JPH0967319A - アルキルアニリン類の製造方法 - Google Patents
アルキルアニリン類の製造方法Info
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- JPH0967319A JPH0967319A JP22520595A JP22520595A JPH0967319A JP H0967319 A JPH0967319 A JP H0967319A JP 22520595 A JP22520595 A JP 22520595A JP 22520595 A JP22520595 A JP 22520595A JP H0967319 A JPH0967319 A JP H0967319A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C209/00—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
- C07C209/24—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reductive alkylation of ammonia, amines or compounds having groups reducible to amino groups, with carbonyl compounds
- C07C209/26—Preparation of compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton by reductive alkylation of ammonia, amines or compounds having groups reducible to amino groups, with carbonyl compounds by reduction with hydrogen
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C213/00—Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton
- C07C213/02—Preparation of compounds containing amino and hydroxy, amino and etherified hydroxy or amino and esterified hydroxy groups bound to the same carbon skeleton by reactions involving the formation of amino groups from compounds containing hydroxy groups or etherified or esterified hydroxy groups
-
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C227/00—Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
- C07C227/04—Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニトロベンゼン類とアルデヒド類とからアル
キルアニリン類を一段階の工程で高収率に製造する方法
の提供。 【構成】 ニトロベンゼン類とアルデヒド類とを金属触
媒とともに水素加圧下反応させることを特徴とするN,
N−ジアルキルアニリン類の製造方法。
キルアニリン類を一段階の工程で高収率に製造する方法
の提供。 【構成】 ニトロベンゼン類とアルデヒド類とを金属触
媒とともに水素加圧下反応させることを特徴とするN,
N−ジアルキルアニリン類の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はニトロベンゼン類とアル
デヒド類とを用いたアルキルアニリン類の製造方法に関
するものである。
デヒド類とを用いたアルキルアニリン類の製造方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の目的物であるアルキルアニリン
類は酸化防止剤、あるいはカラー現像主薬など、種々の
工業的に有効な化合物の中間体として用いられる。
類は酸化防止剤、あるいはカラー現像主薬など、種々の
工業的に有効な化合物の中間体として用いられる。
【0003】アルキルアニリン類の従来の合成方法とし
ては、対応するアニリン類と有機ハロゲン化物、および
アルカリとを有機溶媒中で反応させる方法が広く知ら
れ、また、アニリン類と有機ハロゲン化物とをリン酸水
溶液、ヨウ素化合物の存在下反応させる方法(特開平3
−181447号)p−トルエンスルホン酸エステルと
対応するアニリン類とを反応させる方法(特開昭51−
95849号)、アニリン類とスルホン酸エステル誘導
体とを反応させる方法(特開平3−200758号)等
が知られていた。また、ニトロベンゼン類とアルデヒド
類とを常圧下接触水素還元することで目的物を合成する
方法も知られており、例えば「オーガニック リアクシ
ョンズ」(Organic Reactions)Jo
hn Wiley and Sons,inc.第4巻
