JPH0967179A - 化粧無機質壁板 - Google Patents

化粧無機質壁板

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Publication number
JPH0967179A
JPH0967179A JP24075095A JP24075095A JPH0967179A JP H0967179 A JPH0967179 A JP H0967179A JP 24075095 A JP24075095 A JP 24075095A JP 24075095 A JP24075095 A JP 24075095A JP H0967179 A JPH0967179 A JP H0967179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inorganic
mica
coating film
clear coating
coating
Prior art date
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Pending
Application number
JP24075095A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Teramoto
寺本  博
Takayuki Enomoto
孝之 榎本
Toshikazu Tani
俊和 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP24075095A priority Critical patent/JPH0967179A/ja
Publication of JPH0967179A publication Critical patent/JPH0967179A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Finishing Walls (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面の色彩があたかも焼物表面の窯変模様の
ような外観を有し、しかもその光沢が経年変化すること
なく意匠性の長続きする化粧無機質壁板を提供すること
を目的とする。 【構成】 任意色彩で表面塗装した無機質板材表面に、
雲母を添加したクリヤー塗膜が設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、化粧無機質壁板に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント等を主成分として成形さ
れた無機質建材が非常に広く使用されている。この種建
材は、用途に応じ任意形状のものが同一品質で大量に生
産可能であり、しかも木材のような有限の天然資源を消
費することもないので、自然保護の観点からも非常に好
都合である利点を有する。しかしながら、これら無機質
建材はそのままであると地色が、明灰色〜暗灰色の無彩
色で意匠性に乏しく、また吸水性を有するといった欠点
があり、これらを改良するため、防水性付与を兼ね製品
表面に各種色彩の塗装を施すことが通常行われる。これ
ら、化粧塗装として、表面光沢を有するか有しない表面
塗装を行った後、塗膜保護を兼ねさらにその表面にクリ
ヤー塗装を施す場合がある。
【0003】
【従来技術の問題点】しかしながら、上記のような塗装
手段による場合、壁板表面に色彩は単一色の単調な色彩
とならざるを得ず、例えば陶器などの焼物表面に現れる
窯変模様のような複雑な色彩模様とすることは殆ど不可
能である問題があった。
【0004】また、壁板として、表面に縦横に煉瓦目地
状の凹溝を形成し煉瓦積み様の凹凸模様を付した無機質
壁板が使用される場合があるが、このような壁板の場合
目地溝内と凸部表面との色彩を異ならせ、さらに凸部表
面のみを前述したように窯変模様のような複雑な色彩模
様とすればさらに壁板としての意匠性が向上するがこの
ような色彩効果を発揮する塗装手段がなく、表面模様の
多様性化に限界がある欠点があった。また、クリヤー塗
膜は当初のうちは光沢を有するが、経年変化により光沢
が早期に消失し、化粧塗膜の意匠性が長期にわたって維
持できない欠点もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、表面の色彩があたかも焼物の窯変模様のような
外観を有し、しかもその光沢が経年変化することなく意
匠性の長続きする化粧無機質壁板を提供することを目的
としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る化
粧無機質壁板は、任意色彩で表面塗装した無機質板材表
面に、雲母を添加したクリヤー塗膜が均一に設けられて
なることを特徴とするものである。
【0007】請求項2に係る化粧無機質壁板は、表面に
縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成された無機質壁板におい
て、凹溝内と凹溝で区分される凸部表面が異なる色彩の
塗料で塗装され、さらに凸部表面のみに雲母を添加した
クリヤー塗膜が均一に設けられてなることを特徴とする
ものである。
【0008】請求項3に係る化粧無機質壁板は、表面に
縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成された無機質壁板におい
て、凹溝内と凹溝で区分される凸部表面が同一色彩の塗
料で塗装され、さらに凸部表面のみに雲母を添加したク
リヤー塗膜が均一に設けられてなることを特徴とするも
のである。
【0009】請求項4に係る化粧無機質壁板は、任意色
彩で表面塗装した無機質板材表面に、雲母を添加したク
リヤー塗膜が点状に均一分散された状態で塗装されてな
ることを特徴とするものであり、請求項5に係る化粧無
機質壁板は、表面に縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成され
た無機質壁板において、凹溝内と凹溝で区分される凸部
表面が異なる色彩の塗料で塗装され、さらに凸部表面の
みに雲母を添加したクリヤー塗膜が点状に均一分散され
た状態で塗装されてなることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1の雲母を添加したクリヤー塗膜はパー
ル調の光沢を有し、雲母片の粒度、及び添加量によって
パール調の光沢、クリヤー塗料の透明度が調節される。
従って、このクリヤー塗膜を通常の色彩の化粧層上に塗
布した場合、下地となる化粧層の色彩が適当に隠蔽され
ると同時に雲母片によってパール調の光沢が付与され、
これによって奥の深い色彩と光沢が付与され、あたかも
窯変のような化粧外観とすることができるのである。
【0011】請求項2に係る化粧無機質壁板は、煉瓦目
地模様の凸部表面のみが雲母を添加したクリヤー塗膜で
化粧されるため、凸部表面があたかも焼成煉瓦のような
外観となる。請求項3に係る化粧無機質壁板は、下地が
