JPH0964007A - 半導体基板の洗浄装置 - Google Patents

半導体基板の洗浄装置

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JPH0964007A
JPH0964007A JP21723395A JP21723395A JPH0964007A JP H0964007 A JPH0964007 A JP H0964007A JP 21723395 A JP21723395 A JP 21723395A JP 21723395 A JP21723395 A JP 21723395A JP H0964007 A JPH0964007 A JP H0964007A
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JP
Japan
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semiconductor substrate
substrate
cleaning
liquid
tank
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Pending
Application number
JP21723395A
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English (en)
Inventor
Teruto Onishi
照人 大西
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0964007A publication Critical patent/JPH0964007A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板の洗浄工程のスループット向上お
よび洗浄装置のフットプリント低減を図る。 【構成】 硫酸と過酸化水素水を混合したSPFM薬液
を処理槽内槽3aと3bに満たし、ポンプ5およびフィ
ルター6により薬液を循環させ、薬液中のパーテイクル
を除去する。その後、薬液中に被処理基板1をチャック
2に保持されたまま浸漬させる。約10分間浸漬処理に
よりパーテイクルや金属不純物が除去され、被処理基板
1が洗浄されるが、同時に被処理基板1の表面は薬液に
対し、疎液性を示すようになる。そこで、洗浄処理終了
後、ポンプ5を停止させ、薬液の表面が穏やかになるま
で時間をあけた後、チャック2を移動手段4により被処
理基板と薬液の界面が疎水性を維持できるような速度で
引き上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造過程に
おいて、半導体基板表面の有機物、無機物、残渣、パー
テイクル等を除去する洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の製造装置はパターン
の微細化に伴い、さらなるパーテイクルの低減が要望さ
れている。また、デバイス作成のためのプロセスステッ
プ数が増加しており、デバイスコスト削減のために各工
程のプロセスコスト削減の要望も多くなってきている。
【0003】以下に従来の半導体装置の洗浄装置の一例
について説明する。洗浄装置は、多数の処理槽とスピン
ドライヤまたはIPA蒸気乾燥等の乾燥手段を備えてい
る。通常処理槽は薬液処理槽と基板表面の薬液を除去す
るための水洗槽がセットになっており、パーテイクル等
の不純物を除去するために多くの処理槽を使用している
(例えば、W. Kern, D. A. Poutinen, RCA Rev., 31, 1
87 (1970))。そして、処理の最後は乾燥手段を用いて
基板表面上の水分を除去し、次工程に送ることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の構成では、薬液処理後に水洗が必要なため、
スループットが低下したり、洗浄装置のフットプリント
が増大するという問題点を有していた。そこで本発明は
上記問題点に鑑み、薬液処理のみで洗浄が終了する洗浄
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明の半導体装置の洗浄装置は、薬液として硫
酸、過酸化水素水、フルオロ硫酸を用い、速度制御可能
な基板引き上げ手段や流量制御可能な薬液廃液手段や気
泡発生手段を備えた構成となっている。
【0006】
【作用】上記の薬液(今後SPFM薬液と記述)を使用
すると半導体基板表面が疎液性を示すことが始めて明ら
かになった。したがって、本発明は上記した構成にする
ことにより、半導体基板表面が疎液性を示すことを利用
して、SPFM薬液が半導体基板表面に残存することな
く半導体基板を取り出すことが可能になる。そこで、従
来の水洗槽を排除することにより洗浄装置のフットプリ
ントが低減でき、さらに、水洗時間を短縮できることか