174〜255頁等に記載されている。
ては、対応するアニリン類と有機ハロゲン化物、および
アルカリとを有機溶媒中で反応させる方法が広く知ら
れ、また、アニリン類と有機ハロゲン化物とをリン酸水
溶液、ヨウ素化合物の存在下反応させる方法(特開平3
−181447号)p−トルエンスルホン酸エステルと
対応するアニリン類とを反応させる方法(特開昭51−
95849号)、アニリン類とスルホン酸エステル誘導
体とを反応させる方法(特開平3−200758号)等
が知られていた。また、ニトロベンゼン類とアルデヒド
類とを常圧下接触水素還元することで目的物を合成する
方法も知られており、例えば「オーガニック リアクシ
ョンズ」(Organic Reactions)Jo
hn Wiley and Sons,inc.第4巻
174〜255頁等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アニリ
ン類と有機ハロゲン化物とを反応させる方法では、原料
となる有機ハロゲン化物が高価であり、かつ反応に長時
間を要するという問題点がある。
ン類と有機ハロゲン化物とを反応させる方法では、原料
となる有機ハロゲン化物が高価であり、かつ反応に長時
間を要するという問題点がある。
【0005】また、アニリン類とp−トルエンスルホン
酸エステルまたはスルホン酸エステル誘導体とを反応さ
せる方法では、やはりスルホン酸エステル類が高価であ
り、かつ脱離したスルホン酸の公害負荷が大きいといっ
た問題点がある、さらに原料となるアニリン類の多くは
それに対応するニトロベンゼン類の還元によって合成さ
れるため、ニトロベンゼン類からは2段階の工程でアル
キルアニリン類を製造することとなる。
酸エステルまたはスルホン酸エステル誘導体とを反応さ
せる方法では、やはりスルホン酸エステル類が高価であ
り、かつ脱離したスルホン酸の公害負荷が大きいといっ
た問題点がある、さらに原料となるアニリン類の多くは
それに対応するニトロベンゼン類の還元によって合成さ
れるため、ニトロベンゼン類からは2段階の工程でアル
キルアニリン類を製造することとなる。
【0006】これに対してニトロベンゼン類とアルデヒ
ド類とを常圧下接触水素還元する方法は原料のアルデヒ
ド類が対応する有機ハロゲン化物より安価であり、工程
も1段階ですむという利点はあるものの、反応に長時間
を要し、かつ収率も低いため純度のよいアルキルアニリ
ン類を低コストで製造する方法としては好ましくなかっ
た。
ド類とを常圧下接触水素還元する方法は原料のアルデヒ
ド類が対応する有機ハロゲン化物より安価であり、工程
も1段階ですむという利点はあるものの、反応に長時間
を要し、かつ収率も低いため純度のよいアルキルアニリ
ン類を低コストで製造する方法としては好ましくなかっ
た。
【0007】したがって本発明の目的はニトロベンゼン
類とアルデヒド類とからアルキルアニリン類を一段階の
工程で、高収率で製造する方法を提供することにある。
類とアルデヒド類とからアルキルアニリン類を一段階の
工程で、高収率で製造する方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成される。
下の構成により達成される。
【0009】(1)ニトロベンゼン類とアルデヒド類と
を金属触媒とともに水素加圧下反応させることを特徴と
するN,N−ジアルキルアニリン類の製造方法。
を金属触媒とともに水素加圧下反応させることを特徴と
するN,N−ジアルキルアニリン類の製造方法。
【0010】(2)金属触媒がパラジウム−炭素である
ことを特徴とする(1)項記載の製造方法。
ことを特徴とする(1)項記載の製造方法。
【0011】(3)反応温度が40℃以上200℃未満
であることを特徴とする(1)又は2項記載の製造方
法。
であることを特徴とする(1)又は2項記載の製造方
法。
【0012】(4)水素加圧が20kg/cm2以上2
00kg/cm2未満であることを特徴とする(1)〜
(3)のいづれか1項記載の製造方法。
00kg/cm2未満であることを特徴とする(1)〜
(3)のいづれか1項記載の製造方法。
【0013】(5)水素加圧が30kg/cm2以上2
00kg/cm2未満であることを特徴とする(1)〜
(3)のいづれか1項記載の製造方法。
00kg/cm2未満であることを特徴とする(1)〜
(3)のいづれか1項記載の製造方法。
【0014】(6)ニトロベンゼン類とアルデヒド類と
をパラジウム−炭素とともに水素加圧下反応させること
を特徴とするN−アルキルアニリン類の製造方法。
をパラジウム−炭素とともに水素加圧下反応させること
を特徴とするN−アルキルアニリン類の製造方法。
【0015】(7)反応温度が40℃以上200℃未満
であることを特徴とする(6)項記載の製造方法。
であることを特徴とする(6)項記載の製造方法。
【0016】(8)水素加圧が20kg/cm2以上2
00kg/cm2未満であることを特徴とする(6)又
は(7)項記載の製造方法。
00kg/cm2未満であることを特徴とする(6)又
は(7)項記載の製造方法。
【0017】(9)水素加圧が30kg/cm2以上2
00kg/cm2未満であることを特徴とする(6)又
は(7)項記載の製造方法。
00kg/cm2未満であることを特徴とする(6)又
は(7)項記載の製造方法。