同一色でも凸部表面が雲母を添加したクリヤー塗膜によ
り変化が付与されるので、意匠性に富む化粧塗装がより
安価に得られる。
【0012】請求項4に係る化粧無機質壁板は、雲母を
添加したクリヤー塗膜を散点状に均一分散させて塗装し
ているため、部分的にパール調の光沢が付与される。請
求項5に係る化粧無機質壁板は、煉瓦目地模様の凸部表
面のみに雲母を添加したクリヤー塗膜を散点状に均一分
散させて塗装しているため、凸部表面が部分的に窯変の
ような化粧外観とすることができる。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0014】(実施例1)試験用無機質板として厚さ 5
mm、縦横40×40cmの表面平滑な無機質壁板を用意し、表
面にアクリルエマルジョンによるこげ茶色の塗装を施
し、十分に乾燥させた。次に、平均粒径0.2mm の鱗片状
雲母片を 5重量部、 8重量部、10重量部添加したアクリ
ルエマルジョンからなるクリヤー塗料を用意し、これを
ロールコータにより 50g/m2 で塗装した。
【0015】(実施例2)試験用無機質板として厚さ15
mm、縦横40×40cmの無機質壁板であって、表面に深さ 5
mm幅10mmの目地溝を横10cm間隔、縦 5cm間隔で研削加工
した無機質壁板を用意し、凹溝及び凸部表面の表面全面
にアクリルエマルジョンによる灰白色の塗料をフローコ
ータで塗装し、指触乾燥後凸部表面だけにロールコータ
でこげ茶色の塗装を塗装し十分に乾燥させた。次に、実
施例1と同様平均粒径0.2mm の鱗片状雲母片を 5重量
部、 8重量部、10重量部添加したアクリルエマルジョン
からなるクリヤー塗料を用意し、ロールコータにより凸
部表面だけに 50g/m2 で塗装した。
【0016】(実施例3)実施例2と同じ無機質壁板の
表面全面にアクリルエマルジョンによる灰白色の塗料を
フローコータで塗装し、実施例1と同様平均粒径0.2mm
の鱗片状雲母片を5重量部、 8重量部、10重量部添加し
たアクリルエマルジョンからなるクリヤー塗料をロール
コータにより凸部表面だけに 50g/m2 で塗装した。
【0017】(実施例4)実施例1と同じ塗装の試験板
を用い、その表面に平均粒径0.2mm の鱗片状雲母片を 5
重量部、 8重量部、10重量部添加したアクリルエマルジ
ョンからなるクリヤー塗料を、噴霧圧を下げたスプレー
塗装により塗料を散点状に散布するスパッタ塗装により
塗装した。
【0018】(実施例5)実施例2と同じ二色色分塗装
の試験板を用い、凹溝部分にマスキングをした後実施例
3と同様、平均粒径0.2mm の鱗片状雲母片を 5重量部、
8重量部、10重量部添加したアクリルエマルジョンから
なるクリヤー塗料を、凸部表面のみにスパッタ塗装し
た。
【0019】次に実施例1〜5について外観比較試験を
行ったところ、実施例1〜3は雲母片の添加量の増加に
従ってパール光沢が顕著となり、窯変のような化粧外観
となった。また、実施例4、5は散点状に塗布された部
分だけがパール光沢を帯び、やはり窯変のような化粧外
観となった。次に、実施例1〜5で得た化粧無機質壁板
を屋外で南面暴露条件で1年間放置したところ、雲母を
添加したクリヤー塗膜の光沢には全く変化がなかった。
これに対し、雲母を添加しないクリヤー塗膜を設けた試
験板は表面光沢が全く消失していた。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の化粧無
機質壁板は、表面が窯変様の化粧外観とされ意匠性に富
むと共に、雲母の添加により紫外線透過性が少なくなり
塗膜劣化がそれだけ防止され、長期に渡ってパール光沢
が維持できる効果を有する。請求項2及び3の化粧無機
質壁板は、凸部表面について実施例と同じ効果を有する
と共にその表面光沢があたかも焼成煉瓦のような外観と
なり、さらに意匠性が付与できる効果を有する。請求項
4及び5の化粧無機質壁板はクリヤー塗装部分が散点状
となるため、窯変の雰囲気がさらに良く強調される効果
を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04F 13/14 102 8913−2E E04F 13/14 102A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意色彩で表面塗装した無機質板材表面
    に、雲母を添加したクリヤー塗膜が均一に設けられてな
    ることを特徴とする化粧無機質壁板。
  2. 【請求項2】表面に縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成され
    た無機質壁板において、凹溝内と凹溝で区分される凸部
    表面が異なる色彩の塗料で塗装され、さらに凸部表面の
    みに雲母を添加したクリヤー塗膜が均一に設けられてな
    ることを特徴とする化粧無機質壁板。
  3. 【請求項3】表面に縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成され
    た無機質壁板において、凹溝内と凹溝で区分される凸部
    表面が同一色彩の塗料で塗装され、さらに凸部表面のみ
    に雲母を添加したクリヤー塗膜が均一に設けられてなる
    ことを特徴とする化粧無機質壁板。
  4. 【請求項4】任意色彩で表面塗装した無機質板材表面
    に、雲母を添加したクリヤー塗膜が点状に均一分散され
    た状態で塗装されてなることを特徴とする化粧無機質壁
    板。
  5. 【請求項5】表面に縦横に煉瓦目地状の凹溝が形成され
    た無機質壁板において、凹溝内と凹溝で区分される凸部
    表面が異なる色彩の塗料で塗装され、さらに凸部表面の
    みに雲母を添加したクリヤー塗膜が点状に均一分散され
    た状態で塗装されてなることを特徴とする化粧無機質壁
    板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104194444A (zh) * 2014-09-19 2014-12-10 苏州洛特兰新材料科技有限公司 一种多彩内墙涂料
US9260613B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Imerys Minerals Limited Clear coating compositions comprising particulate inorganic mineral

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US9260613B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Imerys Minerals Limited Clear coating compositions comprising particulate inorganic mineral
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