JPH0965414A - 無線通信方法および無線通信装置 - Google Patents
無線通信方法および無線通信装置Info
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- JPH0965414A JPH0965414A JP7221545A JP22154595A JPH0965414A JP H0965414 A JPH0965414 A JP H0965414A JP 7221545 A JP7221545 A JP 7221545A JP 22154595 A JP22154595 A JP 22154595A JP H0965414 A JPH0965414 A JP H0965414A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数のチャネルを利用し高速でデータ通信を
行う。 【解決手段】 通信装置Ｍに無線通信部ＭSR1 〜ＭSRn
を、通信装置Ｓに無線通信部ＳSR1 〜ＳSRn を設ける。
送信部ＭS1〜ＭSnの送信周波数をｆS1〜ｆSn、受信部Ｍ
R1〜ＭRnの受信周波数をｆR1〜ｆRn、受信部ＳR1〜ＳRn
の受信周波数をｆS1〜ｆSn、送信部ＳS1〜ＳSnの送信周
波数をｆR1〜ｆRnとする。送受信周波数ｆS1，ｆR1を制
御チャネルＣｓとして割り当て、送受信周波数ｆS2，ｆ
R2〜ｆSn，ｆRnをデータ通信チャネルＤS2〜ＤSnとして
割り当て、制御チャネルＣｓを利用して相手方の通信装
置との間で自己の提供できる通信チャネル情報などを交
換することによって、データ通信チャネルＤS2〜ＤSnを
同時に利用してデータ通信を行う。
行う。 【解決手段】 通信装置Ｍに無線通信部ＭSR1 〜ＭSRn
を、通信装置Ｓに無線通信部ＳSR1 〜ＳSRn を設ける。
送信部ＭS1〜ＭSnの送信周波数をｆS1〜ｆSn、受信部Ｍ
R1〜ＭRnの受信周波数をｆR1〜ｆRn、受信部ＳR1〜ＳRn
の受信周波数をｆS1〜ｆSn、送信部ＳS1〜ＳSnの送信周
波数をｆR1〜ｆRnとする。送受信周波数ｆS1，ｆR1を制
御チャネルＣｓとして割り当て、送受信周波数ｆS2，ｆ
R2〜ｆSn，ｆRnをデータ通信チャネルＤS2〜ＤSnとして
割り当て、制御チャネルＣｓを利用して相手方の通信装
置との間で自己の提供できる通信チャネル情報などを交
換することによって、データ通信チャネルＤS2〜ＤSnを
同時に利用してデータ通信を行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信を利用
した無線通信方法および無線通信装置に関し、特に高速
でデータ通信を行うことの可能な無線通信方法および無
線通信装置に関するものである。
した無線通信方法および無線通信装置に関し、特に高速
でデータ通信を行うことの可能な無線通信方法および無
線通信装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、無線通信装置間でのデータ通信
は、所定の送信周波数と受信周波数とを利用した１チャ
ネル通信であった。
は、所定の送信周波数と受信周波数とを利用した１チャ
ネル通信であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来の無線
通信装置では、高速でデータ通信を行うには限界があっ
た。すなわち、従来の無線通信装置では、高速でデータ
通信を行うことができなかった。
通信装置では、高速でデータ通信を行うには限界があっ
た。すなわち、従来の無線通信装置では、高速でデータ
通信を行うことができなかった。
【０００４】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、その目的とするところは、高速でデー
タ通信を行うことの可能な無線通信方法および無線通信
装置を提供することにある。
なされたもので、その目的とするところは、高速でデー
タ通信を行うことの可能な無線通信方法および無線通信
装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、第１発明（請求項１に係る発明）の無線通信
