JPH096492A - パーソナルコンピュータシステム - Google Patents
パーソナルコンピュータシステムInfo
- Publication number
- JPH096492A JPH096492A JP14877595A JP14877595A JPH096492A JP H096492 A JPH096492 A JP H096492A JP 14877595 A JP14877595 A JP 14877595A JP 14877595 A JP14877595 A JP 14877595A JP H096492 A JPH096492 A JP H096492A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cpu
- unit
- personal computer
- computer system
- bus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 CPUユニットとI/Oユニットとに分離が
可能であり、機能アップのためのモジュールの追加及び
他の装置と組み合わせて使用することが可能なパーソナ
ルコンピュータシステムを提供する。 【構成】 CPU A7、周辺メモリ8、CRTC9、
バッファ10、及びシステムバス6からなるCPUユニ
ット1と、CPU B11、共有メモリ12、メモリ1
3、コントローラ14、入出力コントローラ15、入出
力コントローラに制御される入出力デバイス16、及び
拡張バス17よりなるI/Oユニット2とにより構成さ
れ、CPUユニット1とI/Oユニット2とはシステム
バス6を介して共有メモリ12を経由して接続されてい
る。また、CPUユニット1及びI/Oユニット2はそ
れぞれ別個の筐体となっている。
可能であり、機能アップのためのモジュールの追加及び
他の装置と組み合わせて使用することが可能なパーソナ
ルコンピュータシステムを提供する。 【構成】 CPU A7、周辺メモリ8、CRTC9、
バッファ10、及びシステムバス6からなるCPUユニ
ット1と、CPU B11、共有メモリ12、メモリ1
3、コントローラ14、入出力コントローラ15、入出
力コントローラに制御される入出力デバイス16、及び
拡張バス17よりなるI/Oユニット2とにより構成さ
れ、CPUユニット1とI/Oユニット2とはシステム
バス6を介して共有メモリ12を経由して接続されてい
る。また、CPUユニット1及びI/Oユニット2はそ
れぞれ別個の筐体となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパーソナルコンピュータ
システムに関し、特にマルチプロセッサ構成のコンピュ
ータシステムにおいて、第1のCPUを有するCPU部
と、第2のCPU及び周辺装置を有するI/O部とが機
能的、構造的に分離可能なコンピュータシステムに関す
る。
システムに関し、特にマルチプロセッサ構成のコンピュ
ータシステムにおいて、第1のCPUを有するCPU部
と、第2のCPU及び周辺装置を有するI/O部とが機
能的、構造的に分離可能なコンピュータシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムにおいて、性能向
上のために部分的にモジュール化するという方法はよく
実施されている。例えば、CPU周辺回路、グラッフィ
クコントローラ周辺回路、通信ポート周辺回路等は時代
の流れと共に高速、高性能化が進むため、将来的なバー
ジョンアップを考えて交換できるような構造がとられて
いる。しかし、これらのモジュールは、同一機種のコン
ピュータシステムに専用のものであり、機種の異なるコ
ンピュータに接続して同様の機能を発揮できるというも
のではない。
上のために部分的にモジュール化するという方法はよく
実施されている。例えば、CPU周辺回路、グラッフィ
クコントローラ周辺回路、通信ポート周辺回路等は時代
の流れと共に高速、高性能化が進むため、将来的なバー
ジョンアップを考えて交換できるような構造がとられて
いる。しかし、これらのモジュールは、同一機種のコン
ピュータシステムに専用のものであり、機種の異なるコ
ンピュータに接続して同様の機能を発揮できるというも
のではない。
【0003】又、コンピュータシステムの性能向上のた
めに、マルチプロセッサ構成もよく実施されている。マ
ルチプロセッサの構成方法としては共有メモリで結合さ
れる方法や共通バスで結合される方法等、多々あるが、
それぞれのプロセッサが構造的に別個の筐体として分離
できて、しかも、分離されたそれぞれのユニットがさら
に他の構造体と一体化して別のコンピュータシステムを
構成するというものはない。
めに、マルチプロセッサ構成もよく実施されている。マ
