JPH0963663A - ねじ締め状態表示機構 - Google Patents

ねじ締め状態表示機構

Info

Publication number
JPH0963663A
JPH0963663A JP22050995A JP22050995A JPH0963663A JP H0963663 A JPH0963663 A JP H0963663A JP 22050995 A JP22050995 A JP 22050995A JP 22050995 A JP22050995 A JP 22050995A JP H0963663 A JPH0963663 A JP H0963663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
display body
tightened
terminal
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22050995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Hayashi
龍也 林
Sadajiro Mori
貞次郎 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP22050995A priority Critical patent/JPH0963663A/ja
Publication of JPH0963663A publication Critical patent/JPH0963663A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子ねじが締められていることを確認しにく
い。 【解決手段】 水平面に対して傾斜を持った面にねじ穴
が設けられた部材7とその部材に装着されるねじのねじ
頭2との間に回転自在に挿入され、ねじの遊挿時に重力
により下方に位置し、ねじの締付時に下方よりずれて位
置するように構成された下垂部5Lと、下垂部の移動を
表示する表示手段5A,5Lとを有する表示体5を備え
た。また、ねじが貫通する穴が設けられた主片と、この
主片に連なりねじの締付時に主片との角度が遊挿時と異
なるバネ性を有する戻し片とを備えた表示体、および上
記ねじの締付時に戻し片と接して戻し片の回転を止める
回転止めを具備する。また、ねじの遊挿時にねじ頭の方
に突出した弓状に湾曲しており、ねじの締付時に突出部
がねじ頭に押されて湾曲の状態が変化するように構成さ
れた表示体を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ねじの締め付け
状態を表示する機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図89は、例えば特開昭49−1298
83号公報に示された従来のねじ締め状態表示機構を示
す断面図である。図において、1は端子ねじ、2は端子
ねじのねじ頭、3は端子ねじのねじ部、4はねじ部3が
挿入された座金、5はねじ頭2と座金4の間に挿入され
ねじ締め状態を示す表示体、6はねじ部3と係合する雌
ねじ穴を持つ端子板、7は端子板6を固定する取付け台
である。なお、図中省略したが、電線または電線に取付
けられた圧着端子は座金4と端子板6との間に挟まれ、
端子ねじ1の締め付けにより固定される。端子ねじ1の
ねじ頭2の下端には傾斜が設けられている。表示体5の
材料はゴムやスプリングのような弾性体であり、その形
状は図90(a)に示す環状リングや、図90(b)に
示すC字状リングである。図90(b)において、5F
は切断部である。
【0003】次に動作について説明する。図91は、図
89をねじ頭2側から見た正面図である。図91では端
子ねじ1が締めつけられていないため、表示体5がねじ
頭2に隠れて見えない状態である。端子ねじ1を締める
と、端子ねじ1は端子板6にねじ込まれ座金4を押圧
し、座金4と端子板6に挟まれた圧着端子が固定され
る。このとき弾性体で作られた表示体5は、ねじ頭2の
下端の傾斜部に押圧されて伸び、ねじ頭2の外径より大
きくなる。図90(a)に示した環状リングの表示体5
の場合、端子ねじ1を締めると図92のように表示体5
の外形がねじ頭2の外径より大きくなることにより、端
子ねじ1が締められていることが確認できる。また、図
90(b)に示したC字状リングの表示体5の場合、端
子ねじ1を締めると図93のように表示体5の外形がね
じ頭2の外径より大きくなるとともに、リングの切れた
切断部5Fの隙間dが開くことにより、端子ねじ1が締
められていることが確認できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のねじ締め状態表
示機構は上記のように構成されており、ねじ締め状態を
表示する表示体5が小さいので、ねじ締め状態を確認し
にくいという欠点があった。特に、配線用遮断器や電磁
開閉器のような電流を通電する端子ねじ構造の場合に
は、端子ねじ1が締付られていない場合、通電中に異常
発熱を起こし火災を発生する恐れがあり、端子ねじ1が
締められていることを容易に確認できるようにする必要
がある。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、端子ねじ1が締まっていること
を容易に確認できるねじ締め状態表示機構を提供するこ
とを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るねじ締め状態表示機構は、水平面に対して傾斜を持っ
た面にねじ穴が設けられた部材とその部材に装着される
ねじのねじ頭との間に回転自在に挿入され、上記ねじの
遊挿時に重力により下方に位置し、上記ねじの締付時に
下方よりずれて位置するように構成された下垂部と、上
記下垂部の移動を表示する表示手段とを有する表示体を
備えたものである。
【0007】請求項2記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、上記請求項1記載のものにおいて、ねじの締
付時に表示体の一部と接し下垂部が下方よりずれた位置
で上記表示体の回転を止める回転止めを備えたものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、ねじ穴が設けられた部材とその部材に装着さ
れるねじのねじ頭との間に回転自在に挿入され、上記ね
じが貫通する穴が設けられた主片と、この主片に連なり
上記ねじの締付時に上記主片との角度が遊挿時と異なる
バネ性を有する戻し片とを備えた表示体、および上記ね
じの締付時に上記戻し片と接して戻し片の回転を止める
回転止めを具備するものである。
【0009】請求項4記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、上記請求項3記載のものにおいて、戻し片
は、主片からほぼ直角状に立設された立片に連なり上記
ねじの遊挿時に上記主片から離れる方向に上記立片から
L字状に延びるものである。
【0010】請求項5記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、ねじ穴が設けられた部材とその部材に装着さ
れるねじのねじ頭との間に挿入され、ねじが貫通する穴
とこの貫通穴から外辺へ連なる切断部とを有する多角形
状の表示体、および上記ねじの締付時に上記切断部より
回転方向側にある上記表示体の角または辺に当たり上記
表示体の回転を止める回転止めを備え、かつ上記ねじの
頭部首下または上記ねじの貫通穴が上記ねじ頭に向かっ
て拡径される傾斜状に構成されたものである。
【0011】請求項6記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、ねじ穴が設けられた部材とその部材に装着さ
れるねじのねじ頭との間に挿入され、上記ねじの遊挿時
に上記ねじ頭の方に突出した弓状に湾曲しており、上記
ねじの締付時に上記突出部が上記ねじ頭に押されて上記
湾曲の状態が変化するように構成された表示体を備えた
ものである。
【0012】請求項7記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、上記請求項6記載のものにおいて、表示体は
変形方向に沿って長穴状に設けられたねじの貫通穴を有
し、かつ上記ねじの締付時に上記表示体が弓状から直線
状に変形する際に上記表示体の一端の移動を止める当た
り止めを備えたものである。
【0013】請求項8記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、ねじ穴が設けられた部材とその部材に装着さ
れるねじのねじ頭との間に挿入され、ねじが貫通する穴
が設けられた主片とこの主片に連なる屈曲片とを有する
平板状の表示体、および上記屈曲片に当接するように設
けられ上記ねじの締付時に上記屈曲片を押圧して上記主
辺に対してL字状に屈曲させる突出部を備えたものであ
る。
【0014】請求項9記載の発明に係るねじ締め状態表
示機構は、上記請求項1ないし8の何れかに記載のもの
において、表示体の少なくとも一部に周囲と異なる色を
付したものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1を図につい
て説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わる表
示体を示す平面図であり、端子ねじが貫通する穴5Gを
有する平行四辺形の表示体5で、2対の辺を備えその内
の1対の辺が5Aである。5Lは平行四辺形の一方の鋭
角の頂点で、下垂部となっている。下垂部5Lは例えば
材料が異なり比重が大きい、または厚みが他より少し厚
いなどの工夫により他の部分より重いように構成されて
いる。図2に、表示体5が取付けられたねじ締め状態表
示機構の要部側面を示す。図において、1は端子ねじ、
2は端子ねじのねじ頭、3は端子ねじのねじ部、4はね
じ部3が挿入された座金、5はねじ頭2と座金4の間に
挿入されたねじ締め状態を示す表示体、6はねじ部3と
係合する雌ねじ穴を持つ端子板、7は端子板6を固定す
る取付け台、7Aは取付け台7の側壁である。図中省略
したが、電線または電線に取付けられた圧着端子は座金
