JPH09630A - 医療装置 - Google Patents
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Abstract
る支持部又はカテーテルハブを通る血液の流れを遅らせ
る、単純かつコスト的に効果のある手段を提供する。 【解決手段】カテーテル組立体1は、ハウジング10内
で針2が配置される位置と、カテーテルの末端28から
先端4が延び、患者を刺す位置との間で移動可能な鋭い
先端を有する中空の針2を含む。カテーテル28及びカ
テーテルハブ26は、カテーテルハブ支持部に支持され
るカテーテル組立体を形成する。カテーテルハブ支持部
20は一体成形され、かつガスケット30及び32を含
む。ガスケット30は、針2が、患者からハウジング1
0内の針保護位置に引っ込められるとき、針2の外側を
拭う。ガスケット32の機能はカテーテルハブ26とカ
テーテルハブ支持部20との間で血液の流れを遅らせる
ことにある。
Description
特に患者の皮膚に刺すための鋭い先端部を有する中空の
針を含む静脈用カテーテルのような医療装置に関する。
は、医療関係者が、カテーテル装置によって患者を治療
するとき、患者の皮膚に鋭い針頭を刺すところで、際立
った危険にさらされる。医療関係者は、肉体的接触又は
感染した針(針を刺すこと)を偶然刺すことによって感
染してきた。医療関係者を、うっかりと針を刺すことか
ら保護することが望ましいだけでなく、患者の血液との
接触からの保護することが望ましい。使用前後の双方
で、針を保護するための公知の装置が、欧州特許第05
99564号で説明されており、その中で、針はハウジ
ング内に配置され、かつ引っ込められた位置と第2の伸
ばされた位置との間で変位できる。上記第1と第2の位
置の間で針を変位するための手段が備えられている。ハ
ウジングの初期開放端部をシールするためのシール手段
が、少なくとも初めは変位手段に連結される。上記第1
の引っ込められた位置から上記第2の位置に針が変位す
る間、シール手段は、ハウジングの開放末端部方向に向
かってシール位置に移動させられ、次いで上記シール位
置でハウジングの内部をほぼシールするように固定され
る。シール手段は、プラグ、例えば、気泡プラスチック
材料のプラグを含むため、針がハウジング内の引き込ま
れた位置に引き込まれたとき、針は、針を拭うプラグを
通過するので、針に付着した血液のような液体はプラグ
によって吸収され、そして該プラグは、最終的にシール
手段をシールするように膨張し始める。結果として、針
は、液体の付着を本質的に免れ、かつハウジング内部へ
の液体滴下の危険がない。
られるシール及びプラグの利用は製造コストが高くつ
く。欧州特許第0408290号は、カテーテルからの
血液の漏出による患者の血液との接触から医療関係者を
保護する手段を説明しており、該カテーテルは、針ガー
ドの突出部の開放末端部に限局して形成するガスケット
を含み、該突出部上にはカテーテルのハブが支持させら
れている。適所に形成されたガスケットは、針ガードが
針に沿って滑動し、かつガスケットは、針の外面とカテ
ーテルの内面との間の環状キャップを通って針ガードの
中に血液が逆流するのを防ぐ。この解決は、カテーテル
組立体の製造コストを増大させるガスケットを限局して
形成しなければならない点で、幾分面倒である。
用カテーテルのような医療装置の一部を形成する支持部
又はカテーテルハブを通る血液の流れを遅らせる、単純
かつコスト的に効果のある手段を提供することにある。
皮膚を刺す鋭い先端部を有する中空の針と、針をハウジ
ングに対して長手方向に移動させ、かつ使用後に針をハ
ウジング内の針保護位置に引っ込めるために用いられる
移動手段と、針の通路のための孔を有するカテーテルハ
ブ支持部と、ハウジング内への血液の流れを遅らせるシ
ール手段とを含むカテーテル組立体において、カテーテ
ルハブ支持部及びシール手段は、完全な一体成形として
形成されていることを特徴とする。シール手段は、カテ
ーテルハブ支持部の基端部に形成されるのが好ましく、
かつさらなるシール手段は、カテーテルハブ支持部の末
端部に形成される。 カテーテルハブ支持部は、ハウジ
ング内に開放末端部部に隣接して完全に配置されるのが
望ましい。
図を参照して、実施例として説明される。図示するよう
に、カテーテル組立体1は、鋭い先端部4を有する中空
の針2を含む。針2の基端部は、流出チャンバー8を構
成する中空の針のハブ6にしっかりと取付けられる。流
出チャンバー8の基端部は、多孔プラグ11によって閉
塞される。針のハブ6は、ハウジング10内を滑動する
ように配置される。ウェブ12は、針のハブ6の各側面
からハウジング10の溝(図示せず)を通って延び、公
知の鋸歯刻みを入れた把手14を支持する。以下に説明
するように、針2及び針のハブ6をハウジングの内部に
沿って長手方向に移動させようようとするとき、使用者
が把手14を握るのは明らかである。図2に示すよう
に、使用準備の位置で、中央孔22が形成されたカテー
テルハブ支持部20が、共に前方に移動するために、針
のハブのすぐ前方に配置される。図示するように、針2
は、孔22を貫通する。ハブ支持部20の環状で前向き
のフランジ24は、中空のカテーテル28を含む組立体
の一部を形成するカテーテルハブ26を支持する。
(特に図7に示す)であって、かつガスケット30の形
態でハブ支持部20の基端部に配置される第1のシール
手段及びガスケット32の形態でフランジ24の自由端
部に配置される第2のシール手段を含む。ハウジング1
0の末端部は開放であるが、ドア40が、ハウジング1
0の末端部での滑動のために取付けられ、該ドア40
は、図8と図9に示され、針2がハウジング10から飛
び出すいかなる移動も遮る第1の位置と、図1,図3と
図5で示され、ドアの孔がハウジング10の開放端部と
整合してハウジング10の内部に及び内部からの針2の
移動を可能とする第2の位置との間で移動する。ハウジ
ング10のドアの配置は、我々の欧州特許出願第96.