ルチプロセッサの構成方法としては共有メモリで結合さ
れる方法や共通バスで結合される方法等、多々あるが、
それぞれのプロセッサが構造的に別個の筐体として分離
できて、しかも、分離されたそれぞれのユニットがさら
に他の構造体と一体化して別のコンピュータシステムを
構成するというものはない。
【0004】他の情報処理装置と接続でき、単体でも使
用可能な情報処理装置の例として、特開平5−8121
5号公報に開示されている「情報処理装置および情報処
理システム」がある。
用可能な情報処理装置の例として、特開平5−8121
5号公報に開示されている「情報処理装置および情報処
理システム」がある。
【0005】この情報処理装置は単体では1つのパソコ
ンとして機能し、ノートブックパソコンを接続すると内
部CPUを周辺入出力デバイスから切り離して、単純な
拡張ボックスとして機能する。
ンとして機能し、ノートブックパソコンを接続すると内
部CPUを周辺入出力デバイスから切り離して、単純な
拡張ボックスとして機能する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ユーザがコン
ピュータシステムを購入しようとする際のいろいろなパ
ターンを考えてみる。
ピュータシステムを購入しようとする際のいろいろなパ
ターンを考えてみる。
【0007】・コンピュータというものをまったく知ら
ない人が購入する場合、価格の安いコンピュータを入門
機として購入するのが適当であるが、将来的には性能不
足が予想されるので高性能なコンピュータを買う必要が
生じる。
ない人が購入する場合、価格の安いコンピュータを入門
機として購入するのが適当であるが、将来的には性能不
足が予想されるので高性能なコンピュータを買う必要が
生じる。
【0008】・現在コンピュータを1台持っているが性
能不足の為性能向上したい場合、今持っているコンピュ
ータはモジュール構造になっていないので、部分的な性
能アップが図れない。従って、新規にコンピュータを1
台買う必要が生じる。
能不足の為性能向上したい場合、今持っているコンピュ
ータはモジュール構造になっていないので、部分的な性
能アップが図れない。従って、新規にコンピュータを1
台買う必要が生じる。
【0009】・現在デスクトップコンピュータを1台持
っているが、アウトドアでも使用したい場合、ラップト
ップコンピュータを別に買う必要が生じる。
っているが、アウトドアでも使用したい場合、ラップト
ップコンピュータを別に買う必要が生じる。
【0010】このように、コンピュータの機能アップ又
は新たな機能を必要とする際には、新規に製品を買わな
くてはいけない場合が多々存在した。
は新たな機能を必要とする際には、新規に製品を買わな
くてはいけない場合が多々存在した。
【0011】又、特開平5−81215号公報に開示さ
れている情報処理装置のCPUは、他の情報処理装置と
接続した際には、周辺入出力デバイスの制御を行うため
のサブCPUとしては機能せず、マルチCPUを意図し
たものではない。更にこの情報処理装置は、ノートブッ
クパソコン専用のものであり、この部分を別のパーソナ
ルコンピュータで代用すること等は考慮されていない。
れている情報処理装置のCPUは、他の情報処理装置と
接続した際には、周辺入出力デバイスの制御を行うため
のサブCPUとしては機能せず、マルチCPUを意図し
たものではない。更にこの情報処理装置は、ノートブッ
クパソコン専用のものであり、この部分を別のパーソナ
ルコンピュータで代用すること等は考慮されていない。
【0012】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたもので、それぞれが独立した装置として動作する、
CPUユニットとI/Oユニットとに分離が可能であ
り、機能アップのためのモジュールの追加及び他の装置
と組み合わせて使用することが可能なパーソナルコンピ
ュータシステムを提供することを目的とする。
れたもので、それぞれが独立した装置として動作する、
CPUユニットとI/Oユニットとに分離が可能であ
り、機能アップのためのモジュールの追加及び他の装置
と組み合わせて使用することが可能なパーソナルコンピ
ュータシステムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の目的は、それぞれ
が別個の筐体に格納されているCPUユニットとI/O
ユニットとを備えるパーソナルコンピュータシステムで
あって、前記CPUユニットは、第1のCPUと該第1
のCPUに内部バスで接続され外部とのインターフェイ
スを行うバッファ手段とを有しており、前記I/Oユニ
ットは、第2のCPUと外部装置を接続するための拡張
バスと前記第2のCPUに内部バスで接続された双方向
