JPH0965117A - 画像補正機能を有するfax受信システム - Google Patents

画像補正機能を有するfax受信システム

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JPH0965117A
JPH0965117A JP7220017A JP22001795A JPH0965117A JP H0965117 A JPH0965117 A JP H0965117A JP 7220017 A JP7220017 A JP 7220017A JP 22001795 A JP22001795 A JP 22001795A JP H0965117 A JPH0965117 A JP H0965117A
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line
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fax
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Masayuki Tsuchiya
雅幸 土屋
Tsutomu Ikeuchi
勉 池内
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】受信の際に入った湧きだし線などを消去し、デ
ータを正しく認識し、コンピュータによる効率的な処理
を行う。 【解決手段】FAXからの画像を受信し、プロセッサで
は全体制御部の制御に基づいて画像蓄積領域に画像を読
み込む。罫線検出部では画像から罫線を検出し、罫線情
報設定領域に格納する。情報生成部は、デ−タの記述の
ない原票を入力し、罫線を認識した後、間隔テーブル領
域で罫線間の間隔を検出し、間隔、罫線の長さ、位置テ
−ブルを作成する。原票と同一フォーマットのデ−タの
記述された帳票画像を受信すると罫線検出部で罫線を検
出し、罫線比較部で、作業領域を使用して罫線間隔や罫
線の長さ、位置を比較して湧き出し線を見つけだし、不
要罫線削除部で画像から削除した後、画像格納領域に格
納する。その後、この画像から文字認識領域を使用して
受信した手書きデータをキャラクタデ−タに変換し、結
果格納部に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFAXを使用して遠隔地
からのデ−タを受信し、コンピュ−タで処理する画像補
正機能を有するFAX受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】FAXから送信されてくる画像にはFA
X自身の汚れやゴミまたは、伝送障害などにより本来の
画像に加え、余計な線分が湧きだすことが多い。
【0003】従来、この湧きだした線分は除去する手段
がなく、そのまま認識処理を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、FAXから送信
されてくる画像にはFAX自身から発生する汚れやゴミ
が表示されたり、また、伝送障害などで本来の画像に加
え、余計な線分が湧きだすことが多い。図2を用いて受
信したFAX画像にゴミが入った場合を説明する。 帳
票201のような一般的な用紙に記載された帳票をFA
X203より入力する。網かけ部分202が手書きの部
分である。送信側のFAXによって発生するゴミによる
汚れや公衆回線上での伝送障害によるノイズなどによっ
て、画像204の上に205や206で見られるような
デ−タではない不要な線がわきでることが非常に多い。
【0005】従来、コンピュータで処理する場合にこの
湧きだした線分を、除去する手段がなく、そのまま認識
処理を行っているため、線分を「1」と誤認識したり、
文字の上に重なった場合は正しく認識できないという問
題があった。
【0006】これら、従来技術においてはFAX受信シ
ステムで遠隔地からのデ−タを受信する場合には全ての
データについて、オペレ−タがチェックするか、もしく
は予め、送信側のFAX送信装置の掃除を行わなければ
ならず、負担が非常に多かった。
【0007】例えば、図2の207の208や209の
