JPH0965208A - 赤外線映像装置 - Google Patents

赤外線映像装置

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JPH0965208A
JPH0965208A JP7216425A JP21642595A JPH0965208A JP H0965208 A JPH0965208 A JP H0965208A JP 7216425 A JP7216425 A JP 7216425A JP 21642595 A JP21642595 A JP 21642595A JP H0965208 A JPH0965208 A JP H0965208A
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JP
Japan
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vibration
image signal
visual axis
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JP7216425A
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English (en)
Inventor
Kenji Nagabuchi
健治 永渕
Osamu Nakamura
理 中村
Hiroki Shitamae
弘樹 下前
Masaki Kamata
政樹 蒲田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続的に検知素子の特性バラツキを校正して
も固定目標の画素信号が減衰、消失しないようにする。 【解決手段】 視軸振動部12により赤外線映像部11
の視軸を微少振動させる。かかる振動状態で校正部13
は各検知素子から出力される画像信号データを平滑化
し、各素子の画像信号平滑データ(基準データ)を用い
て素子毎に特性のバラツキを補正する校正データを作成
する。補正部14は各検知素子から出力される画像信号
データを各素子の校正データに基づいて補正してメモリ
15に格納する。振動補償部16は補正された各素子か
らの画像信号データをメモリ15に書き込む際、あるい
は、メモリから読み出して映像信号を出力する際に、視
軸振動に基づいて書き込みアドレス、あるいは読み出し
アドレスを制御して視軸振動に伴う画像の振動を補償す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線映像装置に係
わり、特に高品質の画像信号を得ることができる赤外線
映像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二次元赤外線映像装置は、赤外線検知素
子を二次元的にマトリックス状にm×n個配列し、個々
の検知素子からの信号を一旦RAMに格納し、該RAM
より順にラスタースキャン式に画像信号を読み出す。か
かる二次元赤外線映像装置の画像信号の品質は主として
検知素子毎の入出力特性のバラツキに依存し、高品質化
のためには適切なバラツキ補正が必要である。従来のバ
ラツキ補正方法として、補正用校正データの作成・更新
法の点から分類すると次の2方式、 校正データをROMに格納する方法、 校正データをRAMに格納する方法 がある。のROMに校正データを格納する方法は、R
OMデータ(校正データ)作成後に素子特性の変化が起
こり得るため、高品質な補正には不十分である。その
点、の方法は使用時にRAMデータを更新できる利点
がある。
【0003】図5はの方法を実現する従来の赤外線映
像装置の構成図である。図中、1はカメラ(撮像部)
で、m×n個の赤外線検知素子を有するもの、2は駆動
部(トルカ)、3は撮像部のジンバル、4は視軸の回転
角度を検出するセンサである。トルカ2は目標追尾指令
によりジンバルを駆動し、目標を捕捉するように赤外線
映像装置の視軸を回転する。5は撮像部の検知素子より
水平及び垂直方向にスキャンして読み出された画像信号
を増幅する増幅器、6は映像信号をディジタルに変換す
るADコンバータ、7は校正・補正部であり、撮像部
(二次元赤外線検知器)における各検知素子の特性のバ
ラツキを校正して補正するもので、各検知素子(画素)
毎に校正データを作成して出力するリカーシブルフィル
タ使用の校正部7aと、校正データに基づいて画素毎に
画像信号を補正する補正部7bを有している。8は補正
された画像信号を記憶するRAMであり、交互に1画面
分の画像を記憶するように第1、第2の2つのRAM8
a,8bを備えている。9はラスタースキャン方式によ
り各RAM8a,8bより順に読み出された各画素(ピ
クセル)の画像信号をアナログに変換するDAコンバー
タである。
【0004】図6はリカーシブルフィルタを使用した校
正・補正部7の構成図である。7aは検知素子毎に校正
データを出力する校正部、7bは補正部であり、画素毎