記憶手段とを有しており、前記双方向記憶手段は、前記
バッファ手段とシステムバスを介して接続された際に、
前記第1のCPU及び前記第2のCPUからデータの書
き込み及び読み出しが可能であることを特徴とする請求
項1に記載のパーソナルコンピュータシステムによって
達成される。
が別個の筐体に格納されているCPUユニットとI/O
ユニットとを備えるパーソナルコンピュータシステムで
あって、前記CPUユニットは、第1のCPUと該第1
のCPUに内部バスで接続され外部とのインターフェイ
スを行うバッファ手段とを有しており、前記I/Oユニ
ットは、第2のCPUと外部装置を接続するための拡張
バスと前記第2のCPUに内部バスで接続された双方向
記憶手段とを有しており、前記双方向記憶手段は、前記
バッファ手段とシステムバスを介して接続された際に、
前記第1のCPU及び前記第2のCPUからデータの書
き込み及び読み出しが可能であることを特徴とする請求
項1に記載のパーソナルコンピュータシステムによって
達成される。
【0014】前述の目的は、前記拡張バスに接続された
表示を制御する装置を更に備えることを特徴とする請求
項2に記載のパーソナルコンピュータシステムによって
達成される。
表示を制御する装置を更に備えることを特徴とする請求
項2に記載のパーソナルコンピュータシステムによって
達成される。
【0015】前述の目的は、CPUユニットと該CPU
ユニットを外部の情報処理装置に接続するための接続装
置とを備えるパーソナルコンピュータシステムであっ
て、前記CPUユニットは、CPUと該CPUに内部バ
スで接続され外部とのインターフェイスを行うバッファ
手段とを有しており、前記接続装置は、前記バッファ手
段と前記外部の情報処理装置のシステムバスとの間に接
続された際に、前記CPU及び前記外部の情報処理装置
からデータの書き込み及び読み出しを実行するための双
方向記憶手段を有することを特徴とする請求項3に記載
のパーソナルコンピュータシステムによって達成され
る。
ユニットを外部の情報処理装置に接続するための接続装
置とを備えるパーソナルコンピュータシステムであっ
て、前記CPUユニットは、CPUと該CPUに内部バ
スで接続され外部とのインターフェイスを行うバッファ
手段とを有しており、前記接続装置は、前記バッファ手
段と前記外部の情報処理装置のシステムバスとの間に接
続された際に、前記CPU及び前記外部の情報処理装置
からデータの書き込み及び読み出しを実行するための双
方向記憶手段を有することを特徴とする請求項3に記載
のパーソナルコンピュータシステムによって達成され
る。
【0016】
【作用】請求項1に記載のパーソナルコンピュータシス
テムにおいては、CPUユニット及びI/Oユニットは
それぞれCPUを有しており、双方向記憶手段にシステ
ムバスを介してバッファ手段が接続された際には、第1
のCPUは双方向記憶手段に命令を書き込み、第2のC
PUは書き込まれた命令を読みだして必要な処理を行
う。これにより、CPUユニット及びI/Oユニットの
それぞれのユニットを単体で製品として販売することが
できると共に、ユーザーはいずれかを取り替えてバージ
ョンアップすることが可能となる。更に、CPUユニッ
ト及びI/Oユニットを接続した際にはCPUユニット
が制御するマルチプロセッサシステムとしての動作が可
能となる。
テムにおいては、CPUユニット及びI/Oユニットは
それぞれCPUを有しており、双方向記憶手段にシステ
ムバスを介してバッファ手段が接続された際には、第1
のCPUは双方向記憶手段に命令を書き込み、第2のC
PUは書き込まれた命令を読みだして必要な処理を行
う。これにより、CPUユニット及びI/Oユニットの
それぞれのユニットを単体で製品として販売することが
できると共に、ユーザーはいずれかを取り替えてバージ
ョンアップすることが可能となる。更に、CPUユニッ
ト及びI/Oユニットを接続した際にはCPUユニット
が制御するマルチプロセッサシステムとしての動作が可
能となる。
【0017】請求項2に記載のパーソナルコンピュータ
システムにおいては、I/OユニットはCPUユニット
と分離され拡張バスに表示を制御する装置が接続されて
いる際には、第2のCPUにより独立した装置として動
作する。これにより、I/Oユニットに表示制御装置を
追加するだけで安価にパーソナルコンピュータシステム
を構成することが可能となる。更に、より高性能なシス
テムが必要となった際には、CPUユニットを追加して
性能アップすることが可能となる。又、通常はCPUユ
ニットとI/Oユニットを接続して1台のデスクトップ
コンピュータとして使用し、アウトドア等で携帯して使
用したい場合は、I/Oユニットに表示制御装置と液晶
表示部分を追加し、ラップトップコンピュータとして使
用することも可能となる。