方法は、無線通信装置に送信周波数と受信周波数とが異
なる無線通信部を複数設け、この無線通信部の内の１つ
の無線通信部の送受信周波数を制御チャネルとして割り
当て、その他の無線通信部の送受信周波数をデータ通信
チャネルとして割り当て、制御チャネルを利用して自己
の提供できる通信チャネル情報などを相手方の無線通信
装置との間で交換することによって、残りの複数のデー
タ通信チャネルを同時に利用してデータ通信を行うよう
にしたものである。
るために、第１発明（請求項１に係る発明）の無線通信
方法は、無線通信装置に送信周波数と受信周波数とが異
なる無線通信部を複数設け、この無線通信部の内の１つ
の無線通信部の送受信周波数を制御チャネルとして割り
当て、その他の無線通信部の送受信周波数をデータ通信
チャネルとして割り当て、制御チャネルを利用して自己
の提供できる通信チャネル情報などを相手方の無線通信
装置との間で交換することによって、残りの複数のデー
タ通信チャネルを同時に利用してデータ通信を行うよう
にしたものである。
【０００６】第２発明（請求項２に係る発明）の無線通
信装置は、送信周波数と受信周波数とが異なる複数の無
線通信部と、この無線通信部の内の１つの無線通信部の
送受信周波数を制御チャネルとし、その他の無線通信部
の送受信周波数をデータ通信チャネルとし、制御チャネ
ルを利用して相手方の無線通信装置との間で自己の提供
できる通信チャネル情報などを交換することによって、
残りの複数のデータ通信チャネルを同時に利用してデー
タ通信を行う手段とを設けたものである。
信装置は、送信周波数と受信周波数とが異なる複数の無
線通信部と、この無線通信部の内の１つの無線通信部の
送受信周波数を制御チャネルとし、その他の無線通信部
の送受信周波数をデータ通信チャネルとし、制御チャネ
ルを利用して相手方の無線通信装置との間で自己の提供
できる通信チャネル情報などを交換することによって、
残りの複数のデータ通信チャネルを同時に利用してデー
タ通信を行う手段とを設けたものである。
【０００７】したがってこの発明によれば、複数の無線
通信部の内の１つの無線通信部の送受信周波数が制御チ
ャネルとして割り当てられ、その他の無線通信部の送受
信周波数がデータ通信チャネルとして割り当てられ、制
御チャネルを利用して自己の提供できる通信チャネル情
報などが相手方の無線通信装置との間で交換され、残り
の複数のデータ通信チャネルを同時に利用してデータ通
信が行われる。
通信部の内の１つの無線通信部の送受信周波数が制御チ
ャネルとして割り当てられ、その他の無線通信部の送受
信周波数がデータ通信チャネルとして割り当てられ、制
御チャネルを利用して自己の提供できる通信チャネル情
報などが相手方の無線通信装置との間で交換され、残り
の複数のデータ通信チャネルを同時に利用してデータ通
信が行われる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に基づき
詳細に説明する。 〔実施形態１〕図１はこの発明の一実施形態を示す無線
通信装置間の通信状況を示す図である。同図において、
ＭおよびＳは無線通信装置（赤外線通信装置）であり、
本実施形態では無線通信装置Ｍをマスタ、無線通信装置
Ｓをスレーブとする。無線通信装置（以下、単に通信装
置と言う）Ｍは無線通信部ＭSR1 〜ＭSRn を備えてい
る。通信装置Ｓは無線通信部ＳSR1 〜ＳSRn を備えてい
る。
詳細に説明する。 〔実施形態１〕図１はこの発明の一実施形態を示す無線
通信装置間の通信状況を示す図である。同図において、
ＭおよびＳは無線通信装置（赤外線通信装置）であり、
本実施形態では無線通信装置Ｍをマスタ、無線通信装置
Ｓをスレーブとする。無線通信装置（以下、単に通信装
置と言う）Ｍは無線通信部ＭSR1 〜ＭSRn を備えてい
る。通信装置Ｓは無線通信部ＳSR1 〜ＳSRn を備えてい
る。
【０００９】無線通信部ＭSR1 〜ＭSRn は送信部ＭS1〜
ＭSnおよび受信部ＭR1〜ＭRnを備えている。無線通信部
ＳSR1 〜ＳSRn は受信部ＳR1〜ＳRnおよび送信部ＳS1〜
ＳSnを備えている。送信部ＭS1〜ＭSnの送信周波数はｆ
S1〜ｆSnとされている。受信部ＭR1〜ＭRnの受信周波数
