JPH0965123A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0965123A
JPH0965123A JP7234631A JP23463195A JPH0965123A JP H0965123 A JPH0965123 A JP H0965123A JP 7234631 A JP7234631 A JP 7234631A JP 23463195 A JP23463195 A JP 23463195A JP H0965123 A JPH0965123 A JP H0965123A
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JP7234631A
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English (en)
Inventor
Shinichi Nishimura
伸一 西村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの影響を全画素でなくすことができ、
出力ばらつきを正しく補正できる画像読取装置を提供す
る。 【解決手段】 白基準面読み取り時に、各画素の出力画
信号レベルを記憶する記憶回路17と、ラインイメージ
センサ5からの各画素の出力画信号レベルと前記記憶回
路17に記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を
比較する比較器15と、前記比較器15の比較結果に基
づき、より白側の画信号レベルを選択して前記記憶回路
17に記憶する選択器16と、前記白基準面を複数回読
み取り、各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出して
前記記憶回路17に記憶し、この記憶した画信号レベル
によってラインイメージセンサ5の画素毎の出力ばらつ
きを補正するマイクロコンピュータ17を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像読取装置に関
わり、特にそのシェーディング補正に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像読取装置のこの種の従来技術として
は、以下の公報に開示されたものがある。
【0003】特開昭62−130065号公報には、白
基準面読み取り時の各画素の出力画信号レベルをアナロ
グ/デジタル変換して記憶し、原稿画像読み取り時に画
信号レベルのピーク値を検出し、これを基準値として先
に記憶した各画素毎の白基準面読み取り時の画信号レベ
ルをデジタル/アナログ変換して補正するシェーディン
グ補正回路が開示されている。
【0004】また、特開平5−167855号公報に
は、白基準面の読み取り時に前画素または次画素の画信
号レベルと比較して、レベル差が所定値より大きい場合
は前画素または次画素の画信号レベルとの平均レベルを
当該画素の白基準面読み取りの画信号レベルとすること
によって、白基準面の局所的反射率のばらつきによる誤
補正を解消した画像読取装置が開示されている。
【0005】さらに、特開平6−152883号公報に
は、白基準を兼ね、原稿をイメージセンサに押圧密着さ
せる押圧ローラの形状として、局所的に汚損を発生しや
すい部分の外径を他のローラ部分の外径より小さくする
ことによって、白基準の汚損の発生を防止するようにし
た原稿読取装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、原稿等の画
像読取装置において、原稿画像読み取り前に白基準面を
読み取り、この白基準面読み取り時のラインイメージセ
ンサの出力画信号レベルによって、原稿照明用光源の光
量分布のばらつきや、結像光学系によるばらつきや、ラ
インイメージセンサの各画素の感度ばらつき等によるラ
インイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する
ものは、出力画信号レベルがノイズ等によって一定でな
いため、取り込んだタイミングによって大きく補正する
画素と小さく補正する画素とが発生するという問題点
と、白基準面にごみの付着等による汚損が発生すると補
正が正しく行えなくなり、原稿画像の読み取りが正常に
行えなくなるという問題点を持っている。
【0007】ここで、白基準面を読み取ったときの出力
画信号レベルで画素毎の出力ばらつきを補正する方式と
しては、例えば、上述した特開昭62−130065号
公報のように、白基準面読み取り時の各画素の出力画信
号レベルをアナログ/デジタル変換して記憶し、原稿画
像読み取り時に画信号レベルのピーク値を検出し、これ
を基準値として先に記憶した各画素毎の白基準面読み取
り時の画信号レベルをデジタル/アナログ変換して補正
する方式と、白基準面読み取り時の各画素の出力画信号
レベルをVwi、最大レベルをVwpとすると、各画素の出
力ばらつき補正係数Vciを、Vci=Vwi/Vwpとして算
出して記憶し、原稿画像読み取り時の各画素の出力画信
号レベルViに対してVi/Vciとして補正する方式等が
ある。
【0008】上記特開昭62−130065号公報の技
術では、上述したノイズによる問題点及び白基準面の汚
損による問題点を解決できない。
【0009】また、白基準面の汚損による問題点を解決
する手段として、特開平5−167855号公報の技術
では、白基準面読み取り時の各画素の出力画信号レベル
が前画素または次画素の出力画信号レベルに対して所定
レベルより差が大きい場合は、白基準面の当該画素の所
に汚損があるとして、前画素または次画素との演算結果
を当該画素の白基準面読み取りの出力画信号レベルとす
るようにしている。しかし、この技術は隣接画素間の出
力画信号レベル差が小さい画像読取装置には適用できる
が、例えば、密着イメージセンサや完全密着イメージセ
ンサのように長尺で各画素サイズが大きく、隣接画素間
の出力画信号レベル差の大きいものには適用できないと
いう欠点がある。
【0010】また、特開平6−152883号公報の技
術では、白基準面を兼ねる原稿押圧ローラの外径のう
ち、汚損の発生しやすい部分を他の部分に比べて小さく
することによって、白基準面の汚損を防止するようにし
ている。しかし、例えば密着イメージセンサや完全密着
イメージセンサのように焦点深度の浅いものでは、原稿
の浮きにつながり、この外径の小さい部分の画像を正し
く読み取れなくなり、また、外径の大きな部分に汚損が
発生すると原稿画像を正常に読み取れなくなるという欠
点がある。
【0011】そこで、本発明はこのような問題点を解決
するためになされたものであり、ノイズの影響を全画素
でなくすことができ、出力ばらつきを正しく補正できる
画像読取装置を提供することを目的とするものである。
【0012】さらに、白基準面に汚損が発生した場合に
汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向上
できる画像読取装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、白基準面を有し、この白基準面をラインイメージセ
ンサで読み取ったときの出力画信号レベルによってライ
ンイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する画
像読取装置において、白基準面読み取り時に、各画素の
出力画信号レベルを記憶する記憶手段と、ラインイメー
ジセンサからの各画素の出力画信号レベルと前記記憶手
段に記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を比較
する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、よ
り白側の画信号レベルを選択して前記記憶手段に記憶す
る選択手段と、前記白基準面を複数回読み取り、各画素
毎に最も白側の画信号レベルを検出して前記記憶手段に
記憶し、この記憶した画信号レベルによってラインイメ
ージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段
とを備えたものである。以上の構成によれば、ラインイ
メージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する際、白
基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の値を検
出して補正しているので、ノイズの影響を全画素でなく
すことができ、出力ばらつきを正しく補正できる。
【0014】請求項2に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの各
画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された該
当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、前
記白基準面を読み取る前に前記記憶手段に所定値をセッ
トした後、白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も
白側の画信号レベルを検出して前記記憶手段に記憶し、
この記憶した画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備え
たものである。以上の構成によれば、前記請求項1と同
様の作用を有するとともに、白基準面を読み取る前に記
憶手段に所定値をセットすることにより、白レベルの下
限値を設定しているので、白基準面の汚損発生による過
剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範囲に制限
することにより回路規模を小さくできる。
【0015】請求項3に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、白基準面の読み取り開始の1ラ
イン目はラインイメージセンサの各画素の出力画信号レ
ベルと所定の固定レベルとの大小を比較し、2ライン目
以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信号
レベルと前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レ
ベルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の比
較結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して前
記記憶手段に記憶する選択手段と、前記白基準面を複数
回読み取り、各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出
して前記記憶手段に記憶し、この記憶した画信号レベル
によってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつき
を補正する制御手段とを備えたものである。以上の構成
によれば、前記請求項1と同様の作用を有するととも
に、白基準面の読み取り開始の1ライン目はラインイメ
ージセンサの各画素の出力画信号レベルと所定の固定レ
ベルとの大小を比較することにより、白レベルの下限値
を設定しているので、前記請求項2同様、白基準面の汚
損発生による過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥
当な範囲に制限することにより回路規模を小さくでき
る。
【0016】請求項4に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する第1の記憶手段と、出力画信号レベルの最大
レベルを検出し保持する最大値保持手段と、白基準面の
読み取り開始の1ライン目はラインイメージセンサの各
画素の出力画信号レベルと前回の白基準面読み取り時に
前記最大値保持手段に保持された値を所定の比率で除算
した固定レベルとの大小を比較し、2ライン目以降はラ
インイメージセンサからの各画素の出力画信号レベルと
前記第1の記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベ
ルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の比較
結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して前記
第1の記憶手段に記憶する選択手段と、前記最大値保持
手段に保持されたレベルから各画素の出力ばらつきの補
正係数を算出する補正係数算出手段と、前記補正係数算
出手段からの各画素の出力ばらつきの補正係数を記憶す
る第2の記憶手段と、前記白基準面を複数回読み取り、
各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前
記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係
数を前記第2の記憶手段に記憶し、この記憶した補正係
数によってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつ
きを補正する制御手段とを備えたものである。以上の構
成によれば、ラインイメージセンサの画素毎の出力ばら
つきを補正する補正係数を求める際、白基準面を複数回
読み取り、各画素毎に最も白側の値を検出して補正係数
としているので、ノイズの影響を全画素でなくすことが
でき、出力ばらつきを正しく補正できる。また、白レベ
ルの下限値の設定を前回の白基準面読み取り時の値から
行っているので、装置毎の補正精度のばらつきをも抑え
ることができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの各
画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された該
当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、出
力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値保
持手段と、前記最大値保持手段に保持されたレベルから
各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算
出手段と、前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に
最も白側の画信号レベルを検出した後に、前記補正係数
算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係数を前記記
憶手段に記憶し、この記憶した補正係数によってライン
イメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御
手段とを備えたものである。以上の構成によれば、前記
請求項4の技術に対して、補正係数を記憶する記憶手段
を各画素毎の最も白側のレベルを検出し記憶するための
記憶手段と同一の記憶手段としているので、装置の小型
化が可能となる。
【0018】請求項6に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの各
画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された該
当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段と、
前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、出
力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値保
持手段と、前記最大値保持手段に保持されたレベルから
各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算
出手段と、前記白基準面を読み取る前に前記記憶手段に
所定値をセットした後、白基準面を複数回読み取り、各
画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前記
補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係数
を前記記憶手段に記憶し、この記憶した補正係数によっ
てラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正
する制御手段とを備えたものである。以上の構成によれ
ば、前記請求項5の技術に対して、白基準面を読み取る
前に記憶手段に所定値をセットすることにより、白レベ
ルの下限値を設定しているので、白基準面の汚損発生に
よる過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範囲
に制限することにより回路規模を小さくできる。
【0019】請求項7に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、白基準面の読み取り開始の1ラ
イン目はラインイメージセンサの各画素の出力画信号レ
ベルと所定の固定レベルとの大小を比較し、2ライン目
以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信号
レベルと前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レ
ベルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の比
較結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して前
記記憶手段に記憶する選択手段と、出力画信号レベルの
最大レベルを検出し保持する最大値保持手段と、前記最
大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出力ばら
つきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、前記白
基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の画信号
レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段からの各
画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶手段に記憶し、
この記憶した補正係数によってラインイメージセンサの
画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備えたも
のである。以上の構成によれば、前記請求項5の技術に
対して、白基準面の読み取り開始の1ライン目はライン
イメージセンサの各画素の出力画信号レベルと所定の固
定レベルとの大小を比較することにより、白レベルの下
限値を設定しているので、前記請求項6同様、白基準面
の汚損発生による過剰補正が低減でき、また、補正範囲
を妥当な範囲に制限することにより回路規模を小さくで
きる。
【0020】請求項8に記載の発明は、白基準面を有
し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取った
ときの出力画信号レベルによってラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置におい
て、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベル
を記憶する記憶手段と、出力画信号レベルの最大レベル
を検出し保持する最大値保持手段と、白基準面の読み取
り開始の1ライン目はラインイメージセンサの各画素の
出力画信号レベルと前回の白基準面読み取り時に前記最
大値保持手段に保持された値を所定の比率で除算した固
定レベルとの大小を比較し、2ライン目以降はラインイ
メージセンサからの各画素の出力画信号レベルと前記記
憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を
比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づ
き、より白側の画信号レベルを選択して前記記憶手段に
記憶する選択手段と、前記最大値保持手段に保持された
レベルから各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する
補正係数算出手段と、前記白基準面を複数回読み取り、
各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前