システムにおいては、I/OユニットはCPUユニット
と分離され拡張バスに表示を制御する装置が接続されて
いる際には、第2のCPUにより独立した装置として動
作する。これにより、I/Oユニットに表示制御装置を
追加するだけで安価にパーソナルコンピュータシステム
を構成することが可能となる。更に、より高性能なシス
テムが必要となった際には、CPUユニットを追加して
性能アップすることが可能となる。又、通常はCPUユ
ニットとI/Oユニットを接続して1台のデスクトップ
コンピュータとして使用し、アウトドア等で携帯して使
用したい場合は、I/Oユニットに表示制御装置と液晶
表示部分を追加し、ラップトップコンピュータとして使
用することも可能となる。
【0018】請求項3に記載のパーソナルコンピュータ
システムにおいては、接続装置によりCPUユニットと
外部の情報処理装置とが接続された際には、CPUは接
続装置の双方向記憶手段に命令を書き込み、外部の情報
処理装置を制御する。これにより、CPUユニットを接
続装置を介して他の情報処理装置と接続して、CPUユ
ニットが制御するマルチプロセッサシステムを構成する
ことが可能となる。CPUユニットの性能と、I/O部
分として利用する他の情報処理装置の特徴を備えたマル
チプロセッサシステムを構成することが可能となる。更
に、現在コンピュータを持っているユーザが新たに別の
コンピュータを購入することなく、CPUユニットと接
続装置を購入するだけで機能拡張することが可能とな
る。
システムにおいては、接続装置によりCPUユニットと
外部の情報処理装置とが接続された際には、CPUは接
続装置の双方向記憶手段に命令を書き込み、外部の情報
処理装置を制御する。これにより、CPUユニットを接
続装置を介して他の情報処理装置と接続して、CPUユ
ニットが制御するマルチプロセッサシステムを構成する
ことが可能となる。CPUユニットの性能と、I/O部
分として利用する他の情報処理装置の特徴を備えたマル
チプロセッサシステムを構成することが可能となる。更
に、現在コンピュータを持っているユーザが新たに別の
コンピュータを購入することなく、CPUユニットと接
続装置を購入するだけで機能拡張することが可能とな
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明のパーソナルコンピュータシス
テムの実施例を図を参照しながら詳細に説明する。
テムの実施例を図を参照しながら詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明のシステムの基本的構成を
示す図である。CPUユニット1とI/Oユニット2と
がシステムバス6を介して結合され、1台のマルチプロ
セッサシステムを構成している。CPUユニット1は、
CPU A7と、メモリ8と、CRTC9と、バッファ
10とから構成されている。I/Oユニット2はCPU
B11と、共有メモリ12と、メモリ13と、コント
ローラ14と、入出力コントローラ15と、入出力コン
トローラに制御される入出力デバイス16と、拡張バス
17とから構成されている。
示す図である。CPUユニット1とI/Oユニット2と
がシステムバス6を介して結合され、1台のマルチプロ
セッサシステムを構成している。CPUユニット1は、
CPU A7と、メモリ8と、CRTC9と、バッファ
10とから構成されている。I/Oユニット2はCPU
B11と、共有メモリ12と、メモリ13と、コント
ローラ14と、入出力コントローラ15と、入出力コン
トローラに制御される入出力デバイス16と、拡張バス
17とから構成されている。
【0021】共有メモリ12は、図4に示すような構成
の双方向から読みだし/書き込みが可能なデュアルポー
トメモリである。内部メモリ21と、それぞれのバスA
及びBが同時に内部メモリ21をアクセスした場合のバ
スの衝突を避けるためのバッファ22及び23と、バッ
ファ22及び23を制御すると共に、双方のCPUに対
して割り込み要求信号を発生するアクセスコントーラ2
4とから構成されている。
の双方向から読みだし/書き込みが可能なデュアルポー
トメモリである。内部メモリ21と、それぞれのバスA
及びBが同時に内部メモリ21をアクセスした場合のバ
スの衝突を避けるためのバッファ22及び23と、バッ
ファ22及び23を制御すると共に、双方のCPUに対
して割り込み要求信号を発生するアクセスコントーラ2
4とから構成されている。
【0022】次に、本実施例の動作について説明する。
【0023】図1の状態でCPUユニット1がI/Oユ
ニット2内の入出力デバイスを使用する場合、システム
は以下のように動作する。まず、CPU A7がI/O
ユニット2の共有メモリ12にコマンドを書き込み、割
