JPH0965393A - Ｉｓｄｎ一次群回線のチャネル分割制御装置 - Google Patents

Ｉｓｄｎ一次群回線のチャネル分割制御装置

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JPH0965393A
JPH0965393A JP7220279A JP22027995A JPH0965393A JP H0965393 A JPH0965393 A JP H0965393A JP 7220279 A JP7220279 A JP 7220279A JP 22027995 A JP22027995 A JP 22027995A JP H0965393 A JPH0965393 A JP H0965393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＩＳＤＮ一次群回線を収容する構内電話交換
機において、ＩＳＤＮ一次群回線による発信時に使用す
る通信チャネルを選択可能とする。 【解決手段】 内線電話機５０からＩＳＤＮ一次群回線
に対して発信する場合、主記憶装置２０内に登録されて
いる内線番号−通信チャネル情報に基づき使用するチャ
ネルを通信チャネル７０１〜７２３から選択する。ＩＳ
ＤＮ一次群回線から着信した場合、主記憶装置２０内に
登録されている着番号−通信チャネル情報と制御チャネ
ル７５０から受信した情報に基づいて使用するチャネル
を通信チャネル７０１〜７２３から選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＳＤＮ一次群回
線を収容する構内電話交換機における着信時のＩＳＤＮ
一次群回線のチャネル分割制御装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、複数のアナログ回線を収容し複数
の電話番号を使用する構内電話交換機において、ある内
線グループに対して回線および電話番号を割り当てて運
用する場合、内線からの発信については構内電話交換機
の制御によって割り当てられている回線を捕捉し発信す
ることによって、着信については局用交換機の制御によ
って電話番号ごとに着信する回線を割り当てることによ
って上記運用を実現していた。従って、従来のこの種の
装置においては、収容する回線がＩＳＤＮ一次群回線で
ある場合には、ＩＳＤＮ一次群回線を一括して取り扱わ
なければならず、ある内線グループに対して回線を分割
して独立した取扱いをすることはできなかった。例え
ば、いま通信チャネル及び発信者としてそれぞれＡ，
Ｂ，Ｃの３つのグループが存在し、これらのグループが
２３チャネルを共通で使用するとすると、いずれかのグ
ループ例えばＡグループが多数のチャネルを占有する
と、他のグループ例えばＢ，Ｃグループはこの使用され
ているチャネルを利用することができなくなり、関係の
ないＡグループの利用によってチャネルの使用制限を受
け、効率的利用ができないという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ＩＳＤＮ一次群回線を
収容し複数の電話番号を使用する構内電話交換機におい
て、他のグループの利用によってチャネルの使用制限を
受けないようにするためには、通信チャネルを内線グル
ープに対してあらかじめ割り当てて使用することで解決
される。そして、このＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネ
ルを内線グループに対して割り当てて運用するには、内
線からの発信については構内電話交換機の制御によって
割り当てられている通信チャネルを使用し発信すること
で実現することができる。
【０００４】しかし、着信については現状では交換局か
ら着信が有るときには、チャンネル識別子を含む着番号
情報要素が送られてきた後、任意の空きチャネルを指定
して応答しているので、電話番号毎にＩＳＤＮ一次群回
線の通信チャネルを指定して着信することができずＩＳ
ＤＮ一次群回線の通信チャネルを分割して、内線グルー
プに対して通信チャネルをあらかじめ割り当てて使用す
る方法が実現できないという問題がある。また、電話番
号毎にＩＳＤＮ一次群回線の通話チャネルを指定して着
信できるようにした場合においても、通信チャネルの割
り当ての変更は局用交換機側でのデータ変更を伴うこと
から、通信チャネルの割り当てを簡単に変更できないと
いう問題があった。