【0018】以下、本発明を詳細に説明する。
【0019】本発明で用いられるニトロベンゼン類は下
記一般式(I)で表されるものが好ましい。
記一般式(I)で表されるものが好ましい。
【0020】
【化1】
【0021】式中、R1は置換基を表し、nは0〜5の
整数を表わす。nが2以上の場合R1は同一でも異なっ
ていてもよい。
整数を表わす。nが2以上の場合R1は同一でも異なっ
ていてもよい。
【0022】さらにR1で表される置換基としては例え
ばアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、アシル基、アシルアミノ基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基等が好ましく、R1で表される
置換基は、さらに置換基を有していてもよい。
ばアルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオ
キシ基、アシル基、アシルアミノ基、カルボキシル基、
アルコキシカルボニル基等が好ましく、R1で表される
置換基は、さらに置換基を有していてもよい。
【0023】本発明で用いられるアルデヒド類は下記一
般式(II)で表されるものが好ましい。
般式(II)で表されるものが好ましい。
【0024】一般式(II) R2−CHO 式中R2は水素原子、アルキル基、アリール基を表す。
R2で表されるアルキル基としては炭素数1〜13の直
鎖または分岐のアルキル基(例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
t−ブチル基)が好ましい。
R2で表されるアルキル基としては炭素数1〜13の直
鎖または分岐のアルキル基(例えばメチル基、エチル
基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、
t−ブチル基)が好ましい。
【0025】R2で表されるアリール基としては例えば
フェニル基、ナフチル基があげられる。
フェニル基、ナフチル基があげられる。
【0026】R2で表されるアルキル基またはアリール
基はさらに置換基を有していてもよい。
基はさらに置換基を有していてもよい。
【0027】本発明においてアルデヒド類の使用量はニ
トロベンゼン類1モルに対して1〜5モルの範囲で使用
され、好ましくは1〜3モルの範囲である。
トロベンゼン類1モルに対して1〜5モルの範囲で使用
され、好ましくは1〜3モルの範囲である。
【0028】本発明における金属触媒としては例えば白
金、パラジウム、ニッケル等があげられ、好ましくはパ
ラジウム−炭素触媒があげられる。
金、パラジウム、ニッケル等があげられ、好ましくはパ
ラジウム−炭素触媒があげられる。
【0029】金属触媒の使用量としては、使用する金属
触媒が貴金属(例えば白金、パラジウム)のときはニト
ロベンゼン類の重量に対して0.01〜1%の範囲であ
り、好ましくは0.05〜0.5%の範囲である。使用
する金属触媒が貴金属以外(例えばニッケル、コバル
ト)のときはニトロベンゼン類の重量に対して1〜10
%の範囲であり、好ましくは2〜7%の範囲である。
触媒が貴金属(例えば白金、パラジウム)のときはニト
ロベンゼン類の重量に対して0.01〜1%の範囲であ
り、好ましくは0.05〜0.5%の範囲である。使用
する金属触媒が貴金属以外(例えばニッケル、コバル
ト)のときはニトロベンゼン類の重量に対して1〜10
%の範囲であり、好ましくは2〜7%の範囲である。
【0030】反応溶媒は使用しても使用しなくてもよ
い。使用し得る反応溶媒に特に制限はないが、アルコー
ル類(例えばメタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール)、エーテル類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭
化水素類、エステル類、ジメチルホルムアミド等の非極
性プロトン溶媒、水、およびこれらの混合溶媒が好まし
く用いられる。反応溶媒の使用量としてはニトロベンゼ
ン類の重量に対して0.5〜20倍が好ましく、2〜1
0倍がより好ましい。
い。使用し得る反応溶媒に特に制限はないが、アルコー
ル類(例えばメタノール、エタノール、イソプロピルア
ルコール)、エーテル類、芳香族炭化水素類、脂肪族炭
化水素類、エステル類、ジメチルホルムアミド等の非極
性プロトン溶媒、水、およびこれらの混合溶媒が好まし
く用いられる。反応溶媒の使用量としてはニトロベンゼ
ン類の重量に対して0.5〜20倍が好ましく、2〜1
0倍がより好ましい。
【0031】本発明における水素加圧とは、水素による
反応圧力が通常10kg/cm2以上、200kg/c
m2未満であり、好ましくは20kg/cm2以上200
kg/cm2未満、より好ましくは30kg/cm2以上
200kg/cm2未満であることを表す。
反応圧力が通常10kg/cm2以上、200kg/c
m2未満であり、好ましくは20kg/cm2以上200
kg/cm2未満、より好ましくは30kg/cm2以上
200kg/cm2未満であることを表す。
【0032】本発明における反応は温度が20〜160
℃で行うことができ、40〜120℃の範囲で行うこと
が好ましい。
℃で行うことができ、40〜120℃の範囲で行うこと