4と端子板6との間に挟まれ、端子ねじ1の締め付けに
より固定される。図3は、図2を端子ねじ1のねじ頭2
側から見た正面図であり、端子ねじ1が締められていな
いすなわち遊挿時の状態を示す。取付け台7は、一般に
壁などに取り付けられるため、表示体5は地面に垂直に
設けられることになる。そのため表示体5の下垂部5L
は、ねじ1の遊挿時には重力により図に示すように下方
に位置する。
【0016】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めると、表示体5が端子ねじ1のねじ頭2の底面と接
触し摩擦によりねじ頭2と共に回転し、図4に示すよう
に表示体5の対角の2つの角が回転止めすなわち側壁7
Aに当たる。この時、この例では端子ねじ1の辺5A
は、側壁7Aに直角になる。上記のように端子ねじ1の
ねじ締め状態は、表示体5の下垂部5Lが下方よりずれ
て位置するすなわちこの例では側壁7Aに当たることや
下垂部5Lの対角の頂点が上方からずれて側壁7Aに当
たることで、端子ねじ1が締められていることを容易に
確認できる。さらにこの例では、表示体5の辺5Aが側
壁7Aに直角状になっていることからも容易に確認でき
る。すなわちこの例では下垂部5Lの移動を表示する表
示手段としては、下垂部5L自身の移動を確認してもよ
いし、下垂部5Lの対角の頂点の移動や辺5Aの側壁7
Aとの角度の変化を見ることにより下垂部5Lの移動を
確認してもよい。
【0017】なお、図4では、平行四辺形状の表示体5
の2つの鋭角の頂点が側壁7Aに当たっているが、例え
ば表示体5の貫通穴の位置をずらしたり端子板6のねじ
穴を両側壁7Aの中心からずらしたりして一方の鋭角の
頂点のみが側壁7Aに当たるように構成されても、上記
同様の効果が得られる。また、表示体5の辺5Aと側壁
7Aとの角度αは、上記実施の形態では直角であった
が、表示体5と側壁7Aとの間隔で鋭角となる場合も鈍
角となる場合もある。その場合でも、ねじの遊挿時と締
付時とでは辺5Aと側壁7Aとの角度が異なることか
ら、端子ねじ1が締められていることを容易に確認でき
る。
【0018】実施の形態2.本発明の実施の形態2につ
いて説明する。図5は図4に示した平行四辺形の表示体
5の表面に周囲と異なる色9(図では明確のためハッチ
ングで示している)を付したものである。表示体5に色
9を付したことにより、表示体5が見分けやすくなるの
で、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0019】実施の形態3.本発明の実施の形態3につ
いて説明する。図6は図4に示した平行四辺形の表示体
5の辺5Aに沿って表示体5の表面に周囲と異なる色9
(図では明確のためハッチングで示している)を付した
ものである。表示体5の辺5Aに沿って表面に色9を付
したことにより表示体5が見分けやすくなり、ねじ締め
状態を表示する表示体5の辺5Aが側壁7Aに直角にな
っているまたは所定の角度となっていることをさらに容
易に識別でき、端子ねじ1が締められていることをより
容易に確認できる。
【0020】実施の形態4.本発明の実施の形態4につ
いて説明する。図7は図4に示した平行四辺形の表示体
5のもう一対の辺5Sに沿って表示体5の表面に色9を
付したものである。表示体5の辺5Sに沿って表面に色
9を付したことにより、図5の実施の形態と同様に表示
体5が見分けやすくなるとともに、表示体5の2つの鋭
角の頂点が側壁7Aに当たっていることが識別しやすく
なるので、端子ねじ1が締められていることをより容易
に確認できる。
【0021】実施の形態5.図5、図6、または図7の
実施の形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色とする
ことにより、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在
処が容易に確認できることからねじ1の在処も容易に分
かりねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも
表示体5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子
ねじ1が締められていることをより容易に確認できる。
【0022】実施の形態6.本発明の実施の形態6につ
いて説明する。図8は本発明の実施の形態6に係る表示
体5を示す平面図であり、端子ねじ1が貫通する穴5G
が設けられた主片5Bとその主片5Bから突出する突起
5Cから構成されており、この例では突起5Cが下垂部
となっている。図9は図8の表示体5が取付けられたね
じ締め状態表示機構の要部を一部断面で示す側面図であ
る。表示体5を除く他のねじ締め状態表示機構は図2に
示したものと同様であり、同一符号は同一または相当部
を示す。図10は、図9を端子ねじ1のねじ頭2側から
見た正面図であり、端子ねじ1が緩められている状態を
示す。図3と同様に取付け台7は、一般に壁などに取り
付けられるため、表示体5は地面に垂直に設けられるこ
とになる。そのとき表示体5の突起5Cが例えば厚さを
変えて重量のバランスを取る、または重心を考えて穴の
位置をずらすなどの工夫により地球の引力に引かれて、
図に示すようにバランスよく下を向くように構成されて
いる。。
【0023】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めていくと、表示体5が端子ねじ1のねじ頭2の底面
と接触し摩擦によりねじ頭2と共に回転する。端子ねじ
1が締めつけられると、突起5Cが図11に示すように
側壁7Aに当たる。従って、突起5Cすなわち下垂部の
移動を確認することにより端子ねじ1が締められている
ことを容易に確認できる。この例では突起5Cが表示手
段となっている。
【0024】実施の形態7.本発明の実施の形態7につ
いて説明する。図12に示すように、端子ねじ1が締め
られた場合、表示体5の四角い主片5Bの角が側壁7A
に当たり、突起5Cと側壁7Aとがある角度αをもった
状態で表示体5の回転が止る。この角度αは図10で示
したねじが緩められた状態とは異なる。従って端子ねじ
1が締められていることは、突起5Cと側壁7Aとがあ
る角度αをなしていることで一見して識別できるので、
端子ねじ1が締められていることを容易に確認できる。
【0025】実施の形態8.本発明の実施の形態8につ
いて説明する。図13は端子ねじの遊挿時の状態を示
し、図11または図12に示したねじ締め状態表示機構
において、表示体5の表面に周囲と異なる色9を付した
ものである。表示体5に色9を付したことにより、表示
体5が見分けやすくできるので、端子ねじ1が締められ
ていることをより容易に確認できる。
【0026】実施の形態9.本発明の実施の形態9につ
いて説明する。図14は端子ねじ1の遊挿時の状態を示
し、図11または図12に示したねじ締め状態表示機構
において、表示体5の突起5Cの表面に周囲と異なる色
9を付したものである。表示体5の突起5Cに色9を付
したことにより、表示体5が見分けやすくなり、ねじ締
め完了を表示する表示体5の突起5Cが側壁7Aに接触
していることや突起5Cと側壁7Aとがある角度αをな
していることをさらに容易に識別でき、端子ねじ1が締
められていることをより容易に確認できる。
【0027】実施の形態10.本発明の実施の形態10
について説明する。図15は、図14に示した表示体5
の突起5Cの表面に周囲と異なる色9を付したものに加
えて、突起5Cが連なる主片5Bの辺に沿う表面にも色
9を付したものである。表示体5の一辺から突起5Cに
連続して色9を付したことにより、図14の実施の形態
に示す突起5Cにのみ色9を付したものと比べ、ねじ締
め状態を表示する表示体5の突起5Cが側壁7Aに接触
していることや突起5Cと側壁7Aとがある角度αをな
していることをさらに容易に識別でき、端子ねじ1が締
められていることをより容易に確認できる。
【0028】実施の形態11.図13、図14、または
図15の実施の形態に示した表示体5に付す色9を蛍光
色とすることにより、作業環境がやや暗い場所でも表示
体5の在処が容易に確認できることからねじ1の在処も
容易に分かりねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い
場所でも表示体5の状態がさらに容易に識別しやすくな
り、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0029】なお、上記各実施の形態では水平面に対し
て垂直な面にねじ穴が設けられ表示体5が地面に対して
垂直に配置された場合について説明したが、これに限る
ものではなく、ねじ穴が水平面に対してある程度傾斜を
持った面に設けられ、ねじの遊挿時に表示体5の下垂部
が重力により下方に位置すれば同様の効果が得られる。
【0030】また、上記各実施の形態では何れもねじの
締結時に表示体5の一部が回転止めすなわち側壁7Aに
当たることによって下垂部が下方よりずれた位置で止ま
る場合について説明したが、回転止めは側壁7Aに限ら
ず座金4や端子板6に形成された突起等であってもよ
く、さらに、回転止めが無くても下垂部がねじの締結時
に下方よりずれて位置すればよい。
【0031】実施の形態12.また、表示体5としては
上記各実施の形態で示したものに限らず、例えば図16
〜図18に示すもの等が挙げられる。各図において、下
垂部5Lが重力により下方に位置するように、例えばね
じが貫通する穴5Gの位置をずらしたり、図18
(c)、(d)に側面図で示したように厚みを変えたり
している。また、表示手段としては、突出部や先端の尖
った部分が適宜選択されるが、例えば図18(a)、
(b)で示したような円形の場合は適当と思われる所に
目印5Mをつけてもよい。
【0032】実施の形態13.本発明の実施の形態13
について説明する。図19はこの発明の実施の形態13
に係わる表示体を示す平面図であり、図8の実施の形態
に示した突起5Cが主片5Bの一辺の端部から突出する
表示体5において、その主片5Bの一辺に例えばゴム、
金属、プラスチック等のバネ性を持つ戻し片5Eを備え
たものである。図20に戻し片5Eを備える表示体5が
取付けられたねじ締め状態表示機構の要部側面図を示
