキ
シ基はフェノキシ、1−ナフチルオキシ基または2−ナ
フチルオキシ基である。アルキルアミノ基はモノアルキ
ルアミノ基及びジアルキルアミノ基を含み、上記アルキ
ル基が窒素原子に結合したものであり、また、環を形成
したもの(ピロリジン環、ピペラジン環またはモルホリ
ン環等)でもよい。アリールアミノ基はモノアリールア
ミノ基及びジアリールアミノ基を含み、上記アリール基
が窒素原子に結合したものである。またこれらの2置換
アミノ基はアリール基及びアルキル基により同時に置換
されていてもよい。アルキルチオ基は上記アルキル基が
硫黄原子に結合したものである。アリールチオ基は上記
アリール基が硫黄原子に結合したものである。芳香族複
素環基はチオフェン、オキサゾール、チアゾール、フラ
ン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、イソチアゾ
ール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミ
ジン、ピリダジン、インドール、キノリン、イソキノリ
ン等からなる一価の基が挙げられる。ハロゲン原子は塩
素、臭素またはヨウ素である。
【0008】更に、一般式
【0009】
【化4】
【0010】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)で示されるチオイミド酸アリル
エステル、アリルイソチオ尿素、チオカルボンイミド酸
アリルエステルまたはジチオカルボンイミド酸アリルエ
ステルをN−ブロモスクシンイミドまたは臭素と反応さ
せ、一般式
【0011】
【化5】
【0012】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)に示す相対配置を持つ4H−
5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン誘導体及び/また
は一般式
【0013】
【化6】
【0014】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)に示す相対配置を持つ4,5−
ジヒドロチアゾール誘導体を選択的に製造することがで
きる。
【0015】一般式
【0016】
【化7】
【0017】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)で示されるチオイミド酸アリル
エステル、アリルイソチオ尿素、チオカルボンイミド酸
アリルエステルまたはジチオカルボンイミド酸アリルエ
ステルをN−ブロモスクシンイミドまたは臭素と反応さ
せ、一般式
【0018】
【化8】
【0019】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)に示す相対配置を持つ4H−
5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン誘導体及び/また
は一般式
【0020】
【化9】
【0021】(式中、R1は、水素またはアルキル基も
しくは置換基を有していても良いアリール基を表し、R
2は、水素を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換
基を有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリール
アミノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳
香族複素環基を表す。)に示す相対配置を持つ4,5−
ジヒドロチアゾール誘導体を選択的に製造することがで
きる。
【0022】一般式
【0023】
【化10】
【0024】(式中、R1とR2は一緒になってアルキレ
ン基を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換基を
有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミ
ノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳香族
複素環基を表す。)で示されるチオイミド酸アリルエス
テル、アリルイソチオ尿素、チオカルボンイミド酸アリ
ルエステルまたはジチオカルボンイミド酸アリルエステ
ルをN−ブロモスクシンイミドまたは臭素と反応させ、
一般式
【0025】
【化11】
【0026】(式中、R1とR2は一緒になってアルキレ
ン基を表し、R3は、水素またはアルキル基、置換基を
有していても良いアリール基、アルコキシ基、アリール
オキシ基、アミノ基、アルキルアミノ基、アリールアミ
ノ基、アルキルチオ基、アリールチオ基もしくは芳香族
複素環基を表す。)に示す相対配置を持つジヒドロチア
ゾール誘導体を選択的に製造することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のチアジン誘導体、チアゾール誘
導体は、新規な化合物であり、これらの化合物自体が医
薬品製造中間体として有用である。
【0028】また、当該製造方法により簡便な方法で効
率よくチアジン誘導体またはチアゾール誘導体が得られ
る。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明をさらに詳細に
説明する。
【0030】(参考例1) (E)−S−シンナミルO−メチル チオカルボンイミ
ド酸エステルの合成
【0031】
【化12】
【0032】(E)−チオシアン酸シンナミル8.00
g(45.7mmol)をメタノール250mlに溶解
し、−15度でナトリウムメトキシド2.71g(5
0.2mmol)を含むメタノール溶液25mlを滴下
した。その温度で2.5時間撹拌後、酢酸4.5ml
(78.6mmol)を含む氷水中に注いだ。析出した
結晶を濾取し、水洗した。結晶を希塩酸に溶解しエーテ
ルにて洗浄し、水層を炭酸水素ナトリウムにて中和し酢
酸エチルにて抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウム
にて乾燥後、溶媒を減圧溜去し、(E)−S−シンナミ
ルO−メチル チオカルボンイミド酸エステルを無色結
晶として7.62g(36.8mmol)得た(収率8
0%)。
【0033】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.64(2H,d,7.3),3.86(3H,
s),6.20(1H,dd,15.3,7.3),
6.61(1H,d,15.3),7.2〜7.5(5
H,m)。
【0034】(参考例2) (E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・臭化水素酸塩
の合成
【0035】
【化13】
【0036】(E)−シンナミルブロミド1.97g
(10.0mmol)とチオベンズアミド1.37g
(10.0mmol)をベンゼン50mlに溶解し30
分間加熱環流した。室温まで冷却し析出した結晶を濾取
し、少量のベンゼン、エーテルで洗浄し、(E)−ベン
ゾチオイミド酸シンナミル・臭化水素酸塩を無色結晶と
して、2.86g(8.58mmol)得た(収率86
%)。
【0037】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 4.68(2H,d,7.3),6.29(1H,d
t,15.9,7.3),6.97(1H,d,15.