300115.1でより十分に説明されている。突起3
6が、公知の方法で、ハウジング10の上(図示のよう
に)面に形成される。図1と図2に示す使用準備位置に
おいて、針2は、針のハブ6とともにハウジング10内
に完全に配置され、従って、把手14は、ハウジング1
0の末端部に隣接して配置される。ドアは、このドア4
0の孔がハウジング10の開放末端部と整合する第2の
位置である。
置から図3と図4に示される患者を刺す位置に変位させ
るために、把手14が握られ、針のハブ6,カテーテル
ハブ支持部20を、針2及びカテーテルハブ26及びカ
テーテル28とともに公知の方法でハウジングの内部に
沿って移動させる。把手14の移動は、ハブ支持部20
のハウジング10の末端との係合によって制限され、該
ハウジング10の末端では、公知の方法で(欧州特許第
0599564号参照)、上記ハブ支持部が固定され
る。針2及びカテーテル28の寸法は、突き刺しに備え
て、針2の鋭い先端部4が、公知の方法でカテーテル2
8の開放自由端部から若干延在している。ひとたび、患
者の皮膚への貫通が遂げられ、かつカテーテル28の先
端部が患者の静脈内に位置すると、把手14は、針2を
カテーテル28及びカテーテルハブ26を通って図5及
び図6に示す位置までハウジング10の内部に引き戻す
ために握られる。針2が、ハブ支持部20の孔22に沿
って後退するとき、ガスケット30は、針2の外側を効
果的に拭い、かつハウジング10の内部への血液の流れ
を遅らせることは明らかである。カテーテルハブ26及
びハブ支持部20との間で血液の流れを遅らせること
は、ガスケット32の機能である。
ルハブ支持部20の孔22内に配置され、全体的にハウ
ジング10の前方端部内に近接して存続すると、その
後、カテーテルハブ26を、患者の血液が付着している
かもしれないカテーテルハブ支持部20の末端部に医療
関係者がうっかりと触る危険を伴わず、支持部20(図
8及び図9参照)から外すことができる。カテーテルハ
ブ26が支持部20から外された後、ドア40は第1の
位置に移動され、第1の位置では、針2のハウジング1
0の末端部から突き出す移動を効果的に阻止する。知ら
れているように、針2の外面とカテーテル28の内面の
間の環状の隙間に沿って血液が伝わる可能性が常にある
が、全体的にカテーテルハブ支持部20をハウジング1
0内に位置させハウジング10の開放端部から離すこと
により、その後、使用者がカテーテル組立体に偶然接触
することは実質的に避けられる。上記説明の具体例で
は、ハブ支持部20の末端部は、ハウジング10内でハ
ウジング10の開放末端部から離れるように変位される
ので、その後使用者がハブ支持部20の末端部を触るこ
とは実質的に不可能である。ハブ支持部20をハウジン
グ10内に完全に入れるこの特徴は、カテーテルハブ2
6がハブ支持部20から離れたときに、カテーテル組立
体の使用者が、ハブ支持部20に付着した血液にうっか
りと触れることがないことを意味する。
ある。
た、図1のカテーテル組立体の平面図である。
護位置での種々の部品を伴って示された、図1のカテー
テル組立体の平面図である。
ともに、カテーテル組立体の一部を形成するカテーテル
ハブ支持及びシール手段を含む拡大した詳細断面図であ
る。
離された管状組立体の平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 患者の皮膚を刺す鋭い先端部4を有する
中空の針2と、針2をハウジング10に対して長手方向
に移動させ、かつ使用後に針2をハウジング10内の針
保護位置に引っ込めるために用いられる移動手段14
と、針2の通路のための孔22を有するカテーテルハブ
支持部20と、ハウジング10内への血液の流れを遅ら
せるシール手段とを含むカテーテル組立体において、 カテーテルハブ支持部20及びシール手段30は、完全
な一体成形として形成されていることを特徴とするカテ
ーテル組立体。 - 【請求項2】 シール手段30は、カテーテルハブ支持
部20の基端部に形成され、かつ、さらにシール手段3
2は、カテーテルハブ支持部20の末端部に形成されて
いる請求項1に記載のカテーテル組立体。 - 【請求項3】 カテーテルハブ支持部20は、全体的に
ハウジング10内に配置され、該ハウジング10の開放
末端部に隣接している請求項1又は請求項2に記載のカ
テーテルハブ組立体。
Applications Claiming Priority (3)
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