に画像信号データから校正データを減算する減算回路で
構成されている。校正部7aにおいて、71は検知素子
各々の出力を平滑化するフレーム積分部71と、平滑化
された各素子からの信号を用いて校正データを作成する
校正データ作成部72を備えている。
【0005】フレーム積分部71において、71a,7
1bは校正データ更新モードにおいて入力信号を選択し
て出力するセレクタ、71cは減算回路であり、検知素
子毎に、現在の画像信号データと第2フレームメモリ
(後述)から読み出された過去の画像信号データの平均
値との減算を実行する。すなわち、減算回路71cは、
過去の画像信号データの平均値(基準データ)と現画像
信号データ値との変化分を出力する。71dは減算回路
出力を1/Nにする除算回路であり、Nは1〜4096
のスムージング時定数で、Nが大きいときフレームメモ
リに記憶される基準データの変化量が小さくなる。71
eは検出素子毎に除算回路71dから出力されるデータ
と第2フレームメモリから出力される過去の画像信号デ
ータの平均値(基準データ)を加算する加算回路で、基
準データと今回のデータ値との差に基づいて基準データ
を修正するものである。すなわち、加算回路71eは過
去の平均画像信号データと今回の画像信号データの変化
分を足し込んで新しい基準データとして出力する。71
fは検出素子毎の加算回路出力(新基準データ)を1フ
レーム分記憶する第1のフレームメモリ、71gは1フ
レーム前の基準データを記憶する第2のフレームメモリ
である。尚、図中サフィックスjは画素番号(検出素子
番号)、nは撮像部が取り込んだ画像のフレーム番号で
ある。校正データ作成部72において、72aは1画面
全体(全権値素子)の基準データの平均値を演算して出
力する画面平均部、72bは各検知素子の基準データと
画面平均部から出力される平均基準データとの差分を校
正データとして出力する減算回路である。
【0006】フレーム積分部71は次式
【数1】 の演算を実行することにより検知素子各々の出力を平滑
化し、演算結果を基準データとしてフレームメモリ71
f,71gに記憶する。各検出素子の基準データが入力
データに近づき、等しくなった時、減算回路71cの出
力は0になり、フレームメモリ71f,71gの更新は
されなくなる。この場合、各検知素子の特性のバラツキ
により、同じ入力であっても基準データは異なる値にな
る。
【0007】このため、校正データ作成部72より、各
検知素子毎に特性のバラツキに応じた校正データが出力
され、補正部(減算回路)7bは次式
【数2】 により、各画素の画像データを補正して出力する。但
し、Mはフレームの画素数である。
【0008】以上より、従来は、基準データを更新した
い場合において、各フレームメモリ71f,71gをク
リアすると共に、各検知素子に同一光量を入力し、か
つ、セレクタ71a,71bを動作させ、上記平滑化演
算を繰返し実行させる。これにより、フレームメモリ7
1gに記憶される各検知素子の基準データ値が特性のバ
ラツキに応じた値に近づいて行くから、所定値に整定し
た時点で基準データの更新を終了する。以後、校正デー
タ作成部72から新たな校正データが出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のの方
法は基準データの更新を一時的に行うものであるため、
更新時から素子特性が変化したり、赤外線入力条件が変
化すると、十分な補正ができず、高品質の映像信号が得
られない問題があった。そこで、校正・補正部7におい
て、常時、フレーム積分部71を動作させて各検知素子
の基準データを更新することが行われている。しかし、
かかる方法で連続的に基準データを更新して行くと、静
止している固定目標の画像信号が消失するという問題が
生じる。例えば、画面内のある部分のみ明るく他がまっ
暗な場合を想定すると、明部分の基準データ値のみ大き
な値Aになり、他の大半の暗部分の基準データ値は零に
なり、平均基準データは略零となる。この結果、明部分
では校正データ作成部72より略Aが出力され、補正部
(減算回路)7bの出力は略零になり固定目標の画素信
号が消失、あるいは減衰する。以上から本発明の目的
は、連続的に基準データを更新でき、しかも、固定目標
の画素信号が消失することがない、赤外線映像装置を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の赤外線映
像装置の原理説明図である。11は赤外線画像を取り込
む赤外線映像部であり、m×n個の赤外線検知素子より
なる撮像部を有している。12は赤外線映像部の視軸を
微少振動例えば円運動させる視軸振動部、13は各検知
素子から出力される画像信号を平滑化し、各素子の平滑
化画像信号データ(基準データ)を用いて校正データを
作成する校正部、14は各検知素子から出力される画像
信号データを校正データに基づいて補正する補正部、1
5は補正後の各検知素子の画像信号データを記憶するメ
モリ、16は補正された各素子からの画像信号データを