結果の様に文字と湧きだし線が重なったところは不読文
字となっており、結局、人手での修正を必要となってい
た。
【0008】また、従来技術にはできるだけ、湧きだし
線が判別できるようOCRで用いるドロップアウトカラ
−用紙を使用する方法もあるが、ドロップアウトカラ−
用紙という専用用紙を使用しなければならないため、今
まで使用してきた用紙が使用できず、業務形態が変わ
る、用紙作成費用がかかるなど負担が多いなどの問題点
があった。
【0009】本発明の目的はFAX受信の際に入った湧
きだし線などのゴミを消去し、データを正しく認識し、
コンピュータによる効率的な処理をする画像補正機能を
有するFAX受信システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は書式だけ
でデータの記載されていない用紙の画像情報を読み込
み、前記第1の画像情報から縦の線分及び横の線分を抽
出し、縦線分の長さと次の縦線分までの第1の縦線分間
隔テ−ブルと、横線分の長さと次の横線分までの第1の
横線分間隔テ−ブルを作成し、FAXから送信されてく
るデータの記載されている前記第2の画像情報を読み込
み、前記第2の画像情報縦の縦線分と横線分を抽出し、
縦線分の長さと次の縦線分までの第2の縦線分間隔テ−
ブルと、横線分の長さと次の横線分までの第2の横線分
間隔テ−ブルを作成して、前記第1の線分間隔テーブル
と前記第2の線分間隔テ−ブルと比較し、線分と線分の
間に湧きだした線分を抽出し、前記第2の画像情報から
湧きだした線分を除去することによって、達成すること
ができる。
【0011】また、湧きだした線分の除去時、該線分と
前記第2の画像情報上のデータに交差または接している
線分との交点のみを残して線分を除去することによって
達成することができる。
【0012】
【作用】線分幅間隔テーブルを持つことで幅の長さのチ
ェックを行うことが可能になり、線分と線分との間に湧
きだした線分が探しだすことができる。また、線分一本
づつの長さテ−ブルを作成し、線分を比較することで線
分上に湧きだした線分を探し、除去することができる。
また、除去する線分に交差、または接している線分があ
る場合には交点は除去せず、残すことによって湧きだし
線だけを除去でき、認識率を高めることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0014】図1は本発明の構成を示す全体構成図であ
る。
【0015】FAXアダプタ101で送信されてきたF
AXからの画像を受信し、プロセッサ102に送信す
る。プロセッサ102では全体制御部103の制御に基
づいてデ−タ受信部104によって、画像蓄積領域11
1に画像を読み込む。罫線検出部105では画像から罫
線を検出し、罫線情報設定領域112に格納する。
【0016】情報生成部106は、あらかじめデ−タの
記述されていない元の帳票をFAXから入力し、罫線を
認識した後、間隔テーブル領域113で罫線と罫線との
間隔を検出し、間隔テ−ブルを作成する。また、罫線の
長さ、位置テ−ブル114を作成する。
【0017】上記元の帳票と同一のフォーマットにデ−
タが記述された帳票の画像を受信すると、罫線検出部1
05で罫線を検出し、罫線比較部107で、作業領域1
18を使用して罫線間隔や罫線の長さ、位置を比較す
る。
【0018】これによって、湧き出し線を見つけだし、
不要罫線削除部108で画像から削除する。削除後の画
像は削除後画像格納領域115に格納する。
【0019】その後、この画像から手書きデ−タを画像
デ−タ解析部109で文字認識領域116を使用して受
信した手書きデータをキャラクタデ−タに変換し、結果
格納部110を用いて、結果格納領域117に格納す
る。
【0020】図3は本発明の定義情報の作成の流れを示
すフローチャートである。
【0021】デ−タの記述されていない書式情報のみの
元の帳票306を読み込む(ステップ301)。次に縦
の線分を探しだす(ステップ302)。線分の認識は3
07で示す黒いドットがある一定の幅でつながっている
ものを見つける。その情報を元に線分情報テ−ブルを作
成し、ファイル309に格納する(ステップ303)。