が好ましい。
【0033】反応に要する時間は使用する化合物等によ
り異なるが、本発明においては30分〜10時間の範囲
で、好ましくは1〜8時間の範囲で行うことができる。
り異なるが、本発明においては30分〜10時間の範囲
で、好ましくは1〜8時間の範囲で行うことができる。
【0034】本発明の製造方法により下記一般式(II
I)で表されるアルキルアニリン類が製造される。
I)で表されるアルキルアニリン類が製造される。
【0035】
【化2】
【0036】式中R1、nは一般式(I)におけるR1、
nと同義である。
nと同義である。
【0037】R3、R4は水素原子または−CH2−R2を
表し、一方が水素原子のときはもう一方は−CH2−R2
を表す。ここに示すR2は一般式(II)におけるR2と同
義である。
表し、一方が水素原子のときはもう一方は−CH2−R2
を表す。ここに示すR2は一般式(II)におけるR2と同
義である。
【0038】以下に本発明の製造方法により製造される
アルキルアニリン類の代表的具体例を示すが、本発明は
これらに限定されるものではない。
アルキルアニリン類の代表的具体例を示すが、本発明は
これらに限定されるものではない。
【0039】
【化3】
【0040】
【化4】
【0041】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を記載するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
【化5】
【0043】実施例1 例示化合物8の合成 上記ニトロベンゼン誘導体(a)107.6g(0.3
5モル)、n−ブチルアルデヒド75.7g(1.05
モル)、5%パラジウム−炭素(含水率52%)6.7
g、エタノール430ccを電磁撹拌式1lオートクレ
ーブに仕込み、窒素ガス置換後、水素ガスで30kg/
cm2に加圧した。これを撹拌しながら80℃に加熱
し、水素圧を30kg/cm2に保って5時間反応し
た。反応終了後パラジウム−炭素を除去し、反応溶媒を
減圧濃縮後、反応液中の目的物8の生成率を液体クロマ
トグラフィーで求めたところ、95.9%であった。こ
れを減圧蒸留したところ、例示化合物8 124.5g
を得た。収率91.3%、黄色のオイルで沸点148〜
152℃(0.3mmHg)であった。この蒸留物につ
いて液体クロマトグラフィーで純度を求めたところ9
8.1%であった。目的物8の構造はNMRスペクト
ル、マススペクトルによって確認した。
5モル)、n−ブチルアルデヒド75.7g(1.05
モル)、5%パラジウム−炭素(含水率52%)6.7
g、エタノール430ccを電磁撹拌式1lオートクレ
ーブに仕込み、窒素ガス置換後、水素ガスで30kg/
cm2に加圧した。これを撹拌しながら80℃に加熱
し、水素圧を30kg/cm2に保って5時間反応し
た。反応終了後パラジウム−炭素を除去し、反応溶媒を
減圧濃縮後、反応液中の目的物8の生成率を液体クロマ
トグラフィーで求めたところ、95.9%であった。こ
れを減圧蒸留したところ、例示化合物8 124.5g
を得た。収率91.3%、黄色のオイルで沸点148〜
152℃(0.3mmHg)であった。この蒸留物につ
いて液体クロマトグラフィーで純度を求めたところ9
8.1%であった。目的物8の構造はNMRスペクト
ル、マススペクトルによって確認した。
【0044】比較例1 実施例1において水素加圧を行わず、常圧で、反応温度
を20〜40℃とし、他は実施例1と同一条件で反応さ
せたが、例示化合物8は全く得られなかった。
を20〜40℃とし、他は実施例1と同一条件で反応さ
せたが、例示化合物8は全く得られなかった。
【0045】実施例1′ 実施例1において水素圧を6kg/cm2とし他は実施
例1と同一条件で反応を行った。
例1と同一条件で反応を行った。
【0046】例示化合物8の生成率を液体クロマトグラ
フィーで求めたところ、62.0%であった。
フィーで求めたところ、62.0%であった。
【0047】実施例2〜5 実施例1と同様にして用いる原料を変更して実施例2〜
5の反応を行った。反応条件は金属触媒、温度、圧力に
ついては表1のとおりで、それ以外は実施例1と同一の
条件で反応させた。その結果を実施例1、比較例1〜2
とともに表1に示す。
5の反応を行った。反応条件は金属触媒、温度、圧力に
ついては表1のとおりで、それ以外は実施例1と同一の
条件で反応させた。その結果を実施例1、比較例1〜2
とともに表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】上記の結果から明らかなように本発明の製
造方法が短時間で高収率で目的の化合物を合成できるこ
とが分かる。
造方法が短時間で高収率で目的の化合物を合成できるこ
とが分かる。
【0050】実施例6 例示化合物14の合成 上記ニトロベンゼン誘導体(a)107.6g(0.3
5モル)n−ブチルアルデヒド25.2g(0.35モ
ル)5%パラジウム−炭素(含水率52%)6.7、エ
タノール430ccを電磁撹拌式1lオートクレーブに
仕込み、水素ガスで30kg/cm2に加圧した。これ
を撹拌しながら40℃に加熱し、4時間反応した。反応
終了後パラジウム−炭素を除去し、反応溶媒を減圧留去
後、反応液中の例示化合物14の生成率を、液体クロマ