記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係
数を前記記憶手段に記憶し、この記憶した補正係数によ
ってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補
正する制御手段とを備えたものである。以上の構成によ
れば、前記請求項6又は請求項7の技術に対して、白レ
ベルの下限値の設定を前回の白基準面読み取り時の値か
ら行っているので、装置毎の補正精度のばらつきをも抑
えることができる。
【0021】請求項9に記載の発明は、前記請求項1な
いし請求項8のいずれかに記載の画像読取装置におい
て、ラインイメージセンサの読み取りラインと白基準面
との相対位置をラインイメージセンサのライン毎の読み
取りに同期して移動させる移動手段を有し、制御手段
は、白基準面読み取り時に前記移動手段によって読み取
りラインと白基準面との相対位置を移動させるようにし
たものである。以上の構成によれば、白基準面読み取り
時に白基準面と読み取りラインとの相対位置をラインイ
メージセンサの読み取りに同期して移動しているので、
白基準面に汚損が発生した場合に汚損の影響を低減で
き、出力ばらつきの補正精度を向上できる。
【0022】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し請求項8のいずれかに記載の画像読取装置において、
ラインイメージセンサの読み取りラインと白基準面との
相対位置をラインイメージセンサのライン毎の読み取り
に同期して移動及び停止させる移動手段を有し、制御手
段は、白基準面読み取り時に前記移動手段によって読み
取りラインと白基準面との相対位置の移動と停止を繰り
返させるようにしたもである。以上の構成によれば、前
記請求項9の技術に対して、白基準面と読み取りライン
との相対位置をラインイメージセンサの読み取りに同期
して移動と停止を繰り返すようにしているので、白基準
面に発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつき
の補正精度を更に向上できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を参
照して説明する。
【0024】図1は、本発明の第1の実施例に係る画像
読取装置の構成図であり、請求項1,請求項2,請求項
9及び請求項10に対応する。
【0025】図1において、1は読み取る画像が記録さ
れた原稿、2は白基準面を兼ねる白基準面兼用ローラで
あり、原稿1を読み取りラインに押圧密着させて搬送す
る。3は上記原稿1を照明する光源であり、例えば、L
EDアレイ光源やキセノン冷陰極管や蛍光灯などが用い
られる。4は結像光学系で、読み取りライン上の反射光
をラインイメージセンサ5に結像する。ラインイメージ
センサ5は、光電変換を行う画素が複数個ライン状に並
んだものである。6は上記白基準面兼用ローラ2を回転
駆動させるモータ、7はモータコントローラであり、ラ
インイメージセンサ5の読み取りに同期してモータ6を
駆動及び停止させる。
【0026】8はA/D変換器であり、ラインイメージ
センサ5からのアナログ画信号をアナログ/デジタル変
換して第1のレジスタ9に出力し、この第1のレジスタ
9は画素毎のA/D変換器出力を順次保持するととも
に、出力端子OUTに出力する。10は、ラインイメー
ジセンサ5からのアナログ画信号の最も白側のレベルを
最大値として検出し、より大きなレベルが入力されるま
で保持する最大レベル保持回路であり、リセット機能を
持つ。12はD/A変換器であり、上記最大レベル保持
回路10からの入力レベルを基準レベルとして、後述す
る記憶回路17からの各画素毎の値をデジタル/アナロ
グ変換する。13は上記A/D変換器8の基準電圧を選
択する選択器であり、最大レベル保持回路10の出力か
D/A変換器12の出力のいずれかに切り替える。
【0027】14は記憶回路17からの画素毎の値を順
次保持する第2のレジスタである。15は比較器で、上
記第1のレジスタ9と第2のレジスタ14から入力され
る2入力の大小を比較検出する。16は上記比較器15
の検出結果によって、第1のレジスタ9と第2のレジス
タ14の保持値のうち、より白側の方を後段に選択接続
する選択器である。記憶回路17は、画素毎の値を順次
記憶し、また、順次出力する。18は記憶回路17に記
憶させる値を選択接続する選択器で、上記選択器16に
より選択接続されたレジスタ値か固定値発生器19によ
って発生された固定値のいずれかを選択する。固定値発
生器19は、記憶回路17の画素毎の値を所定値にセッ
トするための固定値を発生する。50は上記各部を制御
するマイクロコンピュータで、マイクロプロセッサと、
このマイクロプロセッサが実行するプログラム等が格納
されたROMと、上記プログラム実行時の作業領域とな
るRAM等から構成されている。
【0028】次に、このように構成された本実施例の動
作について図2,図3に分割図示したフローチャートを
参照して説明する。なお、図2,図3のフローチャート
は、マイクロコンピュータ50の処理フローを示してお
り、これにより、本願の制御手段が実現されている。
【0029】先ず、原稿画像読み取り前の白基準面読み
取りが開始になると(図2の判断101のYes)、モ
ータコントローラ7を介しモータ6を駆動して、白基準
面兼用ローラ2をラインイメージセンサ5の読み取りに
同期させて回転させる(処理102)。そして、最大レ
ベル保持回路10によって最も白側のレベルを検出して
保持させ(処理103)、これを所定ラインの読み取り
が終了するまで繰り返す(判断104のNo→処理10
3)。この所定ライン間が終了すると(判断104のY
es)、最大レベル保持回路10を更新不可の保持モー
ドにするとともに、選択器18をB側へ接続して固定値
発生器19からの所定値を記憶回路17にセットする
(処理105)。この後、選択器18をA側に接続し
(処理106)、選択器13をA側に接続する(処理1
06)。こうしておいて、A/D変換器8からの第1の
レジスタ9の値と記憶回路17からの第2のレジスタ1
4の値とを画素毎に比較器15で比較し、この比較結果
により選択器16をより白側のレジスタに接続して、そ
のレジスタ値を選択器18を介して記憶回路17に記憶
させる(処理108)。この動作を所定ライン間繰り返
し行なうことにより、各画素毎に最も白側のレベルを記
憶回路17に記憶させる(判断109のNo→処理10
8のループ)。
【0030】この所定ラインの読み取りが終了すると
(判断109のYes)、選択器13をB側に接続する
とともに最大レベル保持回路10をリセットして(図3
の処理110)、原稿1の画像読み取りが開始されるの
を待つ(判断111のNoループ)。原稿1の先端が読
み取りラインに到達して読み取りが開始されると(判断
111のYes)、最大レベル保持回路10で最も白側
のレベルを検出保持しながら(処理112)、画素毎に
最大レベル保持回路10のレベルをD/A変換器12の
基準電圧として記憶回路17の値をD/A変換して、こ
のD/A変換器12の出力をA/D変換器8の基準電圧
として当該画素の出力画信号をA/D変換することによ
って(処理113)、シェーディング補正が施された読
取画信号が第1のレジスタ9を介して出力端子OUTに
出力される。これらの処理112,113は、原稿画像
読み取りが終了するまで繰り返される(判断114のN
o→処理112→処理113のループ)。
【0031】以上のように、白基準面を複数回読み取
り、各画素毎に最も白側の値を検出して補正しているの
で、ノイズの影響を全画素でなくすことができ、ライン
イメージセンサ5の画素毎の出力ばらつきを正しく補正
することができる。
【0032】また、本実施例においては、白基準面を読
み取る前に固定値発生器19から選択器18を介して記
憶回路17に所定値をセットすることにより、白レベル
の下限値を設定しているので、白基準面の汚損発生によ
る過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範囲に
制限することにより回路規模を小さくできる。
【0033】また、白基準面読み取り時に、白基準面兼
用ローラ2を回転駆動して白基準面と読み取りラインと
の相対位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期
して移動しているので、白基準面に汚損が発生した場合
に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向
上できる。
【0034】なお、上述した動作説明では、白基準面ロ
ーラ2を読み取り開始から回転させ続けたが、白基準面
として読み取られる間は回転と停止を繰り返すこともで
きる。このように、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期して移
動と停止を繰り返すようにすることにより、白基準面に
発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補
正精度を更に向上できる。
【0035】図4は、本発明の第2の実施例に係る画像
読取装置の構成図であり、請求項1,請求項3,請求項
9及び請求項10に対応する。なお、同図において、前
記図1と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0036】図4において、本実施例の固定値発生器1
9は、白基準面読み取り時に各画素の画信号レベルを保
持する第1のレジスタ9の保持値と最初のラインで比較
する所定の固定値を発生する。これに伴って、前記第1
の実施例で固定値発生器19を記憶回路17に選択接続
していた選択器18に代って、固定値発生器19を比較
器15に選択接続する選択器20が設けられている。こ
の選択器20は、白基準面読み取り時に各画素の画信号
レベルを保持する第1のレジスタ9の保持値と比較する
最初のラインではA側,すなわち固定値発生器19側に
接続され、次のラインからはB側,すなわち記憶回路1
7の値を保持する第2のレジスタ14側に接続される。
【0037】次に、このように構成された本実施例の動
作について図5,図6に分割図示したフローチャートを
参照して説明する。なお、図5,図6のフローチャート
は、マイクロコンピュータ50の処理フローを示してお
り、これにより、制御手段が実現されている。