同様に画像を90度回転し、307の横罫線を認識し
(ステップ304)、横罫線情報をファイル310に格
納する(ステップ305)。
【0022】図4はドットのつながりを調べるための処
理を示すフローチャートである。
【0023】図4では黒いドットのつながり401から
線分の開始、終了位置を求め、開始位置テーブル402
と終了位置403のテ−ブルに値をセットする。開始位
置テーブル(T1)には黒ドットがあった場合の座標Yの
値をセットする。
【0024】処理の流れとしては、まず、初期値をセッ
トしておき(ステップ404)、黒いドットか否かを判
定する(ステップ405)。白いドットの場合、その前
のステップで位置するドットが黒だったか否かを判定す
る(ステップ406)。白が続いている場合はY座標を
1カウントして次のドットを判定していく(ステップ4
07)。同様の処理を座標の最大値mまで繰り返す(ス
テップ408)。
【0025】座標の最大値まで終了したならば、次の列
の処理に移る(ステップ409)。X座標の最大値nま
で処理を繰返し、全ドット列のチェックを行い(ステッ
プ410)、開始位置テーブル(T1)と、終了位置テ
ーブル(T2)に線分の開始と終了の位置を設定し、終
了する。
【0026】ステップ406において、前に位置するド
ットが黒だった場合、黒いドットが終了したということ
で終了位置テ−ブル403に値をセットする。
【0027】ステップ405において、黒いドットを検
出した場合、検出された黒ドットの前が黒いドットかど
うか判定し(ステップ412)、初めて黒いドットが検
出された場合、開始位置テ−ブル402に値をセットす
る(ステップ413)。前も黒いドットの場合はY座標
を1カウントして次のドットを判定していく(ステップ
414)。
【0028】同様の処理を座標の最大値mまで繰り返
し、ドットが最終か否かの判定を行う。(ステップ41
5)。最終であれば、現在の位置を終了位置テ−ブル4
03に設定し、X座標の最大値nまで処理を繰返し、全
ドット列のチェックを行い(ステップ410)、開始位
置テーブル(T1)と、終了位置テーブル(T2)に線
分の開始と終了の位置を設定し、終了する。
【0029】上記処理によって、求めた線分のテ−ブル
には黒のドットがつながっているもの全てを値としてい
る。つまり、2つ以上のドットがつながったものを線分
としている。しかしながら、線分とはある程度の長さが
あるものを本当の線分とする必要がある。
【0030】図5はある特定の幅、長さのドットを線分
とみなす図である。
【0031】図5では線分テ−ブル501から計算50
2を行ない、この計算式の結果503のある一定値(利
用者が変更できる)以上の線分だけを求め、線分テ−ブ
ル504のようにしていく。
【0032】実際の線分は上記線分テ−ブルの列ドット
が複数列集まって線分となる。
【0033】例えば、図5の場合、線分テーブル501
の開始位置テーブルが5、6、5、終了位置テーブルが
35、36、35となっている部分は線分とみなし、残
りの部分はゴミとみなし、線分テーブル502から削除
し、消去の対象とする。計算式502のaのドット数は
それぞれの状況に応じて可変にすることができる。この
aより、小さいものはゴミとみなす。
【0034】次に、上記線分テ−ブルの値を集めて、罫
線位置、長さテ−ブルを作成していく。
【0035】図6は罫線位置、長さテーブルを作成する
ための処理を示す図である。
【0036】FAXで送信されてくる画像は、かすれが
多く見られる。そのため、線分の幅、長さの最大値をと
り、それぞれの最大画素値で、線分認識を行う。そのた
め、それぞれの画素の最大値に応じて、四角形を形成
し、線分として認識することになる。この時、欠けてい
る画素の部分を補正する必要がある。
【0037】線分テーブル603で示される黒ドット列
を集めて線分とする。この場合、ドット列は読み込み時
の状態により、カスレなどから同じ位置にあるとは限ら
ない。列613と列614は黒い線分が横にあるが開始
位置と終了位置が異なる。この場合、2つの列の大きい
方をとり、線分601とする。この場合,602で示さ
れるような線分となる。実際には線分テ−ブル603か