9),7.20〜7.45(6H,m),7.50〜
7.60(2H,m),7.65〜7.80(1H,
m),8.10〜8.20(1H,m),11.8(1
H,brs),12.5(1H,brs)。
【0038】(参考例3) (E)−ベンゾチオイミド酸シンナミルの合成
【0039】
【化14】
【0040】(E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・
臭化水素酸塩650mg(1.94mmol)を水に溶
解し炭酸水素ナトリウムにて中和し、エーテルにて抽出
した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を溜去し
て(E)−ベンゾチオイミド酸シンナミルを無色油状物
として394mg(1.56mmol)得た(収率80
%)。
【0041】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.85(2H,d,6.7),6.31(1H,d
t,15.3,6.7),6.68(1H,d,15.
3),7.20〜7.50(8H,m),7.65〜
7.80(2H,m),9.40(1H,brs)。
【0042】(参考例4) (E)−2−シンナミル−1,1−ジフェニルイソチオ
尿素・臭化水素酸塩の合成
【0043】
【化15】
【0044】(E)−シンナミルブロミド4.00g
(20.3mmol)と1,1−ジフェニルチオ尿素
4.56g(20.3mmol)をベンゼン100ml
に溶解し1時間加熱環流した。室温まで冷却し析出した
結晶を濾取し、少量のベンゼン、エーテルで洗浄し、
(E)−2−シンナミル−1,1−ジフェニルイソチオ
尿素・臭化水素酸塩を無色結晶として、7.74g(1
8.2mmol)得た(収率91%)。
【0045】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 4.57(1H,d,7.3),6.16(1H,d
t,15.9,7.3),6.95(1H,d,15.
9),6.90(1H,brs),7.20〜7.60
(15H,m),10.9(1H,brs)。
【0046】(参考例5) (E)−2−シンナミルイソチオ尿素・臭化水素酸塩の
合成
【0047】
【化16】
【0048】参考例4において、1,1−ジフェニルチ
オ尿素をチオ尿素に変えた以外は同様に反応を行い、
(E)−2−シンナミルイソチオ尿素・臭化水素酸塩を
無色結晶として、1.46g(5.35mmol)得
た。
【0049】1H−NMR(DMSO−d6,270MH
z) 4.09(2H,d,7.3),6.31(1H,d
t,15.9,7.3),6.74(1H,d,15.
9),7.20〜7.50(5H,m),9.10(4
H,brs)。
【0050】(参考例6) (E)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテニル・臭化水
素酸塩の合成
【0051】
【化17】
【0052】(E)−1−ブロモ−2−ペンテン5.0
0g(33.5mmol)とチオベンズアミド4.60
g(33.5mmol)をベンゼン70mlに溶解し、
3時間加熱環流した。析出した結晶を濾取し少量のベン
ゼン、イソプロピルエーテルにて洗浄し、乾燥した。
(E)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテニル・臭化水
素酸塩を淡黄色結晶として7.54g(26.4mmo
l)得た(収率79%)。
【0053】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.01(3H,t,7.3),2.11(2H,d
q,7.3,7.3),4.43(2H,d,7.