す。この実施の形態におけるねじ締め状態表示機構は、
表示体5を除き図9と同様であり、同一符号は同一また
は相当部を示す。図21は、図20を端子ねじ1のねじ
頭2側から見た正面図であり、端子ねじ1が締められて
いない状態を示す。表示体5に設けた戻し片5Eは主片
5Bに平行で、側壁7Aに面するか、または側壁7Aに
接するように配置されている。
【0033】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めると、表示体5が端子ねじ1のねじ頭2の底面と接
触し摩擦によりねじ頭2と共に回転し、ねじ締め完了時
には図22に示すように突起5Cと側壁7Aとがある角
度αをなすと共に、戻し片5Eが表示体5と側壁7Aに
挟まれ押圧され変形した状態すなわち主片5Bとの角度
が異なる状態となる。上記のように端子ねじ1のねじ締
め状態は、戻し片5Eの変形すなわち主片5Bとの角度
の変化で一見して確認できる。端子ねじ1を緩めると表
示体5はばね性を持つ戻し片5Eが側壁7Aを押圧する
ことによって図21の状態に復帰する。そのため表示体
5は、端子ねじ1が締められていれば図22の状態に、
緩められていれば図21の状態にあるため、ねじ締め状
態を容易に識別でき、端子ねじ1が締められていること
を容易に確認できる。なお、この実施の形態の場合は主
片5Bと戻し片5Eの角度の変化でねじ締め状態を確認
できるので、重力によって下方に位置する下垂部は無く
てもよく、従って、ねじ穴が水平面に対して角度を持っ
た面に設けられていなくてもよい。さらに、突起5Cも
無くてもよい。
【0034】実施の形態14.本発明の実施の形態14
について説明する。図23は図21に示したねじ締め状
態表示機構において、表示体5の表面に周囲と異なる色
9(図では明確のためハッチングで示している)を付し
たものである。表示体5に色9を付したことにより、表
示体5が見分けやすくなり、ねじ締め状態をさらにより
容易に識別でき、端子ねじ1が締められていることをよ
り容易に確認できる。
【0035】実施の形態15.本発明の実施の形態15
について説明する。図24は図21に示したねじ締め状
態表示機構において、表示体5の突起5Cの表面に周囲
と異なる色9を付したものである。表示体5の突起5C
に色9を付したことにより、表示体5の突起5Cが見分
けやすくなり、表示体5の突起5Cと側壁7Aとがある
角度αをなしていることをさらに容易に識別でき、端子
ねじ1が締められていることを容易に確認できる。
【0036】実施の形態16.本発明の実施の形態16
について説明する。図25は図24に示した表示体5の
突起5Cの表面に周囲と異なる色9を付したものに加え
て、突起5Cが連なる主片5Bの辺に沿う表面にも色9
を付したものである。表示体5の一辺から突起5Cに連
続して色9を付したことにより、表示体5が見分けやす
くなるとともに、図24に示す突起5Cにのみ色9を付
したものと比べ、表示体5の突起5Cと側壁7Aとがあ
る角度αをなしていることをさらに容易に識別でき、端
子ねじ1が締められていることをより容易に確認でき
る。
【0037】実施の形態17.図23、図24、または
図25の実施の形態に示した表示体5に付す色9を蛍光
色とすることにより、作業環境がやや暗い場所でも表示
体5の在処が容易に確認できることからねじ1の在処も
容易に分かりねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い
場所でも表示体5の状態がさらに容易に識別しやすくな
り、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0038】実施の形態18.本発明の実施の形態18
について説明する。図26に示す表示体5は、端子ねじ
1が貫通する穴5Gを有する主片5B、その主片5Bに
連なって主片5Bからほぼ直角状に立設された立片5
D、この立片5Dに連なって設けられねじの遊挿時に主
片5Bから離れる方向に立片5DからL字状に延びる戻
し片5Eで構成されている。戻し片5Eの材料にはバネ
性を持つ例えばゴム、金属、プラスチックなどが用いら
れる。図27に、戻し片5Eと立片5Dを設けた表示体
5が取付けられたねじ締め状態表示機構の要部側面図を
示す。表示体5を除く他の構成は、図2と同様であり、
同一符号は同一または相当部分を示す。図28は図27
を端子ねじ1のねじ頭2側から見た正面図であり、端子
ねじ1が締められていない状態を示す。戻し片5Eの一
端と立片5Dの一端とが側壁7Aと接触している。ばね
性を持つ戻し片5Eは、ばね作用により側壁7Aを押す
方向に力が働いている。
【0039】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めつけていくと、表示体5が端子ねじ1のねじ頭2の
底面と接触し摩擦によりねじ頭2と共に回転し、図29
に示すように戻し片5Eが側壁7Aに押されて戻し片5
Eと主片5Bの隙間がなくなり戻し片5Eと立片5Dが
ほぼ一直線状になったところで戻し片5Eおよび主片5
Bの角が側壁7Aに当たって表示体5の回転が止まる。
上記のように端子ねじ1のねじ締め状態は、表示体5の
戻し片5Eと主片5Bの隙間がなくなり戻し片5Eと立
片5Dがほぼ一直線状になることで一見して識別でき、
端子ねじ1が締められていることを容易に確認できる。
端子ねじ1を緩めると、表示体5はばね性を持つ戻し片
5Eによって側壁7Aを押圧し、図28の状態に復帰す
る。そのため表示体5は、端子ねじ1が締められていれ
ば図29の状態に、緩められていれば図28の状態にあ
り、表示体5の状態がはっきり区別できるため、ねじ締
め状態を一見して識別でき、端子ねじ1が締められてい
ることを容易に確認できる。なお、この実施の形態の場
合はねじの締結時に戻し片5Eおよび主片5Bの角が側
壁7Aに当たって表示体5の回転が止まった場合につい
て説明したが、戻し片5Eのみが当たってそのバネ力に
より表示体5の回転が止まってもよい。なお、この実施
の形態の場合は主片5Bと戻し片5Eの角度の変化でね
じ締め状態を確認できるので、重力によって下方に位置
する下垂部は無くてもよく、従って、ねじ穴が水平面に
対して角度を持った面に設けられていなくてもよい。
【0040】実施の形態19.本発明の実施の形態19
について説明する。図30は図28の実施の形態に示し
たねじ締め状態表示機構において、表示体5の戻し片5
Eと立片5Dに周囲と異なる色9(図では明確のためハ
ッチングで示している)を付したものである。図30は
端子ねじ1を緩めた状態で、図31は端子ねじ1を締め
た状態を示す。図30および図31に示すように表示体
5に色9を付したことにより、図28および図29の実
施の形態に示すものより、さらに表示体5が見分けやす
くなり、ねじ締め状態をさらに一見して識別でき、端子
ねじ1が締められていることをより容易に確認できる。
【0041】実施の形態20.図30、図31の実施の
形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色とすることに
より、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容
易に確認できることからねじ1の在処も容易に分かりね
じ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表示体
5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1
が締められていることをより容易に確認できる。
【0042】実施の形態21.図26で示した立片5D
から連なる戻し片5Eを有する表示体の代わりに図32
に示すような厚みを有する主片5Bから直接戻し片5E
が延びているものを用いてもよく、製造が簡単である。
【0043】実施の形態22.本発明の実施の形態22
について説明する。図26の実施の形態に示した表示体
5では主片5Bにばね性を持つ戻し片5Eと立片5Dを
各々一つ設けたが、図33に示すように主片5Bの両辺
に主片5Bに戻し片5Eと立片5Dを各々二つ設けても
よい。図34はねじ締め状態表示機構を端子ねじ1のね
じ頭2側から見た正面図であり、端子ねじ1が緩んでい
る状態を示す。戻し片5Eの一端と立片5Dの一端とが
側壁7Aと接触し、ばね性を持つ戻し片5Eは、ばね作
用により側壁7Aを押す方向に力が働いている。
【0044】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めつけていくと、表示体5が端子ねじ1のねじ頭2の
底面と接触し摩擦によりねじ頭2と共に回転し、図35
に示すように戻し片5Eが側壁7Aに押されて戻し片5
Eと主片5Bの隙間がなくなり、戻し片5Eと立片5D
が一直線状になる。上記のように端子ねじ1のねじ締め
状態は、図29の実施の形態と同様に表示体5の戻し片
5Eと主片5Bの隙間がなくなり、戻し片5Eと立片5
Dが一直線状になることで一見して識別できるが、主片
5Bの両辺に戻し片5Eと立片5Dが設けられているた
め図29の実施の形態と比べ表示体5をさらに認識しや
すくなるので、端子ねじ1が締められていることをより
容易に確認できる。端子ねじ1を緩めると、表示体5は
ばね性を持つ戻し片5Eによって側壁7Aを押圧し、図
34の状態に復帰する。そのため表示体5は、端子ねじ
1が締められていれば図35の状態に、緩められていれ
ば図34の状態にあり、表示体5の状態がはっきり区別
できるため、ねじ締め状態を一見して識別でき、端子ね
じ1が締められていることを容易に確認できる。また、
図34に示すように表示体5に戻し片5Eを2つ設けた
ため、図28の戻し片5Eを1つ設けたものに比べてば
ね力が強く、端子ねじ1を緩めたときに図34の状態へ
復帰しやすい。従って、表示体5が少しの緩みでも復帰
するため、図28の実施の形態に比べ端子ねじ1が締め
られていることをより容易に確認できる。
【0045】実施の形態23.本発明の実施の形態23
について説明する。図36は図34に示したねじ締め状
態表示機構において、表示体5の戻し片5Eと立片5D
に周囲と異なる色9(図では明確のためハッチングで示
している)を付したものである。図36は端子ねじ1を