ら604の2列と605の3列から罫線位置長さテ−ブ
ル606に開始位置(列番号)607と開始位置(ドッ
ト番号)608、終了(ドット番号)609、線分の太
さ610が生成される。
【0038】図7は上記処理を示すフローチャートであ
る。
【0039】まず、最初に各値の初期値を設定してお
く。開始位置テ−ブルの値を一つづつチェックをしてい
きながら線分を作成していく(ステップ701)。開始
位置に値があるか否かをチェックする(ステップ70
2)。値がある場合、前列にすでに値があるか否か(統
合の開始列か否か)をワ−クmをチェックする(ステッ
プ703)。否の場合、この列が統合の開始列であるた
めワ−クmに列番号を設定する(ステップ704)。統
合の開始列でない場合、なにもせず次の列のチェックポ
インタを更新する(ステップ705)。太さ(列数)を
カウントアップする(ステップ706)。列の終了をチ
ェックし(ステップ707)、終了でなければ、再び、
ステップ702に戻り、次のチェックに移る。終了なら
ば、それまでの列の統合処理を行なう(ステップ71
3)。
【0040】ステップ702の開始位置に値があるか否
かのチェックにおいて、値がない場合には、前列にすで
に値があるか否か(統合の必要があるか否か)をワ−ク
mでチェックする(ステップ708)。統合の必要があ
れば、統合処理を行なう(ステップ709)。次にワ−
クmと太さ領域を初期値に戻す(ステップ710)。列
のチェックポインタを更新する(ステップ711)。列
が終了した場合、処理は終了する(ステップ712)。
終了しない場合、ステップ702に戻り、次の処理に移
る。
【0041】図8は図7のステップ713の処理を詳細
に示すフローチャートである。
【0042】図7のステップ713で行う統合処理を図
6を参照して、詳細に説明する。
【0043】まず、罫線位置長さテ−ブルに値を設定す
るポインタ、罫線位置長さテ−ブルの開始列番号607
にワ−クmに入っている開始列番号、罫線位置長さテ−
ブルの太さ領域610に太さcをセットする(ステップ
801)。次に開始ドット番号が統合の先頭列かをチェ
ックする(ステップ802)。先頭列でない場合、既に
セットされている開始列、終了列の値と比較を行ない、
値を入れ替えていく。開始ドット番号の比較を行ない、
より小さい方の値を開始ドット番号として罫線位置長さ
テ−ブルの開始608にセットする(ステップ80
3)。
【0044】先頭列であるならば、開始位置ドット番号
を線位置長さテ−ブルの開始位置608にセットする
(ステップ804)。
【0045】次に、終了ドット番号が統合の先頭列かを
チェックする(ステップ805)。先頭列でない場合、
既にセットされている開始列、終了列の値と比較を行な
い、値を入れ替えていく。終了ドット番号の比較を行な
い、より大きい方の値を終了ドット番号として罫線位置
長さテ−ブルの終了609にセットする(ステップ80
6)。先頭列であるならば、終了位置ドット番号を線位
置長さテ−ブルの終了位置609にセットする(ステッ
プ807)。
【0046】それから、次の列のポインタを更新し(ス
テップ808)、太さが0になるまで繰り返す(ステッ
プ809、ステップ810)。これらの処理によって罫
線位置長さテ−ブルを生成することができる。
【0047】図9は罫線テ−ブルを示す図である。
【0048】帳票901に縦の罫線905,906,9
07がある。縦罫線905と906の罫線の間隔a、縦
罫線906と907の罫線の間隔b、縦罫線907と9
08の間隔cを求め、テ−ブル917に1本目から2本
目までの間隔aを918、2本目から3本目までの間隔
bを919、3本目から4本目までの間隔cを920と
してセットする。また、縦罫線905の罫線位置909
と長さ913、縦罫線906の罫線の位置910と91
4の長さ、縦罫線907の罫線の位置911と915の
長さ、縦罫線908の罫線の位置912と916の長さ
と太さを罫線位置長さテ−ブル921に各値をセット
し、定義ファイル930に格納する。
【0049】図10は実際の帳票画像を受信したときの
湧きだし線削除の処理を示すフローチャートである。
