JPH0963441A - 温度ヒューズ - Google Patents
温度ヒューズInfo
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- JPH0963441A JPH0963441A JP22192495A JP22192495A JPH0963441A JP H0963441 A JPH0963441 A JP H0963441A JP 22192495 A JP22192495 A JP 22192495A JP 22192495 A JP22192495 A JP 22192495A JP H0963441 A JPH0963441 A JP H0963441A
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- Japan
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- temperature
- contact plate
- electrode
- spring
- pellet
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 設定温度となると確実にオフとなって電流を
遮断する温度ヒューズを提供する。 【解決手段】 温度ヒューズは、設定温度になると気化
する温度ペレットを内蔵している。温度ペレットは、直
接に、あるいはバネ等の弾性体を介して間接的に接点板
を電極に押圧してオンを保持している。設定温度になる
と、温度ペレットが気化して接点板は電極から離れてオ
フ状態となる。温度ヒューズは、接点板に形状記憶合金
を使用している。形状記憶合金の接点板は、温度ペレッ
トが気化する温度、ないしはその近傍の温度になると、
強制的にオフ形状となるように変形する。
遮断する温度ヒューズを提供する。 【解決手段】 温度ヒューズは、設定温度になると気化
する温度ペレットを内蔵している。温度ペレットは、直
接に、あるいはバネ等の弾性体を介して間接的に接点板
を電極に押圧してオンを保持している。設定温度になる
と、温度ペレットが気化して接点板は電極から離れてオ
フ状態となる。温度ヒューズは、接点板に形状記憶合金
を使用している。形状記憶合金の接点板は、温度ペレッ
トが気化する温度、ないしはその近傍の温度になると、
強制的にオフ形状となるように変形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、パック
電池やモーター等の電気機器に内蔵されて、電池やモー
ター等の機器の温度が異常に上昇するのを防止する保護
パーツとして使用される温度ヒューズに関する。
電池やモーター等の電気機器に内蔵されて、電池やモー
ター等の機器の温度が異常に上昇するのを防止する保護
パーツとして使用される温度ヒューズに関する。
【0002】
【従来の技術】温度ヒューズは、たとえば、電池の表面
に密着して使用される。電池に密着する温度ヒューズ
は、電池の温度が異常に上昇するとオフになる。電池温
度が設定温度よりも低いときはオンの状態を保持する。
温度ヒューズを電池と直列に接続すると、電池の温度が
異常に上昇したときに、電池電流を遮断して電池を保護
できる。モーターに使用される温度ヒューズも、同じよ
うにモーターに接触して使用される。
に密着して使用される。電池に密着する温度ヒューズ
は、電池の温度が異常に上昇するとオフになる。電池温
度が設定温度よりも低いときはオンの状態を保持する。
温度ヒューズを電池と直列に接続すると、電池の温度が
異常に上昇したときに、電池電流を遮断して電池を保護
できる。モーターに使用される温度ヒューズも、同じよ
うにモーターに接触して使用される。
【0003】この用途に使用される温度ヒューズの構造
を図1に示す。この図の温度ヒューズは、金属ケース4
の一端に電極3を、他端にリード線5を固定している。
電極3は金属ケース4から絶縁して固定されている。リ
ード線5は金属ケース4に接続されている。金属ケース
4には、電極3に対向する位置に、軸方向に移動できる
ように接点板2を内蔵している。さらに、金属ケース4
のリード線5の端部に、温度ペレット1を内蔵してい
る。温度ペレット1は、設定温度以下では固体である
が、設定温度より高くなると気化して消失する。温度ペ
レット1と接点板2との間には、接点板2を電極3に弾
性的に押圧するオンスプリング6を内蔵している。さら
に、温度ペレット1が気化して消失したときに、接点板
2を電極3から離す方向に弾性的に押圧するオフスプリ
ング7も内蔵している。
を図1に示す。この図の温度ヒューズは、金属ケース4
の一端に電極3を、他端にリード線5を固定している。
電極3は金属ケース4から絶縁して固定されている。リ
ード線5は金属ケース4に接続されている。金属ケース