【０００５】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ＩＳＤＮ一次群回線を収容する構内電話交換機にお
いて、ＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを内線グルー
プに対して割り当てた運用を可能にするとともに、ＩＳ
ＤＮ一次群回線の通話チャネルの割り当ての変更を容易
に可能とする構内電話交換機の制御装置を提供すること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制
御装置は、内線番号と内線グループ番号を対応させる内
線番号−内線グループ対応テーブルと、ＩＳＤＮ一次群
回線の通信チャネルとチャネルグループ番号を対応させ
る通信チャネル−チャネルグループ対応テーブルと、着
番号とチャネルグループを対応させる着番号−チャネル
グループ対応テーブルと、ＩＳＤＮ一次群回線から通知
される着番号情報要素とチャネルグループ番号が対応し
ない場合および着番号情報要素が通知されない場合に制
御チャネル番号とチャネルグループ番号を対応させるグ
ローバルチャネルグループ対応テーブルと、内線グルー
プ番号とチャネルグループ番号を対応させる内線グルー
プ−チャネルグループ対応テーブルを格納した記憶装置
内と、内線からの発信時に対応する通信チャネルを選択
する発信時交換制御手段と、ＩＳＤＮ一次群回線からの
着信時に通信チャネルを選択する着信時交換制御手段か
ら構成される。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るＩＳＤＮ一次
群回線のチャネル分割制御装置の構成を図１ないし図６
を用いて詳細に説明する。図１は、本発明に係るＩＳＤ
Ｎ一次群回線のチャネル分割制御装置を採用したＩＳＤ
Ｎ一次群回線を収容する構内電話交換機の全体構成を示
す図である。本発明に係るＩＳＤＮ一次群回線のチャネ
ル分割制御装置を採用したＩＳＤＮ一次群回線を収容す
る構内電話交換機１は、構内電話交換機１が交換サービ
スを行うためのプログラムを実行し、そのプログラムに
従って構内電話交換機を制御する中央制御装置（ＣＣ）
１０と、構内電話交換機１が交換サービスを行うための
プログラムおよび局データならびに制御データ等を記憶
するための主記憶装置（ＭＥＭ）２０と、呼を自在にス
イッチングする構内電話交換機１のネットワーク（Ｎ
Ｗ）３０と、複数の内線電話機５０をそれぞれ制御する
複数の内線電話機制御装置（ＬＩＮ）４０と、ＩＳＤＮ
一次群回線を構内電話交換機１に接続し制御するための
ＩＳＤＮ一次群回線制御装置（ＰＲＩ）６０と、ＩＳＤ
Ｎ一次群回線の通信チャネル（Ｂチャネル、２３チャネ
ル）７０１〜７２３と、ＩＳＤＮ一次群回線を制御する
ための制御チャネル（Ｄチャネル）７５０から構成され
る。さらに構内通話交換機１の内線電話機制御装置（Ｌ
ＩＮ）４０には、それぞれ内線電話機５０が接続され
る。中央制御装置１０と主記憶装置２０とネットワーク
３０と内線電話制御装置４０とＩＳＤＮ一次回線制御装
置６０とは、それぞれバスを介して接続されている。
【０００８】次に、ＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割
制御装置の上記主記憶装置２０内に記憶されるデータの
構成について図２ないし図６を用いて説明する。図２
に、主記憶装置２０内に格納される内線番号−内線グル
ープ対応テーブル２１の構成を示す。主記憶装置２０内
に格納される内線番号−内線グループ対応テーブル２１
は、内線番号を格納する内線番号格納エリア２１０と、
この内線番号に対応する内線グループ番号を格納する内
線グループ番号格納エリア２１１からなり、この内線番
号格納エリア２１０と内線グループ番号格納エリア２１
１を１組として複数組が内線番号−内線グループ対応テ
ーブル２１に割り当てられる。内線番号に対応する内線
グループ番号は、この内線番号−内線グループ対応テー
ブル２１の内線番号格納エリア２１０を内線番号でサー
チすることによって、対応する内線グループ番号格納エ
リア２１１から得ることができる。
【０００９】図３に、主記憶装置２０内に格納される通
信チャネル−チャネルグループ対応テーブル２２の構成
を示す。主記憶装置２０内に格納される通信チャネル−
チャネルグループ対応テーブル２２は、制御チャネル番
号を格納する制御チャネル番号格納エリア２２０と、制
御チャネル番号毎に割り当てる通信チャネル番号を格納
