JPH0964182A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH0964182A
JPH0964182A JP21795695A JP21795695A JPH0964182A JP H0964182 A JPH0964182 A JP H0964182A JP 21795695 A JP21795695 A JP 21795695A JP 21795695 A JP21795695 A JP 21795695A JP H0964182 A JPH0964182 A JP H0964182A
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Japan
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wiring layer
integrated circuit
circuit device
semiconductor integrated
wiring
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JP21795695A
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Inventor
Jinko Aoyama
仁子 青山
Hisaaki Kunitomo
久彰 国友
Katsumi Tsuneno
克己 常野
Takahide Nakamura
高秀 中村
Hisako Sato
久子 佐藤
Hiroo Masuda
弘生 増田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配線容量の小さい高性能の半導体集積回路装
置と、それを容易に製造できる製造技術を提供する。 【構成】 絶縁膜14を介在して隣接する配線層10の
断面形状を平行四辺形または楕円などとすることによ
り、その配線層10の側面を折れ線または曲線とするも
のであり、隣接する配線層10の側面の各点における離
間距離を大きくして隣接する配線層10間の配線容量を
小さいものとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置お
よびその製造方法に関し、特に、配線容量を小さくして
高性能化を行っている半導体集積回路装置に適用して有
効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置は、高集積化しつつ
あり、それに適応すべく微細加工技術の採用にともな
い、配線間が狭くなっていることにより、配線間の配線
容量が回路動作に及ぼす影響が増加している。
【0003】なお、半導体集積回路装置における配線層
の形成技術について記載されている文献としては、例え
ば(株)プレスジャーナル、平成元年11月2日発行、
「’90最新半導体プロセス技術」p267〜p287
に記載されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、配線層の断面形
状は長方形であることにより、配線層の側面が隣接して
いる配線層の側面と平行になっていると共に上下の配線
層の側面も平行となっているので、配線層間の配線容量
が増加し、配線層間の配線容量が回路動作に及ぼす影響
が増加しているという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、配線容量の小さい高性能
の半導体集積回路装置を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、配線容量の小さい高
性能な半導体集積回路装置を容易に製作できる製造技術
を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、以下の
とおりである。
【0009】本発明の半導体集積回路装置は、絶縁膜を
介在して隣接する第1の配線層と第2の配線層とを有
し、第1の配線層の側面およびその側面に対応している
第2の配線層の側面は、折れ線または曲線となっている
ものである。
【0010】
【作用】前記した本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、絶縁膜を介在して隣接する第1の配線層の側面およ
びその側面に対応している第2の配線層の側面は、折れ
線または曲線となっているものであることにより、隣接
する配線層の側面の各点における離間距離が大きくでき
るので、隣接する配線層間の配線容量を小さくすること
ができる。
【0011】すなわち、隣接する配線層の断面形状を例
えば平行四辺形または楕円とすることにより、従来の長
方形の断面形状を有する配線層に比較して、同ピッチで
しかも断面積が同一であることによる同一抵抗の配線層
の場合において、隣接する配線層の側面の各点における
離間距離が大きくできるので、隣接する配線層間の配線
容量は隣接する配線層の側面の各点における離間距離の
総和に反比例することにより、配線容量を小さくするこ
とができる。
【0012】その結果、配線層における時定数(=配線
容量×抵抗)が小さくできることにより、高速動作がで
きると共に回路遅延を小さくできるので、高性能な半導
体集積回路装置とすることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て同一機能を有するものは同一の符号を付し、重複説明
