JPH096263A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

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JPH096263A
JPH096263A JP15735395A JP15735395A JPH096263A JP H096263 A JPH096263 A JP H096263A JP 15735395 A JP15735395 A JP 15735395A JP 15735395 A JP15735395 A JP 15735395A JP H096263 A JPH096263 A JP H096263A
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JP
Japan
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image
paper
image data
liquid
writing paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP15735395A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Kitano
和彦 北野
Takayoshi Kudo
隆義 工藤
Akihiro Ito
昭宏 伊藤
Katsuichi Chiba
勝一 千葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tohoku Ricoh Co Ltd filed Critical Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication of JPH096263A publication Critical patent/JPH096263A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報を表示する際の消費電力を低減させ、ま
た、表示する画像の解像度を高くする。 【構成】 本体ケース1内に水筆紙4を移動自在に収納
し、送信部から送信される画像データを受信部で受信
し、受信した画像データに基づいてインクジェットヘッ
ド7から液体を飛翔させると共にその液体を水筆紙4の
表面に付着させることにより所定の画像を形成し、この
画像を本体ケース1に形成した表示窓5から表示させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示面に文字や図形等
の画像を形成することにより様々な情報を表示する情報
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような情報表示装置としては
電光掲示板が知られている。この電光掲示板は、情報を
表示する表示面に多数のランプが配列されており、この
ランプの点灯パターンを制御することにより文字や図形
等の画像を形成している。
【0003】なお、ランプとしてLEDを用いた電光掲
示板も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電光掲示板は、ランプ
の点灯パターンを制御することにより画像を形成するた
め、画像を形成して表示している間は常にランプに対し
て電力を供給しなければならず、消費電力が大きくな
る。
【0005】また、画像の解像度はランプの配列密度に
より決定されるが、LED以外のランプを用いた情報表
示装置ではランプの配列密度が粗いために画像の解像度
が低くなり、画数の多い文字や複雑な図形を形成するこ
とは困難である。
【0006】さらに、LED以外のランプを用いた電光
掲示板は、その外形寸法が大型化するため、設置場所や
使用目的が制限される。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の情
報表示装置は、本体ケース内に収納されると共に移動自
在に保持された水筆紙と、前記本体ケースにおける前記
水筆紙の表面に対向する位置に形成された表示窓と、前
記水筆紙を移動させる移動手段と、送信部から送信され
る画像データを受信する受信部と、前記水筆紙の表面に
液体を飛翔させることによりこの水筆紙の表面に画像を
形成するインクジェットヘッドと、前記受信部で受信し
た画像データに基づいて前記インクジェットヘッドから
の液体の飛翔を制御する制御手段とを有する。