はｆR1〜ｆRnとされている。受信部ＳR1〜ＳRnの受信周
波数はｆS1〜ｆSnとされている。送信部ＳS1〜ＳSnの送
信周波数はｆR1〜ｆRnとされている。
ＭSnおよび受信部ＭR1〜ＭRnを備えている。無線通信部
ＳSR1 〜ＳSRn は受信部ＳR1〜ＳRnおよび送信部ＳS1〜
ＳSnを備えている。送信部ＭS1〜ＭSnの送信周波数はｆ
S1〜ｆSnとされている。受信部ＭR1〜ＭRnの受信周波数
はｆR1〜ｆRnとされている。受信部ＳR1〜ＳRnの受信周
波数はｆS1〜ｆSnとされている。送信部ＳS1〜ＳSnの送
信周波数はｆR1〜ｆRnとされている。
【００１０】これにより、通信装置Ｍの送信部ＭS1〜Ｍ
Snからの送信データは通信装置Ｓの受信部ＳR1〜ＳRnで
受信され、通信装置Ｓの送信部ＳS1〜ＳSnからの送信デ
ータは通信装置Ｍの受信部ＭR1〜ＭRnで受信される。本
実施形態では、通信装置Ｍの無線通信部ＭSR1 の送受信
周波数ｆS1，ｆR1を制御チャネルＣｓとして割り当て、
その他の無線通信部ＭSR2 〜ＭSRn の送受信周波数
ｆS2，ｆR2〜ｆSn，ｆRnをデータ通信チャネルＤS2〜Ｄ
Snとして割り当てる。
Snからの送信データは通信装置Ｓの受信部ＳR1〜ＳRnで
受信され、通信装置Ｓの送信部ＳS1〜ＳSnからの送信デ
ータは通信装置Ｍの受信部ＭR1〜ＭRnで受信される。本
実施形態では、通信装置Ｍの無線通信部ＭSR1 の送受信
周波数ｆS1，ｆR1を制御チャネルＣｓとして割り当て、
その他の無線通信部ＭSR2 〜ＭSRn の送受信周波数
ｆS2，ｆR2〜ｆSn，ｆRnをデータ通信チャネルＤS2〜Ｄ
Snとして割り当てる。
【００１１】通信装置Ｍは、本データの送信に先だっ
て、送信部ＭS1より周波数ｆS1を利用して情報送信宣言
を同時放送する。この情報送信宣言の中には、受信相
手を特定するＩＤ番号、通信装置Ｍがマスタであるこ
とを知らせる情報、受信チャネルの番号、通信装置
Ｍの提供できる通信チャネル情報、通信装置Ｍの装置
番号、確保したいデータ通信速度、送信データの属
性を示す情報などが含まれている。
て、送信部ＭS1より周波数ｆS1を利用して情報送信宣言
を同時放送する。この情報送信宣言の中には、受信相
手を特定するＩＤ番号、通信装置Ｍがマスタであるこ
とを知らせる情報、受信チャネルの番号、通信装置
Ｍの提供できる通信チャネル情報、通信装置Ｍの装置
番号、確保したいデータ通信速度、送信データの属
性を示す情報などが含まれている。
【００１２】通信装置Ｓは、通信装置Ｍからの情報送信
宣言をその受信部ＳR1で受信し、その情報送信宣言に含
まれているＩＤ番号が自分のＩＤ番号と合致しているか
を確認する。ＩＤ番号が一致していれば、通信装置Ｓ
は、同時放送に対する送信であるという属性を入れて、
送信部ＳS1より周波数ｆR1を利用して送信データを送信
する。
宣言をその受信部ＳR1で受信し、その情報送信宣言に含
まれているＩＤ番号が自分のＩＤ番号と合致しているか
を確認する。ＩＤ番号が一致していれば、通信装置Ｓ
は、同時放送に対する送信であるという属性を入れて、
送信部ＳS1より周波数ｆR1を利用して送信データを送信
する。
【００１３】また、これと同時に、通信装置Ｓは、相手
方の通信装置Ｍがデータ通信チャネルＤS2〜ＤSnを有し
ていることを知っていることから、送信部ＳS2〜ＳSnよ
り周波数ｆR2〜ｆRnを利用して同じタイミングで送信デ
ータを送信する。ことのとき、通信装置Ｓからの周波数
ｆR1〜ｆRnを利用した送信データには、通信装置Ｓがス
レーブであることを告げる情報や自分の提供できる通信
チャネル情報，自分の装置番号，確保したいデータ通信
速度などが含まれている。
方の通信装置Ｍがデータ通信チャネルＤS2〜ＤSnを有し
ていることを知っていることから、送信部ＳS2〜ＳSnよ
り周波数ｆR2〜ｆRnを利用して同じタイミングで送信デ
ータを送信する。ことのとき、通信装置Ｓからの周波数
ｆR1〜ｆRnを利用した送信データには、通信装置Ｓがス
レーブであることを告げる情報や自分の提供できる通信
チャネル情報，自分の装置番号，確保したいデータ通信
速度などが含まれている。
【００１４】なお、上述においては、通信装置Ｍからの
同時放送の受信に通信装置Ｓが成功した場合について述