ら洗浄工程のスループットが向上することになる。ま
た、図4にSPFM薬液で処理したときのSPFM薬液
における接触角を測定した結果を示す。基板はベアシリ
コン基板および熱酸化膜を形成した基板を用いた。どち
らも約5秒の処理から疎液性を示すようになり、約20
秒で接触角は最大になる。このことから基板表面に付着
している酸化膜やシリコンのパーテイクルはSPFM薬
液中で疎液性になっていること予想される。疎液性のパ
ーテイクルは一般的に気液界面に凝集しやすいために、
SPFM薬液中に気泡が存在すると気泡表面にパーテイ
クルが吸着することになる。基板上のパーテイクルはシ
リコン屑やシリコン酸化膜屑であることが多いため、こ
れにより、SPFM薬液中のパーテイクルを効果的に薬
液中から排除することが可能になる。この結果、基板上
に再付着するパーテイクルを低減できる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例における半導体装置の洗
浄装置について、図面を参照しながら説明する。
【0008】(実施例1)図1は本発明第1の実施例に
おける半導体装置の洗浄装置の処理槽の概略図を示すも
のである。図1において、1は被洗浄基板、2は被洗浄
基板1を保持するためのチャック、3a、3bはそれぞ
れ処理槽の内槽、外槽である。また4はチャック2を上
下に動かすための移動手段、5は薬液を循環させるため
のポンプ、6はパーテイクルを除去するためのフィル
タ、7は処理槽内の薬液を廃液するためのバルブであ
る。そして8は処理槽内の薬液温度を制御するための手
段である。
【0009】以上のように構成された半導体装置の洗浄
装置について、以下図1を参照しながらその動作を説明
する。
【0010】まず、98%硫酸と30%過酸化水素水を
体積比で5:1に混合した薬液を処理槽内槽3aと3b
に満たし、さらにフルオロ硫酸を約0.07atom%
添加する。これにより酸化膜のエッチングレートが約
1.6nm/minのSPFM薬液が作成される。そし
てポンプ5およびフィルター6によりSPFM薬液を循
環させ、SPFM薬液中のパーテイクルを除去する。
【0011】その後、温度制御手段8によりSPFM薬
液を約100℃に保ち、このSPFM薬液中に被処理基
板1をチャック2に保持されたまま浸漬させる。約10
分間の浸漬処理により被処理基板1上のパーテイクルや
金属不純物が除去され、被処理基板1が洗浄される。こ
の時、同時に被処理基板1の表面はSPFM薬液に対し
て疎液性を示すようになる。
【0012】洗浄処理終了後、ポンプ5を停止させ、S
PFM薬液の表面が穏やかになるまで時間を経過させ、
その後、チャック2を移動手段4により被処理基板1と
薬液の界面が疎水性を維持できるような速度で引き上げ
ることにより被処理基板1の表面が乾燥した状態で取り
出すことができる。なお、本実施例では20mm/mi
nの速度で引き上げた。
【0013】以上のように本実施例のよれば、SPFM
薬液を用いた洗浄後に低速で被洗浄基板を引き上げる手
段を備えることにより薬液が被洗浄基板1表面に残存す
ることなく被洗浄基板を取り出すことができる。このこ
とにより、次に純水による薬液除去プロセスを経る必要
が無く、次の工程に基板を搬送することができ、洗浄工
程におけるスループットの向上を図ることができる。
【0014】また本実施例では、処理後もSPFM薬液
が残っているので何度も処理を行うことができる。ただ
し、フルオロ硫酸の濃度低下が考えられるため、フルオ
ロ硫酸を追加供給する手段を設けてもよい。
【0015】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0016】図2は本発明の第2の実施例における半導
体装置の洗浄装置における処理槽の概略図を示すもので
ある。図2は基本的に図1の構成と同様なものである
が、図1と異なるのは、処理槽内の薬液を廃液するため
に流量調整手段を備えたバルブ9を設けた点である。
【0017】以上のように構成された半導体装置の洗浄
装置について、以下その動作を説明する。SPFM薬液
の作成、薬液の循環及びその後の処理は基本的に上記の
第1の実施例と同じであるが、異なるのは洗浄処理後で
あり、ポンプ5を停止させ、一定時間の後に廃液バルブ
9を開けて処理槽内槽、外槽内のSPFM薬液を排出す
る。本実施例では、このときの廃液速度を制御できる機
構を備えているために、被処理基板1とSPFM薬液の
疎水性が維持できる速度で薬液を廃液する。
【0018】以上のように、処理槽内の薬液を廃液する
ために流量調整手段を備えたバルブを設けることによ
り、薬液が被洗浄基板1表面に残存することなく被洗浄
基板を取り出すことができる。このことにより、次に純
水による薬液除去プロセスを経る必要が無く、次の工程
に基板を渡すことができ洗浄工程におけるスループット
の向上を図ることができる。
【0019】なお、上記の第1および第2の実施例にお
いてSPFM薬液の蒸気、ミストの漏れを抑制するため