メモリ15に書き込む際、あるいは、メモリから読み出
して映像信号を出力する際に、視軸振動に基づいて書き
込みアドレス、あるいは読み出しアドレスを制御して視
軸振動に伴う画像の振動を補償する振動補償部である。
【0011】
【作用】二次元赤外線検知器を備えた赤外線映像装置に
おいて、視軸振動部12により赤外線映像部11の視軸
を微少振動例えば円運動させ、かかる状態で校正部13
は各検知素子から出力される画像信号データを平滑化
し、各素子の平滑化画像信号データ(基準データ)を用
いて素子毎に特性のバラツキを補正する校正データを作
成する。補正部14は各検知素子から出力される画像信
号データを各素子の校正データに基づいて補正してメモ
リ15に格納する。振動補償部16は補正された各素子
からの画像信号データをメモリ15に書き込む際、ある
いは、メモリから読み出して映像信号を出力する際に、
視軸振動に基づいて書き込みアドレス、あるいは読み出
しアドレスを制御して視軸振動に伴う画像の振動を補償
する。
【0012】例えば視軸を円運動させる場合には、振動
補償部16は視軸回転角θをメモリ15上のアドレスの
変位量xc,ycに変換する。そして、メモリ15への画
像信号書き込み時、アドレスの変更操作することなく各
検知素子からの画像信号データを該検知素子に応じたア
ドレスx,yに書き込む。しかし、読出時には、各検知
素子に応じた読み出しアドレスx,yを x′=x−xc, y′=y−yc により補正し、補正後のアドレス(x′,y′)より画
像信号データを読み出す。 あるいは、振動補償部16
はメモリ15への画像信号データの書き込み時、各検知
素子に応じたアドレスx,yを x′=x+xc, y′=y+yc により補正し、補正後のアドレス(x′,y′)に画像
信号データを書き込む。そして、メモリからの読み出し
時には、アドレスの変更操作することなく各検知素子に
応じた読み出しアドレスx,yから画像信号データ読み
出す。以上のようにすれば、視軸を振動させているた
め、外部から撮像部に入る目標は全て移動目標になり、
固定目標であっても移動しているのと等価になり、固定
目標の画素信号が減衰、消失することはない。又、メモ
リアドレスの補正をしているため、視軸振動に伴う画像
の振動を補償してあたかも視軸振動させてないのと等価
の映像信号を出力することができる。
【0013】
【実施例】
(a)赤外線映像装置の構成 図2は本発明の赤外線映像装置の実施例構成図である。
図中、11は赤外線画像を取り込む赤外線映像部であ
り、m×n個の赤外線検知素子よりなる撮像部11a、
駆動部(トルカ)11b、撮像部のジンバル11c、視
軸の回転角度を検出するジャイロセンサで11d等を備
えている。トルカ11bは目標追尾指令によりジンバル
を駆動し、目標を捕捉するように赤外線映像装置の視軸
を回転すると共に、微少振動信号に基づいて視軸を微少
振動例えば円運動させる。12aは赤外線映像部のジン
バルを駆動して視軸を回転させるジンバル駆動信号発生
部であり、12a-1は視軸を微少振動例えば円運動させる
正弦波の微少振動信号JDSを発生する振動信号発生
部、12a-2は図示しない追尾信号発生部から出力される
追尾指令TRSと微少振動信号JDSとを加算する加算
回路、12a-3は加算出力を増幅する増幅器である。21
は撮像部11aの各検知素子より水平及び垂直方向にス
キャンして読み出された画像信号を増幅する増幅器、2
2は映像信号をディジタルデータにに変換するADコン
バータである。
【0014】23は校正・補正部であり、撮像部(二次
元赤外線検知器)における各検知素子の特性のバラツキ
を校正して補正するもので、各検知素子(画素)毎に校
正データを作成して出力するリカーシブルフィルタ使用
の校正部13と、校正データに基づいて検出素子毎に画
像信号データを補正する補正部(減算回路)14を有し
ている。校正・補正部23は図6と同一の構成を備えて
おり、セレクタ71a,71bは常時動作状態にある。
すなわち、校正・補正部23は連続的に第1、第2フレ
ームメモリ71f,71gに記憶される各検知素子の基
準データ値を更新するようになっている。15は補正さ
れた画像信号データを記憶するRAMであり、交互に1
画面分の画像信号データを記憶するように第1、第2の
2つのRAM15a,15bを備えている。24はラス
タースキャン方式により各RAM15a,15bより順
に読み出された各画素(ピクセル)の画像信号をアナロ
グに変換するDAコンバータである。
【0015】16は振動補償部であり、補正された各素
子からの画像信号データをRAM15a,15bに書き
込む際、あるいは、RAM15a,15bから読み出し
て映像信号を出力する際に、視軸振動に基づいて書き込
みアドレス、あるいは読み出しアドレスを制御して視軸
振動に伴う画像の振動を補償するもの、25はRAM1
5a,15bへの画像信号データの読み/書きを制御す
る読み・書き制御部である。振動補償部16において、
16aはジャイロセンサ11dから出力される視軸回転