り込みを使ってCPU B11に知らせる。割り込み要
求を受けたCPU B11はそのコマンドを共有メモリ
12より読み出し、コマンドを解釈して必要な処理を実
行する。それから、返すべき値を共有メモリに書き込
み、割り込みを使ってCPU A7に知らせる。割り込
み要求を受けたCPU A7は共有メモリからその値を
読みだし、一連の作業が終了する。
ニット2内の入出力デバイスを使用する場合、システム
は以下のように動作する。まず、CPU A7がI/O
ユニット2の共有メモリ12にコマンドを書き込み、割
り込みを使ってCPU B11に知らせる。割り込み要
求を受けたCPU B11はそのコマンドを共有メモリ
12より読み出し、コマンドを解釈して必要な処理を実
行する。それから、返すべき値を共有メモリに書き込
み、割り込みを使ってCPU A7に知らせる。割り込
み要求を受けたCPU A7は共有メモリからその値を
読みだし、一連の作業が終了する。
【0024】例えばファイル装置からファイルを読み出
す場合、まず、CPUユニット1のCPU A7が共有
メモリ12に「ファイル装置より、×××というファイ
ルを読み出せ」というコマンドを書き込み、割り込みを
使ってCPU B11に知らせる。割り込み要求を受け
たCPU B11はそのコマンドを解釈し、関連する入
出力コントローラを操作し、入出力装置から指定された
ファイルの内容を読みだし、共有メモリ12に書き込
み、割り込みを使って準備ができたことをCPUA7に
知らせる。割り込み要求を受けたCPU A7はその内
容を共有メモリ12から読みだす。以上のようにして、
一つのコマンドが処理される。
す場合、まず、CPUユニット1のCPU A7が共有
メモリ12に「ファイル装置より、×××というファイ
ルを読み出せ」というコマンドを書き込み、割り込みを
使ってCPU B11に知らせる。割り込み要求を受け
たCPU B11はそのコマンドを解釈し、関連する入
出力コントローラを操作し、入出力装置から指定された
ファイルの内容を読みだし、共有メモリ12に書き込
み、割り込みを使って準備ができたことをCPUA7に
知らせる。割り込み要求を受けたCPU A7はその内
容を共有メモリ12から読みだす。以上のようにして、
一つのコマンドが処理される。
【0025】図2は、図1に示したCPUユニット1を
アダプタ4を介して他のパソコン3に接続し、マルチプ
ロセッサシステムとして使用する場合の例である。アダ
プタ4は共有メモリ18を備えている。このように接続
して使用する場合も、動作自体は図1の実施例と全く同
じである。すなわち、CPUユニット1は共有メモリ1
8を介してコマンドを使ってパソコン3の内部にある入
出力デバイスとデータのやり取りを行う。
アダプタ4を介して他のパソコン3に接続し、マルチプ
ロセッサシステムとして使用する場合の例である。アダ
プタ4は共有メモリ18を備えている。このように接続
して使用する場合も、動作自体は図1の実施例と全く同
じである。すなわち、CPUユニット1は共有メモリ1
8を介してコマンドを使ってパソコン3の内部にある入
出力デバイスとデータのやり取りを行う。
【0026】このとき問題となるハードウェアの違い、
つまり、I/Oユニット2とI/Oユニットとして使用
するパソコン3とのハードウェアの違いは、パソコン3
側にI/Oユニット2と同様な動作を行うソフトウェア
を組み込めば必然的に解消される。そのため、I/Oユ
ニットとして使用するパソコン3の機種はどのようなも
のでも構わない。なお、パソコン3側にソフトウェアを
組み込む方法として、CPUユニット1の電源投入前
に、パソコン3側はそのソフトウェアをFDD等から起
動して準備しておき、その後、CPUユニット1側の電
源を入れるようにする方法等が考えられる。
つまり、I/Oユニット2とI/Oユニットとして使用
するパソコン3とのハードウェアの違いは、パソコン3
側にI/Oユニット2と同様な動作を行うソフトウェア
を組み込めば必然的に解消される。そのため、I/Oユ
ニットとして使用するパソコン3の機種はどのようなも
のでも構わない。なお、パソコン3側にソフトウェアを
組み込む方法として、CPUユニット1の電源投入前
に、パソコン3側はそのソフトウェアをFDD等から起
動して準備しておき、その後、CPUユニット1側の電
源を入れるようにする方法等が考えられる。
【0027】図3は、図1に示したI/Oユニット2に
グラフィックカード5を取り付け、1台のシングルプロ
セッサシステムとして使用する場合の例である。この構
成ではI/Oユニット2にはCRTCはついていないの
で、その部分を追加することにより1つのコンピュータ
システムを構成出来る。もちろん、CRTCは内蔵され
ている場合もあるが、その場合、その部分のコストアッ
プになり、図1の構成では余分な機能となってしまう。