緩めた状態で、図37は端子ねじ1を締めた状態を示
す。図36および図37に示すように表示体5に色9を
付したことにより、図34および図35に示したものよ
りさらに表示体5が見分けやすくなり、ねじ締め状態を
さらに一見して識別でき、端子ねじ1が締められている
ことをより容易に確認できる。
【0046】実施の形態24.図36、図37の実施の
形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色とすることに
より、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容
易に確認できることからねじ1の在処も容易に分かりね
じ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表示体
5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1
が締められていることをより容易に確認できる。
【0047】実施の形態25.本発明の実施の形態25
を図について説明する。図38に示すように、表示体5
は、四角い平板状の表示体5に端子ねじ1が貫通する貫
通穴5Gと、その貫通穴5Gから外辺へ連なる切断部5
Fが設けられている。表示体5はばね性の材料で作られ
ており、弾力性のある例えばゴム、金属、プラスチック
などが用いられる。四角い主辺5Bは平板であればよ
く、長方形、その他の多角形であってもよい。図39は
表示体5が取付けられたねじ締め状態表示機構の要部側
面を示す。図に示すように、端子ねじ1の頭部首下すな
わちねじ頭2の下部はねじ頭に向かって拡径される傾斜
状に構成されている。図40はねじ頭2側から見た端子
ねじ1が緩んでいる状態を示す正面図である。図41は
端子ねじ1を締めた状態を示す断面図で、ねじ頭2の下
の傾斜部によって表示体5に設けた穴が押し広げられて
いる。図42は端子ねじ1を締めた状態をねじ頭2側か
ら見た正面図で、切断部5Fが大きく開口している。
【0048】このように、ねじの締結時にねじ頭2の下
の傾斜部によって表示体5に設けた穴が押し広げられ、
切断部5Fが大きく開口するが、切断部5Fより回転方
向にある表示体5の角5Nが回転止めである側壁7Aに
当たって表示体5の回転が止まるため、図40と図42
で示したように、切断部5Fはねじの遊挿時にも締結時
にもほぼ同じ位置にあり、切断部5Fが閉じているか開
口しているかをほぼ同じ位置で確認できる。なお、図9
3で示した従来例では、表示体5の開口部5Fがねじの
締結時にどの位置にあるか確定できない。なお、上記実
施の形態では図42で切断部5Fより反回転方向側にあ
る表示体の角も側壁7Aに当たる場合について示した
が、少なくとも切断部5Fより回転方向にある表示体5
の角5Nが回転止めである側壁7Aに当たればよく、同
様の効果が得られる。
【0049】実施の形態26.本発明の実施の形態26
を図について説明する。図43は図40に示したねじ締
め状態表示機構において、表示体5の切断部5Fに沿っ
て座金4の色と異なる色9を付したものである。図43
は端子ねじ1を緩めた状態で、図44は端子ねじ1を締
めた状態を示す。図44に示すように表示体5の切断部
5Fに色9を付したことにより、端子ねじ1を締めると
切断部5Fが大きく開いていることがはっきり認識でき
るため、図40および図42に示すねじ締め状態表示機
構に比べ、さらにねじ締め状態を容易に識別でき、端子
ねじ1が締められていることをより容易に確認できる。
【0050】実施の形態27.本発明の実施の形態27
について説明する。図45は図40に示したねじ締め状
態表示機構において、表示体5の表面全体に座金4の色
と異なる色9を付したものである。図45は端子ねじ1
を緩めた状態を示し、図46は端子ねじ1を締めた状態
を示す。図46に示すように表示体5の表面に色9を付
したことにより、図44に示す表示体5の切断部5Fに
色9を付したねじ締め状態表示機構と比べ、さらに表示
体5が見分けやすくなり、ねじ締め状態をさらに一見し
て識別でき、端子ねじ1が締められていることをより容
易に確認できる。
【0051】実施の形態28.図43〜図46で示した
表示体5に付す色9を蛍光色とすることにより、作業環
境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容易に確認でき
ることからねじ1の在処も容易に分かりねじ締め作業が
しやすくなる。さらに暗い場所でも表示体5の状態がさ
らに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1が締められて
いることをより容易に確認できる。
【0052】実施の形態29.本発明の実施の形態29
について説明する。図47は表示体5の下にある座金4
に周囲と異なる色9Bを付したものである。図47に示
すように端子ねじ1を締めると切断部5Fが大きく開
き、表示体5の下の色9Bを付した座金4が現われるた
め、端子ねじ1が締められていることが図42の実施の
形態よりさらに容易に識別でき、端子ねじ1が締められ
ていることをより容易に確認できる。また、図46に示
した表示体5に色9を付したねじ締め状態表示機構にお
いて、座金4に表示体5に付した色9と異なる色9Bを
付しても前記同様の効果が得られる。
【0053】実施の形態30.図47の実施の形態に示
した座金4に付す色9Bを蛍光色とすることにより、作
業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容易に確認
できることからねじ1の在処も容易に分かりねじ締め作
業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表示体5の状態
がさらに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1が締めら
れていることをより容易に確認できる。また、表示体5
に色9を座金4に表示体5と異なる色9Bを付したもの
において、色9と色9Bを蛍光色としても前記同様の効
果が得られる。
【0054】実施の形態31.本発明の実施の形態31
について説明する。図42に示した実施の形態では表示
体5の角5Nが回転止めである側壁7Aに当たる場合に
ついて説明したが、図48に示すように、表示体5の辺
5Pが回転止めである例えばポール70等に当たっても
よい。さらに、表示体5の形状も図49や図50の
(a)(b)にそれぞれ遊挿時および締結時の様子を示
すように三角形等であってもよく、図49のように回転
止め70も回転方向のみ、あるいは図50のように両方
にあってもよい。さらに、図には示していないが表示体
5の角が当たるように構成されてもよい。
【0055】実施の形態32.本発明の実施の形態31
について説明する。図51に示すように、表示体5は、
弓状に湾曲しており、ほぼ中央部にねじ穴5Gが設けら
れている。表示体5の材料には、弾力性のある例えばゴ
ム、金属、プラスチックなどが用いられる。図52は表
示体5が取付けられたねじ締め状態表示機構の要部の断
面図である。図に示すように、表示体5はねじ頭2の方
に突出して弓状に湾曲している。
【0056】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めていくと、端子ねじ1のねじ頭2が表示体5を押し
下げ、表示体5の端部が座金4からはみ出し、図53に
示す端子ねじ1を締めた状態の断面図のようになる。表
示体5がさらに長ければ表示体5の端部は端子板6や取
付け台7からもはみ出す。上記のように端子ねじ1のね
じ締め状態は、表示体5の端部が座金4の端部からはみ
出すことで一見して識別でき、端子ねじ1が締められて
いることを容易に確認できる。
【0057】実施の形態33.本発明の実施の形態33
について説明する。図54に示すように、表示体5は弓
状に湾曲し長穴5Gが設けられている。表示体5の材料
には、弾力性のある例えばゴム、金属、プラスチックな
どが用いられる。図55は表示体5が取付けられたねじ
締め状態表示機構の要部の断面図である。図に示すよう
に、座金4の一端には当たり止めとなる突出部4Aが設
けられている。表示体5の一端は座金4の突出部4Aと
接し、その他端は座金4の他端側に接触している。図5
6は図55を端子ねじ1のねじ頭2側から見た正面図で
あり、端子ねじ1が緩んでいる状態を示す。
【0058】次に動作について説明する。端子ねじ1を
締めていくと、端子ねじ1のねじ頭2が表示体5を押し
下げ、表示体5の一端が座金4の突出部4Aによって止
められているため表示体5の他端が座金4上からはみ出
し、図57に示す端子ねじ1を締めた状態の断面図のよ
うになる。図58は図57を端子ねじ1のねじ頭2側か
ら見た正面図であり、端子ねじ1を締めた状態を示す。
表示体5が長ければ端子板6や取付け台7からもはみ出
す。上記のように端子ねじ1のねじ締め状態は、表示体
5の一端が座金4の端部からはみ出したことで一見して
識別でき、端子ねじ1が締められていることを容易に確
認できる。なお、この実施の形態では当たり止めとなる
突出部4Aを座金4の一端に設けた場合について示した
が、当たり止めは座金4以外の例えば端子板6や取付台
7に設けられてもよい。
【0059】実施の形態34.本発明の実施の形態34
について説明する。図59は図56に示したねじ締め状
態表示機構において、端子ねじ1を中心として 反突出
部4A側の表示体5の端部に周囲の色と異なる色9を付
したものである。端子ねじ1のねじ頭2側から見た場
合、図59のように端子ねじ1を緩めた状態では色9は
わずかしか見えないが、端子ねじ1を締めた状態では図
60のように色9がはっきりと見えるようになる。図5
9に示すように表示体5の一端部に色9を付したことに
より、図56に示す実施の形態に比べ、さらに表示体5
が見分けやすくなり、ねじ締め状態をさらに容易に識別
でき、端子ねじ1が締められていることをより容易に確
認できる。また、図52の実施の形態の表示体5の一端
または両端に上記同様に色9を付しても上記同様の効果
が得られる。
【0060】実施の形態35.図59、図60の実施の
形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色とすることに