べた。通信装置Ｍからの同時放送の受信に通信装置Ｓが
失敗した場合、通信装置Ｍは、所定時間が経過した後に
再び同時放送を試みる。この試みは、規定回数に達する
まで続けられ、規定回数に達すると終了する。
同時放送の受信に通信装置Ｓが成功した場合について述
べた。通信装置Ｍからの同時放送の受信に通信装置Ｓが
失敗した場合、通信装置Ｍは、所定時間が経過した後に
再び同時放送を試みる。この試みは、規定回数に達する
まで続けられ、規定回数に達すると終了する。
【００１５】通信装置Ｍは、通信装置Ｓからの周波数ｆ
R1〜ｆRnを利用しての送信データの受信部ＭR1〜ＭRnで
の受信に成功すると、送信部ＭS1〜ＭSnより周波数ｆS1
〜ｆSnを利用してその成功を通信装置Ｓに伝える。
R1〜ｆRnを利用しての送信データの受信部ＭR1〜ＭRnで
の受信に成功すると、送信部ＭS1〜ＭSnより周波数ｆS1
〜ｆSnを利用してその成功を通信装置Ｓに伝える。
【００１６】なお、通信装置Ｍでは、通信装置Ｓからの
周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの受信に失敗
することもある。この失敗には、周波数ｆR1〜ｆRnを
利用しての送信データの全ての受信に失敗する場合、
周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの一部の受信
に失敗する場合が考えられる。
周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの受信に失敗
することもある。この失敗には、周波数ｆR1〜ｆRnを
利用しての送信データの全ての受信に失敗する場合、
周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの一部の受信
に失敗する場合が考えられる。
【００１７】このような場合、一般的な通信手順によっ
てこれに対処することができる。例えば、受信に失敗し
たチャネルに対してだけ、再送信を要求する「ａｃｋ」
を返信する。受信に成功したチャネルについては、その
まま次のシーケンスへ進み、受信に失敗したものだけ
が、再送信を通信装置Ｓに要求する。
てこれに対処することができる。例えば、受信に失敗し
たチャネルに対してだけ、再送信を要求する「ａｃｋ」
を返信する。受信に成功したチャネルについては、その
まま次のシーケンスへ進み、受信に失敗したものだけ
が、再送信を通信装置Ｓに要求する。
【００１８】ここまでのシーケンスがうまく行けば、す
なわち周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの受信
成功を通信装置Ｓに伝えるまでのシーケンスがうまく行
けば、データ通信チャネルＤS2〜ＤSnを同時に利用して
本データの通信を行う。これにより、多数のチャネルを
利用し、高速でデータ通信が行われる。また、高速でデ
ータ通信が行えるとともに、通信装置ＭとＳとの間で交
換されたデータを、例えば、外部の回線に対して、全２
重モデムを介しての高速データ通信も可能となる。
なわち周波数ｆR1〜ｆRnを利用しての送信データの受信
成功を通信装置Ｓに伝えるまでのシーケンスがうまく行
けば、データ通信チャネルＤS2〜ＤSnを同時に利用して
本データの通信を行う。これにより、多数のチャネルを
利用し、高速でデータ通信が行われる。また、高速でデ
ータ通信が行えるとともに、通信装置ＭとＳとの間で交
換されたデータを、例えば、外部の回線に対して、全２
重モデムを介しての高速データ通信も可能となる。
【００１９】この本データの通信は、例えば、１つのパ
ケットを送信するたびに「ａｃｋ」を返しながら行う方
法や、複数のパケットを送信した後に「ａｃｋ」を返し
ながら行う方法などが考えられる。この場合、各パケッ
トには、データフレーム番号も含めて送信するようにし
た方がよい。
ケットを送信するたびに「ａｃｋ」を返しながら行う方
法や、複数のパケットを送信した後に「ａｃｋ」を返し
ながら行う方法などが考えられる。この場合、各パケッ
トには、データフレーム番号も含めて送信するようにし
た方がよい。
【００２０】なお、本実施形態においては、マスタが最
