JP3408849B2 - カテーテル装置 - Google Patents

カテーテル装置

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JP3408849B2
JP3408849B2 JP29679793A JP29679793A JP3408849B2 JP 3408849 B2 JP3408849 B2 JP 3408849B2 JP 29679793 A JP29679793 A JP 29679793A JP 29679793 A JP29679793 A JP 29679793A JP 3408849 B2 JP3408849 B2 JP 3408849B2
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オルフ・ハリー・ワルベルグ
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ベーオーセー・オーメイダ・アクチェボラーグ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広くは輸液用カニューレ
に関し、より詳しくは、輸液用カニューレの使用前と使
用後との両方において、針と針の尖端とを保護するため
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例えば
エイズや肝炎のように、血液やその他の各種体液、或い
は体組織の小片等を媒介として医療従事者に感染するお
それのある重大な感染症が存在しているため、患者に診
療や処置を施すことには非常な危険がつきまとってい
る。なぜならば、その種の感染症の患者は誰でも、潜在
的感染源だからである。
【0003】HIV(いわゆるエイズ・ウイルス)が発
見されてからこれまでに、救急隊員や看護婦それに医師
等の医療従事者の多くが、例えば血液感染患者の処置に
際して使用した汚染針に物理的に接触したり、或いはそ
の汚染針を不注意にも突き刺したりしたために感染する
に至っている。
【0004】このような危険性の高い患者の診療に直接
に携わっている医療従事者を保護することを目的とし
て、これまでに注射器や輸液用カニューレの改良のため
に多くの努力が払われており、更には、汚染針との物理
的な接触を防止し、汚染針を不注意によって突き刺すと
いうことがないようにするための、注射器や輸液用カニ
ューレに装備する保護手段の開発にも多くの努力が払わ
れている。
【0005】その種の保護装置の一例は、米国特許公報
第4957488号に記載されている装置である。この
保護装置は、分割式の針の内側にカテーテルを装着する
ようにしており、また、針の抜取りを一旦開始したなら
ば、その針をうっかり前方へ移動させることがあって
も、それによってカテーテルに穴をあけてしまうのを防
止するための手段を装備している。また、針の全体を完
全に抜取った後に、例えば延長チューブの一部分等の、
他の部品の取外しを行なうようにしているが、これは感
染の危険という観点からは極めて不都合である。
【0006】上述の種類の保護装置の別の一例として、
米国特許公報第4950252号に開示されているもの
がある。この保護装置は、針を保護する針保護手段と協
働する細長いシース(鞘体)を使用している。初期状態
では、針とその針に支持されたカテーテルとが、シース
の一方の短辺から外部へ突き出している。針の抜取りを
行なう際に、針保護手段がシースに対して相対的に移動
することによって、その針がその針保護手段の中にしま
い込まれるようにしている。
【0007】上述の種類の保護装置の更に別の一例とし
て、米国特許公報第4917669号に記載されている
ものがあり、この保護装置は、細長いシースの中に針支
持手段を備えており、この針支持手段は、そのシースの
長手方向に移動自在にしてある。初期状態では、針はシ
ースの中に収容されている。針支持手段をシースに対し
て相対的に軸方向に移動させると、針とその針に支持さ
れたカテーテルとが、シースの一方の短辺から外へ突き
出る。また、カテーテルを患者の静脈に挿入したなら
ば、上の手順の逆を行なうことによって、即ち、針をシ
ースに対して相対的に後退させることによって、最終的
に針がシースによって包み込まれるようにしている。
【0008】米国特許公報第4850961号に記載さ
れている保護装置は、本発明に関する最も近い従来例を
提示していると考えられるものである。この保護装置に
おいても、針とその針に支持されたカテーテルとが、初
期状態では細長いシースの中に収容されている。更に、
この保護装置においても、針及びカテーテルを突き出さ
せるためには、針支持手段を操作するようにしており、
即ち、針支持手段をシースに対して相対的に軸方向へ移
動させるようにしている。その逆方向の操作である、針
を抜取る操作においては、その操作の最終段階で、針支
持手段を移動させるために使用している突起が、シース
に形成されている凹部に嵌合するようにしてあり、更
に、その突起を外部からは触れられないようにして、こ
の突起を再度使用して針を突き出させることを不可能に
している。しかしながら、この従来例に係る解決法は多
くの短所を抱えている。それら短所のうちの1つは、針
支持手段を移動させるために使用している突起が、針を
突出させた状態では、針の尖端から比較的離れた位置に
きてしまうことである。針を案内したり針の尖端の動き
を制御したりすることを、できるだけ正確に行なうため
には、できるだけその装置の前端部に近い位置を把持す
べきである。ところが、そのように、できるだけ前端部
の近くを把持するということが、うまくできない。その
原因は、その突起のある位置の近くを把持していない
と、針とその針に支持されたカテーテルとがシースの中
に引込んでしまうからである。この装置の更なる短所と
して、以下に徐々に述べて行くような短所もある。
【0009】以上のように、公知の従来例によって、使
用済の汚染されているおそれのある針から医療従事者等
を保護するための、様々な解決法が提供されている。し
かしながら、それら公知の解決法のいずれも、多かれ少
なかれ重大な短所を抱えている。米国特許公報第495
7488号に開示されている保護装置のように、針の使