より、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容
易に確認できることからねじ1の在処も容易に分かりね
じ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表示体
5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1
が締められていることをより容易に確認できる。また、
図52の実施の形態の表示体5の一端または両端に上記
同様に蛍光色を付しても上記同様の効果が得られる。
【0061】実施の形態36.本発明の実施の形態36
について説明する。図61に示すように、表示体5は図
51に示した表示体5の一端に突部5Hを設けたもので
ある。図62は表示体5が取付けられたねじ締め状態表
示機構をねじ頭側から見た正面図である。表示体5の一
端は座金4の突出部4Aと接し、他端に突部5Hが設け
られている。図63は端子ねじ1を締めた状態を示す。
図58の実施の形態に比べ一端が幅の狭い突部5Hとな
っているため、表示体5が認識しやすく突部5Hが図6
3に示すように座金4からはみ出したことがはっきりと
識別できる。従ってねじ締め状態をより容易に認識で
き、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0062】実施の形態37.本発明の実施の形態37
について説明する。図64は図62の実施の形態に示し
た表示体5の一端に設けた突部5Hに色9を付したもの
であり、端子ねじ1が緩んだ状態を示す。図65は端子
ねじ1が締められた状態を示す。図64、図65からわ
かるように、図62、図63に比べて端子ねじ1が緩め
られているか、締められているかがはっきりと識別で
き、端子ねじ1が締められていることを容易に確認でき
る。
【0063】実施の形態38.本発明の実施の形態38
について説明する。図66は図63の実施の形態に示し
た表示体5の表面全体に色9を付したものであり、端子
ねじ1が締められた状態を示す。表示体5の表面全体に
色9を付したことにより、表示体5が認識しやすくな
り、図63の実施の形態に比べはっきりと端子ねじ1が
締められていることを識別でき、端子ねじ1が締められ
ていることを容易に確認できる。
【0064】実施の形態39.図64、図65または図
66の実施の形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色
とすることにより、作業環境がやや暗い場所でも表示体
5の在処が容易に確認できることからねじ1の在処も容
易に分かりねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場
所でも表示体5の状態がさらに容易に識別しやすくな
り、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0065】実施の形態40.本発明の実施の形態40
について説明する。図67に示すように、表示体5は図
54に示した表示体5の一端に座金4に沿うように、表
示体5の一端から所定の角度を有して突出する突部5H
を設けたものである。図68、図69はねじ締め状態表
示機構を端子ねじ1のねじ頭2側から見た正面図であ
り、図68は端子ねじ1を緩めている状態、図69は端
子ねじ1を締めた状態を示す。表示体5の一端の突部5
Hは、図68に示す端子ねじ1を緩めている状態のと
き、座金4と並行に突部5Hの全体が接している。図5
4の実施の形態に比べ一端が幅の狭い突部5Hとなって
いるため、表示体5が認識しやすく突部5Hが図69に
示すように座金4からはみ出したことがはっきりと識別
でき、端子ねじ1が締められていることを容易に確認で
きるのは図61の実施の形態と同様であるが、図61の
場合は突部5Hの先端が座金4と接しているのでねじの
締め付け時に突部5Hが折れてしまう可能性があるのに
対して、図67の場合は突部5Hの全体が座金4と接し
ているので折れることはない。
【0066】実施の形態41.本発明の実施の形態41
について説明する。図70は図68の実施の形態に示し
た表示体5の一端に設けた突部5Hに周囲と異なる色9
を付したものであり、端子ねじ1が緩んだ状態を示す。
図71は端子ねじ1が締められた状態を示す。これらの
図からわかるように、図68、図69の実施の形態に比
べ端子ねじ1が緩められているか、締められているかが
はっきりと識別でき、端子ねじ1が締められていること
を容易に確認できる。
【0067】実施の形態42.本発明の実施の形態42
について説明する。図72は図69の実施の形態に示し
た表示体5の表面全体に周囲と異なる色9を付したもの
であり、端子ねじ1が締められた状態を示す。表示体5
に色9を付したことにより、表示体5を認識しやすくな
るとともに、図69に比べはっきりと端子ねじ1が締め
られていることを識別でき、端子ねじ1が締められてい
ることを容易に確認できる。
【0068】実施の形態43.図70、図71または図
72の実施の形態に示した表示体5に付す色9を蛍光色
とすることにより、作業環境がやや暗い場所でも表示体
5の在処が容易に確認できることからねじ1の在処も容
易に分かりねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場
所でも表示体5の状態がさらに容易に識別しやすくな
り、端子ねじ1が締められていることをより容易に確認
できる。
【0069】実施の形態44.本発明の実施の形態44
について説明する。図73に示すように、表示体5はね
じ穴が設けられた主片5Bとこの主片5Bに連なる屈曲
片5Jとを有するばね性の平板材で構成されている。表
示体5の材料には、弾力性のある例えばゴム、金属、プ
ラスチックなどが用いられる。図74は表示体5が取付
けられたねじ締め状態表示機構の端子ねじ1が緩んでい
る状態を示す部分断面図であり、座金4には屈曲片5J
に当接するように設けられねじの締付時に屈曲片5Jを
押圧して屈曲させる突出部4Aを有し、この突出部4A
は表示体5の方向にL字状に突出している。図75は図
74を端子ねじ1のねじ頭2側からねじ締め状態表示機
構を見た正面図であり、端子ねじ1が緩んでいる状態を
示す。端子ねじ1を締めると表示体5の屈曲片5Jは座
金4の一端に設けられた突出部4Aに押圧され、図76
に示すように端子板6から遠ざかる方向に主片5Bに対
してL字状に屈曲する。上記のように端子ねじ1が締め
られると表示体5の屈曲片5Jが端子板6から遠ざかる
方向に曲げられ、端子ねじ1を緩めるとばね性を持つ表
示体5は図74に示すように平板状に戻る。そのため表
示体5は、端子ねじ1が締められていれば図76の状態
に、緩められていれば図74の状態にあるため、表示体
5の状態がはっきり区別できるので、端子ねじ1が締め
られていることを容易に確認できる。
【0070】実施の形態45.本発明の実施の形態45
について説明する。図77は端子ねじ1が緩んでいるね
じ締め状態表示機構を示す部分断面図で、図74に示し
たねじ締め状態表示機構のねじ頭2と表示体5の間に押
さえ座金10が挿入され、座金10の突出部4A側の端
部は突出部4Aとねじ1の間の突出部4A近傍に位置す
る。図78は図77を端子ねじ1のねじ頭2側から見た
正面図であり、端子ねじ1が緩んでいるねじ締め状態表
示機構を示す。端子ねじ1を締めると表示体5は座金1
0によって押さえ込まれるとともに、座金4の一端に設
けられた突出部4Aに押し当てられ、表示体5の屈曲部
5Jが図79に示すように端子板6から遠ざかる方向に
主片5Bに対してL字状に曲げられる。この時、表示体
5が押さえ座金10によって押さえ込まれるため、図7
6の実施の形態の場合と比べ表示体5の一端5Jがより
大きく曲がり、端子ねじ1が締められていることを容易
に確認できる。
【0071】実施の形態46.本発明の実施の形態46
について説明する。図80はねじ締め状態表示機構の端
子ねじ1が緩んでいる状態を示す側面図で、図77に示
した表示体5の屈曲片5Jを両端に設けるとともに、座
金4の一端に設けた突出部4Aも両端に設けたものであ
る。この実施の形態では、図81に示すように表示体5
の両端の屈曲片5Jが曲げられるため図79の実施の形
態に示す表示体5の一端の屈曲片5Jのみが曲げられた
ものよりはっきりと視覚的に端子ねじ1が締められてい
ることをより容易に確認できる。
【0072】実施の形態47.発明の実施の形態47に
ついて説明する。図82は図73に示した表示体5の表
面すなわちねじ頭2側の面に溝5Kを設けたもので、溝
5Kは表示体5の折れ曲がる部分に位置する。この表示
体5を用いた場合、端子ねじ1を締めた状態を示す図8
3の部分断面図のように、表示体5の屈曲片5Jが直角
状に折れ曲がる。したがって、端子ねじ1の締付状態を
明確に識別でき、端子ねじ1が締められていることを容
易に確認できる。なお、押さえ座金10を有する図77
に示したようなねじ締め状態表示機構において、表面に
溝5Kを設けた表示体5を用いても同様の効果が得られ
る。
【0073】実施の形態48.本発明の実施の形態48
について説明する。図84は図73に示した表示体5の
裏面すなわち反ねじ頭2側の面に溝5Kを設けたもの
で、溝5Kは表示体5の折れ曲がる部分に位置する。こ
の表示体5を用いた場合、図83に示す表示体5の表面
に溝5Kを設けたものと同様に端子ねじ1を締めると、
直角状に表示体5の一端5Jが折れ曲がる。したがっ
て、端子ねじ1の締付状態を明確に識別でき、端子ねじ
1が締められていることを容易に確認できる。なお、押
さえ座金10を有する図77に示したようなねじ締め状
態表示機構において、裏面に溝5Kを設けた表示体5を
用いても同様の効果が得られる。
【0074】実施の形態49.本発明の実施の形態49
について説明する。図85は図75に示した端子ねじ1
が緩められたねじ締め状態表示機構において、表示体5
の屈曲部5Jの表面に周囲と異なる色9を付したもので
ある。端子ねじ1を締めると図86に示すように表示体
5の屈曲部5Jの表面に付した色9は見えなくなる。し
たがって、表示体5の屈曲部5Jの表面に付した色9が
見えるか見えないかによって、ねじ締め状態が容易に識
別でき、端子ねじ1が締められていることを容易に確認