図3の構成ではCPU B11は共有メモリ12よりコ
マンドを読みだし実行するといった上記実施例の動作は
行わず、サブCPUとしてではなくメインCPUとして
動作を行う。この場合のI/Oユニット2の動作と図1
に示した構成におけるI/Oユニット2の動作(メイン
CPUとしての動作かサブCPUとしての動作か)との
切り換えは、例えば以下の手順で行われる。
グラフィックカード5を取り付け、1台のシングルプロ
セッサシステムとして使用する場合の例である。この構
成ではI/Oユニット2にはCRTCはついていないの
で、その部分を追加することにより1つのコンピュータ
システムを構成出来る。もちろん、CRTCは内蔵され
ている場合もあるが、その場合、その部分のコストアッ
プになり、図1の構成では余分な機能となってしまう。
図3の構成ではCPU B11は共有メモリ12よりコ
マンドを読みだし実行するといった上記実施例の動作は
行わず、サブCPUとしてではなくメインCPUとして
動作を行う。この場合のI/Oユニット2の動作と図1
に示した構成におけるI/Oユニット2の動作(メイン
CPUとしての動作かサブCPUとしての動作か)との
切り換えは、例えば以下の手順で行われる。
【0028】最初にI/Oユニット2の電源が投入され
る。その後CPU B11は共有メモリの初期化を行
う。この場合すべての領域に「0」が書き込まれること
とする。初期化が終了したら一定時間待機する。この間
に、もしCPUユニット1が接続されていれば、CPU
ユニット1にも電源が投入されており、CPU A7に
より、共有メモリ12の特定のレジスタに所定の値が書
き込まれる。この場合、例として「83H」が書き込ま
れることとする。I/Oユニット2は一定時間が経過し
たら共有メモリ12のレジスタの読みだしを行う。読み
だした値が「83H」であれば、CPUユニット1が接
続されていると判断し、I/Oユニット2はその後は共
有メモリ12に書き込まれたコマンドを解釈し実行する
サブCPUとして動作する。共有メモリ12のレジスタ
の値が「00」であればCPUユニット1は接続されて
いないものと判断し、CPU B11は以後はメインC
PUとして動作する。
る。その後CPU B11は共有メモリの初期化を行
う。この場合すべての領域に「0」が書き込まれること
とする。初期化が終了したら一定時間待機する。この間
に、もしCPUユニット1が接続されていれば、CPU
ユニット1にも電源が投入されており、CPU A7に
より、共有メモリ12の特定のレジスタに所定の値が書
き込まれる。この場合、例として「83H」が書き込ま
れることとする。I/Oユニット2は一定時間が経過し
たら共有メモリ12のレジスタの読みだしを行う。読み
だした値が「83H」であれば、CPUユニット1が接
続されていると判断し、I/Oユニット2はその後は共
有メモリ12に書き込まれたコマンドを解釈し実行する
サブCPUとして動作する。共有メモリ12のレジスタ
の値が「00」であればCPUユニット1は接続されて
いないものと判断し、CPU B11は以後はメインC
PUとして動作する。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載のパーソナルコンピュー
タシステムによれば、CPUユニット及びI/Oユニッ
トのそれぞれのユニットを単体で製品として販売するこ
とができると共に、ユーザーはいずれかを取り替えてバ
ージョンアップすることが可能となる。更に、CPUユ
ニット及びI/Oユニットを接続した際にはCPUユニ
ットが制御するマルチプロセッサシステムとしての動作
が可能となる。
タシステムによれば、CPUユニット及びI/Oユニッ
トのそれぞれのユニットを単体で製品として販売するこ
とができると共に、ユーザーはいずれかを取り替えてバ
ージョンアップすることが可能となる。更に、CPUユ
ニット及びI/Oユニットを接続した際にはCPUユニ
ットが制御するマルチプロセッサシステムとしての動作
が可能となる。
【0030】請求項2に記載のパーソナルコンピュータ
システムによれば、I/Oユニットに表示制御装置を追
加するだけで安価にパーソナルコンピュータシステムを
構成することが可能となる。更に、より高性能なシステ
ムが必要となった際には、CPUユニットを追加して性
能アップすることが可能となる。又、通常はCPUユニ
ットとI/Oユニットを接続して1台のデスクトップコ
ンピュータとして使用し、アウトドア等で携帯して使用
したい場合は、I/Oユニットに表示制御装置と液晶表
示部分を追加し、ラップトップコンピュータとして使用
することも可能となる。
システムによれば、I/Oユニットに表示制御装置を追
加するだけで安価にパーソナルコンピュータシステムを