用後に部品を緩めたり取外したりすることは、いうまで
もなく極めて不都合である。更に、米国特許公報第49
17669号や同第4850961号に記載されている
保護装置では、使用済の針を意図せずにうっかりと露出
させてしまうことがあり得ること、また、意図的に露出
させようとすればその露出ができてしまうことに、大き
な危険性が付随している。
【0010】米国特許公報第4917669号の装置で
は、針は、使用後には、その針を包み込むシースの中に
収容される。ところがこのシースの両端の短辺のうち、
そこをから針及びカテーテルが突き出してくる方の短辺
が開放されている。確かに、針の尖端はシースの中に位
置しているのであり、従ってこの装置を通常に使用して
いれば、その針の尖端にうっかりと接触してしまうとい
うような差し迫った危険性はないが、それでも尚、これ
は不都合なことである。即ち、使用済の針を、その装置
の一端の端部位置に固定しているロック機構は、その装
置の使用前に、その針をその端部位置に固定していたの
と同じロック機構である。好適実施例においては、この
ロック機構は、シースに設けた細長いスロットに形成し
た凹部を備えており、この凹部は更に、そのスロットの
うちの幅を狭くした部分であるスロット幅狭窄部を含ん
でおり、そして、それらの凹部とスロット幅狭窄部と
が、スロットを通って延在している針支持手段の操作部
材と協働する。これから分かるように、装置の使用に際
してロック機構が損傷する可能性があるにもかかわら
ず、このロック機構は、針が再度突き出すことを阻止す
るための適当な保護機能を備えていない。更には、使用
済みの針に付着している血液が、シースの開放されてい
る短辺や、シースに形成されているスロットを通って、
滴り落ちるおそれがあるという短所もある。
【0011】米国特許公報第4917669号に関する
上述の諸問題を解決することを試みたのが、米国特許公
報第4850961号の装置である。既述の如く、この
装置では、この装置の使用前と使用後との両方において
針を包み込むためのシースにスロットを形成してある。
このスロットを通り抜けて延在している突起があり、こ
の突起は針支持手段に連結していて、針を突き出させた
り引込めたりするときにはこの突起をシースに対して相
対的に移動させるようにする。針を使用した後には、こ
の突起を、シースに形成した凹部に嵌合するまで後退さ
せる。これによって、操作者はこの突起をその凹部から
外せなくなり、従ってこの突起を二度と移動させること
はできなくなる。この機構に関する問題の1つは、その
突起を、その意図した位置に達するまで後方へ移動させ
るのに、何らかの道具即ち先の尖ったものがなければ、
それを行なうことが実際上不可能だということである。
より小型のカテーテル・ハウジングを備えたカテーテル
を使用することによって、そこから針とその針に支持さ
れたカテーテルとが突き出すところのシースの短辺の開
口の寸法を小さくすることがこれまでは可能であった。
このことは利点と考えられるかも知れないが、このよう
な解決法は却下されねばならず、それは、採用している
カテーテルを、他のメーカーが生産している医療機器に
使用することはできないからであり、このことは、現在
では効率的な健康管理を行なうための条件となってい
る。更には、針に付着している血液が、シースの短辺の
開口やシースに形成したスロットを通して、その針から
滴り落ちるという問題に対して、これまでは何ら対処す
ることができなかった。しかもそのことによって、明ら
かに、その装置を使用する医療従事者は感染の危険にさ
らされている。
【0012】更にもう1つの大きな短所は、従来例に係
る解決法は、その殆どが込み入ったものであり、そのた
め構成が複雑であり、それによって生産コストが比較的
高くなっていたということである。
【0013】本発明の第1の目的は、使用前と使用後と
の両方において針を保護する装置であって、カテーテル
を患者の血管や体組織に挿通した後に針を引き抜く際
の、その通常の操作に伴って自動的に作動される装置を
提供することにある。
【0014】本発明の第2の目的は、初期段階におい
て、操作の仕方並びに力の加え方という点で従来の装置
と同じように容易に使用することのできる、その種の装
置を提供することにある。
【0015】本発明の第3の目的は、装置の使用後即ち
保護手段の作動後に、主としてその針の尖端を、意図せ
ずにうっかりと露出させてしまうことも防止し、また、
意図的に露出させようとすることも阻止する、高度の安
全性を確保したその種の装置を提供することにある。
【0016】本発明の第4の目的は、針に付着している
体液を吸収するための手段を備えたその種の装置を提供
することにある。
【0017】本発明の第5の目的は、針を使用して引き
抜き、その最終位置まで後退させた後、他の医療機器を
カテーテル・ハウジングに接続するまでの間、そのカテ
ーテル・ハウジングから血液等の体液が溢出即ち漏出す
ることを防止することのできる、その種の装置を提供す
ることにある。
【0018】更に、本発明に係る装置は、様々な種類の
輸液用カニューレの実施例に使用し得るものとすること
も目的とし、また、簡明な構成で生産コスト的に優れた
ものとすることも目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、医療機
器に備えられている針を該医療機器の使用前と使用後と
の両方において保護する装置は、前端部と後端部とを有
する細長い管形状のシースと、引込側の端部位置である
第1端部位置と突出側の端部位置である第2端部位置と
の間で移動自在であるようにして前記シースの中に配置
した、尖端を有する針と、初期状態では前記針に支持さ
れているカテーテルと、前記針を前記第1端部位置と前
記第2端部位置との間で移動させるための装着部材とを
備えており、そして更に、前記シースの初期状態では開
放している前記前端部を封止するための封止手段を前記
装着部材に取外し可能に接続してあり、前記封止手段を
更に前記カテーテルに取外し可能に接続してあり、前記
針が引込側の端部位置である前記第1端部位置から突出
側の端部位置である前記第2端部位置へ移動するとき
に、前記封止手段が、前記シースの前記前端部へ向かう