【0050】FAXからの画像を受信する(ステップ1
001)。縦の罫線を探しだす(ステップ1002)。
次に、図9で示した縦罫線間隔テーブルを作成し、罫線
と罫線の間隔のテ−ブルを作成する(ステップ100
3)。そして、縦の罫線の位置と長さのテ−ブルを図9
と同様に作成する(ステップ1004)。
【0051】次に、画像を90度回転して、横の罫線を
探しだす(ステップ1005)。次に、ステップ100
3と同様に横罫線のテ−ブルを作成する(ステップ10
06)。さらに、ステップ1004と同様に横の罫線の
位置と長さのテ−ブルを作成する(ステップ100
7)。次に、縦の湧きだし線をもとの帳票のテ−ブルと
ステップ1003及びステップ1004で作成した縦の
罫線テ−ブル間隔とを比較し、湧きだし線を探す。同様
に横の湧きだし罫線を探す。その後、1010で不要な
罫線を画像から削除する。
【0052】図11は罫線の間隔を比較して湧きだし線
を探す処理を示す概略フローチャートである。
【0053】デ−タの記述されている帳票1101に罫
線1102、1103が湧きだしている。最初の元の帳
票では1本目の縦の罫線と2本目の縦の罫線との間隔が
a、2本目の縦の罫線と3本目の縦の罫線との間隔が
b、3本目の縦の罫線と4本目の縦の罫線との間隔がc
というテ−ブル1104ができている。
【0054】まず、画像1101から、縦の罫線をすべ
て探しだし、罫線テ−ブルを作成する。 図11の場
合、1本目の罫線1105と2本目の罫線1106
との間隔1109のa1を求める。同様に2本目の罫線
1106と1111との間隔1110のa2、1
111と3本目の罫線1107との間隔1112のa
3、3本目の罫線と1114との間隔a4、11
14と4本目の罫線1108との間隔1115のa5
を求める。
【0055】次に、縦罫線幅テーブル1104で元帳票
601の縦罫線の間隔を、予め設定しておく。次に、先
頭の縦罫線と比較を行う。間隔を順番に比較していき、
同じならば湧きだし線はなく、小さければ、次の間隔値
を等しくなるまで加え、その加えた時の罫線が湧きだし
線であると判断する。
【0056】図11の場合、1本目と2本目との間隔は
縦罫線間隔テーブルではaであり、縦罫線1105と1
106の間隔と等しいことから1本目は湧きだし線でな
いことがわかる。2本目と3本目の間隔はbであり、元
の帳票の値より式1117によって小さいことがわか
る。また、1118のように間隔a2と間隔a3を加え
ると等しくなることから、画像の3本目が湧きだし線で
あると判明する。同様に画像の4本目と5本目の線分の
間隔は元の帳票の3本目と4本目の間隔より1119の
ように小さく、1120の様に次の間隔を加えると等し
くなることから5本目が湧きだしであることがわかる。
【0057】図12は罫線の間隔を比較して湧きだし線
を探す処理を示す図である。
【0058】帳票1201を使ってデ−タを記述し、F
AXから送られてきた画像1217がある。
【0059】帳票1201の1202と1203の間隔
はa、1203と1205との間隔はb、1205と1
207との間隔はc、1207と1209との間隔は
d、1209と1211との間隔はe、1211と12
13との間隔はf、1213と1215との間隔はgで
あり、1216の間隔テ−ブルが作成される。1220
と1223の湧きだし線がある。この画像から縦の線分
の各間隔を求め、間隔テ−ブルとの突合せを行う。
【0060】まず、1228では値が等しいことから1
本目は正しいことが判る。1229と1230の処理で
は3本目が湧きだしであることが判明する。同様に12
31、1232、1235、1236で4本目、5本
目、6本目、8本目、9本目は湧きだし線でない。しか
し、1233と1234の処理では7本目が湧きだしで
あると判明する。
【0061】図13は帳票に一番左と右に罫線が湧きで
ている場合の処理を示す図である。
【0062】帳票1301に1309、1310のよう
に一番左と右に罫線が湧きでている場合の湧きだし線を
調べるための処理を示す図である。
【0063】まず、元の帳票の各罫線の間隔テ−ブル8
08を作成する。その後、実際の入力した画像から罫線