4には、電極3に対向する位置に、軸方向に移動できる
ように接点板2を内蔵している。さらに、金属ケース4
のリード線5の端部に、温度ペレット1を内蔵してい
る。温度ペレット1は、設定温度以下では固体である
が、設定温度より高くなると気化して消失する。温度ペ
レット1と接点板2との間には、接点板2を電極3に弾
性的に押圧するオンスプリング6を内蔵している。さら
に、温度ペレット1が気化して消失したときに、接点板
2を電極3から離す方向に弾性的に押圧するオフスプリ
ング7も内蔵している。
【0004】この構造の温度ヒューズは、設定温度より
も低いときは、温度ペレット1がオンスプリング6を介
して接点板2を電極3に押圧してオン状態とする。設定
温度よりも高くなると、温度ペレット1が気化して消失
する。温度ペレット1がなくなると、図2に示すよう
に、温度ペレット1がオンスプリング6でもって、接点
板2を押圧できなくなるので、オフスプリング7が接点
板2を電極3から離す。この状態になると、温度ヒュー
ズはオフ状態となって電流を遮断する。
も低いときは、温度ペレット1がオンスプリング6を介
して接点板2を電極3に押圧してオン状態とする。設定
温度よりも高くなると、温度ペレット1が気化して消失
する。温度ペレット1がなくなると、図2に示すよう
に、温度ペレット1がオンスプリング6でもって、接点
板2を押圧できなくなるので、オフスプリング7が接点
板2を電極3から離す。この状態になると、温度ヒュー
ズはオフ状態となって電流を遮断する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図1と図2に示す構造
の温度ヒューズは、設定温度になると電流を遮断し、そ
の後に温度が低下しても、遮断状態を保持して電気機器
を保護する。ただ、この構造の温度ヒューズが電流を遮
断するためには、接点板2が確実に電極3から離れるこ
とが必須である。しかしながら、温度ヒューズは、設定
温度よりも高くなっても、図3に示すように、接点板2
が電極3に溶着されて離れないことがある。過電流が流
れると高温になるので、接点板2と電極3の接点部分に
おいても高温で熱せられて、この部分が溶けて接点板2
と電極3が溶着されてしまう。この状態になると、温度
ペレット1が消失してオンスプリング6が接点板2を電
極3に押圧しなくなっても、接点板2は電極3と接続さ
れたままとなり、オフスプリング7が接点板2を押圧し
ても電極3と分離できなくなる。よって、温度ヒューズ
は電流を遮断できなくなって、電気機器を保護できなく
なる欠点がある。
の温度ヒューズは、設定温度になると電流を遮断し、そ
の後に温度が低下しても、遮断状態を保持して電気機器
を保護する。ただ、この構造の温度ヒューズが電流を遮
断するためには、接点板2が確実に電極3から離れるこ
とが必須である。しかしながら、温度ヒューズは、設定
温度よりも高くなっても、図3に示すように、接点板2
が電極3に溶着されて離れないことがある。過電流が流
れると高温になるので、接点板2と電極3の接点部分に
おいても高温で熱せられて、この部分が溶けて接点板2
と電極3が溶着されてしまう。この状態になると、温度
ペレット1が消失してオンスプリング6が接点板2を電
極3に押圧しなくなっても、接点板2は電極3と接続さ
れたままとなり、オフスプリング7が接点板2を押圧し
ても電極3と分離できなくなる。よって、温度ヒューズ
は電流を遮断できなくなって、電気機器を保護できなく
なる欠点がある。
【0006】本発明は、さらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、設定温度になると確実にオフとなって電流を遮断す
る高信頼性の温度ヒューズを提供することにある。
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、設定温度になると確実にオフとなって電流を遮断す
る高信頼性の温度ヒューズを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の温度ヒューズ
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
温度ヒューズは、設定温度になると気化する温度ペレッ
ト1を内蔵している。温度ペレット1は、直接に、ある
いは、バネ等の弾性体を介して間接的に接点板2を電極
3に押圧してオンを保持している。設定温度になると、
温度ペレット1が気化して接点板2は電極3から離れて
オフ状態となる。
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
温度ヒューズは、設定温度になると気化する温度ペレッ
ト1を内蔵している。温度ペレット1は、直接に、ある