方向へ移動させられて封止位置へ移動させられるように
してあり、前記封止手段が前記封止位置に固定されるこ
とによって前記シースの前記前端部を実質的に封止する
ようにしてあることを特徴としている。
【0020】
【実施例】以下に図面を参照しつつ、本発明の実施例に
ついて説明して行く。図1〜図6は、模式的に図示した
輸液用カニューレ2に装備した、一実施例に係る保護装
置を示している。輸液用カニューレ2はその主たる部分
が、前端部6と後端部8とを有する細長い管形状のシー
ス4で構成されている。シース4の前端部6は初期状態
では開放しており、一方、後端部8は開放していても閉
じていてもどちらでも良い。シース4には、輸液用カニ
ューレ2の長手方向に延在するスロット10を少なくと
も1本設けるようにしている。スロット10はその後端
部の近傍にスロット幅狭窄部14を備えている。スロッ
ト幅狭窄部14の機能については後に説明する。
【0021】輸液用カニューレ2の中には、鋭い尖端2
0を有する針18を装着するための装着部材16を備え
ている。装着部材16(図2参照)は図示の実施例では
2枚の翼状部22を備えており、それら翼状部22は夫
々に対応した連結支持部24を介して装着部材16の本
体部分に連結している。特に図2によって明らかなよう
に、各々の連結支持部24はシース4に形成されている
スロット10を通って延在しており、これによって、翼
状部22はシース4の外側に、そして、装着部材16の
本体部分はシース4の内側に、夫々位置させるようにし
ている。連結支持部24の厚さ寸法は、スロット10の
通常幅の部分の幅寸法に合わせてある。以上の構成によ
り、装着部材16とそれに装着した針18とを、シース
4のスロット10に沿って、この輸液用カニューレ2の
長手方向へ移動させることができるようにしている。
【0022】針18は、カテーテル・ハウジング28を
備えたカテーテル26を支持している(これについては
特に図5を参照のこと)。カテーテル・ハウジング28
は封止手段30に、取外し可能に接続してある。更に封
止手段30は、針18と装着部材16とによって、カテ
ーテル・ハウジング28と装着部材16との間の位置に
支持されており、この封止手段30は、初期状態では開
放している前端部6を実質的に封止するために備えた手
段である。図6から明らかなように、封止手段30は通
路32を備えており、この通路32は、針18の軸心と
同軸的な位置関係で、封止手段30を貫通して延在して
いる。通路32は、その断面形状を円形とすることが好
ましく、その場合、その内径寸法を針18の外径寸法と
等しいか或いはそれより僅かに大きくしておくようにす
る。
【0023】封止手段30の両端部のうち、針18の尖
端20とは反対側を向いている方の端部には、小室ない
し凹部34を設けてあり、また、それとは反対側の封止
手段30の端部である前端部には、別の凹部41を設け
てある。凹部34の突き当たり部分の壁面の、通路32
の口縁部を中心とした部分には、円錐形の突出部36を
形成してあり、この突出部36の機能については後に説
明する。封止手段30の外側寸法はシース4の内側寸法
に合わせてある。図示の実施例では、封止手段30は、
その断面形状をシース4の内側の形状に合わせた円形形
状としてあり、また、その外径寸法をシース4の内側の
中央部分の内径寸法と等しいか或いはそれより僅かに小
さくなるようにしている。ただし、シース4及び封止手
段30の断面形状は円形に限られず、例えば六角形等の
断面形状としても良い。
【0024】図1及び図2に示したのは使用準備完了状
態であり、この状態にあるときには装着部材16はシー
ス4の後端部8のすぐ近くに位置している。更にこのと
きには、装着部材16の連結支持部24は、スロット幅
狭窄部14よりも更に後端部8に近い側に位置してお
り、また、針18とこの針18に支持されたカテーテル
26とはシース4の中にあって保護されている。針18
とカテーテル26とを、この使用準備完了状態における
位置から、図3に示した穿刺準備完了状態における位置
へ移動させるには、翼状部22に押圧力を加えるように
する。これを行ない易いように、シース4の外側には、
手で握ったときに滑らないようにするための突起38、
40を形成してある。この移動に際しては、最初に、ス
ロット幅狭窄部14を通過させねばならないために、や
や大きな押圧力を必要とする。このスロット幅狭窄部1
4を通過してしまえば、後は大きな力を加えずとも、針
18を支持している装着部材16を、初期状態では開放
しているシース4の前端部へ向けて摺動させて行くこと
ができる。
【0025】装着部材16が、移動の最終位置である穿
刺準備完了状態の位置へ到達するときには、封止手段3
0の外周に形成してある突起43が、局所的縮径部12
(この局所的縮径部12は、例えば傾斜面として形成し
ておくようにする)を通過して、はっきりと聞こえるク
リック音を発して凹部13に係合する。凹部13及びシ
ース4の断面形状を円形形状とする場合には、凹部13
の内径寸法をシース4の内径寸法と等しいか或いはそれ
よりも僅かに大きくしておく。このように局所的縮径部
12を通過させて突起43を凹部13に係合させるの
に、特に大きいと感じられる程の力を加える必要はな
い。装着部材16が封止手段30を支持しており、そし
てこの封止手段30を貫通して針18が延在しているの
であるが、この封止手段30は、一旦局所的縮径部12
を通過したならば、シース4の前端部に不動状態に固定
されて、シース4の前端部を実質的に封止するようにな
る。そしてこれによって、この装置は図3の穿刺準備完
了状態に到達したことになる。この穿刺準備完了状態に
あるときには、カテーテル・ハウジング28が封止手段
30によって支持され、更にその封止手段30が装着部
材16によって支持されており、そして、その装着部材
16に連結している2つの翼状部22が、処置者の親指
と中指とが当接する把持面を提供している。
【0026】針18及びこの装置のその他の部分を引込
めるには以上に説明した移動を逆方向に行なえば良く、
このときには突起38、40が、例えば人差し指を当接
させるための当接部として機能する。後端部の近くのス
ロット幅狭窄部14までは、特に大きな力を加えること