9),5.47〜5.62(1H,m),6.07〜
6.20(1H,m),7.50〜7.60(2H,
m),7.65〜7.72(1H,m),8.10〜
8.17(2H,m),11.7(1H,brs),1
2.4(1H,brs)。
【0054】(参考例7) (Z)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・臭化水素酸塩
の合成
【0055】
【化18】
【0056】参考例2において、(E)−シンナミルブ
ロミドを(Z)−シンナミルブロミドに変えた以外は同
様に反応し(Z)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・臭
化水素酸塩を淡黄色結晶として2.09g(7.66m
mol)得た。
【0057】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 4.69(2H,d,7.9),5.88(1H,d
t,11.0,7.9),6.84(1H,d,11.
0),7.20〜7.45(5H,m),7.50〜
7.60(2H,m),7.65〜7.75(1H,
m),8.00〜8.15(2H,m),11.9(1
H,brs),12.5(1H,brs)。
【0058】(参考例8) (Z)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテニル・臭化水
素酸塩の合成
【0059】
【化19】
【0060】参考例6において、(E)−1−ブロモ−
2−ペンテンを(Z)−1−ブロモ−2−ペンテンに変
えた以外は同様に反応し、(Z)−ベンゾチオイミド酸
−2−ペンテニル・臭化水素酸塩を淡黄色結晶として
4.02g(14.0mmol)得た。
【0061】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.04(3H,t,7.3),2.15〜2.30
(2H,m),4.46(2H,d,7.9),5.5
0〜5.62(1H,m),5.79〜5.90(1
H,m),7.50〜7.60(2H,m),7.60
〜7.75(1H,m),8.10〜8.20(2H,
m),11.8(1H,brs),12.4(1H,b
rs)。
【0062】(参考例9) (Z)−ベンゾチオイミド酸−(2−シクロヘキセン−
1−イル)・臭化水素酸塩の合成
【0063】
【化20】
【0064】参考例6において、(E)−1−ブロモ−
2−ペンテンを(Z)−1−ブロモ−2−シクロヘキセ
ンに変えた以外は、ほぼ同様に反応し、(Z)−ベンゾ
チオイミド酸−(2−シクロヘキセン−1−イル)・臭
化水素酸塩を無色結晶として5.19g(17.4mm
ol)得た。
【0065】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.70〜1.95(2H,m),2.00〜2.20
(3H,m),2.34〜2.48(1H,m),5.
40〜5.50(1H,m),5.70〜5.81(1
H,m),6.00〜6.12(1H,m),7.50
〜7.60(2H,m),7.65〜7.75(1H,
m),8.10〜8.15(2H,m),11.8(1
H,brs),12.3(1H,brs)。
【0066】(参考例10) ベンゾチオイミド酸−2−プロペニル・臭化水素酸塩の
合成
【0067】
【化21】
【0068】アリルブロミド6.05g(50.0mm
ol)をベンゼン50mlに溶解し、チオベンズアミド
6.86g(50.0mmol)を加えた。2時間加熱
環流した。室温まで冷却後析出した結晶を濾取し、少量
のベンゼン、エーテルで洗浄し、ベンゾチオイミド酸−
2−プロペニル・臭化水素酸塩を無色結晶として、1
1.7g(45.6mmol)得た。(収率91%)1 H−NMR(CDCl3,270MHz) 4.47(2H,d,6.7),5.42(1H,d,
9.8),5.68(1H,d,17.1),5.90
〜6.05(1H,m),7.50〜7.60(2H,
m),7.65〜7.76(1H,m),8.10〜
8.17(2H,m),11.7(1H,brs),1
2.5(1H,brs)。
【0069】(参考例11) (E)−プロピオンチオイミド酸シンナミル・臭化水素
酸塩の合成
【0070】
【化22】
【0071】参考例2においてチオベンズアミドをチオ
プロピオンアミドに変えた以外は、ほぼ同様に反応し
(E)−プロピオンチオイミド酸シンナミル・臭化水素
酸塩を無色結晶として7.97g(27.8mmol)
得た。
【0072】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.44(3H,t,7.3),3.03(2H,q,
7.3),4.39(2H,d,7.3),6.20
(1H,dt,15.9,7.3),6.93(1H,
d,15.9),7.20〜7.42(5H,m),1
1.5(1H,brs),12.4(1H,brs)。
【0073】(実施例1) (4R*,5R*)−5−ブロモ−2−メトキシ−4−フ
ェニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンの
合成
【0074】
【化23】
【0075】(E)−S−シンナミルO−メチル チオ
カルボンイミド酸エステル390mg(1.88mmo
l)を塩化メチレン40mlに溶解し、N−ブロモスク
シンイミド400mg(2.25mmol)を室温で加
えた。室温で2時間撹拌後、反応液をシリカゲルカラム
クロマトグラフィーに付し、ヘキサン:酢酸エチル=1
0:1で溶出し濃縮した.濃縮液を、クロロホルムに溶
解し、終夜放置した。反応液をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付しヘキサン:酢酸エチル=10:1で
溶出した。溶出液を濃縮して、(4R*,5R*)−5−
ブロモ−2−メトキシ−4−フェニル−4H−5,6−
ジヒドロ−1,3−チアジンを無色結晶として279m
g(0.975mmol)得た(収率52%)。
【0076】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.26(1H,dd,13.2,7.3),3.35
(1H,dd,13.2,3.7),3.80(3H,
s),4.33(1H,ddd,5.9,7.3,3.