【0008】請求項2記載の発明の情報表示装置は、請
求項1記載の発明の情報表示装置において、記憶媒体が
着脱自在に挿着されると共に挿着された前記記憶媒体に
書き込まれている画像データを読み出す画像データ読出
手段と、この画像データ読出手段で読み出した画像デー
タに基づいてインクジェットプリンタヘッドからの液体
の飛翔を制御する制御手段と、水筆紙に形成された画像
を読み取る読取手段と、この読取手段で読み取った画像
を印刷用紙に印刷する印刷手段とを設けた。
【0009】請求項3記載の発明の情報表示装置は、請
求項1又は2記載の発明の情報表示装置において、水筆
紙の移動方向に沿った表示窓とインクジェットプリンタ
ヘッドとの間に前記水筆紙の表面に形成された画像を消
去する画像消去手段を設けた。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明の情報表示装置では、送信
部から送信された画像データを受信部が受信すると、受
信した画像データに基づいて制御手段による制御が行わ
れてインクジェットヘッドから液体が飛翔し、飛翔した
液体が水筆紙の表面に付着することにより水筆紙の表面
に画像が形成される。水筆紙の表面に形成された画像
は、移動手段による水筆紙の移動に伴って本体ケースの
表示窓に対向する位置に移動し、表示窓から表示され
る。
【0011】請求項2記載の発明の情報表示装置では、
記憶媒体を画像データ読出手段に挿着して書き込まれて
いる画像データを読み出すと、読み出された画像データ
に基づいて制御手段による制御が行われてインクジェッ
トヘッドから液体が飛翔し、飛翔した液体が水筆紙の表
面に付着することにより水筆紙の表面に画像が形成され
る。水筆紙の表面に形成された画像が読取手段で読み取
られると、読取手段で読み取られた画像は印刷手段によ
り印刷用紙に印刷される。
【0012】請求項3記載の発明の情報表示装置では、
水筆紙の表面に形成された画像は、水筆紙の移動に伴っ
て表示窓から表示され、さらに、表示窓に対向する位置
を通過した後に画像消去手段が設けられている位置へ移
動し、画像消去手段により消去される。
【0013】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図4に基
づいて説明する。図1は情報表示装置の水平断面図、図
2は情報表示装置の全体構造を示す斜視図であり、この
情報表示装置の本体ケース1には一対の脚部2が固定さ
れている。また、この本体ケース1内には、図1に示す
ように上下方向の軸心を有すると共に平行に配置された
一対の搬送ローラ3a,3bが軸心回りに回転自在に収
納されており、これらの搬送ローラ3a,3bの回りに
はエンドレスの水筆紙4がループ状に巻回されている。
なお、前記本体ケース1の正面側には前記水筆紙4の表
面に対向して位置する表示窓5が形成されており、この
表示窓5には透明なカバー(図示せず)が着脱自在に取
り付けられている。また、前記搬送ローラ3aには、こ
の搬送ローラ3aを回転駆動させることにより前記水筆
紙4を巻回方向に沿って移動させる移動手段であるステ
ッピングモータ6が連結されている。
【0014】さらに、前記本体ケース1内には、前記水
筆紙4の表面に液体を飛翔させることによりこの水筆紙
4の表面へ文字や図形等の画像を形成するインクジェッ
トヘッド7、飛翔させる液体を貯留するタンク8、ルー
プ状に巻回された前記水筆紙4の弛みを防止するテンシ
ョンローラ9、前記水筆紙4における前記表示窓5に対
向する部分を照明するランプ10、画像データが書き込
まれた記憶媒体であるFD(フロッピーディスク)11
が着脱自在に挿着されると共に挿着されたFD11に書
き込まれている画像データを読み出す画像データ読出手
段であるFDコントローラ12等が収納されている。
尚、前記インクジェットヘッド7は、図示しないモータ
により前記搬送ローラ3aの軸心方向に沿って移動可能
にキャリッジにより支持されている。
【0015】また、前記本体ケース1の外周部には、キ
ーボード13や液晶パネル14を備えた操作表示部15
が取り付けられている。
【0016】つぎに、図3は情報表示装置の回路構造を
示すもので、各種のデータ処理を実行するCPU16に
対し、制御プログラム等の固定データを記憶したROM
17、可変データを一時的に記憶するRAM18、この
情報表示装置に対して外部回線を介して送信部(図示せ
ず)から送信される画像データを受信する受信部である
外部通信I/F19、前記FDコントローラ12、この
FDコントローラ12で読み出した画像データや前記外