【0038】前記第1の実施例との動作の差異は、第1
の実施例では、記憶回路17に最初に初期値を書き込む
のに対して、本実施例では、白基準読み取り時に各画素
の画信号レベルを保持した第1のレジスタ9と比較する
最初のラインでは固定値発生器19の値と比較し、次の
ラインからは記憶回路17からの第2のレジスタ14の
値と比較するように動作する点である。
【0039】すなわち、先ず、原稿画像読み取り前の白
基準面読み取りが開始になると(図5の判断201のY
es)、モータコントローラ7を介しモータ6を駆動し
て、白基準面兼用ローラ2をラインイメージセンサ5の
読み取りに同期させて回転させる(処理202)。そし
て、最大レベル保持回路10によって最も白側のレベル
を検出して保持させ(処理203)、これを所定ライン
の読み取りが終了するまで繰り返す(判断204のNo
→処理203のループ)。この所定ライン間が終了する
と(判断204のYes)、最大レベル保持回路10を
更新不可の保持モードにするとともに選択器13をA側
に接続し(処理205)、選択器20をA側に接続する
(処理206)。こうしておいて、A/D変換器8から
の第1のレジスタ9の値と固定値発生器19の値とを画
素毎に比較器15で比較し、この比較結果により選択器
16をより白側の方に接続して、その値を記憶回路17
に記憶させる(処理207)。この動作を1ラインが終
了するまで繰り返し(判断208のNo→処理207の
ループ)、1ライン終了すると(判断208のNo)、
選択器20をB側に接続する(図6の処理209)。2
ライン目以降は、画素毎に上記第1のレジスタ9の値と
記憶回路17からの第2のレジスタ14の値とを比較器
15で比較し、この比較結果により選択器16をより白
側の方に接続して、そのレジスタ値を記憶回路17に記
憶させる(処理210)。この動作を所定ラインの読み
取りが終了するまで繰り返すことにより、各画素毎に最
も白側のレベルを記憶回路17に記憶させる(判断21
1のNo→処理210のループ)。
【0040】この所定ラインの読み取りが終了すると
(判断211のYes)、選択器13をB側に接続する
とともに最大レベル保持回路10をリセットして(処理
212)、原稿1の画像読み取りが開始されるのを待つ
(判断213のNoループ)。原稿1の先端が読み取り
ラインに到達して読み取りが開始されると(判断213
のYes)、最大レベル保持回路10で最も白側のレベ
ルを検出保持しながら(処理214)、画素毎に最大レ
ベル保持回路10のレベルをD/A変換器12の基準電
圧として記憶回路17の値をD/A変換して、このD/
A変換器12の出力をA/D変換器8の基準電圧として
当該画素の出力画信号をA/D変換することによって
(処理215)、シェーディング補正が施された読取画
信号が第1のレジスタ9を介して出力端子OUTに出力
される。これらの処理214,215は、原稿画像読み
取りが終了するまで繰り返される(判断216のNo→
処理214→処理215のループ)。
【0041】以上のように、白基準面を複数回読み取
り、各画素毎に最も白側の値を検出して補正しているの
で、ノイズの影響を全画素でなくすことができ、ライン
イメージセンサ5の画素毎の出力ばらつきを正しく補正
することができる。
【0042】また、本実施例においては、白基準面の読
み取り開始の1ライン目はラインイメージセンサ5の各
画素の出力画信号レベルと固定値発生器19の固定レベ
ルとの大小を比較することにより、白レベルの下限値を
設定しているので、白基準面の汚損発生による過剰補正
が低減でき、また、補正範囲を妥当な範囲に制限するこ
とにより回路規模を小さくできる。
【0043】また、白基準面読み取り時に、白基準面兼
用ローラ2を回転駆動して白基準面と読み取りラインと
の相対位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期
して移動しているので、白基準面に汚損が発生した場合
に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向
上できる。
【0044】なお、上述した動作説明では、白基準面ロ
ーラ2を読み取り開始から回転させ続けたが、白基準面
として読み取られる間は回転と停止を繰り返すこともで
きる。このように、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期して移
動と停止を繰り返すようにすることにより、白基準面に
発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補
正精度を更に向上できる。
【0045】図7は、本発明の第3の実施例に係る画像
読取装置の構成図であり、請求項4,請求項9及び請求
項10に対応する。なお、同図において、前記図1,図
4と同一符号は同一又は相当部分を示している。
【0046】図7において、11は固定レベル発生器
で、A/D変換器8の基準電圧を発生する。21は最大
値保持回路24で白基準読み取り時に検出保持された値
の1/2を保持する1/2レジスタで、白基準面読み取
り終了時に書き換えられる。23は各画素の出力画信号
レベルを記憶する第1の記憶回路17に対して、ライン
イメージセンサ5の画素毎の出力ばらつきを補正する画
素毎の補正係数を記憶する第2の記憶回路で、原稿読取
時に画素毎に出力する。最大値保持回路24は、入力さ
れる値の最も白側の値を検出し、より白側の値が入力さ
れるまで保持するもので、リセット機能を有する。25
は暗出力補正器で、A/D変換器8からの各画素の画信
号から暗時の出力レベルを減算することによって暗出力
の補正を行う。26は第1の除算器で、各画素毎に第1
のレジスタ9の値を第2の記憶回路23からの出力ばら
つき補正係数で除算することで出力ばらつきを補正す
る。27は最大値保持回路24への入力を選択切り替え
する選択器で、白基準面読み取り時にはB側へ接続さ
れ、原稿読み取り時にはA側へ接続される。28は第2
の除算器29への入力を選択切り替えする選択器で、白
基準面読み取り時にはB側へ接続され、原稿読み取り時
にはA側へ接続される。第2の除算器29は前記選択器
28から入力される値を最大値保持回路24の値で除算
する除算器であり、白基準面読み取り時には画素毎の出
力ばらつき補正係数を算出し、原稿読み取り時には最大
値保持回路24の値での正規化を行う。
【0047】次に、このように構成された本実施例の動
作について図8,図9に分割図示したフローチャートを
参照して説明する。なお、図8,図9のフローチャート
は、マイクロコンピュータ50の処理フローを示してお
り、これにより、制御手段が実現されている。
【0048】原稿画像読み取り前の白基準面読み取りが
開始になると(図8の判断301のYes)、先ずモー
タコントローラ7を介しモータ6を駆動して、白基準面
兼用ローラ2をラインイメージセンサ5の読み取りに同
期させて回転させる(処理302)。そして、選択器2
7と選択器28をそれぞれB側に接続して(処理30
3,304)、第1ライン目は選択器20をA側に接続
して(処理305)、画素毎に第1のレジスタ9の値と
1/2レジスタ21の値を比較し、より白側の方に選択
器16を接続して、画素毎に第1の記憶回路17に書き
込む(処理306)。また、最大値保持回路24で最も
白側のレベルを検出し、保持する(処理307)。これ
を1ライン目が終了するまで繰り返す(判断308のN
o→処理306→処理307のループ)。1ライン目が
終了すると(判断308のYes)、2ライン目以降は
選択器20をB側に接続して(処理309)、画素毎に
第1のレジスタ9の値と第2のレジスタ14の値を比較
し、より白側の方に選択器16を接続して、画素毎に第
1の記憶回路17に書き込む(図9の処理310)。そ
して、所定の最終ラインになっていなければ(判断31
1のNo)、最大値保持回路24で最も白側のレベルを
検出し保持し(処理312)、上記処理310,処理3
12を繰り返す。白基準読み取りの所定の最終ラインで
は(判断311のYes)、最大値保持回路24の更新
を禁止して保持モードとし、第2の除算機29で算出さ
れる各画素毎の出力ばらつき補正係数を第2の記憶回路
23に書き込む(処理313)。これを所定ライン読み
取りが終了するまで繰り返す(判断314No→処理3
10→判断311のYes→処理313のループ)。
【0049】白基準面読み取りが所定ライン分終了した
ら(判断314のYes)、選択器27,28を各々A
側へ接続し(処理315,処理316)、また最大値保
持回路24の値を1/2して1/2レジスタ21に書き
込み(処理317)、原稿1が読み取りラインに到達
し、読み取りが開始になるのを待つ(判断318のNo
ループ)。また、このとき最大値保持回路24は所定
値,例えば中間調画像を読み取るモードの場合は白基準
面を読んだときの値のままにして更新禁止のモードと
し、白黒2値画像を読み取る場合はその1/4の値とし
て更新可のモードとする。
【0050】原稿1の読み取りが開始になると(判断3
18のYes)、第1の除算機26により画素毎に第1
のレジスタ9の値を第2の記憶回路23の値で除算して
出力ばらつきを補正し(処理319)、この算出結果を
最大値保持回路24で最も白側の値を検出保持しながら
(処理320)、第2の除算機29により最大値保持回
路24の値で除算することによって正規化し、出力端子
OUTに出力する(処理321)。これらの処理31
9,320,321は原稿読み取りが終了するまで繰り
返される(判断322のNo→処理319のループ)。
【0051】以上のように、ラインイメージセンサ5の
画素毎の出力ばらつきを補正する補正係数を求める際、
白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の値を
検出して補正係数としているので、ノイズの影響を全画
素でなくすことができ、出力ばらつきを正しく補正でき
る。また、白レベルの下限値の設定を前回の白基準面読
み取り時の値から行っているので、白基準面の汚損発生
による過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範
囲に制限することにより回路規模を小さくできるととも
に、装置毎の補正精度のばらつきをも抑えることができ
る。
【0052】また、白基準面読み取り時に、白基準面兼
用ローラ2を回転駆動して白基準面と読み取りラインと