7),5.07 (1H,d,5.9),7.2〜7.
5(5H,m)。
【0077】(実施例2) (4R*,5R*)−5−ヨード−2−メトキシ−4−フ
ェニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンの
合成
【0078】
【化24】
【0079】(E)−S−シンナミルO−メチル チオ
カルボンイミド酸エステル500mg(2.41mmo
l)を塩化メチレン50mlに溶解し、N−ヨードスク
シンイミド600mg(2.65mmol)を室温で加
えた。室温で10分間撹拌後、反応液をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン:酢酸エチル=
10:1で溶出した。溶出液を濃縮して、(4R*,5
*)−5−ヨード−2−メトキシ−4−フェニル−4
H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンを無色油状物
として503mg(1.51mmol)得た(収率63
%)。
【0080】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.31(1H,dd,13.2,3.7),3.38
(1H,dd,13.2,7.3),3.79(3H,
s),4.45 (1H,ddd,5.9,7.3,
3.7), 5.12(1H,d,5.9),7.2〜
7.4(5H,m)。
【0081】(実施例3) 2−メトキシ−(1−ヨード−1−フェニル)メチル−
4,5−ジヒドロチアゾールの合成
【0082】
【化25】
【0083】(E)−S−シンナミルO−メチル チオ
カルボンイミド酸エステル1.04g(5.02mmo
l)を塩化メチレン100mlに溶解し、N−ヨードス
クシンイミド1.19g(5.27mmol)を室温で
加えた。室温で2時間撹拌後、反応液をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、ヘキサン:酢酸エチル=
30:1で分離、溶出した。溶出液を濃縮して、2−メ
トキシ−4−(1−ヨード−1−フェニル)メチル−4,
5−ジヒドロチアゾールを無色油状物として483mg
(1.45mmol)(TLC上部スポット)(収率2
9%)、269mg(0.810mmol)(TLC下
部スポット)(収率16%)を得た。
【0084】1H−NMR(CDCl3,270MHz) TLC上部スポット 3.14(1H,dd,11.7,7.3),3.35
(1H,dd,11.7,8.1),4.01(3H,
s),4.50〜4.65(1H,m),5.09(1
H,d,8.1),7.2〜7.4(3H,m),7.
4〜7.6(2H,m)。
【0085】1H−NMR(CDCl3,270MHz) TLC下部スポット 3.62(2H,d,7.3),3.79(3H,
s),4.59(1H,q,7.3),5.35(1
H,d,7.3),7.2〜7.4(3H,m),7.
4〜7.5(2H,m)。
【0086】(実施例4) (4R*,5R*)−5−ブロモ−2,4−ジフェニル−
4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン・臭化水素
酸塩の合成
【0087】
【化26】
【0088】(E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・
臭化水素酸塩1.00g(3.00mmol)を塩化メ
チレン50mlに溶解し、N−ブロモスクシンイミド5
90mg(3.30mmol)を室温にて加えた。反応
液を2時間撹拌後析出した結晶を濾取し、少量の塩化メ
チレン、エーテルにて洗浄し、(4R*,5R*)−5−
ブロモ−2,4−ジフェニル−4H−5,6−ジヒドロ
−1,3−チアジン・臭化水素酸塩を無色結晶として9
44mg(2.28mmol)得た(収率76%)。
【0089】1H−NMR(DMSO−d6,270MH
z) 3.54(1H,dd,13.4,3.1),3.70
(1H,dd,13.4,7.3),4.90〜5.0
2(1H,m),5.45(1H,d,6.1),6.
00(1H,brs),7.34〜7.48(5H,
m),7.50〜7.60(2H,m),7.60〜
7.68(1H,m),7.78〜7.85(2H,
m)。
【0090】(実施例5) (4R*,5R*)−5−ブロモ−2,4−ジフェニル−
4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンの合成
【0091】
【化27】
【0092】(E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル6
32mg(2.50mmol)を塩化メチレン30ml
に溶解し、N−ブロモスクシンイミド530mg(3.