する通信チャネル番号格納エリア２２１と、制御チャネ
ル番号及び通信チャネル番号と対応するチャネルグルー
プ番号を格納するチャネルグループ番号格納エリア２２
２からなる。制御チャネル番号は複数のＩＳＤＮ一次群
回線を有するときのそれぞれの一次群回線を示す番号で
ある。この制御チャネル番号格納エリア２２０および通
信チャネル番号格納エリア２２１ならびにチャネルグル
ープ番号格納エリア２２２を１組として複数組が通信チ
ャネル−チャネルグループ対応テーブル２２に割り当て
られる。該当チャネルグループに属する通信チャネル
は、通信チャネル−チャネルグループ対応テーブル２２
のチャネルグループ番号格納エリア２２２をチャネルグ
ループ番号でサーチすることによって、制御チャネル番
号格納エリア２２０と通信チャネル番号格納エリア２２
１から得ることができる。
【００１０】図４に、主記憶装置２０内に格納される着
番号−チャネルグループ対応テーブル２３の構成を示
す。主記憶装置２０内に格納されている着番号−チャネ
ルグループ対応テーブル２３は、着番号を格納する着番
号格納エリア２３０と着番号毎に割り当てるチャネルグ
ループ番号を優先順位の高いチャネルグループ番号から
上積めで格納するチャネルグループ番号格納エリア２３
１からなり、着番号格納エリア２３０とチャネルグルー
プ番号格納エリア２３１を１組として複数組が着番号−
チャネルグループ対応テーブル２３に割り当てられる。
着番号に対応するチャネルグループ番号は、着番号−チ
ャネルグループ対応テーブル２３の着番号格納エリア２
３０を着番号でサーチすることによって、チャネルグル
ープ番号格納エリア２３１から得ることができる。
【００１１】図５に、主記憶装置２０内に格納されるグ
ローバルチャネルグループ対応テーブル２４の構成を示
す。グローバルチャネルグループ対応テーブルは、ＩＳ
ＤＮ一次群回線から通知される着番号情報要素とチャネ
ルグループ番号が対応しない場合および着番号情報要素
が通知されない場合に制御チャネル番号とチャネルグル
ープ番号を対応させるテーブルである。主記憶装置２０
内に格納されるグローバルチャネルグループ対応テーブ
ル２４は、制御チャネル番号を格納する制御チャネル番
号格納エリア２４０と、制御チャネル番号毎に割り当て
るチャネルグループ番号を優先順位の高いチャネルグル
ープ番号から上積めで格納するチャネルグループ番号格
納エリア２４１からなる。制御チャネル番号格納エリア
２４０とチャネルグループ番号格納エリア２４１を１組
として複数組がグローバルチャネルグループ対応テーブ
ル２４に割り当てられる。このグローバルチャネルグル
ープ対応テーブル２４の制御チャネル番号でサーチする
ことによって、制御チャネル番号に対応するチャネルグ
ループ番号をチャネルグループ番号格納エリア２４１か
ら得ることができる。
【００１２】図６に、主記憶装置２０内に格納される内
線グループ−チャネルグループ対応テーブル２５の構成
を示す。主記憶装置２０内に格納されている内線グルー
プ−チャネルグループ対応テーブル２５は、内線グルー
プ番号を格納する内線グループ番号格納エリア２５０
と、内線グループ番号毎に割り当てるチャネルグループ
番号を優先順位の高いチャネルグループ番号から上積め
で格納するチャネルグループ番号格納エリア２５１とか
らなり、内線グループ番号格納エリア２５０とチャネル
グループ番号格納エリア２５１を１組として複数組が内
線グループ−チャネルグループ対応テーブル２５に割り
当てられる。内線グループ番号に対応するチャネルグル
ープ番号は、このグループ対応テーブル２５の内線グル
ープ番号格納エリア２５０を内線グループ番号でサーチ
することによって、チャネルグループ番号格納エリア２
５１から得ることができる。
【００１３】次に、本発明に係るＩＳＤＮ一次群回線の
チャネル分割制御装置の動作を図７ないし図９を用いて
説明する。ＩＳＤＮ一次群回線に発信する場合に起動さ
れる中央制御装置（ＣＣ）１０の通信チャネル選択処理
動作を、図７を用いて説明する。
【００１４】呼制御を遂行している際に、発信チャネル
選択処理が起動されると（Ｓ１）、中央制御装置１０
は、発信者内線番号で図２に示す内線番号−内線グルー
プ対応テーブル２１の内線番号格納エリア２１０をサー
チし、該当する内線グループ番号を内線グループ番号格
納エリア２１１から抽出する（Ｓ２）。次に、ステップ
Ｓ２で抽出した内線グループ番号を用いて図６に示す内