テ−ブル811を作成し、順次比較を行っていく。最初
の罫線と次の罫線の間隔を比較すると、先頭の間隔
値が元の帳票の間隔値より小さくなっている(131
2)。罫線との間隔値に罫線との間隔値を加え
ると、間隔テーブル808のaよりも大きくなる(13
13)。このように次の間隔値を加えると大きくなって
しまう場合は1本目の罫線が湧きだし線であると判断で
きる。さらに、1316の様に比較の対象がなくなった
場合は一番右の罫線が湧きだし線であると判断する。
【0064】図14は画像上に罫線が湧きだした場合の
湧きだし線を調べるための処理を示す図である。
【0065】上記図13で説明した処理が行われるのは
湧きだし線が元の罫線の位置より、ずれていることが前
提になってくる。従って、図14の様に元の罫線画像の
罫線の上や下に罫線が湧きだした場合は間隔では判断で
きない。
【0066】帳票1401から間隔テ−ブル1405が
作成できる。その帳票にデ−タを記述し、FAXより画
像を受信したとき、1408、1410のように罫線が
湧きでている。このように画像表の罫線上にゴミ罫線が
湧きでている場合には、1413のように間隔値はすべ
て等しく、湧きだし線の判別ができない。
【0067】しかし、間隔テーブル1405に格納され
ている総本数1406とゴミ罫線が湧きだしている画像
の罫線の総本数1414の様に罫線の総本数が異なり、
どこかに罫線が湧きでていることがわかる。
【0068】この場合、作成してある罫線の位置テ−ブ
ル1407の1421、1422、1423、1424
を元に、1415、1416、1417、1418、1
419、1420との比較を行い、湧きだし線を探して
いく。
【0069】図15は線の除去の一例を示す図である。
【0070】1501の様に縦線分と横線分が交差し、
さらに文字と交差している場合、1502の交差状況か
ら単純に縦線分を除去すると1503のように隙間が空
いてしまう。1504の文字の場合も同じである。15
05から単純に縦線分を削除すると1506の様に文字
画像に隙間が空いてしまい、正しく認識できなくなる。
【0071】このため、線分が交差しているところは交
差の幅分除去をしないようにすることで文字の形態をの
こすことができる。1505は1508のように交差部
分を残すことによって1507のように文字の形態を残
すことができる。
【0072】図16は線の除去の処理を示すフローチャ
ートである。
【0073】帳票1601のドット群からn〜n+a列
の黒いドット群を白に反転させるとする。この場合、左
側(n−1)列と右側(n+a+1)列をチェックし、
黒いドットがある場合はその行のドットは白く反転せず
に残す。この場合、1603と1604の部分が反転さ
れ、1605の部分はそのまま残る。
【0074】この1605の部分に対して、次にフロー
チャートを用いて処理を説明する。
【0075】まず、1605の各初期値を設定する(ス
テップ1606)。1605の左が黒のドットか否かを
チェックしている(ステップ1607)。反転する列の
右側が黒のドットかをチェックしている(ステップ16
08)。黒のドットの場合はなにもせず次の処理に移
る。黒のドットでない場合、その行のドットを白く反転
させる(ステップ1609)。次にY座標を+1カウン
トして(ステップ1610)、Y座標の最大値mまで繰
り返して行い、全行数分行なっていく。これによって交
差部分を残していくことができる。
【0076】
【発明の効果】本発明によると、FAXから送信されて
くるFAX自身の汚れやゴミ又、伝送障害などによる本
来の画像にはない余計な線分のみを消去することによ
り、データを正しく認識し、データ処理を効率的にする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すブロック図である。
【図2】受信したFAX画像にごみが入った場合を示す
図である。
【図3】定義情報の処理を示すフローチャートである。
【図4】ドットのつながりを調べるための処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】ある特定の幅、長さのドットを線分とみなす図
である。