に、処理槽内槽3aに被処理基板を設置するための溝を
設け、そこに被処理基板を設置することによりチャック
2を処理槽から引き出すことが可能になり、処理槽の上
部に蓋を設置しても構わない。このとき、まず被処理基
板1を設置後、SPFM薬液を作成してもよい。この場
合、薬液は完全に閉じ込められた状態で処理されるので
薬液蒸気、ミストの漏れを最小限に抑えられる。
【0020】また、第1および第2の実施例ではチャッ
ク2を用いることにより、キャリア等の容器を使用しな
かったが、被洗浄基板をキャリア等の容器に入れて処理
を実施することも可能で、この場合にはチャック2はキ
ャリアを保持することになる。
【0021】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0022】図3は本発明の第3の実施例における半導
体装置の洗浄装置における処理槽の概略図を示すもので
ある。図3は基本的に図1の構成と同様なものである
が、図1と異なるのは、気泡発生手段10を設けた点で
ある。
【0023】以上のように構成された半導体装置の洗浄
装置について、以下その動作を説明する。SPFM薬液
の作成及び薬液の循環等は第1の実施例と同様である。
被処理基板1はチャック2により処理槽内に搬送され、
その後、洗浄処理中に気泡発生手段10より窒素ガスを
5cc/minで流し、バブリングさせる。ただし、ガ
ス流量は槽の大きさ、形状により最適化する必要があ
る。このとき、上述したように被洗浄基板から離脱した
パーテイクルの再付着を抑制することができる。
【0024】約10分間の洗浄処理後、ポンプ5と気泡
発生手段10を停止させて、一定時間後にチャック2を
用いて被処理基板1を低速で引き上げる。
【0025】なお、第3の実施例において、気泡は窒素
ガスとしたが、空気、アルゴンなどSPFM薬液と反応
しない気体としてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明は、薬液として硫
酸、過酸化水素水、フルオロ硫酸を用い、速度制御可能
な基板引き上げ手段や流量制御可能な薬液廃液手段や気
泡発生手段を設けることにより、本発明で始めて明らか
になった前記薬液の疎液性の効果を利用することにより
水洗および乾燥を一度に実現することが可能になり、そ
の結果、洗浄工程のスループットが向上し、洗浄装置の
フットプリントを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における半導体装置の洗
浄装置における処理槽の概略図
【図2】本発明の第2の実施例における半導体装置の洗
浄装置における処理槽の概略図
【図3】本発明の第3の実施例における半導体装置の洗
浄装置における処理槽の概略図
【図4】SPFM薬液を使用したときの薬液における接
触角の処理時間依存性を示す図
【符号の説明】
1 被処理基板 2 被処理基板保持用チャック 3a 処理槽内槽 3b 処理槽外槽 4 チャックの移動手段 5 薬液循環用ポンプ 6 フィルタ 7 廃液用バルブ 8 温度制御手段 9 流量調整手段を備えたバルブ 10 気泡発生手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の洗浄薬液を満たす槽と、前記
    槽内に前記半導体基板を浸漬させる半導体基板保持手段
    とを有し、硫酸、過酸化水素水及びフルオロ硫酸を含有
    する薬液を用いた洗浄を行う半導体基板の洗浄装置であ
    って、前記半導体基板保持手段が前記薬液の満たされた
    槽内から前記半導体基板を引き上げる際の引き上げ速度
    可変手段を有することを特徴とする半導体基板の洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】半導体基板の洗浄薬液を満たす槽と、前記
    槽内に前記半導体基板を浸漬させる半導体基板保持手段
    と、前記槽内で使用された前記薬液を排出する排出手段
    とを有し、硫酸、過酸化水素水及びフルオロ硫酸を含有
    する薬液を用いた洗浄を行う半導体基板の洗浄装置であ
    って、前記排出手段が前記薬液の流量制御手段を有する
    ことを特徴とする半導体基板の洗浄装置。
  3. 【請求項3】半導体基板の洗浄薬液を満たす槽と、前記
    槽内に前記半導体基板を浸漬させる半導体基板保持手段
    とを有し、硫酸、過酸化水素水及びフルオロ硫酸を含有
    する薬液を用いた洗浄を行う半導体基板の洗浄装置であ
    って、前記槽内の前記半導体基板が浸漬される領域より
    下部に気泡発生手段を備えたことを特徴とする半導体基
    板の洗浄装置。
JP21723395A 1995-08-25 1995-08-25 半導体基板の洗浄装置 Pending JPH0964007A (ja)

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