線グループ−チャネルグループ対応テーブル２５の内線
グループ番号格納エリア２５０をサーチし、最優先のチ
ャネルグループ番号をチャネルグループ番号格納エリア
２５１から抽出する（Ｓ３）。さらに、ステップＳ３で
抽出したチャネルグループ番号を用いて図３に示す通信
チャネル−チャネルグループ対応テーブル２２のチャネ
ルグループ番号格納エリア２２２をサーチし、該当する
制御チャネル番号及び通信チャネル番号をそれぞれ制御
チャネル番号格納エリア２２０及び通信チャネル番号格
納エリア２２１から抽出し、制御チャネル番号及び通信
チャネル番号から該当する通信チャネルの空きをチェッ
クし、空き通信チャネルであれば通信チャネルを捕捉し
（Ｓ４）、発信処理を実行する（Ｓ５）。また、該当す
る通信チャネルが使用中であれば、通信チャネル−チャ
ネルグループ対応テーブル２２の次のチャネルグループ
格納エリア２２２から再度前記サーチ処理を実行する
（Ｓ４）。
【００１５】全てのチャネルグループ格納エリア２２２
に対して前記サーチ処理を実行しても空き通信チャネル
がない場合は、ステップＳ３で抽出したチャネルグルー
プ番号格納エリア２５１を現在のチャネルグループ番号
でサーチして次の優先順位のチャネルグループ番号を抽
出し、ステップＳ４に戻りこのチャネルグループ番号で
通信チャネル選択処理を繰り返す（Ｓ６）。ステップＳ
６において次の優先順位のチャネルグループ番号がない
場合は、選択するチャネルがないので話中処理を実行す
る（Ｓ７）。
【００１６】以上のような処理によって、発信時の通信
チャネル選択が実現される。従って、ＩＳＤＮ一次群回
線発信時に使用する通信チャネルを選択できるので、Ｉ
ＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを分割して使用するこ
とができる。またＩＳＤＮ一次群回線発信時に使用する
通信チャネルグループに優先順位を付けて複数グループ
に対して設定できるので、通信チャネルグループが全て
話中の場合に、共通の通信チャネルグループに迂回して
発信することができる。
【００１７】次に、中央制御装置１０の着信時の通信チ
ャネル選択処理動作を図８を用いて説明する。呼設定メ
ッセージを受信して着信チャネル選択処理が起動される
と（Ｓ１１）、中央制御装置１０は、呼設定メッセージ
から着番号情報要素を抽出する（Ｓ１２）。呼設定メッ
セージに着番号情報要素が含まれている場合、着番号で
着番号−チャネルグループ対応テーブル２３の着番号格
納エリア２３０をサーチし、最優先のチャネルグループ
番号をチャネルグループ番号格納エリア２３１から抽出
する（Ｓ１３）。次に、呼設定メッセージを受信した制
御チャネル番号とステップＳ１３で抽出したチャネルグ
ループ番号を用いて、制御チャネル番号−通信チャネル
グループ対応テーブル２２の制御チャネル番号格納エリ
ア２２０とチャネルグループ番号格納エリア２２２をサ
ーチし、該当する通信チャネル番号を通信チャネル番号
格納エリア２２１から抽出し、該当する通信チャネルの
空きをチェックし、空き通信チャネルであれば通信チャ
ネルを捕捉し（Ｓ１４）、着信処理を実行する（Ｓ１
５）。また、該当する通信チャネルが使用中であれば、
制御チャネル番号−通信チャネルグループ対応テーブル
２２の次の制御チャネル番号格納エリア２２０とチャネ
ルグループ格納エリア２２２から再度前記サーチ処理を
実行する（Ｓ１４）。
【００１８】すべての制御チャネル番号格納エリア２２
０とチャネルグループ格納エリア２２２に対して前記サ
ーチ処理を実行しても空き通信チャネルがない場合は、
ステップＳ１３で抽出したチャネルグループ番号でサー
チして次の優先順位のチャネルグループ番号を抽出し、
ステップＳ１４に戻り通信チャネル選択処理を繰り返す
（Ｓ１６）。ステップＳ１６において次の優先順位のチ
ャネルグループ番号がない場合は、選択するチャネルが
ないので開放処理を実行する（Ｓ１７）。
【００１９】以上のような処理によって呼設定メッセー
ジに着番号情報要素が含まれている時の通信チャネル選
択が実現される。したがって、ＩＳＤＮ一次群回線着信
時の通信チャネル選択を着番号情報要素で行うことによ
って、先に説明したように発信者情報から発信時の通信
チャネル選択処理を行うので、発信時に使用する通信チ
ャネルと着信時に使用する通信チャネルを完全に分割す
ることができる。またＩＳＤＮ一次回線着信時に使用す
る通信チャネルグループに優先順位を付けて複数グルー