なく装着部材16を摺動させて戻すことができる。装着
部材16をこうして後方へ移動させている間は、針18
の外周面とカテーテル26の内周面との間に発生する摩
擦力のために、カテーテル26に対してもシース4の前
端部6へ向かう方向の力が作用しているが、針18がカ
テーテル26から完全に抜取られたならば、カテーテル
・ハウジング28と封止手段30との間の取外し可能な
液密の接続構造が体液(血液等)の漏出を防止するよう
になる。ここで更に大きな力を加えることにより、後端
部の近くのスロット幅狭窄部14を通過することがで
き、これによって、針18の尖端20が封止手段30の
凹部34の中へ入る。
【0027】上で述べたように、このとき封止手段30
はシース4の前端部に不動状態に固定されているため、
針18は封止手段30の通路32の中を移動して行き、
最終的にはこの通路32から完全に抜き出される。この
状態となったならば、輸液用カニューレ2をカテーテル
・ハウジング28から取外すことができ、取外したなら
ばそのカテーテル・ハウジング28を速やかに他の医療
機器等に接続する。この装置は、体液(血液等)の漏出
を防止するための手段(実施例では栓部材であり、この
栓部材については後に詳述する)を備えることによっ
て、他の医療機器等へ接続するまでの間、この状態に安
全に保っておくことができるようにしてある。
【0028】凹部34の突き当たり部分の壁面の形状を
本実施例のようにしたこと、即ち、その壁面の通路32
の口縁部の周囲の部分を円錐形の突出部としたことによ
り、また、それと共に、ロック手段として機能する後端
部のスロット幅狭窄部14を設けたことにより、装着部
材16とそれに支持されている針18とが、このとき既
に実質的に封止されているシースの前端部6の方へ再び
移動するということは実際上殆どあり得ないものとなっ
ている。それがあり得ないのは、1つには、針18の尖
端20が、通路32の口縁部を中心とした円錐形の突出
部36の傾斜した側面にあたって脇へそれて行こうとす
るからであり、もう1つには、そのロック手段を通過す
るためにはより大きな力が必要だからである。これらに
よって、針18が封止手段30の通路32の中へ再び入
ることは、殆どあり得ないものとなっているのである。
【0029】この輸液用カニューレの使用後に針18に
付着した体液(血液等)が、封止手段30に形成されて
いる通路32やシース4のスロット10を通って滴り落
ちるのを防止するために、図6に示したように前述の小
室ないし凹部41の中か或いは通路32の中に栓部材4
2を装着して、初期状態において針18がこの栓部材4
2を貫通しているようにしておき、しかもこの栓部材4
2を、体液(血液等)に接触したならば膨張するものと
しておくことが好ましい。この栓部材のための適当な材
料としては、例えば、多数の連続気泡を含有している気
泡プラスチック等がある。こうしておけば、針18を引
込めるときにその針18が栓部材42によって清拭され
る。針18に付着していた体液(血液等)を吸収した栓
部材42は膨張を開始し、最終的には、針18が完全に
引込んだときに通路32を封止する。従って、針18に
付着していた体液はその殆ど全てが拭い取られてしまう
ため、体液が滴り落ちるおそれが皆無となる。栓部材4
2は更に、通路32を通って体液が漏出してくるのを防
止しており、そのためカテーテル・ハウジング28をゆ
っくりと落ち着いて患者に固定することができ、それを
固定した後に、おもむろに輸液用カニューレをカテーテ
ル・ハウジング28から取外して、そのカテーテル・ハ
ウジング28を他の医療機器等に接続することができ
る。
【0030】従って、ここに提供する輸液用カニューレ
は、その輸液用カニューレの使用前と使用後との両方に
おいて、針がそれを包み込むシースによって保護され
る。そして、そのための保護装置は、医療機器の通常の
取扱い操作を行なうだけで、即ち針を患者の静脈や体組
織から抜取るという動作を行なうだけで、自動的に作動
する。
【0031】この輸液用カニューレは、コンパクトな構
成であるため片手だけで取扱うことができ、このことは
医療処置を行なう上で好ましいことである。また外形の
寸法が小さいため、患者の皮膚と針との間の角度を非常
に小さな鋭角とすることができ、このことはカテーテル
を患者の皮膚に固定する上で利点となる。
【0032】「輸液用カニューレの使用後にその針が、
その針の保護側(引込側)の端部位置から移動すること
を実質的に防止しているロック手段」と、「封止手段
の、その前端部とは反対側を向いた壁面の、通路の口縁
部を中心とした部分の形状」とによって、輸液用カニュ
ーレの使用後には、その針を意図的に露出させることも
阻止されており、また、その針を意図せずにうっかりと
露出させてしまうことも防止されているため、高度の安
全性が得られている。
【0033】更には、体液と接触することによって膨張
する栓部材を備えることによって、輸液用カニューレ
の、初期状態では開放している前端部が確実に完全に封
止されることに加えて、針に付着した血液等が、封止手
段に形成されている通路やシースに形成されているスロ
ットを通って滴り落ちることも防止される。
【0034】図7〜図13は、模式的に図示した輸液用
カニューレ2’に装備した、好適実施例に係る保護装置
を示している。輸液用カニューレ2’はその主たる部分
が、前端部6と後端部8とを有する細長い管形状のシー
ス4で構成されている。シース4の前端部6は初期状態
では開放しており、一方、後端部8は開放していても閉
じていてもどちらでも良い。シース4には、輸液用カニ
ューレ2’の長手方向に延在するスロット10を少なく
とも1本設けるようにしている。シース4の内部には、
その後端部8の近傍に、互いに向きあった一対の突起1
4’で形成したロック手段を設けてあり、それら突起1
4’は、それらの間に隙間15’を画成しており、この
隙間15’が、後に説明するように、装着部材16’に
設けてある1つないし複数の突起25と協働する。突起
25は、輸液用カニューレ2’が図7及び図8に示す使
用準備完了状態にあるときには、一対の突起14’の背
後に、即ちそれら突起14’より後端部に近い側に位置
している。
【0035】輸液用カニューレ2’の中には、鋭い尖端