いは、バネ等の弾性体を介して間接的に接点板2を電極
3に押圧してオンを保持している。設定温度になると、
温度ペレット1が気化して接点板2は電極3から離れて
オフ状態となる。
【0008】さらに、本発明の温度ヒューズは、接点板
2に形状記憶合金を使用している。形状記憶合金の接点
板2は、温度ペレット1が気化する温度、ないしはその
近傍の温度になると、強制的にオフ形状となるように変
形する。
2に形状記憶合金を使用している。形状記憶合金の接点
板2は、温度ペレット1が気化する温度、ないしはその
近傍の温度になると、強制的にオフ形状となるように変
形する。
【0009】以上の構成をしている本発明の温度ヒュー
ズは、設定温度になると、温度ペレット1が気化してオ
フ状態となり、さらに、形状記憶合金である接点板2が
変形してオフ状態となる。すなわち、温度ペレット1が
気化し、あるいは、形状記憶合金が変形してオフ状態と
なる。このため、温度ペレット1が気化しても接点板2
がオフ状態とならないときに、形状記憶合金である接点
板2が変形して強制的にオフ状態となる。したがって、
設定温度になると確実にオフ状態となって、電流を遮断
できる。
ズは、設定温度になると、温度ペレット1が気化してオ
フ状態となり、さらに、形状記憶合金である接点板2が
変形してオフ状態となる。すなわち、温度ペレット1が
気化し、あるいは、形状記憶合金が変形してオフ状態と
なる。このため、温度ペレット1が気化しても接点板2
がオフ状態とならないときに、形状記憶合金である接点
板2が変形して強制的にオフ状態となる。したがって、
設定温度になると確実にオフ状態となって、電流を遮断
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための温度ヒューズを例示する
ものであって、本発明は温度ヒューズを下記のものに特
定しない。
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための温度ヒューズを例示する
ものであって、本発明は温度ヒューズを下記のものに特
定しない。
【0011】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
理解し易いように、実施の形態に示される部材に対応す
る番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解
決するための手段の欄」に示される部材に付記してい
る。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施の形
態の部材に特定するものでは決してない。
【0012】図4は、オン状態の温度ヒューズを示す。
オフ状態の温度ヒューズは図5に示す。温度ヒューズ
は、外形を円筒状とする金属ケース4を有する。これら
の図に示す金属ケース4は、鉄、銅、アルミニウム等の
金属で形成される。金属ケース4の一端にはリード線5
を固定して電気的に接続している。また、他端には電極
3を固定し、電気的に金属ケース4と電極3は絶縁して
いる。
オフ状態の温度ヒューズは図5に示す。温度ヒューズ
は、外形を円筒状とする金属ケース4を有する。これら
の図に示す金属ケース4は、鉄、銅、アルミニウム等の
金属で形成される。金属ケース4の一端にはリード線5
を固定して電気的に接続している。また、他端には電極
3を固定し、電気的に金属ケース4と電極3は絶縁して
いる。
【0013】金属ケース4の内部は中空で、電極3と、
接点板2と、温度ペレット1を内蔵している。電極3
は、金属ケース4の一端から中心軸上に延長して固定さ
れている。電極3は絶縁材9を介して金属ケース4に固
定されている。絶縁材9はプラスチックやセラミック製
で、中心に電極3を挿通する貫通孔を設けている。絶縁
材9に挿通された電極3は、エポキシ係接着剤等で絶縁
材9と金属ケース4に接着して固定されている。電極3
は棒状で、金属ケース4の外部に突出している。電極3
の先端面で、接点板2に対向する面は、先端を曲面状と
して、接点板2に接触させる。
接点板2と、温度ペレット1を内蔵している。電極3
は、金属ケース4の一端から中心軸上に延長して固定さ
れている。電極3は絶縁材9を介して金属ケース4に固
定されている。絶縁材9はプラスチックやセラミック製
で、中心に電極3を挿通する貫通孔を設けている。絶縁
材9に挿通された電極3は、エポキシ係接着剤等で絶縁
材9と金属ケース4に接着して固定されている。電極3
は棒状で、金属ケース4の外部に突出している。電極3
の先端面で、接点板2に対向する面は、先端を曲面状と
して、接点板2に接触させる。
【0014】電極3の先端面を曲面状として、接点板2
に点接触させる温度ヒューズは、接触不良を防止でき
る。また電極材質を耐電性のある金属とし、あるいは、