プ設定できるので、通信チャネルグループが全て話中の
場合に、共通の通信チャネルグループに迂回することが
できる。
【００２０】次に上記着信チャネル選択処理のステップ
Ｓ１２において、呼設定メッセージから着番号情報要素
を抽出する際に呼設定メッセージに着番号情報要素が含
まれていない場合およびステップＳ１３にて一致する着
番号情報要素がなかった場合の中央制御装置１０の通信
チャネル選択処理動作を図９を用いて説明する。中央制
御装置１０は、呼設定メッセージを受信した制御チャネ
ル番号で図５に示すグローバルチャネルグループ対応テ
ーブル２４の制御チャネル番号格納エリア２４０をサー
チし、最優先のチャネルグループ番号をチャネルグルー
プ番号格納エリア２４１から抽出する（Ｓ２２）。次に
呼設定メッセージを受信した制御チャネル番号とステッ
プＳ２２で抽出したチャネルグループ番号を用いて、通
信チャネル−チャネルグループ対応テーブル２２の制御
チャネル番号格納エリア２２０とチャネルグループ番号
格納エリア２２２をサーチし、該当する通信チャネル番
号を通信チャネル番号格納エリア２２１から抽出し、該
当する通信チャネルの空きをチェックし、空き通信チャ
ネルであれば通信チャネルを捕捉し（Ｓ２３）、着信処
理を実行する（Ｓ２４）。また、該当する通信チャネル
が空きチャネルでないときには、通信チャネル−チャネ
ルグループ対応テーブル２２の次の制御チャネル番号格
納エリア２２０とチャネルグループ格納エリア２２２か
ら再度前記サーチ処理を実行する（Ｓ２３）。
【００２１】すべての制御チャネル番号格納エリア２２
０とチャネルグループ格納エリア２２２に対して前記サ
ーチ処理を実行しても空き通信チャネルがない場合は、
ステップＳ２２で抽出したチャネルグループ番号格納エ
リア２４１を現在のチャネルグループ番号でサーチして
次の優先順位のチャネルグループ番号を抽出し、ステッ
プＳ２３に戻り通信チャネル選択処理を繰り返す（Ｓ２
５）。ステップＳ２５において次の優先順位のチャネル
グループ番号がない場合は、選択するチャネルがないの
で解放処理を実行する（Ｓ２６）。以上のような処理に
よって呼設定メッセージに着番号情報要素が含まれてい
ない時の通信チャネル選択が実現される
【００２２】以上説明したように、ＩＳＤＮ一次群回線
の通話チャネルを内線グループに対して割り当てた運用
を可能にするとともに、ＩＳＤＮ一次群回線の通話チャ
ネルの割り当ての変更を容易に可能とする構内電話交換
機の制御装置を提供することができる。
【００２３】なお以上の説明においては、発信時のチャ
ネル選択において内線からの発信について説明したが、
中継台、専用線等からの発信についても内線グループ番
号と対応させる対応メモリを持つことで内線と同様の発
信時のチャネル選択を実現することができることはいう
までもない。
【００２４】
【発明の効果】以上のとおり本発明に係るＩＳＤＮ一次
群回線のチャネル分割制御装置によれば、ＩＳＤＮ一次
群回線を収容する構内電話交換機において、ＩＳＤＮ一
次群回線の通信チャネル分割を構内電話交換機だけで実
現し、通信チャネルをグループ化しているので、容易に
通信チャネルの割り付けを変更することができる。
【００２５】また、ＩＳＤＮ一次群回線発信時に使用す
る通信チャネルを選択できるのでＩＳＤＮ一次群回線の
通信チャネルを分割して使用することができるととも
に、ＩＳＤＮ一次群回線着信時の通信チャネル選択を着
番号情報要素に基づいて行い、ＩＳＤＮ一次群回線発信
時の通信チャネル選択を発信者情報によって行うことに
って、発信時に使用する通信チャネルと着信時に使用す
る通信チャネルを完全に分割することができる。
【００２６】さらにＩＳＤＮ一次回線発着信時に使用す
る通信チャネルグループを優先順位をつけて複数グルー
プ設定できるので、通信チャネルグループが全て話中の
とき共通の通信チャネルグループに迂回することができ
るなどの格別の効果が得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るチャネル分割制御装置のシステム
構成を示すブロック図。
【図２】主記憶装置に格納される内線番号−内線グルー
プ対応テーブルの構成図。
【図３】主記憶装置に格納される通信チャネル−チャネ
ルグループ対応テーブルの構成図。
【図４】主記憶装置に格納される着番号−チャネルグル
ープ対応テーブルの構成図。
【図５】主記憶装置に格納されるグローバルチャネルグ
ループ対応テーブルの構成図。