20を有する針18を支持するための装着部材16’を
備えている。装着部材16’(図8参照)は、図示の好
適実施例では2枚の翼状部22’を備えており、それら
翼状部22’は夫々に対応した連結支持部24を介して
装着部材16’の本体部分に連結している。特に図8に
よって明らかなように、各々の連結支持部24はシース
4に形成されているスロット10を通って延在してお
り、これによって、翼状部22’はシース4の外側に、
そして、装着部材16’の本体部分はシース4の内側
に、夫々位置させるようにしている。連結支持部24の
厚さ寸法は、スロット10の通常幅の部分の幅寸法に合
わせてある。以上の構成により、装着部材16’とそれ
に装着した針18とをシース4のスロット10に沿っ
て、この輸液用カニューレ2’の長手方向へ移動させる
ことができるようにしている。容易に理解されるよう
に、その移動の最初の段階では、突起25に突起14’
を乗り越えさせるための余分な力が必要とされる。尚、
突起25と突起14’とは、それらのうちのいずれか一
方もしくは両方を、可撓性を備えたものとしておく。
【0036】針18は、カテーテル・ハウジング28を
備えたカテーテル26を支持している(これについては
特に図11を参照のこと)。カテーテル・ハウジング2
8は封止手段30’に、取外し可能に接続してある。更
に封止手段30’は、針18と装着部材16’とによっ
て、カテーテル・ハウジング28と装着部材16’との
間の位置に支持されており、この封止手段30’は、初
期状態では開放している前端部6を実質的に封止するた
めに備えた手段である。図12から明らかなように、封
止手段30’は通路32を備えており、この通路32
は、針18の軸心と同軸的な位置関係で、封止手段3
0’を貫通して延在している。通路32は、その断面形
状を円形とすることが好ましく、その場合、組立後の状
態において、この通路32の少なくとも一部分における
内径寸法が針18の外径寸法と等しくなるようにしてお
く。またそうするためには例えば、その少なくとも一部
分における内径寸法が、組立前の状態において、針18
の外径寸法よりも僅かに小さくしておくようにすれば良
い。
【0037】封止手段30’の両端部のうち、針18の
尖端20とは反対側を向いている方の端部には、装着部
材16’に接続するための凹部34を設けてある。この
凹部34の突き当たり部分の壁面の、通路32の口縁部
を中心とした部分には、円錐形の突出部36を形成して
ある。封止手段30’の外側寸法はシース4の内側寸法
に合わせてある。図示の実施例では、封止手段30’
は、その断面形状をシース4の内側の形状に合わせた円
形形状としてあり、また、その外径寸法をシース4の内
側の中央部分の内径寸法と等しいか或いはそれより僅か
に小さくなるようにしている。ただしシース4及び封止
手段30’の断面形状は円形に限られず、例えば六角形
等の断面形状としても良い。
【0038】図7及び図8に示したのは使用準備完了状
態であり、この状態にあるときには装着部材16’はシ
ース4の後端部8のすぐ近くに位置している。更にこの
ときには、装着部材16’の連結支持部24は、後端部
8の近くに位置しており、また、針18とこの針18に
支持されたカテーテル26とはシース4の中にあって保
護されている。針18とカテーテル26とを、この使用
準備完了状態における位置から、図9に示した穿刺準備
完了状態における位置へ移動させるには、翼状部22’
に押圧力を加えるようにする。これを行ない易いよう
に、シース4の外側には、手で握ったときに滑らないよ
うにするための突起38、40を形成してある。この移
動に際しては、その最初の段階で、装着部材16’に設
けてある突起25に、突起14’を乗り越えさせ、通過
させる必要があり、そのため大きな押圧力を必要とす
る。このとき装着部材16’には封止手段30’が、取
外し可能にではあるが接続されており、図13に示すよ
うに、寸法「A」が隙間15’の幅寸法「B」よりも大
きいため、突起25は、突起14’の上を乗り越えて通
過することができる。突起25が、突起14’を乗り越
えてしまいさえすれば、後は大きな力を加えずとも、針
18を支持している装着部材16’を、初期状態では開
放しているシース4の前端部6へ向けて摺動させて行く
ことができる。
【0039】装着部材16’が、移動の最終位置である
穿刺準備完了状態の位置へ到達するときには、封止手段
30’の外側に形成してある突起43が、局所的突出部
12(この局所的突出部12は、例えば傾斜面として形
成しておくようにする)を通過して凹部13に係合し、
このとき、はっきりと聞こえるクリック音を発する。こ
のように、局所的突出部12を通過させて突起43を凹
部13に係合させるのに、特に大きいと感じられる程の
力を加える必要はない。装着部材16’が封止手段3
0’を支持しており、そしてこの封止手段30’を貫通
して針18が延在しているのであるが、この封止手段3
0’は、一旦局所的突出部12を通過したならば、シー
ス4の前端部に不動状態に固定されて、シース4の前端
部を実質的に封止するようになる。そしてこれによっ
て、この装置は図9の穿刺準備完了状態に到達したこと
になる。この穿刺準備完了状態にあるときには、カテー
テル・ハウジング28が封止手段30’によって支持さ
れ、更にその封止手段30’が装着部材16’によって
支持されており、そして、その装着部材16’に連結し
ている2つの翼状部22’が、処置者の親指と中指とが
当接する把持面を提供している。
【0040】針18を引込めるには、以上に説明した移
動を逆方向に行なえば良く、このときには突起38、4
0が、例えば人差し指を当接させるための当接部として
機能する。装着部材16’を後端部8まで戻すのに、特
に大きな力を加える必要はない。装着部材16’を、こ
うして後方へ移動させている間は、針18の外周面とカ
テーテル26の内周面との間に発生する摩擦力のため
に、カテーテル26に対してもシース4の前端部6へ向
かう方向の力が作用しているが、針18がカテーテル2
6から完全に抜取られたならば、カテーテル・ハウジン
グ28と封止手段30’との間の取外し可能な液密の接
続構造が体液(血液等)の漏出を防止するようになる。