構成することが可能となる。更に、より高性能なシステ
ムが必要となった際には、CPUユニットを追加して性
能アップすることが可能となる。又、通常はCPUユニ
ットとI/Oユニットを接続して1台のデスクトップコ
ンピュータとして使用し、アウトドア等で携帯して使用
したい場合は、I/Oユニットに表示制御装置と液晶表
示部分を追加し、ラップトップコンピュータとして使用
することも可能となる。
【0031】請求項3に記載のパーソナルコンピュータ
システムによれば、CPUユニットを接続装置を介して
他の情報処理装置と接続して、CPUユニットが制御す
るマルチプロセッサシステムを構成することが可能とな
る。CPUユニットの性能と、I/O部分として利用す
る他の情報処理装置の特徴を備えたマルチプロセッサシ
ステムを構成することが可能となる。更に、現在コンピ
ュータを持っているユーザが新たに別のコンピュータを
購入することなく、CPUユニットと接続装置を購入す
るだけで機能拡張することが可能となる。
システムによれば、CPUユニットを接続装置を介して
他の情報処理装置と接続して、CPUユニットが制御す
るマルチプロセッサシステムを構成することが可能とな
る。CPUユニットの性能と、I/O部分として利用す
る他の情報処理装置の特徴を備えたマルチプロセッサシ
ステムを構成することが可能となる。更に、現在コンピ
ュータを持っているユーザが新たに別のコンピュータを
購入することなく、CPUユニットと接続装置を購入す
るだけで機能拡張することが可能となる。
【図1】本発明のパーソナルコンピュータシステムの実
施例の構成を示すブロック図である。
施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のCPUユニットと他のパソコンとを接続
して使用する例を示す図である。
して使用する例を示す図である。
【図3】図1のI/Oユニットとグラッフィックカード
とを接続して使用する例を示す図である。
とを接続して使用する例を示す図である。
【図4】図1の共有メモリの構成を示す図である。
1 CPUユニット 2 I/Oユニット 3 他のパソコン 4 アダプター 5 グラッフィクカード 6 システムバス 7 CPU A 8 メモリ 9 CRTC 10 バッファ 11 CPU B 12 共有メモリ 13 メモリ 14 コントローラ 15 入出力コントローラ 16 入出力デバイス 17 拡張バス 18 共有メモリ 20 CRTC
Claims (3)
- 【請求項1】 それぞれが別個の筐体に格納されている
CPUユニットとI/Oユニットとを備えるパーソナル
コンピュータシステムであって、前記CPUユニット
は、第1のCPUと該第1のCPUに内部バスで接続さ
れ外部とのインターフェイスを行うバッファ手段とを有
しており、前記I/Oユニットは、第2のCPUと外部
装置を接続するための拡張バスと前記第2のCPUに内
部バスで接続された双方向記憶手段とを有しており、前
記双方向記憶手段は、前記バッファ手段とシステムバス
を介して接続された際に、前記第1のCPU及び前記第
2のCPUからデータの書き込み及び読み出しが可能で
あることを特徴とするパーソナルコンピュータシステ
ム。 - 【請求項2】 前記拡張バスに接続された表示を制御す
る装置を更に備え、前記CPUユニットを切り離して、
I/Oユニット及び表示を制御する装置のみでも1つの
コンピュータシステムとなることを特徴とする請求項1
に記載のパーソナルコンピュータシステム。 - 【請求項3】 CPUユニットと該CPUユニットを外
部の情報処理装置に接続するための接続装置とを備える
パーソナルコンピュータシステムであって、前記CPU
ユニットは、CPUと該CPUに内部バスで接続され外
部とのインターフェイスを行うバッファ手段とを有して
おり、前記接続装置は、前記バッファ手段と前記外部の
情報処理装置のシステムバスとの間に接続された際に、
前記CPU及び前記外部の情報処理装置からデータの書
き込み及び読み出しを実行するための双方向記憶手段を
有することを特徴とするパーソナルコンピュータシステ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14877595A JPH096492A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | パーソナルコンピュータシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14877595A JPH096492A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | パーソナルコンピュータシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH096492A