部通信I/F19で受信した画像データを処理する画像
処理部20、この画像処理部20で処理した画像データ
に基づいて前記インクジェットヘッド7からの溶液の飛
翔を制御する制御手段であるヘッドコントローラ21、
前記キーボード13からの入力データを伝達するキーボ
ードコントローラ22、前記液晶パネル14への出力デ
ータを伝達するパネルコントローラ23、前記ステッピ
ングモータ6を制御するモータコントローラ24、各種
センサ(図示せず)からの検出結果を伝達するI/Oコ
ントローラ25等が接続されている。
【0017】ここで、前記水筆紙4の構造、及び、液体
が付着することにより水筆紙4の表面に画像が形成され
る原理を図4を用いて説明する。水筆紙4は白色層4A
と黒色層4Bと基紙4Cとの3層から形成されている。
そして、白色層4Aに液体が付着すると、その液体が白
色層4Aを濡らしながら内部へ浸透し、液体により濡ら
された白色層4Aが透明状態となる。そして、浸透した
液体が黒色層4Bに達することにより、黒色層4Bが表
面側(白色層4A側)から透けて見えるようになり、黒
色の画像が形成されることとなる。なお、液体が蒸発す
れば透明状態となっていた白色層4Aが元の白色状態に
戻り、黒色層4Bが透けて見えなくなると共に画像が消
える。また、黒色層4Bの色を他の色に変えることによ
り、黒色以外の色による画像表示が可能となる。
【0018】このような構成において、ステッピングモ
ータ6の駆動により搬送ローラ3aが回転駆動され、水
筆紙4が図1に示す矢印a方向(左右方向)へ移動す
る。一方、外部通信I/F19で受信した画像データ又
はFDコントローラ12で読み出した画像データが画像
処理部20で処理され、及び、ヘッドコントローラ21
により制御されて1ライン毎の画像データに応じてイン
クジェットヘッド7が移動し、インクジェットヘッド7
から液体が飛翔される。そして、インクジェットヘッド
7から飛翔した液体が水筆紙4に付着することにより、
水筆紙4の表面に画像が形成される。
【0019】そして、水筆紙4の表面に形成された画像
は、ステッピングモータ6の駆動による水筆紙4の移動
に伴って表示窓5に対向する位置へ向けて移動し、表示
窓5に対向する位置へ移動することにより表示窓5から
表示される。このとき、ランプ10を点灯させて水筆紙
4の表面を照明することにより、画像が見易くなる。
【0020】ここで、水筆紙4の表面に形成された画像
は、所定時間が経過して液体が蒸発することにより自然
に消去される。そして、一旦形成された画像が消去され
た水筆紙4の表面へ再度画像を形成すると共にその画像
を表示窓5から表示させることにより、画像の形成、及
び、形成した画像の表示窓5からの表示を繰り返し行
う。
【0021】画像を形成するための液体としては無色・
透明な液体、例えば、水や有機溶剤(アルコール類・エ
ステル類)を使用する。そして、形成した画像が自然に
消去されるまでの時間は使用する液体の種類により異な
り、具体的な実験結果によれば、水は5分、プロピレン
グリコールは1時間、エチレングリコールは3時間、ジ
エチレングリコールは6時間である。従って、一旦形成
した画像を長時間表示させる場合にはてエチレングリコ
ールやジエチレングリコールを使用することが望まし
く、一旦形成した画像を短時間の表示で次々と変える場
合には水を使用することが望ましい。また、この情報表
示装置の設置場所としては、駅、バスターミナル、列車
内部、バス内部、ビルの壁、ビルの待合室、病院の待合
室などが考えられる。
【0022】なお、本実施例においては、記憶媒体とし
てFD11を使用した場合を例に挙げて説明したが、画
像データが書き込まれた記憶媒体としてはFD11に変
えてICカードを用いてもよく、さらに、FD11とI
Cカードとの両方を使用できる構造としてもよい。
【0023】ついで、本発明の第二の実施例を図5及び
図6に基づいて説明する。なお、図1ないし図4におい
て説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省
略する(以下、同様)。本実施例では、水平方向の軸心
を有すると共に平行に配置された上下一対の搬送ローラ
26a,26bが回転自在に本体ケース1内に収納され
ており、これらの搬送ローラ26a,26bの回りには
エンドレスの水筆紙4がループ状に巻回されている。
【0024】一方の搬送ローラ26aには、この搬送ロ
ーラ26aを回転駆動させることにより前記水筆紙4を
巻回方向に沿って移動させるステッピングモータ6が連
結されており、他方の搬送ローラ26bの内部には、水