ここで更に大きな力を加えることにより、上述のロック
手段14’の上を移動して行くことになり、また、これ
によって、針18の尖端20が封止手段30’の通路3
2の中へ入って行く。既に述べたように、このとき封止
手段30’はシース4の前端部に不動状態に固定されて
おり、そして、針18の尖端20は、この封止手段3
0’の通路32の中で停止する。この状態となったなら
ば、輸液用カニューレ2’を、カテーテル・ハウジング
28から取外すことができ、取外したならばそのカテー
テル・ハウジング28を速やかに他の医療機器等に接続
する。
【0041】通路32の以上のように構成したこと、そ
れに、突起25とロック手段14’とを備えたことによ
って、装着部材16’とそれに支持されている針18と
が、このとき既に実質的に封止されているシースの前端
部6の方へ再び移動するということが、実際上殆どあり
得ないものとなっている。それがあり得ないのは、突起
14’によって画成されている隙間15’の中に、この
とき位置している突起25によって、装着部材16’が
その最終位置に固定されているからである。突起25の
寸法「C」は、隙間15’の寸法「B」より小さい(図
13参照)。
【0042】通路32を封止するために、この通路32
の少なくとも一部分における内径寸法を針18の外径寸
法と等しくした上、針18をこの通路32の中に位置さ
せるようにしている。そして実際には、この通路32を
(より正確には円錐形の突出部36を)、その内径寸法
が針18の外径寸法より僅かに小さくなるように形成す
るようにしている。使用材料が幾らかの可撓性を有する
ものであるため、この装置の組立時には、針18を通路
32の中へ押し込むことができる。この後、その使用材
料に応力緩和が発生して、通路32は、その内径寸法が
針18の外径寸法と実質的に等しくなる。従って、この
装置は、輸液用カニューレ2’が、即ち封止手段30’
が、カテーテル・ハウジング28から分離されるまで、
液密状態を維持する。
【0043】従って、ここに提供する輸液用カニューレ
は、その輸液用カニューレの使用前と使用後との両方に
おいて、針がそれを包み込むシースによって保護され
る。そして、そのための保護装置は、医療機器の通常の
取扱い操作を行なうだけで、即ち針を患者の静脈や体組
織から抜取るという動作を行なうだけで、自動的に作動
する。
【0044】この輸液用カニューレは、コンパクトな構
成であるため片手だけで取扱うことができ、このことは
医療処置を行なう上で好ましいことである。また外形の
寸法が小さいため、患者の皮膚と針との間の角度を非常
に小さな鋭角とすることができ、このことはカテーテル
を患者の皮膚に固定する上で利点となる。
【0045】「輸液用カニューレの使用後にその針が、
封止手段の通路の中のその針の保護側(引込側)の端部
位置から移動することを実質的に防止しているロック手
段」と、「封止手段それ自体の構成」とによって、輸液
用カニューレの使用後には、その針の尖端を意図的に露
出させることも阻止されており、また、その針の尖端を
意図せずにうっかりと露出させてしまうことも防止され
ているため、高度の安全性が得られている。
【0046】これらの手段を備えたことによって、この
輸液用カニューレの、初期状態では開放している前端部
が、確実に完全に封止されるようになっている。
【0047】以上に説明した実施例に対しては様々な変
更を加えることができる。例えば、輸液用カニューレの
シースに設けるスロットの本数を1本だけとすることも
可能である。また、スロットの形態を異なったものとす
ることもできる。スロット幅狭窄部や、突起と凹部とで
構成したロック機構を、異なった種類のロック機構に替
えても良い。例えば、スロットの長手方向に対して直交
する方向に突き出た形の凹部を形成し、装着部材の本体
とその操作用の翼状部との間の連結支持部が、その凹部
に嵌り込むようにすることも考えられる。封止手段の通
路を封止するための栓部材も、上で説明したものに替え
て、ゴム製としたり、或いはゴムとフェルト材料との組
合せとし、針を引込めた後にそれらが膨張して通路を封
止するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用準備完了状態にある本発明の一実施例に係
る輸液用カニューレを模式的に示した側面図である。
【図2】使用準備完了状態にある図1に示した輸液用カ
ニューレの部分断面上面図である。
【図3】穿刺準備完了状態にある図1に示した輸液用カ
ニューレの側面図である。
【図4】針の抜き取りを開始した直後の状態の、図1に
示した輸液用カニューレの側面図である。
【図5】初期状態ではこの輸液用カニューレの針に支持
されていたカテーテルから取り外した状態の、図1に示
した輸液用カニューレの側面図である。
【図6】図1に示した輸液用カニューレの封止手段の断
面図である。
【図7】使用準備完了状態にある本発明の好適実施例に
係る輸液用カニューレを模式的に示した部分断面側面図
である。
【図8】使用準備完了状態にある図7に示した輸液用カ
ニューレの部分断面上面図である。
【図9】穿刺準備完了状態にある図7に示した輸液用カ
ニューレの側面図である。
【図10】針の抜き取りを開始した直後の状態の、図7
に示した輸液用カニューレの側面図である。
【図11】初期状態ではこの輸液用カニューレの針に支
持されていたカテーテルから取り外した状態の、図7に
示した輸液用カニューレの側面図である。
【図12】図7に示した輸液用カニューレの封止手段の
断面図である。
【図13】図7に示した輸液用カニューレの一部を構成
しているロック手段の詳細図である。
【符号の説明】
2 輸液用カニューレ 4 シース 6 シースの前端部 8 シースの後端部 10 スロット 16、16’ 装着部材 18 針 20 針の尖端 26 カテーテル 30、30’ 封止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−63066(JP,A) 特開 平2−277463(JP,A) 特開 昭63−229062(JP,A) 特開 平2−13469(JP,A) 特開 平2−257965(JP,A) 米国特許4850961(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 5/32 A61M 5/158 A61M 25/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 医療機器に備えられている針を該医療機