金メッキする等の方法で接触不良を少なくすることもで
きる。
に点接触させる温度ヒューズは、接触不良を防止でき
る。また電極材質を耐電性のある金属とし、あるいは、
金メッキする等の方法で接触不良を少なくすることもで
きる。
【0015】接点板2は、電極3と対向する位置にあ
り、金属ケース4の内面を軸方向に移動できるように配
置される。外形は金属ケース4の内径とほぼ同じ大きさ
で、金属ケース4の内面を円形とすれば、円盤状とす
る。接点板2は導電性のある形状記憶合金である。形状
記憶合金の接点板2は、設定温度以上になると記憶して
いる元の形状に戻る。図5に示す接点板2が記憶する形
状は、外周の折曲部2Aを内側に曲げて、金属ケース4
の内面から離れる形状である。ただ、本発明の温度ヒュ
ーズは、接点板2が設定温度以上で復元する形状を、図
5の形状に特定しない。接点板は、たとえば、図示しな
いが、中央凸に湾曲して外形を小さくする形状に復元す
るようにすることもできる。接点板2は、設定温度より
も低いときは、金属ケース4の内面に接触できる大きさ
をしている。設定温度よりも低いとき、接点板2は金属
ケース4と接触して電極3を金属ケース4に接続する。
しかし、接点板2の温度が上昇し、設定温度を超える
と、接点板2は記憶している元の形状に戻るように変形
して、外周を金属ケース4の内面から離す。この状態
で、接点板2と金属ケース4は非接触状態となる。接点
板2が変形する設定温度は、温度ペレットが気化する温
度、あるいはその近傍の温度に設定する。
り、金属ケース4の内面を軸方向に移動できるように配
置される。外形は金属ケース4の内径とほぼ同じ大きさ
で、金属ケース4の内面を円形とすれば、円盤状とす
る。接点板2は導電性のある形状記憶合金である。形状
記憶合金の接点板2は、設定温度以上になると記憶して
いる元の形状に戻る。図5に示す接点板2が記憶する形
状は、外周の折曲部2Aを内側に曲げて、金属ケース4
の内面から離れる形状である。ただ、本発明の温度ヒュ
ーズは、接点板2が設定温度以上で復元する形状を、図
5の形状に特定しない。接点板は、たとえば、図示しな
いが、中央凸に湾曲して外形を小さくする形状に復元す
るようにすることもできる。接点板2は、設定温度より
も低いときは、金属ケース4の内面に接触できる大きさ
をしている。設定温度よりも低いとき、接点板2は金属
ケース4と接触して電極3を金属ケース4に接続する。
しかし、接点板2の温度が上昇し、設定温度を超える
と、接点板2は記憶している元の形状に戻るように変形
して、外周を金属ケース4の内面から離す。この状態
で、接点板2と金属ケース4は非接触状態となる。接点
板2が変形する設定温度は、温度ペレットが気化する温
度、あるいはその近傍の温度に設定する。
【0016】接点板2と絶縁材9との間に、オフスプリ
ング7を配設している。オフスプリングは7は接点板2
を電極3から離す方向に押圧している。オフスプリング
7は弾性のあるコイルスプリング等で構成され、絶縁材
9の凸部を挿入されて、定位置に配設されている。オフ
スプリング7はまた、接点板の接点板2を金属ケース4
の中心に保持する役目も果たす。オフスプリング7が接
点板2を金属ケース4の中心に保持するために、コイル
状に巻かれているオフスプリング7は、外径を、接点板
2の折曲部2Aの内径にほぼ等しくしている。オフスプ
リング7で金属ケース4の中心に配設される接点板2
は、折曲部2Aが内側に折曲されて、オフ状態となる形
状に変形したとき、折曲部2Aの全周を金属ケース4の
内面から確実に離して、オフ状態とする。
ング7を配設している。オフスプリングは7は接点板2
を電極3から離す方向に押圧している。オフスプリング
7は弾性のあるコイルスプリング等で構成され、絶縁材
9の凸部を挿入されて、定位置に配設されている。オフ
スプリング7はまた、接点板の接点板2を金属ケース4
の中心に保持する役目も果たす。オフスプリング7が接
点板2を金属ケース4の中心に保持するために、コイル
状に巻かれているオフスプリング7は、外径を、接点板
2の折曲部2Aの内径にほぼ等しくしている。オフスプ
リング7で金属ケース4の中心に配設される接点板2
は、折曲部2Aが内側に折曲されて、オフ状態となる形
状に変形したとき、折曲部2Aの全周を金属ケース4の
内面から確実に離して、オフ状態とする。
【0017】オフスプリング7の押圧力は、温度ヒュー
ズが設定温度よりも高くなって、温度ペレット1が消失
したときには接点板2を電極3から離し、温度ペレット
1があるときは、オンスプリング6で接点板2が電極3
に押圧されるように設計される。すなわち、オンスプリ
ング6が温度ペレット1を介して接点板を押圧するとき
は、オフスプリング7が、接点板2を電極3から引き離
そうとする力よりも、オンスプリング6が接点板2を接
触させようとする力の方が強く、温度ペレット1のない