できる。また、押さえ座金10を有する図77、図80
の表示体5や図82、図84の表示体5の屈曲部5J表
面に、上記同様に周囲と異なる色9を付しても上記同様
の効果が得られる。
【0075】実施の形態50.図85の実施の形態に示
した表示体5の屈曲片5Jに付す色9を蛍光色とするこ
とにより、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処
が容易に確認できることからねじ1の在処も容易に分か
りねじ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表
示体5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子ね
じ1が締められていることをより容易に確認できる。ま
た、押さえ座金10を有する図77、図80の表示体5
や図82、図84の表示体5に、上記同様に蛍光色を付
しても上記同様の効果が得られる。
【0076】実施の形態51.本発明の実施の形態51
について説明する。図87は図85に示した端子ねじ1
が緩められたねじ締め状態表示機構において、表示体5
の屈曲片5Jの表面に周囲と異なる色9Aを付したもの
に加えて、屈曲片5Jの先端側面に色9Aとは異なる色
9Bを付したものである。端子ねじ1が緩んだ状態で
は、図85と同様に表示体5の屈曲片5Jの表面に付し
た色9Aが見えるが、端子ねじ1を締めると屈曲片5J
の表面に付した色9Aは見えなくなり、代わって図88
に示すように屈曲片5Jの先端側面に付した色9Bが見
える。したがって、表示体5の屈曲片5Jの表面に付し
た色9Aが見えるか、屈曲片5Jの先端側面に付した色
9Bが見えるかによって、ねじ締め状態を明確に識別で
き、端子ねじ1が締められていることを容易に確認でき
る。また、押さえ座金10を有する図77、図80の表
示体5や図82、図84の表示体5に、上記同様に色9
A、9Bを付しても同様の効果が得られる。
【0077】実施の形態52.図87の実施の形態に示
した表示体5に付す色9A、9Bを蛍光色とすることに
より、作業環境がやや暗い場所でも表示体5の在処が容
易に確認できることからねじ1の在処も容易に分かりね
じ締め作業がしやすくなる。さらに暗い場所でも表示体
5の状態がさらに容易に識別しやすくなり、端子ねじ1
が締められていることをより容易に確認できる。また、
押さえ座金10を有する図77、図80の表示体5や図
82、図84の表示体5に、上記同様に蛍光色9A、9
Bを付しても上記同様の効果が得られる。
【0078】なお、以上の説明では、一般的なねじ締め
状態表示機構について本発明が適用された場合の例につ
いて述べたが、本発明は例えば配線用遮断器や電磁開閉
器のような他の開閉器のねじ締め状態表示機構にも適用
できるのは言うまでもないことである。
【0079】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、水平面に対して傾斜を持った面にねじ穴が設けら
れた部材とその部材に装着されるねじのねじ頭との間に
回転自在に挿入され、上記ねじの遊挿時に重力により下
方に位置し、上記ねじの締付時に下方よりずれて位置す
るように構成された下垂部と、上記下垂部の移動を表示
する表示手段とを有する表示体を備えたので、下垂部の
移動を確認することによりねじが締まっていることを容
易に確認できる。
【0080】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載のものにおいて、ねじの締付時に表示体の
一部と接し下垂部が下方よりずれた位置で上記表示体の
回転を止める回転止めを備えたので、下垂部の移動をよ
り確実に確認できる。
【0081】また、請求項3記載の発明によれば、ねじ
穴が設けられた部材とその部材に装着されるねじのねじ
頭との間に回転自在に挿入され、上記ねじが貫通する穴
が設けられた主片と、この主片に連なり上記ねじの締付
時に上記主片との角度が遊挿時と異なるバネ性を有する
戻し片とを備えた表示体、および上記ねじの締付時に上
記戻し片と接して戻し片の回転を止める回転止めを具備
するので、上記主片と戻し片との角度の変化を確認する
ことによりねじが締まっていることを容易に確認でき
る。
【0082】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項3記載のものにおいて、戻し片は、主片からほぼ直角
状に立設された立片に連なり上記ねじの遊挿時に上記主
片から離れる方向に上記立片からL字状に延びるもので
あるので、板厚の薄い表示体を用いてねじが締まってい
ることを容易に確認できる。
【0083】また、請求項5記載の発明によれば、ねじ
穴が設けられた部材とその部材に装着されるねじのねじ
頭との間に挿入され、ねじが貫通する穴とこの貫通穴か
ら外辺へ連なる切断部とを有する多角形状の表示体、お
よび上記ねじの締付時に上記切断部より回転方向側にあ
る上記表示体の角または辺に当たり上記表示体の回転を
止める回転止めを備え、かつ上記ねじの頭部首下または
上記ねじの貫通穴が上記ねじ頭に向かって拡径される傾
斜状に構成されたので、上記切断部はねじの遊挿時にも
締結時にもほぼ同じ位置にあり、切断部が閉じているか
開口しているかをほぼ同じ位置で確認できる。よって、
ねじが締まっていることを容易に確認できる。
【0084】また、請求項6記載の発明によれば、ねじ
穴が設けられた部材とその部材に装着されるねじのねじ
頭との間に挿入され、上記ねじの遊挿時に上記ねじ頭の
方に突出した弓状に湾曲しており、上記ねじの締付時に
上記突出部が上記ねじ頭に押されて上記湾曲の状態が変
化するように構成された表示体を備えたので、ねじ締め
状態は、ねじ頭側から見た表示体の長さが長くなること
で一見して識別でき、ねじが締められていることを容易
に確認できる。
【0085】また、請求項7記載の発明によれば、請求
項6記載のものにおいて、表示体は変形方向に沿って長
穴状に設けられたねじの貫通穴を有し、かつ上記ねじの
締付時に上記表示体が弓状から直線状に変形する際に上
記表示体の一端の移動を止める当たり止めを備えたの
で、ねじ締め状態は、ねじ頭側から見た表示体の他端が
伸びることで一見して識別でき、ねじが締められている
ことをより容易に確認できる。
【0086】また、請求項8記載の発明によれば、ねじ
穴が設けられた部材とその部材に装着されるねじのねじ
頭との間に挿入され、ねじが貫通する穴が設けられた主
片とこの主片に連なる屈曲片とを有する平板状の表示
体、および上記屈曲片に当接するように設けられ上記ね
じの締付時に上記屈曲片を押圧して上記主辺に対してL
字状に屈曲させる突出部を備えたので、上記屈曲片の屈
曲を確認することにより、ねじが締められていることを
容易に確認できる。
【0087】また、請求項9記載の発明によれば、請求
項1〜8記載のものにおいて、表示体の少なくとも一部
に周囲と異なる色を付したので、表示体が見分けやす
く、表示体の状態がさらに容易に識別しやすくなり、ね
じが締められていることをより容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係わる表示体を示す
平面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1によるねじ締め状態表
示機構の要部を一部断面で示す側面図である。
【図3】 本発明の実施の形態1によるねじ締め状態表
示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図であ
る。
【図4】 本発明の実施の形態1によるねじ締め状態表
示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図5】 本発明の実施の形態2によるねじ締め状態表
示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図6】 本発明の実施の形態3によるねじ締め状態表
示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図7】 本発明の実施の形態4によるねじ締め状態表
示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図8】 本発明の実施の形態6に係わる表示体を示す
平面図である。
【図9】 本発明の実施の形態6によるねじ締め状態表
示機構の要部を一部断面で示す側面図である。
【図10】 本発明の実施の形態6によるねじ締め状態
表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態6によるねじ締め状態
表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態7によるねじ締め状態
表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態8によるねじ締め状態
表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図であ
る。
【図14】 本発明の実施の形態9によるねじ締め状態
表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図であ
る。
【図15】 本発明の実施の形態10によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図16】 本発明の実施の形態12に係わる表示体の
変形例を示す平面図である。
【図17】 本発明の実施の形態12に係わる表示体の
変形例を示す平面図である。
【図18】 本発明の実施の形態12に係わる表示体の
変形例を示し、(a)(b)は平面図、(c)(d)は
側面図である。
【図19】 本発明の実施の形態13に係わる表示体を
示す平面図である。
【図20】 本発明の実施の形態13によるねじ締め状
態表示機構の要部を一部断面で示す側面図である。