角度θに応じた信号を増幅する増幅器、16bは微少振
動周波数成分を通過させる狭帯域フィルタ、16cはフ
ィルタ出力より視軸回転角θを演算する視軸回転角演算
部、16dはRAM15a,15bのメモリアドレスを
生成するメモリアドレス生成部である。
【0016】(b)アドレス生成原理 図3はメモリアドレス生成部16dによるメモリアドレ
ス生成の原理説明図である。図3(a)において、10
0は微少振動のない状態における撮像装置11aの視野
範囲(実線)、200は微少振動時における撮像装置1
1aの視野範囲(点線)である。微少振動がない状態に
おいて黒丸部BLのアドレスは(x1,y1)である。し
かし、微少振動により視軸が振動すると黒丸部BLのア
ドレス(x2,y2)になる。従って、RAMへの画像信
号データの書き込み時に、何らのアドレス操作をしない
と、微少振動のない場合には図3(b)に示すようにR
AM15のアドレス(x1,y1)に黒丸部が格納される
が、微少振動時には図3(c)に示すようにRAM15
のアドレス(x2,y2)に黒丸部が格納され、同一目標
にもかかわらず、記憶位置がずれてしまう。
【0017】そこで、メモリアドレス生成部16dは、
微少振動時におけるx,yアドレスの変位xc(=x1
−x2),yc(=y1−y2)を視軸回転角θより求
め、RAM15からの画像信号データ読出時に読み出し
アドレス(x,y)を x′=x−xc, y′=y−yc により補正し、補正後のアドレス(x′,y′)より画
像信号データを読み出す。尚、視軸回転角θとx,yア
ドレスの変位xc,ycの関係を予め測定してテーブル
化しておき、該テーブルより視軸回転角θに応じたx,
yアドレスの変位xc,ycを求める。
【0018】以上のようにすれば、微少振動が無い場合
には、xc=yc=0であるから、正しくアドレス(x
1,y1)より黒丸の画像信号データを読み出すことがで
きる。又、微少振動時には、読み出しアドレス(x1
1)はアドレス(x1−xc,y1−yc)に補正さ
れ、、すなわち、アドレス(x2,y2)に補正され、補
正アドレス(x2,y2)より黒丸の画像信号データを読
み出すことができる。すなわち、微少振動時であって
も、微少振動が無い場合と同一の読み出しアドレスで同
一の画像信号データを出力することができる。
【0019】(c)別のアドレス生成原理 以上では、RAMへのデータ書き込み時にアドレス変更
操作することなく画像信号データをRAMに書き込み、
RAMより画像データを読み出す場合に読み出しアドレ
スを変更した場合である。しかし、RAMへのデータ書
き込み時にアドレスを変更して画像信号データをRAM
に書き込み、RAMより画像データを読み出す際は読み
出しアドレスを変更しないように構成することもでき
る。図4はメモリアドレス生成部16dによるメモリア
ドレス生成の別の原理説明図であり、図4(a)におい
て、100は微少振動のない状態における撮像装置11
aの視野範囲、200は微少振動時における撮像装置1
1aの視野範囲である。微少振動がない状態において黒
丸部BLのアドレスは(x1,y1)である。しかし、微
少振動により視軸が振動すると黒丸部BLのアドレス
(x2,y2)になる。従って、RAMへの画像信号デー
タの書き込み時に、何らのアドレス変更操作もしない
と、微少振動のない場合には図4(b)に示すようにR
AM15のアドレス(x1,y1)に黒丸部が格納される
が、微少振動時には図4(c)の点線で示すようにRA
M15のアドレス(x2,y2)に黒丸部が格納され、同
一目標にもかかわらず、記憶位置がずれてしまう。
【0020】そこで、メモリアドレス生成部16dは、
微少振動時におけるx,yアドレスの変位xc(=x1
−x2),yc(=y1−y2)を視軸回転角θより求
め、RAM15への画像信号データ書き込み時に書き込
みアドレスx,yを x′=x+xc, y′=y+yc により補正し、補正後のアドレス(x′,y′)に画像
信号データを書き込む。そして、メモリからの読み出し
時には、読み出しアドレスの変更操作することなく該ア
ドレスから画像信号データ読み出す。このようにすれ
ば、微少振動が無い場合には、xc=yc=0であるか
ら、アドレス(x1,y1)に黒丸の画像信号データを書
き込んで読み出すことができる(図4(b))。又、微
少振動時には、書き込みアドレス(x2,y2)はアドレ
ス(x2+xc,y2+yc)に補正され、すなわち、アド
レス(x1,y1)に補正され、該補正アドレス(x1
1)に黒丸の画像信号データを書き込んで読み出すこ
とができる(図4(c))。すなわち、微少振動時にお
いても、アドレス(x1,y1)から微少振動が無い場合
と同一の黒丸の画像信号データが読み出されることにな
る。
【0021】(d)全体の動作 ジンバル駆動信号発生部12aは追尾指令信号TRSと
微少振動信号JDSを合成してジンバル駆動信号を発生
し、該ジンバル駆動信号をトルカ11bに入力して赤外
線映像部11の視軸を回転する。視軸の回転角θはジャ
イロセンサ11dにより検出されて振動補償部16に入