は省略する。
【0014】(実施例1)図1〜図8は、本発明の一実
施例である半導体集積回路装置の製造工程を示す断面図
である。同図を用いて、本発明の半導体集積回路装置お
よびその具体的な製造方法について説明する。
【0015】まず、図1に示すように、例えばp型のシ
リコン単結晶からなる半導体基板1の表面の選択的な領
域である素子分離領域に熱酸化処理を用いて酸化シリコ
ン膜からなるフィールド絶縁膜2を形成する。なお、図
示を省略しているがフィールド絶縁膜2の下に反転防止
用のチャネルストッパー膜を形成している。
【0016】次に、図2に示すように、フィールド絶縁
膜2によって囲まれた活性領域に酸化シリコンからなる
ゲート絶縁膜3を形成し、このゲート絶縁膜3の上に多
結晶シリコンからなるゲート電極4を形成する。ゲート
電極4は、半導体基板1の上に多結晶シリコン膜および
酸化シリコン膜からなる絶縁膜5を順次堆積し、これら
を順次エッチングして形成する。その後、ゲート電極4
の側壁に酸化シリコン膜からなるサイドウォール絶縁膜
6を形成する。
【0017】次に、半導体基板1にリン(P)などのn
型の不純物をイオン注入してソースおよびドレインとな
るn型の半導体領域7を形成する。
【0018】次に、図3に示すように、半導体基板1の
上に絶縁膜8を形成する。絶縁膜8は、例えばCVD
(Chemical Vapor Deposition)法により形成した酸化シ
リコン膜などを使用することができる。
【0019】前述した半導体集積回路装置の製造工程
は、半導体基板1にnチャネルMOSFETを形成した
形態であるが、半導体基板1にpチャネルMOSFE
T、CMOSFET、バイポーラトランジスタ、容量素
子などの種々の半導体素子を形成した態様を採用するこ
とができる。
【0020】また、半導体基板1とは別の基板であるS
OI(Silicon on Insulator)構造の絶縁性領域の上に
シリコンの単結晶薄膜が形成されているSOI基板を用
いることができる。
【0021】以下、前述した製造工程によって形成した
半導体基板1をスターティングマテリアルとしてnチャ
ネルMOSFETを形成したものを基体9として包括的
に図示し、内部構造を有する基体9における内部構造を
省略すると共に図示上の寸法を縮小して示すことにす
る。
【0022】次に、図4に示すように、基体9の表面に
1層目の配線層10を形成する。
【0023】1層目の配線層10は、例えばアルミニウ
ム層をスパッタリング法により形成する。この配線層1
0の材料としては、多結晶シリコン層または多結晶シリ
コン層と高融点シリサイド層を積層化したものなどの導
電性のあるものを組み合わせたものを使用することがで
きる。
【0024】なお、配線層10は、図示を省略している
領域に、絶縁膜8に設けられているスルーホールを通し
てn型の半導体領域7と電気接続される配線層などをも
含んでいる。
【0025】次に、図5に示すように、配線層10の表
面にフォトレジスト膜11を形成した後、フォトリソグ
ラフィ技術を使用して、配線層10の表面の選択的な領
域にパターン化したフォトレジスト膜11を形成する。
【0026】次に、フォトレジスト膜11をマスクとし
て使用して、選択エッチング法により方向性のあるエッ
チングを行って配線層10の選択的な領域を取り除く。
【0027】次に、図6に示すように、不要となったフ
ォトレジスト膜11を取り除いた後、例えば回転塗布法
によりSOG(Spin On Glass)膜などの絶縁膜12を半
導体基板1の上に形成することにより、隣接する配線層
10間に絶縁膜12を埋め込む作業を行う。
【0028】この場合、厚膜のSOG膜などの絶縁膜1
2を形成した後、絶縁膜12の表面をエッチバック法ま
たは化学的機械研磨(CMP)法によって平坦にする態
様を採用することもできる。
【0029】次に、配線層10および絶縁膜12の表面
にフォトレジスト膜13を形成した後、フォトリソグラ
フィ技術を使用して、配線層10および絶縁膜12の表
面の選択的な領域にパターン化したフォトレジスト膜1
3を形成する。
【0030】次に、図7に示すように、フォトレジスト
膜13をマスクとして使用して、選択エッチング法によ
り方向性のあるエッチングを行って配線層10および絶
縁膜12の選択的な領域を取り除く。
【0031】なお、前述した製造工程は、絶縁膜12を
形成した後、フォトレジスト膜13をマスクとして使用
して、選択エッチング法により方向性のあるエッチング
を行って配線層10および絶縁膜12の選択的な領域を
取り除く態様を採用しているが、方向性のあるエッチン
グ技術を駆使することにより、絶縁膜12およびエッチ
ング用マスクとしてのフォトレジスト膜13を形成する
ことなく、配線層10の選択的な領域を取り除く態様と
することもできる。
【0032】前述した製造工程により、配線層10の断
面形状は、平行四辺形とすることができる。その結果、
後述する理由により、隣接する配線層10間の配線容量
を小さくできる。
【0033】次に、図8に示すように、不要となったフ
ォトレジスト膜13を取り除いた後、例えば回転塗布法
によりSOG膜などの絶縁膜14を基体9の上に形成す
ることにより、隣接する配線層10間に絶縁膜14を埋
め込むと共に層間絶縁膜としての絶縁膜14を形成する
作業を行う。
【0034】この場合、厚膜のSOG膜などの絶縁膜1
4を形成した後、絶縁膜14の表面をエッチバック法ま