00mmol)を室温にて加えた。反応液を30分間撹
拌後、反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、
乾燥後、減圧にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーに付しヘキサン:酢酸エチル=30:
1で溶出した。溶出液を濃縮後、イソプロピルエーテル
から結晶化し、(4R*,5R*)−5−ブロモ−2,4
−ジフェニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チア
ジンを無色結晶として443mg(1.32mmol)
得た(収率53%)。
【0093】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.37(1H,dd,13.4,6.7),3.44
(1H,dd,13.4,4.3),4.43(1H,
ddd,4.3,6.7,6.7),5.32(1H,
d,6.7),7.20〜7.50(8H,m),7.
80〜7.90(2H,m)。
【0094】(実施例6) (4R*,5R*)−5−ブロモ−2−(N,N−ジフェ
ニルアミノ)−4−フェニル−4H−5,6−ジヒドロ
−1,3−チアジンの合成
【0095】
【化28】
【0096】(E)−2−シンナミル−1,1−ジフェ
ニルイソチオ尿素・臭化水素酸塩1.03g(2.42
mmol)を塩化メチレン30mlに溶解し、N−ブロ
モスクシンイミド520mg(2.91mmol)を室
温にて加えた。反応液を1.5時間撹拌後、炭酸水素ナ
トリウム水溶液、ついで水で洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥後濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィーに付しヘキサン:酢酸エチル=20:1で
溶出した。溶出液を濃縮後、(4R*,5R*)−5−ブ
ロモ−2−(N,N−ジフェニルアミノ)−4−フェニ
ル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンを無色
結晶として627mg(1.49mmol)得た(収率
61%)。
【0097】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.18(1H,dd,13.4,6.7),3.35
(1H,dd,13.4,3.1),4.40〜4.5
0(1H,m),5.22(1H,d,5.5),7.
00〜7.50(15H,m)。
【0098】(実施例7) (4R*,5R*)−2−アミノ−5−ブロモ−4−フェ
ニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンの合
【0099】
【化29】
【0100】(E)−2−シンナミルイソチオ尿素・臭
化水素酸塩1.03g(2.42mmol)2−シンナ
ミルイソチオ尿素・臭化水素酸塩410mg(1.50
mmol)をクロロホルム82mlに溶解し,N−ブロ
モスクシンイミド320mg(1.80mmol)を室
温にて加えた。反応液を終夜放置後,析出した結晶を濾
取,濾液を減圧にて濃縮後,炭酸水素ナトリウム水溶液
を加えた.析出した結晶を濾取し,水で洗浄し乾燥後,
(4R*,5R*)−2−アミノ−5−ブロモ−4−フェ
ニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンを無
色結晶として237mg(0.874mmol)得た
(収率58%)。
【0101】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.36(1H,dd,12.8,4.3),3.45
(1H,dd,12.8,7.9),4.30(2H,
brs),4.37(1H,ddd,7.9,7.3,
4.3),4.90(1H,d,7.3),7.20〜
7.40(5H,m)。
【0102】(実施例8) (4R*,5R*)−5−ブロモ−4−エチル−2−フェ
ニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン及
び、(4R*,1’S*)−4−(1−ブロモプロピル)
−2−フェニル−4,5−ジヒドロチアゾールの合成
【0103】
【化30】
【0104】(E)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテ
ニル・臭化水素酸塩を乾燥エーテルに懸濁し、無水硫酸
マグネシウム、炭酸水素ナトリウムを加え、室温で1時
間撹拌した。濾過後、エーテルを減圧にて留去し、
(E)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテニルを315
mg(1.53mmol)得た。塩化メチレン25ml
を加え、室温でN−ブロモスクシンイミド315mg
(1.76mmol)を加えた。反応液を10分間撹拌
後、シリカゲルカラムクロマトグラフィーに付しヘキサ
ン:酢酸エチル=50:1にて溶出し、第一溶出画分か
ら(4R*,5R*)−5−ブロモ−4−エチル−2−フ
ェニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンを
無色油状物として64mg(0.225mmol)(収
率15%)、第二溶出画分から(4R*,1’S*)−4
−(1−ブロモプロピル)−2−フェニル−4,5−ジ
ヒドロチアゾールを無色油状物として100mg(0.