状態では、確実に接点板2を電極3から分離させる力を
有するよう、スプリングの全長や巻数、材質を調整して
決定する。
ズが設定温度よりも高くなって、温度ペレット1が消失
したときには接点板2を電極3から離し、温度ペレット
1があるときは、オンスプリング6で接点板2が電極3
に押圧されるように設計される。すなわち、オンスプリ
ング6が温度ペレット1を介して接点板を押圧するとき
は、オフスプリング7が、接点板2を電極3から引き離
そうとする力よりも、オンスプリング6が接点板2を接
触させようとする力の方が強く、温度ペレット1のない
状態では、確実に接点板2を電極3から分離させる力を
有するよう、スプリングの全長や巻数、材質を調整して
決定する。
【0018】接点板2を電極3に押圧するために、オフ
スプリング7の反対面に、オンスプリング6が配設され
る。オンスプリング6は、温度ペレット1と接点板2の
間に配設されて、接点板2を電極3に押圧する。オンス
プリング6の押圧力は、温度ペレット1を介して接点板
2を電極3に押圧し、温度ペレット1が消失した状態で
は、オフスプリング7に押し返されて接点板2を電極3
から分離させる押圧力に設計される。押圧力は、金属ケ
ース4の内径や長さ、温度ペレット1の厚さ等を考慮し
て、スプリングの全長や巻数等を調整して決定する。オ
フスプリング7は、図4に示すように両端に絶縁板8を
連結している。絶縁板8は金属ケース4の内径とほぼ同
じか、若干小さい大きさとし、金属ケース4の内面を自
由に移動できる。オフスプリング7は絶縁板8を押圧
し、絶縁板8は電極3を押圧する。また、他方の絶縁板
8は、温度ペレット1に支持されて固定される。
スプリング7の反対面に、オンスプリング6が配設され
る。オンスプリング6は、温度ペレット1と接点板2の
間に配設されて、接点板2を電極3に押圧する。オンス
プリング6の押圧力は、温度ペレット1を介して接点板
2を電極3に押圧し、温度ペレット1が消失した状態で
は、オフスプリング7に押し返されて接点板2を電極3
から分離させる押圧力に設計される。押圧力は、金属ケ
ース4の内径や長さ、温度ペレット1の厚さ等を考慮し
て、スプリングの全長や巻数等を調整して決定する。オ
フスプリング7は、図4に示すように両端に絶縁板8を
連結している。絶縁板8は金属ケース4の内径とほぼ同
じか、若干小さい大きさとし、金属ケース4の内面を自
由に移動できる。オフスプリング7は絶縁板8を押圧
し、絶縁板8は電極3を押圧する。また、他方の絶縁板
8は、温度ペレット1に支持されて固定される。
【0019】オフスプリング7の他方に連結される絶縁
板8と、リード線5の間には、温度ペレット1を充填し
ている。温度ペレット1は、温度が設定温度以上に上昇
すると、気化する性質を有する。温度ペレット1が気化
する温度は、例えば84〜93℃とする。温度ペレット
1は、オン状態、すなわち設定温度以下では固形のまま
であり、絶縁板8を支持して、これに連結されるオンス
プリング6で接点板2を電極3に押圧する。温度が設定
温度に上昇すると、温度ペレット1は気化して消失して
いくので、オンスプリング6を支持する絶縁板8は支え
を失い、徐々にリード線5に近づく。絶縁板8が移動す
るに従い、オンスプリング6は押圧力を失い、やがてオ
フスプリング7の押圧力に負けて、接点板2は電極3か
ら離され、オフ状態となる。
板8と、リード線5の間には、温度ペレット1を充填し
ている。温度ペレット1は、温度が設定温度以上に上昇
すると、気化する性質を有する。温度ペレット1が気化
する温度は、例えば84〜93℃とする。温度ペレット
1は、オン状態、すなわち設定温度以下では固形のまま
であり、絶縁板8を支持して、これに連結されるオンス
プリング6で接点板2を電極3に押圧する。温度が設定
温度に上昇すると、温度ペレット1は気化して消失して
いくので、オンスプリング6を支持する絶縁板8は支え
を失い、徐々にリード線5に近づく。絶縁板8が移動す
るに従い、オンスプリング6は押圧力を失い、やがてオ
フスプリング7の押圧力に負けて、接点板2は電極3か
ら離され、オフ状態となる。
【0020】なお、図4および図5に示す温度ヒューズ
では、オフスプリング7と温度ペレット1を有するが、
オンスプリングのない温度ペレット1のみで構成するこ
ともできる。図示しないが、オンスプリングのない温度
ヒューズは、温度ペレットを充填した状態で接点板が電
極に接触するよう、十分な量が金属ケース内に充填され
る。温度が上昇して温度ペレットが消失すると、オフス
プリングの押圧力で、温度ペレットの消失した空間に接
点板が移動するので、オフ状態とすることができる。
では、オフスプリング7と温度ペレット1を有するが、
オンスプリングのない温度ペレット1のみで構成するこ
ともできる。図示しないが、オンスプリングのない温度