の相対位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期
して移動しているので、白基準面に汚損が発生した場合
に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向
上できる。
【0053】なお、上述した動作説明では、白基準面ロ
ーラ2を読み取り開始から回転させ続けたが、白基準面
として読み取られる間は回転と停止を繰り返すこともで
きる。このように、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期して移
動と停止を繰り返すようにすることにより、白基準面に
発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補
正精度を更に向上できる。
【0054】また、上記実施例では、第1の記憶回路1
7と第2の記憶回路23をそれぞれ別個の記憶素子で構
成したが、同じ記憶素子で、第1の記憶回路17と第2
の記憶回路23の両方の記憶領域を有するようにしても
よい。
【0055】図10は、本発明の第4の実施例に係る画
像読取装置の構成図であり、請求項5,請求項6,請求
項9及び請求項10に対応する。なお、同図において、
前記図1,図4,図7と同一符号は同一又は相当部分を
示している。
【0056】図10において、30は記憶回路17に書
き込む値を切り替える選択器で、白基準面読み取りの所
定の最終ライン目にはB側に接続され、その他の場合に
はA側へ接続される。
【0057】次に、このように構成された本実施例の動
作について図11,図12に分割図示したフローチャー
トを参照して説明する。なお、図11,図12のフロー
チャートは、マイクロコンピュータ50の処理フローを
示しており、これにより、制御手段が実現されている。
【0058】本実施例では、白基準面読み取りで画素毎
に最も白側の値を検出保持する前に、選択器18をB側
に接続して記憶回路17を固定値発生器19の値に初期
化する。すなわち、原稿画像読み取り前の白基準面読み
取りが開始になると(図11の判断401のYes)、
先ずモータコントローラ7を介しモータ6を駆動して、
白基準面兼用ローラ2をラインイメージセンサ5の読み
取りに同期させて回転させる(処理402)。そして、
選択器27と選択器28をそれぞれB側に、選択器30
をA側に接続するとともに(処理403,404,40
5)、選択器18をB側に接続して記憶回路17に固定
値発生器19からの所定値をセットする(処理40
6)。
【0059】白基準面読み取り時には、選択器18をA
側に接続し(処理407)、画素毎に第1のレジスタ9
の値と第2のレジスタ14の値とを比較器15で比較し
て、より白側の方へ選択器16を接続する(処理40
8)。そして、所定の最終ラインに達するまでは(判断
409)、選択器16で接続された方のレベルを記憶回
路17に書き込む(処理410)。また、最大値保持回
路24で最も白側のレベルを検出し、保持する(処理4
11)。
【0060】白基準読み取りの所定の最終ラインでは
(判断409のYes)、選択器30をB側に接続して
(処理412)、画素毎に除算機29により選択器16
で接続されたレベルを最大値保持回路24の値で除算し
て得られた出力ばらつき補正係数を同じ記憶回路17に
書き込む(処理413)。これを所定ライン読み取りが
終了するまで繰り返す(判断414のNo→処理408
のループ)。
【0061】白基準面読み取りが所定ライン分終了した
ら(判断414のYes)、選択器27,28を各々A
側へ接続し(図12の処理415,416)、原稿1が
読み取りラインに到達し、読み取りが開始になるのを待
つ(判断417のNoループ)。
【0062】原稿1の読み取りが開始になると(判断4
17のYes)、第1の除算機26により画素毎に第1
のレジスタ9の値を記憶回路17から第2のレジスタ1
4に保持された出力ばらつき補正係数で除算することに
よって出力ばらつきを補正し(処理418)、この算出
結果を最大値保持回路24で最も白側の値を検出保持し
ながら(処理419)、第2の除算機29により最大値
保持回路24の値で除算することによって正規化し、出
力端子OUTに出力する(処理420)。これらの処理
418,419,420は原稿読み取りが終了するまで
繰り返される(判断421のNo→処理418のルー
プ)。
【0063】以上のように、ラインイメージセンサ5の
画素毎の出力ばらつきを補正する補正係数を求める際、
白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の値を
検出して補正係数としているので、ノイズの影響を全画
素でなくすことができ、出力ばらつきを正しく補正でき
る。また、白基準面を読み取る前に固定値発生器19か
ら記憶回路17に所定値をセットすることにより、白レ
ベルの下限値を設定しているので、白基準面の汚損発生
による過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範
囲に制限することにより回路規模を小さくできる。更
に、前記第3の実施例と比べて、補正係数を各画素毎の
最も白側のレベルを検出し記憶するための記憶回路17
に記憶するようにしているので、装置の小型化が可能と
なる。
【0064】また、白基準面読み取り時に、白基準面兼
用ローラ2を回転駆動して白基準面と読み取りラインと
の相対位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期
して移動しているので、白基準面に汚損が発生した場合
に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向
上できる。
【0065】なお、上述した動作説明では、白基準面ロ
ーラ2を読み取り開始から回転させ続けたが、白基準面
として読み取られる間は回転と停止を繰り返すこともで
きる。このように、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期して移
動と停止を繰り返すようにすることにより、白基準面に
発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補
正精度を更に向上できる。
【0066】図13は、本発明の第5の実施例に係る画
像読取装置の構成図であり、請求項8,請求項9及び請
求項10に対応する。なお、同図において、前記図1,
図4,図7,図10と同一符号は同一又は相当部分を示
している。
【0067】前記実施例においては、固定値発生器19
を選択器18により記憶回路17に選択接続していた
が、本実施例においては、図13に示すように、最大値
保持回路24に1/2レジスタ21が接続され、この1
/2レジスタ21が選択器20を介して比較器15等と
選択接続されるようにしている。
【0068】次に、このように構成された本実施例の動
作について図14,図15に分割図示したフローチャー
トを参照して説明する。なお、図14,図15のフロー
チャートは、マイクロコンピュータ50の処理フローを
示しており、これにより、制御手段が実現されている。
【0069】本実施例の前記第4の実施例との差異は、
第4の実施例では白基準面読み取り時の各画素毎の最も
白側のレベルを検出する前に記憶回路17を所定の値に
セットして、白基準面読み取りの最初のラインでは、こ
の所定値と比較するようにしているのに対して、本実施
例では、白基準面読み取りの第1ライン目では、前回の
白基準面読み取り時に最大値保持回路24で検出保持し
た値の1/2を保持した1/2レジスタ21の値と比較
するようにした点である。
【0070】すなわち、原稿画像読み取り前の白基準面
読み取りが開始になると(図14の判断501のYe
s)、先ずモータコントローラ7を介しモータ6を駆動
して、白基準面兼用ローラ2をラインイメージセンサ5
の読み取りに同期させて回転させる(処理502)。そ
して、選択器27と選択器28をそれぞれB側に接続し
(処理503,504)、選択器30をA側に接続する
(処理505)。次に、第1ライン目は選択器20をA
側に接続して(処理506)、画素毎に第1のレジスタ
9の値と1/2レジスタ21の値を比較し、より白側の
方に選択器16を接続して、画素毎に記憶回路17に書
き込む(処理507)。また、最大値保持回路24で最
も白側のレベルを検出し、保持する(処理508)。こ
れを1ライン目が終了するまで繰り返す(判断509の
No→処理507のループ)。1ライン目が終了すると
(判断509のYes)、2ライン目以降は選択器20
をB側に接続して(処理510)、画素毎に第1のレジ
スタ9の値と第2のレジスタ14の値を比較し、より白
側の方に選択器16を接続する(処理511)。ここ
で、所定の最終ラインになっていなければ(判断512
のNo)、選択器16で接続されたレベルを記憶回路1
7に書き込み(処理513)、最大値保持回路24で最
も白側のレベルを検出し保持する(処理514)。ま
た、白基準読み取りの所定の最終ラインでは(判断51
2のYes)、選択器30をB側に接続して(処理51
5)、第2の除算機29で画素毎に選択器16で接続さ
れたレベルを最大値保持回路24の値で除算することに
よって算出される各画素毎の出力ばらつき補正係数を記
憶回路17に書き込む(処理516)。これを所定ライ
ン読み取りが終了するまで繰り返す(判断517No→
処理511のループ)。
【0071】白基準面読み取りが所定ライン分終了した
ら(判断517のYes)、選択器27,28を各々A
側へ接続し(図15の処理518,519)、また最大
値保持回路24の値を1/2して1/2レジスタ21に
書き込み(処理520)、原稿1が読み取りラインに到
達し、読み取りが開始になるのを待つ(判断521のN
oループ)。
【0072】原稿1の読み取りが開始になると(判断5
21のYes)、第1の除算機26により画素毎に第1
のレジスタ9の値を記憶回路17からの第2のレジスタ
の値で除算して出力ばらつきを補正し(処理522)、
この算出結果を最大値保持回路24で最も白側の値を検
出保持しながら(処理523)、第2の除算機29によ
り最大値保持回路24の値で除算することによって正規
化し、出力端子OUTに出力する(処理524)。これ
らの処理522,523,524は原稿読み取りが終了
するまで繰り返される(判断525のNo→処理522
のループ)。
【0073】以上のように、ラインイメージセンサ5の
画素毎の出力ばらつきを補正する補正係数を求める際、