352mmol)(収率23%)得た。
【0105】第一溶出画分1 H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.09(3H,t,7.3),1.70〜1.90
(1H,m),2.05〜2.25(1H,m),3.
46(1H,dd,12.8,4.0),3.58(1
H,dd,12.8,10.1),3.90〜4.05
(1H,m),4.25〜4.37(1H,m),7.
30〜7.50(3H,m),7.70〜7.90(2
H,m)。
【0106】第二溶出画分1 H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.14(3H,t,7.3),1.90〜2.08
(1H,m),2.15〜2.30(1H,m),3.
48(1H,dd,11.0,8.6),3.57(1
H,dd,11.0,8.6),4.25〜4.40
(1H,m),4.76〜4.90(1H,m),7.
30〜7.50(3H,m),7.70〜7.90(2
H,m)。
【0107】(実施例9) (4R*,5R*)−5−ヨード−2,4−ジフェニル−
4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン・塩酸塩の
合成
【0108】
【化31】
【0109】(E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・
臭化水素酸塩780mg(2.33mmol)を塩化メ
チレン20mlに溶解し、N−ヨードスクシンイミド6
30mg(2.80mmol)を室温にて加えた。反応
液を1時間撹拌後、水、炭酸水素ナトリウム水溶液にて
洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を減圧
にて留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付し、ヘキサン:酢酸エチル=50:1にて溶出
した。溶出液を濃縮した後、塩酸塩として、(4R*
5R*)−5−ヨード−2,4−ジフェニル−4H−
5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン・塩酸塩を淡黄色
結晶として242mg(0.580mmol)得た(収
率25%)。
【0110】1H−NMR(CDCl3,270MHz)
遊離塩基として 3.36(1H,dd,13.4,4.3),3.44
(1H,dd,13.4,7.3),4.48〜4.5
7(1H,m),5.37(1H,d,6.7),7.
20〜7.50(8H,m),7.80〜7.90(2
H,m)。
【0111】(実施例10) (4R*,5S*)−5−ブロモ−2,4−ジフェニル−
4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン及び、(4
*,1’R*)−4−(1−ブロモ−1−フェニル)メ
チル−2−フェニル−4,5−ジヒドロチアゾールの合
【0112】
【化32】
【0113】(Z)−ベンゾチオイミド酸シンナミル・
臭化水素酸塩1.00g(2.99mmol)を水に懸
濁し、炭酸水素ナトリウムにて中和し、エーテルにて抽
出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を溜去
して(Z)−ベンゾチオイミド酸シンナミルを無色油状
物として753mg(2.97mmol)得た(収率9
9%)。塩化メチレン50mlに溶解し、N−ブロモス
クシンイミド580mg(3.27mmol)を室温に
て加えた。反応液を2時間撹拌後、反応液を炭酸水素ナ
トリウム水溶液にて洗浄し、乾燥後、減圧にて濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し
ヘキサン:酢酸エチル=50:1で溶出した。第一溶出
画分から(4R*,1’R*)−4−(1−ブロモ−1−
フェニル)メチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロチ
アゾールを無色結晶として230mg(0.692mm
ol)(収率23%)、第二溶出画分から(4R*,5
*)−5−ブロモ−2,4−ジフェニル−4H−5,
6−ジヒドロ−1,3−チアジンを無色油状物として9
8mg(0.295mmol)(収率10%)得た。
【0114】第一溶出画分1 H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.18(1H,dd,11.0,8.6),3.33
(1H,dd,11.6,8.6),5.12(1H,
d,6.7),5.18〜5.26(1H,m),7.
20〜7.47(6H,m),7.50〜7.60(2
H,m),7.80〜7.90(2H,m)。
【0115】第二溶出画分1 H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.45(1H,dd,12.8,7.3),3.71
(1H,dd,12.8,3.7),4.65〜4.7
5(1H,m),5.10(1H,d,3.1),7.