たは化学的機械研磨法によって平坦にする態様を採用す
ることもできる。
【0035】また、絶縁膜14の他の態様としては、C
VD法により形成する酸化シリコン膜、PSG(Phosph
o Silicate Glass)膜またはBPSG(Boro Phospho S
ilicate Glass)膜あるいはそれらの積層膜とすることが
できる。
【0036】次に、絶縁膜14の表面に2層目の配線層
15を形成する。
【0037】2層目の配線層15は、例えばアルミニウ
ム層をスパッタリング法により形成する。この配線層1
5の材料としては、多結晶シリコン層または多結晶シリ
コン層と高融点シリサイド層を積層化したものなどの電
気導電性のあるものを組み合わせたものを使用すること
ができる。
【0038】次に、前述した1層目の配線層10の製造
工程と同様な製造工程を採用して断面形状が平行四辺形
の2層目の配線層15を形成する。
【0039】この場合、上層配線層である配線層15の
パターンを形成する際に、下層配線層である配線層10
の配置されている領域上を避けて例えば隣接する配線層
10の間の中心部上の位置に上層配線層である配線層1
5を配置する態様を採用することにより、配線層10と
配線層15との離間距離を大きくすることができるの
で、それらの配線容量を小さくすることができる。
【0040】なお、図8において、16は絶縁膜であ
り、2層目の配線層15のパターンを形成する際に形成
したものである。
【0041】前述した製造工程により、配線層15の断
面形状は、平行四辺形とすることができる。その結果、
後述する理由により、隣接する配線層15間の配線容量
を小さくできると共に上層配線層である配線層15と下
層配線層である配線層10との間の配線容量を小さくす
ることができる。
【0042】次に、必要に応じて前述した配線層および
絶縁膜の製造工程を繰り返し行って多層配線層を形成し
た後、例えば窒素シリコン膜などの表面保護膜(図示を
省略)を形成することにより、半導体集積回路装置の製
造工程を終了する。
【0043】前述した本実施例の半導体集積回路装置に
よれば、絶縁膜14を介在して隣接する配線層10の側
面は、配線層10の断面形状が平行四辺形でありその配
線層10の側面が折れ線となっているものであることに
より、隣接する配線層10の側面の各点における離間距
離が従来の長方形の断面形状を有する配線層に比較し
て、同ピッチでしかも断面積が同一であることによる同
一抵抗の配線層の場合において、隣接する配線層10の
側面の各点における離間距離が大きくできるので、隣接
する配線層10間の配線容量は隣接する配線層10の側
面の各点における離間距離の総和に反比例することによ
り、配線容量を小さくすることができる。
【0044】その結果、配線層10における時定数(=
配線容量×抵抗)が小さくできることにより、高速動作
ができると共に回路遅延を小さくできるので、高性能な
半導体集積回路装置とすることができる。
【0045】また、前述した本実施例の半導体集積回路
装置によれば、1層目の配線層10および2層目の配線
層15の側面は、それらの配線層の断面形状が平行四辺
形でありそれらの配線層の側面が折れ線となっているも
のであることにより、下層配線層である配線層10の側
面および上層配線層である配線層15の各点における離
間距離が従来の長方形の断面形状を有する配線層に比較
して、配線間距離が同一でしかも断面積が同一であるこ
とによる同一抵抗の配線層の場合において、隣接する配
線層15の側面の各点における離間距離が大きくできる
ので、配線容量を小さくすることができる。
【0046】その結果、下層配線層である配線層10お
よび上層配線層である配線層15における時定数が小さ
くできることにより、高速動作ができると共に回路遅延
を小さくできるので、高性能な半導体集積回路装置とす
ることができる。
【0047】また、前述した本実施例の半導体集積回路
装置によれば、1層目の配線層10および2層目の配線
層15の側面は、それらの配線層の断面形状が平行四辺
形でありそれらの配線層の側面が折れ線となっているも
のであることにより、半導体素子が形成されている基体
9との間の離間距離が従来の長方形の断面形状を有する
配線層と基体9との離間距離に比較して、配線間距離が
同一でしかも断面積が同一であることによる同一抵抗の
配線層の場合において、離間距離が大きくできるので、
配線容量を小さくすることができる。
【0048】また、前述した本実施例の半導体集積回路
装置の製造技術によれば、配線層10の断面形状を平行
四辺形として形成する工程により、隣接する配線層10
の側面の各点における離間距離が従来の長方形の断面形
状を有する配線層に比較して、同ピッチでしかも断面積
が同一であることによる同一抵抗の配線層の場合におい
て、配線容量を小さくすることができるので、容易な製
造工程により高速動作ができると共に回路遅延を小さく
できる高性能な半導体集積回路装置を製作することがで
きる。
【0049】(実施例2)図9は、本発明の他の実施例
である半導体集積回路装置を示す模式斜視図である。
【0050】本実施例の半導体集積回路装置は、半導体
素子が形成されている基体9の上の下層配線層である配
線層10の配線列と上層配線層である配線層15の配線
列がクロスしている態様のものである。
【0051】前述した実施例1の半導体集積回路装置と
同様に配線層10および配線層15の断面形状は、平行