    器の使用前と使用後との両方において保護する装置であ
    って、 前端部と後端部とを有する細長い管形状のシースと、 引込側の端部位置である第1端部位置と突出側の端部位
    置である第2端部位置との間で移動自在であるようにし
    て前記シースの中に配置した、尖端を有する針と、 初期状態では前記針に支持されているカテーテルと、 前記針を前記第1端部位置と前記第2端部位置との間で
    移動させるための装着部材と、を備えた装置において、 前記シースの初期状態では開放している前記前端部を封
    止するための封止手段を前記装着部材に取外し可能に接
    続してあり、 前記封止手段を更に前記カテーテルに取外し可能に接続
    してあり、 前記針が引込側の端部位置である前記第1端部位置から
    突出側の端部位置である前記第2端部位置へ移動すると
    きに、前記封止手段が、前記シースの前記前端部へ向か
    う方向へ移動させられて封止位置へ移動させられるよう
    にしてあり、 前記封止手段が前記封止位置に固定されることによって
    前記シースの前記前端部を実質的に封止するようにして
    ある、ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記シースに少なくとも1本のスロット
    を設けてあり、該スロットは該シースの長手方向に延在
    しており、前記装着部材の一部分が該スロットを通って
    延在していることによって前記針を移動させ得るように
    してあることを特徴とする請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも引込側の端部位置である前記
    第1端部位置に前記装着部材を固定解除可能に固定する
    ための少なくとも1つのロック手段と、前記封止手段を
    前記封止位置に不動状態で固定するための移動阻止手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのロック手段を、前
    記装着部材の引込側の端部位置である前記第1端部位置
    の近傍に設けた前記スロットの局所的幅狭窄部によって
    形成してあり、該スロットの該局所的幅狭窄部は、前記
    装着部材を意図せずに移動させてしまうことを防止する
    一方で、前記針を引込側の端部位置である前記第1端部
    位置から突出側の端部位置である前記第2端部位置へ移
    動させるときと、突出側の端部位置である前記第2端部
    位置から引込側の端部位置である前記第1端部位置へ移
    動させるときとに、充分に大きな押圧力を加えることに
    よって、該局所的狭窄部を長手方向の両方向に通過する
    ことができるように構成してあることを特徴とする請求
    項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記ロック手段を、前記装着部材の前記
    一部分または前記装着部材の可撓性を有する突起と協働
    する、前記スロットの長手方向に対して直交する方向に
    突き出た形の少なくとも1つの凹部によって形成してあ
    り、該ロック手段は、前記装着部材を意図せずに移動さ
    せてしまうことを防止する一方で、前記一部分または前
    記突起を変位させて前記スロットの前記凹部との間の係
    合を解除することによって、前記針の、引込側の端部位
    置である前記第1端部位置から突出側の端部位置である
    前記第2端部位置への移動と、突出側の端部位置である
    前記第2端部位置から引込側の端部位置である前記第1
    端部位置への移動とを許容するものであることを特徴と
    する請求項3記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記封止手段は、その形状及び寸法を前
    記シースの内側の形状及び寸法に合わせてあり、該封止
    手段には、前記針の外径寸法と等しいか或いはそれより
    僅かに大きい内径寸法を有する通路を設けてあり、該封
    止手段は、少なくとも1つの突起を備えており、該突起
    は、前記針の突出側の端部位置である前記第2端部位置
    において、前記シースの内側の前記前端部に非常に近接
    した位置に設けた凹部に係合させるための突起であるこ
    とを特徴とする請求項1から5までのいずれか記載の装
    置。
  7. 【請求項7】 前記封止手段は、その形状及び寸法を前
    記シースの内側の形状及び寸法に合わせてあり、該封止
    手段には、前記針の外径寸法と等しいか或いはそれより
    僅かに大きい内径寸法を有する通路を設けてあり、該封
    止手段は、リング状の可撓性を有するフランジ部を備え
    ており、該フランジ部は、前記針の突出側の端部位置で
    ある前記第2端部位置においては、前記シースの内側に
    設けてある円錐面構造部を通過できるようにしたフラン
    ジ部であり、該フランジ部は、前記円錐面構造部の厚さ
    の大きい側の端部を超えた位置で係合状態となるように
    したフランジ部であることを特徴とする請求項1から5
    までのいずれか記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記移動阻止手段と前記封止手段とが係
    合したことを力の大きさと音とで識別できるようにして
    あり、それによって端部位置に到達したことを確認でき
    るようにしてあることを特徴とする請求項6または7記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 前記通路が、前記シースの前記前端部と
    は反対の方向を向いた側において、凹部に連なってお
    り、該凹部は、前記針の使用後に前記針の前記尖端が該