20〜7.50(8H,m),7.80〜7.95(2
H,m)。
【0116】(実施例11) (4R*,1’R*)−4−(1−ブロモプロピル)−2
−フェニル−4,5−ジヒドロチアゾールの合成
【0117】
【化33】
【0118】(Z)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテ
ニル・臭化水素酸塩329mg(1.15mmol)を
水に懸濁し、炭酸水素ナトリウムにて中和し、エーテル
にて抽出した。無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒
を溜去して(Z)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテニ
ルを無色油状物として218mg(1.06mmol)
得た(収率92%)。塩化メチレン10mlに溶解し、
N−ブロモスクシンイミド227mg(1.27mmo
l)を室温にて加えた。反応液を2時間撹拌後、反応液
を炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、乾燥後、減圧
にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーに付しヘキサン:酢酸エチル=50:1で溶出し
た。溶出液を濃縮した後、(4R*,1’R*)−4−
(1−ブロモプロピル)−2−フェニル−4,5−ジヒ
ドロチアゾールを無色油状物として166mg(0.5
84mmol)(収率55%)得た。
【0119】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.11(3H,t,7.3),1.90〜2.10
(2H,m),3.43(1H,dd,11.0,8.
6),3.51(1H,dd,11.6,8.6),
4.20〜4.33(1H,m),4.90〜5.05
(1H,m),7.30〜7.50(3H,m),7.
75〜7.90(2H,m)。
【0120】(実施例12) (3aR*,4R*,7aR*)−4−ブロモ−2−フェ
ニル−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロベン
ゾチアゾールの合成
【0121】
【化34】
【0122】(Z)−ベンゾチオイミド酸−(2−シク
ロヘキセン−1−イル)・臭化水素酸塩610mg
(2.05mmol)を水に懸濁し、炭酸水素ナトリウ
ムにて中和し、エーテルにて抽出した。無水硫酸マグネ
シウムにて乾燥後、溶媒を溜去して(Z)−ベンゾチオ
イミド酸−(2−シクロヘキセン−1−イル)を無色油
状物として得た。塩化メチレン20mlに溶解し、N−
ブロモスクシンイミド430mg(2.42mmol)
を室温にて加えた。反応液を30分間撹拌後、反応液を
炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、乾燥後、減圧に
て濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付しヘキサン:酢酸エチル=20:1で溶出した。
溶出液を濃縮した後、(3aR*,4R*,7aR*)−
4−ブロモ−2−フェニル−3a,4,5,6,7,7
a−ヘキサヒドロベンゾチアゾールを無色油状物として
435mg(1.47mmol)(収率72%)得た。
【0123】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.50〜1.65(2H,m),1.70〜2.20
(4H,m),4.08(1H,ddd,9.8,6.
1,5.5),4.44(1H,dd,5.5,4.
3),5.00〜5.07(1H,m),7.30〜
7.50(3H,m),7.80〜7.90(2H,
m)。
【0124】(実施例13) 4−ブロモメチル−2−フェニル−4,5−ジヒドロチ
アゾールの合成
【0125】
【化35】
【0126】ベンゾチオイミド酸−2−プロペニル・臭
化水素酸塩を水に懸濁し、炭酸水素ナトリウムにて中和
し、エーテルにて抽出した。無水硫酸マグネシウムにて
乾燥後、溶媒を溜去してベンゾチオイミド酸−2−プロ
ペニルを無色油状物として1.21g(6.83mmo
l)得た。この化合物を塩化メチレン40mlに溶解
し、N−ブロモスクシンイミド1.34g(7.51m
mol)を室温にて加えた。反応液を2時間撹拌後、反
応液を炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、乾燥後、
減圧にて濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付しヘキサン:酢酸エチル=30:1で溶出
した。溶出液を濃縮後、4−ブロモメチル−2−フェニ
ル−4,5−ジヒドロチアゾールを無色油状物として
1.34g(5.24mmol)得た(収率77%)。
【0127】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 3.44(1H,dd,11.6,7.3),3.57
(1H,dd,10.4,8.5),3.59(1H,
dd,11.6,8.5),3.76(1H,dd,1
0.4,4.3),5.00〜5.07(1H,m),
7.20〜7.50(3H,m),7.70〜7.90
(2H,m)。
【0128】(実施例14)
【0129】
【化36】
【0130】(4R*,5R*)−5−ブロモ−2,4−
ジフェニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジ
ン・臭化水素酸塩の合成 (E)−ベンゾチオイミド酸シンナミル836mg
(3.30mmol)を塩化メチレン40mlに溶解
し、氷冷下、臭素530mg(3.3mmol)を塩化
メチレン17mlに溶解したものを、30分間かけて加
えた。反応液を2時間撹拌後析出した結晶を濾取し、少
量の塩化メチレン、エーテルにて洗浄し、(4R*,5
*)−5−ブロモ−2,4−ジフェニル−4H−5,
6−ジヒドロ−1,3−チアジン・臭化水素酸塩を無色
結晶として1.06g(2.57mmol)得た(収率
78%)。
【0131】1H−NMRは、実施例4におけるものと
一致した。
【0132】(実施例15) (4R*,5R*)−5−ブロモ−2−エチル−4−フェ
ニル−4H−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンの合
【0133】
【化37】
【0134】(E)−プロピオンチオイミド酸シンナミ
ル・臭化水素酸塩を水に懸濁し、炭酸水素ナトリウムに
て中和し、エーテルにて抽出した。無水硫酸マグネシウ
ムにて乾燥後、溶媒を溜去して(E)−プロピオンチオ
イミド酸シンナミルを無色油状物として893mg
(4.35mmol)得た。この化合物を塩化メチレン
30mlに溶解し、N−ブロモスクシンイミド930m
g(5.22mmol)を室温にて加えた。反応液を2
時間撹拌後、反応液を炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗
浄し、乾燥後、減圧にて濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付しヘキサン:酢酸エチル=
50:1で溶出した。溶出液を濃縮後、(4R*,5
*)−5−ブロモ−2−エチル−4−フェニル−4H
−5,6−ジヒドロ−1,3−チアジンを無色油状物と
して654mg(2.30mmol)得た(収率53
%)。
【0135】1H−NMR(CDCl3,270MHz) 1.26(3H,t,7.3),2.48(2H,q,
7.3),3.29(1H,dd,14.0,4.