【図21】 本発明の実施の形態13によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図22】 本発明の実施の形態13によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図23】 本発明の実施の形態14によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図24】 本発明の実施の形態15によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図25】 本発明の実施の形態16によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図26】 本発明の実施の形態18に係わる表示体を
示す平面図である。
【図27】 本発明の実施の形態18によるねじ締め状
態表示機構の要部を一部断面で示す側面図である。
【図28】 本発明の実施の形態18によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図29】 本発明の実施の形態18によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図30】 本発明の実施の形態19によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図31】 本発明の実施の形態19によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図32】 本発明の実施の形態21に係わる表示体を
示す平面図である。
【図33】 本発明の実施の形態22に係わる表示体を
示す平面図である。
【図34】 本発明の実施の形態22によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図35】 本発明の実施の形態22によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図36】 本発明の実施の形態23によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図37】 本発明の実施の形態23によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図38】 本発明の実施の形態25に係わる表示体を
示す平面図である。
【図39】 本発明の実施の形態25によるねじ締め状
態表示機構の要部を一部断面で示す側面図である。
【図40】 本発明の実施の形態25によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図41】 本発明の実施の形態25によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す断面図で
ある。
【図42】 本発明の実施の形態25によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図43】 本発明の実施の形態26によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図44】 本発明の実施の形態26によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図45】 本発明の実施の形態27によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図46】 本発明の実施の形態27によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図47】 本発明の実施の形態29によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図48】 本発明の実施の形態31によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図49】 本発明の実施の形態31によるねじ締め状
態表示機構の変形例を示す正面図であり、(a)(b)
はそれぞれ端子ねじが緩められた状態および締められた
状態を示す。
【図50】 本発明の実施の形態31によるねじ締め状
態表示機構の変形例を示す正面図であり、(a)(b)
はそれぞれ端子ねじが緩められた状態および締められた
状態を示す。
【図51】 本発明の実施の形態32に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図52】 本発明の実施の形態32によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す断面図で
ある。
【図53】 本発明の実施の形態32によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す断面図で
ある。
【図54】 本発明の実施の形態33に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図55】 本発明の実施の形態33によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す断面図で
ある。
【図56】 本発明の実施の形態33によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図57】 本発明の実施の形態33によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す断面図で
ある。
【図58】 本発明の実施の形態33によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図59】 本発明の実施の形態34によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図60】 本発明の実施の形態34によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図61】 本発明の実施の形態36に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図62】 本発明の実施の形態36によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図63】 本発明の実施の形態36によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図64】 本発明の実施の形態37によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図65】 本発明の実施の形態37によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図66】 本発明の実施の形態38によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図67】 本発明の実施の形態40に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図68】 本発明の実施の形態40によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図69】 本発明の実施の形態40によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図70】 本発明の実施の形態41によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図71】 本発明の実施の形態41によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図72】 本発明の実施の形態42によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図73】 本発明の実施の形態44に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図74】 本発明の実施の形態44によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を一部断面で示
す側面図である。
【図75】 本発明の実施の形態44によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図76】 本発明の実施の形態44によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を一部断面で示
す側面図である。
【図77】 本発明の実施の形態45によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を一部断面で示
す側面図である。
【図78】 本発明の実施の形態45によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図79】 本発明の実施の形態45によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を一部断面で示
す側面図である。
【図80】 本発明の実施の形態46によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す要部側面
図である。
【図81】 本発明の実施の形態46によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す要部側面
図である。
【図82】 本発明の実施の形態47に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図83】 本発明の実施の形態47によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を一部断面で示
す側面図である。
【図84】 本発明の実施の形態48に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図85】 本発明の実施の形態49によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが緩められた状態を示す正面図で