【図６】主記憶装置に格納される内線グループ−チャネ
ルグループ対応テーブルの構成図。
【図７】本発明における発信時の通信チャネル選択処理
を示すフローチャート。
【図８】本発明における着信時の通信チャネル選択処理
を示すフローチャート（その１）。
【図９】本発明の着信時の通信チャネル選択処理を示す
フローチャート（その２）。
【符号の説明】
１ 構内電話交換機 １０ 中央制御装置 ２０ 主記憶装置 ３０ ネットワーク ４０ 内線電話機制御装置 ５０ 内線電話機 ６０ ＩＳＤＮ一次群回線制御装置 ７０１〜７２３ 通信チャネル ７５０ 制御チャネル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 ＩＳＤＮ一次群回線に対して発信する場合に発信者の内
    線グループ番号に基づいてＩＳＤＮ一次群回線の通信チ
    ャネルを選択する手段を備えたことを特徴とする構内電
    話交換機のＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制御装
    置。
  2. 【請求項２】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 ＩＳＤＮ一次群回線からの着信の際、呼設定メッセージ
    から抽出した着番号に基づいてＩＳＤＮ一次群回線の通
    信チャネルを選択する手段を備えたことを特徴とする構
    内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制御
    装置。
  3. 【請求項３】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 ＩＳＤＮ一次群回線から着番号が通知されない着信の際
    にＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを選択する手段を
    備えたことを特徴とする構内電話交換機のＩＳＤＮ一次
    群回線のチャネル分割制御装置。
  4. 【請求項４】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、発信者の内線電話番号と発信者の内線グ
    ループ番号を対応させた内線番号−内線グループ対応テ
    ーブルと、発信者の内線グループ番号とチャネルグルー
    プ番号を対応させた内線グループ−チャネルグループ対
    応テーブルと、チャネルグループ番号とＩＳＤＮ一次群
    回線の通信チャネル番号を対応させた通信チャネル−チ
    ャネルグループ対応テーブルを格納し、発信者から発信
    するＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを選択する手段
    を備えたことを特徴とする構内電話交換機のＩＳＤＮ一
    次群回線のチャネル分割制御装置。
  5. 【請求項５】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、ＩＳＤＮ一次群回線からの呼設定メッセ
    ージに含まれる着番号情報要素とチャネルグループ番号
    を対応させた着番号−チャネルグループ対応テーブル
    と、チャネルグループ番号とＩＳＤＮ一次群回線の通信
    チャネルを対応させた通信チャネル−チャネルグループ
    対応テーブルを格納し、着番号要素に基づいて着信する
    ＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを選択する手段を備
    えたことを特徴とする構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群
    回線のチャネル分割制御装置。
  6. 【請求項６】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、呼設定メッセージを受信した制御チャネ
    ル番号とチャネルグループ番号を対応させたグローバル
    チャネルグループ対応テーブルと、チャネルグループ番
    号とＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを対応させた通
    信チャネル−チャネルグループ対応テーブルを格納し、
    ＩＳＤＮ一次群回線からの呼設定メッセージに着番号情