ヒューズは、温度ペレットを充填した状態で接点板が電
極に接触するよう、十分な量が金属ケース内に充填され
る。温度が上昇して温度ペレットが消失すると、オフス
プリングの押圧力で、温度ペレットの消失した空間に接
点板が移動するので、オフ状態とすることができる。
【0021】金属ケース4の一端にはリード線5が固定
される。リード線5は、導線もしくは金属製の端子等と
して、金属ケース4と電気的に接続される。またリード
線5と電極3は、同じ材質とすることもできる。
される。リード線5は、導線もしくは金属製の端子等と
して、金属ケース4と電気的に接続される。またリード
線5と電極3は、同じ材質とすることもできる。
【0022】温度ヒューズは、下記のように動作して、
過電流等から電気機器を保護する。 オン状態では、図4に示すように温度ペレット1と
オンスプリング6が接点板2を押圧し、接点板2と電極
3は電気接続されている。電流の流れは、リード線5か
ら金属ケース4、金属ケース4の内面で接触する接点板
2、接点板2に押圧されて接触される電極3、という順
に電極3まで流れる。
過電流等から電気機器を保護する。 オン状態では、図4に示すように温度ペレット1と
オンスプリング6が接点板2を押圧し、接点板2と電極
3は電気接続されている。電流の流れは、リード線5か
ら金属ケース4、金属ケース4の内面で接触する接点板
2、接点板2に押圧されて接触される電極3、という順
に電極3まで流れる。
【0023】 オフ状態となるときは、温度ヒューズ
の温度が上昇するので、図2に示すように、温度ペレッ
ト1が気化する。すると、オンスプリング6が接点板2
を押圧する力が弱くなり、接点板2はオフスプリング7
に押圧されて電極3から離れる。よって、この部分で電
流は断たれ、断線して回路は保護される。
の温度が上昇するので、図2に示すように、温度ペレッ
ト1が気化する。すると、オンスプリング6が接点板2
を押圧する力が弱くなり、接点板2はオフスプリング7
に押圧されて電極3から離れる。よって、この部分で電
流は断たれ、断線して回路は保護される。
【0024】 温度ペレット1が消失しても断線しな
いとき、例えば過電流が流れて高温となり、接点板2と
電極3が溶着して、オフスプリング7の押圧力では接点
板2を分離できないときは、図5に示すように、接点板
2と電極3は接続されたままとなる。しかし、温度の上
昇によって、形状記憶合金である接点板2が変形して、
接点板2の外周が金属ケース4の内面から離れ、この部
分で電気接続が断たれる。したがって、温度ペレット1
による電流遮断が正常に動作しない場合であっても、形
状記憶合金を使用した保護機能が働き、回路を切断して
電気機器を保護できる。保護機能を作動させる設定温度
は、温度ペレット1の気化温度と、形状記憶合金の変形
温度によって決まる。例えば、温度ペレットが気化する
設定温度を84℃〜93℃とし、形状記憶合金が元の形
状に復元する設定温度を、温度ペレットが気化する設定
温度に対して、たとえば、0〜10℃高く設定する。な
お、形状記憶合金が変形する設定温度は、温度ペレット
の気化温度よりも0〜10℃低く設定することもでき
る。
いとき、例えば過電流が流れて高温となり、接点板2と
電極3が溶着して、オフスプリング7の押圧力では接点
板2を分離できないときは、図5に示すように、接点板
2と電極3は接続されたままとなる。しかし、温度の上
昇によって、形状記憶合金である接点板2が変形して、
接点板2の外周が金属ケース4の内面から離れ、この部
分で電気接続が断たれる。したがって、温度ペレット1
による電流遮断が正常に動作しない場合であっても、形
状記憶合金を使用した保護機能が働き、回路を切断して
電気機器を保護できる。保護機能を作動させる設定温度
は、温度ペレット1の気化温度と、形状記憶合金の変形
温度によって決まる。例えば、温度ペレットが気化する
設定温度を84℃〜93℃とし、形状記憶合金が元の形
状に復元する設定温度を、温度ペレットが気化する設定
温度に対して、たとえば、0〜10℃高く設定する。な
お、形状記憶合金が変形する設定温度は、温度ペレット
の気化温度よりも0〜10℃低く設定することもでき
る。
【0025】以上の構造の温度ヒューズは、たとえば、
パック電池に内蔵して使用される。図6は温度ヒューズ
10を内蔵するパック電池を示す。この図のパック電池
は、電池11と直列に温度ヒューズ10を接続してい
る。温度ヒューズ10は電池11に密着してパック電池
に内蔵される。電池11の温度が設定温度よりも低いと
き、温度ヒューズ10はオン状態にあるが、電池11の
温度が設定温度よりも高くなると、温度ヒューズ10は
オフになる。オフ状態の温度ヒューズ10は、電池11
の電流を遮断して、電池を保護する。
パック電池に内蔵して使用される。図6は温度ヒューズ