ある。
【図86】 本発明の実施の形態49によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図87】 本発明の実施の形態51に係わる表示体を
示す斜視図である。
【図88】 本発明の実施の形態51によるねじ締め状
態表示機構の端子ねじが締められた状態を示す正面図で
ある。
【図89】 従来のねじ締め状態表示機構を示す断面図
である。
【図90】 従来の表示体を示す平面図である。
【図91】 従来のねじ締め状態表示機構表示体の端子
ねじが緩められた状態を示す正面図である。
【図92】 従来のねじ締め状態表示機構の端子ねじが
締められた状態を示す正面図である。
【図93】 従来のねじ締め状態表示機構の端子ねじが
締められた状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 端子ねじ、 2 ねじ頭、3 ねじ部、 4 座
金、 4A 突出部、5 表示体、 5B 主片、 5
C 突起、 5D 立片、 5E 戻し片、5F 切断
部、 5G 貫通穴 5H 突部 5J 屈曲片、 5
K 溝、 5L 下垂部、5M 表示部、 5N 角、
5P 辺、 6 端子板、 7 取付け台、 7A
側壁、 9,9A,9B 色、 10 押さえ座金。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面に対して傾斜を持った面にねじ穴
    が設けられた部材とその部材に装着されるねじのねじ頭
    との間に回転自在に挿入され、上記ねじの遊挿時に重力
    により下方に位置し、上記ねじの締付時に下方よりずれ
    て位置するように構成された下垂部と、上記下垂部の移
    動を表示する表示手段とを有する表示体を備えたねじ締
    め状態表示機構。
  2. 【請求項2】 ねじの締付時に表示体の一部と接し下垂
    部が下方よりずれた位置で上記表示体の回転を止める回
    転止めを備えた請求項1記載のねじ締め状態表示機構。
  3. 【請求項3】 ねじ穴が設けられた部材とその部材に装
    着されるねじのねじ頭との間に回転自在に挿入され、上
    記ねじが貫通する穴が設けられた主片と、この主片に連
    なり上記ねじの締付時に上記主片との角度が遊挿時と異
    なるバネ性を有する戻し片とを備えた表示体、および上
    記ねじの締付時に上記戻し片と接して戻し片の回転を止
    める回転止めを具備するねじ締め状態表示機構。
  4. 【請求項4】 戻し片は、主片からほぼ直角状に立設さ
    れた立片に連なり上記ねじの遊挿時に上記主片から離れ
    る方向に上記立片からL字状に延びるものである請求項
    3記載のねじ締め状態表示機構。
  5. 【請求項5】 ねじ穴が設けられた部材とその部材に装
    着されるねじのねじ頭との間に挿入され、ねじが貫通す
    る穴とこの貫通穴から外辺へ連なる切断部とを有する多
    角形状の表示体、および上記ねじの締付時に上記切断部
    より回転方向側にある上記表示体の角または辺に当たり
    上記表示体の回転を止める回転止めを備え、かつ上記ね
    じの頭部首下または上記ねじの貫通穴が上記ねじ頭に向
    かって拡径される傾斜状に構成されたねじ締め状態表示
    機構。
  6. 【請求項6】 ねじ穴が設けられた部材とその部材に装
    着されるねじのねじ頭との間に挿入され、上記ねじの遊
    挿時に上記ねじ頭の方に突出した弓状に湾曲しており、
    上記ねじの締付時に上記突出部が上記ねじ頭に押されて
    上記湾曲の状態が変化するように構成された表示体を備
    えたねじ締め状態表示機構。
  7. 【請求項7】 表示体は変形方向に沿って長穴状に設け
    られたねじの貫通穴を有し、かつ上記ねじの締付時に上
    記表示体が弓状から直線状に変形する際に上記表示体の
    一端の移動を止める当たり止めを備えた請求項6記載の
    ねじ締め状態表示機構。
  8. 【請求項8】 ねじ穴が設けられた部材とその部材に装
    着されるねじのねじ頭との間に挿入され、ねじが貫通す
    る穴が設けられた主片とこの主片に連なる屈曲片とを有
    する平板状の表示体、および上記屈曲片に当接するよう
    に設けられ上記ねじの締付時に上記屈曲片を押圧して上
    記主辺に対してL字状に屈曲させる突出部を備えたねじ
    締め状態表示機構。
  9. 【請求項9】 表示体の少なくとも一部に周囲と異なる
    色を付した請求項1ないし8の何れかに記載のねじ締め
    状態表示機構。
JP22050995A 1995-08-29 1995-08-29 ねじ締め状態表示機構 Pending JPH0963663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22050995A JPH0963663A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ねじ締め状態表示機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22050995A JPH0963663A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ねじ締め状態表示機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0963663A true JPH0963663A (ja) 1997-03-07

Family

ID=16752146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22050995A Pending JPH0963663A (ja) 1995-08-29 1995-08-29 ねじ締め状態表示機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0963663A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022066A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Kitani Denki Kk ワッシャー、端子ネジ、及び端子台
WO2019146246A1 (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 ブスバー及び電源装置
WO2022181120A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 オムロン株式会社 ネジ保持構造、端子台、及び電気機器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014022066A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Kitani Denki Kk ワッシャー、端子ネジ、及び端子台
WO2019146246A1 (ja) * 2018-01-26 2019-08-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 ブスバー及び電源装置
CN111630730A (zh) * 2018-01-26 2020-09-04 松下知识产权经营株式会社 汇流条和电源装置
JPWO2019146246A1 (ja) * 2018-01-26 2021-02-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 ブスバー及び電源装置
WO2022181120A1 (ja) * 2021-02-26 2022-09-01 オムロン株式会社 ネジ保持構造、端子台、及び電気機器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
PT1319211E (pt) Comerciio com base num clique com apresentacao visual intuitiva em grelha da profundidade de mercado
US20100149711A1 (en) Circuit Breaker With Bistable Display
JPH0963663A (ja) ねじ締め状態表示機構
US7360651B2 (en) Display device for displaying an adjustable spanner
US4080747A (en) Display device
AU679713B2 (en) Current surge indicator
US7667614B2 (en) Housing for receiving an electrical device
KR200405407Y1 (ko) 옷걸이용 표시판 고정구
JPH11178169A (ja) コード固定具
JPH0720855Y2 (ja) 端子装置
CA2284362A1 (en) Device tag for display of electrical device
JP3225217B2 (ja) ガスメータ
KR200161637Y1 (ko) 형광등고정홀더
JP2002196707A (ja) Led専用ソケット
US4089130A (en) Advertising display
JP4602864B2 (ja) 開閉器の指針取付け構造
CN216671127U (zh) 定角度旋转式指示牌
JP4466937B2 (ja) 住宅用分電盤
JP2008287954A (ja) 回路遮断器の動作表示装置
CN219761649U (zh) Led显示装置的箱体单元及led显示装置
KR200461086Y1 (ko) 무전원으로 온오프 표시되는 전원스위치
JP2001013483A (ja) 液晶表示装置
GB2456327A (en) Manual call point
JPS6146538Y2 (ja)
JP4564639B2 (ja) 速結端子の電線接続表示構造と、該構造を用いた回路遮断器