四辺形としていることにより、配線容量を小さくするこ
とができる。
【0052】その結果、各配線層における時定数が小さ
くできることにより、高速動作ができると共に回路遅延
を小さくできるので、高性能な半導体集積回路装置とす
ることができる。
【0053】(実施例3)図10は、本発明の他の実施
例である半導体集積回路装置を示す模式断面図である。
【0054】本実施例の半導体集積回路装置は、下層配
線層である配線層10と上層配線層である配線層15の
断面形状を楕円として配線層10および配線層15の側
面を曲線としているものである。
【0055】配線層10および配線層15の断面形状を
楕円として形成する製造工程は、ドライエッチング法、
ウエットエッチング法、方向性のあるエッチング法など
の種々のエッチング法を組み合わせて配線層10および
配線層15の選択的なエッチングを行うことができる。
【0056】本実施例の上層配線層である配線層15の
配線列は、前述した実施例2の半導体集積回路装置と同
様に下層配線層である配線層10の配線列とクロスさせ
た態様とすることができる。
【0057】なお、図10において、17は絶縁膜を示
している。
【0058】前述した実施例1および実施例2の半導体
集積回路装置と同様な理由により、配線層10および配
線層15の断面形状は、楕円としていることにより、配
線容量を小さくすることができる。
【0059】その結果、各配線層における時定数が小さ
くできることにより、高速動作ができると共に回路遅延
を小さくできるので、高性能な半導体集積回路装置とす
ることができる。
【0060】(実施例4)図11は、本発明の他の実施
例である半導体集積回路装置を示す模式断面図である。
【0061】本実施例の半導体集積回路装置は、下層配
線層である配線層10と上層配線層である配線層15の
断面形状を三角形としているものである。
【0062】図12は、下層配線層である配線層10と
上層配線層である配線層15の断面形状を逆三角形とし
た態様の半導体集積回路を示す模式断面図である。
【0063】配線層10および配線層15の断面形状を
三角形として形成する製造工程は、ドライエッチング
法、ウエットエッチング法、方向性のあるエッチング法
などの種々のエッチング法を組み合わせて配線層10お
よび配線層15の選択的なエッチングを行うことができ
る。
【0064】本実施例の上層配線層である配線層15の
配線列は、前述した実施例2の半導体集積回路装置と同
様に下層配線層である配線層10の配線列とクロスさせ
た態様とすることができる。
【0065】前述した実施例1および実施例2の半導体
集積回路装置と同様な理由により、配線層10および配
線層15の断面形状は、三角形としていることにより、
配線容量を小さくすることができる。
【0066】その結果、各配線層における時定数が小さ
くできることにより、高速動作ができると共に回路遅延
を小さくできるので、高性能な半導体集積回路装置とす
ることができる。
【0067】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0068】具体的に、前記実施例においてはMOS型
の半導体集積回路装置であったが、BiCMOS、Bi
MOSあるいはBiCMOSさらには他の構造の半導体
集積回路装置およびその製造技術に適用できる。
【0069】また、配線層の断面形状は、特定の配線層
または特定の配線層の領域に折れ線または曲線の側面を
有するものとすることができる。
【0070】また、隣接する配線層または下層配線層と
上層配線層の断面形状は、平行四辺形などの断面形状を
有する一方の配線層に対して異なる断面形状である楕円
などの断面形状を有する他方の配線層とすることができ
る。
【0071】前述した隣接する配線層間の離間距離が大
きくできることにより、配線容量を小さくできるので、
高速動作ができると共に回路遅延を小さくできるために
高性能な半導体集積回路装置とすることができる。
【0072】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0073】(1)本発明の半導体集積回路装置によれ
ば、絶縁膜を介在して隣接する第1の配線層の側面およ
びその側面に対応している第2の配線層の側面は、折れ
線または曲線となっているものであることにより、隣接
する配線層の側面の各点における離間距離が大きくでき
るので、隣接する配線層間の配線容量を小さくすること
ができる。
【0074】すなわち、隣接する配線層の断面形状を例
えば平行四辺形または楕円とすることにより、従来の長
方形の断面形状を有する配線層に比較して、同ピッチで
しかも断面積が同一であることによる同一抵抗の配線層
の場合において、隣接する配線層の側面の各点における
離間距離が大きくできるので、隣接する配線層間の配線
容量は隣接する配線層の側面の各点における離間距離の
総和に反比例することにより、配線容量を小さくするこ
とができる。
【0075】その結果、配線層における時定数が小さく
できることにより、高速動作ができると共に回路遅延を
小さくできるので、高性能な半導体集積回路装置とする
ことができる。
【0076】(2)本発明の半導体集積回路装置の製造
技術によれば、配線層の断面形状を平行四辺形または楕
円などの折れ線または曲線となっている側面を有する配
線層として形成する工程により、隣接する配線層の側面
の各点における離間距離が従来の長方形の断面形状を有