10を内蔵するパック電池を示す。この図のパック電池
は、電池11と直列に温度ヒューズ10を接続してい
る。温度ヒューズ10は電池11に密着してパック電池
に内蔵される。電池11の温度が設定温度よりも低いと
き、温度ヒューズ10はオン状態にあるが、電池11の
温度が設定温度よりも高くなると、温度ヒューズ10は
オフになる。オフ状態の温度ヒューズ10は、電池11
の電流を遮断して、電池を保護する。
【0026】
【発明の効果】本発明の温度ヒューズは、従来の温度ヒ
ューズでは正常にオフ動作しない場合であっても、確実
に動作して回路を切断し、電気機器を安全に保護できる
特長を実現する。それは、本発明の温度ヒューズが、温
度ペレットによるオフ動作に加えて、形状記憶合金を使
用した接点板によって電流を遮断するからである。過電
流等で温度が上昇すると、まず温度ペレットが消失して
接点板が電極から離れ、回路を遮断する保護機構が働
く。しかしながら、何らかの原因によって温度ペレット
が消失しても遮断しない場合には、さらに形状記憶合金
である接点板が変形し、接点板と金属ケースの接触が断
たれて、遮断される。したがって、二重構造の保護機構
が働くこととなり、より確実に回路を遮断して、接続さ
れた電気機器を保護できる。特に、信頼性の要求される
システムにおいて、保護回路として使用でき、システム
の事故防止をより確実にして、安全性、信頼性を高める
ことができる。
ューズでは正常にオフ動作しない場合であっても、確実
に動作して回路を切断し、電気機器を安全に保護できる
特長を実現する。それは、本発明の温度ヒューズが、温
度ペレットによるオフ動作に加えて、形状記憶合金を使
用した接点板によって電流を遮断するからである。過電
流等で温度が上昇すると、まず温度ペレットが消失して
接点板が電極から離れ、回路を遮断する保護機構が働
く。しかしながら、何らかの原因によって温度ペレット
が消失しても遮断しない場合には、さらに形状記憶合金
である接点板が変形し、接点板と金属ケースの接触が断
たれて、遮断される。したがって、二重構造の保護機構
が働くこととなり、より確実に回路を遮断して、接続さ
れた電気機器を保護できる。特に、信頼性の要求される
システムにおいて、保護回路として使用でき、システム
の事故防止をより確実にして、安全性、信頼性を高める
ことができる。
【0027】また、本発明の温度ヒューズの構造は、従
来と同じ構造として信頼性を改善することも可能である
ために、安価に多量生産できる。特に、本発明の温度ヒ
ューズは、接点板の材質を形状記憶合金に代えるだけで
信頼性を向上させることも可能であるために、接点板を
材質の違うものに交換することによって、従来の温度ヒ
ューズに使用されている他のパーツをそのまま使用して
製造できる。このため、設計変更を少なくすることも可
能である。ただ、全体の構造を全く異なる形状とするす
ることもできるのは言うまでもない。
来と同じ構造として信頼性を改善することも可能である
ために、安価に多量生産できる。特に、本発明の温度ヒ
ューズは、接点板の材質を形状記憶合金に代えるだけで
信頼性を向上させることも可能であるために、接点板を
材質の違うものに交換することによって、従来の温度ヒ
ューズに使用されている他のパーツをそのまま使用して
製造できる。このため、設計変更を少なくすることも可
能である。ただ、全体の構造を全く異なる形状とするす
ることもできるのは言うまでもない。
【図1】従来の温度ヒューズのオン状態を示す断面図
【図2】図1に示す温度ヒューズのオフ状態を示す断面
図
図
【図3】図1に示す温度ヒューズの正常にオフ状態とな
らない様子を示す断面図
らない様子を示す断面図
【図4】本発明の温度ヒューズのオン状態を示す断面図
【図5】図4に示す温度ヒューズのオフ状態を示す断面
図
図
【図6】温度ヒューズを内蔵するパック電池の断面図
1…温度ペレット 2…接点板 3…電極 4…金属ケース 5…リード線 6…オンスプリング 7…オフスプリング 8…絶縁板 9…絶縁材 10…温度ヒューズ 11…電池
Claims (2)
- 【請求項1】 設定温度になると気化する温度ペレット
(1)を内蔵し、温度ペレット(1)が直接にあるいは間接に
接点板(2)を電極(3)に押圧してオン状態を保持し、設定
温度になると温度ペレット(1)が気化して接点板(2)が電
極(3)から離れてオフ状態となる温度ヒューズにおい
て、 接点板(2)が形状記憶合金で、形状記憶合金の接点板(2)
は、温度ペレット(1)が気化する温度ないしはその近傍
の温度になると、オフ状態となる形状に変形するように
構成されてなることを特徴とする温度ヒューズ。 - 【請求項2】 筒状の金属ケース(4)と、この金属ケー
ス(4)に軸方向に移動できるように内蔵されている接点
板(2)と、金属ケース(4)の一端に金属ケース(4)から絶