トグラフィーで求めたところ、92.1%であった。こ
れを減圧蒸留したところ、例示化合物14 103.5
gを得た。収率88.7%、黄色のオイルで沸点133
〜136℃(0.3mmHg)であった。
5モル)n−ブチルアルデヒド25.2g(0.35モ
ル)5%パラジウム−炭素(含水率52%)6.7、エ
タノール430ccを電磁撹拌式1lオートクレーブに
仕込み、水素ガスで30kg/cm2に加圧した。これ
を撹拌しながら40℃に加熱し、4時間反応した。反応
終了後パラジウム−炭素を除去し、反応溶媒を減圧留去
後、反応液中の例示化合物14の生成率を、液体クロマ
トグラフィーで求めたところ、92.1%であった。こ
れを減圧蒸留したところ、例示化合物14 103.5
gを得た。収率88.7%、黄色のオイルで沸点133
〜136℃(0.3mmHg)であった。
【0051】この蒸留物について液体クロマトグラフィ
ーで純度を求めたところ98.8%であった。例示化合
物14の構造はNMRスペクトル、マススペクトルによ
って確認した。
ーで純度を求めたところ98.8%であった。例示化合
物14の構造はNMRスペクトル、マススペクトルによ
って確認した。
【0052】実施例7〜8 実施例6と同様にして表2の化合物を合成した。その結
果を実施例6とともに表2に示す。
果を実施例6とともに表2に示す。
【0053】
【表2】
【0054】なお、一般式(III)で表される他のアル
キルアニリン類についても同様に合成することができ
る。
キルアニリン類についても同様に合成することができ
る。
【0055】実施例9 実施例1において、水素加圧を200kg/cm2と
し、他は実施例1と同一条件で反応を行った。すると、
反応開始後すぐに反応温度が150℃まで急上昇したた
め、ただちに撹拌を終了し、反応圧力を下げて反応を停
止した。このものの例示化合物8の生成率は7.5%
で、その他に複雑な副生成物と、原料のニトロベンゼン
誘導体(a)が得られるのみであった。
し、他は実施例1と同一条件で反応を行った。すると、
反応開始後すぐに反応温度が150℃まで急上昇したた
め、ただちに撹拌を終了し、反応圧力を下げて反応を停
止した。このものの例示化合物8の生成率は7.5%
で、その他に複雑な副生成物と、原料のニトロベンゼン
誘導体(a)が得られるのみであった。
【0056】実施例10 実施例1において、反応温度を200℃とし、他の条件
は実施例1と同様に反応を行ったが、例示化合物8の生
成率は13.7%であり、その他に複雑な副生成物が得
られるのみであった。
は実施例1と同様に反応を行ったが、例示化合物8の生
成率は13.7%であり、その他に複雑な副生成物が得
られるのみであった。
【0057】
【発明の効果】本発明の製造方法により、酸化防止剤、
あるいはカラー現像主薬など、種々の有用な化合物の中
間体として用いることができるアルキルアニリン類を短
時間で収率より製造することができた。
あるいはカラー現像主薬など、種々の有用な化合物の中
間体として用いることができるアルキルアニリン類を短
時間で収率より製造することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (9)
- 【請求項1】 ニトロベンゼン類とアルデヒド類とを金
属触媒とともに水素加圧下反応させることを特徴とする
N,N−ジアルキルアニリン類の製造方法。 - 【請求項2】 金属触媒がパラジウム−炭素であること
を特徴とする請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 反応温度が40℃以上200℃未満であ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の製造方法。 - 【請求項4】 水素加圧が20kg/cm2以上200
kg/cm2未満であることを特徴とする請求項1〜3
のいづれか1項記載の製造方法。 - 【請求項5】 水素加圧が30kg/cm2以上200
kg/cm2未満であることを特徴とする請求項1〜3
のいづれか1項記載の製造方法。 - 【請求項6】 ニトロベンゼン類とアルデヒド類とをパ
ラジウム−炭素とともに水素加圧下反応させることを特
徴とするN−アルキルアニリン類の製造方法。 - 【請求項7】 反応温度が40℃以上200℃未満であ
ることを特徴とする請求項6記載の製造方法。 - 【請求項8】 水素加圧が20kg/cm2以上200
kg/cm2未満であることを特徴とする請求項6又は
7記載の製造方法。 - 【請求項9】 水素加圧が30kg/cm2以上200
kg/cm2未満であることを特徴とする請求項6又は
7記載の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22520595A JPH0967319A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | アルキルアニリン類の製造方法 |
DE69612337T DE69612337D1 (de) | 1995-09-01 | 1996-08-29 | Verfahren zur Herstellung von Alkylanilin-Verbindungen |
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