初に発信したチャネルの使用目的を次のようにして決め
ておく。すなわち、マスタが最初に利用したチャネルを
制御チャネルとし、通常はコマンドチャネルとして利用
し、データがくるかもしれないチャネルとして常に準備
しておく。また、残りのチャネルをデータ通信チャネル
とし、データ専用チャネルとして利用する。
初に発信したチャネルの使用目的を次のようにして決め
ておく。すなわち、マスタが最初に利用したチャネルを
制御チャネルとし、通常はコマンドチャネルとして利用
し、データがくるかもしれないチャネルとして常に準備
しておく。また、残りのチャネルをデータ通信チャネル
とし、データ専用チャネルとして利用する。
【００２１】このようにした場合、データ通信モードに
入ってから、制御チャネルでのデータエラーで再送信が
発生し、データ通信チャネルでは問題なくデータ通信が
行われているという事態が発生することがある。このよ
うな場合、専用の１つのファイルを転送している場合に
は、各データ通信チャネルで受信したデータの順番が変
化してしまう。これを保証する部分も必要となる。この
ために、例えば、受信バッファを持つようにし、パケッ
トを組み替えるファームウェアを準備しておくことが考
えられる。したがって、通信装置Ｓは、データを送信す
る場合には、そのデータを送出する場合に、パケット番
号を付加することになる。
入ってから、制御チャネルでのデータエラーで再送信が
発生し、データ通信チャネルでは問題なくデータ通信が
行われているという事態が発生することがある。このよ
うな場合、専用の１つのファイルを転送している場合に
は、各データ通信チャネルで受信したデータの順番が変
化してしまう。これを保証する部分も必要となる。この
ために、例えば、受信バッファを持つようにし、パケッ
トを組み替えるファームウェアを準備しておくことが考
えられる。したがって、通信装置Ｓは、データを送信す
る場合には、そのデータを送出する場合に、パケット番
号を付加することになる。
【００２２】通信装置Ｓによるデータの送信が全て終了
した場合には、利用していたデータ通信チャネルＤS2〜
ＤSnを介し、通信装置Ｍに対して「ｅｎｄ」を送る。こ
れで、通信装置Ｍから「ａｃｋ」をもらえば、通信装置
ＭとＳとの間でのデータ通信は無事終了となる。なお、
通信装置Ｍは、データの受信に失敗した場合、通信装置
Ｓに対して再送信要求を行う。また、本実施形態では、
通信装置Ｍをマスタとし、通信装置Ｓをスレーブとした
が、通信装置Ｓが情報送信宣言を行えば、通信装置Ｓが
マスタ、通信装置Ｍがスレーブとなる。
した場合には、利用していたデータ通信チャネルＤS2〜
ＤSnを介し、通信装置Ｍに対して「ｅｎｄ」を送る。こ
れで、通信装置Ｍから「ａｃｋ」をもらえば、通信装置
ＭとＳとの間でのデータ通信は無事終了となる。なお、
通信装置Ｍは、データの受信に失敗した場合、通信装置
Ｓに対して再送信要求を行う。また、本実施形態では、
通信装置Ｍをマスタとし、通信装置Ｓをスレーブとした
が、通信装置Ｓが情報送信宣言を行えば、通信装置Ｓが
マスタ、通信装置Ｍがスレーブとなる。
【００２３】〔実施形態２〕実施形態１では、通信装置
Ｍをマスタとし、通信相手とするスレーブを通信装置Ｓ
の１台とした。実施形態２では、図２に示すように、通
信相手とするスレーブを通信装置Ｓ１，Ｓ２の２台とし
ている。この場合、通信装置（マスタ）Ｍ’は、スレー
ブが２台いることは知らずに、これから、複数のデータ
通信チャネルを同時に利用して、あたかも１本の太い通
信路があるかのように高速データ通信を行おうとしてい
る。
Ｍをマスタとし、通信相手とするスレーブを通信装置Ｓ
の１台とした。実施形態２では、図２に示すように、通
信相手とするスレーブを通信装置Ｓ１，Ｓ２の２台とし
ている。この場合、通信装置（マスタ）Ｍ’は、スレー
ブが２台いることは知らずに、これから、複数のデータ
通信チャネルを同時に利用して、あたかも１本の太い通
信路があるかのように高速データ通信を行おうとしてい
る。
【００２４】マスタＭ’は６チャネルの通信チャネルを
有し、通信装置（スレーブ）Ｓ１は３チャネルの通信チ
ャネルを有し、通信装置（スレーブ）Ｓ２は４チャネル
の通信チャネルを有している。すなわち、マスタＭ’