【図6】罫線位置、長さテーブルを作成するための処理
を示す図である。
【図7】罫線位置、長さテーブルを作成するための処理
を示すフローチャートである。
【図8】線の統合処理を詳細に説明するフローチャート
である。
【図9】罫線テ−ブルを示す図である。
【図10】実際の帳票画像を受信したときの湧きだし線
削除の処理を示すフローチャートである。
【図11】罫線の間隔を比較して湧きだし線を探す処理
を示す概略フローチャートである。
【図12】罫線の間隔を比較して湧きだし線を探す処理
を示す図である。
【図13】一番左と右に罫線が湧きでた場合の処理を示
す図である。
【図14】画像上に罫線が湧きだした場合を調べるため
の処理を示す図である。
【図15】線の除去の一例を示す図である。
【図16】線の除去の処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101…FAXアダプタ 102…プロセッサ 103…全体制御部 104…デ−タ受信部 105…罫線検出部 106…情報生成部 107…罫線比較部 108…不要罫線削除部 109…画像デ−タ解析部 110…結果格納部 111…画像蓄積領域 112…罫線情報設定領域 113…間隔テーブル領域 114…罫線の長さ、位置テ−ブル 115…削除後画像格納領域 116…文字認識領域 117…結果格納領域 118…作業領域
フロントページの続き (72)発明者 池内 勉 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュ−タを用いてFAXから送られて
    くる画像情報の処理を行うFAX受信システムにおい
    て、 書式だけでデータの記載されていない用紙の画像情報を
    読み込み、画像情報に含まれる線分のパターンを認識
    し、第1の画像情報として生成し、 FAXから送信されてくるデータの記載されている画像
    情報の線分のパターンを認識し、第2の画像情報として
    生成し、 前記第1の画像情報と前記第2の画像情報を比較し、前
    記第1の画像情報に含まれていない線分を認識の必要な
    い線分データとして、前記第2の画像情報から除去する
    ことを特徴とする画像補正機能を有するFAX受信シス
    テム。
  2. 【請求項2】請求項1において、書式だけでデータの記
    載されていない用紙の画像情報を読み込み、前記第1の
    画像情報から縦の線分及び横の線分を抽出し、縦線分の
    長さと次の縦線分までの第1の縦線分間隔テ−ブルと、
    横線分の長さと次の横線分までの第1の横線分間隔テ−
    ブルを作成し、 FAXから送信されてくるデータの記載されている前記
    第2の画像情報を読み込み、前記第2の画像情報縦の縦
    線分と横線分を抽出し、縦線分の長さと次の縦線分まで
    の第2の縦線分間隔テ−ブルと、横線分の長さと次の横
    線分までの第2の横線分間隔テ−ブルを作成し、 前記第1の線分間隔テーブルと前記第2の線分間隔テ−
    ブルとを比較し、線分と線分の間に湧きだした線分を抽
    出し、前記第2の画像情報から湧きだした線分を除去す
    ることを特徴とする画像補正機能を有するFAX受信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】請求項1において、湧きだした線分の除去
    時、該線分と前記第2の画像情報上のデータに交差また
    は接している線分との交点のみを残して線分を除去する
    ことを特徴とする画像補正機能を有するFAX受信シス
    テム。
  4. 【請求項4】請求項2において、帳票の線分と線分の間
    の間隔の比較と長さの比較を行うことで湧きだし線を判
    別することを特徴とする画像補正機能を有するFAX受
    信システム。
  5. 【請求項5】請求項2において、横の線分や文字にかか
    る場合、横の線分や文字を崩さず、補正することを特徴
    とする画像補正機能を有するFAX受信システム。
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