3),3.36(1H,dd,14.0,7.3),
4.30〜4.41(1H,m),5.09(1H,
d,6.1),7.20〜7.41(5H,m)。
【0136】(実施例16) (4R*,1’R*)−4−(1−ブロモプロピル)−2
−フェニル−4,5−ジヒドロチアゾールの合成
【0137】
【化38】
【0138】(Z)−ベンゾチオイミド酸−2−ペンテ
ニル823mg(4.01mmol)を塩化メチレン4
0mlに溶解し、氷冷下、臭素640mg(4.01m
mol)を塩化メチレン10mlに溶解したものを、3
0分間かけて加えた。反応液を2時間撹拌後、反応液を
炭酸水素ナトリウム水溶液にて洗浄し、乾燥後、減圧に
て濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーに付しヘキサン:酢酸エチル=50:1で溶出した。
溶出液を濃縮後、(4R*,1’R*)−4−(1−ブロ
モプロピル)−2−フェニル−4,5−ジヒドロチアゾ
ールを無色油状物として610mg(2.15mmo
l)得た(収率54%)。
【0139】1H−NMRは、実施例11におけるもの
と一致した。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、R1は、水素またはアルキル基もしくは置換基
    を有していても良いアリール基を表し、R2は、水素ま
    たはR1と一緒になってアルキレン基を表し、R3は、水
    素またはアルキル基、置換基を有していても良いアリー
    ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、ア
    ルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルチオ基、
    アリールチオ基もしくは芳香族複素環基を表し、Xはハ
    ロゲン原子を表す。)で示される4H−5,6−ジヒド
    ロ−1,3−チアジン誘導体。
  2. 【請求項2】 一般式 【化2】 (式中、R1は、水素またはアルキル基もしくは置換基
    を有していても良いアリール基を表し、R2は、水素ま
    たはR1と一緒になってアルキレン基を表し、R3は、水
    素またはアルキル基、置換基を有していても良いアリー
    ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、ア
    ルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルチオ基、
    アリールチオ基もしくは芳香族複素環基を表し、Xはハ
    ロゲン原子を表す。)で示される4,5−ジヒドロチア
    ゾール誘導体。
  3. 【請求項3】 一般式 【化3】 (式中、R1は、水素またはアルキル基若しくは置換基
    を有していても良いアリール基を表し、R2は、水素ま
    たはR1と一緒になってアルキレン基を表し、R3は、水
    素またはアルキル基、置換基を有していても良いアリー
    ル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アミノ基、ア
    ルキルアミノ基、アリールアミノ基、アルキルチオ基、
    アリールチオ基もしくは芳香族複素環基を表す。)で示
    されるチオイミド酸アリルエステル、アリルイソチオ尿
    素、チオカルボンイミド酸アリルエステルまたはジチオ
    カルボンイミド酸アリルエステル。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の化合物をハロゲン化試薬
    と反応させることを特徴とする請求項1記載の4H−
    5,6−ジヒドロ−1,3−チアジン誘導体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の化合物をハロゲン化試薬
    と反応させることを特徴とする請求項2記載の4,5−
    ジヒドロチアゾール誘導体の製造方法。
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