    凹部の中に位置することのできる形状及び寸法を有する
    ものであることを特徴とする請求項6または7記載の装
    置。
  10. 【請求項10】 前記凹部が、少なくとも前記通路の口
    縁部を中心とした領域に、前記針を突出側の端部位置で
    ある前記第2端部位置から引込側の端部位置である前記
    第1端部位置へ後退させたときに前記針の前記尖端が前
    記通路から抜け出たならばその抜け出た針が前記通路に
    再度進入することを阻止する形状を備えていることを特
    徴とする請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記封止手段が、前記シースの前記前
    端の方向を向いた側に凹部を備えており、該凹部の中に
    栓部材を収容してあり、該栓部材は体液と接触したとき
    に膨張することによって,前記針の使用後に、前記通路
    を、従って前記シースの前端部を、液密状態で完全に封
    止するものであることを特徴とする請求項6から10ま
    でのいずれかに記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記装着部材を少なくとも引込側の端
    部位置である前記第1端部位置に固定解除可能に固定す
    ると共に前記医療機器の使用後に該装着部材を最終端部
    位置に不動状態に固定するための少なくとも1つのロッ
    ク手段と、前記封止手段を前記封止位置に不動状態で固
    定するための移動阻止手段とを備えたことを特徴とする
    請求項1または2記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1つのロック手段を、
    前記装着部材に設けた突起によって形成してあり、該突
    起は、前記シースの内面上に形成した互いに対向した突
    起の間に画成されている隙間と協働することによって前
    記医療機器の使用後に前記装着部材を意図せずに移動さ
    せてしまうことを防止するものであることを特徴とする
    請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記ロック手段を、前記スロットの長
    手方向に対して交わる方向に延在し前記装着部材の前記
    一部分または前記装着部材の突起と協働する少なくとも
    1つの凹部または隙間によって形成してあり、該ロック
    手段は、前記医療機器の使用後に前記装着部材を意図せ
    ずに移動させてしまうことを防止するものであることを
    特徴とする請求項12記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記封止手段は、その形状及び寸法を
    前記シースの内側の形状及び寸法に合わせてあり、該封
    止手段には、組立後の状態において前記針の外径寸法と
    等しいか或いはそれより僅かに大きい内径寸法を有する
    通路を設けてあり、該封止手段は、少なくとも1つの突
    起を備えており、該突起は、前記針の突出側の端部位置
    である前記第2端部位置において、前記シースの内側の
    前記前端部に非常に近接した位置に設けた凹部に係合さ
    せるための突起であることを特徴とする請求項1、2、
    12、13、または14記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記移動阻止手段と前記封止手段とが
    係合したことを力の大きさと音とで識別できるようにし
    てあり、それによって端部位置に到達したことを確認で
    きるようにしてあることを特徴とする請求項15記載の
    装置。
  17. 【請求項17】 前記通路が、前記シースの前記前端部
    とは反対の方向を向いた側において、凹部に連なってお
    り、該凹部は、前記装着部材に取外し可能に接続するた
    めのものであることを特徴とする請求項15記載の装
    置。
  18. 【請求項18】 前記シースの外側に少なくとも1つの
    突起を設けてあり、該突起は、前記針を引込側の端部位
    置である前記第1端部位置と突出側の端部位置である前
    記第2端部位置との間で移動させる際の把持当接部とし
    て機能するものであることを特徴とする請求項1から1
    7までのいずれか記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記装着部材のうちの、前記針を移動
    させるために前記シースの外側に沿って移動自在とした
    部分が、大きな摩擦力を発生する表面構造を備えている
    ことを特徴とする請求項1から18までのいずれか記載
    の装置。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも1つの突起と、前記装
    着部材のうちの前記針を移動させるために前記シースの
    外側に沿って移動自在とした前記部分とが、互いに生物
    工学的に正しい相対位置にあり、それによって、前記針
    を引込側の端部位置である前記第1端部位置と突出側の
    端部位置である前記第2端部位置との間で片手で移動さ
    せることができるようにしてあることを特徴とする請求
    項18または19記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記封止手段の形状を、この種の医療
    機器のための標準的構造のカテーテル・ハウジングに取
    外し可能に接続することができる形状としてあり、しか
    もその接続は、その接続を意図的に解消するまで完全に
    液密な状態を維持する接続であることを特徴とする請求
    項1から20までのいずれか記載の装置。
JP29679793A 1992-11-26 1993-11-26 カテーテル装置 Expired - Lifetime JP3408849B2 (ja)

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