筆紙4の表面に形成された画像を消去する画像消去手段
であるヒータ27が設けられている。なお、前記ヒータ
27は、前記水筆紙4の移動方向(矢印a方向)に沿っ
た表示窓5とインクジェットヘッド7との間に配置され
ている。
【0025】このような構成において、ステッピングモ
ータ6の駆動により水筆紙4が矢印a方向へ移動し、こ
の水筆紙4の表面にはインクジェットヘッド7から飛翔
する液体が付着することにより画像が形成される。そし
て、水筆紙4の表面に形成された画像は、水筆紙4の移
動に伴って表示窓5に対向する位置へ移動し、表示窓5
から表示される。
【0026】表示窓5から表示された画像は、水筆紙4
が引き続き矢印a方向へ移動することにより表示窓5に
対向する位置を通過して表示窓5から見えなくなり、や
がて、ヒータ27を内蔵している搬送ローラ26bの外
周面に接触する位置へ移動する。そして、水筆紙4にお
ける画像が形成された部分が搬送ローラ26bの外周面
に接触してヒータ27で加熱されることにより、水筆紙
4に付着している液体の蒸発が促進され、水筆紙4に形
成された画像の消去が速やかに行われる。従って、ヒー
タ27を設けることにより一旦形成した画像を短時間で
消去できるようになり、短い周期で様々な画像を表示で
きるようになる。
【0027】なお、本実施例においては、ヒータ27を
搬送ローラ26bの内部に設けた場合を例に挙げて説明
したが、ヒータ27を設ける位置は搬送ローラ26bの
内部に限定されるものではなく、例えば、水筆紙4の移
動方向に沿った表示窓5とインクジェットヘッド7との
間における水筆紙4の表面に対向する位置や、テンショ
ンローラ9の内部に設けても良い。
【0028】また、本実施例においては、画像消去手段
としてヒータ27を例に挙げて説明したが、画像消去手
段はヒータ27に限定されるものではなく、例えば、水
筆紙4の表面に温風を吹きかける装置であってもよい。
【0029】ついで、本発明の第三の実施例を図7に基
づいて説明する。本実施例の情報表示装置は、本体ケー
ス28が略三角柱状に形成され、この本体ケース28内
には上下方向の軸心を有すると共に平行に配置された三
本の搬送ローラ29a,29b,29cが軸心回りに回
転自在に収納されている。また、これらの搬送ローラ2
9a,29b,29cの回りにはエンドレスの水筆紙4
が略三角形のループ状に巻回され、搬送ローラ29cの
内部にはヒータ27が設けられている。なお、前記本体
ケース28の各面にはそれぞれ表示窓5a,5b,5c
が形成されている。
【0030】このような構成において、ステッピングモ
ータ6の駆動により水筆紙4は矢印a方向へ移動し、こ
の水筆紙4の表面にはインクジェットヘッド7から飛翔
する液体が付着することにより画像が形成される。水筆
紙4の表面に形成された画像は、水筆紙4の移動に伴い
表示窓5a,5b,5cから次々と表示され、水筆紙4
における画像が形成された部分がヒータ27を内蔵した
搬送ローラ29cの外周面に接触して加熱されることに
より画像が消去される。
【0031】表示窓5a,5b,5cからの具体的な画
像の表示形態としては、まず、インクジェットヘッド7
による第一画像の形成と水筆紙4の移動とを行うことに
より、第一画像を表示窓5aから表示する。ついで、イ
ンクジェットヘッド7による第二画像の形成と水筆紙4
の移動とを行なうことにより、第一画像を表示窓5bか
ら表示すると共に第二画像を表示窓5aから表示する。
さらに、インクジェットヘッド7による第三画像の形成
と水筆紙4の移動とを行なうことにより、第一画像を表
示窓5cから表示すると共に第二画像を表示窓5bから
表示し、第三画像を表示窓5aから表示する。そして、
表示窓5cから表示された第一画像は、水筆紙4の移動
に伴い水筆紙4における第一画像が形成された部分がヒ
ータ27で加熱されることにより消去される。
【0032】ここで、情報表示装置の本体ケース28を
略三角柱状として各面に表示窓5a〜5cを形成するこ
とにより、表示される画像を各方面から見ることがで
き、この情報表示装置の設置場所の自由度がアップす
る。
【0033】ついで、本発明の第四の実施例を図8に基
づいて説明する。本実施例は、上述した第三の実施例と
同様に、本体ケース28が略三角柱状に形成され、この
本体ケース28内に三本の搬送ローラ29a〜29cや
水筆紙4等が収納され、本体ケース28の各面には表示
窓5a〜5cが形成されている。
【0034】また、各搬送ローラ29a〜29cの内部
にはヒータ27が設けられ、水筆紙4の移動方向に沿っ