    報要素が含まれない着信に対するＩＳＤＮ一次群回線の
    通信チャネルを選択する手段を備えたことを特徴とする
    構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制
    御装置。
  7. 【請求項７】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、発信者の内線番号と発信者の内線グルー
    プ番号を対応させた内線番号−内線グループ対応テーブ
    ルと、発信者の内線グループ番号と複数のチャネルグル
    ープ番号を対応させた内線グループ−チャネルグループ
    対応テーブルと、チャネルグループ番号とＩＳＤＮ一次
    群回線の通信チャネルを対応させた通信チャネル−チャ
    ネルグループ対応テーブルを格納し、チャネルグループ
    番号に対応するＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルが全
    て話中の場合に次の優先チャネルグループ番号に迂回し
    ＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを選択する手段を備
    えたことを特徴とする構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群
    回線のチャネル分割制御装置。
  8. 【請求項８】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、ＩＳＤＮ一次群回線からの呼設定メッセ
    ージに含まれる着番号情報要素と複数チャネルグループ
    番号を対応させた着番号−チャネルグループ対応テーブ
    ルと、チャネルグループ番号とＩＳＤＮ一次群回線の通
    信チャネルを対応させた通信チャネル−チャネルグルー
    プ対応テーブルを格納し、着番号情報要素に対応する最
    優先のチャネルグループ番号に属するＩＳＤＮ一次群回
    線の通信チャネルが全て話中の場合に次の優先チャネル
    グループ番号に迂回しＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネ
    ルを選択する手段を備えたことを特徴とする構内電話交
    換機のＩＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制御装置。
  9. 【請求項９】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の内
    線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群回
    線のチャネル分割制御装置において、 主記憶装置に、呼設定メッセージを受信した制御チャネ
    ル番号と複数のチャネルグループ番号を対応させたグロ
    ーバルチャネルグループ対応テーブルと、チャネルグル
    ープ番号とＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを対応さ
    せた通信チャネル−チャネルグループ対応テーブルを格
    納し、制御チャネルに対応する最優先のチャネルグルー
    プ番号に属するＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルが全
    て話中の場合に次の優先チャネルグループ番号に迂回し
    ＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルを選択する手段を備
    えたことを特徴とする構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群
    回線のチャネル分割制御装置。
  10. 【請求項１０】 ＩＳＤＮ一次群回線に接続され複数の
    内線電話機を収容した構内電話交換機のＩＳＤＮ一次群
    回線のチャネル分割制御装置において、 ＩＳＤＮ一次群回線の通信チャネルおよび発信者をグル
    ープとして管理することによって割り当てを容易に変更
    できるようにしたことを特徴とする構内電話交換機のＩ
    ＳＤＮ一次群回線のチャネル分割制御装置。
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