true JPH096492A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=15460393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14877595A Pending JPH096492A (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | パーソナルコンピュータシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH096492A (ja) |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP14877595A patent/JPH096492A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5299315A (en) | Personal computer with programmable threshold FIFO registers for data transfer | |
Simon | An embedded software primer | |
JPH06187470A (ja) | データ・フロー・コントローラ | |
US5577230A (en) | Apparatus and method for computer processing using an enhanced Harvard architecture utilizing dual memory buses and the arbitration for data/instruction fetch | |
JPS59135569A (ja) | マルチプロセツサの制御方式 | |
US5515539A (en) | Apparatus and method for reducing power consumption by peripheral devices after downloading a program therefrom | |
JPH03660B2 (ja) | ||
US5757381A (en) | Methods for fast scrolling of images | |
JPH07104825B2 (ja) | パーソナル・コンピュータ・システム | |
US5317707A (en) | Expanded memory interface for supporting expanded, conventional or extended memory for communication between an application processor and an external processor | |
JPH07508115A (ja) | エンハンス型並列ポート | |
US7315905B2 (en) | Software controlled hard reset of mastering IPS | |
JP3232515B2 (ja) | 代替マスタ用の縦型コネクタを備えたデータ処理装置 | |
US4814977A (en) | Apparatus and method for direct memory to peripheral and peripheral to memory data transfers | |
JPH096492A (ja) | パーソナルコンピュータシステム | |
CA2065997C (en) | Personal computer with alternate system controller | |
US5586302A (en) | Personal computer system having storage controller with memory write control | |
KR100204616B1 (ko) | 효율적인 파우어 온 초기화를 갖는 정보 처리 시스템 | |
JP2564996B2 (ja) | 表示制御回路 | |
JP2766399B2 (ja) | 小形電子計算機およびその内蔵ディスクのアクセス方法 | |
JPH04359350A (ja) | ワークステーション統合手段用のレジスタ制御装置 | |
JPH0581215A (ja) | 情報処理装置および情報処理システム | |
JPH06215259A (ja) | 商品販売データ処理装置 | |
JP2513806B2 (ja) | 拡張ボ―ド | |
JPH05134784A (ja) | パーソナルコンピユータシステム |