た各表示窓5a〜5cの上流側近傍にはそれぞれインク
ジェットヘッド7が設けられている。
【0035】このような構成において、水筆紙4の表面
への画像形成は各インクジェットヘッド7により三ヶ所
で行うことができ、各インクジェットヘッド7毎に異な
る画像を形成することができ、又は、同一の画像を形成
することができる。
【0036】従って、各インクジェットヘッド7により
異なる画像を形成した場合には、各表示窓5a〜5cか
らは異なる画像を表示することができ、各インクジェッ
トヘッド7により同一の画像を形成した場合には、各表
示窓5a〜5cからは同じ画像を表示することができ
る。
【0037】なお、本実施例及び上述した第三の実施例
においては、本体ケース28を三角柱状に形成した場合
を例に挙げて説明したが、本体ケース28の形状として
は三角柱状に限定されるものではなく、四角柱状、五角
柱状等の多角柱状としてもよい。
【0038】ついで、本発明の第五の実施例を図9に基
づいて説明する。本実施例の情報表示装置は、本体ケー
ス30が略円筒状に形成され、この本体ケース30内に
は軸心回りに回転駆動される回転ドラム31が上下方向
の軸心をもって回転自在に収納されている。回転ドラム
31の外周面には水筆紙4が巻付けられており、この水
筆紙4の外周面に対向する位置にインクジェットヘッド
7とヒータ27とが隣接して配置されている。なお、水
筆紙4の移動方向(回転ドラム31の回転方向である矢
印a方向)に沿った上流側にヒータ27が配置され、下
流側にインクジェットヘッド7が配置されている。さら
に、前記本体ケース30における周方向に沿った略全体
が表示窓32とされている。
【0039】このような構成において、ステッピングモ
ータ等の移動手段により水筆紙4を回転ドラム31と共
に回転させると共に、インクジェットヘッド7により水
筆紙4の表面に画像を形成する。形成された画像は表示
窓32から表示され、表示窓32から表示された画像は
略全方向から見ることができる。そして、本体ケース3
0の周方向に沿って略一回りした画像は、ヒータ27に
より加熱されて消去される。
【0040】ついで、本発明の第六の実施例を図10に
基づいて説明する。本実施例の情報表示装置において
は、水筆紙4の表面に形成された画像を読み取る読取手
段であるスキャナ33、水筆紙4の表面におけるスキャ
ナ33による読取箇所を照明するランプ34、スキャナ
33で読み取った画像を印刷する印刷手段であるサーマ
ルヘッド35、サーマルヘッド35による印刷が行われ
る印刷用紙である感熱紙36、サーマルヘッド35と対
向して感熱紙36を挾持するプラテン37、印刷が行わ
れた感熱紙36を切断するカッター38等が本体ケース
1内に収納されている。さらに、本体ケース1の下部に
は、カッター38で切断された感熱紙36が排紙される
排紙トレイ39が設けられている。
【0041】なお、前記本体ケース1内にはFDコント
ローラ12が収納されており、このFDコントローラ1
2は、上述したように挿着されたFD11から画像デー
タを読み出す機能に加え、前記スキャナ33で読み取っ
た画像データをFD11に書き込む機能を有している。
そして、図2や図3において説明したキーボード13内
には、スキャナ33やサーマルヘッド35、及び、FD
コントローラ12等を作動させるための操作キーが設け
られている。
【0042】このような構成において、水筆紙4の表面
に形成された画像をスキャナ33で読み取り、読み取っ
た画像をサーマルヘッド35で感熱紙36に印刷し、ハ
ードコピーとして出力することができる。
【0043】従って、この情報表示装置を会議室等に設
置した場合には、会議での発表者がワードプロセッサ等
で作成した原稿(画像データ)を記憶させたFD11を
FDコントローラ12に挿着すると、FD11に記憶さ
れている画像データがFDコントローラ12により読み
出されると共に読み出した画像データに応じた画像がイ
ンクジェットヘッド7で水筆紙4の表面に形成され、表
示窓5から表示される。このようにすることにより、発
表者は会議の参加者全員に対して必要な情報を容易に表
示することができ、さらに、必要に応じてスキャナ33
やサーマルヘッド35を駆動させることにより、表示し
た情報を感熱紙36に印刷して会議参加者に手渡すこと
ができる。
【0044】また、表示窓5を覆っている透明なカバー
を取り外しておくことにより、液体を充填したペンを用
いて水筆紙4の表面へに手書きで追記することができ、
追記を行った画像をスキャナ33で読み取ると共に読み
取った画像をFD11に書き込んで保存したり、感熱紙