白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の値を
検出して補正係数としているので、ノイズの影響を全画
素でなくすことができ、出力ばらつきを正しく補正でき
る。また、白レベルの下限値の設定を前回の白基準面読
み取り時の値から行っているので、白基準面の汚損発生
による過剰補正が低減でき、また、補正範囲を妥当な範
囲に制限することにより回路規模を小さくできるととも
に、装置毎の補正精度のばらつきをも抑えることができ
る。
【0074】また、白基準面読み取り時に、白基準面兼
用ローラ2を回転駆動して白基準面と読み取りラインと
の相対位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期
して移動しているので、白基準面に汚損が発生した場合
に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正精度を向
上できる。
【0075】なお、上述した動作説明では、白基準面ロ
ーラ2を読み取り開始から回転させ続けたが、白基準面
として読み取られる間は回転と停止を繰り返すこともで
きる。このように、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサ5の読み取りに同期して移
動と停止を繰り返すようにすることにより、白基準面に
発生した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補
正精度を更に向上できる。
【0076】また、上記実施例では、最大値保持回路2
4に接続された1/2レジスタ21を設けて、白レベル
の下限値の設定を前回の白基準面読み取り時の値から行
っているが、選択器20に1/2レジスタ21の代りに
固定値発生器19を接続し、白基準面の読み取り開始の
1ライン目はラインイメージセンサ5の各画素の出力画
信号レベルと固定値発生器19の固定レベルとの大小を
比較することにより、白レベルの下限値を設定するよう
にしても、白基準面の汚損発生による過剰補正が低減で
き、また、補正範囲を妥当な範囲に制限することにより
回路規模を小さくできる(請求項7に対応)。
【0077】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、白基準面を有し、この白基準面をラインイメージ
センサで読み取ったときの出力画信号レベルによってラ
インイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する
画像読取装置において、白基準面読み取り時に、各画素
の出力画信号レベルを記憶する記憶手段と、ラインイメ
ージセンサからの各画素の出力画信号レベルと前記記憶
手段に記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を比
較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づき、
より白側の画信号レベルを選択して前記記憶手段に記憶
する選択手段と、前記白基準面を複数回読み取り、各画
素毎に最も白側の画信号レベルを検出して前記記憶手段
に記憶し、この記憶した画信号レベルによってラインイ
メージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手
段とを備え、ラインイメージセンサの画素毎の出力ばら
つきを補正する際、白基準面を複数回読み取り、各画素
毎に最も白側の値を検出して補正しているので、ノイズ
の影響を全画素でなくすことができ、出力ばらつきを正
しく補正できる効果がある。
【0078】請求項2記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの
各画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された
該当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信
号レベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段
と、前記白基準面を読み取る前に前記記憶手段に所定値
をセットした後、白基準面を複数回読み取り、各画素毎
に最も白側の画信号レベルを検出して前記記憶手段に記
憶し、この記憶した画信号レベルによってラインイメー
ジセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段と
を備えたので、前記請求項1と同様の効果が得られると
共に、白基準面を読み取る前に記憶手段に所定値をセッ
トすることにより、白レベルの下限値を設定しているの
で、白基準面の汚損発生による過剰補正が低減でき、ま
た、補正範囲を妥当な範囲に制限することにより回路規
模を小さくできる効果がある。
【0079】請求項3記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、白基準面の読み取り開始の1
ライン目はラインイメージセンサの各画素の出力画信号
レベルと所定の固定レベルとの大小を比較し、2ライン
目以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信
号レベルと前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号
レベルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の
比較結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して
前記記憶手段に記憶する選択手段と、前記白基準面を複
数回読み取り、各画素毎に最も白側の画信号レベルを検
出して前記記憶手段に記憶し、この記憶した画信号レベ
ルによってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつ
きを補正する制御手段とを備えたので、前記請求項1と
同様の効果が得られると共に、白基準面の読み取り開始
の1ライン目はラインイメージセンサの各画素の出力画
信号レベルと所定の固定レベルとの大小を比較すること
により、白レベルの下限値を設定しているので、前記請
求項2同様、白基準面の汚損発生による過剰補正が低減
でき、また、補正範囲を妥当な範囲に制限することによ
り回路規模を小さくできる効果がある。
【0080】請求項4記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に各画素の出力画信号レベル
を記憶する第1の記憶手段と、出力画信号レベルの最大
レベルを検出し保持する最大値保持手段と、白基準面の
読み取り開始の1ライン目はラインイメージセンサの各
画素の出力画信号レベルと前回の白基準面読み取り時に
前記最大値保持手段に保持された値を所定の比率で除算
した固定レベルとの大小を比較し、2ライン目以降はラ
インイメージセンサからの各画素の出力画信号レベルと
前記第1の記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベ
ルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の比較
結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して前記
第1の記憶手段に記憶する選択手段と、前記最大値保持
手段に保持されたレベルから各画素の出力ばらつきの補
正係数を算出する補正係数算出手段と、前記補正係数算
出手段からの各画素の出力ばらつきの補正係数を記憶す
る第2の記憶手段と、前記白基準面を複数回読み取り、
各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前
記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係
数を前記第2の記憶手段に記憶し、この記憶した補正係
数によってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつ
きを補正する制御手段とを備え、ラインイメージセンサ
の画素毎の出力ばらつきを補正する補正係数を求める
際、白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
値を検出して補正係数としているので、ノイズの影響を
全画素でなくすことができ、出力ばらつきを正しく補正
でき、また、白レベルの下限値の設定を前回の白基準面
読み取り時の値から行っているので、装置毎の補正精度
のばらつきをも抑えることができる効果がある。
【0081】請求項5記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの
各画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された
該当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信
号レベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段
と、出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最
大値保持手段と、前記最大値保持手段に保持されたレベ
ルから各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する補正
係数算出手段と、前記白基準面を複数回読み取り、各画
素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前記補
正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係数を
前記記憶手段に記憶し、この記憶した補正係数によって
ラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正す
る制御手段とを備えたので、前記請求項4と同様な効果
が得られると共に、前記請求項4の技術に対して、補正
係数を記憶する記憶手段を各画素毎の最も白側のレベル
を検出し記憶するための記憶手段と同一の記憶手段とし
ているので、装置の小型化が可能となる効果がある。