力される。振動補償部16は視軸回転角θよりアドレス
変位xc,ycを求める。
【0022】一方、校正・補正部23の校正部13はか
かる視軸回転走査時に各検知素子から出力される画像信
号データを平滑化し、各素子の平滑データ(基準デー
タ)を用いて素子毎に特性のバラツキを補正する校正デ
ータを作成し、補正部14は各検知素子から出力される
画像信号データを各素子の校正データに基づいて補正し
て第1RAM15aに記憶する。尚、メモリアドレス生
成部16dは画像信号データをRAMへ書き込む際、書
き込みアドレスの操作(変更)をせず検知素子対応のメ
モリアドレスにそのまま書き込む(図3参照)。
【0023】ついで、次のフレーム画像について上記と
同様の処理を行って第2RAM15bに書き込むと共
に、第1RAM15aより画像信号データを読み出して
出力する。この場合、メモリアドレス生成部16dは読
み出しアドレス(x,y)を x′=x−xc, y′=y−yc により補正し、補正後のアドレス(x′,y′)より画
像信号データを読み出す。これにより、視軸振動に伴う
画像の振動を補償する。以後、RAM15a,15bを
交互に切り換えて上記動作を繰り返す。以上のようにす
れば、視軸を振動させているため、外部から撮像部に入
る目標は全て移動目標になり、固定目標であっても移動
しているのと等価になり、固定目標の画素信号が減衰、
消失することはない。又、メモリアドレスの補正をして
いるため、視軸振動に伴う画像の振動を補償してあたか
も視軸振動させてないのと等価の映像信号を出力するこ
とができる。以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々
の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するもので
はない。
【0024】
【発明の効果】以上本発明によれば、視軸を振動させて
いるため、外部から撮像部に入る目標は全て移動目標に
なり、固定目標であっても移動しているのと等価にな
り、固定目標の画素信号が減衰、消失することはない。
又、メモリアドレスの補正をしているため、視軸振動に
伴う画像の振動を補償してあたかも視軸振動させてない
のと等価の映像信号を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の赤外線映像装置の構成図である。
【図3】メモリアドレス生成の原理説明図である。
【図4】メモリアドレス生成の別の原理説明図である。
【図5】従来の赤外線映像装置の構成図である。
【図6】校正・補正部の構成図である。
【符号の説明】
11・・赤外線映像部 12・・視軸振動部 13・・校正部 14・・補正部 15・・画像信号データを記憶するメモリ 16・・振動補償部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下前 弘樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1333番地 株式会社富士通システム統合研究所内 (72)発明者 蒲田 政樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1333番地 株式会社富士通システム統合研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二次元赤外線検知器を備えた赤外線映像
    装置において、 赤外線映像部の視軸を微少振動させる手段と、 二次元赤外線検知器の検知素子各々の出力を平滑化し、
    平滑化された各素子からの信号を用いて校正データを作
    成する手段と、 校正データを用いて素子毎の出力レベルのバラツキを補
    正する手段と、 補正された各素子からの信号をメモリに書き込む際、あ
    るいは、メモリから読み出して映像信号を出力する際
    に、視軸振動に基づいて書き込みアドレス、あるいは読
    み出しアドレスを制御して視軸振動に伴う画像の振動を
    補償する手段とを備えたことを特徴とする赤外線映像装
    置。
JP7216425A 1995-08-25 1995-08-25 赤外線映像装置 Withdrawn JPH0965208A (ja)

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JP7216425A JPH0965208A (ja) 1995-08-25 1995-08-25 赤外線映像装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102007009664B3 (de) * 2007-02-22 2008-04-10 Jena-Optronik Gmbh Vorrichtung zur Kalibrierung von Zeilenkameras
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