36に印刷することができる。なお、印刷時において、
感熱紙36はサーマルヘッド35への画像データの転送
スピードに同期して矢印b方向へ移動する。印刷が終了
した感熱紙36はカッター38で所定長さに切断され、
排紙トレイ39上へ排紙される。
【0045】ついで、本発明の第七の実施例を図11に
基づいて説明する。本実施例の情報表示装置は、本体ケ
ース1内に上下方向の軸心を有する一対の巻取ロール4
0a,40bを回転自在に収納し、長尺状の水筆紙4a
の一端を一方の巻取ロール40aに固定すると共に水筆
紙4aの他端を他方の巻取ロール40bに固定し、これ
らの巻取ロール40a,40bをステッピングモータに
より回転させるようにしたものである。
【0046】このような構成において、水筆紙4aを矢
印a方向へ移動させると共にインクジェットヘッド7に
より水筆紙4aの表面へ画像の形成を行い、形成した画
像を表示窓5から表示させる。水筆紙4aにおける画像
が形成された部分は表示窓5に対向する位置を通過した
後に巻取ロール40aに巻き取られる。そして、巻取ロ
ール40bに巻き取られていた水筆紙4aが全て繰り出
された後に、水筆紙4aを巻取ロール40bへ高速で巻
き戻し、再度の画像形成に備える。
【0047】ついで、本発明の第八の実施例を図12に
基づいて説明する。本実施例の情報表示装置の本体ケー
ス1内には、上下方向の軸心を有すると共に平行に配置
された多数の搬送ローラ41a〜41gが軸心回りに回
転自在に収納されている。そして、これらの搬送ローラ
41a〜41g間にはエンドレスの水筆紙4bがつづら
折り状態に巻回されている。
【0048】このような構成において、ステッピングモ
ータ6の駆動により水筆紙4bを矢印a方向へ移動させ
ると共に水筆紙4bの表面にインクジェットヘッド7に
より画像を形成し、形成した画像を表示窓5から表示さ
せる。
【0049】ここで、水筆紙4bは多数の搬送ローラ4
1a〜41gの間につづら折り状態に巻回されているた
め、水筆紙4bにおける画像が形成された部分が表示窓
5に対向する位置を通過した後に再びインクジェットヘ
ッド7による画像形成位置に来るまでに時間がかかり、
画像を形成している液体の蒸発に要する時間をかせぐこ
とができる。従って、画像消去手段としてのヒータ等を
設ける必要がなくなり、情報表示装置の構造を簡単化す
ることができ、また、水筆紙4bを熱することによる変
形や劣化を防止することができる。
【0050】ついで、本発明の第九の実施例を図13な
いし図15に基づいて説明する。本実施例の情報表示装
置は、本体ケース42内に円板状の水筆紙4cが収納さ
れ、この水筆紙4cの中心部にはこの水筆紙4cを回転
させるステッピングモータ6が連結されている。さら
に、この本体ケース42内には、水筆紙4cの表面へ画
像を形成するインクジェットヘッド7、水筆紙4cを挾
持する位置に配置された一対のローラ43a,43b、
一方のローラ43aの内部に設けられたヒータ27等が
収納されている。なお、本体ケース42の外周面には、
インクジェットヘッド7により水筆紙4cの表面に形成
した画像を表示する表示窓5dが形成されている。
【0051】このような構成において、インクジェット
ヘッド7で水筆紙4cの表面へ画像(天気予想の画像)
を形成し、及び、ステッピングモータ6の駆動により水
筆紙4cを矢印a方向へ回転させると、形成された画像
が表示窓5dに対向する位置へ移動してその画像が表示
窓5dから表示される。表示窓5dから表示された画像
は、水筆紙4cの回転に伴ってヒータ27に対向する位
置へ移動し、ヒータ27により加熱されて消去される。
【0052】ここで、円板状の水筆紙4cを用いること
により、この情報表示装置の小型化及び薄型化を図るこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明の情報表示装置によ
れば、水筆紙を移動させると共に送信部から送信される
画像データに基づいてインクジェットヘッドから液体を
飛翔させて水筆紙の表面に画像を形成するため、一旦画
像を形成した後は電力供給が不要となるために消費電力
の低減化を図ることができ、また、高解像度の画像表示
を行うことができる。
【0054】請求項2記載の発明の情報表示装置によれ
ば、記憶媒体に書き込んである画像データに基づいて水
筆紙の表面へ画像を形成することができ、さらに、水筆
紙の表面に形成された画像を読取手段で読み取って印刷
手段で印刷用紙に印刷することができ、従って、この情
報表示装置を会議等において使用することによりその会