する配線層に比較して、同ピッチでしかも断面積が同一
であることによる同抵抗の配線層の場合において、配線
容量を小さくすることができるので、容易な製造工程に
より高速動作ができると共に回路遅延を小さくできる高
性能な半導体集積回路装置を製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例である半導体集積回路装置の
製造工程を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である半導体集積回路装置
を示す模式斜視図である。
【図10】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置を示す模式断面図である。
【図11】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置を示す模式断面図である。
【図12】本発明の他の実施例である半導体集積回路装
置を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 フィールド絶縁膜 3 ゲート絶縁膜 4 ゲート電極 5 絶縁膜 6 サイドウォール絶縁膜 7 半導体領域 8 絶縁膜 9 基体 10 配線層 11 フォトレジスト膜 12 絶縁膜 13 フォトレジスト膜 14 絶縁膜 15 配線層 16 絶縁膜 17 絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 高秀 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 佐藤 久子 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 増田 弘生 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜を介在して隣接する第1の配線層
    と第2の配線層とを有し、前記第1の配線層の側面およ
    びその側面に対応している前記第2の配線層の側面は、
    折れ線または曲線となっていることを特徴とする半導体
    集積回路装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1の配線層と前記第2の配線層とは、同一
    の平面上に一定の離間距離をもって配置されていること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体集積回路装置にお
    いて、前記第1の配線層と前記第2の配線層とは、下層
    配線層と上層配線層として配置されていることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置において、前記第1の配線層または前記第2の
    配線層の断面形状は、三角形または平行四辺形であるこ
    とを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2または3記載の半導体集積
    回路装置において、前記第1の配線層または前記第2の
    配線層の断面形状は、楕円であることを特徴とする半導
    体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 半導体領域に複数の半導体素子を形成す
    る工程と、 前記半導体領域の上に絶縁膜を形成した後、配線層を形
    成する工程と、 エッチング法を使用して、前記配線層の選択的な領域を
    取り除き、前記配線層の側面が折れ線または曲線となっ
    ているパターンを複数個形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 半導体領域に複数の半導体素子を形成す
    る工程と、 前記半導体領域の上に絶縁膜を形成した後、配線層を形
    成する工程と、 前記配線層の表面の選択的な領域にフォトレジスト膜を
    形成した後、前記フォトレジスト膜をマスクとして使用
    して方向性のあるエッチングを行い、前記配線層の選択
    的な領域を取り除いて、傾斜している側面を有するパタ
    ーンを複数個形成する工程と、 隣接する前記配線層の間に絶縁膜を埋め込んだ後、前記
    配線層または前記絶縁膜の表面の選択的な領域にフォト
    レジスト膜を形成し、前記フォトレジスト膜をマスクと
    して使用して方向性のあるエッチングを行い、前記配線
    層の選択的な領域を取り除いて、前工程により形成した
    前記配線層の傾斜した側面とは異なる方向に傾斜してい
    る側面を有する前記配線層のパターンを複数個形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の半導体集積回路
    装置の製造方法において、前記配線層の断面形状を三角
    形または平行四辺形として形成することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の半導体集積回路装置の製
    造方法において、前記配線層の断面形状を楕円として形
    成することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
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