は、無線通信部ＭSR1 〜ＭSR6を有し、スレーブＳ１は
無線通信部Ｓ１SR1 〜Ｓ１SR3 を有し、スレーブＳ２は
無線通信部Ｓ２SR1 〜Ｓ２SR4 を有している。
有し、通信装置（スレーブ）Ｓ１は３チャネルの通信チ
ャネルを有し、通信装置（スレーブ）Ｓ２は４チャネル
の通信チャネルを有している。すなわち、マスタＭ’
は、無線通信部ＭSR1 〜ＭSR6を有し、スレーブＳ１は
無線通信部Ｓ１SR1 〜Ｓ１SR3 を有し、スレーブＳ２は
無線通信部Ｓ２SR1 〜Ｓ２SR4 を有している。
【００２５】これらのチャネルのうち１つは制御チャネ
ルとして利用され、その他はデータ通信チャネルとして
利用される。図２の実施形態では、無線通信部ＭSR1 と
Ｓ１SR1 およびＳ２SR2 との全２重通信路が制御チャネ
ルＣｓ1およびＣｓ2として利用され、その他の全２重通
信路ＤS11 ，ＤS12 ，ＤS21 ，ＤS22 ，ＤS23 がデータ
通信チャネルとして利用される。この場合、マスタＭ’
からの同時放送により、データ通信チャネルＤS11 ，Ｄ
S12 ，ＤS21 ，ＤS22 ，ＤS23 を同時に利用して、高速
通信が次のようにして行われる。
ルとして利用され、その他はデータ通信チャネルとして
利用される。図２の実施形態では、無線通信部ＭSR1 と
Ｓ１SR1 およびＳ２SR2 との全２重通信路が制御チャネ
ルＣｓ1およびＣｓ2として利用され、その他の全２重通
信路ＤS11 ，ＤS12 ，ＤS21 ，ＤS22 ，ＤS23 がデータ
通信チャネルとして利用される。この場合、マスタＭ’
からの同時放送により、データ通信チャネルＤS11 ，Ｄ
S12 ，ＤS21 ，ＤS22 ，ＤS23 を同時に利用して、高速
通信が次のようにして行われる。
【００２６】先ず、マスタＭ’は、自分の持っているリ
ソース（この場合は自己の提供できる通信チャネルや使
用することのできる周波数など）を同時放送する。スレ
ーブＳ１，Ｓ２は、これを受信すると、スレーブ側のリ
ソースをマスタＭ’に対して送信する。この場合、同じ
周波数で、スレーブＳ１，Ｓ２がマスタＭ’に対して送
信することがある。
ソース（この場合は自己の提供できる通信チャネルや使
用することのできる周波数など）を同時放送する。スレ
ーブＳ１，Ｓ２は、これを受信すると、スレーブ側のリ
ソースをマスタＭ’に対して送信する。この場合、同じ
周波数で、スレーブＳ１，Ｓ２がマスタＭ’に対して送
信することがある。
【００２７】これを回避するために、スレーブＳ１，Ｓ
２は、マスタＭ’側のリソースが分かったところで、自
分の送信する周波数と送信を開始する時間を、ある決め
られたアルゴリズムか乱数によってスレーブ自ら決定
し、マスタＭ’側に送信する。マスタＭ’側の受信部
は、それぞれ独立しているため、スレーブＳ１，Ｓ２側
のデータを受信することができる。もし、マスタＭ’側
に２つのチャネルしかない場合には、スレーブＳ１，Ｓ
２の送信周波数が重なる確率は増加するが、そのときに
は特別な決めごとをすることで対処できる。
２は、マスタＭ’側のリソースが分かったところで、自
分の送信する周波数と送信を開始する時間を、ある決め
られたアルゴリズムか乱数によってスレーブ自ら決定
し、マスタＭ’側に送信する。マスタＭ’側の受信部
は、それぞれ独立しているため、スレーブＳ１，Ｓ２側
のデータを受信することができる。もし、マスタＭ’側
に２つのチャネルしかない場合には、スレーブＳ１，Ｓ
２の送信周波数が重なる確率は増加するが、そのときに
は特別な決めごとをすることで対処できる。
【００２８】このようにして、マスタＭ’は、スレーブ
Ｓ１，Ｓ２のリソース情報を受け取る。そして、その返
事として、マスタＭ’は、スレーブＳ１，Ｓ２に対して
マスタＭ’が用意した制御チャネルＣｓ1，Ｃｓ2を利用
してスレーブＳ１，Ｓ２に対するチャネルの配分が必要
であれば、それを知らせる。もし、配分が不必要な場合
には、スレーブＳ１，Ｓ２にも同じ周波数を利用して、
マスタＭ’側から同じデータを、スレーブＳ１，Ｓ２に
対して送ることになるときもある。
Ｓ１，Ｓ２のリソース情報を受け取る。そして、その返
事として、マスタＭ’は、スレーブＳ１，Ｓ２に対して
マスタＭ’が用意した制御チャネルＣｓ1，Ｃｓ2を利用