議での発表を効率良く行うことができる。
【0055】請求項3記載の発明の情報表示装置によれ
ば、画像消去手段を駆動させることにより水筆紙の表面
に形成した画像を短時間で消去することができ、従っ
て、新たな画像を短い間隔で表示することができ、ま
た、高速印刷にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の情報表示装置の水平断
面図である。
【図2】その斜視図である。
【図3】その回路図である。
【図4】水筆紙の構造を示す断面図である。
【図5】本発明の第二の実施例の情報表示装置の斜視図
である。
【図6】その縦断側面図である。
【図7】本発明の第三の実施例の情報表示装置の水平断
面図である。
【図8】本発明の第四の実施例の情報表示装置の水平断
面図である。
【図9】本発明の第五の実施例の情報表示装置の水平断
面図である。
【図10】本発明の第六の実施例の情報表示装置の一部
を示す縦断側面図である。
【図11】本発明の第七の実施例の情報表示装置を示す
水平断面図である。
【図12】本発明の第八の実施例の情報表示装置を示す
水平断面図である。
【図13】本発明の第九の実施例の情報表示装置を示す
斜視図である。
【図14】その正面板を外して内部構造を示した正面図
である。
【図15】その縦断側面図である。
【符号の説明】 1,28,30,42 本体ケース 4,4a,4b,4c 水筆紙 5,5a,5b,5c,5d,32 表示窓 6 移動手段 7 インクジェットヘ
ッド 11 記憶媒体 12 画像データ読出
手段 19 受信部 21 制御手段 27 画像消去手段 33 読取手段 35 印刷手段 36 印刷用紙
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昭宏 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内 (72)発明者 千葉 勝一 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 番地の1 東北リコー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体ケース内に収納されると共に移動自
    在に保持された水筆紙と、前記本体ケースにおける前記
    水筆紙の表面に対向する位置に形成された表示窓と、前
    記水筆紙を移動させる移動手段と、送信部から送信され
    る画像データを受信する受信部と、前記水筆紙の表面に
    液体を飛翔させることによりこの水筆紙の表面に画像を
    形成するインクジェットヘッドと、前記受信部で受信し
    た画像データに基づいて前記インクジェットヘッドから
    の液体の飛翔を制御する制御手段とを有することを特徴
    とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 記憶媒体が着脱自在に挿着されると共に
    挿着された前記記憶媒体に書き込まれている画像データ
    を読み出す画像データ読出手段と、この画像データ読出
    手段で読み出した画像データに基づいてインクジェット
    プリンタヘッドからの液体の飛翔を制御する制御手段
    と、水筆紙に形成された画像を読み取る読取手段と、こ
    の読取手段で読み取った画像を印刷用紙に印刷する印刷
    手段とを設けたことを特徴とする請求項1記載の情報表
    示装置。
  3. 【請求項3】 水筆紙の移動方向に沿った表示窓とイン
    クジェットプリンタヘッドとの間に前記水筆紙の表面に
    形成された画像を消去する画像消去手段を設けたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の情報表示装置。
JP15735395A 1995-06-23 1995-06-23 情報表示装置 Pending JPH096263A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301213A (ja) * 2000-04-25 2001-10-30 Sega Corp 書き換え可能な表示装置及びビデオゲーム装置
JP2008524668A (ja) * 2004-12-21 2008-07-10 インダストリアル テクノロジー リサーチ インスティチュート 色変化式電子サイネージ

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