縁して固定されている電極(3)と、金属ケース(4)に接続
されているリード線(5)と、接点板(2)を電極(3)に弾性
的に押圧するオンスプリング(6)と、このオンスプリン
グ(6)を介して接点板(2)を電極(3)に押圧し、かつ設定
温度になると気化する温度ペレット(1)と、接点板(2)を
電極(3)から離す方向に弾性的に押圧しているオフスプ
リング(7)とを備え、設定温度よりも低い温度において
は、温度ペレット(1)がオンスプリング(6)を介して接点
板(2)を電極(3)に押圧してオン状態となり、設定温度よ
りも高くなると温度ペレット(1)が気化してオフスプリ
ング(7)が接点板(2)を電極(3)から離してオフ状態とす
るように構成されてなる温度ヒューズにおいて、下記の
全ての構成を有することを特徴とする温度ヒューズ。 (a) 接点板(2)は形状記憶合金である。 (b) 形状記憶合金である接点板(2)は、温度ペレッ
ト(1)が気化する温度ないしはその近傍温度になると、
外周が金属ケース(4)から離れてオフ状態となる形状に
変形するように構成されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22192495A JPH0963441A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温度ヒューズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22192495A JPH0963441A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温度ヒューズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0963441A true JPH0963441A (ja) | 1997-03-07 |
Family
ID=16774298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22192495A Pending JPH0963441A (ja) | 1995-08-30 | 1995-08-30 | 温度ヒューズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0963441A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100763719B1 (ko) * | 2003-10-28 | 2007-10-04 | 엔이씨 쇼트 컴포넌츠 가부시키가이샤 | 감온 펠릿형 온도 퓨즈 및 감온 펠릿의 제조 방법 |
US7843307B2 (en) | 2007-10-05 | 2010-11-30 | Nec Schott Components Corporation | Thermal fuse employing thermosensitive pellet |
CN102637552A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-15 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种力热保险装置 |
JP2015092472A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-05-14 | サーム−オー−ディスク・インコーポレイテッド | 熱遮断装置 |
-
1995
- 1995-08-30 JP JP22192495A patent/JPH0963441A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100763719B1 (ko) * | 2003-10-28 | 2007-10-04 | 엔이씨 쇼트 컴포넌츠 가부시키가이샤 | 감온 펠릿형 온도 퓨즈 및 감온 펠릿의 제조 방법 |
US7843307B2 (en) | 2007-10-05 | 2010-11-30 | Nec Schott Components Corporation | Thermal fuse employing thermosensitive pellet |
CN102637552A (zh) * | 2012-04-19 | 2012-08-15 | 中国工程物理研究院电子工程研究所 | 一种力热保险装置 |
JP2015092472A (ja) * | 2013-10-02 | 2015-05-14 | サーム−オー−ディスク・インコーポレイテッド | 熱遮断装置 |
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