してスレーブＳ１，Ｓ２に対するチャネルの配分が必要
であれば、それを知らせる。もし、配分が不必要な場合
には、スレーブＳ１，Ｓ２にも同じ周波数を利用して、
マスタＭ’側から同じデータを、スレーブＳ１，Ｓ２に
対して送ることになるときもある。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば、複数の無線通信部の内の１つの無線通信
部の送受信周波数が制御チャネルとして割り当てられ、
その他の無線通信部の送受信周波数がデータ通信チャネ
ルとして割り当てられ、制御チャネルを利用して自己の
提供できる通信チャネル情報などが相手方の無線通信装
置との間で交換され、残りの複数のデータ通信チャネル
を同時に利用してデータ通信が行われるものとなり、多
数のチャネルを利用し高速でデータ通信を行うことがで
きるようになる。
発明によれば、複数の無線通信部の内の１つの無線通信
部の送受信周波数が制御チャネルとして割り当てられ、
その他の無線通信部の送受信周波数がデータ通信チャネ
ルとして割り当てられ、制御チャネルを利用して自己の
提供できる通信チャネル情報などが相手方の無線通信装
置との間で交換され、残りの複数のデータ通信チャネル
を同時に利用してデータ通信が行われるものとなり、多
数のチャネルを利用し高速でデータ通信を行うことがで
きるようになる。
【図１】 本発明の一実施形態（実施形態１）を示す無
線通信装置間の通信状況を示す図である。
線通信装置間の通信状況を示す図である。
【図２】 本発明の他の実施形態（実施形態２）を示す
無線通信装置間の通信状況を示す図である。
無線通信装置間の通信状況を示す図である。
Ｍ…無線通信装置（マスタ）、Ｓ…無線通信装置（スレ
ーブ）、ＭSR1 〜ＭSR n …無線通信部、ＳSR1 〜ＳSRn
…無線通信部、ＭS1〜ＭSn…送信部、ＭR1〜ＭRn…受信
部、ＳS1〜ＳSn…送信部、ＳR1〜ＳRn…受信部、Ｃｓ…
制御チャネル、ＤS2〜ＤSn…データ通信チャネル。
ーブ）、ＭSR1 〜ＭSR n …無線通信部、ＳSR1 〜ＳSRn
…無線通信部、ＭS1〜ＭSn…送信部、ＭR1〜ＭRn…受信
部、ＳS1〜ＳSn…送信部、ＳR1〜ＳRn…受信部、Ｃｓ…
制御チャネル、ＤS2〜ＤSn…データ通信チャネル。
Claims (2)
- 【請求項１】 無線通信装置に送信周波数と受信周波数
とが異なる無線通信部を複数設け、この無線通信部の内
の１つの無線通信部の送受信周波数を制御チャネルとし
て割り当て、その他の無線通信部の送受信周波数をデー
タ通信チャネルとして割り当て、前記制御チャネルを利
用して自己の提供できる通信チャネル情報などを相手方
の無線通信装置との間で交換することによって、残りの
複数の前記データ通信チャネルを同時に利用してデータ
通信を行うことを特徴とする無線通信方法。 - 【請求項２】 送信周波数と受信周波数とが異なる複数
の無線通信部と、この無線通信部の内の１つの無線通信
部の送受信周波数を制御チャネルとし、その他の無線通
信部の送受信周波数をデータ通信チャネルとし、前記制
御チャネルを利用して相手方の無線通信装置との間で自
己の提供できる通信チャネル情報などを交換することに
よって、残りの複数の前記データ通信チャネルを同時に
利用してデータ通信を行う手段とを備えたことを特徴と
する無線通信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221545A JP2817677B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 無線通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7221545A JP2817677B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 無線通信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0965414A true JPH0965414A (ja) | 1997-03-07 |
| JP2817677B2 JP2817677B2 (ja) | 1998-10-30 |