【0082】請求項6記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、ラインイメージセンサからの
各画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に記憶された
該当画素の画信号レベルとの大小を比較する比較手段
と、前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信
号レベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段
と、出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最
大値保持手段と、前記最大値保持手段に保持されたレベ
ルから各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する補正
係数算出手段と、前記白基準面を読み取る前に前記記憶
手段に所定値をセットした後、白基準面を複数回読み取
り、各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後
に、前記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき
補正係数を前記記憶手段に記憶し、この記憶した補正係
数によってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつ
きを補正する制御手段とを備えたので、前記請求項5と
同様な効果が得られると共に、前記請求項5の技術に対
して、白基準面を読み取る前に記憶手段に所定値をセッ
トすることにより、白レベルの下限値を設定しているの
で、白基準面の汚損発生による過剰補正が低減でき、ま
た、補正範囲を妥当な範囲に制限することにより回路規
模を小さくできる効果がある。
【0083】請求項7記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、白基準面の読み取り開始の1
ライン目はラインイメージセンサの各画素の出力画信号
レベルと所定の固定レベルとの大小を比較し、2ライン
目以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信
号レベルと前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号
レベルとの大小を比較する比較手段と、前記比較手段の
比較結果に基づき、より白側の画信号レベルを選択して
前記記憶手段に記憶する選択手段と、出力画信号レベル
の最大レベルを検出し保持する最大値保持手段と、前記
最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出力ば
らつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、前記
白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の画信
号レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段からの
各画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶手段に記憶
し、この記憶した補正係数によってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備え
たので、前記請求項5と同様な効果が得られると共に、
前記請求項5の技術に対して、白基準面の読み取り開始
の1ライン目はラインイメージセンサの各画素の出力画
信号レベルと所定の固定レベルとの大小を比較すること
により、白レベルの下限値を設定しているので、前記請
求項6同様、白基準面の汚損発生による過剰補正が低減
でき、また、補正範囲を妥当な範囲に制限することによ
り回路規模を小さくできる効果がある。
【0084】請求項8記載の発明によれば、白基準面を
有し、この白基準面をラインイメージセンサで読み取っ
たときの出力画信号レベルによってラインイメージセン
サの画素毎の出力ばらつきを補正する画像読取装置にお
いて、白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベ
ルを記憶する記憶手段と、出力画信号レベルの最大レベ
ルを検出し保持する最大値保持手段と、白基準面の読み
取り開始の1ライン目はラインイメージセンサの各画素
の出力画信号レベルと前回の白基準面読み取り時に前記
最大値保持手段に保持された値を所定の比率で除算した
固定レベルとの大小を比較し、2ライン目以降はライン
イメージセンサからの各画素の出力画信号レベルと前記
記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルとの大小
を比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づ
き、より白側の画信号レベルを選択して前記記憶手段に
記憶する選択手段と、前記最大値保持手段に保持された
レベルから各画素の出力ばらつきの補正係数を算出する
補正係数算出手段と、前記白基準面を複数回読み取り、
各画素毎に最も白側の画信号レベルを検出した後に、前
記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつき補正係
数を前記記憶手段に記憶し、この記憶した補正係数によ
ってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを補
正する制御手段とを備えたので、前記請求項6,請求項
7と同様な効果が得られると共に、前記請求項6又は請
求項7の技術に対して、白レベルの下限値の設定を前回
の白基準面読み取り時の値から行っているので、装置毎
の補正精度のばらつきをも抑えることができる効果があ
る。
【0085】請求項9記載の発明によれば、前記請求項
1ないし請求項8のいずれかに記載の画像読取装置にお
いて、ラインイメージセンサの読み取りラインと白基準
面との相対位置をラインイメージセンサのライン毎の読
み取りに同期して移動させる移動手段を有し、制御手段
は、白基準面読み取り時に前記移動手段によって読み取
りラインと白基準面との相対位置を移動させるようにし
たので、前記請求項1ないし請求項8と同様の効果が得
られると共に、白基準面読み取り時に白基準面と読み取
りラインとの相対位置をラインイメージセンサの読み取
りに同期して移動しているので、白基準面に汚損が発生
した場合に汚損の影響を低減でき、出力ばらつきの補正
精度を向上できる効果がある。
【0086】請求項10記載の発明によれば、前記請求
項1ないし請求項8のいずれかに記載の画像読取装置に
おいて、ラインイメージセンサの読み取りラインと白基
準面との相対位置をラインイメージセンサのライン毎の
読み取りに同期して移動及び停止させる移動手段を有
し、制御手段は、白基準面読み取り時に前記移動手段に
よって読み取りラインと白基準面との相対位置の移動と
停止を繰り返させるようにしたので、前記請求項1ない
し請求項8と同様な効果が得られると共に、前記請求項
9の技術に対して、白基準面と読み取りラインとの相対
位置をラインイメージセンサの読み取りに同期して移動
と停止を繰り返すようにしているので、白基準面に発生
した汚損の影響をより低減でき、出力ばらつきの補正精
度を更に向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る画像読取装置のブ
ロック図。
【図2】上記第1の実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図3】同じく上記第1の実施例の動作を示すフローチ
ャート。
【図4】本発明の第2の実施例に係る画像読取装置のブ
ロック図。
【図5】上記第2の実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図6】同じく上記第2の実施例の動作を示すフローチ
ャート。
【図7】本発明の第3の実施例に係る画像読取装置のブ
ロック図。
【図8】上記第3の実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図9】同じく上記第3の実施例の動作を示すフローチ
ャート。
【図10】本発明の第4の実施例に係る画像読取装置の
ブロック図。
【図11】上記第4の実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図12】同じく上記第4の実施例の動作を示すフロー
チャート。
【図13】本発明の第5の実施例に係る画像読取装置の
ブロック図。
【図14】上記第5の実施例の動作を示すフローチャー
ト。
【図15】同じく上記第5の実施例の動作を示すフロー
チャート。
【符号の説明】
1 原稿 2 白基準面兼用ローラ 3 光源 4 結像光学系 5 ラインイメージセンサ 6 モータ 7 モータコントローラ 8 A/D変換器 9 第1のレジスタ 10 最大レベル保持回路 11 固定レベル発生器 12 D/A変換器 13,16,18,20,27,28,30 選択器 14 第2のレジスタ 15 比較器 17 記憶回路(第1の記憶回路) 19 固定値発生器 21 1/2レジスタ 23 第2の記憶回路 24 最大値保持回路 25 暗出力補正器 26 第1の除算器 29 第2の除算器 50 マイクロコンピュータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 ラインイメージセンサからの各画素の出力画信号レベル
    と前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルと
    の大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出して前記記憶手段に記憶し、この記
    憶した画信号レベルによってラインイメージセンサの画
    素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 ラインイメージセンサからの各画素の出力画信号レベル
    と前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルと
    の大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 前記白基準面を読み取る前に前記記憶手段に所定値をセ
    ットした後、白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最
    も白側の画信号レベルを検出して前記記憶手段に記憶
    し、この記憶した画信号レベルによってラインイメージ
    センサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを
    備えたことを特徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 白基準面の読み取り開始の1ライン目はラインイメージ
    センサの各画素の出力画信号レベルと所定の固定レベル
    との大小を比較し、2ライン目以降はラインイメージセ
    ンサからの各画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に
    記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を比較する
    比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出して前記記憶手段に記憶し、この記
    憶した画信号レベルによってラインイメージセンサの画
    素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備えたこと
    を特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する第1の記憶手段と、 出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値
    保持手段と、 白基準面の読み取り開始の1ライン目はラインイメージ
    センサの各画素の出力画信号レベルと前回の白基準面読
    み取り時に前記最大値保持手段に保持された値を所定の
    比率で除算した固定レベルとの大小を比較し、2ライン
    目以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信
    号レベルと前記第1の記憶手段に記憶された該当画素の
    画信号レベルとの大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記第1の記憶手段に記憶する選択手段
    と、 前記最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出
    力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 前記補正係数算出手段からの各画素の出力ばらつきの補
    正係数を記憶する第2の記憶手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段か
    らの各画素の出力ばらつき補正係数を前記第2の記憶手
    段に記憶し、この記憶した補正係数によってラインイメ
    ージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段
    とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 ラインイメージセンサからの各画素の出力画信号レベル
    と前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルと
    の大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値
    保持手段と、 前記最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出
    力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段か
    らの各画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶手段に記
    憶し、この記憶した補正係数によってラインイメージセ
    ンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 ラインイメージセンサからの各画素の出力画信号レベル
    と前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号レベルと
    の大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値
    保持手段と、 前記最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出
    力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 前記白基準面を読み取る前に前記記憶手段に所定値をセ
    ットした後、白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最
    も白側の画信号レベルを検出した後に、前記補正係数算
    出手段からの各画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶
    手段に記憶し、この記憶した補正係数によってラインイ
    メージセンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手
    段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  7. 【請求項7】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 白基準面の読み取り開始の1ライン目はラインイメージ
    センサの各画素の出力画信号レベルと所定の固定レベル
    との大小を比較し、2ライン目以降はラインイメージセ
    ンサからの各画素の出力画信号レベルと前記記憶手段に
    記憶された該当画素の画信号レベルとの大小を比較する
    比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値
    保持手段と、 前記最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出
    力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段か
    らの各画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶手段に記
    憶し、この記憶した補正係数によってラインイメージセ
    ンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. 【請求項8】 白基準面を有し、この白基準面をライン
    イメージセンサで読み取ったときの出力画信号レベルに
    よってラインイメージセンサの画素毎の出力ばらつきを
    補正する画像読取装置において、 白基準面読み取り時に、各画素の出力画信号レベルを記
    憶する記憶手段と、 出力画信号レベルの最大レベルを検出し保持する最大値
    保持手段と、 白基準面の読み取り開始の1ライン目はラインイメージ
    センサの各画素の出力画信号レベルと前回の白基準面読
    み取り時に前記最大値保持手段に保持された値を所定の
    比率で除算した固定レベルとの大小を比較し、2ライン
    目以降はラインイメージセンサからの各画素の出力画信
    号レベルと前記記憶手段に記憶された該当画素の画信号
    レベルとの大小を比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に基づき、より白側の画信号レ
    ベルを選択して前記記憶手段に記憶する選択手段と、 前記最大値保持手段に保持されたレベルから各画素の出
    力ばらつきの補正係数を算出する補正係数算出手段と、 前記白基準面を複数回読み取り、各画素毎に最も白側の
    画信号レベルを検出した後に、前記補正係数算出手段か
    らの各画素の出力ばらつき補正係数を前記記憶手段に記
    憶し、この記憶した補正係数によってラインイメージセ
    ンサの画素毎の出力ばらつきを補正する制御手段とを備
    えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし請求項8のいずれかに記
    載の画像読取装置において、 ラインイメージセンサの読み取りラインと白基準面との
    相対位置をラインイメージセンサのライン毎の読み取り
    に同期して移動させる移動手段を有し、制御手段は、白
    基準面読み取り時に前記移動手段によって読み取りライ
    ンと白基準面との相対位置を移動させることを特徴とす
    る画像読取装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし請求項8のいずれかに
    記載の画像読取装置において、 ラインイメージセンサの読み取りラインと白基準面との
    相対位置をラインイメージセンサのライン毎の読み取り
    に同期して移動及び停止させる移動手段を有し、制御手
    段は、白基準面読み取り時に前記移動手段によって読み
    取りラインと白基準面との相対位置の移動と停止を繰り
    返させることを特徴とする画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005328156A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Canon Electronics Inc 画像読取装置

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JP2005328156A (ja) * 2004-05-12 2005-11-24 Canon Electronics Inc 画像読取装置

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