Family
ID=16768407
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7221545A Expired - Fee Related JP2817677B2 (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 無線通信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2817677B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999031823A1 (fr) * | 1997-12-16 | 1999-06-24 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Procede d'attribution d'un canal radio pour une radiocommunication |
| US6466557B1 (en) | 1997-07-14 | 2002-10-15 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Transmission channel allocation method and allocation apparatus |
| JP2011030211A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-02-10 | Kddi Corp | アシスト情報配信システム、無線基地局およびｇｐｓ位置測位装置 |
| JPWO2016143718A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2017-12-21 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム、無線通信方法、無線ｌａｎ基地局装置および無線ｌａｎ端末装置 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP7221545A patent/JP2817677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6466557B1 (en) | 1997-07-14 | 2002-10-15 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Transmission channel allocation method and allocation apparatus |
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| JP2011030211A (ja) * | 2009-06-22 | 2011-02-10 | Kddi Corp | アシスト情報配信システム、無線基地局およびｇｐｓ位置測位装置 |
| JPWO2016143718A1 (ja) * | 2015-03-06 | 2017-12-21 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム、無線通信方法、無線ｌａｎ基地局装置および無線ｌａｎ端末装置 |
| US10674483B2 (en) | 2015-03-06 | 2020-06-02 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Wireless communication system, wireless communication method, wireless LAN access point, and wireless LAN station |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2817677B2 (ja) | 1998-10-30 |
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